JPS6071228A - 異形管の被覆法 - Google Patents

異形管の被覆法

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JPS6071228A
JPS6071228A JP17930483A JP17930483A JPS6071228A JP S6071228 A JPS6071228 A JP S6071228A JP 17930483 A JP17930483 A JP 17930483A JP 17930483 A JP17930483 A JP 17930483A JP S6071228 A JPS6071228 A JP S6071228A
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heat
sheet
shrinkable
adhesive layer
adhesive
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JP17930483A
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Yotaro Fujiwara
洋太郎 藤原
Hideto Kataoka
英人 片岡
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Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C63/00Lining or sheathing, i.e. applying preformed layers or sheathings of plastics; Apparatus therefor
    • B29C63/38Lining or sheathing, i.e. applying preformed layers or sheathings of plastics; Apparatus therefor by liberation of internal stresses
    • B29C63/42Lining or sheathing, i.e. applying preformed layers or sheathings of plastics; Apparatus therefor by liberation of internal stresses using tubular layers or sheathings
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C61/00Shaping by liberation of internal stresses; Making preforms having internal stresses; Apparatus therefor
    • B29C61/06Making preforms having internal stresses, e.g. plastic memory
    • B29C61/0608Making preforms having internal stresses, e.g. plastic memory characterised by the configuration or structure of the preforms
    • B29C61/0616Making preforms having internal stresses, e.g. plastic memory characterised by the configuration or structure of the preforms layered or partially layered preforms, e.g. preforms with layers of adhesive or sealing compositions
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29KINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES B29B, B29C OR B29D, RELATING TO MOULDING MATERIALS OR TO MATERIALS FOR MOULDS, REINFORCEMENTS, FILLERS OR PREFORMED PARTS, e.g. INSERTS
    • B29K2995/00Properties of moulding materials, reinforcements, fillers, preformed parts or moulds
    • B29K2995/0037Other properties
    • B29K2995/0049Heat shrinkable

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、長手方向に管径が急激に変わる種々の異形
管の外周面の防食被覆において、高温度時に比較的高い
剪断強度(^STM D 1002 )で表わされる接
着力を示しうる特定のエラストマー系接着剤層が設けら
れている高い熱収縮率の熱収縮性被覆シートと、特定の
架橋重合体系接着剤層を有するヒートシールテープとを
使用して、前記異形管の周囲で、熱収縮性被覆シートの
管状体を形成し、そのレートの管状体を加熱して熱収縮
させさらに加熱接合させることによって前記異形管を被
覆する方法に係る。
従来、重化学工場プラント、都市集中暖房用の配管ある
いは原油、天然ガス輸送用パイプラインのポンプステー
ション周辺内の配管などにおいてよく使用されている、
長手方向に管径が急激に大きく変わる種々の異形管を、
防食、保護などを行うためには、それらの異形管の径の
変化に対応するために熱収縮性シートの熱収縮性能を大
き1(する必要があって、大きな熱収縮性を有する熱収
縮性シートで被覆することが行われていた。
その場合には、加熱収縮による被覆を行う際に、異形管
の周囲に配置した管状の熱収縮性シートの両端部の接合
部に高温下に大きな収縮応力が不均一に作用し、単なる
接着剤あるいは通常のヒートシールテープの併用による
熱収縮性シートの両端部の接合では、その不均一で大き
な収縮応力に耐えきれないために、その熱収縮性シート
の両端部にチャック、ボタンなどの機械的な継合部材を
設ける必要があった。しかしながら、前記の機械的な継
合部材を設けた熱収縮性シートは、その製造プロセスが
極めて複雑であって、大量生産することが困難であり、
極めて製造コストのかかるものであるという欠点を有し
ており、また前記の機械的な継合部材を設けた熱収縮性
シートで異形管の被覆を行うと、その継合部分が剛直で
あって柔軟でな′1J)ことが多いために、急激に変形
している異形管の形状に対応して、異形管の表面に密着
させることができず、したがってその部分において防食
性能も劣るという欠点を有していた。
この発明者らは、前述の異形管に対して熱収縮性シート
の加熱収縮を行う際に、公知の熱収縮性シートのように
チャック、ボタンなどの機械的な継合部材が設けられて
おらず、接着剤層と熱収縮性ポリオレフィン層とからな
るシンプルな形状の熱収縮性シートを使用して、前記加
熱収縮時の高温での熱収縮応力に耐えることができる被
覆方法について鋭意研究した結果、熱収縮を行う高温度
でも接着剤の接着力に係る剪断強度が高い値を保持しう
るようなエラストマー物質を主成分とする加熱接着性の
エラストマー系接着剤層を設けた熱収縮性シートおよび
加熱収縮時の高温でも高い接着力を示しうる特定の架橋
重合体系接着剤層を有するヒートシールテープを使用し
て、異形管の被覆を行うことによって、熱収縮性シート
の両端部の接合部が加熱収縮時に熱収縮力に耐えること
ができることを見いだし、この発明を完成した。
この発明は、熱収縮性を有する架橋プラスチックス層と
、加熱接着性の接着剤層とから形成されている異形管用
の熱収縮性被覆シートを使用して、異形管を被覆する方
法において、 その被覆シートの片側の全面領域に、その被覆シートの
最も大きな熱収縮力を示す高温度において約0.001
〜0.05 kg/cdの範囲内の剪断強度(ASTM
 D 1002 )で表わされる接着力を示しうるよう
な、エラストマー物質を主成分とする加熱接着性のエラ
ストマー系接着剤層が設けられている高い熱収縮率の熱
収縮性被覆シートを、異形管の周囲に巻きつけて、その
シートの両端部を重ね合わせ、 さらに、ポリオレフィンと粘着付与剤とを主成分とする
接着剤が一部架橋されている加熱接着性の架橋重合体系
接着剤層が設けられているヒートシールテープを、前記
重ね合わせ部の両端部のシート表面にそのテープの架橋
重合体系接着剤層が密着するように重ね合わせて、 前記のシートの両端部の重ね合わせ部およびヒートシー
ルテープの全体を加熱して、一体に接合し、熱収縮性被
覆シートを管状体となし、そして、その熱収縮性被覆シ
ートの管状体を、その全周にわたって加熱して、異形管
の周面に向かって熱収縮させ、さらに熱収縮性被覆シー
トのエラストマー系接着剤層によって異形管に接合させ
ることを特徴とする異形管の被覆法に関するものである
この発明の被覆法は、異形管の周囲に配置された特定の
熱収縮性シートの両端部と特殊なヒートシールテープと
を重ね合わせて、次いでその重ね合わせ部を加熱するこ
とによって、熱収縮性シートの両端部を一体に接合し、
管状の熱収縮性シートを形成し、最後にその熱収縮性シ
ートの管状体を加熱して熱収縮させて、異形管の周囲に
防食被覆を施すという簡単な工程で、長手方向に管径が
急激に大きく変わる種々の異形管(例えば、レジュウサ
ー管、フランジ管継手、差込み管継手など)を効果的に
被覆することができる。
すなわち、この発明の方法によれば、被覆材料としてシ
ンプルな構造であってその製造が簡単である熱収縮性シ
ートとヒートシールテープとを準備するだけで、主とし
て加熱操作によって、種々の異形管の周囲に安定した性
能の防食被覆を行うことができ、極めて簡単で低いコス
トで行うことができる。
この発明の方法では、高い熱収縮性の熱収縮性シートが
従来公知の異形管用の熱収縮性被覆シートのような特別
の機械的な継合構造をまったく備えていないにもかかわ
らず、前述の施工法において、高い熱収縮性の熱収縮性
シートの両端部の接合が、熱収縮時の高温下に、熱収縮
性シートの高い熱収縮応力に充分に耐えることができ、
したがって、外れたり、剥がれたり、大きくずれたりす
ることもないのである。
以下、この発明の被覆法について、図面も参考にして、
さらに詳しく説明する。
第1図は、この発明の被覆法に使用する熱収縮性被覆シ
ートおよびヒートシールテープの一例を示す(a)、(
C)平面図および(bl、(dl側面図である。
第2図は、この発明の被覆法において、熱収縮性被覆シ
ートを、被覆すべき異形管(差込み管継手)の周囲に巻
き付けている状況の一例を示し、および第3図は、その
熱収縮性被覆シートの両端部を接合して管状体としてい
る状況の一例を示す斜視図である。
第4図は、この発明の方法で熱収縮性被覆シートを使用
して異形管(差込み管継手)を被覆した状況の一例を示
す斜視図である。
この発明の被覆法においては、第2図から第3図にわた
って示したように、まず、エラストマー物質を主成分と
する加熱接着性のエラストマー系接着剤N3が設けられ
ている高い熱収縮率の熱収縮性被覆シート1を、差込み
管継手7の局面に巻きつけて、そのシート1の両端部を
重ね合わせ、さらに、一部架橋しているポリオレフィン
を主成分とする加熱接着性の架橋重合体系接着剤層が設
番之られているヒートシールテープ4を、前記重ね合わ
せ部の両端部のシート表面にそのテープ4の架橋重合体
系接着剤層が密着するように重ね合わせて、前記のシー
ト1の両端部の重ね合わせ部とヒートシールテープ4と
の全体を加熱して、一体に接合し、熱収縮性被覆シート
1を管状体となし、そして、そのシート1の管状体をそ
の全周にわたって加熱して、異形管の周面を被覆するの
である。
なお、この発明の被覆法では、異形管の長手方向の管径
が極めて急激に変わってむしろ段差部を形成しているよ
うであれば、異形管の被覆に先立って、その異形管の段
差部に、エラストマー物質、熱可塑性重合体および粘着
付与剤を主成分とする接着性能を有しおよび常温から高
温において塑性変形しうるパテ状組成物を付着させてそ
の段差部を埋めてなだらかにすることが好ましい。
この発明において使用する熱収縮性被覆シートは、大略
、例えば、第1図の(al、(blに示すように、熱収
縮性を有する架橋プラスチックス層2と、加熱接着性の
特定のエラストマー系接着剤層3とが積層されている種
々の異形管用の熱収縮性被覆シート1に係るものである
前記架橋プラスチックス層は、すでに従来公知である熱
収縮性を有する架橋プラスチックスフィルムまたはシー
ト、あるいはそれらの積層シートから形成されていれば
よい。
その架橋プラスチ・7クスフイルムまたはシートは、こ
の発明では、熱収縮温度が約80〜200℃、特に90
〜180℃程度であり、熱収縮率が約35〜90%、特
に40〜80%程度であればよく、さらにそのフィルム
またはシートを形成している重合体の架橋の程度が、次
に述へるゲル分率で示して、約20〜90%、特に25
〜80%であることが好ましい。
上記のゲル分率とは、試料゛(架橋プラスチックスフィ
ルムまたはシート)を、−キシレン中に入れて、約10
時期、約130℃の温度で還流しながら熔解させ、その
キシレンに熔解しなかった試料の重量(Ag)を、使用
した全試料の重量(Bg)で割って得られた値を100
倍した値である。
ゲル分率= (A/B)X100 (%)架橋プラスチ
ックス層は、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、
エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−プロピレン
共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリエステル、ポリアミド
(ナイロン−6、ナイロン−6,6)などの熱可塑性樹
脂を、押し出し成形などで、フィルムまたはシート状に
成形した後、電子線、X線、γ線などの放射線を照射す
るか、または適当な過酸化物等で化学的に反応させて、
架橋されたフィルムまたはシートとなし、次いでそのフ
ィルムまたはシートを約80〜200℃の高温で延伸し
て、その延伸状態のまま冷却して得られた熱収縮性を有
する架橋プラスチックスフィルムまたはシートから形成
されていれば好適である。
この発明において、エラストマー系接着剤層は、前記の
熱収縮性被覆シート(または熱収縮性の架橋プラスチッ
クス層)が最も大きな熱収縮力を示す高温度領域(例え
ば、熱収縮性被覆シートの熱収縮温度に相当し、約80
〜200°Cの範囲内の高温)において、約0.001
−0.05kg/aJの範囲内、好ましくは0.005
〜0.04kg/cJの範囲内の剪断強度(ASTM 
D 1002 )で表され゛る接着力を示しうるような
、エラストマー物質を主成分とするエラストマー系接着
剤層からなるものである。
前記の接着剤層としては、異形管の鋼材などの表面に対
して、前述のように高温で充分な接着力(剪断強度)を
保持していると共に、常温(約20℃付近)では、剪断
強度が約0.8〜30kg/ctA、特に1.0〜30
kg/−程度であることが適当である。
前記の接着剤層は、例えば、ポリイソブチンゴム(II
R;ブチルゴム)、エチレン−プロピレン共重合体ゴム
(EPR)、エチレン−プロピレン−非共役ジエン共重
合体ゴム(E P D Mンなどのオレフィン系エラス
トマー、ポリブタジェンゴム、ポリイソプレンゴム、ス
チレン−ブタジェン共重合体ゴム、アクリロニトリル−
ブタジェン共重合体ゴム、クロロプレンゴムなどの共役
ジエン系エラストマー、またクロロスルホン化ポリエチ
レンゴム、アクリルゴム、エピクロルヒドリンゴム、塩
素化ポリエチレンゴム、フッ素化ポリエチレンゴムなど
のその他の非共役ジエン系エラストマーなどのエラスト
マー成分を、約20〜75重量%、特に25〜70重量
%含有していることが好ましい。
前記の接着剤層のエラストマー成分としては、前述のオ
レフィン系エラストマーを主成分とするか、あるいはオ
レフィン系エラストマーと他の非共役ジエン系エラスト
マーおよび/または共役ジエン系エラストマーとの混合
物を主成分とするエラストマー成分が最適である。
また、その接着剤層は、エラストマー成分以外に、一般
に接着剤に含有されている改質用の他の重合体(改質用
重合体)、粘着付与剤、腐食防止剤、さらに無機充填剤
などが配合されていてもよい。改質用重合体としては、
例えば、ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体
、エチレン−プロピレン共重合体、アクリレート−エチ
レン共重合体、ポリプロピレン、ポリブテンなどのオレ
フィン系重合体、また、ポリ塩化ビニル、ポリアミド、
スチレン系重合体などの熱可塑性樹脂または液状重合体
を挙げることができ、粘着付与剤(タンキファイア)と
してば、ロジンおよびロジン誘導体、ピネン系樹脂、脂
肪族炭化水素樹脂(C5留分、ペンテン、イソプレン、
1,3−ペンタジェンなどの単独または共重合体)、芳
香族炭化水素樹脂(C9留分、スチレン類、インデン類
などの単独または共重合体)、脂環族炭化水素樹脂、ク
マロン樹脂、クマロン・インデン樹脂、フェノール樹脂
、ナフテン系油、改質テルペンなどを挙げることができ
る。また、腐食防止剤としては、例えば、クロム酸金属
塩、リン酸金属塩、亜リン酸金属塩、ホウ酸金属塩、モ
リブデン酸塩、亜硝酸金属塩などの無機系腐食防止剤、
芳香族力ルボン酸の金属塩、複数のヒドロキシル基を有
する脂肪族または芳香族化合物、タンニン酸などの有機
系腐食防止剤を挙げることができ、さらに無機充填剤と
しては、タルク、炭カル、シリカ、アルミナ、マイカ、
カーボンブラックなどを挙げることができる。
この発明において、エラストマー系接着剤層としては、
前述のオレフィン糸玉、ラストマー約25〜65重量%
、改質用重合体約1〜20重量%、粘着付与剤約10〜
30重量%、無機充填剤約0〜20重量%が配合されて
いる加熱接着性の接着剤組成物からなるものが、常温で
の接着力(剪断強度)について約1.0 kg’/ c
sA以上であって、しかも高温での接着力(剪断強度)
について80℃で約0.01 kg / c+a以上、
100℃で約0.005kg/c++1以上と高く、そ
れ以上の温度への上昇と共に急激に低下することがない
ので、最適である。
この発明の被覆法に使用する熱収縮性被覆シートにおい
て、接着剤層のエラストマー成分が少なくなり過ぎると
、一般的なホントメルトタイプの接着剤と同様に、熱収
縮性被覆シートの熱収縮温度約80℃以上で接着剤の剪
断強度が極めて小さくなってしまったり、急激に低下し
てしまい、熱収縮性被覆シートの両端部の接合がはがれ
てしまうことがあるので適当ではなく、また、エラスト
マー成分が多くなり過ぎると、常温に冷却された後の接
着力が小さくなるので防食性の点で適当ではない。
なお、粘着付与剤ば−、接着剤の流動性の付与、および
タンク性の付与を主とした目的として配合されるもので
あり、余りに少な過ぎると、それらの性能を失い、接着
性が順化するので望ましくない。
この発明において、熱収縮性被覆シートは、前述の高温
で高い剪断強度を有するエラストマー系接着剤層が、熱
収縮性の架橋プラスチックスシートの片側の全面領域に
設けられているものであることが重要である。すなわち
、この発明の被覆法においては、異形管の周囲に配置さ
れた熱収縮性被覆シートの管状体が、加熱されて熱収縮
し、異形管の被覆すべき周面に密着した際に、熱収縮性
被覆シートの管状体が高温状態にもかかわらず前記エラ
ストマー系接着剤層によってその異形管の表面に比較的
強い接合力(剪断応力)で全面的に保持され、その時に
大きく生じている熱収縮性被覆シートの管状体の熱収縮
力をその接合力で吸収して、その管状体の接合部に対し
ては、かなり減少された収縮応力しか作用させないので
ある。
この発明の被覆法において使用されるヒートシールテー
プは、第1図の(C1、(d)に示したように、ポリオ
レフィンと粘着付与剤とを主成分とする接着剤が一部架
橋されている加熱接着性の架橋重合体系接着剤層6が設
けられているヒートシールテープ4である。
前記の架橋重合体系接着剤層6は、主として、ポリオレ
フィンと粘着付与剤とを含有する加熱溶融性の接着剤(
ホットメルトタイプの接着剤)が電子線架橋などで一部
架橋されている接着剤層で形成されていて、しかも、高
温に充分に加熱して行う加熱接着における熱収縮性被覆
シートの両端部の表面に対する接着力が、常温において
約2.0〜30kg/cIn、特に約4.0〜25 k
g/cm程度である接着剤層で形成されていることが好
ましい。
前記のポリオレフィンとしては、例えば、ポリエチレン
、ポリプロピレン、エチレン・酢酸ビニル共重合体、エ
チレン・プロピレン共重合体、またエチレン・エチルア
クリレート共重合体、エチレン・メチルアクリレ−1−
共重合体、エチレン・エチルメタアクリレート共重合体
などのエチレン・ (メタ)アクリレート共重合体、あ
るいはエチレン・アクリル酸共重合体、エチレン・メタ
クリル酸共重合体などのエチレン・ (ツタ)アクリル
酸共重合体など、並びに、それらの重合体の変性物(例
えば、マレイン化ポリエチレン、マレイン化ポリプロピ
レンなど)を挙げることができ、それらは単独または二
種類以上の混合物として用いてもよい。
また、前記の粘着付与剤としては、公知のホントメルト
タイプの接着剤において一般に使用される粘着付与剤か
ら任意に選択することができ、その粘着付与剤の例とし
ては、前述の熱収縮性被覆シートのエラストマー系接着
剤層において説°明したと同様の物質を挙げることがで
きる。
こψ発明において、ヒートシールテープに設けられてい
る架橋重合体系接着剤層は、前述の成分の他に、その他
の改質用重合体、無機充填剤(例えば、夕′ルク、炭カ
ル、シリカ、アiレミナ、マイカ、カーボンブラックな
ど)、または、酸化防止剤、着色剤、軟化剤などの添加
剤が配合されていてもよい。
この発明の方法においては、前記のヒートシールテープ
−に設けられている架橋重合体系接着剤層として、例え
ば、ポリオレフィンまたは変性ポリオレフィン(特にエ
チレン系重合体)約50〜95重量%、特に60〜90
重量%と、粘着付与剤約5〜50重量%、特に10〜4
0重量%とを主成分として含有しているホットメルトタ
イプの接着剤が、電子線、X線、α線、β線、γ線など
の高エネルギー線の照射によるか、または、過酸化物な
どの架橋剤の化学反応によって、一部架橋されている接
着剤層が、約80〜250℃の高温に゛−加熱して加熱
接着することができ、その接着後の熱収縮性被覆シート
の両端部の表面に対する接着力が充分に高いので、特に
、適当である。
その架橋重合体系接着剤層は、その架橋の程度が、前述
のゲル分率で示して、約5〜59%、特に10〜40%
程度であることが最適である。
この発明の方法において使扇されるヒートシールテープ
は、第1図の(C1、(dlに示したように、前記の架
橋重合体系接着剤層6が架橋ポリオレフィン層5に全面
的に設けられていることが好ましく、その架橋ポリオレ
フィン層は、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、
エチレン・プロピレン共重合体、エチレン・酢酸ビニル
共重合体などのオレフィン系重合体を主成分とし、およ
び、他の重合体、可塑剤、酸化防止剤、難燃化剤、充填
剤(炭カル、シリカ、アルミナ、マイカ、カーボンブラ
ックなど)、着色剤などが配合されているポリオレフィ
ン樹脂組成物から、押し出し成形などによって、ポリオ
レフィンフィルムまたはシート(厚さ約50〜2000
μ、特に70〜1500μ)を形成し、そのポリオレフ
ィンフィルムまたはシートを電子線、X線、α線、γ線
などで架橋して得られた架橋ポリオレフィンフィルムま
たはシートで形成されていればよく、その架橋ポリオレ
フィンフィルムまたはシートの架橋の程度が、ゲル分率
で示して、約20〜90%、特に30〜80%程度であ
ることが好ましい。
前記のヒートシールテープは、例えば、前述のポリオレ
フィン樹脂組成物から押出し成形でボ1ジオレフィンフ
イルムまたはシートを形成し、そのフィルムまたはシー
トの上に接着剤を押出すところのラミネート法で被覆し
て、接着剤層を形成し、次いで、その積層体(シート)
を接着剤層側から電子線などで架橋して、部分的に架橋
された接着剤層と、架橋ポリオレフィン層とからなるテ
ープ。
として製造することができ、そのほか、別々Gこ架橋ポ
リオレフィンフィルムまたはシートと、接着剤シートと
を製造しておき、両者を貼り合わせることによって積層
体くシート)を形成し、さらに接着剤層側から電子線照
射などで架橋することによっても製造することができる
この発明では、ヒートシールテープにおける接着剤層と
架橋ポリオレフィン層とは、特にそれらの厚さが限定さ
れるものではないが、例えば、接着剤層の厚さが、約0
.01〜2. Q ss、特に0.05〜1.0fi程
度であり、架橋ポリオレフィン層の厚さが、約0.01
〜3.0鶴、特に0.03〜1.5m−程度であって、
また、接着剤層と架橋ポリオレフィン層との厚さの比が
、約1:10〜3:1程度であり、さらに、ヒートシー
ルテープ全体の厚さが、約0.1〜3鶴、特に0.2〜
2Ils程度であることが、その取扱に便利な柔軟性を
有するため、あるいは接着後に充分な機械的強度を有す
るために好ましい。また、ヒートシールテープの幅(そ
のテープの長手方向に直角の方向の長さ)は、約5〜5
0■、特に10〜50cm程度であることが好ましい。
なお、この発明においては、前記のヒートシールテープ
は、架橋ポリオレフィン層の外側に、さらに耐熱性およ
び/または耐炎性の補強材層(例えば、ガラスクロス層
、アルミ箔層、アスベスト層など)が設りられていても
よい。
この発明の異形管の被覆法は、例えば、まず、始めに第
2図に示すように、プラスチックス樹脂のコーティング
N10.11で途中まで被覆され、端部で径の大きくな
っている雌管8と通常の径の雄管9との差込み管継手7
の周囲に、コーティング層10.11の間をカバーでき
る幅を少なくとも有する前述の熱収縮性被覆シート1を
、その接着剤層が内側になるようにして巻きつけ、次い
でその被覆シート1の両端部を重ね合わせ、その重ね合
わせ部に前述のヒートシールテープ4を、その接着剤層
が内側になるようにしてさらに重ね合わせて、そのテー
プ4の外面からガスバーナーの火炎で約60〜160℃
の温度範囲に加熱し、第3図に示すように、被覆シート
lの両端部とヒートシールテープ4とを一体に接合し、
熱収縮性被覆シート1の管状体を形成し、 そして、その管状の被覆シート1を、ガスバーナーの火
炎で全体的に熱収縮温度付近にまで加熱して熱収縮させ
て、差込み管継手7の周面に密着させ、さらに継続して
加熱してその被覆シート1のエラストマー系接着剤層に
より差込み管継手7の周面に接合して、第3図に示すよ
うに、差込み管継手7の周面の全体に被覆層1゛を形成
して被覆を行うのである。
この発明の被覆法において、従来公知の熱収縮性被覆材
料のように機械的な接合構造を有していないにも°かか
わらず、その熱収縮性被覆シートが加熱収縮して異形管
の周面に密着した結果生ずる大きな熱収縮応力に対して
、熱収縮性被覆シートの端部の接合がその高温時に外れ
てしまうことがないのである。
以下、実施例および比較例を示す。
なお、実施例および比較例において、接着剤の剪断強度
は、2枚の鉄板(125gIIX 25mX 1゜51
m)を互いに12顛重ね合わせてその重ね合わせ部分に
接着剤を介在させて、130℃の接合温度に約5分間加
熱し鉄板を接合して、万能試験機によりその両端方向へ
同時に引張り、ΔSTM’D l002の測定、方法に
従って、測定された。
実施例1 次に示す組成のエラストマー系接着剤を150℃の温度
で5分間ニーグーにより混練の後、ロールによって1.
5 mの厚さの接着剤シートとした。
エチレン−プロピレン−非共役ジエン共重合体ゴム 3
0重量% スチレン−ブタヂエン−スチレンブロソク共重合体ゴム
 15重量% ポリブテン 15重量% クマロン・インデン樹脂 30重量% タルク 10重量% この接着剤シートは前述の剪断強度の測定方法で測定し
た結果、80℃で0.007 kg/cI+!、105
〜110℃でO,O’05 kg/−であり、110〜
120℃においても剪断強度が急激に低下することがな
く、さらに25℃では2.30 kg/cJであった。
この接着剤シートを、熱収縮性の架橋プラスチックスシ
ー1− (ポリエチレン製、厚さ1.0龍、ゲル分率6
0%、長さ方向への熱収縮率45%、熱収縮温度105
℃)の片側の全面に接合し、熱収縮性被覆シート(厚さ
;2.5mll11、幅;1ooo龍、長さ12800
mmの矩形シー1−)を形成した。
エチレン−エチルアクリレート共重合体80重量%とク
マロン・インデン樹脂20市量%とからなる接着剤組成
物をシー1〜状に押出して、未延伸ポリエチレンフィル
ム(1ソさニア0μ、幅;l5CI11.長さ;lO’
ocm)の片面に接着剤のシー1〜状体をラミネートし
て、次いでそのラミネートフィルムに接着剤層の側から
電子線を照射して架橋して、架橋ポリエチレン層と架4
tJ重合体系接着剤層とからなるヒートシールテープを
製造した。そのヒートシールテープの架橋ポリエチレン
層のゲル分率は、50%であり、また架橋重合体系接着
剤層のゲル分率は、20%であった。
前記熱収縮性被覆シートを、第2図に示すように、差込
み管継手タイプの異形管(雌管の端部の拡大管部の外径
;32インチ、その拡大管部の長さ:600龍、雄管の
外径;28インチ、1ll(l管と雄管とのコーティン
グ層間の長さ; SOO鶴)の周囲に巻きつけ、前記の
ヒートシールテープでその熱収縮性被覆シートの両端部
を接合して管状体となし、その管状体の被覆シートをガ
スバーナーの火炎で約105〜110℃に加熱し、熱収
縮させて、その異形管の周面に密着させ、さらに加熱を
続行して、被覆シートを異形管の周面に前記エラストマ
ー系接着剤層で接合して、異形管を被覆した。
その被覆において、被覆シートの端部の接合は特に異形
管のいずれにおいてもはがれることがな(、異形管の周
面に防食製の良好な被覆層を形成した。
比較例1 接着剤の組成を次のように変えた他は、実施例1と同様
にして接着剤シートを形成した。
エチレン−プロピレン−非共役ジエン共重合体15重量
% エチレン−エチルアクリレート共重合体30重量% クマロン・インデン樹脂 45重量% マイクロワックス 10重量% この接着剤シートは、前述の剪断強度の測定方法で測定
した結果、80°Cで0.12 kg/ c+J、 1
05〜110℃で0.001kg/−より小さく、11
0℃より高温になると剪断強度がより急激に低下し、さ
らに20℃では24.2 kg / aAであった。
この接着剤シートを使用して、実施例1と同様にして熱
収縮性被覆シートを形成し、実施例1と同様に差込み管
継手タイプの異形管の周囲を被覆した。
この被覆では、管状の熱収縮性被覆シートを約105℃
以上に加熱して、その被覆シートが異形管の周面に密着
し、その被覆シートの収縮応力が最大となった際に、被
覆シートの両端部の接合が、その収縮応力によって一部
はがれてしまった。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の被覆法に使用する熱収縮性被覆シ
ートおよびヒートシールテープの一例を示す(a)、(
c)平面図および(bl、(dl側面図である。 第2図は、この発明の被覆法において、熱収縮性被覆シ
ートを、被覆すべき異形管(差込み管継手)の周囲に巻
き付けている状況の一例を示し、お占び第3図は、その
熱収縮性被覆ソートの両端部を接合して管状体としてい
る状況の一例を示す斜視図である。 第4図は、この発明の方法で熱収縮性被覆シートを使用
して異形管(差込み管継手)を被覆した状況の一例を示
す斜視図である。 1;熱収縮性被覆シート、2;架橋プラスチックス層、
3;エラストマー系接着剤層、4;ヒートシールテープ
、5;架橋ポリオレフィン層、6;架橋重合体系接着剤
層。 特許出願人 宇部興産株式会社 第1図 第2 図 第3図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 熱収縮性を有する架橋プラスチックス層と、加熱接着性
    の接着剤層とから形成されている異形管用の熱収縮性被
    覆シートを使用して、異形管を被覆する方法ににおいて
    、 その被覆シートの片側の全面領域に、その被覆シートの
    最も大きな熱収縮力を示す高温度において約0.001
    〜0.05 kg/cJの範囲内の剪断強度(八STM
    D1002)で表わされる接着力を示しうるような、エ
    ラストマー物質を主成分とする加熱接着性のエラストマ
    ー系接着剤層が設けられている高い熱収縮率の熱収縮性
    被覆シートを、異形管の周囲に巻きつげて、そのシート
    の両端部を重ね合わせ、 さらに、ポリオレフィンと粘着付与剤とを主成分とする
    接着剤が一部架橋されている加熱接着性の架橋重合体系
    接着剤層が設けられているヒートシールテープを、前記
    重ね合わせ部の両端部のシート表面にそのテープの架橋
    重合体系接着剤層が密着するように重ね合わせて、 前記のシートの両端部の重ね合わせ部およびヒートシー
    ルテープの全体を加熱して、一体に接合し、熱収縮性被
    覆シートを管状体となし、そして、その熱収縮性被覆シ
    ートの管状体を、その全周にわたって加熱して、異形管
    の周面に向かって熱収゛縮させ、さらに熱収縮性被覆シ
    ートのエラストマー系接着剤層によって異形管に接合さ
    せることを特徴とする異形管の被覆法。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5563223A (en) * 1978-11-07 1980-05-13 Mitsubishi Plastics Ind Ltd Method of lining metal tube
JPS5619722A (en) * 1979-07-19 1981-02-24 Raychem Corp Coating arrangement for long base material and its coating method

Patent Citations (2)

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