JPS6027279Y2 - 流体軸受焼付防止装置 - Google Patents
流体軸受焼付防止装置Info
- Publication number
- JPS6027279Y2 JPS6027279Y2 JP1977145253U JP14525377U JPS6027279Y2 JP S6027279 Y2 JPS6027279 Y2 JP S6027279Y2 JP 1977145253 U JP1977145253 U JP 1977145253U JP 14525377 U JP14525377 U JP 14525377U JP S6027279 Y2 JPS6027279 Y2 JP S6027279Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- switching valve
- pressure oil
- air
- oil supply
- fluid bearing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Magnetic Bearings And Hydrostatic Bearings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は圧油の静圧力によって回転軸を支承する流体軸
受の焼付防止装置に関するもので、その目的とするとこ
ろは、停電等により圧油供給ポンプ駆動用の電動モータ
が停止された場合においても、工場内のエアを利用して
補助ポンプを駆動し、以って流体軸受の焼付を確実に防
止するとともに、エアの消費を最小限に抑えることであ
る。
受の焼付防止装置に関するもので、その目的とするとこ
ろは、停電等により圧油供給ポンプ駆動用の電動モータ
が停止された場合においても、工場内のエアを利用して
補助ポンプを駆動し、以って流体軸受の焼付を確実に防
止するとともに、エアの消費を最小限に抑えることであ
る。
一般に、回転軸を流体軸受により静圧支持するものにお
いては、電動モータにて回転駆動される圧油供給ポンプ
により圧油を汲みあげて流体軸受に供給するようになっ
ているため、停電等の事故が発生すると、前記電動モー
タが停止され、これによって圧油供給ポンプによる圧油
供給作用が停止される。
いては、電動モータにて回転駆動される圧油供給ポンプ
により圧油を汲みあげて流体軸受に供給するようになっ
ているため、停電等の事故が発生すると、前記電動モー
タが停止され、これによって圧油供給ポンプによる圧油
供給作用が停止される。
ところが回転軸は慣性によりしばらくの間回転するため
、回転軸と軸受メタルとが金属接触した状態で滑り運動
し、最悪の場合には焼付を起す。
、回転軸と軸受メタルとが金属接触した状態で滑り運動
し、最悪の場合には焼付を起す。
従来かかる流体軸受の焼付を防止するために、例えば圧
油供給回路に蓄圧器を接続し、停電等が発生した場合に
蓄圧器に蓄圧された圧油を流体軸受に供給するようにし
たり、あるいはまた回転軸の回転によって駆動される補
助ポンプを設けて、停電等の際に回転軸が慣性回転して
いる間、補助ポンプにより流体軸受に圧油を供給するよ
うにしたものが提案されている。
油供給回路に蓄圧器を接続し、停電等が発生した場合に
蓄圧器に蓄圧された圧油を流体軸受に供給するようにし
たり、あるいはまた回転軸の回転によって駆動される補
助ポンプを設けて、停電等の際に回転軸が慣性回転して
いる間、補助ポンプにより流体軸受に圧油を供給するよ
うにしたものが提案されている。
しかしながら、前者の方式においては蓄圧器の蓄圧時間
に限度があり、また後者の方式においては補助ポンプを
常時駆動しなければならないため動力損失が大きく、十
分に満足すべき結果が得られていないのが実状である。
に限度があり、また後者の方式においては補助ポンプを
常時駆動しなければならないため動力損失が大きく、十
分に満足すべき結果が得られていないのが実状である。
本考案は上述した従来の問題点に鑑みてなされたもので
、停電等が発生した場合にのみ、工場内に設備されたエ
アを利用してエアモータを一定時間起動し、補助ポンプ
を駆動するようにしたものである。
、停電等が発生した場合にのみ、工場内に設備されたエ
アを利用してエアモータを一定時間起動し、補助ポンプ
を駆動するようにしたものである。
以下本考案の実施例を図面に基いて説明する。
10.11は流体軸受で、これら流体軸受10゜11の
軸受ポケット12.13には、電動モータ14にて駆動
される圧油供給ポンプ15によってタンク16より汲み
上げられた圧油が供給ライン17に介挿された逆止弁1
8および絞り19,19を介して供給されるようになっ
ている。
軸受ポケット12.13には、電動モータ14にて駆動
される圧油供給ポンプ15によってタンク16より汲み
上げられた圧油が供給ライン17に介挿された逆止弁1
8および絞り19,19を介して供給されるようになっ
ている。
20は回転軸、例えば一端に砥石を取付けた砥石軸で、
この回転軸20は前記各軸受ポケット12.13に供給
された圧油の静圧力により支承され、図略の電動モータ
により回転駆動されるようになっている。
この回転軸20は前記各軸受ポケット12.13に供給
された圧油の静圧力により支承され、図略の電動モータ
により回転駆動されるようになっている。
前記供給ライン17には逆止弁18と絞り19との間よ
り補助ライン21が分岐接続され、この補助ライン21
にエアモータ22にて駆動される圧油供給補助ポンプ2
3と逆止弁26が設けられている。
り補助ライン21が分岐接続され、この補助ライン21
にエアモータ22にて駆動される圧油供給補助ポンプ2
3と逆止弁26が設けられている。
エアモータ22はパイロット切替弁31および電磁切替
弁25を介して工場内に設備されたエア供給源に接続さ
れている。
弁25を介して工場内に設備されたエア供給源に接続さ
れている。
ここで電磁切替弁25は通常の運転状態においてはソレ
ノイドS1が励磁されて通路を遮断しているが、電源が
切れた場合にはスプリングの復元力により切替えられて
通路を開口する。
ノイドS1が励磁されて通路を遮断しているが、電源が
切れた場合にはスプリングの復元力により切替えられて
通路を開口する。
またパイロット切替弁31は通常の運転状態においては
スプリング力により右方位置に保持されて通路を開口し
ているが、前記電磁切替弁25の切替えによりパイロッ
ト切替弁31に加圧エアが供給されると、このエア圧が
パイロット切替弁31の右室に絞り32を介して導かれ
、パイロット切替弁31はスプリング力に抗して徐々に
変位され、一定時間後に通路を閉止するようになってい
る。
スプリング力により右方位置に保持されて通路を開口し
ているが、前記電磁切替弁25の切替えによりパイロッ
ト切替弁31に加圧エアが供給されると、このエア圧が
パイロット切替弁31の右室に絞り32を介して導かれ
、パイロット切替弁31はスプリング力に抗して徐々に
変位され、一定時間後に通路を閉止するようになってい
る。
かかるパイロット切替弁31および絞り32により遅延
弁30を構成している。
弁30を構成している。
これによりエアモータ22には通常の運転状態において
停電等の事故が発生した場合のみエア供給源より加圧エ
アが電磁切替弁25およびパイロット切替弁31を介し
て一定時間だけ供給されるようになり、これにより前記
圧油供給補助ポンプ23が駆動される。
停電等の事故が発生した場合のみエア供給源より加圧エ
アが電磁切替弁25およびパイロット切替弁31を介し
て一定時間だけ供給されるようになり、これにより前記
圧油供給補助ポンプ23が駆動される。
本考案の流体軸受焼付防止装置は上述したように構成さ
れているので、通常の運転状態においては、電動モータ
14により圧油供給ポンプ15が駆動されて圧油が流体
軸受10.11の各軸受ポケット12.13に供給され
、回転軸20を静圧する。
れているので、通常の運転状態においては、電動モータ
14により圧油供給ポンプ15が駆動されて圧油が流体
軸受10.11の各軸受ポケット12.13に供給され
、回転軸20を静圧する。
この場合、ソレノイドS1が励磁されて電磁切替弁25
が右方に切替えられているため、エアモータ22には加
圧エアが供給されず、圧油供給補助ポンプ23は駆動さ
れない。
が右方に切替えられているため、エアモータ22には加
圧エアが供給されず、圧油供給補助ポンプ23は駆動さ
れない。
しかる状態において、停電事故が発生すると、電動モー
タ14の電源が落ちて圧油供給ポンプ15が停止され、
流体軸受10.11への圧油供給作用が止められる。
タ14の電源が落ちて圧油供給ポンプ15が停止され、
流体軸受10.11への圧油供給作用が止められる。
同時に回転軸20を駆動する電動モータ(図示せず)の
電源も落ちるが、回転軸20は慣性によりしばらくの間
回転を続ける。
電源も落ちるが、回転軸20は慣性によりしばらくの間
回転を続ける。
この慣性回転時間は回転軸20の質量等によって異なる
が、一般に3分程度である。
が、一般に3分程度である。
一方、停電事故によりソレノイドS1も消磁されるため
、電磁切替弁25がスプリングの復元力により左方へ切
替えられ、通路が開口される。
、電磁切替弁25がスプリングの復元力により左方へ切
替えられ、通路が開口される。
これによって加圧エアがパイロット切替弁31を介して
エアモータ22に供給され、エアモータ22を起動する
。
エアモータ22に供給され、エアモータ22を起動する
。
従って圧油供給補助ポンプ23が駆動され、補助ライン
21を介して軸受ポケット12.13に圧油が供給され
、停電後も回転軸20を通常と変わりなく静圧支持する
。
21を介して軸受ポケット12.13に圧油が供給され
、停電後も回転軸20を通常と変わりなく静圧支持する
。
しかしてパイロット切替弁31に供給された加圧エアは
、パイロット切替弁31の右室に絞り32を介して導か
れ、パイロット切替弁31をスプリング力に抗して徐々
に切替え、一定時間後に通路が閉止される。
、パイロット切替弁31の右室に絞り32を介して導か
れ、パイロット切替弁31をスプリング力に抗して徐々
に切替え、一定時間後に通路が閉止される。
この場合、パイロット切替弁31の切替時間は回転軸2
0の慣性回転時間より長く設定されることは勿論である
。
0の慣性回転時間より長く設定されることは勿論である
。
以上述べたように本考案は、停電等の事故が発生した場
合に工場内に設備されたエアを利用してエアモータを起
動し、このエアモータによりポンプを駆動して流体軸受
に圧油を供給するようにした構成であるので、停電等に
よって起こる油切れによる流体軸受の焼付を確実に防止
できるようになる。
合に工場内に設備されたエアを利用してエアモータを起
動し、このエアモータによりポンプを駆動して流体軸受
に圧油を供給するようにした構成であるので、停電等に
よって起こる油切れによる流体軸受の焼付を確実に防止
できるようになる。
しかも本考案は、エアモータへのエアの供給がパイロッ
ト切替弁により一定時間後に自動的に停止されるように
なっているので、エアの消費を必要最小限度に抑えるこ
とができる効果も併せて奏せられる。
ト切替弁により一定時間後に自動的に停止されるように
なっているので、エアの消費を必要最小限度に抑えるこ
とができる効果も併せて奏せられる。
図面は本考案の実施例を示す流体軸受焼付防止装置の概
略図である。 10.11・・・・・・流体軸受、14・・・・・・電
動モータ、15・・・・・・圧油供給ポンプ、20・・
・・・・回転軸、22・・・・・・エアモータ、23・
・・・・・圧油供給補助ポンプ、25・・・・・・電磁
切替弁、31・・・・・・パイロット切替弁。
略図である。 10.11・・・・・・流体軸受、14・・・・・・電
動モータ、15・・・・・・圧油供給ポンプ、20・・
・・・・回転軸、22・・・・・・エアモータ、23・
・・・・・圧油供給補助ポンプ、25・・・・・・電磁
切替弁、31・・・・・・パイロット切替弁。
Claims (1)
- 回転軸を圧油の静圧力によって支承する流体軸受におい
て、該流体軸受に接続された圧油供給ポンプと、該圧油
供給ポンプを駆動する電動モータと、前記圧油供給ポン
プと並列的に接続された圧油供給補助ポンプと、該圧油
供給補助ポンプを駆動するエアモータと、該エアモータ
と工場内に設備されたエア供給源との間に設けられ通常
の運転時においては連通路を閉止し停電等により電源が
遮断された場合に切替えられて連通路を開口する電磁切
替弁と、該電磁切替弁と前記エアモータとの間に設けら
れ通常の運転時においては連通路を開口し前記電磁切替
弁を介してエア圧が供給された場合に該エア圧により切
替えられて一定時間後に連通路を閉止するパイロット切
替弁とによって構成したことを特徴とする流体軸受焼付
防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1977145253U JPS6027279Y2 (ja) | 1977-10-28 | 1977-10-28 | 流体軸受焼付防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1977145253U JPS6027279Y2 (ja) | 1977-10-28 | 1977-10-28 | 流体軸受焼付防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5471078U JPS5471078U (ja) | 1979-05-21 |
JPS6027279Y2 true JPS6027279Y2 (ja) | 1985-08-16 |
Family
ID=29124636
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1977145253U Expired JPS6027279Y2 (ja) | 1977-10-28 | 1977-10-28 | 流体軸受焼付防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6027279Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014151429A (ja) * | 2013-02-14 | 2014-08-25 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 摺動面の焼付防止装置 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6900166B2 (ja) * | 2016-10-18 | 2021-07-07 | Ntn株式会社 | 潤滑油供給ユニットおよびそれを備える軸受装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4838661A (ja) * | 1971-09-17 | 1973-06-07 |
-
1977
- 1977-10-28 JP JP1977145253U patent/JPS6027279Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4838661A (ja) * | 1971-09-17 | 1973-06-07 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014151429A (ja) * | 2013-02-14 | 2014-08-25 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 摺動面の焼付防止装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5471078U (ja) | 1979-05-21 |
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