JPH027227Y2 - - Google Patents

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JPH027227Y2
JPH027227Y2 JP1983180010U JP18001083U JPH027227Y2 JP H027227 Y2 JPH027227 Y2 JP H027227Y2 JP 1983180010 U JP1983180010 U JP 1983180010U JP 18001083 U JP18001083 U JP 18001083U JP H027227 Y2 JPH027227 Y2 JP H027227Y2
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JP
Japan
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rubber
support
atsupa
radiator
side bracket
Prior art date
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Application number
JP1983180010U
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English (en)
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JPS6088023U (ja
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Details Of Heat-Exchange And Heat-Transfer (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、車両のラジエータを、ラジエータの
上端において下端のロアサポートとし協働して弾
性支持するラジエータのアツパサポートに関す
る。
[従来の技術] ラジエータは、組付け寸法のばらつきや熱膨張
を吸収するために、ゴム部材を有するアツパサポ
ートおよびロアサポートを介して車両ボデーから
支持される。この寸法吸収機能を効果的に果たさ
せるために、本出願人により第1図に示すような
ラジエータのアツパサポートが提案されている。
(実願昭58−60810号)。そこでは、アツパサポー
ト1は、ボデー側ブラケツト2とラジエータ側ブ
ラケツト3とを、ブラケツト中心線4の左右両側
の各々に少なくとも1本のゴム柱5,6,7を有
し、その間にくり抜き空間から成るすぐり8を有
するゴム部材9で結合したものから構成されてい
る。このような構造のアツパサポート1では、ゴ
ム柱5,6,7が圧縮と曲げによつて変形すると
共にすぐり8の存在により、ラジエータ側ブラケ
ツト3は容易にボデー側ブラケツト2に対して変
位し、寸法変化を吸収する。
このようなゴムの弾性を利用するアツパサポー
トでは、内部のエンジン冷却水の質量を含みラジ
エータの質量と、アツパサポート、ロアサポート
のゴム部から成るばねとから振動系が構成され
る。この振動系において、第1図のようなゴム柱
5,6,7の圧縮を利用したアツパサポートで
は、すぐり8の上下方向寸法が圧縮に従い変化す
るにつれて、振動系の振動特性が比較的大きく変
化することが試験等により判明した。この振動特
性の変化を抑え、振動特性を安定化させるため
に、本出願人により先に第2図に示すようなラジ
エータのアツパサポートが提案された(特願昭58
−135070号)。そこでは、アツパサポート1は、
ボデー側ブラケツト2とラジエータ側ブラケツト
3とは、ブラケツト中心線4の左右両側の各々に
少なくとも1本のゴム柱5,6を有し、その間に
くり抜き空間から成るすぐり8を有するゴム部材
9で結合したものから構成されている。そして、
ゴム柱5,6はボデー側ブラケツト2からラジエ
ータ側ブラケツト3に向つて斜め上方に延び互い
に協働してハの字型を形成するように構成されて
いる。このようなラジエータブラケツト1では、
ラジエータ側ブラケツト3がエンジン側ブラケツ
ト2方向に、ラジエータによつて押されたとき
に、ゴム柱5,6には引張り応力がかかり、ばね
定数はすぐり8の上下方向寸法変化に対しても余
り変化せず、振動特性は安定している。
[考案が解決しようとする課題] ところで、第1図,第2図に示したアツパサポ
ートにおいては、振動系用ゴムとしてはNR(天
然ゴム)が一般的に用いられるので、アツパサポ
ートのゴム部材としてはNRの使用が容易に考え
られる。しかし、アツパサポートのゴム部材は車
両走行時の振動を考えると、多数の繰返応力を受
けるので、とくに、第2図に示したような引張応
力のかかるものでは、耐久性上十分な信頼性を有
することが必要である。
本考案は、第2図に示したような、引張応力が
作用するゴム柱を有するタイプのラジエータのア
ツパサポートにおいて、その耐久性を向上させる
ことを目的とし、それをゴム部材の材料面から達
成させることを目的とする。
[課題を解決するための手段] この目的は、次の本考案のラジエータのアツパ
サポートによつて達成される。
ボデー側ブラケツトとラジエータ側ブラケツト
とを、ブラケツト中心線の左右両側の各々に少な
くとも1本のゴム柱を有し該左右のゴム柱の間に
くり抜き空間から成るすぐりを有するゴム部材で
結合したラジエータのアツパサポートにおいて、
ラジエータ側ブラケツトがボデー側ブラケツト方
向に押されたときに前記ゴム柱に引張応力が生じ
るように前記左右のゴム柱を前記ブラケツト中心
線に関してハの字に構成し、かつ前記ゴム部材の
材質をクロロプレンゴムとしたことを特徴とする
ラジエータのアツパサポート。
[作用] クロロプレンゴムは、現状の車両の弾性支持機
構の構成部材としては今までに使用された例はな
いが、NRに比べて動的疲労耐久性、動的オゾン
耐久性が飛躍的に(天然ゴムの約10倍以上)向上
する。したがつて、車両走行中に振動を受けてゴ
ム部材とくにゴム柱に引張応力が生じて動的オゾ
ン耐久性が問題となる第2図のアツパサポートに
おいても、サポートとしての耐久性が向上する。
[実施例] 以下に本考案のラジエータのアツパサポートに
係る望ましい実施例を第2図を利用して説明す
る。
第2図は、本考案のアツパサポートと同一形状
のアツパサポートを示している。したがつて、前
記の第2図の構成の説明は本考案の第2実施例の
アツパサポートにも準用される。ただし、第2図
において、ゴム柱5,6を含むゴム部材9の材質
はクロロプレンゴムから成る。この形状のアツパ
サポート1においては、ラジエータ側ブラケツト
3がボデー側ブラケツト2方向に変位するときゴ
ム柱5,6に引張り応力が働く。
上記のようにクロロプレンゴムによりゴム部材
9を構成したアツパサポート1と、従来一般的に
用いられるNR(天然ゴム)によりゴム部材9を
構成したアツパサポートとを、耐久性試験を行な
つて比べてみた。
まず、40℃の50pphmオゾン雰囲気中で、ラジ
エータ側ブラケツト3をボデー側ブラケツト2に
0から6,2mm圧縮変位しそれを0に戻すことを
3Hzで行なう荷重サイクルをかけて、動的オゾン
劣化試験を行なつたところ、NRを用いたアツパ
サポートでは50万サイクルで破断したのに対し、
クロロプレンゴムを用いたアツパサポート1で
は、580万サイクルのテスト中段階においても未
だ異常がなかつた。
また、90℃の雰囲気中で、ラジエータ側ブラケ
ツト3をボデー側ブラケツト2に0から6.2mm圧
縮変位しそれを0に戻すことを6Hzで行なう荷重
サイクルをかけて、定変位耐久試験を行なつたと
ころ、NRを用いたアツパサポートでは30〜40万
サイクルで微小クラツクがゴム表面に表われ始め
たのに対し、クロロプレンゴムを用いたアツパサ
ポートでは300〜630万サイクルをかけて始めて微
小クラツクがゴム表面に表われ始めた。
[考案の効果] 上記の試験結果により、本考案のように、ハの
字型をなす左右のゴム柱を有するゴム部材の材質
をクロロプレンゴムとしたアツパサポートによる
ときは、次の効果が得られることが分かる。
まず、ラジエータのアツパサポートの動的オゾ
ン耐久性および動的疲労耐久性は、NRに比べて
10倍以上向上される。これはアツパサポートの寿
命が一般路走行に対し100年以上あることを意味
し、車両寿命中において、アツパサポートの耐久
性劣化によるアイドル振動、こもり音の悪化や、
ゴム破断のおそれがないことを意味し、信頼性の
高いアツパサポートの提供が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は実願昭58−60810号のアツパサポート
の正面図、第2図は本考案および特願昭58−
135070号のアツパサポートの形状を示す正面図、
である。 1……アツパサポート、2……ボデー側ブラケ
ツト、3……ラジエータ側ブラケツト、4……ブ
ラケツト中心線、5,6,7……ゴム柱、8……
すぐり、9……ゴム部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ボデー側ブラケツトとラジエータ側ブラケツト
    とを、ブラケツト中心線の左右両側の各々に少な
    くとも1本のゴム柱を有し該左右のゴム柱の間に
    くり抜き空間から成るすぐりを有するゴム部材で
    結合したラジエータのアツパサポートにおいて、
    ラジエータ側ブラケツトがボデー側ブラケツト方
    向に押されたときに前記ゴム柱に引張応力が生じ
    るように前記左右のゴム柱を前記ブラケツト中心
    線に関してハの字に構成し、かつ前記ゴム部材の
    材質をクロロプレンゴムとしたことを特徴とする
    ラジエータのアツパサポート。
JP18001083U 1983-11-24 1983-11-24 ラジエ−タのアツパサポ−ト Granted JPS6088023U (ja)

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JP18001083U JPS6088023U (ja) 1983-11-24 1983-11-24 ラジエ−タのアツパサポ−ト

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Publication Number Publication Date
JPS6088023U JPS6088023U (ja) 1985-06-17
JPH027227Y2 true JPH027227Y2 (ja) 1990-02-21

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JP18001083U Granted JPS6088023U (ja) 1983-11-24 1983-11-24 ラジエ−タのアツパサポ−ト

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6027722A (ja) * 1983-07-26 1985-02-12 Toyota Motor Corp ラジエ−タのアツパサポ−ト

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6027722A (ja) * 1983-07-26 1985-02-12 Toyota Motor Corp ラジエ−タのアツパサポ−ト

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Publication number Publication date
JPS6088023U (ja) 1985-06-17

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