JPH0560184A - トロコイド系歯形内接式遊星歯車構造 - Google Patents

トロコイド系歯形内接式遊星歯車構造

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JPH0560184A
JPH0560184A JP8100191A JP8100191A JPH0560184A JP H0560184 A JPH0560184 A JP H0560184A JP 8100191 A JP8100191 A JP 8100191A JP 8100191 A JP8100191 A JP 8100191A JP H0560184 A JPH0560184 A JP H0560184A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外歯歯車と内歯歯車との間の動力伝達を仲介
する内ピンの両持支持を、内ピンの位置精度が高く且つ
分解・組立が容易な簡単な構造で行う。 【構成】 一端部が出力軸フランジ2a に固定された内
ピン7の他端部を、外歯歯車5a の外側に配設され、入
力軸1を中心に回転可能な内ピン支持板20で固定し、
該内ピン7を両持支持の構造とする。内ピン7の他端部
の固定は、内ピン支持板20の外周部に、スリット22
で2分された第1周縁部23a 及び第2周縁部23b に
それぞれ形成された内ピン孔に該他端部を嵌入させ、且
つボルト26を締付けて、例えば第2周縁部23b を内
側に撓ませることにより、該周縁部23b の内ピン孔を
内ピン7接触させて行う。第1周縁部23a の内ピンの
孔径を内ピン7の外径に略等しくて、該内ピン7の位置
精度を一段と高める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に組立・分解が容易
な、内ピンが両持支持されたトロコイド系歯形内接式遊
星歯車構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、第1軸と、該第1軸の回転によっ
て回転する偏心体と、該偏心体にベアリングを介して取
付けられ偏心回転が可能とされた外歯歯車と、該外歯歯
車に内接噛合する内歯歯車と、前記外歯歯車に設けられ
た内ローラ孔と、該内ローラ孔に遊嵌された内ピンと、
該内ピンの一端が連結され、前記外歯歯車の自転成分の
みが伝達される第2軸と、を備えたトロコイド系歯形内
接式遊星歯車構造が広く知られている。
【0003】この構造の具体的な従来例を図4及び図5
に示す。
【0004】この従来例は、前記第1軸を入力軸とする
と共に、第2軸を出力軸とし、且つ内歯歯車を固定する
ことによって上記構造を「減速機」に適用したものであ
る。
【0005】入力軸1には所定位相差(この例では18
0°)をもって偏心体3a 、3b が嵌合されている。こ
の偏心体3a 、3b は、それぞれ入力軸1(中心O1
に対して偏心量e だけ偏心している(中心O2 )。それ
ぞれの偏心体3a 、3b にはベアリング4a 、4b を介
して2枚の外歯歯車5a 、5bが複列に取付けられてい
る。この外歯歯車5a 、5b には内ローラ孔6a 、6b
が複数設けられ、内ピン7及び内ローラ8が嵌入されて
いる。
【0006】外歯歯車を2枚(複列)にしているのは、
主に伝達容量の増大、強度の維持、回転バランスの保持
を図るためである。
【0007】外歯歯車5a 、5b の外周にはトロコイド
波形や円弧波形等の外歯9が設けられている。この外歯
9はケーシング12に固定された内歯歯車10と内接噛
合している。内歯歯車10の内歯は、具体的には外ピン
11が外ピン穴13に遊嵌され、回転し易く保持された
構造とされている。
【0008】前記外歯歯車5a 、5b を貫通する内ピン
7は、出力軸2のフランジ2a に固着又は嵌入されてい
る。
【0009】入力軸1が一回転すると偏心体3a 、3b
が一回転する。この偏心体3a 、3b の一回転により、
外歯歯車5a 、5b は入力軸1の周りで揺動回転を行お
うとするが、内歯歯車10によってその自転が拘束され
るため、外歯歯車5a 、5bは、この内歯歯車10に内
接しながら殆ど揺動のみを行うことになる。
【0010】いま、例えば外歯歯車5a 、5b の歯数を
N、内歯歯車10の歯数をN+1とした場合、その歯数
差は1である。そのため、入力軸1の一回転毎に外歯歯
車5a 、5b はケーシング12に固定された内歯歯車1
0に対して1歯分だけずれる(自転する)ことになる。
これは入力軸1の一回転が外歯歯車5a 、5b の−1/
Nの回転に減速されたことを意味する。
【0011】この外歯歯車5a 、5b の回転は内ローラ
孔6a 、6b 及び内ピン7(内ローラ8)の隙間によっ
てその揺動成分が吸収され、自転成分のみが該内ピン7
を介して出力軸2へと伝達される。
【0012】この結果、結局減速比−1/Nの減速が達
成される。
【0013】上述した内接噛合遊星歯車構造は、現在種
々の減速機あるいは増速機に適用されている。例えば、
上記構造においては、第1軸を入力軸、第2軸を出力軸
とすると共に、内歯歯車を固定するようにしていたが、
第1軸を入力軸、内歯歯車を出力軸とすると共に、第2
軸を固定することによっても、減速機を構成することが
可能である。更に、これらの構造において入、出力軸を
逆転させることにより、「増速機」を構成することもで
きる。
【0014】なお、図6は、上記構造をユニット型とし
た例を示している。(特開昭62−2043)。
【0015】この構造においては、出力軸2は、ボルト
孔14を介して相手機械に取付けるようになっている
が、内接噛合遊星歯車構造自体については図4、図5と
同様である。従って、図4、図5の各部材と同様な機能
を果す部材に同一符号を付している。内接噛合遊星歯車
構造はこのようなタイプの減速機や増速機にも用いられ
ている。
【0016】上述し、図4、図5及び図6に示した減速
機では、前述の如く、内ピン7が出力軸2側フランジ
(第2軸側フランジ)2a により片持支持されているの
が、例えば、実公昭31−9414、米国特許3403
0523、実公昭56−3551には、装置の剛性や強
度を高めるために、内ピンを両端部で支持した減速機が
開示さてれいる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記実
公昭56−35551では、内ピンの一端部が出力軸付
近のフランジ部に嵌入され、他端部がフランジ又はリン
グにより締めしろを持って支持された締りばめの状態に
あるため、分解や組立が難しいという問題がある。
【0018】又、前記実公昭31−9414及び米国特
許34030523では、内ピンの一端部は同様に出力
軸付近のフランジに嵌入されているが、他端部がフラン
ジとボルトにより締結されているため、内ピンを更に加
工してボルトやタップ穴を形成する必要があるため、組
立後の内ピンの位置精度を低下させる原因にもなり、そ
の上製造コストがかさむという問題もある。
【0019】本発明は、前記従来の問題点を解決するべ
くなされたので、内ピンの位置精度が高く、しかも分解
・組立を容易に行うことができる、内ピン両持支持され
たトロコイド系歯形内接式遊星歯車構造を提供すること
を課題とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は、第1軸と、該
第1軸の回転によって回転する偏心体と、該偏心体にベ
アリングを介して取付けられ偏心回転が可能とされた外
歯歯車と、該外歯歯車に内接噛合する内歯歯車と、前記
外歯歯車に設けられた内ローラ孔と、該内ローラ孔に遊
嵌された内ピンと、該内ピンの一端が連結され、前記外
歯歯車の自転成分のみが伝達される第2軸と、を備えた
トロコイド系歯形内接式遊星歯車構造において、前記外
歯歯車を挾んで前記第2軸と反対側に、前記内ピンの径
より少し大きな径の内ピン孔を有し、且つ前記第1軸を
中心に回転可能な内ピン支持板が配設され、前記内ピン
の他端部が、該内ピン支持板の前記内ピン孔に挿入さ
れ、且つ該内ピン支持板に設けられた締込手段により該
内ピン孔に接触させられて固定されるようにすることに
より、前記課題を解決したものである。
【0021】本発明は、又、前記トロコイド系歯形内接
式遊星歯車構造において、前記内ピン支持板には、その
周端から半径方向に延びるスリットにより厚さ方向に分
割された、外歯歯車側の第1周縁部と外歯歯車と反対側
の第2周縁部とが形成されると共に、これら第1周縁部
と第2周縁部には前記内ピンの他端部が挿入される第1
内ピン孔と第2内ピン孔がそれぞれ形成され、且つ該第
2周縁部を貫通し、第1周縁部に螺入されて前記スリッ
トの間隔を減少させるボルトが前記内ピン支持板に取付
けられていることにより、前記課題を確実に解決したも
のである。
【0022】本発明は、更に、前記トロコイド系歯形内
接式遊星歯車構造において、第1内ピン孔が内ピンの径
と略一致する径で形成され、第2内ピン孔が内ピンの径
より少し大きな径で形成されていることにより、前記課
題を一層確実に解決したものである。
【0023】
【作用】本発明においては、外歯歯車の外側(外歯歯車
を挾んで第2軸と反対側)に配設した、第1軸を中心に
回転可能な内ピン支持板に形成された内ピン孔に、一端
部が固定されている内ピンの他端部を挿入し、その状態
で締込手段により内ピン支持板を撓ませ、偏位させるよ
うにしている。その結果、該他端部を内ピン孔に強く接
触させることが可能となるため、簡単な構成でありなが
ら、内ピンを容易且つ確実に両端支持で固定することが
可能であると共に、内ピン自体をねじ止めしないので該
内ピンの位置精度も向上できる。
【0024】又、前記内ピンの他端部をスリットで分割
された第1周縁部と第2周縁部にそれぞれ形成された第
1内ピン孔と第2内ピン孔に挿入させ、第2周縁部に貫
通して第1周縁部に累入するボルトで締付けることによ
り、これら第1周縁部及び第2周縁部の少なくとも一方
を容易に撓ませることができる。
【0025】従って、第1内ピン孔及び第2内ピン孔の
少なくとも一方を上記内ピンの他端部に接触させること
が可能で、且つスリットの幅をボルトで調節することに
より接触強度を調節することが可能であるので、該他端
部を容易に且つ確実に支持・固定することがきると共
に、その支持力を調整することもできる。又、上記ボル
トは、外側(第2周縁部側)から締付けや取外しを行う
ことがきるため、組立・分解を容易に行うこともでき
る。
【0026】更に、上記第1内ピン孔の孔径を内ピンの
外径と略同一とし、第2内ピン孔のそれを内ピンの外径
よりやや大き目にすることにより、第1周縁部で内ピン
の位置を規制し、第1周縁部で該内ピンの他端部を支持
・固定することができるので、一段と内ピンの位置精度
を向上できる。
【0027】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳
細に説明する。
【0028】図1は、本発明の一実施例であるトロコイ
ド系歯形内接式遊星歯車構造をユニット型の減速機に適
用した例を示す、前記図6に相当する断面図である。
【0029】なお、本実施例のトロコイド系歯形内接式
遊星歯車構造は、3枚の外歯歯車5a 、5b 、5c とし
て回転のバランスを高めた以外は、基本構成が前記図6
に示したものと共通であるため、共通する部分には同一
の符号を付して説明を省略する。
【0030】本実施例では、内ピン7は、片側(一端
部)が出力軸フランジ(第2軸側フランジ)2a に締り
ばめで固定され、反対側(他端部)が、外歯歯車5a の
外側に配設された内ピン支持板20に挾持固定されて両
持支持されている。
【0031】上記内ピン支持板20は、入力軸1に、軸
受21を介して回転可能に取付けられており、その外周
部には周方向に延びるスリット22により厚さ方向に分
割された第1周縁部23a 及び第2周縁部23b が形成
されている。なお、第1周縁部23a は第2周縁部23
b より若干厚く形成されている。又、軸受21はなくと
もよい。
【0032】上記内ピン支持板20は、図1の右側から
見た図2の平面図に示すように、外周部に、第1周縁部
23a と第2周縁部23b のそれぞれに第1内ピン孔2
4aと第2内ピン孔24b とが形成され、且つ第1周縁
部23a にはねじ孔25a が、第2周縁部23b にはボ
ルト孔25b とこれに続くタップ孔25c がそれぞれ形
成されている。
【0033】上記第1内ピン孔24a の孔径は、内ピン
7の外径と略一致しており、第2内ピン孔24b の孔径
は、内ピン7の外径より若干大き目になっている。
【0034】又、上記ボルト孔25b 、タップ孔25c
には、図1に示すように外側(入力側)からボルト26
が貫通され、且つその先端部がねじ孔25a に累入され
るようになっている。
【0035】前記内ピン7の他端部は、上記第1内ピン
孔24a 及び第2内ピン孔24b に嵌入された状態で、
上記ボルト26を締付けて上記第2周縁部23b を内側
に撓ませることにより固定されている。
【0036】次に、この固定の仕方を、図3を用いて具
体的に説明する。
【0037】図3(A)は、第1内ピン孔24a 及び第
2内ピン孔24b に挿入された内ピン7の固定前の状態
を拡大して示しており、図3(B)は内ピン7の固定後
の状態を示している。
【0038】図3(A)に示したように、第1内ピン孔
24a の孔径は内ピン7が摺動可能な範囲で該内ピン7
の外径と略一致しているが、第2内ピン孔24b の孔径
は内ピン7の外径より若干大きく該内ピンは遊嵌状態に
ある。
【0039】前述したように、第1周縁部23a に比べ
て第2周縁部23b はやや薄く、撓み易いようにしてあ
る。
【0040】従って、前記ボルト26を締付けると、主
に第2周縁部23b が内側に撓み、図3(B)の状態が
容易に形成される。
【0041】この図3(B)の状態では、第2周縁部2
3b が撓むことにより、第2内ピン孔24b が偏位する
ため、該第2内ピン孔24b の孔壁の一部が内ピン7に
接触することになるので該内ピン7を確実に固定され
る。
【0042】又、この時、第1周縁部23a は、第2周
縁部23b より厚く、しかも第1内ピン孔24a が内ピ
ン7に略密接しているために殆ど撓まないので、該内ピ
ン7を位置決めする働きをしている。
【0043】このように、本実施例によれば、内ピン7
の他端部を容易且つ確実に、しかも正確な位置に固定す
ることができるため、簡単な構造であるが、位置精度の
高い内ピン7の両持支持が容易に達成される。
【0044】従って、剛性、強度の高いトロコイド系歯
形内接式遊星歯車構造を、容易に形成できる。
【0045】又、入力側のケーシング12を外した状態
で、外側から上記ボルト26を操作できるため、組立や
分解が容易である。更に、上記ボルト26の締付程度を
加減し、スリット22の幅を調節することにより、内ピ
ン7に対する支持力を適切に調整することもできる。
【0046】従って、本実施例のトロコイド系歯形内接
式遊星歯車構造は、減速機がユニット型で高い剛性が要
求される、例えばロボット関節用減速機として特に有効
である。
【0047】以上、本発明を具体的に説明したが、本発
明は前記実施例に示したものでに限定されるものでな
く、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
【0048】例えば、内ピン7の他端部を内ピン支持板
の内ピン孔で固定するための締込手段としては、固定が
可能なものであれば任意のものを利用できる。
【0049】又、第1周縁部及び第2周縁部は、実質的
に等しい量を撓ませることにより、正確な位置に固定で
きるようにしてもよい。
【0050】又、外歯歯車は3列のものに限らず、1又
は2列であっても、場合によっては4列以上であっても
よい。
【0051】更に、トロコイド系歯形内接式遊星歯車構
造は、減速機に適用するものに限らず、入力軸と出力軸
を逆の構成として増速機に適用してもよく、又、構造は
ユニット型に限られない。
【0052】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば内ピ
ンの他端部を、外歯歯車の外側に配設した内ピン支持板
の内ピン孔に嵌入させて固定するようにしたので、簡単
な構造でありながら、容易且つ正確に内ピンを両持支持
することがてきる。従って、剛性、強度の高いトロコイ
ド系歯形内接式遊星歯車構造を簡単に形成できると共
に、その分解・組立を容易に行うことがきるという優れ
た効果が得られる。
【0053】又、内ピン孔が存在する内ピン支持板の外
周部に、スリットで厚さ方向に分割して第1周縁部と第
2周縁部を形成し、且つボルトでこれら第1周縁部及び
第2周縁部の少くとも一方を撓ませるようにしたので、
内ピン孔で内ピンを確実に固定することがきるという優
れた効果が得られる。
【0054】更に、第1周縁部の第1内ピン孔の孔径を
内ピンの外径と略同一とし、第2周縁部の孔径を内ピン
外径よりやや大きくし、且つ第2周縁部を主として撓ま
せるようにしたので、第1周縁部で内ピンを位置決め
し、第2周縁部で該内ピンを固定することが可能とな
り、一段と位置精度の高い内ピンの両持支持を行うこて
ができるという優れた効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、実施例のトロコイド系歯形内接式遊星
歯車構造を示す断面図である。
【図2】図2は、上記トロコイド系歯形内接式遊星歯車
構造に適用される内ピン支持板を示す平面図である。
【図3】図3は、実施例の作用を示す拡大部分断面図で
ある。
【図4】図4は、従来の複列式内接噛合遊星歯車構造が
適用された減速機を示す断面図である。
【図5】図5図は、図3図のIV−IV線に沿う断面図
である。
【図6】図6は、従来の複列式内接噛合遊星歯車構造を
他の減速機に適用した例を示す断面図できある。
【符号の説明】
1…入力軸、 2…出力軸、 3a 、3b 、3c …偏心体、 4a 、4b 、4c …ベアリング、 5a 、5b 、5c …外歯歯車、 7…内ピン、 8…内ローラ、 10…内歯歯車、 11…外ピン、 20…内ピン支持板、 22…スリット、 23a 23b …周縁部、 24a 、24b …内ピン孔、 26…ボルト。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1軸と、該第1軸の回転によって回転す
    る偏心体と、該偏心体にベアリングを介して取付けられ
    偏心回転が可能とされた外歯歯車と、該外歯歯車に内接
    噛合する内歯歯車と、前記外歯歯車に設けられた内ロー
    ラ孔と、該内ローラ孔に遊嵌された内ピンと、該内ピン
    の一端が連結され、前記外歯歯車の自転成分のみが伝達
    される第2軸と、を備えたトロコイド系歯形内接式遊星
    歯車構造において、 前記外歯歯車を挾んで前記第2軸と反対側に、前記内ピ
    ンの径より少し大きな径の内ピン孔を有し、且つ前記第
    1軸を中心に回転可能な内ピン支持板が配設され、 前記内ピンの他端部が、該内ピン支持板の前記内ピン孔
    に挿入され、且つ該内ピン支持板に設けられた締込手段
    により該内ピン孔に接触させられて固定されていること
    を特徴とするトロコイド系歯形内接式遊星歯車構造。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記内ピン支持板に
    は、その周端から半径方向に延びるスリットにより厚さ
    方向に分割された、外歯歯車側の第1周縁部と外歯歯車
    と反対側の第2周縁部とが形成されると共に、 これら第1周縁部と第2周縁部には前記内ピンの他端部
    が挿入される第1内ピン孔と第2内ピン孔がそれぞれ形
    成され、且つ該第2周縁部を貫通し、第1周縁部に螺入
    されて前記スリットの間隔を減少させるボルトが前記内
    ピン支持板に取付けられていることを特徴とするトロコ
    イド系歯形内接式遊星歯車構造。
  3. 【請求項3】請求項2において、第1内ピン孔が内ピン
    の径と略一致する径で形成され、第2内ピン孔が内ピン
    の径より少し大きな径で形成されていることを特徴とす
    るトロコイド系歯形内接式遊星歯車構造。
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