JPS6110190A - T字管の被覆法 - Google Patents
T字管の被覆法Info
- Publication number
- JPS6110190A JPS6110190A JP12755584A JP12755584A JPS6110190A JP S6110190 A JPS6110190 A JP S6110190A JP 12755584 A JP12755584 A JP 12755584A JP 12755584 A JP12755584 A JP 12755584A JP S6110190 A JPS6110190 A JP S6110190A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat
- pipe
- shrinkable
- sheet
- main pipe
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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Landscapes
- Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の概要と用途]
本発明は、重化学工場プラント、都市集中暖房用の配管
あるいは原油、天然ガス輸送用パイプラインのポンプス
テーション周辺内の配管などに使用されているT字管を
、防食などのために、接着剤層付き熱収縮性シートで被
覆するに際し、゛F字管の枝管の首部および該首部の周
辺の本管の肩部などの周囲で、熱収縮率の高い少なくと
も2枚の扇状の熱収縮性補助シートから中空錐状体を形
成し、次いでその中空錐状体をT字管の枝管の首部およ
びその周辺の本管の肩部などに向かって熱収縮させ接合
した後、本管の残りの周面に広幅の熱収縮性方形シート
を配置し熱収縮させ接合することにより、熱収縮性被覆
材料のずれ込み、はがれなどを防止できるT字管の被覆
法に関する。
あるいは原油、天然ガス輸送用パイプラインのポンプス
テーション周辺内の配管などに使用されているT字管を
、防食などのために、接着剤層付き熱収縮性シートで被
覆するに際し、゛F字管の枝管の首部および該首部の周
辺の本管の肩部などの周囲で、熱収縮率の高い少なくと
も2枚の扇状の熱収縮性補助シートから中空錐状体を形
成し、次いでその中空錐状体をT字管の枝管の首部およ
びその周辺の本管の肩部などに向かって熱収縮させ接合
した後、本管の残りの周面に広幅の熱収縮性方形シート
を配置し熱収縮させ接合することにより、熱収縮性被覆
材料のずれ込み、はがれなどを防止できるT字管の被覆
法に関する。
[従来技術]
従来、重化学工場プラント、都市集中暖房用の配管また
はパイプラインのポンプステーション内の配管などでは
、配管の形状が、エルボ、レジューサ−、バルブ、T字
管、フランジ部分などと多種多様であるが、従来の熱収
縮性被覆材料(シート状、管状等)を、そのまま、それ
らの異形管部分に適用した場合には、熱収縮性被覆材料
が、その管の周方向に向かって収縮する以外に、例えば
その熱収縮方向(管の周方向)に直角方向である被覆材
料の幅方向への「ずれ」が、その熱収縮時の寸法変化に
より、かなり大きく生じ、その結果、異形管上の被覆し
ようとする部分の表面から被覆材料がずれこんではずれ
たり、はがれたり、空隙部、しわを生じたりということ
が起っていた。
はパイプラインのポンプステーション内の配管などでは
、配管の形状が、エルボ、レジューサ−、バルブ、T字
管、フランジ部分などと多種多様であるが、従来の熱収
縮性被覆材料(シート状、管状等)を、そのまま、それ
らの異形管部分に適用した場合には、熱収縮性被覆材料
が、その管の周方向に向かって収縮する以外に、例えば
その熱収縮方向(管の周方向)に直角方向である被覆材
料の幅方向への「ずれ」が、その熱収縮時の寸法変化に
より、かなり大きく生じ、その結果、異形管上の被覆し
ようとする部分の表面から被覆材料がずれこんではずれ
たり、はがれたり、空隙部、しわを生じたりということ
が起っていた。
特に、被覆しようとする異形管が、本管からT字状に分
岐している枝管を有するT字管である場合には、大きな
熱収縮率の熱収縮性被覆材料(テープ、シートなど)を
、その周囲に巻き付けて加熱収縮を行わせる被覆方法が
行われるが、その加熱収縮時に、′「字管の枝管の立ち
上り部分の首部およびその周辺の本管の肩部などから離
れる方向へ向かってずれ込んで、被覆すべき管の首部や
その周辺からずれてしまう問題、あるいはその首部の周
辺に多くのしわ、空隙部ができてしまうという問題、ま
た−回の被覆では枝管の首部周辺の全体にわたって、被
覆することが困難であり、枝管の径または形状に応じて
少なくとも2回の被覆作業が必要となるという問題など
があった。
岐している枝管を有するT字管である場合には、大きな
熱収縮率の熱収縮性被覆材料(テープ、シートなど)を
、その周囲に巻き付けて加熱収縮を行わせる被覆方法が
行われるが、その加熱収縮時に、′「字管の枝管の立ち
上り部分の首部およびその周辺の本管の肩部などから離
れる方向へ向かってずれ込んで、被覆すべき管の首部や
その周辺からずれてしまう問題、あるいはその首部の周
辺に多くのしわ、空隙部ができてしまうという問題、ま
た−回の被覆では枝管の首部周辺の全体にわたって、被
覆することが困難であり、枝管の径または形状に応じて
少なくとも2回の被覆作業が必要となるという問題など
があった。
[本発明の要旨と効果]
本発明者らは、上述のT字管における熱収縮性(防食)
被覆材料が有していた問題を解決することについて鋭意
研究した結果、まず熱収縮率の高い扇状の熱収縮性補助
シートから形成された中空錐状体を枝管の首部およびそ
の周辺の肩部などの周囲に配置し、枝管の首部および本
管の肩部などに向かって熱収縮させて、T字管の首部の
周面周辺に接合することによって、熱収縮性被覆材料を
使用してT字管を被覆する際の加熱収縮時に起っていた
ずれ込み、はがれ、しわ、空隙などの問題が解決される
ことを見い出した。
被覆材料が有していた問題を解決することについて鋭意
研究した結果、まず熱収縮率の高い扇状の熱収縮性補助
シートから形成された中空錐状体を枝管の首部およびそ
の周辺の肩部などの周囲に配置し、枝管の首部および本
管の肩部などに向かって熱収縮させて、T字管の首部の
周面周辺に接合することによって、熱収縮性被覆材料を
使用してT字管を被覆する際の加熱収縮時に起っていた
ずれ込み、はがれ、しわ、空隙などの問題が解決される
ことを見い出した。
すなわち、この発明は、本管からT字状に分岐している
枝管を有するT字管を、熱収縮性材料で被覆する方法に
おいて、 枝管の首部および該首部の周辺の本管の肩部などの周囲
に、熱収縮率が約30〜70%である、接着剤層付きの
少なくとも2枚の扇状の熱収縮性補助シートを配置し、
各補助シートの両端部をそれぞれ接続して、その枝管の
首部のまわりで頭部裁断型の中空錐状体を形成し、該熱
収縮性補助シートからなる前記中空錐状体を加熱して、
前記枝管の首部およびその周辺の本管の肩部などに向か
って熱収縮させ、しかもそれらの表面に熱的に接合させ
、 次いで、接着剤層付きの広幅の熱収縮性方形シートを、
前記枝管の首部とその周辺の本管の肩部などに接合され
ている補助シートから形成された被覆層の両端部に一部
重ね合わせて、しかも、その本管の残りの局面を覆うよ
うに配置し、前記補助シートの被覆層との重ね合わせ部
分を加熱して熱的に接合し、且つ、前記広幅の熱収縮性
方形シートの全体を加熱して本管に向かって熱収縮させ
、さらに本管の周面に熱的に接合させることを特徴とす
るT字管の被覆法に関するものである。
枝管を有するT字管を、熱収縮性材料で被覆する方法に
おいて、 枝管の首部および該首部の周辺の本管の肩部などの周囲
に、熱収縮率が約30〜70%である、接着剤層付きの
少なくとも2枚の扇状の熱収縮性補助シートを配置し、
各補助シートの両端部をそれぞれ接続して、その枝管の
首部のまわりで頭部裁断型の中空錐状体を形成し、該熱
収縮性補助シートからなる前記中空錐状体を加熱して、
前記枝管の首部およびその周辺の本管の肩部などに向か
って熱収縮させ、しかもそれらの表面に熱的に接合させ
、 次いで、接着剤層付きの広幅の熱収縮性方形シートを、
前記枝管の首部とその周辺の本管の肩部などに接合され
ている補助シートから形成された被覆層の両端部に一部
重ね合わせて、しかも、その本管の残りの局面を覆うよ
うに配置し、前記補助シートの被覆層との重ね合わせ部
分を加熱して熱的に接合し、且つ、前記広幅の熱収縮性
方形シートの全体を加熱して本管に向かって熱収縮させ
、さらに本管の周面に熱的に接合させることを特徴とす
るT字管の被覆法に関するものである。
この発明の被覆法では、特定の扇状の熱収縮性補助シー
トから形成された頭部裁断型の中空錐状体を、枝管の首
部の周囲に配置し、それを加熱して、枝管の4部の表面
に向かって熱収縮させること、その補助シートの熱収縮
率が30〜70%、好ましくは40〜65%と高い水準
であること、さらに少なくとも2枚以上の補助シートを
使用することなどが、特に特徴的である。
トから形成された頭部裁断型の中空錐状体を、枝管の首
部の周囲に配置し、それを加熱して、枝管の4部の表面
に向かって熱収縮させること、その補助シートの熱収縮
率が30〜70%、好ましくは40〜65%と高い水準
であること、さらに少なくとも2枚以上の補助シートを
使用することなどが、特に特徴的である。
本発明のT字管の被覆法は、接着剤層付きの熱収縮率の
高い扇状の熱収縮性補助ソートから形成された前記の中
空錐状体を、T字管の枝管の首部とその周辺の本管の肩
部などの表面に向かって熱収縮させしかも熱的に接合す
るので、本発明の被覆法によれば、枝管の首部および本
管の肩部などを易しい作業で確実に被覆することができ
、m1記の中空錐状体が、加熱収縮時(高温時)に枝管
の首部からずれ込んだり、一部はがれたり、しわ力く生
じたりする問題をほとんど起さない。
高い扇状の熱収縮性補助ソートから形成された前記の中
空錐状体を、T字管の枝管の首部とその周辺の本管の肩
部などの表面に向かって熱収縮させしかも熱的に接合す
るので、本発明の被覆法によれば、枝管の首部および本
管の肩部などを易しい作業で確実に被覆することができ
、m1記の中空錐状体が、加熱収縮時(高温時)に枝管
の首部からずれ込んだり、一部はがれたり、しわ力く生
じたりする問題をほとんど起さない。
[本発明の詳細な説明]
以下、本発明の実施態様を、その好ましい施工順序に従
って、図面を参照しながらさらに詳しく説明する。
って、図面を参照しながらさらに詳しく説明する。
$1図から第6図は、この発明の被覆法の実施態様の一
例を示す斜視図である。
例を示す斜視図である。
第7図および第9図は、この発明の被覆法で使用する熱
収縮性補助シートの例を示す平面図であり、第8図およ
び第1O図は、それらの補助シートから形成された頭部
裁断型の中空錐状体の例をそれぞれ示す斜視図である。
収縮性補助シートの例を示す平面図であり、第8図およ
び第1O図は、それらの補助シートから形成された頭部
裁断型の中空錐状体の例をそれぞれ示す斜視図である。
本発明においては、まず第1図に示す如く、rミルコー
ト(プラスチックスの押出し被覆のなされている被覆層
)5,5°、5”の施された本管22と枝管21とから
なるT字管2jの枝管21の首部(本管から枝管が立ち
上がっている部分)およびその周辺の本管22の肩部な
どの周囲に、熱収縮率が約30〜70%である、接着剤
層付きの少なくとも2枚の扇状の熱収縮性補助シート1
を配置し、必要であればヒートシールテープ6などを使
用して、各補助シートの両端部をそれぞれ重ね合わせて
熱的に接合して、その枝管の首部のまわりに、頭部が裁
断・除去されている形の中空錐状体(円錐状体など)3
を形成し、 該熱収縮性補助シート1から形成された前記中空錐状体
3をガスバーナー4の火炎などで加熱して、前記枝管2
1の首部と本管22の肩部などに向かって熱収縮させ、
しかもそれらの表面に熱的に接合させて、 第2図に示すように、前記補助シートの中空錐状体から
形成された被覆層13を、T字管2の枝管21の首部と
その周辺の本管22の肩部などの表面に一挙に形成する
のである。
ト(プラスチックスの押出し被覆のなされている被覆層
)5,5°、5”の施された本管22と枝管21とから
なるT字管2jの枝管21の首部(本管から枝管が立ち
上がっている部分)およびその周辺の本管22の肩部な
どの周囲に、熱収縮率が約30〜70%である、接着剤
層付きの少なくとも2枚の扇状の熱収縮性補助シート1
を配置し、必要であればヒートシールテープ6などを使
用して、各補助シートの両端部をそれぞれ重ね合わせて
熱的に接合して、その枝管の首部のまわりに、頭部が裁
断・除去されている形の中空錐状体(円錐状体など)3
を形成し、 該熱収縮性補助シート1から形成された前記中空錐状体
3をガスバーナー4の火炎などで加熱して、前記枝管2
1の首部と本管22の肩部などに向かって熱収縮させ、
しかもそれらの表面に熱的に接合させて、 第2図に示すように、前記補助シートの中空錐状体から
形成された被覆層13を、T字管2の枝管21の首部と
その周辺の本管22の肩部などの表面に一挙に形成する
のである。
接着剤層付きの上記熱収縮性補助シートは、T字管2の
枝管21の首部とその周辺の本管22の肩部などを被覆
することができる頭部裁断型の中空錐状体3゛、3”
(第8図または第10図を参照)を形成するために使用
されるものであり、第7図または第9図に示すような種
々の扇状の形状を有していて、その扇の両先端を結ぶ直
線の一方向(図面の矢印の方向)に沿って熱収縮性を有
しているものであればよい。
枝管21の首部とその周辺の本管22の肩部などを被覆
することができる頭部裁断型の中空錐状体3゛、3”
(第8図または第10図を参照)を形成するために使用
されるものであり、第7図または第9図に示すような種
々の扇状の形状を有していて、その扇の両先端を結ぶ直
線の一方向(図面の矢印の方向)に沿って熱収縮性を有
しているものであればよい。
接着剤層付きの上記熱収縮性補助シートは、少なくとも
その補助シートの2枚、好ましくは2〜3枚を使用して
、T字管2の枝管21の首部及び本管22の肩部などの
周囲において、前述の頭部が裁断されている中空の円錐
状体または角錐状体3゛または3”が形成できれば、ど
のような形式の扇状のものであってもよく、例えば、第
7図に示すほぼ扇形の補助シート1゛であって、その熱
収縮方向が扇の両先端を結ぶ方向(図面の矢印の方向)
に沿っているもの、あるいは第9図に示すように、扇状
の形状の外円周辺部の一部が、内側に浅く切り欠かれて
いる補助シート1”であって、その熱収縮方向Pが扇の
両先端を結ぶ方向(図面の矢印の方向)に沿っているも
のなどを挙げることができる。
その補助シートの2枚、好ましくは2〜3枚を使用して
、T字管2の枝管21の首部及び本管22の肩部などの
周囲において、前述の頭部が裁断されている中空の円錐
状体または角錐状体3゛または3”が形成できれば、ど
のような形式の扇状のものであってもよく、例えば、第
7図に示すほぼ扇形の補助シート1゛であって、その熱
収縮方向が扇の両先端を結ぶ方向(図面の矢印の方向)
に沿っているもの、あるいは第9図に示すように、扇状
の形状の外円周辺部の一部が、内側に浅く切り欠かれて
いる補助シート1”であって、その熱収縮方向Pが扇の
両先端を結ぶ方向(図面の矢印の方向)に沿っているも
のなどを挙げることができる。
また、その補助シートは、熱収縮性の架橋プラスチック
層と、その裏面部全面に設けられた、例えば高温で高い
剪断強度を示す熱接着性の接着剤層とから構成されてい
ればよい。
層と、その裏面部全面に設けられた、例えば高温で高い
剪断強度を示す熱接着性の接着剤層とから構成されてい
ればよい。
上記熱収縮性の架橋プラスチック層は、従来公知である
熱収縮性を有する架橋プラスチックフィルムまたはシー
ト、あるいはそれらの積層シートから形成されていれば
よい。
熱収縮性を有する架橋プラスチックフィルムまたはシー
ト、あるいはそれらの積層シートから形成されていれば
よい。
この発明では、前記補助シートの架橋プラスチック屓と
なる架橋プラスチックフィルムまたはシートは、熱収縮
温度が約80〜200“C1特に90〜180°C程度
であり、熱収縮率が約30〜70%、好ましくは40〜
60%程度でありて、さらにそのフィルムまたはシート
を形成している重合体の架橋の程度が、次に述べるゲル
分率で示して、約20〜90%、特に25〜80%であ
ることが好ましい。
なる架橋プラスチックフィルムまたはシートは、熱収縮
温度が約80〜200“C1特に90〜180°C程度
であり、熱収縮率が約30〜70%、好ましくは40〜
60%程度でありて、さらにそのフィルムまたはシート
を形成している重合体の架橋の程度が、次に述べるゲル
分率で示して、約20〜90%、特に25〜80%であ
ることが好ましい。
上記のゲル分率とは、試料(架橋プラスチック成形物)
を、キシレン中に入れて、約10時間、約130℃の温
度で環流しながら熔解させ、そのキシレンに溶解しなか
った試料の重量(Ag)を、使用した全試料の重量(B
g)で割って得られた値を100倍した値である。
を、キシレン中に入れて、約10時間、約130℃の温
度で環流しながら熔解させ、そのキシレンに溶解しなか
った試料の重量(Ag)を、使用した全試料の重量(B
g)で割って得られた値を100倍した値である。
ゲル分率= (A/B)X100 (%)上記架橋
プラスチック層は、例えば、ポリエチレン、ポリプロピ
レン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−プロ
ピレン共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリエステル、ポリ
アミドなどの熱可塑性樹脂を、押し出し成形などで、フ
ィルムまたはシート状となし、次いでそのフィルムまた
はシートを約80〜200℃の高温で延伸して、その延
伸状態のまま冷却し、未架橋プラスチックフィルムまた
はシートを成形した後、電子線、X線、γ線などの放射
線を照射するか、または適当な過酸化物等で化学的に反
応させて、架橋されたフィルムまたはシートとすること
により得られた「熱収縮性を有する架橋プラスチックフ
ィルムまたはシート」から形成されていれば好適である
。
プラスチック層は、例えば、ポリエチレン、ポリプロピ
レン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−プロ
ピレン共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリエステル、ポリ
アミドなどの熱可塑性樹脂を、押し出し成形などで、フ
ィルムまたはシート状となし、次いでそのフィルムまた
はシートを約80〜200℃の高温で延伸して、その延
伸状態のまま冷却し、未架橋プラスチックフィルムまた
はシートを成形した後、電子線、X線、γ線などの放射
線を照射するか、または適当な過酸化物等で化学的に反
応させて、架橋されたフィルムまたはシートとすること
により得られた「熱収縮性を有する架橋プラスチックフ
ィルムまたはシート」から形成されていれば好適である
。
前記の補助シートは、架橋プラスチック層の熱収縮率が
30%より小さくなると、枝管と本管との境界部(首部
)の全周にわたって充分密着せず、空隙を生ずる恐れが
あり、しわの発生の原因となるので好ましくはない。
30%より小さくなると、枝管と本管との境界部(首部
)の全周にわたって充分密着せず、空隙を生ずる恐れが
あり、しわの発生の原因となるので好ましくはない。
また前記接着剤層は、上記の熱収縮性の架橋プラスチッ
ク層が最も大きな熱収縮力を示す高温度領域(例えば約
80〜200℃の範囲内の高温)において、約0.00
2〜0.05 kg/cIAの範囲内、好ましくは0.
005〜0.04kg/c+!の範囲内の剪断強度(A
STM D1002)で表される接着力を有し、さら
に昇温されても急激に低下することがないような、エラ
ストマー物質を主成分とする接着剤からなることが好ま
しい。
ク層が最も大きな熱収縮力を示す高温度領域(例えば約
80〜200℃の範囲内の高温)において、約0.00
2〜0.05 kg/cIAの範囲内、好ましくは0.
005〜0.04kg/c+!の範囲内の剪断強度(A
STM D1002)で表される接着力を有し、さら
に昇温されても急激に低下することがないような、エラ
ストマー物質を主成分とする接着剤からなることが好ま
しい。
この接着剤層としては、前述のように高温度で接着力を
保持していると共に、常温(約20℃付近)では、約0
.8〜30kg/cIII、特に1.0〜25kg /
cd程度の剪断強度を示す接着剤で形成することが適
当である。
保持していると共に、常温(約20℃付近)では、約0
.8〜30kg/cIII、特に1.0〜25kg /
cd程度の剪断強度を示す接着剤で形成することが適
当である。
」−記接着剤層は、例えば、ポリイソブチンゴム(II
R;ブチルゴム)、エチレン−プロピレン共重合体ゴム
(EPR)、エチレン−プロピレン−非共役ジエン共重
合体ゴム(El)りM>などのオレフィン系エラストマ
ー、ポリブタジェンゴム、ポリイソプレンゴム、スチレ
ン−ブタジェン共重合体ゴム、アクリロニトリル−ブタ
ジェン共重合体ゴム、クロロプレンゴム、クロロスルホ
ン化ポリエチレンゴム、アクリルゴム、エピクロルヒド
リンゴム、塩素化ポリエチレンゴム、フッ素化ゴムなど
のその他の非共役ジエン系エラストマーなどのエラスト
マー成分を、約30〜70重量%、特に35〜65重量
%含有していることが好ましい。
R;ブチルゴム)、エチレン−プロピレン共重合体ゴム
(EPR)、エチレン−プロピレン−非共役ジエン共重
合体ゴム(El)りM>などのオレフィン系エラストマ
ー、ポリブタジェンゴム、ポリイソプレンゴム、スチレ
ン−ブタジェン共重合体ゴム、アクリロニトリル−ブタ
ジェン共重合体ゴム、クロロプレンゴム、クロロスルホ
ン化ポリエチレンゴム、アクリルゴム、エピクロルヒド
リンゴム、塩素化ポリエチレンゴム、フッ素化ゴムなど
のその他の非共役ジエン系エラストマーなどのエラスト
マー成分を、約30〜70重量%、特に35〜65重量
%含有していることが好ましい。
また、上記接着剤層には、エラストマー成分以外に、一
般ネこ接着剤に含有されている改質用の他の重合体(改
質用重合体)、粘着付与剤、腐食防止剤(無機または有
機系腐食防止剤)、さらに無機充填剤などが配合されて
いても良い。改質用重合体としては、例えば、ポリエチ
レン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−プロ
ピレン共重合体、アクリレート−エチレン共重合体、ボ
リプ「Iピレン、ポリブテンなどのオレフィン系重合体
、また、ポリ塩化ビニル、ポリアミド、スチレン系重合
体などの熱可塑性樹脂または液状重合体を挙げることが
でき、粘着付与剤(タッキファイヤ)としては、ロジン
およびロジン誘導体、ピネン系樹脂、脂肪族、脂環族ま
たは芳香族炭化水素樹脂、クマロン樹脂、クマロン・イ
ンデン樹脂、フェノール樹脂、ナフテン系油、改質テル
ペンなどを挙げることができる。
般ネこ接着剤に含有されている改質用の他の重合体(改
質用重合体)、粘着付与剤、腐食防止剤(無機または有
機系腐食防止剤)、さらに無機充填剤などが配合されて
いても良い。改質用重合体としては、例えば、ポリエチ
レン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−プロ
ピレン共重合体、アクリレート−エチレン共重合体、ボ
リプ「Iピレン、ポリブテンなどのオレフィン系重合体
、また、ポリ塩化ビニル、ポリアミド、スチレン系重合
体などの熱可塑性樹脂または液状重合体を挙げることが
でき、粘着付与剤(タッキファイヤ)としては、ロジン
およびロジン誘導体、ピネン系樹脂、脂肪族、脂環族ま
たは芳香族炭化水素樹脂、クマロン樹脂、クマロン・イ
ンデン樹脂、フェノール樹脂、ナフテン系油、改質テル
ペンなどを挙げることができる。
本発明において、上記接着剤層は、前Jホのオレフィン
系エラストマー約30〜70重量%、改質用重合体約1
〜20重量%、粘着付与剤約10〜30’7景%、無機
充填剤約O〜20重量%である加熱接着性の接着剤組成
物からなるものが、寓温での接着力(剪断強度)につい
て約1.0 kg / cd以−1二であって、しかも
高温での接着力(剪断強度)について80℃で約0.
Ol kg/cJ以上、100゛Cで約0.005 k
g/−以上と高く、それ以上の温度でも急激に低下する
ことがないので最適である。
系エラストマー約30〜70重量%、改質用重合体約1
〜20重量%、粘着付与剤約10〜30’7景%、無機
充填剤約O〜20重量%である加熱接着性の接着剤組成
物からなるものが、寓温での接着力(剪断強度)につい
て約1.0 kg / cd以−1二であって、しかも
高温での接着力(剪断強度)について80℃で約0.
Ol kg/cJ以上、100゛Cで約0.005 k
g/−以上と高く、それ以上の温度でも急激に低下する
ことがないので最適である。
また、接着剤層としては、例えば、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アクリロ
ニトリル−エチレン共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリエ
ステル、ポリアミドなどの熱可塑性樹脂30〜80重量
%、アスファルト(ビチューメン)0〜50重量%、粘
着付与剤10〜20重量%、無機充填剤5〜20重量%
などを含有するホントメルトタイプの接着剤であっても
よく、この種の接着剤は、常温での接着力が、剪断強度
約5〜30kg/c+jと優れている。
プロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アクリロ
ニトリル−エチレン共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリエ
ステル、ポリアミドなどの熱可塑性樹脂30〜80重量
%、アスファルト(ビチューメン)0〜50重量%、粘
着付与剤10〜20重量%、無機充填剤5〜20重量%
などを含有するホントメルトタイプの接着剤であっても
よく、この種の接着剤は、常温での接着力が、剪断強度
約5〜30kg/c+jと優れている。
本発明のT字管の被覆法は、上述の如く、まず接着剤層
付きの熱収縮率の高い熱収縮性補助シートを使用して、
T字管2の枝管21の首部とその周辺の本管22の肩部
などの表面に前記補助シートから形成された被覆層13
を設ける工程を経ることが特徴的であり、その結果、そ
の加熱収縮時にT字管2の枝管21の首部の周辺から被
覆材料がずれてしまったり、しわができてしまったりす
ることがないのである。
付きの熱収縮率の高い熱収縮性補助シートを使用して、
T字管2の枝管21の首部とその周辺の本管22の肩部
などの表面に前記補助シートから形成された被覆層13
を設ける工程を経ることが特徴的であり、その結果、そ
の加熱収縮時にT字管2の枝管21の首部の周辺から被
覆材料がずれてしまったり、しわができてしまったりす
ることがないのである。
この発明の被覆法では、前述の熱収縮性補助シートによ
る被ri操作に続いて、第3図に示す如(1゛字管2の
枝管21の首部およびその周辺の本管22の肩部などに
熱的に接合された前記熱収縮性補助シートから形成され
た被覆層13に一部重ね合わされるように、接着剤層付
きの広幅の熱収縮性方形シート7を本管22の残りの全
周に対して配置して、必要であればヒートシールテープ
6゜を使用して、上記被覆F!i13との重ね合わせ部
分を加熱して熱的に接合し、且つ、その熱収縮性方形シ
ート7の全体を加熱して本管22に向かって熱収縮させ
、本管22の周面に熱的に接合して、第4図に示すよう
な接着剤付きの熱収縮性方形シート7から形成された被
覆層17を本管の周面に設けるのである。
る被ri操作に続いて、第3図に示す如(1゛字管2の
枝管21の首部およびその周辺の本管22の肩部などに
熱的に接合された前記熱収縮性補助シートから形成され
た被覆層13に一部重ね合わされるように、接着剤層付
きの広幅の熱収縮性方形シート7を本管22の残りの全
周に対して配置して、必要であればヒートシールテープ
6゜を使用して、上記被覆F!i13との重ね合わせ部
分を加熱して熱的に接合し、且つ、その熱収縮性方形シ
ート7の全体を加熱して本管22に向かって熱収縮させ
、本管22の周面に熱的に接合して、第4図に示すよう
な接着剤付きの熱収縮性方形シート7から形成された被
覆層17を本管の周面に設けるのである。
なお、前記の接着剤層付きの広幅の熱収縮性方形シート
は、被覆すべきT字管の枝管の管径が小さい場合には、
枝管の周辺の本管の肩部などの大部分を取り巻いて配置
できるように、その方形シートの両端辺部に、半円形状
の切り欠き部を有することが好適である。
は、被覆すべきT字管の枝管の管径が小さい場合には、
枝管の周辺の本管の肩部などの大部分を取り巻いて配置
できるように、その方形シートの両端辺部に、半円形状
の切り欠き部を有することが好適である。
しかる後、必要ならば、別の接着剤層付きの熱収縮性シ
ー形シー)8.8’ および9を、第5図に示す如く、
T字管2の枝管21および本管22の裸の表面の露出し
ている個所の周囲にそれぞれ配置して各熱収縮性小刀形
シートの両端部を重ね合せ、重ね合わさった部分をヒー
トシールテープ6”で接続してそれぞれ筒状体となし、
それらの筒状体を、ガスバーナーの火炎で加熱して熱収
縮させ、枝管21または本管22の露出していた表面に
密着させ、各接着剤層により接合して第6図に示ず如く
各被5iN18.18°および19をそれぞれ形成する
。この際、熱収縮性小刀形シート8.8゛ または9か
ら形成された各筒状体の被覆層18.18″または19
と、既に前述の如く枝管21の首部とその周辺の本管2
20周面を被覆している被FRIW13及び17とは、
それぞれ端部において重なり合っていることが好ましい
。
ー形シー)8.8’ および9を、第5図に示す如く、
T字管2の枝管21および本管22の裸の表面の露出し
ている個所の周囲にそれぞれ配置して各熱収縮性小刀形
シートの両端部を重ね合せ、重ね合わさった部分をヒー
トシールテープ6”で接続してそれぞれ筒状体となし、
それらの筒状体を、ガスバーナーの火炎で加熱して熱収
縮させ、枝管21または本管22の露出していた表面に
密着させ、各接着剤層により接合して第6図に示ず如く
各被5iN18.18°および19をそれぞれ形成する
。この際、熱収縮性小刀形シート8.8゛ または9か
ら形成された各筒状体の被覆層18.18″または19
と、既に前述の如く枝管21の首部とその周辺の本管2
20周面を被覆している被FRIW13及び17とは、
それぞれ端部において重なり合っていることが好ましい
。
なお、本発明の被覆法は、上記の施工順序に限定されず
、枝管21および本管22への接着剤層付きの熱収縮性
方形シー1−8.8’ および9の被覆を、本管22へ
の接着剤層付きの熱収縮性シー1・7の被覆に先立って
行ってもよい。
、枝管21および本管22への接着剤層付きの熱収縮性
方形シー1−8.8’ および9の被覆を、本管22へ
の接着剤層付きの熱収縮性シー1・7の被覆に先立って
行ってもよい。
前記の広幅の熱収縮性方形シートおよび各熱収縮性小刀
形シートは、熱収縮性の架橋プラスチック層と接着剤層
とからなり、その接着剤層としては、前述の如き高温で
高い剪断強度を示す接着剤層を用いるのが好ましいが、
通常のホントメルトタイプのものでもよく、また、熱収
縮性の架橋プラスチツク層は、それらを構成する架橋プ
ラスチ・7クフイルムまたはシートの熱収縮温度が約8
0〜200′C2特に90〜180’c程度であり、熱
収縮率が約20〜80%、特に30〜70%程度であれ
はよく、さらにそのフィルムまたはシートを形成しζい
る重合体の架橋の程度が、前記のゲル分率で示して、約
20〜90%、特に25〜80%であることが好ましい
。
形シートは、熱収縮性の架橋プラスチック層と接着剤層
とからなり、その接着剤層としては、前述の如き高温で
高い剪断強度を示す接着剤層を用いるのが好ましいが、
通常のホントメルトタイプのものでもよく、また、熱収
縮性の架橋プラスチツク層は、それらを構成する架橋プ
ラスチ・7クフイルムまたはシートの熱収縮温度が約8
0〜200′C2特に90〜180’c程度であり、熱
収縮率が約20〜80%、特に30〜70%程度であれ
はよく、さらにそのフィルムまたはシートを形成しζい
る重合体の架橋の程度が、前記のゲル分率で示して、約
20〜90%、特に25〜80%であることが好ましい
。
上述の如く、本発明のT字管の被覆法は、引き1友きT
字管の被覆に好適な方法であるが、いも繕ぎ′1゛1゛
の被覆にも適用できることは言うまでもない。その場合
には枝管21の全周にわたってマスチック等を充填して
、空隙部の生ずるのを防止することもできる。
字管の被覆に好適な方法であるが、いも繕ぎ′1゛1゛
の被覆にも適用できることは言うまでもない。その場合
には枝管21の全周にわたってマスチック等を充填して
、空隙部の生ずるのを防止することもできる。
以下、本発明で用いる接着剤層を形成するのに好ましい
接着剤についての試験例および本発明のT字管の被覆法
の実施例を示す。
接着剤についての試験例および本発明のT字管の被覆法
の実施例を示す。
なお、試験例において、接着剤の剪断強度は2枚の鉄板
(125mmx25mmX 1.5mm)を互いに12
mm重ね合わせてその重ね合わせ部分に接着剤を介在さ
せて、130℃の接合温度に約5分間加熱して鉄板を接
合して、万能試験機によりその両端方向へ同時に引張り
、ASTM D1002の測定方法に従って測定され
た。
(125mmx25mmX 1.5mm)を互いに12
mm重ね合わせてその重ね合わせ部分に接着剤を介在さ
せて、130℃の接合温度に約5分間加熱して鉄板を接
合して、万能試験機によりその両端方向へ同時に引張り
、ASTM D1002の測定方法に従って測定され
た。
試験例1
次に示す組成の接着剤を150℃の温度で5分間ニーグ
ーにより混練の後、ロールによって1゜5mmの厚さの
接着剤シートとした。
ーにより混練の後、ロールによって1゜5mmの厚さの
接着剤シートとした。
ブチルゴム 25重量%エチレン−
プロピレン−非共役ジエン共重合体30重量% ポリブテン 5重量%クマロン−
インデン樹脂 20重量%タルク
10重量%この接着剤シートは前述の剪断
強度の測定方法で測定した結果、105℃で0.014
kg/a!、80℃で0.029kg/−であり、1
10℃でも急激に低下することがなく、さらに20℃で
1.15 kg/cdであった。
プロピレン−非共役ジエン共重合体30重量% ポリブテン 5重量%クマロン−
インデン樹脂 20重量%タルク
10重量%この接着剤シートは前述の剪断
強度の測定方法で測定した結果、105℃で0.014
kg/a!、80℃で0.029kg/−であり、1
10℃でも急激に低下することがなく、さらに20℃で
1.15 kg/cdであった。
試験例2
接着剤の組成を次のように変えた他は、試験例1と同様
にして接着剤シートを形成した。
にして接着剤シートを形成した。
エチレン−プロピレン−非共役ジエン共重合体20重量
% エチレン−エチルアクリレート共重合体25重量% クマロン−インデン樹脂 45重量%マイクロワ
ックス 10重量%この接着剤シートは前
述の剪断強度の測定方法で測定した結果、105℃で0
.001 kg/cd、80℃でO,124kg/−で
あり、さらに20℃で24.2kg/cI+lであった
。
% エチレン−エチルアクリレート共重合体25重量% クマロン−インデン樹脂 45重量%マイクロワ
ックス 10重量%この接着剤シートは前
述の剪断強度の測定方法で測定した結果、105℃で0
.001 kg/cd、80℃でO,124kg/−で
あり、さらに20℃で24.2kg/cI+lであった
。
実施例
上記試験例1で得られた接着剤シートを、熱収縮性の架
橋ポリエチレンシート(厚さ1. O1m、ゲル分率5
0%、長さ方向への熱収縮率45%、熱収縮温度105
℃)の片側の全面に接合し、第9図に示すような、外周
部に切り欠き部を有する扇状の熱収縮性補助シートを形
成した。
橋ポリエチレンシート(厚さ1. O1m、ゲル分率5
0%、長さ方向への熱収縮率45%、熱収縮温度105
℃)の片側の全面に接合し、第9図に示すような、外周
部に切り欠き部を有する扇状の熱収縮性補助シートを形
成した。
この熱収縮性補助シート2枚を、第1図に示すように、
80℃に予熱された引き抜きT字管(本管の外径;50
0fl、枝管の外径;450wm)の枝管の首部および
その周辺の本管の周囲に配置し、それらの両端部を重ね
合わせて熱的に接合して頭部裁断型の中空円錐状体を形
成し、この中空円錐状体をガスバーナーの火炎で約10
5〜110℃に加熱し、熱収縮させて、枝管の首部およ
びその周辺の本管の表面に密着させ、さらに加熱を続行
して、上記熱収縮性補助シートを上記接着剤層で第2図
に示す如く接合した。次いで、第3図に示す如く、広幅
の熱収縮性方形シート[ポリエチレン製の架橋プラスデ
ック層、その熱収縮率;30%、厚さ2.5 mm、幅
;800鰭、長さ;10001−の方形シート、接着剤
層としては、上記試験例2で得られた接着剤シートを使
用コを、枝管21およびその周辺の本管22にすでに接
合している被覆層13にヒートシールテープで接合し、
これをガスバーナーの火炎で約105〜110℃に加熱
し熱収縮させて、上記被覆層で被覆した本管の残りの周
面に被覆接合した。その後、更に第5図に示すように、
熱収縮性小力形シート(ポリエチレン製の架橋プラスチ
ック層、その熱収縮率;40%、厚さ; 2.5 、i
、幅;500+n、長さ;1600龍または1400m
の方形シートであって、接着剤層としては、上記試験例
2で得られた接着剤シートを使用)を用い、これを第6
図に示す態様で上記の広幅の熱収縮性方形ソートによる
被覆と同様にして枝管および本管に被覆接合した。
80℃に予熱された引き抜きT字管(本管の外径;50
0fl、枝管の外径;450wm)の枝管の首部および
その周辺の本管の周囲に配置し、それらの両端部を重ね
合わせて熱的に接合して頭部裁断型の中空円錐状体を形
成し、この中空円錐状体をガスバーナーの火炎で約10
5〜110℃に加熱し、熱収縮させて、枝管の首部およ
びその周辺の本管の表面に密着させ、さらに加熱を続行
して、上記熱収縮性補助シートを上記接着剤層で第2図
に示す如く接合した。次いで、第3図に示す如く、広幅
の熱収縮性方形シート[ポリエチレン製の架橋プラスデ
ック層、その熱収縮率;30%、厚さ2.5 mm、幅
;800鰭、長さ;10001−の方形シート、接着剤
層としては、上記試験例2で得られた接着剤シートを使
用コを、枝管21およびその周辺の本管22にすでに接
合している被覆層13にヒートシールテープで接合し、
これをガスバーナーの火炎で約105〜110℃に加熱
し熱収縮させて、上記被覆層で被覆した本管の残りの周
面に被覆接合した。その後、更に第5図に示すように、
熱収縮性小力形シート(ポリエチレン製の架橋プラスチ
ック層、その熱収縮率;40%、厚さ; 2.5 、i
、幅;500+n、長さ;1600龍または1400m
の方形シートであって、接着剤層としては、上記試験例
2で得られた接着剤シートを使用)を用い、これを第6
図に示す態様で上記の広幅の熱収縮性方形ソートによる
被覆と同様にして枝管および本管に被覆接合した。
その結果、熱収縮性補助シート、各熱収縮性方形シー1
−は、1’字管の枝管の立ち」ニリ部分のi′部周辺に
おい”ζ1−ずれ」を生じず、第6図に示す如く良好な
被ri、rf4を形成した。
−は、1’字管の枝管の立ち」ニリ部分のi′部周辺に
おい”ζ1−ずれ」を生じず、第6図に示す如く良好な
被ri、rf4を形成した。
第1図から第6図は、この発明の被覆法の実施態様の一
例を示す斜視図である。 第7図および第9図は、この発明の被覆法で使用する熱
収縮性補助シートの例を示す平面図であり、第8図およ
び第10図は、それらの補助シートから形成された頭部
裁断型の中空錐状体の例をそれぞれ示す斜視図である。 1;接着剤層付きの熱収縮性補助シート、2;′1゛字
管、2】;枝管、22;本管、3;頭部裁断型の中空針
を状体、4;バーナー、5:ミルコート、6.6’、6
”;ヒートシールテープ。 特許出願人 宇部興産株式会社 第1図 第2図 第3図 第4図
例を示す斜視図である。 第7図および第9図は、この発明の被覆法で使用する熱
収縮性補助シートの例を示す平面図であり、第8図およ
び第10図は、それらの補助シートから形成された頭部
裁断型の中空錐状体の例をそれぞれ示す斜視図である。 1;接着剤層付きの熱収縮性補助シート、2;′1゛字
管、2】;枝管、22;本管、3;頭部裁断型の中空針
を状体、4;バーナー、5:ミルコート、6.6’、6
”;ヒートシールテープ。 特許出願人 宇部興産株式会社 第1図 第2図 第3図 第4図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 本管からT字状に分岐している枝管を有するT字管を、
熱収縮性材料で被覆する方法において、枝管の首部およ
び該首部の周辺の本管の肩部などの周囲に、熱収縮率が
約30〜70%である、接着剤層付きの少なくとも2枚
の扇状の熱収縮性補助シートを配置し、各補助シートの
両端部をそれぞれ接続して、その枝管の首部のまわりで
頭部裁断型の中空錐状体を形成し、該熱収縮性補助シー
トからなる前記中空錐状体を加熱して、前記枝管の首部
およびその周辺の本管の肩部に向かって熱収縮させ、し
かもそれらの表面に熱的に接合させ、 次いで、接着剤層付きの広幅の熱収縮性方形シートを、
前記枝管の首部およびその周辺の本管の肩部などに接合
されている補助シートから形成された被覆層の両端部に
一部重ね合わせて、しかも、その本管の残りの周面を覆
うように配置し、前記補助シートの被覆層との重ね合わ
せ部分を加熱して熱的に接合し、且つ、接着剤層付きの
広幅の熱収縮性方形シートの全体を加熱して本管に向か
って熱収縮させ、さらに本管の周面に熱的に接合させる
ことを特徴とするT字管の被覆法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12755584A JPS6110190A (ja) | 1984-06-22 | 1984-06-22 | T字管の被覆法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12755584A JPS6110190A (ja) | 1984-06-22 | 1984-06-22 | T字管の被覆法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6110190A true JPS6110190A (ja) | 1986-01-17 |
JPH0315073B2 JPH0315073B2 (ja) | 1991-02-28 |
Family
ID=14962907
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12755584A Granted JPS6110190A (ja) | 1984-06-22 | 1984-06-22 | T字管の被覆法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6110190A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63170019A (ja) * | 1987-01-07 | 1988-07-13 | Mitsubishi Plastics Ind Ltd | 曲部被覆方法 |
-
1984
- 1984-06-22 JP JP12755584A patent/JPS6110190A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63170019A (ja) * | 1987-01-07 | 1988-07-13 | Mitsubishi Plastics Ind Ltd | 曲部被覆方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0315073B2 (ja) | 1991-02-28 |
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