JPS59122472A - ピラゾ−ル誘導体、その製造方法および該誘導体を含有する選択性除草剤 - Google Patents

ピラゾ−ル誘導体、その製造方法および該誘導体を含有する選択性除草剤

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JPS59122472A
JPS59122472A JP22916482A JP22916482A JPS59122472A JP S59122472 A JPS59122472 A JP S59122472A JP 22916482 A JP22916482 A JP 22916482A JP 22916482 A JP22916482 A JP 22916482A JP S59122472 A JPS59122472 A JP S59122472A
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integer
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JP22916482A
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Norio Tanaka
規生 田中
Masakazu Taniguchi
谷口 政和
Masanori Baba
馬場 正紀
Takashi Igai
猪飼 隆
Tsutomu Nawamaki
繩巻 勤
Masashi Matsunaga
政司 松永
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Nissan Chemical Corp
Original Assignee
Nissan Chemical Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は一般式(I): (式中、SFi水素原子または低級アルキル基をXはハ
ロゲン原子、低級アルキル基、ニトロ基、フェニル基、
低級アルコキシ基、トリフルオロメチル基を表わし1m
は1〜3の整数を示す。mが2または3の場合はXは同
一または相異なってもよい。
Yはハロゲ/原子、低級アルキル基、低級アルケニル基
、低級アルコキシ基、ニトロ基。
低級ハロアルコキシ基、または低級ハロアルキル基金表
わし1口はO〜3の整数を示す。
nが2または3の場合はYは同一または相異なってもよ
い。) で表わされる新規ピラゾール誘導体、その製造方法、お
よび該誘導体の1種または2種以上を有効成分として含
有する選択性除草剤に関するものである。
上記一般式H)で表わされるピラゾール誘導体(以下2
本発明化合物という。)は、除草剤有効成分化合物とし
て有用で、雑草を白化せしめ枯死に至らしめる特徴を有
し、特に従来水田における難防除雑草に対しても、極め
て少量施用で強力な殺草力を有している。
従来、ピラゾール誘導体としては、数多くの化合物が知
られており、と扛らの中ですでに水出用除草剤として実
用化され、市販さnているものとして、下記構造式で表
わされるビラゾレート(一般名)がある。
一方、ピラゾール誘導体以外でも、水田用除草剤として
数多くの除草剤が実用化されており。
単剤または混合剤として一般に広く使用されている。し
かしながら、水田で発生する多年生雑草は一般に生長が
旺盛であり、ま友発生期間も長く防除に困難をきわめて
お如、−年生雑草に有効な除草剤は数多いが、多年生雑
草に卓効を示す除草剤は、はとんどないのが現状である
また、最近の水稲栽培は1機械化の導入、移植時 早期の早期化などの要因により、雑草の発生には好適な
条件となっており、1回の除草剤処理だけでは、−年生
雑草および多年生雑草を完全に防除することを期待する
ことは難しい状況となっている。
近年、水稲栽培において田植前後の時期に1回の薬剤散
布で全雑草全完全に防除する試みが種々の単剤または混
合剤でなされているが、除草効果は極めて不充分であり
、したがって無理に1回だけの処理で効果金得る場合に
は単位面積当りの投下薬量は多量を要することとなる。
このような上記の問題を解決するために、極めて低薬量
で、且つ広範囲の雑草に有効な一回処理用除草剤の出現
が待望されているのが現状である。
本発明者らは2種々検討を重ねてきた結果、広範囲の雑
草に効力全示し、更にこれらの雑草のなかでも、従来特
に防除が困難であり有効な除草剤が皆無に近かったミズ
ガヤツリ、クログワイなどの多年生雑草に著しく効力の
高い本発明化合物を見出し2本発明を完成するに到った
また1本発明化合物は、水稲に対する薬害が全くなく安
全に使用できるという効果も有するものである。
本発明化合物は前記の如く一般式(I):(式中、  
J X、 Y、 m、および口は前記と同じ意味を表わ
す。) で表わされるピラゾール誘導体であり、この化学構造上
の特徴点はピラゾール環の3位が水素原子であることお
よび5位が徨々の置換基によって置換されてもよいベン
ジルオキシ基であることである。
従来、除草活性を有するピラゾール誘導体としては、い
くつかの化合物が知られており1例えば特公昭54−5
6648号および特開昭54−4j872号公報には4
−揖ンゾイル誘導体が除草剤として有用であることが記
載されている。
こ扛らのピラゾール誘導体として実用化され。
市販されているものは前記の化合物Aで示されるビラゾ
レート(一般名)のみである。
上記の特開昭54−41872号公報に記載されている
ピラゾール誘導体は、上記式(1)で表わされる化合物
のピラゾール環の3位がすべてCH3基またはOF、基
のみである。
また、上記の特公昭54−56648号公報に記載され
ているピラゾール誘導体は、上記式([1で表わされる
化合物のピラゾール環の3位がほとんど低級アルキル基
でちゃ、5位の置換基がOH,SH,その塩または特定
の有機酸とのエステルである。このなかで、3−位が水
素原子である場合は下記に示す如く、−例のみが実施例
として具体的に記載されているだけである。
CB。
しかし、この化合物Bは、上記の特公昭54−5664
8号公報の生物試験データの記載からも明らかな如く市
販の前記化合物Aに比べても除草活性が劣っている。本
発明者らは1本発明化合物と、前記の化合物Aおよび化
合物Bと比較試験を行なったところ1本発明化合物がは
るかに優扛た除草活性を有していることを確認した。
従来より数多くのピラゾール誘導体が合成され除草活性
試験が行なわれていたにもかかわらずピラゾール環の3
位が水素原子である化合物は前記の化合物Bのみであっ
た。
その理由は、3−位にアルキル等の置換基を有する化合
物(3−位アルキル誘導体)は1合成が比較的容易であ
るが、5−位が水素原子の場合にはその合成が非常に困
難であったことおよび3−位アルキル誘導体に比べて除
草活性が低く実用性に乏しいことによると考えられてい
た。
本発明者らは、ピラゾール環の3−位が水素原子である
化合物について2種々検討した結果。
容易に合成し得る方法を見出し、更に5−位の置換部分
についても、各種検討した結果前記一般式(11で表わ
される本発明化合物が格別に強力な殺草力を有し、更に
水稲に対する安全性も高く、水稲用除草剤として極めて
すぐれた性質を有することを見出した。
次に1本発明化合物は、下記の反応式に従って容易に合
成できる。
(11 (式中、2は]・ロゲン原子または水酸基を。
HaLはハロゲン原子を表わし、  R,X、 Y。
m、 nは前記と同じ意味全表わす。)更に一部の化合
物は以下に示すような別途の合成法によっても製造され
る。
(式中、1はハロゲン原子またはニトロ基を。
tはΩ〜2の整数、Aは低級アルキル基を。
Xは前記と同じ意味を表わす。) 反応式(4)、 (5)に従って合成された中間体に)
は反応式(3)によって一般式+11で示される化合物
に誘導される。
反応式(1)はエトキシメチレンマロン酸ジエステルと
メチルヒドラジン1−[科として、4−カルボエトキシ
−5−ヒドロキシ−1−メチルピラゾールを合成し1次
いで加水分解−脱炭酸反応を行なって5−ヒドロキシ−
1−メチルピラゾール會得る反応を示す。
本発明化合物の中間体(ロ)は、化合物(イ)を原料と
して反応式(2)に従って合成することができる。
−例をあげれば化合物(イ)全脱ノ・ロゲン化水累剤(
望ましくは、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸
ナトリウム、トリエチルアミン、ピリジン)の存在下2
反応に不活性な溶媒中で。
種々のベンゾイルクロライドと反応させエステルとし、
これを転位させて化合物(ロ)を得る。
エステル化反応の溶媒としては1例えばジオキサン、ア
セトニトリル、ベンゼン、トルエン。
クロロホルム等を単一で用いることができるのはもちろ
んであるが1例えば水−トルエン、水−クロロホルム等
の二相系も利用することができる。
ベンゾイル部分の2位にアルコキシ基をもつ中間体に)
は反応式(4)、 (5)に従っても合成できる。
例えば4−(2゜4−ジクロルベンゾイル)−1−メチ
ル−5−ヒドロキシピラゾールからは適当表溶媒(例え
ば、  N、  N−ジメチルホルムアミド、ジメチル
スルホキサイド、ベンゼン、トルエン)と適当な脱塩酸
剤(例えば、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、トリエチ
ルアミン、ピリジン)の組み合わせで容易に閉環化合物
を→を得ることができる。
なお、その際反応温度は使われる溶媒の沸点または、1
00℃前後に設定されることが好ましい。
この閉環化合物r−tは適当なアルコールを溶媒とし、
塩基(望ましくは苛性ソーダ、苛性カリ)の存在下60
〜70℃に数時間加熱することにより開環させて目的物
に)を得ることができる。。
更にこの目的物に)は化合物e→會一旦苛性ソーダまた
は苛性カリ水浴液と加熱することによってCI−]。
これにアルキルノ・ライドを作用させることによっても
合成することができる。
反応式(3)は中間体(ロ)と適当なフェニルアルキル
ハライドを縮合させて本発明化合物(1)’を得る反応
を示す。
この反応は反応に不活性な溶媒(例えばジエチオ ルエーテル、テトラヒドロフラン、ジ中キサZ等のエー
テル類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化
水素類、アセトン、メチルエチルケトン等のケト/類、
ジクロルメタン、クロロホルム、四塩化炭素等の)・ロ
ゲ/化炭化水素類、酢酸エテル、N、N−ジメチルホル
ムアミド、アセトニトリル等全単−1もしくは混合して
用いることができる。)中で脱ハロゲン化水素剤(例え
ば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等の無機塩基類、ピ
リジン、トリエチルアミン。
N、N−ジメチルアニリン等の有機塩基類があげられる
。)の存在下で行なうことが望ましい。
反応温度は室温から用いられる溶媒の沸点の間で可能で
あるが、溶媒の沸点に設定することが操作上もっと本有
利である。反応式(3)に示す縮合反応を上記諸条件全
考慮した適当な条件下で行なえば1本発明化合物1を極
めて良好な収率で得ることができる。
本発明化合物(Il’?得る方法を次の実施例によって
具体的に示す。但し、これらの実施例のみに限定される
ものではない。
実施例11−メチル−5−ヒドロキシピラゾールの合成 xり/−ル15 o*及ヒエトキシメチレンマロン酸ジ
エチルエステル1oar(05モル)ヲ。
0℃以下に冷却し1反応温度全0℃以下に保持しながら
、メチルヒドラジ:/25f(Q、5モル)を滴下した
。滴下終了後、室温中で1時間攪拌し1次いで1時間還
流した。次いで、この反応混合物に濃塩酸200 ml
を加えて2時間還流した。反応終了後、この反応装置の
還流冷却器を水分分離装置と交換し1反応混合物にブタ
ノールを加えた後、共沸脱水を行なった。脱水完了後、
減圧下でブタノールを留去し、残渣會イングロビルアル
コールで再結晶し、標記目的化合物381(α今68モ
ル)を塩酸塩として得た。収′a76%、融点135〜
147℃。
実施例2 4−(2,4−ジクロル−3−メチルベンゾ
イル)−1−メチル−5−ヒドロキシピラゾールの合成 1−メチル−5−ヒドロキシピラゾール塩酸塩1五51
(α1モル)金、水酸化カリウム11、2 F (0,
2モル)の2ON水溶液中に0℃にて溶解した後、クロ
ロホルム50mを加え2層とし、さらに、2.4−ジク
ロル−3−メチルベンゾイルクロライドz2.4r(o
、1モル)を滴下し、室温にて2時間反応させた。反応
液力1らクロロホルム層を分液し、乾燥後、溶媒を減圧
にて留去して得られた固体に、1.4−ジオキサン25
d、炭酸カリウム27.6 f (0,2モル) t7
111工、  1o o〜120℃に加熱した。
反応中、1時間程度で固体が得られたのち、溶媒を留去
し、さらに、イソプロビルアルコール50df加え、5
0分還流した。得られた粉末状固体を氷水中に注ぎ、溶
解後、塩酸酸性となし、生成し九固体’tF別乾燥後、
95%エタノールより再結晶すると、目的物が2α2を
得られた。(収率71X) 融点: 151.口〜135.0℃ ’T(−NMR(CDO4,δ、 ppm) : 2.
50 (AH,s l、 3.66(5FI、 sl、
 7.07〜7.42 (51(1,9,58(IH,
at 実m例3 7−クロル−1−メチル−〔1〕ペンソヒラ
ノ[2,3−0)ピラゾール−4−オンの合成4−(2
,4−ジクロルベンゾイル)−1−メチル−5−ヒドロ
キシピラゾール2.71F(α01モルli、N、N−
ジメチルホルムアミド20d中に耐解し、炭酸カリウム
1.38 ’I (ao1モルlk力UえI D O〜
120℃で5時間攪拌した。冷却後1反応混合物を氷水
中に注き゛クロロホルムで抽出した。溶媒を乾燥、減圧
にて留去して得らnた固体全エタノールから再結晶する
と、目的物が無色針状結晶として2.152得られた。
(収率92X) 融点:195〜198℃ 実Mli例44−(2−エトキシ−4−クロルベンゾイ
ル)−1−メチル−5−ヒドロキシピラゾールの合成 水酸化ナトリウム0.49(0,01モル)の無水エタ
ノール溶液20m1に、7−クロへ−1−メチル−1月
ベンゾピラノ〔2,3−c〕ピラゾール−4−オン2.
35r(101モル)を加え。
3時間、加熱還流した。冷却後1反応液に水を加え塩酸
酸性としてクロロホルムで抽出した。
溶媒を乾燥後、減圧にて留去すると目的物が2.12得
られた。(収率75X) ’F(−NMR,(ODO4,δ、ppm) : 1.
!15 (3H,t、 、T=8Hzl。
5.69 (3H,sl、 4.28 (2H,q、 
J=;?IIZ+。
6.84〜7.72 (4HI、 12.18(IH,
sl実Mfi 5 4− (2,4−シクロルー5−メ
チルベンゾイル)−1−メチル−5−ベンジルオキシピ
ラゾールの合成 (化合物番号3) 4−(2,4〜シクロルー3−メチルベンソイル)−1
−メチル−5−ヒドロキシピラゾール1.43y ([
1,005モルli、  トリエチルアミン0.50 
ff (0,OO5モル)′f含むベンゼン20ゴに溶
解し、さらに、ベンジルブロマイド[186F(0,0
05モル)を加え、2時間加熱還流した。反応物を冷却
後、生成した塩を戸別し、ベンゼyl減圧にて留去した
。得られた油状物をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(浴出液:ベンゼン)にて精製すると、目的物が1、
679得られた。(収率89%) ??”+= 1.6175 ’H−NMR: 2−46 (3H,sl、 3.45
 (3)T、 s)、 5.52 (2H,al(0D
“J、E、Pr−〕 7.02〜739(8E11 次に実施例1〜実施例5と同様の方法によって第1表に
示す化合物全合成し友。
第  1  表 次に前記の実施例に準じて、以下の化合物も容易に合成
できる。こ扛らを第2表に示す。
本発明化合物は、これらのみに限定されるものではない
第 2 表 本発明化合物を除草剤として施用するにあたっては、一
般には過当な担体2例えばクレー、タルク、ベントナイ
ト、珪藻土等の固体担体あるイハ水、アルコール類(メ
タノール、工fi/−ル等)、芳香族炭化水素類、エー
テル類、ケトン類、エステル類(酢酸エチル等)、酸ア
ミド類(ジメチルホルムアミド等)などの液体担体と混
用して適用することができ、所望により乳化剤1分散剤
、懸濁剤、浸透剤、展着剤、安定剤などを添加し、乳剤
、水利剤、粉剤、−粒剤等任意の剤型にて実用に供する
ことができる。
また、必要に応じて製剤ま之は散布時に他種の除草剤、
各徨殺虫剤、殺菌剤、共力剤などと混合施用してもよい
次に具体的に本発明化合物を用いる場合の製剤の配合例
を示す。部は重量部を示す。但し1本発明の配合例は、
これらのみに限定されるものではない。
以上を均一に混合粉砕して後、少量の水を加えて、攪拌
混合捏和し、押出式造粒機で造粒し乾燥して粒剤にする
配合例2 水和剤 以上を均一に混合粉砕して水和剤とする。使用に際して
は上記水和剤を水で50〜1000倍に希釈して、有効
成分量が1ヘクタール(hal当りa025〜1oic
yの割合になるように散布する。なお1本発明化合物は
、畑地、水田、果樹園などの農園芸以外に運動場、空地
、線路端など非農耕地における各種雑草の防除にも適用
することができ、その施用薬量は適用場面、施用時期、
施用方法、対象草種、栽培作物等により差異はあるが、
一般には1ヘクタール(hat当す0.025〜10ゆ
程度の割合が適当である。
次に1本発明化合物の除草剤としての有用性を以下の試
験例において具体的に説明する。
魚 試験例1 湛水曽件における除草効果試験(11/1a
oooアールのノイパウエルボット中に沖積土壌を入れ
たのち、水を入れて混和し水深2cmの湛水条件とする
。タイヌビエ、コナギ。
アゼナ、キカシグサ、ホタルイのそれぞれの種子を、上
記のポットに直播し、更にウリカワ塊菫、ミズガヤツリ
塊菫、クログワイ塊菫を置床した。翌日、その水面へ所
定の薬量になるようム0 に、薬剤希釈液金メスピペットで滴下処理した。
薬液滴下後3週間目に各種雑草に対する除草効果を、下
記の判定基準に従い調査した。
結果は第3表に示す。
判定基準 5・・・殺草率90X以上(はとんど完全枯死)4・・
・ I 70〜90X 5 ・・・  1  40〜70X 2 ・・・  1  20〜40X 1・・・殺草率 5〜2ON O・・・ l  5%以下(はとんど効力なし)但し、
上記の殺草率は、薬剤処理区の地上部生草重および無処
理区の地上部生草重を測定して下記の式によシ求めたも
のである。
第 3 表 化合物Aの構造式: (%公昭54−56648号公報記載の化合物)〔!H
1 (vf公昭54−56648号公報記載の化合物)* 化合物Cの構造式: (実施例に準じて合成した比較化合物)化合物りの構造
式= 1化合物Eの’?Jll造式: %式% 第3表から明らかな如く1本発明化合物は、1年生雑草
とともに多年生雑草に対して強力な殺草力を有している
が、一方対照の化合物は、いずれも薬量が低下するにし
たがって急激に殺草効力が低下している。
試験例2 湛水条件における除草効果試験(2)!15
,000アールのフグネルボット中に沖積土壌を入れた
のち、水を入れて混和し水深2txの湛水条件とした。
前年度に多年生雑草多発水田から採取したミズガヤツリ
塊菫、クログワイ塊菫全上記の潅水下条件のワグネルポ
ットの土壌中に植えつけ更にホタルイ種子を散播した。
雑草が発芽した直後所定の薬量になるように薬剤希釈液
を水面へメスピペットで滴下処理した。
薬液滴下後5週間目に各種雑草の生体重を測定し、殺草
率(転)を算出した。但し、雑草の白化した部分は枯死
部分として結果は第4表に示す。
第  4  表 * 化合物A、化合物B、化合物Cおよび化合物りは試験例
1と同じ対照化合物である。
第4表より明らかな如く1本発明化合物は水田の難防除
雑草であるホタルイ、ミズガヤツリおよびクログワイに
対して低薬量においても強力な殺草力全示しているが対
照薬剤では、低薬量になるにしたがって急激に殺草力が
低下している。
試験例3  rK水条件における稲の薬害試験に1o、
oooアールのノイバウエルボットに沖積土壌をつめ、
水を入れて゛混和し、水深2crnの湛水条件とした。
所定の薬量の薬剤希釈液全水面へ調子して後。
土壌表層2c1nを再び混和攪拌した。2日後、あらか
じめ育苗箱中で生育させた2、5葉期の稲(品種:日本
請)ヲ、上記のノイバウエルボットに2本ずつ、3ケF
fr′$)植し、1ケ月後に稲の生育状況全調査した。
本発明化合物のそれぞれの処理量が1ヘクタール当り5
ky、2.5kl/のそれぞ扛の試験区で行なった。
と扛らの試験区の結果は、無処理区と比べて章丈および
葭数ともほとんど同じ生育状況であり稲に対してクロロ
シス(白化)も全く認められず、栗沓がないこと全確認
した。
第5表にこの結果を示す。
第5表 判定基準: 5・・・作物はほとんど完全枯死 4・・・ I に対する薬害が顕著 3・・・ I   I   薬害が認めら扛る2・・・
 l  l  薬害が若干認められる1・・・作物に対
する薬害はほとんど認められない0・・・ I  l 
薬害は紹められず8化合物りおよび化合物Eは、試験例
1と同じ対照化合物である。
第5表よシ明らかな如く1本発明化合物は扁薬第1頁の
続き 0発 明 者 松永政司 東京都千代田区神田錦町3丁目 7番地1日産化学工業株式会社 内 手続補正書(自発) 特許庁長官 若杉和夫 殿     1、事件の表示 昭和57年特許願第229164号 2発明の名称 ピラゾール誘導体、その製造方法および該誘導体を含有
する選択性除草剤 五補正をする者 事件との関係   特許出願人 住 所  (〒101)東京都千代田区神田錦町3丁目
7番地1(1] 5、補正の対象 〔1〕明細書の特許請求の範囲の欄 〔2〕明細書の発明の詳細な説明の欄 &補正の内容 〔1〕明細書の特許請求の範囲の欄 別紙のとおシ 〔2〕明細書の発明の詳細な説明の欄 (り明細書第9頁第11行目に記載のrまたはOPs基
」を削除する。
(別紙) 「(1)一般式(■): (式中、Rは水素原子または低級アルキル基を、Xはハ
ロゲン原子、低級アルキル基。
ニトロ基、フェニル基、低級アルコキシ基またはトリフ
ルオロメチル基を表し1mは1〜3の整数を示す。mが
2または3の場合はXは同一または相異なってもよい。
Yはハロゲン原子、低級アルキル基、低級アルケニル基
、低級アルコキシ基、ニトロ基、低級ハロアルコキシ基
または低級)・ロアルキル基を表し、nは0〜3の整数
を示す。nが2または3の場合はYは同一または相異な
ってもよい。) (2ン (2)次 式 (U)ニー H3 で表される化合物と。
一般式 (I): (式中、 Hatはハロゲン原子を表し、Rは水素原子
または低級アルキル基を、Xはハロゲン原子、低級アル
キル基、ニトロ基、7エ二ル基、低級アルコキシ基また
はトリフルオロメチル基を表し1mは1〜3の整数を示
す。mが2または3の場合はXは同一または相異なって
もよい。
Yはハロゲン原子、低級アルキル基、低級アルケニル基
、低級アルコキシ基、ニド四基、低級ハロアルコキシ基
、または低級ハロアルキル基を表し、nは0〜3の整数
を示す。nが2または3の場合はYは同一または相異な
ってもよい。) で表される化合物とを反応させることを特徴とする一般
式(1): %式% (式中、R,X、Y、m、nは前記と同じ意味を表す。
) で表されるピラゾール誘導体の製造方法。
(3)一般式 (I): (式中、Rは水素原子または低級アルキル基を、Xはハ
ロゲン原子、低級アルキル基。
ニトロ基、フェニル基、 低eアルコキシ基またはトリ
フルオロメチル基を表し1mは1〜3の整数を示す。m
が2または3の場合はXは同一または相異なってもよい
Yはハロゲン原子、低級アルキル基、低級アルケニル基
、低級アルコキシ基、ニトロ基、低級ハロアルコキシ基
または低級ハロアルキル基を表し、nは0〜3の整数を
示す。nが2または3の場合はYは同一または相異なっ
てもよい。) で表されるピラゾール誘導体の1種または2種以上を有
効成分として含有することを特徴とする選択性除草剤。
」 524−

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式(I): (式中、Rは水素原子または低級アルキル基金、xはハ
    ロゲン原子、低級アルキル基。 ニトロ基、フェニル基、 低級アルコキシ基またはトリ
    フルオロメチル基tiわし1mは1〜3の整数を示す。 mが2または6の場合はXは同一または相異なってもよ
    い。 Yはハロゲン原子、低級アルキル基、低級アルケニル基
    、低級アルコキシ基、ニトロ基、低級ハロアルコキシ基
    または低級ハロアルキル基を表わし、eは0〜3の整数
    を示す。nが2または3の場合はYは同一またけ相異な
    ってもよい。)
  2. (2)次式 (旧: CB。 で表わされる化合物と。 一般式(■): 1式中、 HaLはハロゲン原子を表わし、Rは水素原
    子または低級アルキル基を、Xはノーロゲン原子、低級
    アルキル基、ニトロ基。 フェニル基、低級アルコキシ基またはトリフルオロメチ
    ル基を表わし2mは1〜3の整数を示す。mが2または
    3の場合はXは同一または相異なって龜よい。 Yはハロゲン原子、低級アルキル基、低級アルケニル基
    、低級アルコキシ基、二トロ基、低級・・ロアルコキシ
    基、tたは低級ハロアルキル基1[わし、nは0〜3の
    整数金示す。0が2または3の場合はYは同一または相
    異なって本よい。) で表わされる化合物とを反応させることtW徴とする一
    般式(I): (式中r  E’l XI L mr nは前記と同じ
    意味を表わす。) で表わされるピラゾール誘導体の製造方法。
  3. (3)一般式(I): を、Xはハロゲン原子、低級アルキル基。 ニトロ基、フェニル基、低級アルコキシ基またはトリフ
    ルオロメチル基を表わし2mは1〜3の整数を示す。m
    が2または3の場合はXは同一または相異なってもよい
    。 Yはハロゲン原子、低級アルキル基、低級アルケニル基
    、低級アルコキシ基、ニトロ基、低級ハロアルコキシ基
    または低級ハロアルキル基金表わし、nはD〜3の整数
    金示す。nが2または5の場合はYは同一または相異な
    ってもよい。) で表わされるピラゾール誘導体の1種または2株以上を
    有効成分として含有することを特徴とする選択性除草剤
JP22916482A 1982-12-29 1982-12-29 ピラゾ−ル誘導体、その製造方法および該誘導体を含有する選択性除草剤 Pending JPS59122472A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4744815A (en) * 1985-05-11 1988-05-17 Nissan Chemical Industries, Ltd. 4-benzoyl-1-alkyl (alkenyl) - pyrazoles, composition containing them, herbicidal method of using them, and intermediate in their preparation
US6750230B2 (en) 2000-07-07 2004-06-15 Pfizer, Inc. Pyrazole derivatives

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4744815A (en) * 1985-05-11 1988-05-17 Nissan Chemical Industries, Ltd. 4-benzoyl-1-alkyl (alkenyl) - pyrazoles, composition containing them, herbicidal method of using them, and intermediate in their preparation
US6750230B2 (en) 2000-07-07 2004-06-15 Pfizer, Inc. Pyrazole derivatives
US7141585B2 (en) 2000-07-07 2006-11-28 Agouron Pharmaceuticals, Inc. Pyrazole derivatives

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