JPS6123363B2 - - Google Patents

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JPS6123363B2
JPS6123363B2 JP10777379A JP10777379A JPS6123363B2 JP S6123363 B2 JPS6123363 B2 JP S6123363B2 JP 10777379 A JP10777379 A JP 10777379A JP 10777379 A JP10777379 A JP 10777379A JP S6123363 B2 JPS6123363 B2 JP S6123363B2
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JP
Japan
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pump
steam turbine
oil
turbine
pressure
Prior art date
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JP10777379A
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English (en)
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JPS5632015A (en
Inventor
Akira Susa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tokyo Shibaura Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Priority to JP10777379A priority Critical patent/JPS5632015A/ja
Publication of JPS5632015A publication Critical patent/JPS5632015A/ja
Publication of JPS6123363B2 publication Critical patent/JPS6123363B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は蒸気タービン軸受給油装置に係り、蒸
気タービンの軸受に、それ自身の駆動に関連して
潤滑油を供給させるもので、特に蒸気タービンの
回転数が低下したときでの潤滑油の供給を円滑に
した給油装置に関するものである。
従来から、発電所その他において設置されてい
る蒸気タービンは、定格回転数で運転されている
とき蒸気タービンの回転駆動で油ポンプを駆動さ
せ、タービン軸受に潤滑油が供給されるようにし
てあるが、蒸気タービンの起動及び停止時では電
動油ポンプにより給油されるように構成されてい
る。今、その構成を第1図を参照して具体的に説
明する。
すなわち、蒸気タービン1が定格回転数で運転
されている状態では、蒸気タービン1に直結され
たシヤフトポンプ3で発生した油圧によりオイル
タービン4を回動させ、このオイルタービン4か
らの油が潤滑油となつてタービン軸受100に供
給される。このときのシヤフトポンプ3への吸込
圧は、オイルタービン4によつて駆動されるブー
スタポンプ5からの供給により確保される。この
とき、ブースターポンプ5は油タンク内に設置さ
れ、貯溜油の中にあるため、シヤフトポンプ3の
吸込圧は充分に確保される。
一方、蒸気タービン1が起動及び停止状態にあ
るときの軸受100への給油は、オイルタービン
4の出口圧力が低いために、ACモータ9で駆動
されるターニングギア油ポンプ8により行なわれ
ている。このとき、蒸気タービン1自体の回転数
は低下している状態にあるから、シヤフトポンプ
3の吐出圧も低下したり、オイルタービン4を回
動させることも不能となつたりするため、ブース
ターポンプ5によりシヤフトポンプ3の吸込圧を
確保することが不可能となる。そこでACモータ
7でサクシヨンポンプ6を駆動させることでシヤ
フトポンプ3への吸込圧を確保するようにしてあ
る。
また、シヤフトポンプ3とターニングギア油ポ
ンプ8が故障して、タービン軸受油圧が異常に低
下した場合の非常用に備えて、DCモータ11に
よつて駆動される非常用ポンプ10が設置されて
いる。
尚、前記サクシヨンポンプ6、ターニングギア
油ポンプ8、非常用ポンプ10も、ブースタポン
プ5と同様に油タンク内に設置されている。
また、符号12は、非駆動状態にある各ポンプ
5,6,8,10に油の逆流を防止させる逆止
弁、2は蒸気タービン1の回転制御に利用される
回転計である。
ここで、従来の各ポンプ5,6,8,10の自
動起動制御システムを第2図に示されたブロツク
図を参照して説明すると、蒸気タービン1が起動
から定格回転数に達するまでは、開閉器21を閉
じることによりACモータ9を駆動し、ターニン
グギア油ポンプ8を駆動させることでタービン軸
受100に潤滑油を供給し、一方、シヤフトポン
プ3への吸込圧は開閉器20を閉じてACモータ
7を駆動し、サクシヨンギヤポンプ6を駆動させ
ることで確保される。蒸気タービン1が定格回転
数に到達すると、開閉器20,21は開放され
る。開閉器20はシヤフトポンプ3の吸込圧低下
を検出する圧力スイツチ13の信号により、また
開閉器21はシヤフトポンプ3の吐出圧低下を検
出する圧力スイツチ14によりそれぞれ閉じるこ
とができる状態となつている。更に、蒸気タービ
ン1の停止時には、圧力スイツチ14の信号、あ
るいはタービン軸受油圧低下を検出している圧力
スイツチ16の信号により、OR回路18が作動
して開閉器21に信号を与えてこれ21を閉じさ
せ、ACモータ19を駆動し、ターニングギア油
ポンプ8を駆動させて軸受油を供給するようにな
つている。
また、非常事態が発生した場合は、シヤフトポ
ンプ3の吐出圧の低下を検出する圧力スイツチ1
5とターニングギア油ポンプ8の吐出圧の低下を
検出する圧力スイツチ17との両信号により
AND回路形式の非常用ポンプ駆動回路19から
閉じ信号が出力され、この閉じ信号によつてDC
モータ11を駆動し、非常用油ポンプ10を駆動
させて、軸受油のみを供給させるようにしてあ
る。
また、蒸気タービン1を停止させる場合は、タ
ービントリツプにより蒸気タービン1に供給され
ている蒸気を遮断することにより行なわれ、この
ときの蒸気タービン1はタービン軸受100及び
シヤフトポンプ3による損失動力で回転数が次第
に低下していく。蒸気タービン1の回転数が低下
するとシヤフトポンプ3の吐出圧も低下し、ため
にオイルタービン4も回動できなくなり、その結
果、タービン軸受100へ供給する油圧が低下す
るばかりでなく、ブースタポンプ5も駆動できな
くなるからシヤフトポンプ3への吸込圧も低下す
る。そして、このような一連の現象は、タービン
軸受100の損傷、焼損と、シヤフトポンプ3の
キヤビテーシヨンとを誘起するものであつた。
かかる現象を防止するため、前述の第2図に示
すような非常用油ポンプの自動起動制御システム
を採用していたが、シヤフトポンプ3の吐出圧低
下によるオイルタービン4の回動不能状態は、蒸
気タービン1の回転数が定格回転数に対して約80
%のときに突然発生するため、かかる制御システ
ムによつても、短時間でタービン軸受100へ供
給される軸受油圧の低下とシヤフトポンプ3への
吸込圧の低下とは回避できないという欠点があつ
た。
また、前記非常用ポンプ10の自動起動は、シ
ヤフトポンプ3とターニングギア油ポンプ8との
両方が故障するという重大事故が発生した場合に
おいて、蒸気タービン1のタービン軸受100に
軸受油を供給して蒸気タービン1を完全に停止さ
せるものであるから、蒸気タービン1の通常運転
中は使用されることがない。したがつて、前述の
ような蒸気タービン1の停止状態時に発生するオ
イルタービン4の回動不能に基因する軸受油圧の
低下ならびにシヤフトポンプ3への吸込圧の低下
を防止する動作には全く関係ないものである。
そこで本発明は、蒸気タービンの停止状態、更
には起動状態のときに生じる軸受油圧の低下とシ
ヤフトポンプの吸込圧の低下とを防止して、ター
ビン軸受の損傷、焼損とシヤフトポンプのキヤビ
テーシヨンとの発生を未然に防止できるようにし
た蒸気タービン軸受給油装置を提供することを目
的とする。
以下、本発明の一実施例について添付図面を参
照して説明する。
本発明の一実施例を説明するに当り、従来の蒸
気タービン軸受給油装置と同一部品には同一符号
を付し、その説明を省略する。
本発明は、第3図に示すように、蒸気タービン
の起動および停止時にサクシヨンポンプ6を起動
させるサクシヨンポンプ起動回路25と、ターニ
ングギア油ポンプ8を起動させるターニングギア
油ポンプ起動回路26とを改良し、両起動回路2
5,26に自動起動回路27a,27bをそれぞ
れ付設し、この自動起動回路27a,27bから
の信号によつてサクシヨンポンプ起動回路25と
ターニングギア油ポンプ起動回路26とを作動さ
せるようにしたものである。
サクシヨンポンプ起動回路25は、OR回路2
8を有し、このOR回路28に、シヤフトポンプ
3の吸込圧の低下を検出する圧力スイツチ13の
信号および蒸気タービン1の回転数を検出する回
転計2からの信号がそれぞれ入力される。回転計
2は蒸気タービン1の回転数を検出し、その回転
数が所定値以下に低下したとき、検出信号をOR
回路28に出力しており、このOR回路28と回
転計2とにより、自動起動回路27aが構成され
る。
しかして、OR回路28は圧力スイツチ13お
よび回転計2のいずれかの信号により作動され、
その作動信号により開閉器20が閉じられ、AC
モータ7が起動される。このACモータ7の起動
により、サクシヨンポンプ6が駆動され、シヤフ
トポンプ3への油の吸込圧が確保される。
ターニングギア油ポンプ起動回路26も同様に
してOR回路29を有する。このOR回路29に
は、シヤフトポンプ3の吐出圧の低下を検出する
圧力スイツチ14からの信号、タービン軸受10
0の油圧の低下を検出する圧力スイツチ16から
の信号、および蒸気タービン1の回転数を検出す
る回転計2からの信号が入力されるようになつて
おり、いずれかの入力信号によりOR回路29が
作動して、開閉器21が閉じられ、ACモータ9
が起動される。この起動によりターニングギア油
ポンプ8が駆動され、タービン軸受100の潤滑
に必要な油が供給される。そして、前記OR回路
29と回転計2とから自動起動回路27bが構成
され、この自動起動回路27bにより、蒸気ター
ビン1の回転数が所定値以下に低下したとき、そ
の回転数の低下を回転計2が検出して、検出信号
をOR回路29に送り、ターニングギア油ポンプ
起動回路26を作動させる。この起動回路26の
作動により、ターニングギア油ポンプ8が駆動さ
れる。
また、第2図に示す従来のものと同様に、非常
用油ポンプ駆動回路30が設けられている。この
駆動回路30はAND回路19を有し、このAND
回路19に圧力スイツチ15,17からの信号が
それぞれ入力される。AND回路19は圧力スイ
ツチ15,17からの両入力信号により作動され
て開閉器22を閉じる。この開閉器22が閉塞さ
れるとDCモータ11が起動され、このモータ起
動により非常用油ポンプ10が作動され、タービ
ン軸受100に潤滑油が供給される。
結局、蒸気タービン1で駆動されるシヤフトポ
ンプ3に、蒸気タービン1の起動及び停止時に吸
込圧力を与えてサクシヨンポンプ6を起動させる
従来のサクシヨンポンプ起動回路と、蒸気タービ
ン1の起動及び停止時に軸受油を供給するターニ
ングギア油ポンプ8を起動させる従来のターニン
グギア油ポンプ起動回路とに、(蒸気タービン1
の回転が所定値以下になるとオイルタービン4は
回動不能状態となる。)蒸気タービン1が所定の
回転数以上のとき、いずれの起動回路25,26
も作動されないが、回転計2がその最小駆動回転
数より小さくなつたことを検出すれば、起動回路
25,26を作動するようにしたものである。
したがつて、蒸気タービン1における回転数が
予め設定された所定の回転数より小さくなつたこ
とを回転計2が検出すれば、直ちにサクシヨンポ
ンプ起動回路25、ターニングギア油ポンプ起動
回路26が作動し、そのためサクシヨンポンプ6
により駆動されるシヤフトポンプ3では充分な吸
込圧が確保され、ターニングギア油ポンプ8によ
り駆動されて油受油圧を適宜に昇圧させることが
できる。
以上説明したように本発明によれば、蒸気ター
ビン自身の駆動に関連してその軸受に軸受油が供
給されるとき、蒸気タービンの回転数が低下した
ときでも、軸受油圧の低下とシヤフトポンプの吸
込圧の低下とを防止して、軸受の損傷、焼損とシ
ヤフトポンプのキヤビテーシヨンとを未然に防止
することができると共に蒸気タービンを安全に停
止させることも可能であり、しかも従来装置に若
干の改良を施すだけで構成することができ、作動
も確実で故障がなく、メンテナンスも容易である
等の優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は蒸気タービンの軸受給油系統を示す概
略図、第2図は従来の自動起動制御システムのブ
ロツク図、第3図は本発明に係る自動起動制御シ
ステムのブロツク図である。 1……蒸気タービン、2……回転計、3……シ
ヤフトポンプ、4……オイルタービン、5……ブ
ースタポンプ、6……サクシヨンポンプ、7……
ACモータ、8……ターニングギア油ポンプ、9
……ACモータ、10……非常油ポンプ、11…
…DCモータ、13,14,15,16,17…
…圧力スイツチ、19……AND回路、20,2
1,22……開閉器、25……サクシヨンポンプ
起動回路、26……ターニングギア油ポンプ起動
回路、27a,27b……自動起動回路、28,
29……OR回路、30……非常用油ポンプ駆動
回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 蒸気タービンのタービン軸受に潤滑油を供給
    する蒸気タービン軸受給油装置において、蒸気タ
    ービンの起動および停止時に、蒸気タービンで駆
    動されるシヤフトポンプに吸込圧力を与えるサク
    シヨンポンプを起動させるサクシヨンポンプ起動
    回路と、タービン軸受の潤滑油供給用ターニング
    ギア油ポンプを起動させるターニングギア油ポン
    プ起動回路とを設け、前記蒸気タービンの回転数
    が所定値以下に低下したとき、その回転数の低下
    を検出して前記両起動回路を作動させる自動起動
    回路を付設したことを特徴とする蒸気タービン軸
    受給油装置。
JP10777379A 1979-08-24 1979-08-24 Oil supplying system for bearing for steam turbine Granted JPS5632015A (en)

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JP10777379A JPS5632015A (en) 1979-08-24 1979-08-24 Oil supplying system for bearing for steam turbine

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JP10777379A JPS5632015A (en) 1979-08-24 1979-08-24 Oil supplying system for bearing for steam turbine

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JPS5632015A JPS5632015A (en) 1981-04-01
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JP10777379A Granted JPS5632015A (en) 1979-08-24 1979-08-24 Oil supplying system for bearing for steam turbine

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58202310A (ja) * 1982-05-19 1983-11-25 Hitachi Ltd タ−ビン用油供給設備における非常用油ポンプ早期起動方法及びその装置
CZ300751B6 (cs) * 2003-09-24 2009-07-29 Siemens Aktiengesellschaft Protácecí zarízení pro protácení rotoru stroju

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JPS5632015A (en) 1981-04-01

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