JPS60252864A - 調整装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、過負荷スリップ装置を備える調整装置に関す
る。

（従来の技術） 本発明と類似した型の調整装置は、米国特許第４．１０
１，２０６号明細書に開示されている。

この従来装置は、ハウジングに取り付けた電気駆動モー
タと、このモータにより駆動される遊星〕）　伝達装置
とを備え、この伝達装置が、モータ軸に連結された太陽
歯車を備え、各組の遊星歯車が、２つの異なる組の歯を
有し、そのうちの１組の歯が、内部に歯を設けた固定リ
ングと係合し、他の組の歯が、出力軸を支える駆動ドラ
ムと係合しており、また前記出力軸が、調節部材の歯と
係合する歯を備えていることを特徴としている。

調節装置は、ミラー調整装置の一部を形成している。調
節部材は、ストッパにより限定された２個の端部の間を
可動である。調節部材が、これらのストッパの１つと接
触する時に、駆動モータは動き続け、そこで、駆動モー
タと調節部材の間の数か所で、駆動装置にスリップが生
じる。

このような従来の装置において、調節部材と出力軸との
間に生じるスリップは、駆動装置の出力軸に設けた歯に
より、横方向に偏倚した、弾性を有する調節部材により
生じる。そこで、出力軸の歯は、ストッパと当たる調節
部材を取り換えることなく、回転を続けることが出来る
。

・（発明が解決しようとする問題点） この型の装置は、機能的にすぐれている。

しかし、駆動装置により、予めプログラミングされた複
数の位置に、調節部材を配置したい場合には、問題があ
る。

即ち、調節部材の位置と、駆動装置により占められた角
度位置の間に、一定の関係がないために、調節部材に、
位置インジケータを取り付けなくてはならない。

調節部材は、弾性を有しているので、調節部材に位置イ
ンジケータを取り付けることは、複雑な操作になり、か
なり面倒である。

本発明の目的は、プログラミングに使用することが容易
で、かつ、調整装置の駆動装置に位置インジケータを備
える調整装置を提供することにある。

（問題点を解決するための手段） 本発明によれば、次の各装置を備え、かつ過負荷スリッ
プ装置を有する調整装置が提供される。

ハウジングと、 このハウジングに取り付けた電気駆動モータと、前記モ
ータにより駆動される遊星伝達装置とを備え。

前記伝達装置がモータ軸に連結された太陽歯車を備え、 １組の遊星歯車が、異なる２組の歯を有し、そのうちの
１組が、内側に歯を有する固定リングと係合し、他の１
組が、出力軸を支持する駆動ドラムと係合し、前記出力
軸が、調節部材の歯と係合する調整装置であって、 固定リングが、ハウジングの対応面と接触する摩擦面を
備え、この固定リングが、過負荷状態の下で、ハウジン
グに対し、スリップするようになっており、また、出力
軸と、過負荷状態でスリップする固定リングの間の駆動
列の位置に、電気位置インジケータが設けられ、この位
置インジケータが、出力軸に対する調節部材の位置を測
定するための電気信号を発生するようになっている調整
装置が提供される。

（作　用） このようにして、駆動装置において、スリップ位置がモ
ータの方向に移動して、駆動装置の出力と調節部材の間
に、一定の関係が得られる。駆動装置において、スリッ
プが生じた時に、この関係が維持される。

モータの方向へのスリップ位置を移動したことにより、
伝達の出力位置に、位置インジケータを取り付けること
が可能になる。この位置インジケータは、電気信号を発
生することが可能である。

この信号により、駆動装置の出力軸に対する、調節部材
の位置が測定される。この位置情報は、駆動装置におい
て、スリップが生じた後でさえ、維持される。

固定リングとハウジングとの間に生じた摩擦が伝えられ
るように、固定リングを、ハウジングに設けた摩擦リン
グに当接して、固定したり、軸方向に滑べるのを防止す
る。この摩擦リングは、環状板バネにより、固定リング
と接触する迄、抑圧されるように配置される。

環状板バネのバネ定数を適当に選択することにより、生
じた摩擦量を調節することが出来る。

（実　施　例） “ｊ 本発明による調整装置の一実施例に関し、図面に基づき
、次に説明する。図面には、駆動装置を備える調整装置
の、一部、破断した斜視図が示されている。

図面に示された、駆動装置を備える調整装置は、頂部（
２）と底部（３）よりなるハウジング（１）を有してい
る。頂部（２）と底部（３）との間には、水平方向に境
界面が延びている。ハウジング（１）には、二方向に回
動自在な電気モータ（４）が取り付けられている。この
モータ（４）の底部には、２個の端子（５）が設けられ
ている。端子（５）は、ハウジング（１）の底部（３）
に設けた孔（６）内を動きうるようになっている。

モータ（４）の軸は、遊星伝達装置（７）と、歯（９）
を有する出力軸（８）に連結されている。歯（９）は、
調節部材（１０）の歯（１２）と係合している。

調節部材（１０）の一端には、連結部（１１）が設けら
れている。この連結部（１１）によって、調節部材（１
０）を、調節可能に、他の構造部材に連結することが出
来る。

調節部材（１０）の下向きの運動は、ハウジング（１）
の底抜により。限界を定められている。調節部材（１０
）の上向きの運動は、ストッパにより、限界を定められ
ている。そのために、調節部材（１０）の背面に突起（
３３）が設けられている。この突起（３３）は、ハウジ
ング（１１）の頂部と当接する。

遊星伝達装置（７）は、太陽歯車（３２）を備えている
。この太陽歯車（３２）の一端は、モータ（４）の軸に
連結され、他端は、出力軸（８）内に、回動可能に収容
されている。太陽歯°車（３２）の歯車は、３個の遊星
歯車（１３）と係合している。各遊星歯車（１３）には
、２列の歯（１４）　（１５）が設けられている。歯（
１４）は、ハウジング（１）に設けた固定リング（１６
）の内側の歯と係合している。太陽歯車（３２）がモー
タにより駆動される時に、遊星歯車（１３）は、１組の
歯（１４）を介し、固定リング（１６）内を回転する。

各組の歯（１５）の数は、同一の遊星歯車（１３）の歯
の数とわずかに異っている。１組の歯（１５）は、１組
の歯（１４）よりも、１歯少ないとよい。１組の歯（１
５）は、内側に歯を設けたドラム（２１）と係合してい
る。このドラム（２１）のリム（２２）は、固定リング
（１６）の溝と係合している。ドラム（２１）は、固定
リング（１６）の局面方向に動くように配置されている
。

太陽歯車（３２）が、モータ（４）により駆動される時
に、１組の歯（１４）が、固定リング（１６）の固定歯
の上を回転するようになっている。

歯（１４）と（１５）の歯数の差がわずがであるために
、ドラム（２１）は、速度を大幅に減少させつつ、固定
リング（１６）に対し、回転し始める。

上記のような遊星伝達装置（７）を使用することにより
、ドラム（２１）を、モータ（４）の速度に対して、１
０：１から、無限大＝１の範囲に、速度を減少させて、
回転させることが出来る。これは、歯（１４）と歯（１
５）の間の歯数の差に基づくものである。

遊星伝達装置（７）の出力軸（８）は、ドラム（２１）
に固着されている。

ドラム（２１）と反対側で、固定リング（１６）には、
摩擦面（１７）が設けられている。摩擦面（１７）と反
対側に、面取りされた摩擦面（１８）が設けられている
。

摩擦面（１８）は、摩擦リング（１９）と当接しつつ、
ハウジング（１）の中に収容されている。摩擦面（１８
）は、周面方向に固定されているが、環状板バネ（２０
）により、軸方向に可動である。

板バネ（２０）の内側リムは、モータ（４）の前面と当
接しており、板バネ（２０）の外側リムは、摩擦リング
（１９）の内端と当接している。板バネ（２０）を適当
に選択することにより、摩擦リング（１９）が、固定リ
ング（１６）の摩擦面（１８）と接触して、力が加えら
れるように定められる。

ストッパの間を調節部材（１０）が自由に動く時に、調
節部材（１０）は、ドラム（２１）の周面方向の速度と
直結した速度で動くようになっている。ドラム（２１）
の周面上の速度は、遊星伝達装置（７）の減速比で割っ
たモータの速度と等しくなっている。

調節部材が、１個のストッパと当接した時に、摩擦面（
１７）　（１８）を介して、普通の固定リング（１６）
と固定ハウジングの間に、スリップが生じる。

そこで、モータが起動され続け、かつ調節部材が止まっ
た時に、駆動の列には、変形が生ぜずに、またハウジン
グ（１）に対して、普通の固定リング（１６）が動くこ
とにより、調節部材は、駆動装置の出力軸の歯と係合す
ることが可能になる。

位置インジケータ（２４）は、調節部材と対向する側面
で、ハウジングに固着された支持板（２５）を備えてい
る。

支持板（２５）の円周上に、炭素抵抗器（２６）が設け
られている。炭素抵抗器（２６）の長さは、炭素抵抗器
（２６）のピッチ円の円周とほぼ等しくなる。炭素抵抗
器（２６）の端部は、接続部（２７）に連結され、この
接続部（２７）を介して、電圧が抵抗器に与えられる。

炭素抵抗器の孤の長さは、通常、はぼ３３０゜に対応す
るものである。

ドラム（２１）の外側では、支持板（２５）と対向して
、３個の弾性のある滑動接触部（２３）を備える羽根車
（２８）が設けられている。これら接触部（２３）のう
ちの２個は、炭素抵抗器（２６）に沿い動き、残りの１
個は、円形導体（２９）に沿い動く。

導体（２９）は、支持板（２５）に設けた羽根車接触部
（３０）に電気接続されている。そこで、位置インジケ
ータ（２４）は、電圧を羽根車接触部（３０）を介して
加える電位差計の作用をする。この接触部（３０）の電
圧は、調節部材の位置を測定するためのものである。

位置インジケータ（２４）を備える駆動装置が、米国特
許第４，１０１，２０６号明細書に開示されたミラー調
節装置に使用される場合、ミラーは、３３０°の弧状の
１個の炭素抵抗器により、−３０℃から＋８０℃の温度
範囲で、１５分の弧の範囲で調節しうろことがわかった
。

本発明による駆動装置と付属の電子機器によって、ミラ
ー調節装置をプログラミングしうるものである。所定の
ミラー位置における電圧は、羽根車接触部（３０）によ
り与えられる電圧信号と比較される。

所定の選択位置における調整電圧が、羽根車接触部（３
０）により与えられる電圧に等しくなる迄、モータ（４
）が駆動される。

モータ（４）の供給電圧が中断された瞬間に、駆動装置
の慣性質量が小さく、かつ遊星伝達装置（７）の速度が
減少することにより、調節部材（１０）は、ミラーを調
節するために、１５分の弧角度の範囲で、停止する。

電位差計（２４）の、所定の長さの炭素抵抗器（２６）
を備える調節部材の最大運動経路は、出力軸（８）の歯
の直径に基づいていることは明らかである。

部材（１０）の運動路がより短かく、また、その部材（
１０）を有する炭素抵抗器の長さにより、装置の調節精
度は増大する。実際に、調整の精度は、炭素抵抗器の長
さと、調整経路の間の割合により定められる。そこで最
大長さ、即ち、炭素抵抗器のピッチ円を出来るだけ大き
な径にすることが望ましい。

【図面の簡単な説明】

図は、本発明による調整装置を、一部破断して示した斜
視図である。 （１）ハウジング　（２）頂部 （３）底部　（４）電気モータ （５）端子　（６）孔 （７）遊星伝達装置　（８）出力軸 （９）　（１２）　（１４）　（１５）歯　（１０）調
節部材（１１）連結部　（１６）固定リング （１７）　（１８）摩擦面　（１９）摩擦リング（２０
）板バネ　（２１）ドラム （２２）リム　（２３）滑動接触部 （２４）位置インジケータ　（２５）支持板（２６）炭
素抵抗器　（２７）接続部 （２８）羽根車　（２９）円形導体 （３０）羽根車接触部　（３２）太陽歯車（３３）突起 手続補正書動式） 昭和６０年７月４日 特許庁長官宇賀道部殿 １、事件の表示　昭和６０年特許願第０７７４．９５号
２、発明の名称　調整装置 ３、補正をする者 事件との関係　特許出願人 名　称　アイケーユー　ホールディング　モントフォー
トベスローテム　ベンノットジャツブ

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）ハウジングと、 前記ハウジングに取り付けた電気駆動モータと、前記モ
   ータにより駆動される遊星伝達装置とを備え、 この伝達装置が、モータ軸に連結された太陽歯車を備え
   、１組の遊星歯車が、異なる２組の歯を備え、そのうち
   の１組の歯が、内側に歯を設けた固定リングと係合し、
   他の１組の歯が、出力軸を支持する駆動ドラムと係合し
   、前記出力軸が、調節部材の歯と係合するようになって
   いる調節装置であって、 固定リング（１６）が、ハウジング（１）の面と接触す
   る摩擦面（１７）　（１８）を備え、固定リング（１６
   ）が、過負荷状態で、ハウジング（１）に対し、スリッ
   プするように配置されており、駆動列における、出力軸
   と固定リング（１６）の中間の位置に、電気的位置イン
   ジケータ（２４）が設けられ、この位置インジケータ（
   ２４）が、電気信号を発生することにより。 出力軸（８）に対する調節部材（１０）の位置を測定す
   るようになっていることを特徴とする調整装置。
2. （２）電気的位置インジケータ（２４）が、電位差計を
   備え、この、電位差計の電気抵抗器が、支持板（２５）
   により支持された円形炭素抵抗器（２６）を備え、支持
   板（２５）が、出力軸（８）の側で、ハウジング（１）
   に固着され、また、炭素抵抗器（２６）に対して可動な
   ように、出力軸に連結された羽根車（２８）を備えてな
   ることを特徴とする特許請求の範囲第（１）項に記載の
   調整装置。
3. （３）炭素抵抗器（２６）が、はぼ３３０°の角度の弧
   の形状で設けられていることを特徴とする特許請求の範
   囲第（２）項に記載の調整装置。
4. （４）電位差計の羽根車（２８）が、支持板（２５）の
   炭素抵抗器（２６）に対向して、遊星伝達装置（７）の
   駆動ドラム（２１）の外側に配置され、また羽根車（２
   ８）が。 導体（２９）により、支持板（２５）に設けた羽根車接
   続部（３０）に電気的に接続されていることを特徴とす
   る特許請求の範囲第（２）項に記載の調整装置。
5. （５）固定リング（１６）が、ハウジング（１）に取り
   付けた摩擦リング（１９）と当接し、それにより、回転
   しないように、かつ軸方向にのみ可動なように配置され
   、また、環状板バネ（２０）により、摩擦リング（１９
   ）が、固定リング（１６）と接するように加圧されてい
   ることを特徴とする特許請求の範囲第（１）項に記載の
   調整装置。