JPS6114631Y2 - - Google Patents
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- JPS6114631Y2 JPS6114631Y2 JP16156580U JP16156580U JPS6114631Y2 JP S6114631 Y2 JPS6114631 Y2 JP S6114631Y2 JP 16156580 U JP16156580 U JP 16156580U JP 16156580 U JP16156580 U JP 16156580U JP S6114631 Y2 JPS6114631 Y2 JP S6114631Y2
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- Japan
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- starter
- engine
- voltage
- switching transistor
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- 239000007858 starting material Substances 0.000 claims description 49
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 230000005284 excitation Effects 0.000 description 3
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical group [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 2
Landscapes
- Control Of Eletrric Generators (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、スタータ保護装置、特にエンジン始
動後、エンジン回転数が設定値に達した時点でス
タータの動作を自動的に停止させるようにしたス
タータ保護装置に関するものである。
動後、エンジン回転数が設定値に達した時点でス
タータの動作を自動的に停止させるようにしたス
タータ保護装置に関するものである。
一般に、エンジンを始動する場合には、まず手
動キースイツチを閉路することによつてスタータ
リレーを作動させ、該スタータリレーの接点によ
つてスタータを起動し、スタータ側のピニオンギ
ヤをエンジン側のリングギヤに噛合させてエンジ
ンを始動させるようになされている。次いでエン
ジンの始動を確認して後、手動キースイツチを閉
路すると、スタータへの電源が切れてスタータ側
からのピニオンギヤが元の位置に戻り、スタータ
の惰性回転を経てやがて完全に停止する。
動キースイツチを閉路することによつてスタータ
リレーを作動させ、該スタータリレーの接点によ
つてスタータを起動し、スタータ側のピニオンギ
ヤをエンジン側のリングギヤに噛合させてエンジ
ンを始動させるようになされている。次いでエン
ジンの始動を確認して後、手動キースイツチを閉
路すると、スタータへの電源が切れてスタータ側
からのピニオンギヤが元の位置に戻り、スタータ
の惰性回転を経てやがて完全に停止する。
即ち、スタータの駆動力はピニオンギヤとリン
グギヤとの噛合を介してエンジンに伝達され、エ
ンジンの始動後スタータは停止状態に復帰する。
しかしながらエンジン始動後、自力で正常回転を
行なつている場合、及び何らかの原因でエンジン
が起動失敗してかつスタータ惰性回転している場
合等に、誤つて手動キースイツチを閉路すると、
スタータ側のピニオンギヤが突出してエンジン側
のリングギヤに撃突することになつて前記各ギヤ
を破損する危険性を有している。したがつてエン
ジンが正常に始動を完了し自力回転を開始した時
には、誤つて手動キースイツチを閉路してもスタ
ータが起動しないこと、及び何らかの原因によつ
てエンジンが起動に失敗した時にはスタータの惰
性回転が停止するまでスタータが起動しない手段
を考慮しなければならない。そしてこの種のスタ
ータ保護装置としては、従来エンジンによつて駆
動される発電機の中性点電圧及び周波数を検出し
てエンジン回転数を間接的に検知し、これを起動
完了信号として利用していた。しかし、或る種の
発電機においては、上記中性点に端子をもたない
機種があり、上記中性点電圧などを抽出すること
ができないことがある。
グギヤとの噛合を介してエンジンに伝達され、エ
ンジンの始動後スタータは停止状態に復帰する。
しかしながらエンジン始動後、自力で正常回転を
行なつている場合、及び何らかの原因でエンジン
が起動失敗してかつスタータ惰性回転している場
合等に、誤つて手動キースイツチを閉路すると、
スタータ側のピニオンギヤが突出してエンジン側
のリングギヤに撃突することになつて前記各ギヤ
を破損する危険性を有している。したがつてエン
ジンが正常に始動を完了し自力回転を開始した時
には、誤つて手動キースイツチを閉路してもスタ
ータが起動しないこと、及び何らかの原因によつ
てエンジンが起動に失敗した時にはスタータの惰
性回転が停止するまでスタータが起動しない手段
を考慮しなければならない。そしてこの種のスタ
ータ保護装置としては、従来エンジンによつて駆
動される発電機の中性点電圧及び周波数を検出し
てエンジン回転数を間接的に検知し、これを起動
完了信号として利用していた。しかし、或る種の
発電機においては、上記中性点に端子をもたない
機種があり、上記中性点電圧などを抽出すること
ができないことがある。
本考案は上記問題点の解決を目的としてなされ
たものであり、特に発電機中性点端子の存在しな
いものの場合において、発電機出力端子からの整
流電圧を利用し、これをもつてエンジンが規定回
転数に達したことを検知し、スタータリレーを開
路させると共に、いわゆる惰性飛込現象をもあわ
せて防止し得るようにしたスタータ保護装置を提
供することを目的としている。
たものであり、特に発電機中性点端子の存在しな
いものの場合において、発電機出力端子からの整
流電圧を利用し、これをもつてエンジンが規定回
転数に達したことを検知し、スタータリレーを開
路させると共に、いわゆる惰性飛込現象をもあわ
せて防止し得るようにしたスタータ保護装置を提
供することを目的としている。
以下図面を参照しつつ実施例を説明する。第1
図は発電機の回転数と出力電圧との関係を示す特
性図、第2図は本考案になるスタータ保護装置の
一実施例回路図である。
図は発電機の回転数と出力電圧との関係を示す特
性図、第2図は本考案になるスタータ保護装置の
一実施例回路図である。
ここで発電機の回転数に対する出力電圧との関
係を第1図によつて説明する。図に示される如く
発電機の回転初期にはごく小さい電圧が発電機出
力端子に発生し、その状態において継続するが、
或る回転数(例えば400rpm)になると発電機端
子電圧は急激な立上りを示す。このためにエンジ
ンの起動が完了したことを検出するための電圧と
して図示設定電圧V1を設定したとすると、エン
ジンの起動完了前(上記約400rpm)であるにも
拘らず発電機端子電圧は上記設定電圧V1を超過
してしまうこととなる。したがつてこの発電機端
子電圧を整流した整流出力電圧をそのままエンジ
ンの起動完了信号として利用しスタータリレーを
復帰させてしまうと、エンジンが起動できないこ
とが生ずる。またこの状態で即ちエンジンが正常
に起動できなかつたことから改めて起動すべく誤
つて手動キースイツチを閉路すると惰性飛込現象
を生じ各ギヤを損傷してしまうこととなる。そこ
で発電機の整流出力電圧が設定電圧V1になつた
時点(この場合は400rpm程度)からエンジンが
正常回転数に達する迄の時間(第1図において
Tdで示される)を遅延時間とし、前記遅延時間
経過後にエンジンの起動完了としてスタータ・リ
レーを復帰させるような配慮がなされる必要があ
る。第2図は遅延時間回路をもうけて上記配慮を
行なつた本考案の一実施例を示している。
係を第1図によつて説明する。図に示される如く
発電機の回転初期にはごく小さい電圧が発電機出
力端子に発生し、その状態において継続するが、
或る回転数(例えば400rpm)になると発電機端
子電圧は急激な立上りを示す。このためにエンジ
ンの起動が完了したことを検出するための電圧と
して図示設定電圧V1を設定したとすると、エン
ジンの起動完了前(上記約400rpm)であるにも
拘らず発電機端子電圧は上記設定電圧V1を超過
してしまうこととなる。したがつてこの発電機端
子電圧を整流した整流出力電圧をそのままエンジ
ンの起動完了信号として利用しスタータリレーを
復帰させてしまうと、エンジンが起動できないこ
とが生ずる。またこの状態で即ちエンジンが正常
に起動できなかつたことから改めて起動すべく誤
つて手動キースイツチを閉路すると惰性飛込現象
を生じ各ギヤを損傷してしまうこととなる。そこ
で発電機の整流出力電圧が設定電圧V1になつた
時点(この場合は400rpm程度)からエンジンが
正常回転数に達する迄の時間(第1図において
Tdで示される)を遅延時間とし、前記遅延時間
経過後にエンジンの起動完了としてスタータ・リ
レーを復帰させるような配慮がなされる必要があ
る。第2図は遅延時間回路をもうけて上記配慮を
行なつた本考案の一実施例を示している。
第2図において、1は手動キースイツチ、2は
スタータリレーであつて励磁コイル2−1、常開
接点2−2、ダイオード2−3とよりなつてい
る。3はスイツチングトランジスタ、4はエンゲ
ージスイツチであつてプルコイル4−1、保持コ
イル4−2、可動鉄心4−3、可動接点4−4、
固定接点4−5,4−6からなつている。5はス
タータであつて電機子5−1と該電機子5−1に
よつて作動されるピニオンギヤ5−2とピニオン
シフトレバー5−3とからなつている。6はリン
クギヤであつて図示しないエンジン側にもうけら
れる。7はバツテリ、8はバツテリスイツチ、9
はスイツチ、10は発電機であつて発電コイル1
0−1、補助整流器10−2、出力側整流器10
−3、界磁コイル10−4、電圧調整器10−5
からなつている。11は制御用トランジスタ、1
2,13は夫々オペレーシヨナルアンプ、T1,
T3は前記オペレーシヨナルアンプの基準端子、
T2,T4は夫々入力端子、T5,T6は出力端子を
夫々表わす。14は論理否定回路(ノツト)、1
5ないし19はツエナ・ダイオード、20ないし
35は抵抗、36,37はダイオード、38ない
し41はコンデンサ、42はパイロツトアンプを
表わしている。
スタータリレーであつて励磁コイル2−1、常開
接点2−2、ダイオード2−3とよりなつてい
る。3はスイツチングトランジスタ、4はエンゲ
ージスイツチであつてプルコイル4−1、保持コ
イル4−2、可動鉄心4−3、可動接点4−4、
固定接点4−5,4−6からなつている。5はス
タータであつて電機子5−1と該電機子5−1に
よつて作動されるピニオンギヤ5−2とピニオン
シフトレバー5−3とからなつている。6はリン
クギヤであつて図示しないエンジン側にもうけら
れる。7はバツテリ、8はバツテリスイツチ、9
はスイツチ、10は発電機であつて発電コイル1
0−1、補助整流器10−2、出力側整流器10
−3、界磁コイル10−4、電圧調整器10−5
からなつている。11は制御用トランジスタ、1
2,13は夫々オペレーシヨナルアンプ、T1,
T3は前記オペレーシヨナルアンプの基準端子、
T2,T4は夫々入力端子、T5,T6は出力端子を
夫々表わす。14は論理否定回路(ノツト)、1
5ないし19はツエナ・ダイオード、20ないし
35は抵抗、36,37はダイオード、38ない
し41はコンデンサ、42はパイロツトアンプを
表わしている。
エンジン停止時においてバツテリスイツチ8を
閉路すると(この場合スイツチ9は勿論閉路され
ている)、バツテリ7の電圧はスタータリレー2
の常開接点2−2の一方端子と抵抗29を介して
分圧抵抗20,21及び同じく分圧抵抗32,3
3に印加される。したがつて各分圧抵抗の分圧比
にしたがつた電圧が第1、第2のオペレーシヨナ
ルアンプ12,13の各基準端子T1,T3に印加
される。しかしながらエンジン始動前であるため
第1、第2各オペレーシヨナルアンプの入力端子
T2,T4には電圧が印加されないかきわめて低い
電圧が印加されているだけで、第1のオペレーシ
ヨナルアンプ12の出力端子T5は高レベルとな
つてスイツチングトランジスタ3をオン可能状態
にすると同時に、第2のオペレーシヨナルアンプ
13の出力端子T6も高レベルとなり論理否定回
路14を介して制御用トランジスタ11をオフ状
態にしている。
閉路すると(この場合スイツチ9は勿論閉路され
ている)、バツテリ7の電圧はスタータリレー2
の常開接点2−2の一方端子と抵抗29を介して
分圧抵抗20,21及び同じく分圧抵抗32,3
3に印加される。したがつて各分圧抵抗の分圧比
にしたがつた電圧が第1、第2のオペレーシヨナ
ルアンプ12,13の各基準端子T1,T3に印加
される。しかしながらエンジン始動前であるため
第1、第2各オペレーシヨナルアンプの入力端子
T2,T4には電圧が印加されないかきわめて低い
電圧が印加されているだけで、第1のオペレーシ
ヨナルアンプ12の出力端子T5は高レベルとな
つてスイツチングトランジスタ3をオン可能状態
にすると同時に、第2のオペレーシヨナルアンプ
13の出力端子T6も高レベルとなり論理否定回
路14を介して制御用トランジスタ11をオフ状
態にしている。
いまエンジンを始動するために手動キースイツ
チ1を閉路すると、スイツチングトランジスタ3
がオン可能状態にあるためにバツテリ7からの電
流がスタータリレー2の励磁コイル2−1に流れ
て励磁コイル2−1を付勢し常開接点2−2を閉
路する。ここで常開接点2−2が閉路している状
態のもとでは、手動キースイツチ1を押圧してい
る間にはバツテリ7からの電流が抵抗28とツエ
ナ・ダイオード16とを介してスイツチングトラ
ンジスタへのベース電流を供給するため、前記ス
イツチングトランジスタ3をオン状態に維持させ
る。一方上記常開接点2−2が閉路されると、エ
ンゲージスイツチ4のプルコイル4−1、保持コ
イル4−2及びスタータの電機子5−1に電流が
流れることとなる。このうちプルコイル4−1に
流れる電流によつて可動鉄心4−3が吸引されて
可動接点4−4が作動し、固定接点4−5,4−
6を橋絡する。かくしてスタータの電機子5−1
はプルコイル4−1側の回路を通ることなく、バ
ツテリ7からの電流が固定接点4−5,4−6を
経由して電機子5−1を付勢する。
チ1を閉路すると、スイツチングトランジスタ3
がオン可能状態にあるためにバツテリ7からの電
流がスタータリレー2の励磁コイル2−1に流れ
て励磁コイル2−1を付勢し常開接点2−2を閉
路する。ここで常開接点2−2が閉路している状
態のもとでは、手動キースイツチ1を押圧してい
る間にはバツテリ7からの電流が抵抗28とツエ
ナ・ダイオード16とを介してスイツチングトラ
ンジスタへのベース電流を供給するため、前記ス
イツチングトランジスタ3をオン状態に維持させ
る。一方上記常開接点2−2が閉路されると、エ
ンゲージスイツチ4のプルコイル4−1、保持コ
イル4−2及びスタータの電機子5−1に電流が
流れることとなる。このうちプルコイル4−1に
流れる電流によつて可動鉄心4−3が吸引されて
可動接点4−4が作動し、固定接点4−5,4−
6を橋絡する。かくしてスタータの電機子5−1
はプルコイル4−1側の回路を通ることなく、バ
ツテリ7からの電流が固定接点4−5,4−6を
経由して電機子5−1を付勢する。
一方、プルコイル4−1からの電流によつてス
タータの電機子5−1が回転を開始しようとした
段階で、ピニオンシフトレバー5−3が回動しピ
ニオンギヤ5−2とリンクギヤ6とが噛合され、
したがつて固定接点4−5,4−6を経由するバ
ツテリからの電流によつて電機子5−1が全速回
転されエンジンを起動する。
タータの電機子5−1が回転を開始しようとした
段階で、ピニオンシフトレバー5−3が回動しピ
ニオンギヤ5−2とリンクギヤ6とが噛合され、
したがつて固定接点4−5,4−6を経由するバ
ツテリからの電流によつて電機子5−1が全速回
転されエンジンを起動する。
一方、スタータリレー2の動作により常開接点
2−2が閉路されるためにバツテリ7の電圧が前
記常開接点2−2を介して第1のオペレーシヨナ
ルアンプ12の入力端子T2に印加され、第1の
オペレーシヨナルアンプの出力を反転して出力端
子T5を低レベルに移行しスイツチングトランジ
スタ3をオフ状態にしようとするが、前記常開接
点2−2と抵抗28及びツエナ・ダイオード16
を介した上述の電流によつてスイツチングトラン
ジスタ3にはベース電流が供給され続けるため、
前記スイツチングトランジスタ3はオン状態を維
持している。
2−2が閉路されるためにバツテリ7の電圧が前
記常開接点2−2を介して第1のオペレーシヨナ
ルアンプ12の入力端子T2に印加され、第1の
オペレーシヨナルアンプの出力を反転して出力端
子T5を低レベルに移行しスイツチングトランジ
スタ3をオフ状態にしようとするが、前記常開接
点2−2と抵抗28及びツエナ・ダイオード16
を介した上述の電流によつてスイツチングトラン
ジスタ3にはベース電流が供給され続けるため、
前記スイツチングトランジスタ3はオン状態を維
持している。
しかしながら発電機10の出力電圧は、第1図
において説明した如く、エンジンの自力回転可能
な回転数の手前において、例えば400rpm程度で
急激に立上つてしまい定格電圧となつてしまう。
したがつて前記400rpm程度の回転数のもとで前
記定格電圧は第2のオペレーシヨナルアンプ13
の入力端子T4に印加される。そして第2のオペ
レーシヨナルアンプ13の出力端子T6を低レベ
ルにしようとする。即ち論理否定回路14による
出力を高レベルとすることによつて制御用トラン
ジスタ11をオン状態にしようとする。しかしな
がら第2のオペレーシヨナルアンプ13の前段に
は抵抗22,23,24及びコンデンサ41から
なる遅延回路が接続されており、この遅延回路に
よつてエンジンが規定回転数に達するまでの上述
の時間Tdが計測され、この時間経過後に初めて
第2のオペレーシヨナルアンプ13の出力レベル
が反転されることとなり、制御用トランジスタ1
1をオン状態に移行する。したがつてオペレータ
が手動キースイツチ1を押圧し続けたとしてもエ
ンジンの自力回転が開始されると制御用トランジ
スタ11が自動的にオン状態となつてスイツチン
グトランジスタ3を側路して当該スイツチングト
ランジスタ3をオフする。このためスタータリレ
ー2の付勢も解かれることとなる。そして前述の
如くスタータリレー2の付勢が解かれるとエンゲ
ージスイツチ4内の保持コイル4−2の付勢が解
かれ、したがつて可動接点4−4が固定接点4−
5,4−6から離れるためにピニオンギヤ5−2
は元の位置に復帰する。そこで電機子5−1の電
源が断たれて消勢され、惰性回転を経て停止す
る。上記した一連の動作の後にエンジンが正常回
転となるが、この正常回転時においては前述の如
く発電機出力電圧の上昇によつて制御用トランジ
スタ11がオン状態になつているために、例え誤
つて手動キースイツチ1を押圧してもスタータリ
レー2が動作せず、したがつてスタータのピニオ
ンギヤ5−2がリングギヤ6に撃突することはな
い。
において説明した如く、エンジンの自力回転可能
な回転数の手前において、例えば400rpm程度で
急激に立上つてしまい定格電圧となつてしまう。
したがつて前記400rpm程度の回転数のもとで前
記定格電圧は第2のオペレーシヨナルアンプ13
の入力端子T4に印加される。そして第2のオペ
レーシヨナルアンプ13の出力端子T6を低レベ
ルにしようとする。即ち論理否定回路14による
出力を高レベルとすることによつて制御用トラン
ジスタ11をオン状態にしようとする。しかしな
がら第2のオペレーシヨナルアンプ13の前段に
は抵抗22,23,24及びコンデンサ41から
なる遅延回路が接続されており、この遅延回路に
よつてエンジンが規定回転数に達するまでの上述
の時間Tdが計測され、この時間経過後に初めて
第2のオペレーシヨナルアンプ13の出力レベル
が反転されることとなり、制御用トランジスタ1
1をオン状態に移行する。したがつてオペレータ
が手動キースイツチ1を押圧し続けたとしてもエ
ンジンの自力回転が開始されると制御用トランジ
スタ11が自動的にオン状態となつてスイツチン
グトランジスタ3を側路して当該スイツチングト
ランジスタ3をオフする。このためスタータリレ
ー2の付勢も解かれることとなる。そして前述の
如くスタータリレー2の付勢が解かれるとエンゲ
ージスイツチ4内の保持コイル4−2の付勢が解
かれ、したがつて可動接点4−4が固定接点4−
5,4−6から離れるためにピニオンギヤ5−2
は元の位置に復帰する。そこで電機子5−1の電
源が断たれて消勢され、惰性回転を経て停止す
る。上記した一連の動作の後にエンジンが正常回
転となるが、この正常回転時においては前述の如
く発電機出力電圧の上昇によつて制御用トランジ
スタ11がオン状態になつているために、例え誤
つて手動キースイツチ1を押圧してもスタータリ
レー2が動作せず、したがつてスタータのピニオ
ンギヤ5−2がリングギヤ6に撃突することはな
い。
次に惰性回転について説明する。ここで惰性回
転とはエンジンが正常回転した後にスタータリレ
ー2が復帰し、ピニオンギヤ5−2とリングギヤ
6との噛合が解かれて元の位置に戻つた状態及び
エンジンの起動失敗によつて上記各ギヤが元の位
置に戻つた状態の各場合があるが、いずれにして
もスタータの電機子5−1が惰力によつて回転し
ている状態である。これらいずれの状態において
もスタータリレー2の常開接点2−2は開路され
ておりかつ電機子5−1は惰性回転によつて電圧
を発生している。
転とはエンジンが正常回転した後にスタータリレ
ー2が復帰し、ピニオンギヤ5−2とリングギヤ
6との噛合が解かれて元の位置に戻つた状態及び
エンジンの起動失敗によつて上記各ギヤが元の位
置に戻つた状態の各場合があるが、いずれにして
もスタータの電機子5−1が惰力によつて回転し
ている状態である。これらいずれの状態において
もスタータリレー2の常開接点2−2は開路され
ておりかつ電機子5−1は惰性回転によつて電圧
を発生している。
そこでエンジンの起動失敗による惰性回転の状
態においては、手動キースイツチ1は開路されて
いるが、電機子5−1からの惰性回転によつて発
電される電圧がプルコイル4−1を介して第1の
オペレーシヨナルアンプ12の入力端子T2に印
加されるので出力端子T5は低レベルとなつてス
イツチングトランジスタ3をオフ状態とする。し
たがつてこの状態で手動キースイツチ1を押圧し
てもスタータリレー2は作動せずピニオンギヤ5
−2とリングギヤ6とは撃突することはない。な
お上記惰性回転において電機子5−1による発生
電圧がツエナ・ダイオード16を介してスイツチ
ングトランジスタ3のベース電流を流そうとする
が前記惰性回転中の発生電圧ではツエナ・ダイオ
ード16がオンしないように設定されている。
態においては、手動キースイツチ1は開路されて
いるが、電機子5−1からの惰性回転によつて発
電される電圧がプルコイル4−1を介して第1の
オペレーシヨナルアンプ12の入力端子T2に印
加されるので出力端子T5は低レベルとなつてス
イツチングトランジスタ3をオフ状態とする。し
たがつてこの状態で手動キースイツチ1を押圧し
てもスタータリレー2は作動せずピニオンギヤ5
−2とリングギヤ6とは撃突することはない。な
お上記惰性回転において電機子5−1による発生
電圧がツエナ・ダイオード16を介してスイツチ
ングトランジスタ3のベース電流を流そうとする
が前記惰性回転中の発生電圧ではツエナ・ダイオ
ード16がオンしないように設定されている。
次にエンジンが正常回転した後の惰性回転の場
合は正常回転後であるため発電機10による出力
電圧が第2のオペレーシヨナルアンプ13の入力
端子T4に印加されているため出力端子T6を低レ
ベルとし、更に論理否定回路14を介して制御用
トランジスタ11をオン状態にしている。したが
つて誤つて手動キースイツチ1を押圧してもスイ
ツチングトランジスタ3のベース電流回路が側路
されてしまうためにスタータリレー2は動作せ
ず、したがつてピニオンギヤ5−2とリングギヤ
6とは撃突することはない。
合は正常回転後であるため発電機10による出力
電圧が第2のオペレーシヨナルアンプ13の入力
端子T4に印加されているため出力端子T6を低レ
ベルとし、更に論理否定回路14を介して制御用
トランジスタ11をオン状態にしている。したが
つて誤つて手動キースイツチ1を押圧してもスイ
ツチングトランジスタ3のベース電流回路が側路
されてしまうためにスタータリレー2は動作せ
ず、したがつてピニオンギヤ5−2とリングギヤ
6とは撃突することはない。
以上説明した如く、本考案によればスイツチン
グトランジスタを直接制御する第1のオペレーシ
ヨナルアンプと、発電機の出力電圧から間接的に
エンジン回転数を検出する第2のオペレーシヨナ
ルアンプとをそなえ、しかも発電機出力電圧は遅
延回路を介して第2のオペレーシヨナルアンプけ
導入されると共に、第2のオペレーシヨナルアン
プの出力によつてスイツチングトランジスタを制
御する如き構成としているために、中性点端子を
有しない発電機に適用できる上に制御回路全体が
簡単になり、惰性飛込現象も完全に防止できる効
果を奏する。
グトランジスタを直接制御する第1のオペレーシ
ヨナルアンプと、発電機の出力電圧から間接的に
エンジン回転数を検出する第2のオペレーシヨナ
ルアンプとをそなえ、しかも発電機出力電圧は遅
延回路を介して第2のオペレーシヨナルアンプけ
導入されると共に、第2のオペレーシヨナルアン
プの出力によつてスイツチングトランジスタを制
御する如き構成としているために、中性点端子を
有しない発電機に適用できる上に制御回路全体が
簡単になり、惰性飛込現象も完全に防止できる効
果を奏する。
第1図は発電機の回転数と出力電圧との関係を
示す特性図、第2図は本考案のスタータ保護装置
の一実施例回路図である。 図中、1は手動キースイツチ、2はスタータリ
レー、3はスイツチングトランジスタ、4はエン
ゲージスイツチ、5はスタータ、6はリングギ
ヤ、10は発電機、11は制御用トランジスタ、
12,13は第1及び第2のオペレーシヨナルア
ンプ、14は論理否定回路を表わす。
示す特性図、第2図は本考案のスタータ保護装置
の一実施例回路図である。 図中、1は手動キースイツチ、2はスタータリ
レー、3はスイツチングトランジスタ、4はエン
ゲージスイツチ、5はスタータ、6はリングギ
ヤ、10は発電機、11は制御用トランジスタ、
12,13は第1及び第2のオペレーシヨナルア
ンプ、14は論理否定回路を表わす。
Claims (1)
- 手動キースイツチと、該キースイツチの閉路に
よつてバツテリで作動するスタータリレーと、該
スタータリレーによつて前記バツテリ電圧で作動
しエンジンを始動させるエンゲージスイツチとを
有するエンジン起動装置において、上記スタータ
リレーの作動を制御するスイツチングトランジス
タと、該スイツチングトランジスタを制御する第
1のオペレーシヨナルアンプと、前記スイツチン
グトランジスタをオフ状態に制御する制御用トラ
ンジスタと、発電機の出力電圧が遅延回路を介し
て入力される第2のオペレーシヨナルアンプとを
夫々そなえ、前記第2のオペレーシヨナルアンプ
からの出力を制御用トランジスタに供給すること
によりスイツチングトランジスタを制御する如く
構成されたことを特徴とするスタータ保護装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16156580U JPS6114631Y2 (ja) | 1980-11-12 | 1980-11-12 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16156580U JPS6114631Y2 (ja) | 1980-11-12 | 1980-11-12 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5783272U JPS5783272U (ja) | 1982-05-22 |
JPS6114631Y2 true JPS6114631Y2 (ja) | 1986-05-07 |
Family
ID=29520455
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16156580U Expired JPS6114631Y2 (ja) | 1980-11-12 | 1980-11-12 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6114631Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59180064A (ja) * | 1983-03-31 | 1984-10-12 | Kogata Gas Reibou Gijutsu Kenkyu Kumiai | 始動制御装置 |
-
1980
- 1980-11-12 JP JP16156580U patent/JPS6114631Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5783272U (ja) | 1982-05-22 |
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