JPH0672094A - ホワイトボード用シート - Google Patents

ホワイトボード用シート

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JPH0672094A
JPH0672094A JP22847392A JP22847392A JPH0672094A JP H0672094 A JPH0672094 A JP H0672094A JP 22847392 A JP22847392 A JP 22847392A JP 22847392 A JP22847392 A JP 22847392A JP H0672094 A JPH0672094 A JP H0672094A
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JP
Japan
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whiteboard
film
positive
sheet
negative electrodes
Prior art date
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Application number
JP22847392A
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English (en)
Inventor
Reizo Abe
禮三 阿部
Shoichiro Yamada
昇一郎 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ホワイトボード用シートであって、該シート
を構成するプラスチックフイルムの裏面に正負電極を配
置し、直流電圧を掛けて電場を発生させ、ボード表面に
発生する電気媒達力をもって原稿を貼付ける機能を付与
する。 【構成】 ホワイトボード用マーカーで書き消しができ
るプラスチックフイルムの裏面に、正負電極を該正負電
極に直流電圧をかけたとき該フイルムの表面に電気媒達
力が生じるように設けたことを特徴とするホワイトボー
ド用シート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はホワイトボード用シート
に関し、さらに詳しくは電子白板(ホワイトボード)に
組込み、ボードの上に紙、フイルム、図面等の原稿シー
トを、磁性体を用いることなく、電気媒達力(電気的に
貼付ける力)によって貼付けることを可能にしたホワイ
トボード用シートに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子白板がフイルムからなる白板
上に文字、記号、図形等を自由に書き込むことができ、
書かれた内容をそのまま縮小コピーできることから着目
され、普及している。
【0003】従来の電子白板では、白板上に原稿シート
を簡単に貼付け、かつ取り外しできる機能はフイルムか
らなる白板に感磁性能を付与し、これと磁性体(マグネ
ット)との貼付力を利用するものであった。
【0004】しかし、この方式はコピー時にマグネット
を取り外すことができず、原稿ごと縮小コピーをとるた
めには、マグネットが障害物となり、問題となってい
る。特に移動式2画面タイプの電子白板では複写機能が
ボードの裏側にあり、マグネット方式ではシート自体を
回転移動させる必要があり、このためマグネットが障害
となり、種々のトラブルを発生させる。またシート白板
に感磁性能を付与するため、感磁性能を有する金属ホイ
ル、特に入手の容易さ、経済性等の点から鉄ホイルを積
層させることが行なわれているが、これはシートの剛性
を高め、回転トルクを大幅に増大させる。一方、金属ホ
イルを薄くすると回転トルクは減少できるが、感磁性が
小さすぎるため実用化されていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、かかる
点を解決すべく鋭意研究した結果、ホワイトボードを構
成するプラスチックフイルムの裏面に正負電極を配置
し、直流電圧をかけて電場を発生させると、ボード表面
に電気媒達力(電気的に貼付ける力)が生じ、該電気媒
達力が原稿シートを貼付ける作用を奏することを知見
し、本発明に到達した。
【0006】従って、本発明の目的は、原稿シートの貼
付けが必要な時には該原稿シートを電気的作用で貼付
け、そして縮小コピーも問題なく入手できるホワイトボ
ード用フイルムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、本発明
によれば、ホワイトボード用マーカーで書き消しができ
るプラスチックフイルムの裏面に、正負電極を該正負電
極に直流電圧をかけたとき該フイルムの表面に電気媒達
力、すなわち電気的に貼付ける力が生じるように設けた
ことを特徴とするホワイトボード用シートによって達成
される。
【0008】本発明においてホワイトボード用マーカー
で書き消しができるプラスチックフイルムとしては従来
から知られあるいは用いられている、書き消しが可能な
ハードコート処理をした白色プラスチックフイルムを用
いることができる。その中、書き消しが可能なハードコ
ート処理をした白色ポリエステルフイルム(複合フイル
ム)、または書き消しが可能なハードコート処理をした
透明ポリエステルフイルムと白色ポリエステルフイルム
とを積層した複合フイルムが好ましく用いられる。これ
ら複合フイルムにおいて、白色ポリエステルフイルムの
表面(但し、ハードコート処理するときは処理前の表
面)に、あるいは透明ポリエステルフイルム裏面に罫線
等の所望の図柄、記号を印刷することができ、特に印刷
することが好ましい。
【0009】このポリエステルフイルムとしては二軸配
向芳香族ポリエステルフイルム、例えば二軸配向ポリエ
チレンテレフタレートフイルム、二軸配向ポリエチレン
―2,6―ナフタレートフイルム、等を好ましく用いる
ことができる。かかるポリエステルフイルムは、通常透
明なフイルムであり、白色フイルムとするには白色顔
料、例えば酸化チタン、硫酸バリウム、炭酸カルシウム
等を所望量(例えば数重量%〜数十重量%)を含有させ
るとよい。
【0010】本発明におけるプラスチックフイルムは厚
みが40〜150μmの範囲にあることが好ましい。
【0011】本発明において、前記プラスチックフイル
ムの裏面に設ける正負電極は該裏面に金属箔を貼合せ
る、金属を蒸着(部分蒸着)させる、あるいは導電性イ
ンクで印刷する等の方法で形成することができる。正負
電極のパターンは正電極(+)と負電極(−)とを交互
に配するものがよい。正負電極の、前記裏面に接する総
表面積(B)は、ボード表面の表面積(A)に対する比
(B/A)で25/100〜75/100の範囲にある
ことが好ましい。電極の厚みは、電気媒達力を発生させ
る厚みであればよく、例えばアルミニウムの蒸着電極で
は500オングストロームもあれば十分であり、これよ
り厚くしてもよい。また金属の種類や電極の特性によっ
ては薄くすることもできる。この正負電極に数KV、例
えば3〜5KVの直流電圧をかけることで効果が十分発
現する。そして電流は極めて微小であり、安全上の問題
はない。電極を形成する金属としては、前記アルミニウ
ム以外に金、銀、銅、白金、ニッケル等の良導電性金属
を用いることができる。また導電性インク(導電性塗料
と言われることもある)としては、導電フィラー(例え
ば、銀粉、金粉、カーボン粉、グラファイト、銀めっき
微粒子等)とバインダー(例えばエポキシ樹脂、フェノ
ール樹脂、アクリル樹脂、合成ゴム等)とを含むインク
(または塗料)を用いることができる。
【0012】本発明においては、プラスチックフイルム
の裏面に正負電極を設けた後、該正負電極の上に保護フ
イルムまたは他の保護材を設けることが好ましい。この
保護フイルムとしては、絶縁フイルムであれば特に制限
はないが、前記のポリエステルフイルム、特に二軸配向
ポリエチレンテレフタレートフイルムが好ましく用いら
れる。また他の保護材としては、エポキシ樹脂、フェノ
ール樹脂、等の硬化型樹脂が好ましく用いられる。
【0013】本発明においては、さらに保護フイルムま
たは他の保護材の上に帯電防止コート層を設けることが
好ましい。この帯電防止コート層は従来から知られてい
る帯電防止塗料(または塗液)を塗布することで形成す
ることができる。
【0014】本発明におけるホワイトボード用シートは
基板上に固定して1画面固定式ホワイトボード構成体と
することができる。この基板としてはアクリル樹脂、塩
化ビニル樹脂、ポリカーボネート樹脂等のごときプラス
チック(樹脂)よりなるものや、ベニア板等の如き木質
材料よりなるものが好ましく用いられる。
【0015】本発明におけるホワイトボード用シート
は、また、その前後を接合して2画面エンドレスシート
とし、これを組込んで2画面移動式ホワイトボード構成
体とすることができる。この2画面移動式に用いる前記
シートでは正負電極の厚みはできるだけ薄くすることが
好ましい。
【0016】
【実施例】以下、実施例を掲げて本発明をさらに説明す
る。
【0017】
【実施例1】厚み100μmの二軸配向白色ポリエチレ
ンテレフタレートフイルム(白色PETフイルム)の片
面(表面)に薄緑色のインクで、5cm間隔に罫線を印刷
し、その上にアクリル系UV硬化型塗料を塗布し、UV
硬化させてハードコート層を形成した。
【0018】得られたプラスチックフイルム(複合フイ
ルム)を約20×30cmの大きさにカットし、白色PE
Tフイルムの他の面(裏面)に図1に示すパターンでア
ルミニウムを蒸着し、厚み500オングストロームの正
負電極を形成した。なお、正負電極の間隔は1cmとし、
該電極の総表面積の、フイルム表面積に対する比は40
/100とした。そして、この正負電極の上に厚み25
μmの二軸配向PETフイルムを保護フイルムとしてド
ライラミネート法で積層した。この積層にはホットメル
ト接着タイプのポリエステル系樹脂接着剤を用いた。さ
らに前記保護フイルム面を前記接着剤と同じものを用い
て基板上に固定した。該基板の上に形成したシート層の
総厚みは155μmであった。この構成断面図を図2に
示す。
【0019】この正負電極に3KVの直流電圧をかける
と、ハードコート層の上にA4版の原稿紙を貼付けるこ
とができた。
【0020】
【実施例2】厚み100μmの二軸配向白色ポリエチレ
ンテレフタレートフイルム(白色PETフイルム)の片
面(表面)に、その片面(裏面)に薄緑色のインクで5
cm間隔に罫線を印刷し、かつ他の面(表面)に実施例1
と同じハードコート層を設けた透明PETフイルムをド
ライラミネート法で積層した。その際、罫線の層が白色
PETフイルムと透明PETフイルムの中間にくるよう
にした。また接着剤としてホットメルト接着タイプのポ
リエステル系樹脂接着剤を用いた。
【0021】得られたプラスチックフイルム(複合フイ
ルム)を約20×60cmの大きさにカットし、白色PE
Tフイルムの他の面(裏面)に図1に示すパターンでア
ルミニウムを蒸着し、厚み500オングストロームの正
負電極を形成した。なお正負電極の間隔は1cmとし、該
電極の総表面積の、フイルム表面積に対する比は40/
100とした。そして、この正負電極の上に、実施例1
と同じようにして保護フイルムを積層した。さらに、保
護フイルムの上に4級アンモニウム化アクリル樹脂を用
いて帯電防止層(厚み1μm)を形成した。得られたシ
ートの総厚みは141μmであった。この構成断面図を
図3に示す。
【0022】得られたシートの両端を超音波融着法で融
着接合して2画面移動式のエンドレスシートとした。こ
のシートの正負電極に3KVの直流電圧をかけると、ハ
ードコート層の上にA4版の原稿シートを貼付けること
ができた。
【0023】
【発明の効果】本発明のホワイトボード用シートは、電
子白板に組込まれたとき、従来の特性を維持しながら、
電気媒達力をもって原稿シートを該シートの上に容易に
貼付けることができ、また取り外すこともできる利点を
有し、さらに該原稿シートの貼付け、取り外しによって
ボード表面は損傷を受けることもなく、該原稿シートを
貼付けた状態で縮小コピーをとれるという利点を有す
る。特に移動回転式2画面エンドレスについてはその効
果が極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】正負電極のパターンを示す展開図である。
【図2】1画面固定タイプの構成断面を示す断面図であ
る。
【図3】2画面移動タイプの構成断面を示す断面図であ
る。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホワイトボード用マーカーで書き消しが
    できるプラスチックフイルムの裏面に、正負電極を該正
    負電極に直流電圧をかけたとき該フイルムの表面に電気
    媒達力が生じるように設けたことを特徴とするホワイト
    ボード用シート。
  2. 【請求項2】 正負電極を、金属箔の貼合せ、金属の蒸
    着または導電性インクの印刷で形成した請求項1記載の
    ホワイトボード用シート。
  3. 【請求項3】 ボード表面の表面積(A)に対する、正
    負電極のプラスチックフイルムの裏面に接する表面積
    (B)の割合(B/A)が25/100〜75/100
    の範囲にある請求項1記載のホワイトボード用シート。
  4. 【請求項4】 プラスチックフイルムの厚みが40〜1
    50μmの範囲にある請求項1記載のホワイトボード用
    シート。
  5. 【請求項5】 プラスチックフイルムが白色ポリエステ
    ルフイルムの表面に罫線等の印刷層を設け、その上にハ
    ードコート層を設けた複合フイルムであり、該白色ポリ
    エステルフイルムの裏面にアルミニウムの部分蒸着で正
    負電極を形成した請求項1乃至4のいずれかに記載のホ
    ワイトボード用シート。
  6. 【請求項6】 プラスチックフイルムが白色ポリエステ
    ルフイルムの表面に罫線等の印刷層を設け、その上にハ
    ードコート処理を施した透明ポリエステルフイルムを設
    けた複合フイルムであり、該白色ポリエステルフイルム
    の裏面にアルミニウムの部分蒸着で正負電極を形成した
    請求項1乃至4のいずれかに記載のホワイトボード用シ
    ート。
  7. 【請求項7】 正負電極の層を保護フイルムまたは他の
    保護材で被覆保護した請求項1、5または6記載のホワ
    イトボード用シート。
  8. 【請求項8】 保護フイルムまたは他の保護材の層の上
    に帯電防止コート層を設けた請求項7記載のホワイトボ
    ード用シート。
  9. 【請求項9】 請求項1、5、6または7記載のホワイ
    トボード用シートを基板上に固定したホワイトボード構
    成体。
  10. 【請求項10】 請求項1、5、6、7または8記載の
    ホワイトボード用シートを、その前後を接合して2画面
    エンドレスシートとし、これを組込んだホワイトボード
    構成体。
JP22847392A 1992-08-27 1992-08-27 ホワイトボード用シート Pending JPH0672094A (ja)

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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61270197A (ja) * 1985-05-25 1986-11-29 大日本印刷株式会社 ホワイトボ−ド用シ−ト
JPS6260389B2 (ja) * 1985-05-20 1987-12-16 Kumiai Chemical Industry Co
JPS6490799A (en) * 1987-09-30 1989-04-07 Sekisui Chemical Co Ltd Removable sheet with hard coat layer
JPH0556201A (ja) * 1991-08-27 1993-03-05 Omron Corp 電子黒板

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