JPS6027722A - ラジエ−タのアツパサポ−ト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

本発明は、車輌のラジェータを、ラジェータの上端にお
いて下端の０アサポートと協働して弾性支持するラジェ
ータのアッパサポートに関する。 ラジェータは、組付は寸法のばらつきゃ熱膨張を吸収す
るために、ゴム部材を有するアッパサポートおよびロア
サボー１〜を介して車輌ボデーから支持される。このＪ
：うなラジエー、夕支持構造においては、内部のエンジ
ン冷却水の質量を含みラジェータの質量と、アッパサポ
ート、Ｕアサボー１へのゴム部材のばね定数とを有する
振動系が構成される。この振動系の固有振動数は、アイ
ドル振動を悪化させたりまたはこもり音を誘起もしくは
悪化させ！こりしないように、十分配広されなりればな
らない。 ところで、従来のラジェータのアッパサポートは、第１
図に示すように、ボデー側ブラケット１とラジェータ側
ブラケット２とを、ラジェータ組付

【ノ前およびラジェ
ータ組付は後の両方において逆への字形となるように、
ボデー側ブラケット１からラジェータ側ブラケット２に
向って下方に傾斜させた左右のゴム柱３．４を有し、該
左右のゴム柱３．４の間にくり抜き空間から成るずぐり
５を有するゴ“ム部材６で結合したものから成っていた
。（たとえば出願公開前のものであるが実願昭５８−６
０８１０号等がある）。このような構造のラジェータの
アッパサポートでは、ラジェータの組付は上の寸法のば
らつき、ラジェータの熱膨張を、ゴム柱３．４の弾性変
形、したがってすぐり寸法の上下方向の変化によって吸
収する。 この第１図の構造を有するアッパサポートに、上記の寸
法のばらつき吸収機能の他に、良好な振動性状を具備さ
せるために、構造を種々に変化させてその振動特性、と
くにばね定数の変化を試験により調べてみた。第２図に
その結果が示されている。第２図においては横軸にラジ
ェータ組付は後の初期圧縮量、すなわち第１図のすぐり
寸法りの変化がとられ、縦軸にアッパサポートの動ばね
定数がとられており、従来の第１図のアッパサポートの
すぐり寸法りの変化に対する動ばね定数の変化の特性が
曲線Ａで示されている。 第２図から明らかなように、ラジェータ組付は後におい
て逆への字形ゴム柱を有するアッパサポートは、すぐり
寸法の変化、すなわち組付は寸法のばらつきや熱膨張ｍ
の変化に対して動ばね定数が大きく変化する。Ｗはラジ
ェータの紺付けばらつきとラジェータの熱膨張によるす
ぐり５の寸法の変化範囲であるがこの範囲ＷのうちＪ−
ぐり」法人の範囲では左右のゴム柱３．４に鋤らく力は
主に圧縮力であるのでゴム柱３．４は高い動ばね定数を
示し、ずぐり寸法小の範囲では左右のゴム柱３．４に働
く力は引張力であるので、ゴム柱３．４は低い動ばね定
数を示す。そして、ずぐり５の上下方向の寸法の変化に
対して動ばね定数は大きく変化する。一方、動ばね定数
にも、アイドル振動や車室内こもり音悪化の防止に有効
に寄与１”る範囲というものは当然にあるわけであるが
、これをＨで示すと曲線Ａのうち、この右効動ばね定数
範囲Ｈからはみ出している部分Ａ１は、アイドル振動や
こもり音を悪化させるおそれのある領域ということにな
る。したがって、ラジェータが精度よく組付けられて゛
す゛ぐり寸法が有効動ばね定数範囲Ｉ」に対応するすぐ
り範囲Ｗ１にあれば問題ないが、Ｗ１以外のＷの範囲に
あるときにすなわち曲線ＡのうちＡ＋の部分にあるとき
に、アイドル振動やこもり音が悪化するおそれがあると
いう問題があった。 本発明は、上記のような問題がずぐりの上下方向寸法の
変化に対してアッパサポートの動ばね定数の変化が大き
ずぎる点に起因していることから、すぐり寸法の変化に
対するアッパサポートの動ばね定数の変化を小さくし、
アイドル振動低減およびこもり音低減に対して有効に寄
与する有効動ばね定数範囲に対応するすぐり寸法の許容
変化の巾の大きいラジェータのアッパサポートを提供す
ることを目的とする。 この目的を達成する本発明のラジェータのアッパサボ、
−トは、ボデー側ブラケットとラジェータ側ブラケット
とを、ブラケット中心線の左右に少なくとも１本のゴム
柱を有し該左右のゴム柱の間にくり扱き空間から成るす
ぐりを有するゴム部材で結合し、ゴム柱をクジ１−タ組
付は前のフリー状態とラジェータ組付は後の両方におい
でブラケット中心線を中心にしてハの字形となるように
すなわちボデー側ブラケットからラジェータ側ブラケッ
トに向って上方に傾斜させて形成したものから構成され
ている。この場合、望ましくはゴム柱は、ラジェータ側
ブラケットのほぼ接線方向に向けられている。 このような慴造を有するラジェータのアッパサボ−１・
においては、ラジＴ−夕の組付けばらつき範囲内では常
にゴム柱に引張力が作用し、動ばね定数は大ぎくは変化
しない。したがってアイドル振動、こもり音に対し有効
に寄与する１ぐり寸法の１１】は大きくなり、ラジェー
タ組付は時に上下方向の組付番プばらつきがあっても、
振動系の動ばね定数は振動抑制に有効な有効動ばね定数
の範囲にあり、アイドル振動およびこもり音は小に抑制
される。 以下に、本発明のラジェータのアッパサポートの望まし
い実施例を図面を参照して説明するゎ第３図ないし第５
図は本発明の第１実施例に係るアッパサポートを示して
おり、そのうち第３図はラジェータ支持溝造の全体を、
第４図はアッパサポートのフリー状態を、第５図はアッ
パサポートのラジェータの組付は後かつ暖機時の状態を
示している。第３図において、６はラジェータであり、
車両ボデーまたは車両ボデーに固定された部材７．８に
、ロアサポート９およびアッパサポート１０を介して取
付けられる。 ロアサポート９およびアッパサポート１０は上下方向の
寸法の変化を吸入できるゴム部材を有しており、ラジェ
ータ６はロアサポート９およびアッパサポート１０によ
って上下方向に浮動支持されている。第４図および第５
図において、１１は車輌ボデー８に固定されるボデー側
ブラケット、１２はラジェータ６のアッパタンク６ａに
接してラジェータ６を支持するラジェータ側ブラケット
を示している。両ブラケット１１．１２は、ゴム部材１
３を介して結合されている。 ゴム部材１３はブラケット中心線１４を中心としてその
左右に１本づつ位置するゴム柱１５．１６を有しており
、ゴム柱１５．１６の間にはほぼ弧状にくり抜かれた空
間から成るすぐり１７を有している。すぐり１７の上下
にはボデー側ブラケット１１、クジ１−タ側ブラケット
１２に沿って延びそれぞれのブラケット１１．１２にｌ
ｉｌを脱不能に固着されているゴム部分１８．１９が存
在している。ゴム部分１８の下面はすぐりの土壁面１８
ａを構成しており、該土壁面１８ａは下方に向って凹状
曲面から成る。 左右のゴム柱１５．１６は、ラジェータ６の組付は前の
フリー状態においてブラケット中心線１４に対してハの
字形となり、すなわちボデー側ブラケット１１からラジ
ェータ側ブラケット１２に向って上方に傾斜しており、
ラジェータ６粗イ］け後暖機時においてブラケット中心
線１４を中心にしてさらに急傾斜のへの字形となるよう
に、その角度が設定されている。この場合、ゴム柱１５
．１６はラジェータ側サポート１２のほぼ接線方向に向
いており、フリー状態にお【プるゴム柱１５．１６の水
平からの傾斜角度αは０度ないし３０度の範囲にある。 つぎに上記の構成を有する第１実施例のアッパサポート
における作用について説明する。 まず、ラジェータ６組付は前のフリー状態においては、
７ツパサポート１０は第４図の状態にある。この状態で
はゴム柱１５．１６はブラケット中心線１４に対してハ
の字形にすなわちボデー側ブラケット１１からラジェー
タ側ブラケット１２に向って上方に傾斜している。この
ときすぐり寸法はＤ＝Ｄｏである。 つぎにラジェータ６を組付ける。このときラジェータ側
ブラケット１２は上方に移動し、アッパサポートは第５
図の状態になり、ハの字形の傾斜が第４図の状態にくら
べて更に急傾斜になる。このときすぐり１法はＤ＝Ｄ　
＋である。 ただしＤｌは組付けのばらつきおよびラジェータ６の熱
膨張によってばらつく。このばらつきはＤ＋＝ｂ−ａま
での範囲、すなワチＷ＝ａ　−ｂの範囲が許される。 ここで、本発明のすぐり寸法りと動ばね定数との関係を
示すと、第２図の曲線Ｂのようになる。第４図の状態か
ら第５図の状態にしようとすると、ゴム柱１５．１６に
は主に引張力がかかる。この引張力は、ゴム柱１５．１
６がクジ１−タ側ブラケッ１−１２の接線方向に向いて
いるので、ゴム柱１５．１６の変形、引張力の増大は安
定しており、試験で確めたところすぐり刈払りの上下方
向の変化に対して動ばね定数は【よぼ一定であり、その
変化は小さい。すなわち第２図において、曲１Ｂは曲線
Ａより横に寝た曲線となっており、動ばね特性が安定し
ている。 しｋがって、アイドル振動、こもり音の悪化閉止に有効
な有効ばね定数範囲Ｈに対応する組付りばらつきによる
ｙ（容ザぐり範囲Ｗ１が実際の相イ」（プばらつきおよ
び熱膨張すぐり範囲Ｗ（すぐり刈払１つがｂからａの範
ＩＩＩ］）まで拡張し、全相（＝ｌけばらつきすぐり範
囲Ｗが有効ばね定数範１１１１　Ｎでカバーされる。す
なわら、ラジェータ６を組（ｄけたとぎ、その組イ」け
ばらつきおよびラジェータ６の熱膨張によってすぐり寸
法Ｄ＝Ｄ１が第２図の粗細けばらつきによる最大すぐり
寸法ａから組付けばらつきににる最小寸ぐり寸法すまで
の範囲（ただしａ　−ｂ　＝Ｗ）にわたって大きくばら
ついても、この範ＩＩＷのすぐり寸法に対しては動ばね
定数は有効動ばね定数範囲１」にあり、アイドル振動の
悪化およびこもり音の悪化が防止される。 また、ゴム柱１５．１６がラジェータ側ブラケット１２
の接線方向を向いているので、ゴム柱１５．１６にかか
る力は単純引張りに近く、複雑な曲げや圧縮の力がかか
らないので、従来タイプに対し、同じ動ばね定数を冑る
のにゴム硬度を約２０％上げれる点と、曲げによる曲げ
外Ｒ点での大きな集中がかからないという点から、特性
が安定しておりかつ耐久性上も有利である。 なお、ゴム部材１３のすぐりの」ニ壁面１８ａは下方に
向って凹状曲面となっているので、ラジェータ側ブラケ
ット１２が上方に移動づるときに干渉する突出部がなく
、上方への移動が円滑に行なわれ、特性の安定化に寄与
している。 第６図は本発明の第２実施例のアッパサポートを示して
おり、そのフリー状態すなわちラジェータ組付は前の状
態において示している。本実施例においては、ゴム柱１
５．１６がブラケット中心線１４の左右にそれぞれ２本
づつ設けられている。ゴム柱１５．１６はフリー状態で
ハの字形の状態にあり１、ラジェータ組付は後暖襞時に
ゴム柱１５．１６はさらに急傾斜のＡの字形になる。そ
の他の構成、作用は第１実施例に準じるので、準じる部
分に第１実施例と同一の符号を付づことによりその他の
部分の説明を省略する。 第７図は本発明の第３実施例のアツパサボ−１−を示し
ており、そのフリー状態において示している。本実施例
においては、ゴム柱１５．１６がブラケット中心線１４
の左右どちらか一方に１本、仙りに２本設番ノられてい
る。ゴム柱１５．１６は、フリー状態でハの字形の状態
にあり、クジ１−タ絹付（プ後ＷＪ機時にゴム柱１５．
１６は更に急傾斜のハの字形になる。その他の構成、作
用は第１実施例に準じるので、準じる部分に第１実施例
と同一の符号を付すことによりその他の部分の説明を省
略づ°る。 以上説明したように、本発明のラジェータのアッパサポ
ートはラジェータ組付は前のフリー状態においてブラケ
ット中心線を中心にしてハの字形となっており、ラジェ
ータ組付は後に、さらに急傾斜のハの字形となる左右の
ゴム柱を有するので、本発明によるときは、ゴム柱に作
用する力を引張力のみとしてラジェータの上下組付けば
らつきによる動ばね定数の変化を抑えることができ、組
イ］けばらつき等によるアイドル振動の悪化およびこも
り音の悪化を防止できるとともに、アッパサポート自体
の耐久性の向上もはかることができるという効果が得ら
れる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のラジェータのアッパサポートの正面図、 第２図は本発明および従来のアッパサポートのすぐり寸
法−動ばね定数特性図、 第３図は本発明のラジェータのアッパサポートによるラ
ジェータの全体支持構造を分解して示した分解正面図、 第４図は本発明の第１実施例に係るラジェータの７ツパ
ザボートのフリー状態におりる正面図、 第５図は第３図のラジェータのアッパザポ−１〜のラジ
ェータ組イ」け後における正面図、第６図は本発明の第
２実施例に係るラジェータのアッパυボートのフリー状
態におｔプる正面図、 第７図は本発明の第３実施例に係るラジェータのアッパ
サボ−１・のフリー状態における正面図、 である。 １０・・・・・・アッパサポート １１・・・・・・ボデー側ブラケット １２・・・・・・ラジェータ側ブラケット１３・・・・
・・ゴム部材 １５．１６・・・・・・ゴム社 １７・・・・・・ずぐり ２０・・・・・・ラジェータ Ｄ・・・・・・すぐり寸法 第１図 第２図 第３図 第４図 １Ｂ 第５図 し−−Ｊ 第７図

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. （１）　ボデー側ブラケットとラジェータ側ブラケッｌ
   −とを、ブラケット中心線の左右の各々に少なくとも１
   本のゴム柱を有し該左右のゴム（］、の間にくり抜き空
   間から成るづぐりを有するゴム部材で結合し、ずぐりの
   上下・寸法の変化によりラジェータの組イ１けばらつき
   を吸収してラジェータを弾性支持さけるラジェータのア
   ッパサポートにおいて、前記ゴム柱をフリー状態にてボ
   デー側ブラケッ１〜からラジェータ側ブラケッ１〜に向
   かってへの字形に上方に傾斜させて形成したことを特徴
   どりるラジＪ−夕のアッパナボー１−０
2. （２）　前記左右のゴム柱がラジェータ側ブラケットの
   ほぼ接線方向に延びている特許請求の範囲第１項記載の
   ラジェータのアッパサポート。
3. （３）　前記ゴム柱がブラケット中心線の左右に１本づ
   つ設けられている特許請求の範囲第１項記載のラジェー
   タのアッパサポート。
4. （４）　前記ゴム柱がブラケット中心線の左右の一方に
   １本、他方に２本設けられている特許請求の範囲第１項
   記載のラジェータのアッパサポート。
5. （５）　前記ゴム柱がブラケット中心線の左右に２本づ
   つ設けられている特許請求の範囲第１項記載のラジェー
   タのアッパサポート。
6. （６）　前記ゴム部材のすぐり土壁面が下方に向って凹
   状の曲面から成る特許請求の範囲第１項記載のラジェー
   タのアッパサボー・ト。