JPH0320516Y2 - - Google Patents

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JPH0320516Y2
JPH0320516Y2 JP1984187085U JP18708584U JPH0320516Y2 JP H0320516 Y2 JPH0320516 Y2 JP H0320516Y2 JP 1984187085 U JP1984187085 U JP 1984187085U JP 18708584 U JP18708584 U JP 18708584U JP H0320516 Y2 JPH0320516 Y2 JP H0320516Y2
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engine
voltage
power supply
idle
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  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (A) 産業上の利用分野 本考案は、エンジン制御装置、特に例えばジー
ゼル・エンジン駆動発電装置などにおいて、キ
ー・スイツチの操作にもとづいてエンジンのアイ
ドル状態と停止状態との間の切換えを行うアイド
ル駆動ユニツトにアイドル制御電動モータが用い
られるよう構成すると共に、当該モータの回転中
に非所望に電圧供給が断たれることを防止するよ
うに配慮したエンジン制御装置に関するものであ
る。
(B) 従来の技術と考案が解決しようとする問題点 ジーゼル・エンジンによつて発電機を駆動する
如き場合のエンジン制御装置においては、エンジ
ンに予熱を与えるグロー状態と、エンジンの始動
を与えるスタート状態と、エンジンの回転を持続
するオン状態と、エンジンの停止に対応するオフ
状態とを少なくとも有するキー・スイツチをそな
え、これによつてエンジンを制御するよう構成さ
れる。
このようなエンジン駆動の発電装置において、
油圧系その他に異常が発生するとエンジンを停止
せしめるよう制御されるが、エンジン始動直後に
おいては上記油圧系などが見掛け上異常状態を示
すことがあることから、本出願人は、この点を考
慮した上でのエンジン停止装置についての提案
(実公昭57−50509号公報)を行つた。しかし最
近、上記発電機における負荷(したがつてエンジ
ンの負荷)が低減した状態で、エンジンを自動的
にアイドリングの状態に戻すようにして、エネル
ギ消費量を低減せしめるようにしたいわゆるスロ
ー・ダウン制御機能が附加されるようになり、上
記提案に係る構成を上記スロー・ダウン制御機能
をもつエンジン制御装置に適用することが考慮さ
れた(実願昭58−39139号)。以下、当該出願の内
容を述べ、本願考案の解決課題を明らかにする。
第2図と第3図とは一緒になつて1つの図面を
構成する本考案の一実施例構成、第4図は第2図
および第3図図示の構成を判り易くするためにブ
ロツク化して表したブロツク図を示している。
第2図において、1はエンジン起動用バツテ
リ、2はキー・スイツチであつてグロー状態とス
タート状態とオン状態とオフ状態とをもつものを
表している。3はアイドル・ソレノイド、4はア
イドル・ソレノイド附勢用リレー、第2図図示左
下端に位置する5はエンジン駆動の主発電機とは
別に設けた補発電機であつてエンジンの回転時に
交流電圧を発生するもの、6はエンジン回転検出
用第1フオトカプラ、7は同じくエンジン回転検
出用第2フオトカプラ、8は異常発生時制御用リ
レーを表している。
キー・スイツチ2において、グロー状態とオン
状態とスタート状態とのいずれかの状態にセツト
されると、バツテリ1の電圧が図示パワー・ライ
ンに印加され、後述する如くアイドル・ソレノイ
ド3が附勢される。そして、エンジンがアイドリ
ングの状態に達すると、上述の補発電機5に交流
電圧が発生され、フオトカプラ6と7とが夫々オ
ンされる。フオトカプラ6のオンはアイドル・ソ
レノイドの制御のために利用され、フオトカプラ
7のオンは後述する如く第3図図示のスロー・ダ
ウン駆動回路に通知され以後エンジンをアクセル
状態におく準備状態がつくられる。
第3図において、9はスロー・ダウン駆動回
路、10はアクセル・ソレノイド、11はアクセ
ル・ソレノイド附勢用リレー、12はエンジン負
荷検出部、13はエンジン起動時用時限回路、1
4はリレー制御回路を表している。
以下、第2図と第3図とを一緒に参照しつつ動
作を具体的に説明する。
〔A〕 キー・スイツチのスタート状態時。
(1) バツテリ1の電圧が、図示パワー・ラインに
印加され、第2図図示右端中央の端子15に電
圧が供給されると共に第3図図示のリレー11
の接点部に電圧が印加される。
(2) 端子15に電圧が印加されることによつて、
リレー4に直列に挿入されているトランジスタ
16がオンされ、リレー4が附勢され、アイド
ル・ソレノイド3が附勢される。
(3) このとき、異常発生時制御用リレー8は非附
勢状態に保たれる。即ち、エンジンが起動され
て(アイドル・ソレノイド3が附勢されて)し
ばらくの間には、後述する如く、例えば異常状
態が発生してもリレー8に直列に挿入されてい
るトランジスタ17がオフ状態に保たれるよう
に構成されている。
(4) アイドル・ソレノイド3が附勢されたことに
よつて、エンジンが起動され、図示補発電機5
に交流電圧が現れると、フオトカプラ6と7と
が夫々オンされる。
(5) フオトカプラ6がオンされると、トランジス
タ18がオンされ、続いてトランジスタ19が
オンされ、トランジスタ20がオフされ、コン
デンサ21に対する充電が開始される。該コン
デンサ21の端子電圧が所定値に達すると、即
ちエンジン起動後所定時間経過すると、ノア素
子22の出力が論理「0」を発し得る状態とな
る。
(6) この状態の下で、例えば油圧系の圧力が異常
に低下したり水温に異常が生じると、ナンド素
子23,24が構成されたシユミツト・トリガ
回路(ヒステリシスを有するもの)をへて、ノ
ア素子25が動作し、トランジスタ26がオン
し、上述のトランジスタ17がオンされ、リレ
ー8が附勢されるようになる。この結果につい
ては後述されるが、ここでは、エンジンが起動
されて所定の時間を経過すると、油圧系などの
異常状態に対処する制御が有効となり、それま
での間には例え異常が検出されても無効化され
ると考えてよい。
(7) 上述のフオトカプラ7がオンされると、トラ
ンジスタ27がオンされ、続いてトランジスタ
28がオンされて、端子15の電圧がトランジ
スタ28を介して第3図図示のスロー・ダウン
駆動回路9の端子29に導かれる。即ちアイド
ル状態に入つたことがスロー・ダウン駆動回路
9に通知される。
(8) これによつて、抵抗30を介して、電源ライ
ン31にバツテリ電圧が印加される形となり、
エンジン起動時用時限回路13が発動される。
即ち、コンパレータ32の入力端子に電圧が印
加され、コンパレータ32はコンデンサCが充
電されるまでの間に論理「1」を発してトラン
ジスタ33をオン状態に保つているが、コンデ
ンサCが充電され終わると、コンパレータ34
がエンジン負荷検出部12からの負荷検出信号
の有無に対応して、トランジスタ35,36を
オン・オフするようになる。
(9) 即ち、エンジン負荷検出部12においては、
ホール効果素子が用いられており、負荷が発生
すると、コンデンサ37の電圧を急速に低下せ
しめ、コンパレータ34は論理「1」を発し、
トランジスタ35,36をオンする。これによ
つて、リレー11が附勢され、アクセル・ソレ
ノイド10が附勢される。即ちエンジンをアイ
ドル状態からアクセル状態に移行せしめる。更
に言えば、エンジンが起動された後に時限回路
13による所定時間を経過すると、エンジン負
荷検出部12からの出力による制御が有効とな
り、負荷が発生するとエンジンが自動的にアク
セル状態に移行せしめられる。
(10) また当該アクセル状態の下で、負荷が低減さ
れると、コンデンサ37が充電開始され、コン
デンサ37の端子電圧が所定値に達すると、コ
ンパレータ34が論理「0」を発する。即ち、
トランジスタ35,36がオフされ、リレー1
1の附勢がとかれ、アクセル・ソレノイド10
の附勢がなくなり、エンジンが自動的にアイド
ル状態に戻される形となる。
〔B〕 キー・スイツチのオン状態時。
(11) キー・スイツチ2は、上述のスタート状態に
引かれた状態で手をはなすと、自動的にオン状
態に入るように構成されている。
(12) キー・スイツチのオン状態時における動作
は、第2図、第3図図示の範囲においては、上
記スタート状態時においてエンジンが起動され
終わつた後の状態と実質的に異なるものではな
い。そして、エンジンに負荷がかかるとスロ
ー・ダウン駆動回路が働く。
(13) エンジンが停止している場合においてはキ
ー・スイツチがオン状態に置かれた状態で、所
定時間以上経過すると、第2図図示中央上部に
位置する抵抗38を介してコンデンサ39の端
子電圧が所定レベルに達する。この結果、ナン
ド素子40,41で構成されたシユミツト・ト
リガ回路(ヒステリシスをもつ)をへて、トラ
ンジスタ42がオンせしめられるようになる
(しかし、エンジンが運転されている場合には
フオトカプラ6がオンしているので、トランジ
スタ42はオンしない)。これによつて、リレ
ー4と直列に挿入されているトランジスタ16
がオフされ、リレー4の附勢がとかれ、アイド
ル・ソレノイド3の附勢がとかれて、当該ソレ
ノイド3にバツテリ1より無駄な電流が流るの
が防止される。
〔C〕 キー・スイツチのグロー状態時。
(14) 上述の如く、キー・スイツチ2が非所望に
オン状態のままで放置されると、所定時間後に
アイドル・ソレノイド3の附勢がとかれる。し
かし、キー・スイツチ2におけるグロー状態
は、エンジンを予熱する状態に対応しており、
この場合エンジンの予熱と同時にアイドル・ソ
レノイド3を附勢状態に置くことが要望されて
いる。
(15) このために、グロー状態に置かれたとき、
第2図図示の左上方に位置する端子43にバツ
テリ1の電圧が印加されるようにされる。
(16) これによつて、トランジスタ44がオンさ
れ、上記動作(13)に関連して述べたコンデン
サ39の電荷を放電せしめるようにする。この
結果、コンデンサ39の端子電圧は上昇せず、
上記動作(13)の場合の如く、トランジスタ4
2がオンされることがない。即ち、所望するま
で、エンジンを予熱することが可能となる。
〔D〕 エンジン起動後における異常発生時。
(17) 上述の如く、エンジンが起動された後に所
定時間が経過すると、この時点以後において油
圧系や水温などに異常が生じると、上記動作(6)
に関連して述べた如く、トランジスタ26がオ
ンされ得るようになる。
(18) 該トランジスタ26がオンされると、リレ
ー8に直列に挿入されているトランジスタ17
がオンされ、リレー8が附勢される。
(19) この結果、トランジスタ17のオン状態が
保持されると共に、第2図図示中央下方に位置
する接続点45にバツテリ電圧が印加される。
(20) この結果、ダイオード46を介してトラン
ジスタ42が強制的にオンせしめられ、結果的
にアイドル・ソレノイド3がオフされる。
(21) また、ダイオード47を介して、トランジ
スタ49が強制的にオンせしめられる。この結
果、トランジスタ27がオフされ、トランジス
タ28がオフされ、第3図図示のスロー・ダウ
ン駆動回路9における端子29に供給されてい
たバツテリ電圧が消失される。したがつて、第
3図図示のアクセル・ソレノイド10がオフさ
れる。
(22) 上記動作(20),(21)の如く、アイドル・
ソレノイド3とアクセル・ソレノイド10とが
一緒に強制的にオフされることによつて、エン
ジンは強制的に停止せしめられる。
(23) 上述の如く接続点45にバツテリ電圧が印
加されると、ダイオード48を介して、抵抗5
0にバツテリ電圧が印加される。この結果、そ
れ以前にはダイオード51と抵抗50とを介し
て、コンデンサ52の電荷が放電されていたの
に対し、ダイオード51がオフ状態にされ、コ
ンデンサ52に充電が開始される。
(24) コンデンサ52の電圧が上昇して所定レベ
ルに達すると、ノア素子53,54で構成され
たシユミツト・トリガ回路(ヒステリシスをも
つ)を介してトランジスタ56がオンされる。
(25) 該トランジスタ56がオンされると、それ
までオン状態を保持されていたトランジスタ1
7が強制的にオフされる。この結果、リレー8
の附勢がとかれ、ダイオード46を介してトラ
ンジスタ42に供給され、ダイオード47を介
してトランジスタ49に供給され、ダイオード
48を介して抵抗50に供給されていたバツテ
リ電圧が消失される。即ち、所期状態にリセツ
トされる。なお上記動作(22)によつてエンジ
ン停止が行われてから上述の如くリセツト状態
となるまでの間は、言うまでもなくエンジンが
確実に停止している時計が十分に保たれるよう
に配慮されていることは言うまでもない。
第4図は、第2図および第3図図示の構成を判
り易くするためにブロツク化して表したブロツク
図を示している。図中の符号1,2,3,5,
9,10,15,43,Oil press,Water、
tempは第2図または第3図に対応している。ま
た57は本考案の制御対象となるジーゼル・エン
ジン、58はエンジン駆動主発電機、59はレギ
ユレータを表している。
第4図図示のリレー駆動回路60は、第2図図
示のユニツト4,16などが主として対応してい
ると考えてよい。また回転検出回路61は、第2
図図示のユニツト6,7,18などが主として対
応している。始動遅延回路62は、ユニツト1
9,20,21などが主として対応している。リ
レー解除及び保持回路63は、ユニツト40,4
1,42,46などが主として対応している。ス
ロー・ダウン回路用電源回路64は、ユニツト2
7,28,47,49などが主として対応してい
る。異常検出回路65は、ユニツト8,17,2
3,24,22,25,26などが主として対応
している。停止遅延回路66は、ユニツト48,
50,51,52,53,54,56などが主と
して対応している。作動遅延回路67は、ユニツ
ト38,39などが主として対応している。更に
作動遅延解除回路68は、ユニツト44などに対
応している。
キー・スイツチ2によつてスタート状態またオ
ン状態またはグロー状態が与えられると、リレー
駆動回路60によつてアイドル・ソレノイド3が
附勢される。これによつてエンジン57が起動さ
れると、補発電機5から交流電圧が発生されるよ
うになり、回転検出回路61がこの旨を検出す
る。始動遅延回路62は、当該交流電圧発生時点
以降しばらくの間、リレー解除及び保持回路63
が異常検出回路65からの指示によつて非所望に
動作するのを禁止する。またスロー・ダウン回路
用電源回路64は、上記交流電圧発生時点から、
この旨をスロー・ダウン駆動回路9に通知する。
エンジンが通常の運転状態に入つた以後におい
ては、始動遅延回路62による禁止動作が停止さ
れ、異常検出回路65が異常に検出すると、リレ
ー解除及び保持回路63によつて、リレー駆動回
路60とスロー・ダウン回路用電源回路64とに
この旨が通知され、アイドル・ソレノイド3の附
勢を遮断し、かつアクセル・ソレノイド10が附
勢されていてもこれを強制的に遮断する。そし
て、これによつて停止遅延回路66が発動され、
エンジンが正しく停止する状態を十分待つて、リ
レー解除及び保持回路63によつて所期状態に復
帰される。
上記の如く従来のエンジン制御装置は構成され
ているが、上記第2図図示のアイドル・ソレノイ
ド3に代わるアイドル駆動ユニツトとしてアイド
ル制御電動モータが採用されることとなつた。こ
れは、当該モータの場合には、いわば瞬間的に動
作する上記ソレノイドにくらべて所定時間の間に
駆動せしめればよく単位時間当たりのエネルギを
小さく設計できるからであると考えてよい。しか
し、上記の如くモータに代える場合には、モータ
が、エンジン停止の状態からアイドル状態へ、お
よび/またはアイドル状態からエンジン停止状態
へ切換えを行つている最中に、モータに対する電
源が停止してしまうおそれがあり、このための対
策が必須となる。
(C) 問題点を解決するための手段 本考案は、上記の点を解決することを目的とし
ており、いわば次の構成をもたせている。即ち、 (i) キー・スイツチを経由しない第2の電源電圧
供給ルートを用意する。
(ii) キー・スイツチがオン状態からオフ状態へ切
換えられたとき、上記アイドル制御電動モータ
を駆動するが、当該モータが所定時間の間駆動
され終わるまで、上記第2の電源電圧供給ルー
トで電源を確保する。
(iii) 上記オン状態からオフ状態へ切換えられた後
に、かつ上記モータの動作が終了した後に、上
記第2の電源電圧供給ルートをオフする。
なお上記アイドル制御電動モータの用い方とし
て、 a エンジンのレバーをアイドル時に引き停止時
に戻すようにする用法、 b 停止専用のレバーを設け、アイドル時(およ
び運転時)には動作せず、停止時にのみレバー
を引き、停止後にはレバーをアイドル位置に戻
すようにする用法、 との2つが考えられるが、以下の説明において
は、上記用法b)にしたがつた実施例について述
べる。
(D) 実施例 第1図は本考案の一実施例要部構成を示す。図
中の符号1,2,4,15,16,42は第2図
に対応している。また69はアイドル制御電動モ
ータ・ユニツト、70は第1の電源電圧供給ルー
トであつて定電圧電源回路(AVR)をもつもの、
71は同じく第2の電源電圧供給ルート、72は
オフ検出部であつて少なくともキー・スイツチ2
がオン状態からオフ状態へ切換えられたときを検
出するもの、73は異常検出部であつて第4図に
示す異常検出回路65に相当するもの、74はモ
ータ駆動部、75は電源供給制御部、76は電圧
供給ルート制御部を表している。なお第1図はモ
ータに対する駆動電圧確保に関する部分について
の要部構成を表しているが、エンジン制御装置と
しての動作は第2図ないし第4図を参照して説明
した従来構成の動作と大きく異なる所はないと考
えてよい。
第1図図示の場合、電源電圧供給端子15(第
2図においても図示右端に端子15が示されてい
る)に対して、第1の電源電圧供給ルート70と
第2の電源電圧供給ルート71とから電圧を供給
されるように構成されている。第1の電源電圧供
給ルート70は、キー・スイツチ2がオン状態に
あるときに電源電圧を端子15に供給し、キー・
スイツチ2がオフ状態にされると電圧供給を停止
する。第2の電源電圧供給ルート71は、後述す
るように電圧供給ルート制御部76がオン指示を
発してから当該オン指示を停止するまでの間、上
記キー・スイツチ2を経由することなくバツテリ
1からの電圧を直接端子15に導くように働く。
なお、第1図において、モータ駆動部74、電源
供給制御部75、電圧供給ルート制御部76に
夫々印が示されているが、これらは上記端子1
5から供給される電源電圧端子を表している。
第1図図示構成は次のように動作する。即ち、 (26) キー・スイツチ2がオン状態に置かれるな
どして、電源電圧供給端子15に電圧が現れる
と、電圧供給ルート制御部76におけるフリツ
プ・フロツプ77が遅延回路78による遅延時
間をへてオンし、第2の電源電圧供給ルート7
1をオンする。即ち、端子15に対して、2つ
のルートからの電圧が供給されるようになる。
(27) キー・スイツチ2がオン状態にある間に、
第2図ないし第4図を参照して説明した如き動
作が行われることは言うまでもない。そして、
この間に異常状態が異常検出部73にて検出さ
れた場合や、キー・スイツチ2がオフ状態に切
換えられた場合に、上記アイドル制御電動モー
タ・ユニツト69におけるモータ79が動作せ
しめられ、エンジン57(第4図)を停止状態
にすべくレバーを引き、エンジン停止後にレバ
ー戻すように動作せしめられる。
(28) キー・スイツチ2がオフ状態に切換えられ
ると、第1図図示のオフ検出部72の出力がハ
イ・レベルとなる。また異常状態が検出される
と異常検出部73の出力がハイ・レベルとな
る。このいずれかによつて、モータ駆動部74
におけるトランジスタ80がオンし、続いてト
ランジスタ16がオンする。なおトランジスタ
42はこのときオフ状態を保つている。
(29) トランジスタ16がオンされることによつ
て、リレー4が動作し、接点を図示上方に切換
える。
(30) これにより、当該切換えられた接点を介し
てモータ79が回転を開始され、図示しないレ
バーを引きはじめる。また切換えられた接点を
介してトランジスタ16が自己保持される。こ
のとき、同時に電源供給制御部75においてダ
イオード81がオンして、抵抗82に電圧降下
を生じさせる。この結果、ダイオード83を介
して抵抗82に放電されていた放電ルートが、
ダイオード83のオフによつて阻止され、コン
デンサ84が充電されはじめる。
(31) 上記モータ79がレバーを引きエンジンを
停止し終つた時間を保証して、コンデンサ84
の充電が所定値に達し、遅延回路85をへてト
ランジスタ42がオンせしめられる。このとき
ユニツト69内の接点86は図示右側に切換つ
ている。
(32) これによつて、上記トランジスタ16のベ
ース電流の供給がトランジスタ42を介して側
路され、トランジスタ16がオフされる。
(33) この結果、リレー4が復帰して接点を図示
下方に戻す。これにより、モータ79は、バツ
テリ1、接点86、モータ79、リレー4の接
点、接地をへて逆転せしめられ、エンジンが何
時でもアイドル状態に起動され得る状態に置か
れる。即ち、図示の如く接点86が図示左側に
接した状態に置かれる。
(34) キースイツチがオフ状態からオン状態に切
換えられると第1図図示のオフ→オン検出部8
9の出力がハイレベルとなる。これによりトラ
ンジスタ90がオンし、トランジスタ16のベ
ース電流を引き込み、トランジスタ16はオフ
される。この結果、リレー4が復帰して、接点
を図示下方に戻す、これにより、モータ79は
逆転せしめられ、アイドル状態に戻される。す
なわち、エンジンが正常な状態ではキースイツ
チのオン、オフの操作により、電源供給制御部
75の動作にかかわらず、モータ79を動作で
き、エンジンの停止、起動を行うことができ
る。なお、オン→オフ検出部72及びオフ→オ
ン検出部89の出力は約1秒の間発生するが、
その間キースイツチのオン、オフ操作により、
検出部72,89の出力が同時に発生しないよ
うに互いの出力を検出し、いずれかの出力が先
に発生した場合は、先に発生した出力がオフす
るまで一方の出力は発生しないようになされて
いる。
(35) 一方上記の如くトランジスタ42がオンす
る時点に達しても、電圧供給ルート制御部76
において、遅延回路87をへてフリツプ・フロ
ツプ88がオンされる。この結果、フリツプ・
フロツプ77がリセツトされ、第2の電源電圧
供給ルート71がオフされ、端子15への電圧
供給がすべて停止される。なお、第1の電源電
圧供給ルート70は、キー・スイツチ2がオフ
状態にされたときにオフされている。
(E) 考案の効果 以上説明した如く、本考案によれば、アイドル
駆動ユニツトとしてモータを用いることが可能と
なり、モータが回転途中でモータに対する駆動電
圧がオフされてしまうことがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例要部構成、第2図な
いし第4図は本考案の前提とされた従来のエンジ
ン制御装置の構成を示す。 図中、1はバツテリ、2はキー・スイツチ、4
はリレー、69はアイドル制御電動モータ・ユニ
ツト、70は第1の電源電圧供給ルート、71は
第2の電源電圧供給ルート、72はオフ検出部、
73は異常検出部、74はモータ駆動部、75は
電源供給制御部、76は電圧供給ルート制御部を
表す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 エンジンの始動を与えるスタート状態とエンジ
    ンの回転を持続するオン状態とエンジンの停止に
    対応するオフ状態とを少なくとも有するキー・ス
    イツチをそなえると共に、上記スタート状態とオ
    ン状態とに対応してバツテリ電圧によつて附勢さ
    れてエンジンをアイドル状態に移行するアイドル
    駆動ユニツトをそなえたエンジン制御装置におい
    て、 上記アイドル駆動ユニツトとして予め定めた時
    間の間電圧を印加することによつて第1の状態か
    ら第2の状態および/または第2の状態から第1
    の状態へ状態変化を行うアイドル制御電動モータ
    を用いると共に、 上記キー・スイツチが少なくとも上記オン状態
    に置かれた状態の下で上記キー・スイツチを経由
    したルートをもつて電圧を供給する第1の電源電
    圧供給ルートと上記キー・スイツチを経由するこ
    となく電圧を供給する第2の電源電圧供給ルート
    とを並列化してなる電源電圧供給部、 上記キー・スイツチが少なくとも上記オン状態
    から上記オフ状態に切換えられたことを検出する
    オフ検出部、 上記アイドル制御電動モータに対して駆動電圧
    を供給するモータ駆動部、 上記モータを起動する電圧供給が行われたこと
    を検出した後予め定めた時間の間上記モータ駆動
    部に対して電圧印加を保証しかつ所定時間経過後
    に当該電圧印加を停止せしめる電源供給制御部、 該電源供給制御部が上記電圧印加を停止した状
    態の下で当該電源供給制御部からの信号によつて
    上記第2の電源電圧供給ルートをオフ状態にする
    電圧供給ルート制御部をそなえ、 上記オフ検出部からの出力によつて上記モータ
    を駆動する駆動モータを所定時間の間運転せしめ
    るようにした ことを特徴とするエンジン制御装置。
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