JPS60249914A

JPS60249914A - ロツク機構

Info

Publication number: JPS60249914A
Application number: JP10605784A
Authority: JP
Inventors: 池田　親政
Original assignee: Ikeda Bussan Co Ltd
Current assignee: Ikeda Corp
Priority date: 1984-05-25
Filing date: 1984-05-25
Publication date: 1985-12-10

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕この発明はシートのりクラ゛イニングデバイス、ヘッド
レスト、ランバーサポートやりフタ等のロック機構に関
する。

（従来の技術〕従来、この種のロック機構は種々実施化されている。例
えば、第５図に示すようなものがある。

これはシートリクライニングＷ装置のロック機構である
。クッションフレームに取付けられるベース２に、バッ
クフレームを支持するアーム３が回動自在に取付けられ
ている。このアーム３の回動を所望の回転位置にロック
するロック機構は操作軸１に設けた太陽ギヤ４と、ベー
ス２及びアーム３に夫々形成されていて、歯数を異にす
る内歯５゜６と、太陽ギヤ４および内歯５，６間に、内
歯５と６との歯数差に等しい数だけ介在して取付けられ
ていて、太陽ギヤ４および内歯５．６に夫々噛合する遊
星ギヤ７とからなる。そして、操作軸１によって太陽ギ
ヤ４を回転させることにより、遊星ギヤ７がベース２と
アーム３の内歯５，６に噛合しつつアーム３の内歯６を
減速回転させるとともに出力側の負荷による回転をロッ
クするようにしたものである。

（解決しようとする問題点〕しかしながら、このような従来のロック機構にあっては
、太陽ギヤ４、複数の遊星ギヤ７、および２枚の内歯５
，６を必須の構成要件とするので、歯車の種類や数が増
えるばかりでなく、これらの噛合が複雑で、高精度の組
付を必要とし、容易に組付けることができず、組付性が
悪いものであった。また、各歯車は、夫々異なるピッチ
円を有するので、内歯の加工と相俟って加工は困難であ
り、また、がたつくものであった。さらに、遊星ギヤ７
は内歯５，６と太陽ギヤ４間に介在して噛合する平面的
ギヤであるため、装置は平面的に拡大してしまう。そし
て、各歯車は軸方向に延びる歯幅を有するために、歯幅
が制限され、強度上問題があった。

〔問題点を解決するための手段〕

前記問題点を解決するこの発明の構成は、入力軸に取付
けられ、入力軸と斜めに交差するカム溝あるいはカム面
を有する傾斜カムと、傾斜カムにカム係合し、かつベー
スに回正可能に取付けられ、ベベルギヤ、あるいはフェ
ースギヤからなる入力ギヤと、出力軸に固定して取付け
られ、入力ギヤと噛合し、かつ入力ギヤと歯数を異にす
るベベルギヤ、あるいはフェースギヤからなる出力ギヤ
とを備えて構成したことを要旨とするものである。

〔実施例〕

以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。

第１図および第２図はこの発明をシートリクライニング
装置のロック機構に適用した実施例を示す。図面におい
て、符号８はシートリクライニング装置で、クッション
フレームに取付けられるベース９と、バックフレームに
取付けられるアーム１０とを有する。アーム１０とベー
ス９との間に取付けられるロック機構はノブ１２の操作
によってアーム１０を回動自在とするとともに、出力側
の負荷によるアーム１０の回転をロックするように構成
されている。

すなわち、ベース９に入力軸１３が回動自在に取付けら
れ、先端にノブ１２を有する。入力軸１３に傾斜カム１
４が取付けられている。この実施例では、傾斜カム１４
は入力軸１３と斜めに交差する環状のカム溝１４Ａで分
割可能に形成されている。傾斜カム１４のカム溝１４Ａ
に入力ギヤ１５が取付けられ、カム係合するようになっ
ている。

入力ギヤ１５はフェースギヤからなり、アーム１０側に
指向し、周縁部に数個の目止用突起１７が放射状に形成
されている。ベース９に傾斜カム１４および入力ギヤ１
５を収容する筒状の収容部１６が形成され、この収容部
１６の内周壁に入力ギヤ１５の突起１７が軸方向にスラ
イ１する溝１８が軸方向に沿って形成されている。入力
ギヤ１５はその突起１７とベース９のｒＩ４１８との係
合により、回止めされ、傾斜カム１４とのカム係合によ
って入力ギヤ１５の傾斜面が回転方向に移動するように
なっている。一方、アーム１００回動中心には出力ギヤ
１９が出力軸を介することなく一体に形成されている。

出力ギヤ１９はフェースギヤからなり、入力ギヤ１５と
同一のピッチ円と、異なる歯数とを有して入力ギヤ１５
に噛合する。

入力軸１３の１回転につき、入力ギヤ１５と出力ギヤ１
９との歯数差に相当する回転角だけ、出力ギヤ１９が減
速回転し、かつ、出力側の負荷による回転がロックされ
るようになっている。また、つば付き締結ビン２０によ
ってアーム１０がベース１６に回転自在に組付けられて
いる。

次に作用について説明する。

シートリクライニング装置８のロック機構によってバッ
クフレームを前後方向に回動させ、所望の回転位置にロ
ックするには、ノブ１２を所望の方向に回転させる。す
ると、入力軸１３は同方向に回転し、これに伴い傾斜カ
ム１４も回転する。

これにカム係合する入力ギヤ１５はその突起１７と収容
部１６の溝１８との係合により、軸方向スライド可能に
回止めされているので、傾斜カム１４の回転に伴って入
力ギヤ１５の傾斜面が回転方向に移動する。そのため、
入力ギヤ１５と出力ギヤ１９との噛合箇所が回転移動す
る。しかして出力ギヤ１９は入力ギヤ１５と異なる歯数
を有す′るので、入力ギヤ１５の傾斜面が１回転する間
に出力ギヤ１９は歯数差に相当する回転角だけ、同方向
に回転する。その結果、出力ギヤ１９と一体のアーム１
０に大きいトルクで出力させることができ、これにより
、バックフレームを調整自在に回動させることができる
。

そして、バックフレームが所望の回転位置に達すると同
時にロックされる。これは、出力側に負荷がかかった場
合は、出力ギヤ１９は時計方向もしくは反時計方向に回
転せんとするが、これと噛合する入力ギヤ１５は傾斜面
の回転が可能であっても、それ自体回転が拘束されてい
るので、出力ギヤ１９は回動することができないためで
ある。

第３図および第４図はこの発明の他の実施例を示す。

この実施例は前記実施例と略同様の構成を有するが、異
なる部分についてのみ説明すれば、アーム１０に回動自
在に取付けられた入力軸２２に１個の傾斜カム２１が固
着されている。傾斜カム２１は入力軸２２と斜めに交差
するカム面２１Ａを有する。このカム面２１Ａにカム係
合する入力ギヤ２３は自在接手２６を介してシャフト２
５の一端に取付けられている。このシャフト２５の他端
はベース２４の収容部２７の中心に固着されている。ま
た、傾斜カム２１はそのカム面２１Ａの中心に湾曲状の
凹部２８が形成され、自在接手２６と干渉しない□よう
になっている。

この実施例の作用については、前記実施例と略同様であ
るので、その説明を省略する。

なお、この発明は、前記実施例に限定されるものでな（
、種々の応用改変が可能であることはもちろんである。

例えば、実施例では、入出力ギヤをフェースギヤで説明
したが、これに限らず、ベベルギヤでもよい。また、シ
ートリクライニング装置のロック機構に限らず、シート
のヘッドレストやランバサポート等のロック機構に対し
てもこの考案を適用することができる。さらに、この実
施例では出力軸を設け、これを介してアームを回動させ
る構成とすることもできる。

〔効果〕

以上の説明から明らかなように、この発明によれば、入
力軸に取付けられ、入力軸と斜めに交差するカム溝、あ
るいはカム面を有する傾斜カムと、これにカム係合し、
かつベースに固止可能に取付けられ、ベベルギヤ、ある
いはフェースギヤからなる入力ギヤと、出力軸に固定し
て取付けられ、入力ギヤと噛合し、かつ入力ギヤと歯数
を異にするベベルギヤ、あるいはフェースギヤからなる
出力ギヤとを備えて構成したので、従来不可欠としてい
た遊星ギヤや内歯を不要にし、構造をシンプルにし、組
付を容易にすることができる。入出力ギヤを同ピッチ円
とすることができ、内歯の加工の不要と相俟って加工を
容易にすることができ、がたつきがないものである。入
出力ギヤを立体的に組付けて装置の平面的拡がりを防止
し、装置のコンパクト化を図ることができる。また、入
出力ギヤはベベルギヤあるいはフェースギヤからなるの
で、歯幅はラジアル方向に延び、強度を向上させること
ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の実施例に係るロック機構を示す分解
斜視図、第２図は第１図の■−■断面図、第３図はこの
発明の他の実施例を示す分解斜視図、第４図は第３図の
ＩＶ−ＩＶ断面図、第５図は従来のロック機構を示す分
解斜視図である。９・・・・・・ベース、１３・・・・・・入力軸、１４・・・・・・傾斜カム、１４Ａ・・・・・・カム溝、１５・・・・・・入力ギヤ、１９・・・・・・出力ギヤ、２１・・・・・・傾斜カム、２１Ａ・・・・・・カム面、２３・・・・・・入力ギヤ、２４・・・・・・ベース。出願人　池田物産株式会社代理人　弁理士　増田竹夫第３図第５図手続補正書く自利昭和５９年１１月５日特許庁長官　志　賀　学　殿１、事件の表示　＼昭和５９年特許願第１０６０５７号２、発明の名称ロック＊＊３、補正をする者事件との関係　特許出願人住　所　神奈川県横浜市保土ケ谷区東用島町１番地の３イケダブッサン名　称　池　１）　物　産　株　式　会　社４、代理人〒１０４　東京都中央区銀座二丁目１０番５号＠小オオ
イビル３階　電話０３　（５４５）　２８１８　（代）
（１）明ｌＩｉ書の特許請求の範囲の欄（２）明細書の
発明の詳細な１１１１の欄〈３）明＠書の図面の簡単な
説明の欄（４）図面６、補正の内容（１）特許請求の範囲を別紙の通り訂正する。（２）明細書第２頁第１行目中１第５図」を「第７図」
に訂正する。（３）明細書第８頁第５行目と第６行目との間に次文を
挿入する。「第５図および第６図はこの発明の別途の実施例を示す
。この実施例は第１図および第２図に示す実施例と略同様
の構成を有するが、異なる部分についてのみ説明すれば
、入力ギヤ１５は両面にフェースギヤ１５Ａ、１５Ｂを
有し、ベース９側のフェースギヤ１５Ｂが、これと同数
の歯数を有してベース９の収容部１６に形成されたフェ
−スギヤ１８Ａと噛合することによって口止可能に取付
けられている。この実施例の作用効果については、第１図および第２図
に示す実施例と略同様であるが、第１図および第２図に
示すものは、回止めとして入力ギヤ１５の周縁に形成し
た突起１７は加工上困難であり、強度面においても問題
があった。これに対し、この実施例では、入力ギヤ１５
はフェースギヤ１５Ａ、１５Ｂを両面に刻設する構造で
あるので、プレス等で容易に加工することができる。ま
た、入力ギヤ１５の両側のフェースギヤ１５Ａ、１５Ｂ
は同強度であるため、設計や加工が容易で、強度面の不
安を解消することができる。（４）明細書第９頁末行から第１０頁第１行目にかけて
の「第５図は〜分解斜視図である。」を次文に訂正する
。「第５図は、この発明の別途の実施例を示す分解斜視図
、第６図は第５図のＶｌ−Ｖｌ線に沿った断面図、第７
図は従来のロック機構を示す分解斜視図である。」（５）明細書第１０頁第６行目と第７行目との間に次文
を挿入する。「１５Ａ・・・・・・フェースギヤ、１５Ｂ・・・・・・フェースギヤ、１８Ａ・・・・・・フェースギヤ、」（６）図面中筒１図を別紙のとおり訂正する。（７）図面中筒５図を別紙のとおり、第７図に訂正する
。（８）図面を別紙のとおり追加し、第５図および第６図
とする。２、特許請求の範囲１．入力軸に取付けられ、入力軸と斜めに交差するカム
溝あるいはカム面を有する傾斜カムと、傾斜カムにカム
結合し、かつベースに目止可能に取付けられ、ベベルギ
ヤ、あるいはフェースギヤからなる入力ギヤと、出力軸に固定して取付けられ、入力ギヤと噛合し、かつ
入力ギヤと歯数を異にするベベルギヤ、あるいはフェー
スギヤからなる出力ギヤと、を備えて構成したことを特
徴とするロックｉ構。

Claims

【特許請求の範囲】１、入力軸に取付けられ、入力軸と斜めに交差するカム
溝あるいはカム面を有する傾斜カムと、傾斜カムにカム
係合し、かつベースに口止可能に取付けられ、ベベルギ
ヤ、あるいはフェースギヤからなる入力ギヤと、出力軸に固定して取付けられ、入力ギヤと噛合し、かつ
入力ギヤと歯数を異にするベベルギヤ、あるいはフェー
スギヤからなる出力ギヤと、を備えて構成したことを特
徴とするロック機構。