JPS6026886A - T字管の被覆方法 - Google Patents

T字管の被覆方法

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JPS6026886A
JPS6026886A JP13367583A JP13367583A JPS6026886A JP S6026886 A JPS6026886 A JP S6026886A JP 13367583 A JP13367583 A JP 13367583A JP 13367583 A JP13367583 A JP 13367583A JP S6026886 A JPS6026886 A JP S6026886A
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shrinkable
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sheet
pipe
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洋太郎 藤原
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L57/00Protection of pipes or objects of similar shape against external or internal damage or wear

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、T字管の首部を特定の接着剤層を有する熱収
縮性テープで被覆する工程を経ることにより、該首部か
らの熱収縮性材料のずれ込み、はがれ、しわ、気泡、空
隙等を防止したT字管の被覆方法に関する。
従来、重化学工場プラント、都市集中暖房用の配管ある
いは原油、天然ガス輸送用パイプラインのポンプステー
ション周辺内の配管などでは、配管の形状が、エルボ、
レジュウサー、バルブ、T字管、フランジ部分などと多
種多様であるが、従来の熱収縮性被覆材料を、そのまま
、それらの異形管に適用した場合には、熱収縮性被覆材
料が、その管の周方向に向かって収縮する以外に、例え
ばその熱収縮方向(管の周方向)に直角方向である被覆
材料の幅方向への「ずれjが、その熱収縮時の寸法変化
により、かなり大きく生じ、その結果、異形管上の被覆
しようとする部分の表面から被覆材料がずれ込んではず
れたり、はがれたり、空隙、しわを生したりということ
が起こっていた。
即ち、被覆しようとする異形管が、本管からT字状に分
岐している枝管を有する丁字管である場合には、大きな
熱収縮率の熱収縮性被覆材料を、その周囲に巻きイ1げ
て加熱収縮を行わせると、その加熱収縮時に、本管及び
枝管の周囲に、その周方向への熱収縮によって密着した
被覆材料が、T字管の枝管の立ち上がり部分の首部及び
その周辺の本管の一部から離れる方向へ向かってずれ込
んで、被覆すべき管の首部やその周辺からはずれてしま
う問題あるいは、多くのしわ、気泡か生じるという問題
があった。
本発明者らは、上述のT字管における熱収縮性(防食)
被覆材料が有していた問題を解決することについて観念
研究した結果、接着剤層として、熱収縮性材料の熱収縮
を行なわせる高温度でも接着剤の接着力に係る剪断強度
が高い値を保持しうるような、エラストマー物質を主成
分とする加熱接着性の接着剤層を有する熱収縮性テープ
を用いることによって、熱収縮性被覆材料が加熱収縮時
に起こしていたずれ込めはがれ、しわ、気泡などの問題
が解決されることを知見した。
本発明は、上記知見に基づきなされたもので、本管から
T字状に分岐している枝管を有するT字管を熱収縮性材
料で被覆する方法において、T字管の枝管の立し上がり
部分の首部及びその周辺の本管の一部に対して、高温で
高い剪断強度を示−ず接着剤層付きの熱収縮性テープを
、加熱状態で巻きイ旧ノながら熱収縮させて接合させる
首部被覆工程と、接着剤層イ」きの上記熱収縮性テープ
に一部重ね合わされるように、接着剤層付きの第1の熱
収縮性シー1−を本管の全周に対して配置して、上記熱
収縮性テープとの重合部分を加熱して熱的に接合し、且
つ、接着剤層付きの第1の熱収縮性シー1〜の全体を加
熱し熱収縮させて本管に熱的に接合させる本管被覆工程
と、枝管の首部及び立ち上かり部分の周囲に、接着剤層
付きの第2の熱収縮性シートを配置しその両端部縁を重
ね合わせて接合して筒状体となし、且つ、接着剤層付き
の第2の熱収縮性ノートの全体を加熱して熱収縮させて
枝管に熱的に接合させる枝管被覆工程とからなることを
特徴とする丁字管の被覆方法を提供するものである。
本発明のT字管の被覆方法は、高温で高い剪断強度を示
す接着剤層を有する熱収縮性テープを、T字管の枝管の
首部及びその周辺の本管の一部に加熱状態で巻きつりな
がら熱収縮させて接合する工程を経るため、従来の被覆
方法において生じた、!;ハ収収縮性科料高温時に幅方
向へずれ込んだり、一部はがれたり、しわ、気泡などが
生じたりする問題をほとんど起こさない。
以下、本発明の実施態様を、その好ましい施工態様に従
って、図面を参照しながら、さらに詳しく説明する。
本発明の好ましい施工態様においては、まず、首部被覆
工程を実施する。この首部被覆工程は、第1図に示す如
く、熱収縮性のプラスチックフィルムまたはシーl−よ
りなる架橋プラスチック層と、加熱接着性の特定の接着
剤層、即ち高温で高い剪断強度を示す接着剤層とが積層
されている熱収縮性テープ1を用い、該熱収縮性テープ
1をT字管2の枝管21の立ち上がり部分の首部22及
びその周辺の本管23の一部に対して加熱状態で巻きつ
けなから熱収縮させて接合することにより行なわれる。
接着剤層付きの熱収縮性テープ1としては、第】図に示
す如き形状の引きぬきT¥管2の場合は、+il l 
50〜200mmのものを用いるのが好ましく、その巻
きつげは、接着剤層付きの熱収縮性テープ1が加熱時に
好ましくは3〜20%、更に好ましくは5〜15%熱収
縮するような態様で2〜6周巻きつけることにより行わ
れる。また、接着剤層例きの熱収縮性テープ1の加熱は
バーナー火炎なとて行うが、該熱収縮性テープ1は、こ
の加熱によって、まずT字管2の枝管21の立ち上がり
部分の首部22及びその周辺の本管23の一部に密着し
、さらに加熱されることによって、首部22及びその周
辺に接合される。
接着剤層付きの上記熱収縮性テープにおける上記架橋プ
ラスチック層は、すでに従来公知である熱収縮性を有す
る架橋プラスチックフィルムまたはシー1−1あるいは
それらの積層シートから形成されていればよい。
この架橋プラスチック層ば、本発明で用いる熱収縮性テ
ープにおいては、熱収縮温度が約80〜200 ’c、
特に90−180′c程度のものであり、熱収縮率が約
3〜30%、特に5〜25%程度のものが好ましく、さ
らに架橋プラスチック層を形成している重合体の架橋の
程度が、次に述べるゲル分率で示して、約20〜90%
、特に25〜80%であることが好ましい。
上記のゲル分率とは、試料(架橋プラスチックフィルム
また目シート)を、キシレン中に入れて、約10時間、
約130 ’Cの温度で還流しながら熔解させ、そのキ
シレンに熔解しなかった試料の重量(Δg)を、使用し
た全試料の重量(Bg)で割って得られた値を100倍
した値である。
ゲル分率−(A/B)X100 (%)上記架橋プラス
チ、り層ば、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、
エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−プロピレン
共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリエステル、ポリアミド
(ナイロン=6、ナイ1コン−6,6)などの熱可塑性
樹脂を、押し出し成形などで、フィルムまたはシート状
に成形した後、電子線、X線、γ線などの放射線を照射
するか、または適当な過酸化物等で化学的に反応させて
、架橋されたフィルムまたはシートとなし、次いでその
フィルムまたはシー1−を約80〜200°Cの高温で
延伸して、その延伸状態のまま冷却して得られた熱収縮
性を有する架橋プラスチックフィルムまたはシートから
形成されているテープであれは好適である。
また、接着剤層イ」きの前記熱収縮性テープ1における
前記接着剤層は、上記の熱収縮性の架橋プラスチック層
が最も大きな熱収縮力を示す高温度(熱収縮温度とも言
い、例えば約80〜200°Cの範囲内の高温)におい
て、約0.001〜0.05kg / cntの範囲内
、好ましくは0.005〜0.04 kg/ cJの範
囲内の剪断強度(ASTM D 1002 )で表され
る接着力を示し、しかも、その熱収縮温度より高い温度
となっても直ちに急激に低下することがないような、エ
ラストマー物質を主成分とする接着剤層からなるもので
ある。
この接着剤層としては、前述のように高温で接着力を保
持していると共に、品温(約20℃付近)では、約0.
8〜3 Q kg / ctl、特に1.Q−25kg
/ ct程度の剪断強度を示すことが適当である。
−また、上記接着剤層は、例えは、ポリイソブチンゴム
(IIR;フチルゴム)、王手レンープロピレン共ff
i 合体ゴム(EPR) 、エチレン−プロピレン−非
共役ジエン共重合体ゴム(EPDM)などのオレフィン
系エラストマー、ポリブタジェンゴム、ポリイソプレン
ゴム、スチレン−ブタジェン共重合体ゴム、アクリロニ
トリル−ブタシェフ共重合体ゴム、クロロプレンゴム、
クロロスルホン化ポリエチレンゴム、アクリルゴム、エ
ピクロルヒドリンゴム、塩素化ポリエチレンゴム、フッ
素化ゴムなどのその他の非共役ジエン系エラストマーな
どのエラストマー成分を、約30〜70重量%、特に3
5〜65重量%含有していることが好ましい。
また、上記接着剤層には、エラストマー成分以外に、一
般に接着剤に含有されている改質用の他の重合体(改質
用重合体)、粘着付与剤、腐食防止剤、さらに無機充填
剤などが配合されていてもよい。改質用重合体としては
、例えば、ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合
体、エチレン−プロピレン共重合体、アクリレート−エ
チレン共重合体、ポリプロピレン、ポリブテンなどのオ
レフィン系重合体、また、ポリ塩化ビニル、ポリアミド
、スチレン系重合体などの熱可塑性樹脂または液状重合
体を挙げることができ、粘着付与剤(クソキファイア)
としては、ロジンおよびロジン誘導体、ピネン系樹脂、
脂肪族炭化水素樹脂(C5留分、ペンテン、イソプレン
、1.3−ペンタジェンなどの単独または共重合体)、
芳香族炭化水素樹脂(C9留分、スチレン類、インデン
類などの単独または共重合体)、脂環族炭化水素樹脂、
クマロン樹脂、クマロン・インデン樹脂、フエノール樹
脂、ナフテン系油、改質テルペンなどを挙げることがで
きる。また、腐食防止剤としては、例えば、クロム酸金
属塩、リン酸金属塩、亜リン酸金属塩、ホウ酸金属塩、
モリブデン酸塩、亜硝酸金属塩などの無機系腐食防止剤
、芳香族カルボン酸の金属塩、複数のヒドロキシル基を
有する脂肪族または芳香族化合物、タンニン酸などの有
機系腐食防止剤を挙げることができ、さらに無機充填剤
としては、タルク、炭カル、シリカ、アルミナ、マイカ
、カーボンブランクなどを挙げることができる。
また、上記接着剤層としては、前述のオレフィン系エラ
ストマー約30〜70重量%、改質用重合体約1〜20
重量%、粘着付与剤約10〜30重量%、無機充填剤約
θ〜20M量%である加熱接着性の接着剤組成物からな
るものが、常温での接着力(剪断強度)が約1.0 k
g / cta以上であって、しかも高温での接着力(
剪断強度)が80°Cで約0.01kg10f1以上、
100℃で約0.005kg/d以上と高く、それ以上
の温度で急激に低下しないので、最適である。
また、接着剤層付きの前記熱収縮性テープ1において、
上記接着剤層のエラストマー成分が少なくなり過ぎると
、一般的なポットメルトタイプの接着剤と同様に、接着
剤層付きの熱収縮性テープ1の熱収縮温度約80°C以
上で接着剤の剪断強度が極めて小さくなってしまうので
適当ではなく、また、エラストマー成分が多くなり過ぎ
ると、常温に冷却された後の接着力が小さくなり、はが
れを生ずるので適当ではない。
なお、粘着付与剤は、接着剤の流動性の付与、およびタ
ンク性の付与を主とした目的として配合されるものであ
り、余りに少な過ぎると、それらの性能を失うので望ま
しくない。
次いで本管被覆工程を実施する。この本管被覆工程は、
第2図に示す如く、接着剤層付きの第1の熱収縮性シー
ト3を、前記首部被覆工程において、第1図に示す如く
、首部22及びその周辺に接合された、前記熱収縮性テ
ープ1に一部重ね合わされるように、T字管2の本管2
3の全周に対して配置し、且つ接着剤層付きの第1の熱
収縮性シート3の両端部を重合わせ、重ね合わさった部
分をヒートシールテープ4で接続して筒状となした後、
筒状となした接着剤層付きの第1の熱収縮性シート3と
前記熱収縮性テープ1との重合部分を熱的に接合し、且
つ、接着剤層付きの第1の熱収縮性シー1−3の全体を
ガスバーナーの火炎で加熱して熱収縮させながら、本管
23に接合することによって行う。
上記本管被覆工程で用いる接着剤層付きの第1の熱収縮
性シート3の好ましい例では、第3図に示す如く、T字
管2の枝管21の立ち上がり部分の首部22に対応する
箇所に開口部31が設けられていて、T字管2の本管2
3の全周を被覆することができる形状を有しおり、その
裏面部分全面領域には、高温で高い剪断強度を示す接着
剤層が設けられている。
この第1の熱収縮性シート3は、熱収縮温度約80〜2
00℃、熱収縮率20〜80%、特に30〜70%であ
るほかは、熱収縮性テープと同様の材料から同様の方法
で製造された架橋プラスチ・7クフイルムまたはシート
から形成されているものであればよい。
また、接着剤層付きの上記第1の熱収縮性シート3とし
ては、前述の高温で高い剪断強度を有する接着剤層が、
その裏面部分の全面領域に設けられているものが特に好
ましく、また、必要に応じ、T字管2の枝管2Iの首部
22に接する、その開口部31の周縁部を含む9部分に
前述の高温で高い剪断強度を有する前記接着剤層が設け
られていて、他の裏面部分には通常のホントメルトタイ
プの接着剤層が設けられているものも好ましく用いられ
るが、上記第1の熱収縮性シートの接着剤層は、通常の
ボン1−メルトタイプの接着剤のみで形成したものでも
良い。
通常のボッ(−メルトタイプの接着剤層としては、例え
ば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体、アクリルニトリル−エチレン共重合体、
ポリ塩化ビニル、ポリエステル、ポリアミドなどの熱可
塑性樹脂30〜80重量%、アスファルト(ビチューメ
ン)0〜50重量%、粘着付与剤10〜20重量%、無
機充填剤5〜20重量%などを含有するホットメルトタ
イプの接着剤からなるものが、常温での接着力(剪断強
度的5〜30kg/cJ)において優れており、しかも
被覆すべき表面の小さな凹凸粗面に対して流動して対応
できるので適当である。
また、上記開口部31ば、接着剤層付きの上記第1の熱
収縮性シート3をT字管2の本管23に被覆した場合、
T字管2の枝管21を貫通させることができ、且つ加熱
による接着剤層付きの上記第1の熱収縮性シート3の熱
収縮時にT字管2の枝管21の首部22に密着すること
ができる形態で設けてあればよく、接着剤層付きの上記
第1の熱収縮性シート3は、第3図に示す如く、開口部
31に代え切除部31′、31”を設けたものでも良い
また、接着剤層付きの上記第1の熱収縮性シート3の大
きさ、その構成は、必ずしも、第3図及び第4図に示す
ような、T字管20本管23の全周を被覆できるもので
なくてもよく、例えば、第10図及び第11図に示す、
T字管2の首部22の周辺の本管23を被覆できる程度
の大きさの接着剤層付きの熱収縮性補助シート3° と
同様な形状および構成の別の熱収縮性補助シート(図示
せず)と、第9図に示した別の熱収縮性シート7と同様
な形状及び構成の熱収縮性シート(図示せず)とからな
るものあっても良く、また、それらの熱収縮率及び接着
剤も必ずしも制限されないが、上記の別の熱収縮性補助
シートとしては、その裏面部全領域に、前述の如き高温
で高い剪断強度を示す接着剤層を有しているものが好ま
しい。
また、接着剤層付きの第1の熱収縮性シート3、熱収縮
性補助シート3′等は、T字管2の本管23の表面に適
応するような形状であれば、必ずしも第3図、第4図及
び第10図に示すような矩形のシートでなくてもよく、
例えば、台形状、扇状、その他の形状であってもよい。
なお、第3図及び第10図において、33はスリ、トで
あり、また矢印は接着剤層付きの第1の熱収縮性シート
3または熱収縮性補助シート3′の熱収縮方向である。
しかる後、枝管被覆工程を実施する。この枝管被覆工程
は、第5図に示す如き形状の接着剤層付きの第2の熱収
縮性シート5を、T字管2の枝管21の首部22及び立
ち上がり部分の周囲に配置して、接着剤層付きの上記第
2の熱収縮性シート50両端部を重合わせ、重ね合わせ
た部分を第2図に示す如くヒートシールテープ6で接合
して筒状となし、筒状となした該第2の熱収縮性シート
5を、ガスバーナーの火炎で加熱して熱収縮させながら
、枝管21の表面に密着させ、さらに加熱して該第2の
熱収縮性シート4をその接着剤層により枝管21に接合
して第6図に示す如く被覆する。この際、接着剤層付き
の上記第2の熱収縮性シート5の一部と、既に前述の如
く枝管21の首部22に接合した前記熱収縮性テープ3
とは、T字管2の首部22において重なり合った状態で
熱的に接合される。なお、上記第2の熱収縮性シート5
としては、T字管2が引きぬき型で、その枝管21が第
1図に示す如く中、大径の場合、並びに、枝管21が本
管23と同径のT字管の場合、第5図に示す如き形状の
もの(熱収縮方向は矢印方向)を用いるのが好ましく、
その接着剤層としては、前述の如き高温で高い剪断強度
を示す接着剤層を用いるのが好ましい。また、その場合
の接着剤層付きの第2の熱収縮性シート5は、5〜50
%好ましくは10〜40%熱収縮した場合に枝管21に
密着するような形態で筒状に形成するのが好ましい。
上述の如き首部被覆工程、本管被覆工程及び枝管被覆工
程を経、特に、首部被覆工程において高温で高い剪断強
度を示す接着剤層を有する熱収縮性テープ1を用いるこ
とによって、従来公知の熱収縮性被覆材料では、その加
熱収縮時にT字管2゛の首部22から離れる方向に被覆
材料がずれてしまっていたのに対して、本発明のT字管
の被覆方法によれば、従来量も困難とされていた引ぬき
T字管2に対する熱収縮性材料による、ずれ、しわのな
い被覆が可能となり、従来の熱収縮性材料の如くずれて
しまうことがなくなる。
なお、上記首部被覆工程、本管被覆工程及び枝管被覆工
程の施工順序は、上述の如き実施態様の施工順序に限定
されず、例えば、枝管被覆工程を本管被覆工程に先立っ
て行ってもよい。また各工程それぞれにおける詳細な施
工順序も上記の実施態様に限定されるものでないことは
いうまでもない。
また、引ぬきT字管2における枝管21が小径の場合は
、第8図に示す如き形状の接着剤層付きの第2の熱収縮
性シート5゛を使用するのが好ましい。この場合の接着
剤層付きの第2の熱収縮性シー1−5′ は、30〜7
0%好ましくは40〜60%の熱収縮率を有する、枝管
21に密着するような形態で筒状に形成されているもの
が好ましい。
また、本発明のT字管の被覆方法は、いも継ぎT字管2
の被覆にも好適するものであり、その場合の被覆にあた
っては、第7図に示す如く、首部被覆工程において、好
ましくは中100〜150mmの接着剤層付きの熱収縮
性テープ1を枝管21の首部22及びその周辺の本管2
3の一部に1周程度巻きつけて行う以外は、上記実施態
様と同様に行う。
また、本発明のT字管の被覆方法においては、本管の被
覆工程を上述の実施態様における本管被覆工程と異なる
態様で実施することも可能である。
例えば、′r字管の枝管の立ち上がり部分の首部に対応
する箇所が開口されていて、枝管の首部の周辺の本管の
一部を被覆することができる形状即ち、第10図に示す
同し形状からなり、且つ本管の周方向の熱収縮率が約3
〜30%である、接着剤層付きの熱収縮性補助シート3
゛を、第9図に示す如く、枝管21の首部22の周辺の
本管23に配置し、該熱収縮性補助シート3”を加熱し
て熱収縮させながら本管23に熱的に接合させ、次いで
本管23に接合された該熱収縮性補助シート3′に一部
重ね合わされるように、接着剤層付きの前記第1の熱収
縮性シートと同じ構成(但し、開口部なし)の別の熱収
縮性シー1−7を本管の残りの全周に対して配置して、
上記熱収縮性補助シート3′ との重合部を加熱して熱
的に接合し、且つ上記別の熱収縮性シート7の全体を加
熱して熱収縮させながら、本管に熱的に接合させること
により行うこともできる。
なお、本管の周方向の熱収縮率が約3〜30%である、
接着剤層付きの熱収縮性補助シー1−3”としては、第
11図に示す如く、T字管2の枝管21の立ち上がり部
分の首部22に対応する箇所が切除されている一対のシ
ート3’、3’ と同じ形状のものを用いてもよい。
また、別の熱収縮性シー1〜7は、すでに述べた第1の
熱収縮性シート3と同様の材質、熱収縮性能を有すれば
よい。
以下、本発明で用いる熱収縮性テープの接着剤層を形成
する接着剤についての試験例及び本発明のT字管の被覆
方法の実施例を、比較試験例及び比較例と共に示す。
なお、試験例および比較試験例において、接着剤の剪断
強度は、2枚の鉄板(125mmX25mmX1.5+
++m)を互いに12郊重ね合わせてその重ね合わせ部
分に接着剤を介在させて、130°Cの接合温度に約5
分間加熱し鉄板を接合して、万能試験機によりその両端
方向へ同時に引張り、ASTM D1002の測定方法
に従って、測定された。
試験例1 次に示す組成の接着剤を150°Cの温度で5分間ニー
グーにより混練の後、ロールによって1.51の厚さの
接着剤シートとした。
ブチルゴム 25重量% エチレン−プロピレン−非共役ジエン共M、 合体30
重量% ボリブデン 5重量% クマロン・インデン樹脂 20重量% タルク 10重量% この接着剤シートは前述の剪断強度の測定方法で測定し
た結果、105℃で0.014 kg/ crfl、8
0°Cで0.029 kg/C♂であり、さらに20℃
で1゜15kg/cJであった。
試験例2 接着剤の組成を次のように変えた他は、試験例1と同様
にして接着剤シート(比較接着剤)を形成した。
エチレン−プロピレン−非共役ジエン共重合体20重量
% エチレン−エチルアクリレート共重合体25重量% クマロン・インデン樹脂 45重量% マイクロワックス 10i量% この接着剤シートは前述の剪断強度の測定方法で測定し
た結果、105℃で0.001 kg/cA、80℃で
0.124 kg/ cAであり、さらに20℃で24
−2kg / cnlであった。
実施例 上記試験例1で得られた接着剤シートを、架橋プラスチ
ックテープ(厚さ1.0耶、ゲル分率60%、長さ方向
への熱収縮率45%、熱収縮温度105°C)の片側の
全面に接合し、熱収縮性テープ(厚さ;2.5絹、幅;
100鮪、長さ;50m、のテープ)を形成した。
この熱収縮性テープを、第1図に示すように、引きぬき
T字管(本管の外径;27On、枝管の外径、220m
+m)の首部の周囲に4回巻きっけ、これをガスバーナ
ーの火炎で約105〜110°Cに加熱し、熱収縮させ
て、上記首部の周囲に密着させ、さらに加熱を続行して
、熱収縮性テープを、第1図に示す如く上記接着剤層で
接合した。次いで、第2図に示す如く、第1の熱収縮性
シートく第2図上の3に相当、接着剤層としては、上記
試験例2で得られた接着剤シートを使用)を、本管の周
囲に配置し、その両端部をヒートシールテープで接合し
て筒状となし、前記首部に接合した前記熱収縮性テープ
に重ね合わせ、これをガスバーナーの火炎で約105〜
110℃に加熱し熱収縮させて、本管の周囲全体に被覆
接合した。その後、更に第5図に示す如き形状の第2の
熱収縮性シート(第1の熱収縮性シートと同じ構成のも
の)を用い、これを第2図に示す態様で上記の第1の熱
収縮性シートによる被覆と同様にして枝管に被覆接合し
た。
その結果、熱収縮性テープ、第1及び第2の熱収縮性シ
ートは、T字管の枝管の立ち上がり部分の首部周辺にお
いてrずれ」を生じず、第6図に示す如く良好な被覆層
を形成した。
【図面の簡単な説明】
第1図は引きぬきT字管へのテープの接合状態を示す斜
視図、第2図は引きぬきT字管の首部に設けたテープお
よび本管への接着剤層付きの第1の熱収縮性シートの配
置状態及び第2の熱収縮性シートの筒状形成状態を示す
斜視図、第3図及び第4図はそれぞれ第2図における接
着剤層付きの第1の熱収縮性シートの平面図及び他の接
着剤層付きの第1の熱収縮性シートの平面図、第5図は
第3図における第2の熱収縮性シートの平面図、第6図
は引きぬきT字管の被覆状態を示す斜視図、第7図はい
も継ぎT字管への熱収縮性テープの接合状態を示す斜視
図、第8図は、第2の熱収縮性シートの別の例を示す平
面図、第9図はいも継ぎT字管への第2図と同様な被覆
状態を示す斜視図、第10図及び第11図はそれぞれ第
9図における接着剤層付きの熱収縮性補助シートの平面
図及び接着剤層付きの熱収縮性補助シートの別の例の平
面図である。 1・・接着剤付きの熱・収縮性テープ 2・・T字管 21・・枝管 22・・首部 23・・本管 3・・接着剤層付きの第1の熱収縮性シート3′ ・接
着剤層付きの熱収縮性補助シート5.5′・・接着剤層
付きの第2の熱収縮性シート7・・接着剤層付きの別の
熱収縮性シート第1図 第2図 第4図 第3図 第5図 第6図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 本管からT字状に分岐している枝管を有するT字管を熱
    収縮性材料で被覆する方法において、T字管の枝管の立
    ち上がり部分の首部及びその周辺の本管の一部に対して
    、高温で高い剪断強度を示す接着剤層付きの熱収縮性テ
    ープを、加熱状態で巻き付けながら熱収縮させて接合さ
    せる首部被覆工程と、接着剤層付きの上記熱収縮性テー
    プに一部重ね合わされるように、接着剤層付きの第1の
    熱収縮性シートを本管の全周に対して配置して、上記熱
    収縮性テープとの重合部分を加熱して熱的に接合し、且
    つ、接着剤層付きの第1の熱収縮性シートの全体を加熱
    し熱収縮させて本管に熱的に接合させる本管被覆工程と
    、枝管の首部及び立ち上がり部分の周囲に、接着剤層付
    きの第2の熱収縮性シートを配置しその両端部縁を重ね
    合わせて接合して筒状体となし、且つ、接着剤層付きの
    第2の熱収縮性シートの全体を加熱して熱収縮させて枝
    管に熱的に接合させる枝管被覆工程とからなることを特
    徴とするT字管の被覆方法。
JP13367583A 1983-07-22 1983-07-22 T字管の被覆方法 Granted JPS6026886A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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