JPS58181799A - 硼素を添加したGaAs単結晶の製造方法 - Google Patents

硼素を添加したGaAs単結晶の製造方法

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JPS58181799A
JPS58181799A JP57064508A JP6450882A JPS58181799A JP S58181799 A JPS58181799 A JP S58181799A JP 57064508 A JP57064508 A JP 57064508A JP 6450882 A JP6450882 A JP 6450882A JP S58181799 A JPS58181799 A JP S58181799A
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gaas
single crystal
crystal
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boron
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Yasuyuki Nanishi
▲やす▼之 名西
Koji Tada
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C30B27/00Single-crystal growth under a protective fluid
    • C30B27/02Single-crystal growth under a protective fluid by pulling from a melt
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C30CRYSTAL GROWTH
    • C30BSINGLE-CRYSTAL GROWTH; UNIDIRECTIONAL SOLIDIFICATION OF EUTECTIC MATERIAL OR UNIDIRECTIONAL DEMIXING OF EUTECTOID MATERIAL; REFINING BY ZONE-MELTING OF MATERIAL; PRODUCTION OF A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; SINGLE CRYSTALS OR HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; AFTER-TREATMENT OF SINGLE CRYSTALS OR A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; APPARATUS THEREFOR
    • C30B29/00Single crystals or homogeneous polycrystalline material with defined structure characterised by the material or by their shape
    • C30B29/10Inorganic compounds or compositions
    • C30B29/40AIIIBV compounds wherein A is B, Al, Ga, In or Tl and B is N, P, As, Sb or Bi
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、安定な半絶縁性基板となり得る硼素をドーピ
ングしたGaAs単結晶に関するものであり、低転位密
度のものを作る製造方法に関するものである。
GaAs単結晶は、半導体レーザ、GaAsIC等オプ
トエレクトロニクスの分野でますますその用途を拡大し
てきている。しかしこのGaAs単結晶では、シリコン
(St)のような大型無転位結晶を得るのは難かしく、
このため転位密度の小さいGaAs単結晶を得るための
一つの手段としてrGaAs単結晶への硼素のドーピン
グ方法J (特願昭56−148335)が提案されて
いる0本発明は、この技術をさらに発展させるものであ
る。
最近、直接合成法及びBN(窒化ポロン)のルツボを用
いた液体封止性単結晶引上法の開発により不添加(ノン
ドープ)の半絶縁性の砒化ガリウム(化合物半導体)単
結晶が急激に研究されだし、た。
液体封止法(LEC法)による高純度GaAs単結晶は
、現在2゛ヤ 、3゛悸 の直径をもつ(100)ウェ
ハーが市販されている。しかし。
LEC法GaAs(7)転位密度はto+ 〜 10’
cm−λであり、水平ブリッジマン(HB法)GaAs
(7)10 − 100倍大きい。
転位と半絶縁性GaAsを用いたデバイス(IC)の歩
留り、安定性との関連は充分には解明されてはいないが
、より一層の安定したデバイスを得るには、低転位でな
ければならない。
低転位のGaAs結晶を得るには、(a)固液界面近傍
の温度匂配を小さくすること、(b)固液界面の形状が
水平又は液方向に凸であること、(C)ネッ午ングの採
用等が重要であることはよくしられている。
しかし、これらの条件をみたすのは、非常に難しく制御
しにくい。それに反して、GaAsにSやTeをドーピ
ングすることにより、比較的容易に低乾(々が得られる
ことが報告された(関保夫等、J、Appl、Phys
、(197B)49P822〜)が、SやTeのドーピ
ングでは半絶縁性GaA、sは得られない。他方Bドー
プにより低転位化が理論的に期待できる。即ちsing
le−bond  strength  model(
関保夫ら)によれば、B−Asのボンド会エネルギー(
72,9Kca l/mo l)は母相のGa−As 
(4’;/、7Kca l/mo l)よる大きく、転
位が動しにくくなることが期待され、しかもポロンはG
aAs中では電気的に中性と考えれ、イオン注入にプロ
セス中もポロン原子は動きにくいことが確認せれている
硼素(B)を添加したGaAsの単結晶を作る場合、従
来BAsをGaAsに混ぜて融解合成している。しかし
原料としての硼素をにるに、単体のBは入手も容易でか
つ安価であるのに対し。
BAsの方は入手が困難でありかつ高価である。
さらに引上げられたB添加単結晶GaAsのBの量を所
定の値になるようにするには、原料GaASに対する原
料BAsの量の比を一定にするよりも9組成の異るB添
加GaAs (即ちBのドーピング量の異るもの)を混
ぜ合せるようにした方が制御がしやすい。一方Bを多量
GaAsに添加するということは、BがGaAsに対し
て容解しにくい点から、大きな障害となっていた。
本発明は、前述の従来の欠点や困難を補う新たなりを添
加したGaAs単結晶の製造方法を提供するものであり
、B、’Ga及びAsを出発原料として転位密度の低い
Bを添加したGaAsの単結晶を得ることを目的とする
ものである。
以下本発明についてのべる。
本発明は、硼素(B)、ガリウム(G a)及び砒素(
As)を混合させたものを準備し、その混合したものを
液体カプセル剤B2O3で覆い溶解し、その溶解したも
のを液体カプセル引E法(LEC法)により引上げBを
添加したGaAsの結晶体を作り、その引上げ結晶体か
ら種付けした付近の部分を除いた結晶体を小片にし、そ
の小片を必要に応じBとともに液体カプセル剤B203
の下で再溶解し液体カプセル引上法(LEC法)で単結
晶 ;硼素を添加したGaAs単結晶を引上げるものである
。ここで、B、Ga、As及び B2O3でできるだけ高純度の材料を用い、溶解用るつ
ぼとしては不純物の少い人よりN等を用いることが必要
であり、液体カプセル剤の外側には液体カプセル剤の下
でAs又はAs化合物の蒸気圧以上の圧力をかける必要
があることは勿論である。また最初の結晶引上で、多結
晶でもよい時には引上速度は速くすることができる。
本発明の技術は、B以外のGaAs中に溶解しにくいド
ーパト(例えばAI等)にも適用することができるもの
である。
以下本発明の一実施例についてのべる。
まずGaとAs(7)原料は6 n1ne  grad
eでありB2O3は5 n1ne  grade  (
水分、300wt 。
ppm及び800wt、ppm)である。そしてドーパ
ントは単体ボロンで、直径1〜2mm+はショットを用
いる。
第1次のB添加結晶を作るに際しては、直接会を覆って
、50気圧以上のN2ガス圧力下(50気圧〜70気圧
)で役800’Cに加熱して溶解せいめる。
そして融液を抵抗加熱方式のLEC法で下記の条件で引
上げ例えば38mm+の太さの多結晶体を作る。
引上げ条件: N2ガス圧カニ       15 K g / c 
m”引上速度:         15mm/hr結晶
軸回転数:       7rpmるつぼ回転数:  
     8rpmB203の厚み:     17m
m B2O3中の温度勾配:200@C/amM液+1MI
 :     1238’C次に、引上げた多結晶体で
種付は部分には粒状の未溶解B、多点位の入ったB添加
GaAs多結晶があるため、その部分を10mmぐらい
の大きさに砕き、その小片を王水で10分はど洗浄する
。その後頁びこの小片を必要に応じBとともにB420
3の下、BNるつぼ内で溶解し抵抗加熱方式のLEC法
で下記条件で<ioo>方向に引上げる。
引上条件: N2ガス圧カニ      15Kg/cm’引上速度
ニアm’m/hr 結晶軸回転数:       7rpmるつぼ回転数:
       8rpmB203の厚み:     1
7mm 8203中の温度勾配:150@C/Cm融液の温度:
     123 B’にのようにして引上げられる単
結晶は例えば直径38mmj  長さ70mmで重量3
50gのものである。
以下、B添加GaAs単結晶或は無添加のGaAs単結
晶を上述の方法を基にして各挿作り特性を調べる。
ここでは、直接合成法後、連続して単結晶を引上げたも
のでN001とN003は、アンドープであるが、B2
O3中の水分が600と300wt、ppmと異なり、
No、2はポロンを添加しているもので、NO34とN
015は、直接合成時に多量のポロンを添加し、スカム
及び溶は切らないポロンの細かい粒により、多結晶とし
て引き上げ、これを原料として再引土げ、No、5は更
にポロンを添加して引上げたもんである。
(2)SSMS分析結果について No、1〜N005についての55M5分析(Spar
k  5ource  mass 、5pectrot
aetric  分析)を表2、表3に示す。
表2はN011〜No、5の単結晶の分析結果を、表3
にNo、4、No、5のBドープ多結晶の分析結果を示
す。
なおNo、40、No、50はN004、No。
5のBドープポリ原料である。
この結果法のことが分る。
B量については、4.9xlO〜4.9xlOI7c 
m=と増加している。
2B +  30−+ B203 これは上の反応により、B2O3中の水分に依存してい
るためである。
例えば、No 、3 (B203の水分;300wt、
ppm)はNo、1(B203の水分−600wt 、
PPm)の10倍B量多い。
Si量については、下の反応が考えられる。
Si+20→5i02 これは、No 、 l (B量203中の水分;  6
00wt、ppm)のSi量は7.2xlOcmと最も
少なく、No、3〜No 、5 (B203の水分; 
300wt 、ppm)のSi量は2.1x10”Cm
−’と少し多いことから分る。
なお他の不純物は次のようになっている。
(B量)” 7.0xlON2.1xlOam(Cr)
  4.7xlO、−1,5xlOam(Fe)  4
.3XIO”N2.LXIO”  cm−3(Mg) 
   5 、Ox 10”  cm’(Mn)    
4 、Ox l O”  cm”No、40.No、5
0ではB量は1.6xlO”cm’、と多く、Si量は
7.2xlO”c冨旬少ない。
(3)転位密度、(EPD、エツジ、ピッド、デンシテ
ィ)及びその分布について、 9名試料についてEPD測定をしたがウェハーの切出位
置は、直胴より5mm上、直径約32mm 中のところ
である。
エツチング面(ioo)面下でありエッチャントとして
溶融KOH(400C)を用い30分エツチングした。
図1はサンプル;No、5(B量大)のEPDの分布を
示すものである。測定は5mm間隔の格子点−ヒについ
て行ったが、その結果中心部はEPD江3000cmと
低く周辺はEPD!18000〜35000cmと高く
なっている。
図2はサンプル;No、5(B量大)のく11O〉方向
のEPDの分布を示すものである。ここでウェハー中心
からの距離(d)対して、d<10mm内でNO,4N
O5(HIGHB)のEPDは低下している。
d= 10mm転位と熱応力との関係より、criti
cal  pointとなっている。
図3はB量と平均EPDとの関係を示す。
rはウェハー中心からの半径を示すが、r<5mmの平
均としては一5点の平均をr<10mmの平均としては
10点の平均をとった。
これからB量の増加と低転位が対応していることが分る
。即ちr<5では顕著にあられれている。
r<10では除々に低下している。このことからもl 
O1tc m””以上では更に低EPDになると書いた
方うが良いということが云える。
なお、結晶の中央及び尾の方では、EPDの変化は小さ
い。これは、この実験のBドープ量では、結晶の中央、
尾っぽにおける熱応力は大きく、低EPDにはならない
為と考えられる。
(4)比抵抗及びリーク電流について、GaAs  I
C等に於いて比抵抗リーク電流等は重要なパラメータと
なっている。No、1−No、5のサンプルの比抵抗を
測定したところ、これらは5xlO〜5xlOcmであ
りGaAsICに充分番二使用できる値である。
リーク電流については、針立法(two−pr。
be  method)でプローブ間tooov印加、
室内灯の下という条件で熱処理(N2ガス雰囲気、80
0C,30分キャップレス、アニール法の前後の試料に
ついて測定した。
その結果を表4に示す。
貿 一$− 一〇IJ   ■  寸  の この結果、高ドープの結晶(No、4、No、5)のリ
ーク電流は他の試料とほとんど変らず、半絶縁性を示し
熱安定性が良く、GaAs  IC用に使用6f能であ
ることがわかる。
以上述べた如く本発明によれば不純物の少いB、Ge、
Asを出発原料としてLEC法回くり返すことにより、 1、比較的短い時間にBを含有したGaAs単結晶を作
成でき、 2、多量のBを含有せしめることができ。
3、Hの含有値を所定の値に正確に制御でき、この為、
転位密度が小さくかつ半絶縁性であるGaAs単結晶が
容易に得られることになる。
【図面の簡単な説明】
図1は、Bg加GaAs単結晶の断面でのEPDの分布
を示す図であり、図2は、B添加GaAs単結晶の<1
10>方向のEPD分布を示す図であり、図3は、B添
加GaAs単結晶のB添加績と平均EPDとの関係を示
す図である。 (2迎りy逓1に獅 (μ0)″XI纂■ν躊 手続補正書 1.事件の表示 昭和57年特   許願第64508  号2、発明の
名称 硼素を添加したG a A s 単結晶の製造方法3、
補正をする者 事件との関係  特許出願人 住所    大阪市東区北浜5丁目15番地名称(21
3)  住友電気工業株式会社住所    大阪市此花
区島屋1丁目1番3号住友電気工業株式会社内 明細書 7、補正の内容 全文訂正明細書を別紙の如く補正します。 明   細   書 1、発明の名称 硼素を添加したGaAs単結晶の製造方法2、特許請求
の範囲 (1)硼素ノ)、ガリウム(Ga )及び砒素(As 
)を混合させたものを準備し、その混合したものを液体
カプセル剤B2O3で覆い溶解し、その溶解したものを
液体カプセル引上法(LEC法)により引上げ、Bを添
加したGaAs  結晶体を作り、その引上げ結晶体か
ら種付けした付近の部分を除いた結晶体を小片にし、そ
の小片を必要に応じBとともに液体カプセル剤B2O3
の下で再溶解し液体カプセル引上法(LEC法)により
単結晶を引上げることを特徴とする硼素を添加したGa
As  単結晶の製造方法。 8、発明の詳細な説明 本発明は、安定な半絶縁性基板となり得る硼素をドーピ
ングしたGaAs  単結晶に関するものであり、低転
位密度のものを作る製造方法に関するものである。 GaAs  単結晶は、半導体レーザ、GaAs−I 
C等オプトエレクトロニクスの分野でますますその用途
を拡大してきている。しかしこのGaAs  単結晶で
は、シリコン(Si )のような大型無転位結晶を得る
のは難かしく、このため転位密度の小さいGaAs単結
晶を得るための一つの手段としてr GaAs  単結
晶への硼素のドーピング方法」(特願昭 56−148
385)が提案されている。本発明は、この技術をさら
に発展させるものである。 最近、直接合成法及びBN(窒化ポロン)のルツボを用
いた液体封止法単結晶引上法の開発により無添加(ノン
ドープ)の半絶縁性の砒化ガリウム(化合物半導体)単
結晶が急激に研究されだした。 液体封止法(LEC法)による高純度GaAs  単結
晶は、現在2”In、 al”yの直径をもつ(100
)ウェハーが市販されている。しかし、LEC法GaA
s  の転位密度は104〜10 ’ cm−” であ
り、水平ブリッジマン(HB)法のGaAs  の10
〜100  倍大きい。 転位と半絶縁性GaAs  を用いたデバイス(IC)
の歩留り、安定性との関連は充分には解明されてはいな
いが、より一層の安定したデバイスを得るには、低転位
でなければならない。 低転位のGaAs  結晶を得るには、(a)固液界面
近傍の温度勾配を小さくすること、(b)固液界面の形
状が水平又は液方向に凸であること、(C)ネッキング
の採用等が重要であることはよくしられている。 しかし、これらの条件をみたすのは、非常に難しく制御
しにくい。それに反して、 GaAs  にSやTe 
 をドーピングすることにより〆比較的容易に低転位が
得られることが報告された(関保夫等、J、Appl、
 Phys、  (1978) 49 P822〜) 
 が、5JPTeのドーピングでは半絶縁性GaAs 
 は得られない。 他方Bドープにより低転位化が理論的に期待できる。即
ちsingle−bond stiength mod
el (関保夫ら)によれば、B−As のボンド・エ
ネルギー(72,9Kcal /mol )は母相のG
a−As (47、7Kcal / mol)よる大き
く、転位が動しにくくなることが期待され、しかもボロ
ンはGaAs  中では電気的に中性とつ 考えられ、イオン注入ばプロセス中もボロン原子は動き
に(いことが確認されている。 硼素(B)を添加したGaAs  の単結・晶を作る場
合、従来BAsをGaAs  に混ぜて融解合成してい
る。しかし原料としての硼素は、単体のBは入手も容易
でかつ安価であるのに対し、BAsO方は入手が困曵で
あり、かつ高価である。さらに引上げられたB添加単結
晶GaAs  のBの量を所定の値になるようにするに
は、原料GaAs  に対する原料BAsの祉の比を一
定にするよりも、組成の異るB添加GaAs(即ちBの
ドーピング量の異るもの)を混ぜ合せるようにした方が
制御がしやすい。一方Bを多址GaAs  に添加する
ということは、BがGaAs  に対して溶解しにくい
点から、大きな障害となっていた。 本発明は、前述の従来の欠点や困難を補う新たなりを添
加したGaAs  単結晶の製造方法を提供するもので
あり、B、Ga及びAsを出発原料として転位密度の低
い、Bを添加したGaAs  の単結晶を得ることを目
的とするものである。 以下本発明についてのべる。 本発明は、硼素(B)、ガリウム(Ga )及び砒素(
As )を混合させたものを準備し、その混合したもの
を液体カプセル剤820s  で覆い溶解し、その溶解
したものを液体カプセル引上法(LEC法ンにより引上
げBを添加したGaAs  の結晶体を作り、その引上
げ結晶体から種付けした付近の部分を除いた結晶体を小
片にし、その小片を必要に応じBとともに液体カプセル
剤8208  の下で再溶解し液体カプセル引上法(L
EC法)で硼素を添加した用い、溶解用るつぼとしては
不純物の少い人よりN等を用いることが必要であり、液
体カプセル剤の外側には液体カプセル剤の下でAs又は
As化合物の蒸気圧以上の圧力をかける必要があること
は勿論である。また最初の結晶引上で、多結晶でもよい
時には引上速度は速くすることができる。 本発明の技術は、B以外のGaAs  中に溶解しにく
いドーパント(例えばAI等)にも適用することができ
るものである。 以下本発明の一実施例についてのべる。 まずGaとAsの原料は6 n1ne grade  
であり、B2O3は5 n1ne grade (水分
、300 wt 、ppm及び600 wt 、ppm
 )である。そしてドーパントは単体ボロンで、直径1
〜2auurのショットを用いる。 第1次のB添加結晶を作るに際しては、直接合成を用い
た。即ち直径3″yのBNのルツボを用い、その中にG
a、B及びAs  を入れ、その上にBa5sを覆って
、50気圧以上のN11ガス圧力下 (50気圧〜70
気圧)で約800℃に加熱して溶解せしめる。 そして融液を抵抗加熱方式のLEC法で下記の条件で引
上げ、例えば88ruuf の太さの多結晶体を作る。 引上げ条件: N2  ガス圧カニ     15Ky/閏2引上速度
:15題/hr 結晶軸回転数:     7rpm るつぼ回転数:      8rpm BsOs  の厚み:     17u8208  中
の温度勾配:200°C/菌融液の温度:     1
288℃ 次に、引上げた多結晶体で種付は部分には粒状の未溶解
Bがあるため、その部分を10μぐらいの大きさに砕き
、その小片を王水で10分はど洗浄する。その後回びこ
の小片を必要に応じBとともに8208の下、 BNる
つぼ内で溶解し抵抗加熱方式のLEC法で下記条件で<
100> 方向に引上げる。 引上条件: N2  ガス圧カニ15Kp/yss+引上速度:  
      7uL/hr結晶軸回転数:      
7rpm るつぼ回転数:     8rpm B208  の厚み=17肱 8208  中の温度勾配:150℃/m融液の温度:
     1286°に のようにして引上げられる単結晶は例えば直径3江11
長さ70Il!Jlで重量850gのものである。 以下、B添加GaAs  単結晶或は無添加のGaAs
巣結晶全結晶の方法を基にして各挿作り、特性を調べる
。 作成試料をムl〜ム5として、表1に示す。 ここでは、直接合成法後、連続して単結晶を引上げたも
のでilとi8は、アンドープであるが、B2O3中の
水分が600と300wt、ppmと異なり、ム2はボ
ロンを添加しているもので、憲4とi5は、直接合成時
に多量のボロンを添加し、スカム及び溶は切らないボロ
ンの細かい粒により、多結晶として引き上げ、これを原
料として再引上げ、i5は更にボロンを添加して引上げ
kものである。 (2)SSMS分析結果について。 Al−45についての55M5分析(5parksou
rce mass spectrometric分析)
を表2、表3に示す。 表2はム1−i、5の単結晶の分析結果を、表3にil
4、!5のBドープ多結晶の分析結果を示す。 なおi40、i50はム4、ム5のBドープ多結晶原料
である。 この結果次のことが分る。 B量については、4*9x10”−4,9x1017c
In−11と増加している。 2B+l→B2O3 これは上の反応により、B20a  中の水分に依存し
ているためである。 例えば、AS(BgO++  の水分; 300wt 
、ppm )は崖1(B208  の水分; 600w
t、ppm)のlO倍B量多い。 ’Si  址については、下の反応が考えられる。 Si+20→Sing これは1.ffil(B20g  中の水分; 600
wt、ppm)のSi  iは7Jx1015cm−8
と最も少なく、!8〜45(BgOa  の水分; 3
00wt、ppm)のSi量は2 、 lxl O”c
rn−8と少し多いことから分る。 なお他の不純物は次のようになっている。 (S量) 7.0x1015〜2.1xlO” cm−
3(Cr)  4.7x1014−1.5xlO15m
8(Fe )  4.3xlO14−2,1x1015
 cm−3(Mg)  5.0xlO14cm−8(M
n )  4* Ox l 014cm−8!40.f
f150ではB量は1.6xlO’8 an−8+と多
く、si量は7 、2x 10” cm−8と少ない。 (3)転位密度、(EPDiエッチ ピット、デンシテ
ィ)及びその分布について。 各試料についてEPD測定をしたがウェハーの切出位置
は、直胴より5uL上、直径約32111JL*のとこ
ろである。 エツチング面(100)面下でありエッチャントとして
溶融KOH(400℃)を用い80分エツチングした。 図1はサンプル1A5(B量大)のEPDの分布を示す
ものである。測定は5am間隔の格子点上について行っ
たが、その結果中心部はEPD = 3000 tm−
2と低く周辺はEPDユ18000〜35000(7)
−2と高くなっている。 図2はサンプル;A5(B量大) (7)<110>方
向のEPDの分布を示すものである。ここでウェハーd
=lQInXは、転位と熱応力との関係より、crit
ical point  となっている。 図3はB量と平均EPDとの関係を示す。 rはウェハー中心からの半径を示すが、r(5mmの平
均としては5点の平均を、r<1OIl13Lの平均と
しては10点の平均をとった。 これからB量の増加と低転位が対応していることが分る
。即ちr<5では顕著にあられれている。 rくlOUでは除々に低下している。このことからも1
018cm−8以上では更に低EPDになることが云え
る。 なお、結晶の中央及び末尾の方では、EPDの変化は小
さい。これは、この実験のBドープ量では、結晶の中央
、末尾における熱応力は大きく、低EPDにはならない
為と考えられる。 (4)比抵抗及びリーク電流について、 GaAs I
C等に於いて比抵抗、リーク電流等は重要なパラメータ
となっている。ム1〜i5のサンプルの比抵抗を測定し
たところ、これらは5x 106〜5x 108Ω・儒
であり、GaAs−ICに充分に使用できる値である。 リーク電流については、針立法(two−probem
ethod )でプローブ間1000 V印加、室内灯
の下という条件で熱処理(Ng  ガス雰囲気、800
°C130分キャップレス、アニール法の前後の試料に
ついて測定した。 その結果を表4に示す。 @F−ICQCo寸−71j°=ク ー71j°=礪 頃 【 獲 この結果、高ドープの結晶(A4、A5)のリーク電流
は他の試料とほとんど変らず、半絶縁性を示し熱安定性
が良< 、GaAs IC用に使用可能であることがわ
かる。 以上述べた如く、本発明によれば不純物の少いB5Ga
1As  を出発原料と−してLEC法をくり返すこと
により、 ■比較的短い時間にBを含有したGaAs  単結晶を
作成でき、 ■多量のBを含有せしめることができ、■Bの含有量を
所定の値に正確に制御でき、この為、転位密度が小さく
、かつ半絶縁性であるGaAs  単結晶が容易に得ら
れることになる。 玉図面の簡単な説明 図1は、B添加GaAs  単結晶の断面でのEPDの
分布を示す図であり、図2は、B添加GaAs  単結
晶の<110>方向のEPD分布を示す図であり、図3
は%B添加GaAs単結晶のB添加数と平均EPDとp
関係を示す図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)硼素(B)、ガリウム(G a)及び砒素(As
    )を混合させたものを準備し、その混合したものを液体
    カプセル剤B2O3で覆い溶解し。 その溶解したものを液体カプセル引上法(LEC法)に
    より引上げBを添加したGaAs結晶体を作り、その引
    上げ結晶体から種付けした付近の部分を除いた結晶体を
    小片にし、その小片を必要に応じBとともに液体カプセ
    ル剤B2O3の下で再溶解し液体カプセル引上法(LE
    C法)により単結晶を引上げることを特徴とする硼素を
    添加したGaAs単結晶の製造方法。
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