JPS6027746B2 - 電気接点材料 - Google Patents
電気接点材料Info
- Publication number
- JPS6027746B2 JPS6027746B2 JP54121175A JP12117579A JPS6027746B2 JP S6027746 B2 JPS6027746 B2 JP S6027746B2 JP 54121175 A JP54121175 A JP 54121175A JP 12117579 A JP12117579 A JP 12117579A JP S6027746 B2 JPS6027746 B2 JP S6027746B2
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- electrical contact
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、電気接点材料、特にAg−金属酸化物複合接
点材料に関するものである。
点材料に関するものである。
Ag一酸化物系接点材料として、Ag−Cd○の接点材
料が広く利用されている。
料が広く利用されている。
Ag−Cd○接点材料は、接点材料に要求される接触抵
抗、耐溶着、耐消耗などが特性に対して、平均的に優れ
た性能を示すだけでなく、機械加工性も実用上十分であ
るために、リレー、ソーピューズブレーカや、家庭用電
子機器の電源スイッチなど、数アンペア以上の負荷電流
城に多く利用されている。しかしながら、近時、各種の
電源開閉器に対して、安全上の規制が厳しくなるにつれ
て、接点材料に対して、これまで以上の特性が求められ
るようになって来ている。特に、家庭用電気機器におい
ては、スイッチの軽燥作性、小型化が要求され、他方で
は安全面から見たときの開離不能に結びつく溶着と絶縁
劣化を招く消耗の両性能の向上が強く望まれている。加
えて、最近においてはAg資材の急激なコスト上昇にと
もない、経済性の面から、接点の大きさを、より小さく
する頭向があり、結果的には、接点の単位面積当りの開
閉負荷を大きくとれる材料が求められている。本発明は
、以上のような点に鑑みてAg−Cd○接点材料にかわ
り得る接点材料を提供するものであって、基本的には、
Ag−Bi203接点材料の特性改良に関して提案する
ものである。
抗、耐溶着、耐消耗などが特性に対して、平均的に優れ
た性能を示すだけでなく、機械加工性も実用上十分であ
るために、リレー、ソーピューズブレーカや、家庭用電
子機器の電源スイッチなど、数アンペア以上の負荷電流
城に多く利用されている。しかしながら、近時、各種の
電源開閉器に対して、安全上の規制が厳しくなるにつれ
て、接点材料に対して、これまで以上の特性が求められ
るようになって来ている。特に、家庭用電気機器におい
ては、スイッチの軽燥作性、小型化が要求され、他方で
は安全面から見たときの開離不能に結びつく溶着と絶縁
劣化を招く消耗の両性能の向上が強く望まれている。加
えて、最近においてはAg資材の急激なコスト上昇にと
もない、経済性の面から、接点の大きさを、より小さく
する頭向があり、結果的には、接点の単位面積当りの開
閉負荷を大きくとれる材料が求められている。本発明は
、以上のような点に鑑みてAg−Cd○接点材料にかわ
り得る接点材料を提供するものであって、基本的には、
Ag−Bi203接点材料の特性改良に関して提案する
ものである。
Agマトリクス中に、Bi2Qを分散させた接点材料は
、侍関昭52一13356針号公報に明らかにされてい
るように、接触抵抗が低く、耐溶着性の優れた接点材料
であるが、欠点として消耗量が多いということが見受け
られた。
、侍関昭52一13356針号公報に明らかにされてい
るように、接触抵抗が低く、耐溶着性の優れた接点材料
であるが、欠点として消耗量が多いということが見受け
られた。
発明者らは、この点の改良のため、種々検討を重ね、A
gマトリクス中において、Bi203とSn02を分散
させて反応させ、BiとSnの複合酸化物(Bi2S〜
07)に転換させ材料が、耐消耗性を著しく改善させ、
かつ耐溶着性の面においても改良効果を示すことを見し
、出した。しかしながら、前述したように、最近の傾向
により、接点の形状を小さくし、単位面積当りの開閉負
荷を大きくすると、開閉回数が増えるにつれて、接点の
周辺に酸化物が抜けたAgに富む層が生成し始める。こ
のときの接点断面を示すと、第1図のとおりである。図
において、1,1′は接点ばね、2,2′はAg一酸化
物接点、3,3′はAgに富む層である。開閉回数がさ
らに増すと、Agに富む層はそれに比例して成長するた
めに、接点表面全体におけるAgに富む層の面積は、開
閉回数の二乗に比例するようになる。その結果、接点表
面の真に接触している点がAgに富む層に存在する割合
も二乗に比例する。当然のことながら、Agに富む層は
耐港着性に劣るため、接点の溶着発生回数が著しく増加
し始める。その傾向を第2図に示すが、開閉回数に対し
て、累積熔着発生回数は概略二乗曲線を示す。発明者等
は上記AgマトリクスにBi−Snの酸化物(Biぶn
207)を分散した材料に関して引き続いて、改良検討
し、Agに富む層の発生を防止する方法として、ln,
Cd,Sbなどの酸化物を少量添加することが効果を示
すことを見し、出した。この中で、Cdは公害元素とし
て規制されているところから望ましいものではなく、S
bの酸化物は消耗量が増加し、接触抵抗も変動しやすく
なるなどの面から、他の特性に対する欠点が発生しやす
い。lnの酸化物は、このような見地からすれば比較的
欠点の少ない添加物であることが見し、出された。次に
本発明の材料についてさらに詳しく説明する。
gマトリクス中において、Bi203とSn02を分散
させて反応させ、BiとSnの複合酸化物(Bi2S〜
07)に転換させ材料が、耐消耗性を著しく改善させ、
かつ耐溶着性の面においても改良効果を示すことを見し
、出した。しかしながら、前述したように、最近の傾向
により、接点の形状を小さくし、単位面積当りの開閉負
荷を大きくすると、開閉回数が増えるにつれて、接点の
周辺に酸化物が抜けたAgに富む層が生成し始める。こ
のときの接点断面を示すと、第1図のとおりである。図
において、1,1′は接点ばね、2,2′はAg一酸化
物接点、3,3′はAgに富む層である。開閉回数がさ
らに増すと、Agに富む層はそれに比例して成長するた
めに、接点表面全体におけるAgに富む層の面積は、開
閉回数の二乗に比例するようになる。その結果、接点表
面の真に接触している点がAgに富む層に存在する割合
も二乗に比例する。当然のことながら、Agに富む層は
耐港着性に劣るため、接点の溶着発生回数が著しく増加
し始める。その傾向を第2図に示すが、開閉回数に対し
て、累積熔着発生回数は概略二乗曲線を示す。発明者等
は上記AgマトリクスにBi−Snの酸化物(Biぶn
207)を分散した材料に関して引き続いて、改良検討
し、Agに富む層の発生を防止する方法として、ln,
Cd,Sbなどの酸化物を少量添加することが効果を示
すことを見し、出した。この中で、Cdは公害元素とし
て規制されているところから望ましいものではなく、S
bの酸化物は消耗量が増加し、接触抵抗も変動しやすく
なるなどの面から、他の特性に対する欠点が発生しやす
い。lnの酸化物は、このような見地からすれば比較的
欠点の少ない添加物であることが見し、出された。次に
本発明の材料についてさらに詳しく説明する。
本発明の材料は、Agマトリクス中にBi−Snの酸化
物(Bi2S比07)を主たる酸化物として分散し、さ
らに、BiとSnの組成比率によって、Biの酸化物(
Bi203)またはSnの酸化物(Sn02)を若干量
含有し、加えてlnの酸化物(ln203)を少量分散
しているAg−酸化物複合接点材料で、その含有されて
いる酸化物の量は、金属換算値で、Bil.5〜5重量
%、Sn4〜10重量%(ただし、4重量%を含まず)
、lno.1〜1.8重量%で、残部がAgとなってい
る。
物(Bi2S比07)を主たる酸化物として分散し、さ
らに、BiとSnの組成比率によって、Biの酸化物(
Bi203)またはSnの酸化物(Sn02)を若干量
含有し、加えてlnの酸化物(ln203)を少量分散
しているAg−酸化物複合接点材料で、その含有されて
いる酸化物の量は、金属換算値で、Bil.5〜5重量
%、Sn4〜10重量%(ただし、4重量%を含まず)
、lno.1〜1.8重量%で、残部がAgとなってい
る。
この組成比関係において、所望の性能を見し・出し得る
ものであって、特に、前述の如き小型接点における高負
荷開閉時に著しく開閉性能の向上を期待することができ
る。本発明の材料に含まれる主たる酸化物のBi−S舵
酸化物(Bi2Sn207)はBiの酸イ臼物(Bi2
03)とSnの酸化物(Sn02)をモル比で1:2の
割合にて700〜900℃の範囲内の温度で加熱するこ
とにより、黄緑石構造を持つ酸化物として生成する。
ものであって、特に、前述の如き小型接点における高負
荷開閉時に著しく開閉性能の向上を期待することができ
る。本発明の材料に含まれる主たる酸化物のBi−S舵
酸化物(Bi2Sn207)はBiの酸イ臼物(Bi2
03)とSnの酸化物(Sn02)をモル比で1:2の
割合にて700〜900℃の範囲内の温度で加熱するこ
とにより、黄緑石構造を持つ酸化物として生成する。
その融点は、1200℃以上で昇華性を示し、Agマト
リクスに分散させることにより、耐港性、耐消耗性の改
善効果が大きい。Agマトリクス中に、上記Bi−Sn
の酸化物およびlnの酸化物を分散させる手法として、
Ag−Bi−Sn−lnの四元合金を、酸化雰囲気中に
て加熱し、Bi,Sn,lnを選択的に酸化させるいわ
ゆる内部酸化法がとられるが、BiとSnについて言え
ば、前記モル比より換算し、四元合金中のBi重量xと
Snの重量yがy/x〒0.57の関係において、Bi
ぶn207を生成させることができる。
リクスに分散させることにより、耐港性、耐消耗性の改
善効果が大きい。Agマトリクス中に、上記Bi−Sn
の酸化物およびlnの酸化物を分散させる手法として、
Ag−Bi−Sn−lnの四元合金を、酸化雰囲気中に
て加熱し、Bi,Sn,lnを選択的に酸化させるいわ
ゆる内部酸化法がとられるが、BiとSnについて言え
ば、前記モル比より換算し、四元合金中のBi重量xと
Snの重量yがy/x〒0.57の関係において、Bi
ぶn207を生成させることができる。
しかしながら、Biは合金中において偏析しやすいため
に、内部酸化処理により確実にBi−Snの酸化物に転
化させることは困難であり、Biの酸化物、Snの酸化
物が単独で存在することがある。また、当然のことなが
ち、上記y/xの値が0.57より大きくなれば、Bi
の酸化物が単独で存在する機会が少なくなり、Snの酸
化物含有量が増加して来る。上記y/xの値が0.57
より小さくなれば、この逆の煩向になることは明白であ
る。しかるに、本発明材が主としてその用途とされる局
員補開閉小型接点の場合には、上記y/xの値が0.5
7より大きく「Snの酸化物がBi−Snの酸化物と共
存している状態で消耗量が少ない。しかし、lnの酸化
物存在下にあってSn酸化物が増加すると、加工性が著
しく悪化し、接触抵抗も上昇するので、前述のAgの富
む層が生成することを防止し得る最少量のln酸化物量
とし、Sn酸化物量はy/xら1〜2.5程度まで取れ
るようにすることが望ましい。本発明材料の組成は、上
述の如き条件下の下で求められたもので、金属換算組成
は、少なくともBil.5〜5重量%、Sn4〜1陣瞳
%(ただし4重量%を除く)、lno.1〜1.槌重量
%および残部Agよりなるものである。上記組成との関
連において、Agマトリクス中に分散させる酸化物の働
きをまとめて示すならBiの酸化物は耐熔着性の改良に
効果があり、Snの酸化物はアーク消耗を低減させるこ
との他にBi酸化物との相乗作用でもつて、耐溶着性の
改善に効果がある。
に、内部酸化処理により確実にBi−Snの酸化物に転
化させることは困難であり、Biの酸化物、Snの酸化
物が単独で存在することがある。また、当然のことなが
ち、上記y/xの値が0.57より大きくなれば、Bi
の酸化物が単独で存在する機会が少なくなり、Snの酸
化物含有量が増加して来る。上記y/xの値が0.57
より小さくなれば、この逆の煩向になることは明白であ
る。しかるに、本発明材が主としてその用途とされる局
員補開閉小型接点の場合には、上記y/xの値が0.5
7より大きく「Snの酸化物がBi−Snの酸化物と共
存している状態で消耗量が少ない。しかし、lnの酸化
物存在下にあってSn酸化物が増加すると、加工性が著
しく悪化し、接触抵抗も上昇するので、前述のAgの富
む層が生成することを防止し得る最少量のln酸化物量
とし、Sn酸化物量はy/xら1〜2.5程度まで取れ
るようにすることが望ましい。本発明材料の組成は、上
述の如き条件下の下で求められたもので、金属換算組成
は、少なくともBil.5〜5重量%、Sn4〜1陣瞳
%(ただし4重量%を除く)、lno.1〜1.槌重量
%および残部Agよりなるものである。上記組成との関
連において、Agマトリクス中に分散させる酸化物の働
きをまとめて示すならBiの酸化物は耐熔着性の改良に
効果があり、Snの酸化物はアーク消耗を低減させるこ
との他にBi酸化物との相乗作用でもつて、耐溶着性の
改善に効果がある。
そして、lnの酸化物は本発明材の用途とされる開閉負
荷電流の大きい4・型接点におし・前述のAgに富む層
の生成を抑制し、結果として耐溶着性の改良に寄与する
とともにアーク消耗の低減にも効果を示す。本発明材の
組成においてBi,Sn,lnの各最少量は目的とする
用途に対して、実用的に以上の効果が認められる下限と
して設定されたものである。他方、各酸化物についてそ
の含有量が増大すると、Bj酸化物については、これを
Agマトリクス中に分散する際に後述の実施例に示すよ
うな合金ィンゴツトを作製する場合、Bi含有量の固溶
限を越えるとより隅析が生じはじめ、その結果、Agマ
トリクス中にBiの酸化物が単独で偏在しやすく消耗量
の増加を招来する。
荷電流の大きい4・型接点におし・前述のAgに富む層
の生成を抑制し、結果として耐溶着性の改良に寄与する
とともにアーク消耗の低減にも効果を示す。本発明材の
組成においてBi,Sn,lnの各最少量は目的とする
用途に対して、実用的に以上の効果が認められる下限と
して設定されたものである。他方、各酸化物についてそ
の含有量が増大すると、Bj酸化物については、これを
Agマトリクス中に分散する際に後述の実施例に示すよ
うな合金ィンゴツトを作製する場合、Bi含有量の固溶
限を越えるとより隅析が生じはじめ、その結果、Agマ
トリクス中にBiの酸化物が単独で偏在しやすく消耗量
の増加を招来する。
Snの酸化物についてはln酸化物の存在下にあっては
、添加量が増大すると接触抵抗が上昇しやすく加工性も
低下する。
、添加量が増大すると接触抵抗が上昇しやすく加工性も
低下する。
一方、ln酸化物の面から見ると含有量増大はSn酸化
物の存在下で加工性、接触抵抗の特性降下を招くととも
に、材料自体における耐溶着性を阻害しやすくなるため
に、耐溶着性に重さを置いて考えるならばln酸化物の
添加量は先のAgの富む層の生成抑制に必要な最少量に
留めてSn酸化物の量を先行して考えることが望ましい
。各成分についての最多量は、以上のような顔馬点より
設けられたものである。本発明にかかる材料においては
、さらに添加酸化物としてBi−Cuの酸化物(たとえ
ばC肥i204)を含有させることができる。Bf−C
uの酸化物構造は数種認められるが、いずれも融点が低
く、通常酸化ビスマスPBi203)の融点825℃よ
りも低い。そのほとんどは780〜800o0付近にあ
る。この酸化物が存在すると、加工性が著しく改善され
るが、他方アーク消耗が増加し、大体の場合には接点特
性の降下を招くことが多い。したがって、量的に過大に
加えることは望ましくなく、必要最少量に押えられるべ
しである。添加する場合には、先のAg−Bi−Sn−
lnの四元合金にさらに金属Cuとして添加して、内部
酸化法により選択的にCOOの型に酸化し、さらにBi
203と反応させてC船i204などの型に転化させる
ものである。望ましい添加量は金属Cuに換算して0.
016〜2重量%である。Cuの0.01鑓重量%は酸
化物(Cu○)にすると0.02重量%に相当し効果が
認められる最少量である。以上説明した本発明の材料に
ついてより具体的に実施例にもとづいて説明する。
物の存在下で加工性、接触抵抗の特性降下を招くととも
に、材料自体における耐溶着性を阻害しやすくなるため
に、耐溶着性に重さを置いて考えるならばln酸化物の
添加量は先のAgの富む層の生成抑制に必要な最少量に
留めてSn酸化物の量を先行して考えることが望ましい
。各成分についての最多量は、以上のような顔馬点より
設けられたものである。本発明にかかる材料においては
、さらに添加酸化物としてBi−Cuの酸化物(たとえ
ばC肥i204)を含有させることができる。Bf−C
uの酸化物構造は数種認められるが、いずれも融点が低
く、通常酸化ビスマスPBi203)の融点825℃よ
りも低い。そのほとんどは780〜800o0付近にあ
る。この酸化物が存在すると、加工性が著しく改善され
るが、他方アーク消耗が増加し、大体の場合には接点特
性の降下を招くことが多い。したがって、量的に過大に
加えることは望ましくなく、必要最少量に押えられるべ
しである。添加する場合には、先のAg−Bi−Sn−
lnの四元合金にさらに金属Cuとして添加して、内部
酸化法により選択的にCOOの型に酸化し、さらにBi
203と反応させてC船i204などの型に転化させる
ものである。望ましい添加量は金属Cuに換算して0.
016〜2重量%である。Cuの0.01鑓重量%は酸
化物(Cu○)にすると0.02重量%に相当し効果が
認められる最少量である。以上説明した本発明の材料に
ついてより具体的に実施例にもとづいて説明する。
本発明の組成に従って、Ag,Bi,Sn,lnおよび
Cuを合量200タ溶解し、Ag−Bi−Sn−lnを
主成分とするィンゴットを作った。
Cuを合量200タ溶解し、Ag−Bi−Sn−lnを
主成分とするィンゴットを作った。
その溶解にはァルミナるつぼを使用し、アルゴン雰囲気
にて高周波炉を用いて行なった。溶湯は、15×30×
70肌3金型に鋳込まれた。このようにして作製したィ
ンゴットを、ただちに圧延機を用いて、厚さ1側程度の
鱗片状のチップに粉砕した。これを、700℃の空気中
にて6岬時間加熱し、Bi,Sn,lnなどを選択的に
内部酸化させるとともに、Biの酸化物は複合酸化物に
転化させた。次に、これを再度圧延機によって、厚さ0
.2肋以下のチップとした。上記0.2側以下の厚さの
チップは、洗浄されたのち、2仇奴径の円筒型に装填さ
れ、8トン/地の圧力で成型された。次いで、この成型
体を780午0の温度で空気中にて2時間燐結した。こ
の焼結体は次いで600qoの温間押出しにて3肋径の
線村に加工された。その後、冷間加工と競鈍を繰返しな
がら、径1.5肋の線まで加工し、さらに、経2.8脚
、曲率半径8肋の球面頭部を有する接点鋲に加工され、
接点開閉試験の試料とされた。接点特性は、第3図に示
した回路によって行なった試験により評価された。
にて高周波炉を用いて行なった。溶湯は、15×30×
70肌3金型に鋳込まれた。このようにして作製したィ
ンゴットを、ただちに圧延機を用いて、厚さ1側程度の
鱗片状のチップに粉砕した。これを、700℃の空気中
にて6岬時間加熱し、Bi,Sn,lnなどを選択的に
内部酸化させるとともに、Biの酸化物は複合酸化物に
転化させた。次に、これを再度圧延機によって、厚さ0
.2肋以下のチップとした。上記0.2側以下の厚さの
チップは、洗浄されたのち、2仇奴径の円筒型に装填さ
れ、8トン/地の圧力で成型された。次いで、この成型
体を780午0の温度で空気中にて2時間燐結した。こ
の焼結体は次いで600qoの温間押出しにて3肋径の
線村に加工された。その後、冷間加工と競鈍を繰返しな
がら、径1.5肋の線まで加工し、さらに、経2.8脚
、曲率半径8肋の球面頭部を有する接点鋲に加工され、
接点開閉試験の試料とされた。接点特性は、第3図に示
した回路によって行なった試験により評価された。
すなわち、スイッチS,として、ASTM型試験機を用
いて接触力30夕、開離力40夕、開閉速度10肌/秒
なる開閉条件とし、試験負荷として、商用電源周波数6
0HZ、電圧125V、ダイオード保護抵抗器r=2.
40、負荷R=250、容量C=760山Fとした。従
って、突入電流のピークは8M、定常軸である。スイッ
チS2は、容量Cの電荷をスイッチS,をオンする直前
に放電させるための回路を構成するものである。接点特
性の評価は、上記条件にて3×IQ回開閉したときの溶
着回数、すなわち接点を関雛するために40夕を越える
力を要した回数、および3×1ぴ回開閉後の接点の消耗
量により行なった。試験数量は各6対であり、表に各特
性の最小値と最大値として結果を示した。参考までに、
比較試料としたAg一Cd○、およびAg−Bi−Sn
合金を同様の製法にて作製した材料の試験結果も合わせ
て示す。表 表の結果から明らかなように、本発明による接点材料は
、従来のAg−Cd○の接点に対して、溶着消耗のいず
れの特性においても、きわめて優れた値を示すものであ
る。
いて接触力30夕、開離力40夕、開閉速度10肌/秒
なる開閉条件とし、試験負荷として、商用電源周波数6
0HZ、電圧125V、ダイオード保護抵抗器r=2.
40、負荷R=250、容量C=760山Fとした。従
って、突入電流のピークは8M、定常軸である。スイッ
チS2は、容量Cの電荷をスイッチS,をオンする直前
に放電させるための回路を構成するものである。接点特
性の評価は、上記条件にて3×IQ回開閉したときの溶
着回数、すなわち接点を関雛するために40夕を越える
力を要した回数、および3×1ぴ回開閉後の接点の消耗
量により行なった。試験数量は各6対であり、表に各特
性の最小値と最大値として結果を示した。参考までに、
比較試料としたAg一Cd○、およびAg−Bi−Sn
合金を同様の製法にて作製した材料の試験結果も合わせ
て示す。表 表の結果から明らかなように、本発明による接点材料は
、従来のAg−Cd○の接点に対して、溶着消耗のいず
れの特性においても、きわめて優れた値を示すものであ
る。
第1図は電気接点材料の従来試料の開閉試験時における
接点断面の模型図である。 第2図は同じく従来例の開閉回数と累積溶着回数の関係
を表わす曲線図である。第3図は本発明にかかる電気接
点材料の典型的な使用形態の一例を示し、試験回路とし
て使用したものである。第1図 第2図 第3図
接点断面の模型図である。 第2図は同じく従来例の開閉回数と累積溶着回数の関係
を表わす曲線図である。第3図は本発明にかかる電気接
点材料の典型的な使用形態の一例を示し、試験回路とし
て使用したものである。第1図 第2図 第3図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 Agマトリクスに分散している主たる酸化物がBi
−Snの酸化物(Bi_2Sn_2O_7)であるAg
−酸化物系電気接点材料であつて、その金属合成成分が
、金属換算値でBi1.5〜5重量%、Sn4〜10重
量%(ただし4重量%を含まず)、In0.1〜1.8
重量%、残部Agの割合であることを特徴とする電気接
点材料。 2 Agマトリクスに分散している主たる酸化物がBi
−Snの酸化物(Bi_2Sn_2O_7)であるAg
−酸化物系電気接点材料であつて、その金属合成成分が
、金属換算値でBi1.5〜5重量%、Sn4〜10重
量%(ただし4重量%を含まず)、In0.1〜1.8
重量%、Cu0.016〜2重量%、残部Agの割合で
あることを特徴とする電気接点材料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54121175A JPS6027746B2 (ja) | 1979-09-19 | 1979-09-19 | 電気接点材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54121175A JPS6027746B2 (ja) | 1979-09-19 | 1979-09-19 | 電気接点材料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5644731A JPS5644731A (en) | 1981-04-24 |
JPS6027746B2 true JPS6027746B2 (ja) | 1985-07-01 |
Family
ID=14804700
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP54121175A Expired JPS6027746B2 (ja) | 1979-09-19 | 1979-09-19 | 電気接点材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6027746B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3421758A1 (de) * | 1984-06-12 | 1985-12-12 | Siemens AG, 1000 Berlin und 8000 München | Sinterkontaktwerkstoff fuer niederspannungsschaltgeraete der energietechnik und verfahren zu dessen herstellung |
DE3421759A1 (de) * | 1984-06-12 | 1985-12-12 | Siemens AG, 1000 Berlin und 8000 München | Sinterkontaktwerkstoff fuer niederspannungsschaltgeraete der energietechnik |
JPS63202645U (ja) * | 1987-06-22 | 1988-12-27 | ||
JP2849663B2 (ja) * | 1988-12-26 | 1999-01-20 | 田中貴金属工業株式会社 | 電気接点材料及びその製造方法 |
JPH0257649A (ja) * | 1989-06-21 | 1990-02-27 | Chugai Electric Ind Co Ltd | ビスマスを含む選択内部酸化した銀一錫系合金の電気接点材料 |
-
1979
- 1979-09-19 JP JP54121175A patent/JPS6027746B2/ja not_active Expired
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Publication number | Publication date |
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JPS5644731A (en) | 1981-04-24 |
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