JP2020180670A - 減速機及び駆動装置 - Google Patents

減速機及び駆動装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2020180670A
JP2020180670A JP2019085372A JP2019085372A JP2020180670A JP 2020180670 A JP2020180670 A JP 2020180670A JP 2019085372 A JP2019085372 A JP 2019085372A JP 2019085372 A JP2019085372 A JP 2019085372A JP 2020180670 A JP2020180670 A JP 2020180670A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output shaft
bearing
speed reducer
housing
axis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019085372A
Other languages
English (en)
Inventor
角 友紀
Tomonori Sumi
友紀 角
央樹 根岸
Hisaki Negishi
央樹 根岸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MinebeaMitsumi Inc
Original Assignee
MinebeaMitsumi Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MinebeaMitsumi Inc filed Critical MinebeaMitsumi Inc
Priority to JP2019085372A priority Critical patent/JP2020180670A/ja
Priority to PCT/JP2020/017685 priority patent/WO2020218505A1/ja
Publication of JP2020180670A publication Critical patent/JP2020180670A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C19/00Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
    • F16C19/02Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows
    • F16C19/04Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for radial load mainly
    • F16C19/06Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for radial load mainly with a single row or balls
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C35/00Rigid support of bearing units; Housings, e.g. caps, covers
    • F16C35/04Rigid support of bearing units; Housings, e.g. caps, covers in the case of ball or roller bearings
    • F16C35/06Mounting or dismounting of ball or roller bearings; Fixing them onto shaft or in housing
    • F16C35/07Fixing them on the shaft or housing with interposition of an element
    • F16C35/077Fixing them on the shaft or housing with interposition of an element between housing and outer race ring
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H1/00Toothed gearings for conveying rotary motion
    • F16H1/28Toothed gearings for conveying rotary motion with gears having orbital motion
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H1/00Toothed gearings for conveying rotary motion
    • F16H1/28Toothed gearings for conveying rotary motion with gears having orbital motion
    • F16H1/46Systems consisting of a plurality of gear trains each with orbital gears, i.e. systems having three or more central gears

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Retarders (AREA)
  • Mounting Of Bearings Or Others (AREA)
  • Rolling Contact Bearings (AREA)

Abstract

【課題】出力軸を支持する軸受をハウジングに固定する構造を簡単にする。【解決手段】減速機2は、ハウジング10と、出力軸20と、ハウジング10において出力軸20を支持する軸受30と、軸受30をハウジング10において固定する外固定部40とを備えている。外固定部40は、開口部12の内周面12aに形成された環状の外被係合部41と、ハウジング10に形成された内周側に突出する環状の受部42と、外被係合部41に係合可能に形成された環状の外係合部44を有する環状の部材である外固定体43とを有している。外受部42は、ハウジング10において外被係合部41よりも内側に形成されており、軸受30の外輪32と接触可能に形成されている。外固定体43は、外係合部44が外被係合部41に係合された際に、軸受30の外輪32に接触可能に形成されている。【選択図】図14

Description

本発明は、減速機及び駆動装置に関する。
従来から、モータ等の駆動源の出力軸の回転速度を減速するために減速機が用いられている。減速機としては例えば遊星歯車を用いた遊星歯車機構がある。従来の遊星歯車機構においては、ハウジングに形成された内歯歯車に噛み合う遊星歯車に駆動源の出力軸の動力が伝達され、遊星歯車が自転可能に支持された遊星歯車機構の出力軸に遊星歯車から動力が伝達されて、この遊星歯車機構の出力軸が回転する。遊星歯車を介した動力の伝達により、遊星歯車機構の出力軸の回転速度は駆動源の出力軸の回転速度に対して減速される。遊星歯車機構の出力軸は、軸受を介してハウジングに固定されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2005−155782号公報
例えば、ロボットに使用される駆動装置の減速機には、高精度の駆動制御を実現するために駆動装置の高い組み立て精度が求められている。これにより、従来の減速機は、構成が複雑になっており、遊星歯車機構の出力軸を支持する軸受のハウジングに対する固定構造も複雑になっていた。このため、従来の減速機に対しては、出力軸を支持する軸受をハウジングに固定する構造を簡単にすることができる支持構造が求められていた。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、出力軸を支持する軸受をハウジングに固定する構造が簡単な減速機及び駆動装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係る減速機は、開口を形成する軸線周りに環状の部分である開口部を有するハウジングと、出力軸と、前記ハウジングの前記開口部に取り付けられ、前記出力軸を回転可能に支持する内輪及び外輪を有する軸受と、前記軸受を前記ハウジングにおいて固定するための外固定部とを備え、前記外固定部は、前記開口部の内周面に形成された環状の外被係合部と、前記ハウジングに形成された内周側に突出する環状の部分である外受部と、前記外被係合部に係合可能に形成された環状の外係合部を有する環状の部材である外固定体とを有しており、前記外受部は、前記ハウジングにおいて前記外被係合部よりも内側に形成されており、前記軸線方向において前記軸受の外輪と接触可能に形成されており、前記外固定体は、前記外係合部が前記外被係合部に係合された際に、前記軸線方向において前記軸受の外輪に接触可能に形成されていることを特徴とする。
本発明の一態様に係る減速機において、前記外被係合部は前記軸線周りに形成された雌ねじであり、前記外係合部は前記雌ねじに螺合可能な雄ねじである。
本発明の一態様に係る減速機は、前記軸受を前記出力軸に固定するための内固定部を更に備え、該内固定部は、前記出力軸の外周面に形成された環状の内被係合部と、前記出力軸に形成された外周側に突出する部分である内受部と、前記内被係合部に係合可能に形成された環状の内係合部を有する環状の部材である内固定体とを有しており、前記内受部は、前記軸線方向において前記軸受の内輪と接触可能に形成されており、前記内固定体は、前記内係合部が前記内被係合部に係合された際に、前記軸線方向において前記軸受の内輪に接触可能に形成されている。
本発明の一態様に係る減速機において、前記出力軸は、前記内受部が形成された基部と、該基部から前記内受部の軸線に沿って延びる部分である突出軸部とを有しており、前記基部は、前記内受部よりも前記突出軸部側に前記内輪に挿入可能な部分である挿入部を有しており、前記内被係合部は、前記突出軸部の外周面に形成されている。
本発明の一態様に係る減速機は、前記軸受を前記出力軸に固定するための内固定部を更に備え、該内固定部は、前記出力軸に形成された外周側に突出する部分である内受部と、前記出力軸に固定可能に形成された円盤状の部材である内固定体とを有しており、前記内受部は、前記軸線方向において前記軸受の内輪と接触可能に形成されており、前記出力軸は、前記内受部の軸線に沿って延びる前記内輪に挿入可能な部分である挿入部を有しており、前記内固定体は、前記出力軸の前記挿入部に固定可能に形成されており、前記挿入部に固定された際に、前記軸線方向において前記軸受の内輪に接触可能に形成された外周側の端部を有している。
本発明の一態様に係る減速機は、遊星歯車機構を更に有しており、前記遊星歯車機構は、内歯歯車と、太陽歯車と、前記内歯歯車と前記太陽歯車とに噛み合う少なくとも1つの遊星歯車とを有しており、前記少なくとも1つの遊星歯車は、前記出力軸に自転可能に支持されている。
上記目的を達成するために、本発明に係る駆動装置は、上述の本発明に係るいずれかの減速機と、前記減速機に動力を伝達可能に接続されたモータとを備えることを特徴とする。
本発明に係る減速機及び駆動装置によれば、出力軸を支持する軸受をハウジングに固定する構造を簡単にすることができる。
本発明の第1の実施の形態に係る駆動装置の概略構成を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係る減速機の軸線に沿う断面における断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る減速機におけるハウジングの分解斜視図である。 ハウジングの軸保持部の軸線に沿う断面における断面図である。 互いに結合された状態におけるハウジングの軸支持部と内歯部との軸線に沿う断面における断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る減速機における出力軸を外側から見た斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係る減速機における出力軸を内側から見た斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係る減速機における外固定部の外固定体の正面図である。 外固定体の側面図である。 外固定体を内側から見た斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係る減速機における内固定部の内固定体を内側から見た斜視図である。 内固定体を外側から見た斜視図である。 外固定部による軸受のハウジングにおける固定の様子を示すための、減速機の部分分解断面図である。 外固定部による軸受のハウジングにおける固定の様子を示すための、減速機の部分断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る駆動装置の概略構成を示す斜視図である。 本発明の第2の実施の形態に係る減速機の軸線に沿う断面における断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る減速機におけるハウジングの分解斜視図である。 ハウジングの軸支持部の軸線に沿う断面における断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る減速機における出力軸を外側から見た斜視図である。 出力軸を内側から見た斜視図である。 出力軸の軸線に沿う断面における断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る減速機における内固定部の内固定体を内側から見た斜視図である。 内固定体の軸線に沿う断面における断面図である。 外固定部よる軸受のハウジングにおける固定の様子を示すための、減速機の部分分解断面図である。 外固定部による軸受のハウジングにおける固定の様子を示すための、減速機の部分断面図である。
以下、本発明の実施の形態に係る減速機及び駆動装置について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る駆動装置1の概略構成を示す斜視図である。図1に示すように、駆動装置1は、本発明の第1の実施の形態に係る減速機2とモータ3とを有している。図2は、本発明の第1の実施の形態に係る減速機2の軸線xに沿う断面における断面図である。
以下、説明の便宜上、減速機2において、出力側(図2の矢印a方向側)を外側とし、入力側(図2の矢印b方向側)を内側とする。また、説明の便宜上、減速機2や駆動装置1の各構成について、減速機2及び駆動装置1における軸線xに基づいて説明する。各構成は、単体において、各構成の軸線を有している。
本発明の第1の実施の形態に係る減速機2は、ハウジング10と、出力軸20と、出力軸20を回転可能に支持するための軸受30と、軸受30をハウジング10において固定するための外固定部40とを備えている。ハウジング10は、開口11を形成する軸線x周りに環状の部分である開口部12を有している。軸受30は、内輪31及び外輪32を有しており、ハウジング10の開口部12に取り付け可能に形成されている。
外固定部40は、開口部12の内周面12aに形成された環状の外被係合部41と、ハウジング10に形成された内周側に突出する環状の部分である外受部42と、外被係合部41に係合可能に形成された環状の外係合部44を有する環状の部材である外固定体43とを有している。外受部42は、ハウジング10において外被係合部41よりも内側(矢印b方向側)に形成されており、軸線x方向において軸受30の外輪32と接触可能に形成されている。外固定体43は、外係合部44が外被係合部41に係合された際に、軸線x方向において軸受30の外輪32に接触可能に形成されている。以下、本発明の第1の実施の形態に係る減速機2の構成について具体的に説明する。
図3は、ハウジング10の分解斜視図である。図3に示すように、ハウジング10は、具体的には、互いに別体である3つの部分から構成されており、軸支持部10aと、内歯部10bと、連結部10cとを有している。図2に示すように、軸支持部10aと、内歯部10bと、連結部10cとは互いに一体に組み立て可能に形成されている。なお、ハウジング10は、軸支持部10a、内歯部10b、及び連結部10cのいずれか2つ又は全てが一体に形成されているものであってもよい。例えば、軸支持部10aと内歯部10bとが一体に形成されていてもよい。
図4は、ハウジング10の軸支持部10aの軸線xに沿う断面における断面図である。軸支持部10aは、減速機2において、出力軸20を支持する部分であり、上述のように、開口11を形成する開口部12と、外固定部40の外被係合部41及び外受部42とを有している。軸支持部10aは、軸線xに沿って延びる筒状の部材であり、外側の端部に開口部12を有している。開口部12は、軸線xを中心軸とする略円筒状の部分である。開口部12の内周に面する内周面12aには、外側から、外被係合部41、逃げ溝12b、軸受嵌合面12c、及び外受部42が形成されている。軸支持部10aの外受部42よりも内側の部分である筒部13は、内歯部10bの挿入部14が嵌め合い可能になっている。なお、開口11は、開口部12が取り囲む空間であり、ハウジング10の外部の空間に接続する空間である。
図4に示すように、外被係合部41は、軸線x周りに形成された雌ねじであり、内周面12aにおいて、外側の端縁12d又は端縁12d近傍から内側に延びている。逃げ溝12bは、外被係合部41に内側において隣接している外被係合部41の加工のための逃げ溝である。軸受嵌合面12cは、軸受30の外輪32を外周から支持するための面であり、軸線xを中心軸とする円筒面又は略円筒面である。軸受嵌合面12cは、外輪32が隙間嵌め、締り嵌め、又は中間嵌め可能に形成されている。軸受嵌合面12cの内径は、外被係合部41の内径よりも小さくなっている。外受部42は、軸線x周りに環状に延びる突起部であり、軸受嵌合面12cよりも内周側に突出している。外受部42は、軸受嵌合面12cに直交又は略直交する軸線xを中心とする円環状又は略円環状の面である外受面42aを有している。外受面42aは、軸線x方向において外側に面する平面又は略平面である。なお、外受部42は、無端の環状ではなくてもよい。外受部42は、例えば、軸線xを中心とする円上又は略円上に配置された、1つ又は複数の円弧状に延びる突出部であってもよい。
図5は、互いに結合された状態における軸支持部10aと内歯部10bとの軸線xに沿う断面における断面図である。内歯部10bは、軸線xを中心軸とする円筒状又は略円筒状の部材であり、上述のように、軸線x方向において一方の側(外側)に、軸支持部10aの筒部13内と嵌め合い可能に形成された挿入部14を有している。また、挿入部14に内側で隣接して、挿入部14よりも外周側に突出する環状の部分である突部15が形成されている。突部15は、図5に示すように、挿入部14が筒部13内に挿入された際に、筒部13の内側の端部13aと接触するように形成されており、軸支持部10aに対する軸線x方向における内歯部10bの位置を決めている。また、内歯部10bの内周面16には、後述する減速機2の有する遊星歯車機構4の有する遊星歯車61が噛み合う内歯62が形成されている。つまり、内歯部10bは、遊星歯車機構4の内歯歯車となっている。図示の例においては、内歯部10bの内周面16の全体に内歯62が形成されているが、内歯62は内周面16の一部に形成されていてもよい。
図5に示すように、軸支持部10aと内歯部10bとが結合された状態において、外被係合部41、軸受嵌合面12c、外受部42の外受面42a、及び内歯62は、同心状又は略同心状に配置されるようになっている。
連結部10cは、一端側にモータ3が接続可能になっており、また、他端側に図2に示すように、内歯部10bの内側の端部が結合可能に形成されている。連結部10cは、モータ3の出力軸を遊星歯車機構4に連結可能にするような構成を有している。例えば、図2に示すように、モータ2の出力軸が連結される連結軸17が軸受18によって軸線xを中心又は略中心に回動可能に支持されている。連結軸17は、後述する遊星歯車機構4の太陽歯車65に結合されている。
図6,7は、出力軸20の斜視図であり、図6は、出力軸20を外側から見た斜視図であり、図7は、出力軸20を内側から見た斜視図である。図6,7に示すように、出力軸20は基部21を有しており、基部21は、軸線xに沿って延びる軸受30の内輪31内に挿入可能な部分である挿入部22を有している。
基部21は、挿入部22よりも外周側に突出する部分であるフランジ部23を少なくとも1つ有している。図示の例においては、3つのフランジ部23が設けられている。フランジ部23は、挿入部22よりも外周に広がる、軸線xに直交する平面に沿って延びる平面又は略平面である内受面23aを有している。内受面23aは、軸線x方向において内側に面している。フランジ部23は、後述する軸受30を出力軸20に固定するための内固定部50の内受部であり、内受面23aは、図2に示す減速機2の組み立て状態において、軸受30の内輪31の内側端面31aと接触するように形成されている。
挿入部22は、フランジ部23から外側に突出する中空円盤状又は円筒状の部分であり、外周側に面する面である外周面22aを有している。外周面22aは、軸線xに沿って延びる円筒面又は略円筒面である。挿入部22は、軸受30の内輪31内に挿入可能になっており、外周面22aは、内輪31の内周側に面する面である内周面31bと同じ又は略同じ径となっている。挿入部22は、内輪31に締まり嵌めされるものであってもよく、内輪31に隙間嵌めされるものであってもよく、内輪31に中間嵌めされるものであってもよい。また、挿入部22は、軸線x方向において外側に面する外側の端において広がる面である端面22bを有している。
図2,6に示すように、挿入部22は、中空になっており、中央を貫通する空間24が形成されている。また、この空間24は、基部21にまで達している。このため、出力軸20の容積を低減させることができ、出力軸20の重量を低減させることができ、出力軸20が軽量化されている。なお、空間24は、出力軸20を貫通していてもよい。
また、図6,7に示すように、基部21には、軸線xに沿って延びる孔(軸孔25)が3つ形成されている。軸孔25には、図2に示すように、後述する遊星歯車機構4の遊星歯車61の回転軸61aが挿入され固定される。このため、基部21に形成される軸孔25は、遊星歯車機構4の遊星歯車61の数に対応している。このように、出力軸20の基部21は、遊星歯車機構4において遊星歯車61のキャリアとなっている。
なお、図示の例においては、出力軸20の基部21は3つフランジ部23を有しているが、基部21はフランジ部23を1つ又は2つのみ有していてもよく、また、フランジ部23を4つ以上有していてもよい。また、フランジ部23は、挿入部22の外周面22aの全周を取り囲むように突出した1つの環状の部分であってもよい。
図8は、外固定体43の正面図であり、図9は、外固定体43の側面図であり、図10は、外固定体43を内側から見た斜視図である。図8〜10に示すように、外固定体43は、軸線x周りの環状の部材であり、より具体的には、軸線xを中心とする円環状又は略円環状の部材である。
図9,10に示すように、外固定体43は、軸線x方向において内側に面する環状の面(内側面45)を有している。内側面45は、外周側の部分において内側にずれている。つまり、内側面45は、内周側の円環状の面を形成するカバー面45aと、カバー面45aの外周側に広がる円環状の面を形成する端面45bとを有している。カバー面45aは、軸線xに直交する平面に沿う平面又は略平面であり、端面45bは、軸線xに直交する平面に沿う平面又は略平面である。端面45bは、軸線x方向においてカバー面45aよりも内側に位置しており、カバー面45aと端面45bとの間には、軸線x方向における段差(段差45c)が形成されている。
また、図8〜10に示すように、外固定体43の外周側に面する外周面は上述の外係合部44となっており、外固定体43の外周面には外係合部44が形成されている。外係合部44は、例えば、雄ねじであり、外係合部44としての雄ねじは、ハウジング10の軸支持部10aの開口部12に形成された外被係合部41としての雌ねじに螺合可能になっている。なお、雄ねじとしての外係合部44は、外固定体43の外周面の全体に形成されていてもよく、一部に形成されていてもよい。
また、図8に示すように、外固定体43の外側に面する面(外側面46)は、軸線xに直交する平面に沿う平面又は略平面となっている。外側面46は、内側面45のカバー面45aと端面45bとに背向するように広がっている。外側面46には、外固定体43の取り付けのために外固定体43を回転されるための工具が係合する溝46aが形成されている。
図2に示すように、外固定体43の端面45bは、軸受30の外輪32の外側の端面(外側端面32a)に対応している。つまり、減速機2において、外固定体43の外係合部44がハウジング10の外被係合部41に螺合されて外固定体43がハウジング10の開口部12に取り付けられると、外固定体43の端面45bと外輪32の外側端面32aとが軸線x方向において互いに接触するようになっている。
次いで、減速機2の有する内固定部50について説明する。減速機2は、軸受30を出力軸20に固定するための内固定部50を更に備えている。内固定部50は、出力軸20に形成された外周側に突出する部分である内受部としての上述のフランジ部23と、出力軸20に固定可能に形成された円盤状の部材である内固定体51とを有している。内受部としてのフランジ部23は、軸線x方向において軸受30の内輪31と接触可能に形成されており、上述のように内受面23aを有している。
図2に示すように、内固定体51は、出力軸20の挿入部22に固定可能に形成されており、挿入部22に固定された際に、軸線x方向において軸受30の内輪31に接触可能に形成された外周側の端部52を有している。図11,12は、内固定体51の斜視図であり、図11は、内固定体51を内側から見た斜視図であり、図12は、内固定体51を外側から見た斜視図である。図11に示すように、内固定体51は、具体的には、円盤状の形状を有しており、軸線x方向において内側に面する面(内側面53)は、外周側の端部52において外側にずれている。つまり、内側面53は、内周側の円形又は略円形の面を形成する挿入面53aと、挿入面53aの外周側に広がる円環状の面を形成する端面53bとを有している。挿入面53aは、軸線xに直交する平面に沿う平面又は略平面であり、端面53bは、軸線xに直交する平面に沿う平面又は略平面である。端面53bは、端部52において、軸線x方向内側に面する面である。端面53bは、軸線x方向において挿入面53aよりも外側に位置しており、挿入面53aと端面53bとの間には、軸線x方向における段差(段差53c)が形成されている。
図2に示すように、挿入面53aは、出力軸20の端面22bに対応しており、減速機2において、挿入面53aと端面22bとが軸線x方向において互いに対向して又は接触して、出力軸20に内固定体51が取り付けられるようになっている。そして、端面53bは、減速機2において、出力軸20に内固定体51が取り付けられた際に、軸受30の内輪31の外側端面31cに接触するようになっている。
また、図12に示すように、内固定体51の外側に面する面(外側面54)は、軸線xに直交する平面に沿う平面又は略平面である。内固定体51の中央には、外側面54から空間55が軸線xに沿って内側に延びている。空間55は、内側面53にまで達していない。この空間55により、内固定体51の容積を低減させることができ、内固定体51の重量を低減させることができ、内固定体51が軽量化されている。空間55は、内固定体51を貫通していてもよい。
また、図11,12に示すように、内固定体51には、内固定体51を出力軸20に固定するためのボルト及び平行ピンが挿入されるボルト孔56及びピン孔57が形成されている。ボルト孔56及びピン孔57は貫通孔となっている。図6に示すように、出力軸20の挿入部22の端面22bには、内固定体51のボルト孔56及びピン孔57に対応したボルト孔26及びピン孔27が形成されている。出力軸20のボルト孔26はねじ孔となっている。内固定体51には、ボルト孔56又はピン孔57が形成されていてもよく、対応して、出力軸20には、ボルト孔26又はピン孔27が形成されていてもよい。図13に示すボルト58と共に平行ピン59によって内固定体51と出力軸20とを固定した場合、平行ピン59の固定により内固定体51の伝達トルクを大きくすることができる。
このように、内固定体51は、出力軸20の出力側の端部に取り付けられ、減速機2において、力伝達経路の出力側の端に位置することになる。このため、内固定体51は、減速機2が接続される外部機器に接続される出力フランジとしても機能する。減速機2においては、減速機2が取り付けられる外部機器に応じて種々の大きさや形状の内固定体51を選択的に取り付けることができる。
図2に示すように、減速機2は遊星歯車機構4を有している。例えば、遊星歯車機構4は、2段の減速機構となっており、第1段の減速機構である太陽歯車65及び遊星歯車64と、第2段の減速機構である太陽歯車63及び遊星歯車61とを有している。第1段の減速機構及び第2段の減速機構は、内歯歯車として共通の内歯62を有している。
第1段の太陽歯車65は、ハウジング10の連結部10cの連結軸17に同軸に固定されており、軸線x周りに回動可能になっている。太陽歯車65の周りには少なくとも1つの遊星歯車64が配設されている。本例においては3つの遊星歯車64が配設されている。遊星歯車64は、太陽歯車65と内歯62とに噛み合っている。遊星歯車64は、キャリア66に回転軸64aを介して自転可能に支持されており、キャリア66は軸線x周りに回動可能になっている。これにより、モータ3の出力が連結軸17に伝達されると、太陽歯車65の回転駆動力が遊星歯車64に伝達され、遊星歯車64が自転し、遊星歯車64はこの自転に伴って内歯62に噛み合いながら軸線x周りに公転する。この遊星歯車64の公転によりキャリア66が軸線x周りに回転する。キャリア66からは減速された回転力が伝達可能になる。
第2段の太陽歯車63は、キャリア66の外側に同軸に固定されており、キャリア66の回動に伴って軸線x周りに回動可能になっている。太陽歯車63の周りには、上述のように、太陽歯車65と内歯62とに噛み合っている遊星歯車61が3つ配設されており、遊星歯車61は、出力軸20の基部21に回転軸61aを介して自転可能に支持されている。図2に示すように、回転軸61aは、出力軸20の基部21の内側面21aから内側に突出しており、遊星歯車61は、基部21の内側に配設されている。基部21の内側面21aは、図7に示すように、基部21の内側に面する面である。
これにより、太陽歯車63の回転駆動力が遊星歯車61に伝達され、遊星歯車61が自転し、遊星歯車61はこの自転に伴って内歯62に噛み合いながら軸線x周りに公転する。この遊星歯車61の公転により出力軸20が軸線x周りに回転する。出力軸20からは減速された回転力が伝達可能になる。
図13は、外固定部40による軸受30のハウジング10における固定の様子を示すための、減速機2の部分分解断面図であり、図14は、外固定部40による軸受30のハウジング10における固定の様子を示すための、減速機2の部分断面図である。
図13,14に示すように、内側から出力軸20の挿入部22が軸受30の内輪31内に挿入され、外側から外固定体43の挿入面53aの部分が内輪31内に挿入され、ボルト58及び平行ピン59により、出力フランジでもある内固定体51が出力軸20に固定される。この際、ボルト58による締結により、内固定体51と出力軸20とには、軸線x方向において互いに近づく方向に締結力が加わる。このため、出力軸20のフランジ部23の内受面23aは内輪31の内側端面31aに押し付けられ、一方、内固定体51の端面53bは内輪31の外側端面31cに押し付けられ、内固定体51の端面53bと出力軸20のフランジ部23の内受面23aとの間に内輪31が挟持される。これにより、出力軸20が軸受30に固定される。フランジ部23の内受面23aと内固定体51の端面53bとの間に内輪31が挟持されるように、内固定体51の段差53cや出力軸20の挿入部22の軸線x方向の幅が調整されている。
また、図13,14に示すように、軸受30の外輪32は、ハウジング10の軸支持部10aの開口部12の軸受嵌合面12cに嵌められ、外輪32の内側端面32bが外受部42の外受面42aに接触するまで軸受30が軸受嵌合面12c内に挿入される。そして、外固定体43の雄ねじである外係合部44がハウジング10の開口部12の雌ねじである外被係合部41に螺合させられ、外固定体43を回転させて外固定体43を内側に移動させていく。外固定体43の端面45bが軸受30の外輪32の外側端面32aに接触するまで外固定体43を回転させると、外固定体43がハウジング10に固定される。これにより、外固定体43の端面45bは外輪32の外側端面32aに押し付けられ、一方、ハウジング10の外受部42の外受面42aは外輪32の内側端面32bに押し付けられ、外固定体43の端面45bと外受部42の外受面42aとの間に外輪32が挟持される。これにより、出力軸20が固定された軸受30がハウジング10に固定され、出力軸20がハウジング10に固定される。なお、外固定体43の端面45bとハウジング10の外受部42の外受面42aとの間に外輪32が挟持されるように、ハウジング10における外被係合部41と外受面42aとの間の軸線x方向の間隔や、外固定体43の段差45cの軸線x方向の幅が調整されている。
駆動装置1は、図1に示すように、モータ3が減速機2に接続されて形成されている。モータ3は、減速機2の連結軸17に連結可能であり、また、連結軸17を回転駆動させるものであればいずれのモータであってもよい。
このように、本発明の第1の実施の形態に係る駆動装置1及び減速機2によれば、外固定体43自体をハウジング10に係合させるだけで、出力軸20が固定された軸受30をハウジング10に固定することができ、出力軸20をハウジング10に固定することができる。このように、本発明の第1の実施の形態に係る減速機2によれば、外固定体43のハウジング10への固定のために、ボルト等の締結部材を別部材として必要とすることがなく、簡易な構成で出力軸20をハウジング10に固定することができる。また、外固定体43のハウジング10への固定は、外固定体43自体をハウジング10に係合させるだけでなされるため、外固定体43のハウジング10への固定のために、ボルト等の締結部材を別部材として必要とすることがなく、ハウジング10や外固定体43の径方向の厚みを低減することができる。また、減速機2の軸線x方向における長さを低減することができる。また、外固定体43は、カバー面45aの部分において、外固定体43と内固定体51との間の環状の空間を覆うことができ、減速機2内への異物の進入を防止することができる。
また、出力軸20を内固定体51によって軸受30に固定した後に、軸受30をハウジング10に固定することにより、出力軸20をハウジング10に固定することができる。このため、出力軸20の固定を容易にすることができ、また、出力軸20の取り付け位置の高い精度を確保することができる。
このように、本発明の第1の実施の形態に係る減速機2によれば、出力軸を支持する軸受をハウジングに固定する構造を簡単にすることができる。
次いで、本発明の第2の実施の形態に係る駆動装置5及び減速機6について説明する。図15は、本発明の第2の実施の形態に係る駆動装置5の概略構成を示す斜視図である。駆動装置5は、減速機6とモータ3とを有している。図16は、本発明の第2の実施の形態に係る減速機6の軸線xに沿う断面における断面図である。以下、減速機6について、上述の本発明の第1の実施の形態に係る減速機2と同一の構成又は類似する機能を有する構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。
本発明の第2の実施の形態に係る減速機6は、ハウジング110と、出力軸120と、ハウジング110において出力軸120を回動可能に支持するための軸受30と、軸受30をハウジング110において固定するための外固定部40とを備えている。ハウジング110は、開口111を形成する軸線x周りに環状の部分である開口部112を有している。軸受30は、ハウジング110の開口部112に取り付け可能に形成されている。
外固定部40は、開口部112の内周面112aに形成された環状の外被係合部41と、ハウジング110に形成された内周側に突出する環状の部分である外受部142と、外係合部44を有する外固定体43とを有している。外受部142は、ハウジング10において外被係合部41よりも内側に形成されており、軸線x方向において軸受30の外輪32と接触可能に形成されている。外固定体43は、外係合部44が外被係合部41に係合された際に、軸線x方向において軸受30の外輪32に接触可能に形成されている。以下、本発明の第2の実施の形態に係る減速機6の構成について具体的に説明する。
図17は、ハウジング110の分解斜視図である。図17に示すように、ハウジング110は、具体的には、互いに別体である4つの部分から構成されており、軸支持部110aと、内歯部110bと、第1連結部110cと、第2連結部110dとを有している。図16に示すように、軸支持部110aと、内歯部110bと、第1連結部110cと、第2連結部110dとは互いに一体に組み立て可能に形成されている。なお、ハウジング110は、軸支持部110a、内歯部110b、第1連結部110c、及び第2連結部110dのいずれか2つ、いずれか3つ、又は全てが一体に形成されているものであってもよい。
図18は、ハウジング110の軸支持部110aの軸線xに沿う断面における断面図である。軸支持部110aは、減速機6において、出力軸120を支持する部分であり、上述のように、開口111を形成する開口部112と、外固定部40の外被係合部41及び外受部142とを有している。軸支持部110aは、軸線xに沿って延びる筒状の部材であり、外側の端部に開口部112を有している。開口部112は、軸線xを中心軸とする略円筒状の部分である。開口部112の内周に面する内周面112aには、外側から、外被係合部41、逃げ溝12b、軸受嵌合面12c、及び外受部142が形成されている。軸支持部110aは、図16に示すように、内側の端部において、内歯部110bの外側の端部と同軸に連結可能となっている。なお、開口111は、開口部112が取り囲む空間であり、ハウジング110の外部の空間に接続する空間である。
図18に示すように、外被係合部41は、内周面112aにおいて、外側の端縁112d又は端縁112d近傍から内側に延びている。逃げ溝12bは外被係合部41に内側において隣接しており、逃げ溝12bに軸受嵌合面12cが内側において隣接している。外受部142は、軸線x周りに環状に延びる円環面であり、軸受嵌合面12cよりも内周側に突出している。外受部142は、軸受嵌合面12cから内周側に延びており、軸線xに直交又は略直交する軸線xを中心とする円環状又は略円環状の面であり、軸線x方向において外側に面する平面又は略平面である。外受部142の内周側の端縁142aからは、内歯161が軸線xに沿って延びている。
図16に示すように、内輪部110bは、軸線xに沿って延びる筒状の部材であり、後述する第1段の減速機構のキャリア66を回動可能に支持する軸受67を支持可能になっている。また、内輪部110bには、軸受67を支持する部分よりも内側に軸線xに沿って延びる第1段の減速機構の内歯162が設けられている。内輪部110bは、内側の端部において、第1連結部110cと結合可能に形成されている。
第1連結部110c及び第2連結部110dは、軸線xに沿って延びる筒状の部材であり、モータ3を接続可能にする部分である。第1連結部110cは、第2連結部110dを内歯部110bに結合するための部材である。第2連結部110dは、外側端にモータ3が接続可能になっており、モータ3の出力軸を遊星歯車機構4に連結可能にするような構成を有している。例えば、図16に示すように、第2連結部110d内にはモータ3の出力軸が連結される連結軸17が収容されている。
図19,20は、出力軸120の斜視図であり、図19は、出力軸120を外側から見た斜視図であり、図20は、出力軸120を内側から見た斜視図である。また、図21は、出力軸120の軸線xに沿う断面における断面図である。図19〜21に示すように、出力軸120は基部21を有しており、基部21は挿入部22とフランジ部23とを有している。図示の例においては、上述の減速機2と同様に3つのフランジ部23が設けられている。出力軸120は、出力軸20とは異なり、挿入部22にボルト孔26及びピン孔27が形成されていない。
また、出力軸120は、基部21から軸線xに沿って延びる部分である突出軸部121を有している。突出軸部121は、挿入部22の端面22bから内側に突出して延びている円筒状又は略円筒状の部分である。挿入部22の端面22bは突出軸部121を囲っており、軸線x周りの円環状の面となっている。突出軸部121は、後述するように、減速機6において、力伝達経路の出力側の端であり、減速機6の出力端である。
図19に示すように、突出軸部121の根元側の端部121aの外周面には、後述する内固定部150の内被係合部151が形成されている。内被係合部151は、例えば、雄ねじである。
図21に示すように、出力軸120の中央には、軸線x方向に出力軸120を貫通する空間122が軸線xに沿って延びている。この空間122により、出力軸120の容積を低減させることができ、出力軸120の重量を低減させることができ、出力軸120が軽量化されている。空間122は、出力軸120を貫通していなくてもよい。例えば、空間120は、突出軸部121の先端側で閉じており、突出軸部121の先端側で出力軸120を貫通していなくてもよい。なお、出力軸120に空間122は形成されていなくてもよい。
図16に示すように、出力軸120の空間122の内側の開口122aには、円い板状の部材である壁板123が取り付けられており、壁板123によって空間122の開口122aは閉じられている。壁板123は、例えば、出力軸120の内側の面と面一又は略面一になるように形成されている。壁板123は、耐摩耗性に優れた材料から形成されており、又は、耐摩耗性を高める処理がなされており、耐摩耗性に優れた部材となっている。壁部123は、例えば、金属から形成されており、少なくとも内側に面する面(内側面123a)に窒化処理等の耐摩耗性を向上させる処理がなされている。
また、減速機6は、軸受30を出力軸120に固定するための内固定部150を更に備えている。内固定部150は、出力軸120の外周面に形成された環状の内被係合部151と、出力軸120に形成された外周側に突出する部分である内受部としてのフランジ部23と、内被係合部151に係合可能に形成された環状の内係合部154を有する環状の部材である内固定体153とを有している。内受部としてのフランジ部23は、軸線x方向において軸受30の内輪31と接触可能に形成されており、内固定体153は、内係合部154が内被係合部151に係合された際に、軸線x方向において軸受30の内輪31に接触可能に形成されている。
図22は、内固定体153を内側から見た斜視図であり、図23は、内固定体153の軸線xに沿う断面における断面図である。図22,23に示すように、内固定体153は、軸線x周りの環状の部材であり、より具体的には、軸線xを中心とする円環状又は略円環状の部材である。
図22,23に示すように、内固定体153は、軸線x方向において内側に面する環状の面(内側面155)を有している。内側面155は、軸線xに直交する平面に沿う平面又は略平面である。また、内固定体153の内周面153aには、内係合部154が形成されている。内固定体153の内周面153a内には突出軸部121が挿入可能になっている。内係合部154は、例えば、雌ねじであり、突出軸部121に形成された内被係合部151としての雄ねじに螺合可能になっている。図示の例では、内固定体153の内周面153a全体に内係合部154としての雌ねじが形成されているが、内係合部154としての雌ねじは、内固定体153の内周面153aの一部に形成されていてもよい。
また、図23に示すように、内固定体153の外側に面する面(外側面156)には、内固定体153の取り付けのために内固定体153を回転されるための工具が係合する溝156aが形成されている。
図16に示すように、内固定体153の内側面155は、軸受30の内輪31の外側端面31cに対応している。つまり、減速機6において、内固定体153の内係合部154である雌ねじが、出力軸120の突出軸部121の内被係合部151である雄ねじに螺合されて、内固定体153が出力軸120の突出軸部121の端部121aに取り付けられると、内固定体153の内側面155と内輪31の外側端面31cとが軸線x方向において互いに接触するようになっている。
図16に示すように、減速機6は遊星歯車機構7を有している。例えば、遊星歯車機構7は、上述の遊星歯車機構4と同様に、2段の減速機構となっており、第1段の減速機構である太陽歯車65、遊星歯車64、及び内歯162と、第2段の減速機構である太陽歯車63、遊星歯車61、及び内歯161とを有している。
第1段の太陽歯車65は、ハウジング110の第2連結部110c内の連結軸17に同軸に固定されており、軸線x周りに回動可能になっている。太陽歯車65の周りには少なくとも1つの遊星歯車64が配設されている。本例においては3つの遊星歯車64が配設されている。遊星歯車64は、太陽歯車65とハウジング110の内歯部110bに形成された内歯162とに噛み合っている。遊星歯車64は、キャリア66に回転軸64aを介して自動可能に支持されている。キャリア66は軸受67によってハウジング110の内歯部110bに支持されており、軸線x周りに回動可能になっている。これにより、モータ3の出力が連結軸17に伝達されると、太陽歯車65の回転駆動力が遊星歯車64に伝達され、遊星歯車64が自転し、遊星歯車64はこの自転に伴って内歯162に噛み合いながら軸線x周りに公転する。この遊星歯車64の公転によりキャリア66が軸線x周りに回転する。キャリア66からは減速された回転力が伝達可能になる。
第2段の太陽歯車63は、キャリア66の外側に同軸に固定されており、キャリア66の回動に伴って軸線x周りに回動可能になっている。太陽歯車63の周りには、太陽歯車63とハウジング110の軸支持部110aに形成された内歯161とに噛み合っている遊星歯車61が3つ配設されている。これにより、太陽歯車63の回転駆動力が遊星歯車61に伝達され、遊星歯車61が自転し、遊星歯車61はこの自転に伴って内歯161に噛み合いながら軸線x周りに公転する。この遊星歯車61の公転により出力軸120が軸線x周りに回動する。出力軸120からは減速された回転力が伝達可能になる。図示の例においては、内歯161は、ハウジング110(軸支持部110a)の内周面(根元部161a)に直接形成されているが、内歯161は、ハウジング110(軸支持部110a)の内周面(根元部161a)に直接形成されていなくてもよく、例えば、内歯161は、ハウジング110とは別の部品に形成されて、この部品がハウジング110に取り付けられることにより、ハウジング110に内歯161が設けられるようにしてもよい。
図16に示すように、太陽歯車63の内側の端部63aは、太陽歯車63が軸線x方向に移動した際に、出力軸120の空間122の内側の開口122aを塞ぐ壁板123において、出力軸120に接触するようになっている。上述のように、壁板123は耐摩耗性に優れた部材であり、このため、回転している太陽歯車63の端部63aが壁板123に接触し摺動したとしても、壁板123の摩耗が防止又は抑制される。このように、出力軸120は、空間122によって軽量化が図られつつ、摩耗対策もなされている。また、空間122の開口122aを塞ぐ壁板123において摩耗対策をすればよく、出力軸120の内側面21a全体において摩耗対策をする必要がない。
図24は、外固定部40よる軸受30のハウジング10における固定の様子を示すための、減速機6の部分分解断面図であり、図25は、外固定部40による軸受30のハウジング10における固定の様子を示すための、減速機6の部分断面図である。
図24,25に示すように、内側から出力軸120の挿入部22が軸受30の内輪31に挿入され、内固定体153内に内側から出力軸120の突出軸部121が挿入されるように、出力軸120に対して外側から内固定体153を移動させる。突出軸部121が挿入された内固定体153を突出軸部121に沿って内側に移動させていくと、内固定体153の内係合部154である雌ねじが、突出軸部121に形成された内被係合部151としての雄ねじに噛み合う。そして、内固定体153を回転させて、内固定体153の雌ねじ154を突出軸部121の雄ねじ151に螺合させていくと、内固定体153の内側面155が内輪31の外側端面31cに接触し、内固定体153が突出軸部121に固定される。このとき、内固定体153の内側面155が内輪31の外側端面31cを内側に押し、内輪31の内側端面31aは出力軸120のフランジ部23の内受面23aに押し付けられる。これにより、内固定体153の内側面155と出力軸120のフランジ部23の内受面23aとの間に内輪31が挟持され、出力軸120が軸受30に固定される。フランジ部23の内受面23aと内固定体153の内側面155との間に内輪31が挟持されるように、出力軸120の挿入部22の軸線x方向の幅や、突出軸部121における雄ねじ151の位置が調整されている。
減速機6においても、上述の減速機2における外固定部40による出力軸20の固定のように、外固定体40によって軸受30を介する出力軸120のハウジング110への固定がなされる。具体的には図24,25に示すように、軸受30の外輪32は、ハウジング110の軸支持部110aの開口部112の軸受嵌合面12cに嵌められ、外輪32の内側端面32bが外受部142に接触するまで軸受30が軸受嵌合面12c内に挿入される。そして、外固定体43の雄ねじである外係合部44がハウジング110の開口部112の雌ねじである外被係合部41に螺合させられ、外固定体43を回転させて外固定体43を内側に移動させていく。外固定体43の端面45bが軸受30の外輪32の外側端面32aに接触するまで外固定体43を回転させ、外固定体43がハウジング110に固定される。これにより、外固定体43の端面45bは外輪32の外側端面32aに押し付けられ、一方、ハウジング110の外受部142は外輪32の内側端面32bに押し付けられ、外固定体43の端面45bと外受部142との間に外輪32が挟持される。これにより、出力軸120が固定された軸受30がハウジング110に固定され、出力軸120がハウジング110に固定される。なお、外固定体43の端面45bとハウジング110の外受部142との間に外輪32が挟持されるように、ハウジング110における外被係合部41と外受部142との間の軸線x方向の間隔や、外固定体43の段差45cの軸線x方向の幅が調整されている。
図18や図25に示すように、ハウジング110の軸受部110aに形成された外受部142は、内歯161が形成されている部分である内歯161の根元部161aの外側の端面となっている。つまり、内歯161は、内歯161よりも外周側に位置すると共に開口111につながる軸受嵌合面12cに軸線x方向において隣接している。このため、軸受部110aの貫通加工により内歯161を加工することができ、内歯161の加工が容易になっている。また、この構造により、軸支持部110aの開口部112の軸線x方向における幅や径を大きくすることができる。また、上述の減速機2の場合と同様に、出力軸120に軸受30及び遊星歯車161を組み付けた状態で出力軸120を軸受部110aに取り付けることができる。
駆動装置5は、図15に示すように、モータ3が減速機6に接続されて形成されている。モータ3は、減速機6の連結軸17に連結可能であり、また、連結軸17を回転駆動させるものであればいずれのモータであってもよい。
このように、本発明の第2の実施の形態に係る駆動装置5及び減速機6においても、上述の本発明の第1の実施の形態に係る駆動装置1及び減速機2と同様の効果を奏することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記本発明の実施の形態に係る駆動装置1,5や減速機2,6に限定されるものではなく、本発明の概念及び特許請求の範囲に含まれるあらゆる態様を含む。また、上述した課題及び効果の少なくとも一部を奏するように、各構成を適宜選択的に組み合わせてもよい。例えば、上記実施の形態における、各構成の形状、材料、配置、サイズ等は、本発明の具体的使用態様によって適宜変更され得る。
例えば、外係合部44と外被係合部41とは、互いに螺合可能な雌ねじと雄ねじとしたが、外係合部44と外被係合部41とは、互いに係合可能な形態を有するものであればよい。例えば、外係合部44と外被係合部41とは、互いに嵌合(締り嵌め)可能になっている形状を有するものであってもよい。同様に、内係合部154と内被係合部151とは、互いに螺合可能な雌ねじと雄ねじとしたが、内係合部154と内被係合部151とは、互いに係合可能な形態を有するものであればよい。例えば、内係合部154と内被係合部151とは、互いに嵌合(締り嵌め)可能になっている形状を有するものであってもよい。
また、上述の減速機2においては、外受部42の外受面42aが軸受30の外輪32の内側端面32bに直接接触するとしたが、外受部42の外受面42aは外輪32の内側端面32bに間接的に接触するようにしてもよい。例えば、環状のスペーサを介して、外受部42の外受面42aと外輪32の内側端面32bとが接触するようにしてもよい。また、上述の減速機2においては、外固定体43の端面45bが軸受30の外輪32の外側端面32aに直接接触するとしたが、外固定体43の端面45bは外輪32の外側端面32aに間接的に接触するようにしてもよい。例えば、環状のスペーサを介して、外固定体43の端面45bと外輪32の外側端面32aとが接触するようにしてもよい。
また、上述の減速機2においては、内受部としてのフランジ部23の内受面23aが軸受30の内輪31の内側端面31aに直接接触するとしたが、フランジ部23の内受面23aは内輪31の内側端面31aに間接的に接触するようにしてもよい。例えば、環状のスペーサを介して、フランジ部23の内受面23aと内輪31の内側端面31aとが接触するようにしてもよい。また、上述の減速機2においては、内固定体51の端面53bが軸受30の内輪31の外側端面31cに直接接触するとしたが、内固定体51の端面53bは内輪31の外側端面31cに間接的に接触するようにしてもよい。例えば、環状のスペーサを介して、内固定体51の端面53bと内輪31の外側端面31cとが接触するようにしてもよい。
また、同様に、上述の減速機6においては、外受部142が軸受30の外輪32の内側端面32bに直接接触するとしたが、外受部142は外輪32の内側端面32bに間接的に接触するようにしてもよい。例えば、環状のスペーサを介して、外受部142と外輪32の内側端面32bとが接触するようにしてもよい。また、上述の減速機6においては、外固定体43の端面45bが軸受30の外輪32の外側端面32aに直接接触するとしたが、外固定体43の端面45bは外輪32の外側端面32aに間接的に接触するようにしてもよい。例えば、環状のスペーサを介して、外固定体43の端面45bと外輪32の外側端面32aとが接触するようにしてもよい。
また、上述の減速機6においては、内受部としてのフランジ部23の内受面23aが軸受30の内輪31の内側端面31aに直接接触するとしたが、フランジ部23の内受面23aは内輪31の内側端面31aに間接的に接触するようにしてもよい。例えば、環状のスペーサを介して、フランジ部23の内受面23aと内輪31の内側端面31aとが接触するようにしてもよい。また、上述の減速機6においては、内固定体153の内側面155が軸受30の内輪31の外側端面31cに直接接触するとしたが、内固定体153の内側面155は内輪31の外側端面31cに間接的に接触するようにしてもよい。例えば、環状のスペーサを介して、内固定体153の内側面155と内輪31の外側端面31cとが接触するようにしてもよい。
1,5…駆動装置、2,6…減速機、3…モータ、4,7…遊星歯車機構、10,110…ハウジング、10a,110a…軸支持部、10b,110b…内歯部、10c…連結部、11,111…開口、12,112…開口部、12a,112a…内周面、12b…逃げ溝、12c…軸受嵌合面、12d,112d…端縁、13…筒部、13a…端部、14…挿入部、15…突部、16…内周面、17…連結軸、18…軸受、20,120…出力軸、21…基部、21a…内側面、22…挿入部、22a…外周面、22b…端面、23…フランジ部、23a…内受面、24…空間、25…軸孔、26…ボルト孔、27…ピン孔、30…軸受、31…内輪、31a…内側端面、31b…内周面、31c…外側端面、32…外輪、32a…外側端面、32b…内側端面、40…外固定部、41…外被係合部、42,142…外受部、42a…外受面、43…外固定体、44…外係合部、45…内側面、45a…カバー面、45b…端面、45c…段差、46…外側面、46a…溝、50,150…内固定部、51,153…内固定体、52…端部、53,155…内側面、53a…挿入面、53b…端面、53c…段差、54…外側面、55…空間、56…ボルト孔、57…ピン孔、61,64…遊星歯車、61a,64a…回転軸、62,161,162…内歯、63,65…太陽歯車、66…キャリア、67…軸受、110c…第1連結部、110d…第2連結部、121…突出軸部、121a…端部、122…空間、122a…開口、123…壁板、123a…内側面、142a…端縁、151…内被係合部、153a…内周面、154…内係合部、156…外側面、156a…溝、161a…根元部、x…軸線

Claims (7)

  1. 開口を形成する軸線周りに環状の部分である開口部を有するハウジングと、
    出力軸と、
    前記ハウジングの前記開口部に取り付けられ、前記出力軸を回転可能に支持する内輪及び外輪を有する軸受と、
    前記軸受を前記ハウジングにおいて固定するための外固定部とを備え、
    前記外固定部は、前記開口部の内周面に形成された環状の外被係合部と、前記ハウジングに形成された内周側に突出する環状の部分である外受部と、前記外被係合部に係合可能に形成された環状の外係合部を有する環状の部材である外固定体とを有しており、
    前記外受部は、前記ハウジングにおいて前記外被係合部よりも内側に形成されており、前記軸線方向において前記軸受の外輪と接触可能に形成されており、
    前記外固定体は、前記外係合部が前記外被係合部に係合された際に、前記軸線方向において前記軸受の外輪に接触可能に形成されていることを特徴とする減速機。
  2. 前記外被係合部は前記軸線周りに形成された雌ねじであり、前記外係合部は前記雌ねじに螺合可能な雄ねじであることを特徴とする請求項1記載の減速機。
  3. 前記軸受を前記出力軸に固定するための内固定部を更に備え、
    該内固定部は、前記出力軸の外周面に形成された環状の内被係合部と、前記出力軸に形成された外周側に突出する部分である内受部と、前記内被係合部に係合可能に形成された環状の内係合部を有する環状の部材である内固定体とを有しており、
    前記内受部は、前記軸線方向において前記軸受の内輪と接触可能に形成されており、
    前記内固定体は、前記内係合部が前記内被係合部に係合された際に、前記軸線方向において前記軸受の内輪に接触可能に形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の減速機。
  4. 前記出力軸は、前記内受部が形成された基部と、該基部から前記内受部の軸線に沿って延びる部分である突出軸部とを有しており、
    前記基部は、前記内受部よりも前記突出軸部側に前記内輪に挿入可能な部分である挿入部を有しており、
    前記内被係合部は、前記突出軸部の外周面に形成されていることを特徴とする請求項3記載の減速機。
  5. 前記軸受を前記出力軸に固定するための内固定部を更に備え、
    該内固定部は、前記出力軸に形成された外周側に突出する部分である内受部と、前記出力軸に固定可能に形成された円盤状の部材である内固定体とを有しており、
    前記内受部は、前記軸線方向において前記軸受の内輪と接触可能に形成されており、
    前記出力軸は、前記内受部の軸線に沿って延びる前記内輪に挿入可能な部分である挿入部を有しており、
    前記内固定体は、前記出力軸の前記挿入部に固定可能に形成されており、前記挿入部に固定された際に、前記軸線方向において前記軸受の内輪に接触可能に形成された外周側の端部を有していることを特徴とする請求項1又は2記載の減速機。
  6. 遊星歯車機構を更に有しており、
    前記遊星歯車機構は、内歯歯車と、太陽歯車と、前記内歯歯車と前記太陽歯車とに噛み合う少なくとも1つの遊星歯車とを有しており、
    前記少なくとも1つの遊星歯車は、前記出力軸に自転可能に支持されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項記載の減速機。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項記載の減速機と、
    前記減速機に動力を伝達可能に接続されたモータとを備えることを特徴とする駆動装置。
JP2019085372A 2019-04-26 2019-04-26 減速機及び駆動装置 Pending JP2020180670A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019085372A JP2020180670A (ja) 2019-04-26 2019-04-26 減速機及び駆動装置
PCT/JP2020/017685 WO2020218505A1 (ja) 2019-04-26 2020-04-24 減速機及び駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019085372A JP2020180670A (ja) 2019-04-26 2019-04-26 減速機及び駆動装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020180670A true JP2020180670A (ja) 2020-11-05

Family

ID=72942824

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019085372A Pending JP2020180670A (ja) 2019-04-26 2019-04-26 減速機及び駆動装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2020180670A (ja)
WO (1) WO2020218505A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023008466A1 (ja) 2021-07-30 2023-02-02 ミネベアミツミ株式会社 減速機
JP7404218B2 (ja) 2020-11-24 2023-12-25 株式会社ミツバ アクチュエータ及び車両ドア開閉用アクチュエータ

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6049153A (ja) * 1983-08-26 1985-03-18 Shinpou Boki Seisakusho:Kk 遊星歯車装置
JPH0888954A (ja) * 1994-09-13 1996-04-02 Senjo Seiki Kk アクチュエータ
JPH09182358A (ja) * 1995-12-21 1997-07-11 Tamagawa Seiki Co Ltd 回転機軸受構造
JP2016033421A (ja) * 2011-07-13 2016-03-10 株式会社アイエイアイ アクチュエータ
JP2016142317A (ja) * 2015-01-30 2016-08-08 学校法人明治大学 減速装置
US20170335924A1 (en) * 2014-12-16 2017-11-23 Atakomb Kft. Drive Mechanism
DE102016220952A1 (de) * 2016-10-25 2018-04-26 Volkswagen Aktiengesellschaft Antriebsstrang, insbesondere Hybridantriebsstrang für ein Kraftfahrzeug

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6049153A (ja) * 1983-08-26 1985-03-18 Shinpou Boki Seisakusho:Kk 遊星歯車装置
JPH0888954A (ja) * 1994-09-13 1996-04-02 Senjo Seiki Kk アクチュエータ
JPH09182358A (ja) * 1995-12-21 1997-07-11 Tamagawa Seiki Co Ltd 回転機軸受構造
JP2016033421A (ja) * 2011-07-13 2016-03-10 株式会社アイエイアイ アクチュエータ
US20170335924A1 (en) * 2014-12-16 2017-11-23 Atakomb Kft. Drive Mechanism
JP2016142317A (ja) * 2015-01-30 2016-08-08 学校法人明治大学 減速装置
DE102016220952A1 (de) * 2016-10-25 2018-04-26 Volkswagen Aktiengesellschaft Antriebsstrang, insbesondere Hybridantriebsstrang für ein Kraftfahrzeug

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7404218B2 (ja) 2020-11-24 2023-12-25 株式会社ミツバ アクチュエータ及び車両ドア開閉用アクチュエータ
WO2023008466A1 (ja) 2021-07-30 2023-02-02 ミネベアミツミ株式会社 減速機

Also Published As

Publication number Publication date
WO2020218505A1 (ja) 2020-10-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4590299B2 (ja) 遊星歯車減速機におけるキャリアの回動支持構造
JP6767804B2 (ja) 歯車変速機
WO2020218505A1 (ja) 減速機及び駆動装置
TW201730453A (zh) 減速機
KR20100008580U (ko) 감속기
JP5998423B2 (ja) 減速機
JP4897496B2 (ja) 揺動内接噛合式の遊星歯車装置
WO2012036033A1 (ja) 遊星歯車装置
JP2014163506A (ja) 遊星歯車減速装置およびその製造方法
JPWO2006085536A1 (ja) 動力伝達装置
TWI252895B (en) Planetary gear device
JP3565279B2 (ja) 内接噛合遊星歯車構造
JP2014152921A (ja) 遊星歯車装置
JPH07332448A (ja) 減速装置
EP1715197A9 (en) Drive member with fastening device comprising two half-shells for coupling the member to an output shaft of a reduction gear
JPH084846A (ja) ギヤドモータのシリーズに用いられる変速機
JP2000179630A (ja) 内接噛合遊星歯車構造
US10641357B2 (en) Planetary gear set advantageously for a servomotor system and servomotor system using this planetary gear set
JP2001132803A (ja) 変速機
JP3565280B2 (ja) 内接噛合遊星歯車構造における相手部材取付構造
JP2003194158A (ja) 不思議歯車機構を応用した減速装置
JP2012246946A (ja) 揺動差分減速機
CN111255860A (zh) 工业机械的旋转机构、减速器、工业机械和驱动装置
JPH0448345Y2 (ja)
CN212985943U (zh) 传动机构

Legal Events

Date Code Title Description
RD07 Notification of extinguishment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7427

Effective date: 20220209

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220415

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230627

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230822

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20231127

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20240110

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20240521