JPS6027912A - 誘導式電動車 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は、路面に埋設した誘導線に沿って誘導走行する
誘導式電動車に関し、たとえばゴルフカートに適用でき
るものである。

（ロ）従来話術 路面に埋設した一本の誘導線に交流電流を流し、これに
より発生する交番磁界を、電動車本体の中心線の左右に
等間隔に設けた２個の検出コイルを上記誘導線の両側に
位置させて検知し、この各検出コイルに発生する誘起起
電力を、増幅器を介して偏差検出器で比較してこの誘起
起電力の差により、電動車本体に対する誘導前輪（以下
キャスタと云う）の角度制御モータを制御して、キャス
タの向きを変え、電動車本体を誘４線に沿って誘導走行
させる誘導式電動車は、既に提案されている（実公昭５
５−８００５号公報）。

ところがこの提案装置において、′電動車を停止させる
場合、電動車のブレーキの操作時あるいは誘導走行路に
設けた停止点の検出ｌ♂に生ずる停止作動信号の発生時
から一定時間後に角度制御モータの給電を遮断するもの
であり、この一定時間の間も角度制御モータが作動し続
けることになり、電動車の停止後前記一定時間が経過す
る間に、キャスタが振動するため、電動車本体が振動Ｔ
ると共に無用な電力消費となる。前記一定時間は誘導路
面の状態、即ち登板、平地あるいは下坂により、停止作
動信号の発生時から電動車が実際に停止する迄に時間を
要し、この間にキャスタが誘導線から離脱しないように
角度制御モータを制御する時間である。下坂の停車を考
慮すれば、この一定時間が長い方が良いが、平地におけ
る電動車停止後の、キャスタの振動時間も長くなる。

次にこのキャスタの振動について説明する。

第１図はキャスタの振動説明図であり、横軸は時間を、
縦軸は２個の検出コイルの中心点の誘導線からの離間距
離を示す。この図面において、電動車の停止時における
前記中心点がＡ点とすると、誘導線に近い一方の検出コ
イルの出力が他方の検出コイル出力より大きいため、角
度制御モータが雨検出コイル出力が等しくなる方向に回
動して、回動し過ぎにより前記中心点は遊び範囲（？１
１を越えてＢ点に至り、以下同様に０点、Ｄ点・・とな
り、前記中心点が振動し、キャスタの向きが変わり振動
することになる。

（ハ）発明の目的 本発明は、電動車本体の停止後における振動を防止し不
用な電力損失をな（すことを目的とする。

に）発明の構成 かかる目的を達成するため、本発明による電動車は、電
動車本体に取付けられ、巨躯動力が付与されない車輪の
停止を感知する感知手段を設け、この手段の停止感知出
力により、角度制御モータの給電スイッチ回路を開成す
るようにしたものである。

（ホ）実施例 以下本発明による誘導式電動車をゴルフカートに適用し
た一実施例を図面に基いて説明する。

第２図はゴルフカートの斜視図である。この図面におい
て、（１）はカート本体にして、パイプからなる本体フ
レーム（２）を支持主体として、後方両側には駆動車輪
（後輪用３１　＋３１が設けられ、この車輪間のカバー
＋４１内には、この車輪を駆動する駆動モータ及びその
ｍ源としての鉛蓄電池等が搭載されている。本体フレー
ム（１）はゴルフバッグ載置部（５（及びパター入れケ
ース（６１等を有し、カート本体（１）の前方にはキャ
スタ部（７）の取付ステ＝（８）が設けられ、このステ
ーの下面にはキャスク（９）のカート本体（１）に対下
る角度制御用のモータ＋ｌＵｌが取付けられ、そのモー
タ軸には第１プーリ（１１）が、又取イ・］ステー（８
）に取付けられるキャスタフレーム（１２１の軸には第
２プーリｄ３１が夫々取付ステーＪ：　ｉｒｕ　ｉこ設
けられ、両グーり間はタイミングベル）［４１にて連結
されている。

キャスタ部（７）は、取付ステーｉ８１即ちカート本体
Ｉｌｌに対し回動自在に取伺けられ、キャスタアレーン
１．１２１及びキャスタ（９）を主要素とし−Ｃｈｉ成
される。

キャスタフレーｌ、１１２１ｉこは取付ステー１８）の
ＯｊＪ端より前方に突出する支持板（１５）が取付けら
れ、この支持板の先端左右には、その中心から等距１１
１ト離間した一対の検出コイルｔｌ［ｉｌ　！＋７１が
所定位置に取付けられている。この一対の検出コイルは
路面に埋設された誘導線１１８１から放射される父計磁
界を検出するものであり、その検出出力の偏差によりカ
ート本体（１）に対するキャスタ（９１の角度制側月１
ｅ−タ囲を制御するものである。

第２図中１９は手電式コントロールスイッチ、迩は手動
式ブレーキであり、ゴルフカートの手動操作に際して使
用されるものである。この手動操作は、ゴルフカートを
誘導線の埋設位置に無関係に操作する場合１こ使用され
る。

次に第３図はゴルフカートの前方部の部分拡大断面図で
あり、キャスタフレームｔ１２１に磁気センサーＣａ１
ｌを、キャスタ（９）１こは磁石片＋２２１を夫々取付
けて、キャスタ（９）の停止を感知する感知手段＠を構
成する。また支持板叫の下面には、誘導線路に埋設した
停止点としての永久磁石シΦを検知する停止点検出セン
サー１層が取付けられている。向上記感知手段＠は、磁
気的変化を利用するものに限らす、たとえば光学的変化
を利用して構成してもよい。囚は路面である。

次に第４図は検出コイル及び感知手段に関連したゴルフ
カートの電気回路図である。この図面において、誘導線
ｕｇＪから放射される交番磁界を検出する２個の検出コ
イル（１副ηの出力は、比較増幅器額で比較され、この
比較出力にて角度制御モータ時の駆動１１路（至）を１
（ｉＩｊ仰し、キャスタ（９）の同きを誘導線（１８）
の回きに合わせ、キャスタ（９）をして誘導線囮の線上
を走行さＷる。この走行は、１駆動モータ、佃か・・」
・助回１名１良の出力にて回転しており、この回・伝力
にて：駆動重輪ｆ３１　ｔ：Ｊｌが駆動トｒしめられて
生じ、キャスタ（９目こは駆動モーター９）の駆動力が
直接付与されず、駆動車輪１３１１３１の回転によるカ
ート本体（１）の移動によ＋９キヤスタ（９）は従動的
に１多動回転する。

このようにして、カート本体（１）が走行するが、誘導
線路１こ設けた停止点の永久磁石ｊを停止点検出センナ
−１側が検知したとさ、あるいはフレーキレバ１２０）
を操作したときには、ブレーキ回路団）がｒ「動し、制
御１川路（：１カが作動して、回生ブレーキ、発電ブレ
ーキ及び電１ａブレーキのｌ１ｌｌｉにブレーキをかけ
、駆動モータ１２９を止め、カート本体（１）を停止さ
せる。このカート本体の停止により、キャスタ（９）の
回転も停止する。このためキャスタ（９）に取付けた磁
石片（２）の回転がなくなり、磁気センサー１２１）の
出力には交流分がなくなる。従って周波数−電圧変換器
儲の出力も、比較回路（至）内の所定値より小さくなり
、駆動回路時の給電スイッチ回路霞を開成し、角度制御
モータＵαの給電を停止する。

（へ）発明の効果 以上の如く本発明によれば、電動車本体に取付けられ、
巨躯動力が付与されない車輪の停止を感知して、キャス
タの向きを制御する角度制御モータの給電を停止するも
のであるから、電動車本体の停止後に、電動車本体が従
来装置Ｎの如（振動することがなく、又無用な給電によ
る電力損失もな（なる。

而して、駆動力が付与される車輪の停止を感知して直ち
に再度制御モータの給電を停止する場合には、この車輪
がブレーキにより停止しても、スリップにより電動車本
体が移動中のこともあり、電動車本体が誘導線路から離
脱する虞れがある。

これに対し本発明では、特に駆動力が付写されない車輪
の停止を感知するものであるため、スリップにより電動
車本体が移動しているときには、駆動力が付与されない
車輪は回転中であり、このスリップ中においては、キャ
スタの向きを制御する角度制御モータが作動しており、
１は動車本体か誘４紛路から離脱Ｔることがない。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来装置におけるキャスタの振動説明図、第２
図乃至第４図は本発明の一実施例を示し、第２図はゴル
フカートの斜視図、第３図はゴルフカートの前方部の部
分拡大断面図、第４図はゴルフカートの部分的電気回路
図である。 Ｕ＆・・・誘導線、（１）・・・電動車本体（カート本
体）、１１６１　＋１７１・・・検出コイル、（９）・
・・誘導前１１＆（キャスタ）、（１０・・・角度制御
モータ、（９）・・・駆動力が付与されない車輪（キャ
スタ）、■・・・感知手段、（至）・−・給電スイッチ
回路。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）路面に埋設した誘導線に交流電流を流すことによ
   り生ずる交番磁界を、電動車本体に設けた２個の検出コ
   イルにて検出し、その検出出力偏差により、ｃａ電動車
   本体進行方向に対する誘導前輪の角度制御モータを制御
   して電動車本体を誘導線に沿って誘４走行する誘４式電
   動車であって、電動車本体に取付けられ、巨躯動力が付
   与されない車輪の停止を感知する感知手段を設け、この
   手段の停止感知出力に基すき角度制御モータの給電スイ
   ッチ回路を開成せしめたことを特徴とする誘導式電動車
   。