JPS60260587A - 2‐ペンテン酸アミド誘導体およびこれを含む除草剤 - Google Patents

2‐ペンテン酸アミド誘導体およびこれを含む除草剤

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JPS60260587A
JPS60260587A JP10793285A JP10793285A JPS60260587A JP S60260587 A JPS60260587 A JP S60260587A JP 10793285 A JP10793285 A JP 10793285A JP 10793285 A JP10793285 A JP 10793285A JP S60260587 A JPS60260587 A JP S60260587A
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pentenoic acid
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Akira Kawamoto
川本 章
Hidetoshi Sugiyama
杉山 秀敏
Hideo Sadohara
佐土原 英雄
Takeshige Miyazawa
宮沢 武重
Shuichi Takayama
修一 高山
Isao Chiyomaru
千代丸 功
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Kumiai Chemical Industry Co Ltd
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Kumiai Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は新規かつ有用な2−ペンテン酸アミド誘導体
、およびこれを有効成分として含有する除草剤に関する
ものである。
〔従来の技術〕
従来、2−ペンテン酸アミド誘導体に近い物質として、
4−ブロム−2−ペンテン酸ならびにそのエステル誘導
体がケミカルアブストラクト第47巻3798g、第5
0巻6465 Q、第55巻1420b、第65巻P−
16912b等に記載されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら上記のような従来の物質の生理活性につい
ては不明であり、またこれらの公知物質は除草活性を示
さない。
また近年多くの除草剤が実用化されるに至り。
農作業の軽減化、効率化、あるいは農作物の保護に役立
っているが、一方では農薬による環境汚染も大きな問題
となっている。そこで少量の薬量で有害雑草あるいは有
害病原菌に有効に作用し、しかも環境汚染のない高度に
安全な薬剤の開発が望まれている。
(問題点を解決するための手段〕 本発明者等はこれらの要望に答えるべく鋭意研究を重ね
た結果、文献末記載の新規な2−ペンテン酸アミド誘導
体が優れた除草活性を有することを見出し本発明を完成
したものである。
本発明は式 (式中、R1およびR2は炭素数1〜4の低級アルキル
基を示し、R3は低級アルコキシ基または低級アルキル
チオ基を示し、又はハロゲン原子を示し、Yは酸素原子
またはイオウ原子を示し、nは1〜2の整数を示す。) にて表わされる2−ペンテン酸アミド誘導体およびこれ
を有効成分として含有する新規な除草剤である。
本発明の代表的化合物ならびに物理定数(屈折率)を表
1に示す。表1中の化合物番号は以後の記載において参
照される。
表 1 本発明化合物は新規な化合物であり、その合成法として
例えば次の方法を挙げることができる。
(a) (b) (c) (式中、R”、 R2,R3,X、 Yおよびnは前記
式(1)に同じであり、Mはアルカリ金属原子を示す。
)反応式(■)に従えば(a)にて示される4−ブロム
−2−ペンテン酸アミドと(b)にて示、されるチオー
ルリン酸の金属塩とを反応させることにより、目的物(
c)を好収率で得ることができる。反応はメチルエチル
ケトン、アセトン、アセトニトリル、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン、エーテル、テトラハイドロフラン、ジオ
キサン、ジクロルメタン、クロロホルム、四塩化炭素、
ジメチルホルムアミド、メチルアルコール、エチルアル
コール等の反応溶媒の存在下、溶媒の沸点付近好ましく
は30〜100℃にて、30分〜50時間好ましくは3
〜10時間反応させることにより、好収率で目的物(c
)を得ることができる。
次に合成例を挙げて具体的に説明する。
合成例 反応式(II)による化合、物3の合成N −
n−ブチル−N−(2,4−ジクロロベンジル)−4−
ブロム−2−ペンテン酸アミド7.9g(0,02モル
)、o、o’−ジメチルジチオリン酸カリウム塩5.9
 g (0,03モル)をアセトニトリル100mQに
懸濁後、激しく攪拌しつつ8時間加熱環流して反応終了
とし、反応液を半量に濃縮後冷水に注ぎ、ベンゼン20
0mQで抽出した。ベンゼン層をさらに水100mQで
2回洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧濃
縮後、100℃10.O7mmHgまでの低沸点物を除
去すると、屈折率nう0=1.5672の赤色粘稠液体
5.0gが得られた。
前記表1に示された他の化合物も以上の合成例に準じて
合成され、その物性は表1に併記した通りである。
以上のようにして製造される(1)式の本発明の2−ペ
ンテン酸アミド誘導体は新規かつ有用な化合物であり、
水田ならびに畑の有害雑草に対し優れた防除効果を示す
。本発明化合物を除草剤として水田において使用する場
合は、雑草の発芽前または発芽後に土壌処理することに
より、水稲に害作用をおよぼすことなく水田に発生する
多くの雑草を有効に防除することができる。つまり本発
明化合物は水田に発生するノビエ、コナギ、タマガヤツ
リ、ミズガヤツリ、ホタルイ、ウリカワ、オモダカ、ヘ
ラオモダカ、マツバイ、クログワイ、アゼナ、アブツメ
、キカシグサ、ミゾハコベ等の広範な雑草を有効に防除
することができる。また畑において使用する場合は雑草
の発芽前または発芽後に、土壌処理または茎葉処理する
ことにより、トウモロコシ、イネ、サトウキビ、ソバ、
ヒマワリ、小豆、落花生、ワタ等の作物に薬害を与える
ことなく、ノビエ、メヒシバ、イヌビエ、アカザ、ハコ
ベ、ヤハズソウ、エノコログサ、スズメノテッポウ等の
広範な雑草を有効に防除することができる。
本発明の除草剤は前記(1)式の2−ペンテン酸アミド
誘導体を有効成分として含有しており、前記(1)式の
本発明の化合物のみ、またはこれと担体、界面活性剤、
分散剤、補助剤等を配合して、粉剤、水和剤、乳剤、微
粒剤または粒剤等の各種形態に製剤化し、使用に際して
は適当な濃度に希釈して散布するか、または直接施用す
る。
〔発明の効果〕
以上のとおり、本発明は新規かつ有用な化合物および除
草剤であり、その薬効ならびに作物に対する安全性は極
めて高い。
〔実施例〕
以下本発明の化合物を有効成分とする製剤の配合例を挙
げるが、本発明の除草剤はこの範囲に限定されるもので
はなく、除草活性の表われる範囲で配合の変更を行うこ
とができる。なお、各配合例中%は重量%、部は重量部
を示す。
配合例1 粉剤 化合物(1)4%、珪藻土5%およびクレー91%を均
一に混合粉砕して粉剤とする。
配合例2 水和剤 化合物(2)50%、珪藻土45%、ジナフチルメタン
ジスルホン酸ナトリウム2%およびリグニンスルホン酸
ナトリウム3%を均一に混合粉砕して水和剤とする。
配合例3 乳剤 化合物(3)30%、シクロへキサノン20%。
ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル11%、
アルキルベンゼンスルホン酸カルシウム4%およびメチ
ルナフタレン35%を均一に溶解して乳剤とする。
配合例4 微粒剤 60〜250メツシユの海砂96部にポリエチレングリ
コール4部を添加して激しく混合し、ポリエチレングリ
コールを海砂の表面に均一に付着させる。この混合物9
4%に化合物(4)とクレーの混合粉末(混合比7:3
)6%を加え激しく混合して微粒剤とする。
配合例5 粒剤 化合物(3)5%、ラウリルアルコール硫酸エステルの
ナトリウム塩2%、リグニンスルホン酸ナトリウム5%
、カルボキシメチルセルロース2%およびクレー86%
を均一に混合粉砕する。この混合物80部に対して水2
0部を7加えて練合させ、押出式造粒機で14〜32メ
ツシユの粒状に加工後、乾燥して粒剤とする。
次に本発明化合物の効果を試験例を以って説明する。
試験例1 移植直後における湛水土壌処理試験1150
00aのワグネルポットに水田土壌を充填し、代掻後、
タイヌビエ、タマガヤツリ、コナギの種子を播種した。
また3葉期の水稲苗(品種:全南風)を1株2本として
2株移植し、3cn+に湛水した。次に配合例2に準じ
て調製した表2の本発明化合物および比較化合物の水和
剤を、各化合物の有効成分量が表2の所定量になるよう
水で希釈し、水面に滴下処理した。その後温室内に静置
し、処理20日1に除草効果および水稲におよぼす影響
を調査した。結果を、除草効果または薬害の程度を表わ
す効果指数により表2に示す。効果指数は次式 により除草効果または薬剤(%)を算出し、次の基準に
より決定した。
(効果指数) (除草効果または薬害)IO完 全 枯
 死 9 90%以上100%未満の除草効果(薬 害)8 
80%以上90%未満の除草効果(薬 害)7 70%
以上80%未満の除草効果(薬 害)6 60%以上7
0%未満の除草効果(薬 害)5 50%以上60%未
満の除草効果(薬 害)4、 40%以上50%未満の
除草効果(薬 害)3 30%以上40%未満の除草効
果(薬 害)2 20%以上30%未滴の除草効果(薬
 害)1 0%を越え20%未満の除草効果(薬 害)
0 除草効果なし (薬害なし) なお比較のために試験した比較化合物は次の通りである
比較化合物1 (ケミカルアブストラクト第65巻P−
16912b記載化合物) 比較化合物2(ケミカルアブストラクト第47巻379
8g記載化合物) I 比較化合物3(ケミカルアブストラクト第50巻646
5 Q記載化合物) 比較化合物4(特開昭52−18822号公報記載化合
物)比較化合物5(特開昭52−18822号公報記載
化合物)比較化合物6(特開昭54−5005号公報記
載化合物)0−CH2NHCOCH2B r 比較化合物7(特開昭54−5005号公報記載化合物
)B r−0−CH2NHCOCH2B r比較化合物
8(特開昭54−5005号公報記載化合物)0−NH
COC:H2B r 比較化合物9(特開昭54−5005号公報記載化合物
)C1−0−NHCOCH2B r 表2 試験例2 発芽前多年生雑草に対する効果115000
aのワグネルポットに水田土壌を充填し、代掻後ホタル
イ、ヘラオモダカの種子を播種した。
播種翌日の配合例2に準じて調製した表3の本発明化合
物および比較化合物の水和剤を、各化合物の有効成分量
が表3の所定量になるよう水で希釈し、水面に滴下処理
した。その後温室内に静置し、20日目に試験例1に示
した効果指数により除草効果を評価した結果を表3に示
す。
表3 試験例3 葉令の進んだ水田雑草に対する除草効果 115000aのワグネルポットに水田土壌を充填し、
代掻後ノビエ、タマガヤツリ、コナギ、ホタルイ、ヘラ
オモダカの種子を播種した。播種10日後↓こ配合例2
に準じて調製した表4の本発明化合物および比較化合物
の水和剤を、各化合物の有効成分量が表4の所定量にな
るよう水で希釈し、水面に滴下処理した。その後温室内
に静置し、処理20日目処試験例1に示した効果指数に
より除草効果を評価した結果を表4に示す。なお薬剤処
理時の各雑草の葉令は、ノビエ、タマガヤツリ、コナギ
が1葉期、ホタルイ、ヘラオモダカが0.5〜1葉期で
あった。
(表4つづき) 以上の結果より、本発明化合物は比較化合物・番9比べ
て除草効果が高く、作物に対しては極めて安全であるこ
とがわかる。
代理人 弁理士 柳 原 成

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)式 (式中、R1およびR2は炭素数1〜4の低級アルキル
    基を示し、R3は低級アルコキシ基または低級アルキル
    チオ基を示し、Xはハロゲン原子を示し、Yは酸素原子
    またはイオウ原子を示し、nは1〜2の整数を示す。) にて表わされる2−ペンテン酸アミド誘導体。
  2. (2) R”がブチル基である特許請求の範囲第1項記
    載の2−ペンテン酸アミド誘導体。
  3. (3) R”がメチル基、エチル基またはプロピル基で
    ある特許請求の範囲第1項または第2項記載の2−ペン
    テン酸アミド誘導体。
  4. (4) R’がメトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基
    またはメチルチオ基である特許請求の範囲第1項ないし
    第3項のいずれかに記載の2−ペンテン酸アミド誘導体
  5. (5)xが塩素原子である特許請求の範囲第1項ないし
    第4項のいずれかに記載のシ2−ペンテン酸アミド誘導
    体。
  6. (6)式 (式中 R1およびR2は炭素数1〜4の低級アルキル
    基を示し、R3は低級アルコキシ基または低級アルキル
    チオ基を示し、又はハロゲン原子を示し、Yは酸素原子
    またはイオウ原子を示し、nは1〜2の整数を示す、) にて表わされる2−ペンテン酸アミド誘導体を有効成分
    として含有する除草剤。
  7. (7) R’がブチル基である特許請求の範囲第6項記
    載の除草剤。
  8. (8) R”がメチル基、エチル基またはプロピル基で
    ある特許請求の範囲第6項または第7項記載の除草剤。
  9. (9) R”がメトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基
    またはメチルチオ基である特許請求の範囲第6項ないし
    第8項のいずれかに記載の除草剤。
  10. (10)Xが塩素原子である特許請求の範囲第6項ない
    し第9項のいずれかに記載の除草剤。
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