JPH09182358A - 回転機軸受構造 - Google Patents
回転機軸受構造Info
- Publication number
- JPH09182358A JPH09182358A JP33314895A JP33314895A JPH09182358A JP H09182358 A JPH09182358 A JP H09182358A JP 33314895 A JP33314895 A JP 33314895A JP 33314895 A JP33314895 A JP 33314895A JP H09182358 A JPH09182358 A JP H09182358A
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- Japan
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- bearing
- shaft
- contact
- inner ring
- bearings
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来の回転機軸受構造は、軸受を軸受ハウジ
ング内に設け、1対の軸受抑え体を用いて軸受に予圧を
与えていたため、構造が複雑で、かつ、コストダウンを
得ることが困難であった。 【解決手段】 本発明による回転機軸受構造は、軸受ハ
ウジング(1)の中空部(2)内の突起(20)を挟むように軸受
(4,7)を設け、係止体(10)と1個の軸受抑え体(12)によ
り各軸受(4,7)に予圧を加えているため、構造が簡単で
かつコストダウンを達成できる構成である。
ング内に設け、1対の軸受抑え体を用いて軸受に予圧を
与えていたため、構造が複雑で、かつ、コストダウンを
得ることが困難であった。 【解決手段】 本発明による回転機軸受構造は、軸受ハ
ウジング(1)の中空部(2)内の突起(20)を挟むように軸受
(4,7)を設け、係止体(10)と1個の軸受抑え体(12)によ
り各軸受(4,7)に予圧を加えているため、構造が簡単で
かつコストダウンを達成できる構成である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は回転機軸受構造に関
し、特に、軸受ハウジングの突起を挟持するように設け
た1対の軸受によって軸を保持し、構造の簡略化及び部
品点数の削減を得るための新規な改良に関する。
し、特に、軸受ハウジングの突起を挟持するように設け
た1対の軸受によって軸を保持し、構造の簡略化及び部
品点数の削減を得るための新規な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、用いられていたこの種の回転機軸
受構造としては、図2に示す構造を挙げることができ
る。すなわち、図3において符号1で示されるものは所
要の肉厚を有する軸受ハウジングであり、この軸受ハウ
ジング1の軸心に形成された中空部2内の段部3には第
1軸受4の第1外輪5が当接し、この第1軸受4には筒
状のカラー6を介して第2軸受7が設けられている。こ
の各軸受4,7には軸8が貫通して設けられ、この軸8
に設けられた溝9に設けた係止体10は第1軸受4の第
1外輪5に当接している。前記中空部2の端部には、輪
状の第1軸受抑え体11が螺合されていると共に、この
第1軸受抑え体11と同軸に設けられた第2軸受抑え体
12は前記軸8と一体回転するように螺合されかつ第2
軸受7の第2内輪13に予圧を与えている。
受構造としては、図2に示す構造を挙げることができ
る。すなわち、図3において符号1で示されるものは所
要の肉厚を有する軸受ハウジングであり、この軸受ハウ
ジング1の軸心に形成された中空部2内の段部3には第
1軸受4の第1外輪5が当接し、この第1軸受4には筒
状のカラー6を介して第2軸受7が設けられている。こ
の各軸受4,7には軸8が貫通して設けられ、この軸8
に設けられた溝9に設けた係止体10は第1軸受4の第
1外輪5に当接している。前記中空部2の端部には、輪
状の第1軸受抑え体11が螺合されていると共に、この
第1軸受抑え体11と同軸に設けられた第2軸受抑え体
12は前記軸8と一体回転するように螺合されかつ第2
軸受7の第2内輪13に予圧を与えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の回転機軸受構造
は、以上のように構成されていたため、次のような課題
が存在していた。すなわち、1対の軸受の一方の端面側
から予圧を与えるための構成が、1対の軸受抑えよりな
っているため、構造が複雑でかつ部品点数が多く、コス
トダウンが極めて困難であった。また、各軸受が軸受ハ
ウジング内に収容されているため、軸受ハウジング自体
の肉厚が厚く、薄形化することが極めて困難であった。
は、以上のように構成されていたため、次のような課題
が存在していた。すなわち、1対の軸受の一方の端面側
から予圧を与えるための構成が、1対の軸受抑えよりな
っているため、構造が複雑でかつ部品点数が多く、コス
トダウンが極めて困難であった。また、各軸受が軸受ハ
ウジング内に収容されているため、軸受ハウジング自体
の肉厚が厚く、薄形化することが極めて困難であった。
【0004】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、特に、軸受けハウジングの突起を
挟持するように設けた1対の軸受によって軸を保持し、
構造の簡略化及び部品点数の削減を得るようにした回転
機軸受構造を提供することを目的とする。
めになされたもので、特に、軸受けハウジングの突起を
挟持するように設けた1対の軸受によって軸を保持し、
構造の簡略化及び部品点数の削減を得るようにした回転
機軸受構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による回転機軸受
構造は、軸受ハウジングの中空部内に設けられた1対の
第1、第2軸受により軸を回転自在に保持するようにし
た回転機軸受構造において、前記中空部内の突起を挟む
ように前記各軸受を設け、前記軸に設けた係止体を前記
第1軸受の第1内輪に当接させ、前記軸に設けた軸受抑
え体を前記第2軸受の第2内輪に当接させ、前記係止体
と軸受抑え体により前記各軸受に予圧をかけるようにし
た構成である。
構造は、軸受ハウジングの中空部内に設けられた1対の
第1、第2軸受により軸を回転自在に保持するようにし
た回転機軸受構造において、前記中空部内の突起を挟む
ように前記各軸受を設け、前記軸に設けた係止体を前記
第1軸受の第1内輪に当接させ、前記軸に設けた軸受抑
え体を前記第2軸受の第2内輪に当接させ、前記係止体
と軸受抑え体により前記各軸受に予圧をかけるようにし
た構成である。
【0006】さらに詳細には、前記係止体はCリング又
は前記軸の段部よりなり、前記軸受抑え体は前記軸に螺
合されている構成である。
は前記軸の段部よりなり、前記軸受抑え体は前記軸に螺
合されている構成である。
【0007】さらに詳細には、前記軸受ハウジングに
は、ケースが設けられている構成である。
は、ケースが設けられている構成である。
【0008】さらに詳細には、前記突起は、輪状に連続
して形成されている構成である。
して形成されている構成である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明による回
転機軸受構造の好適な実施の形態について詳細に説明す
る。なお、従来例と同一又は同等部分には同一符号を付
して説明する。図1において符号1で示されるものは所
要の肉厚(図2の従来構成よりは薄い)を有する軸受ハ
ウジングであり、この軸受ハウジング1の軸心に形成さ
れた中空部2内には1対の第1,第2軸受4,7が設け
られている。前記第1軸受4の第1内輪5aは前記軸8
の溝9に設けられたCリング等の係止体10に当接し、
第1外輪5に中空部2内に形成された輪状に連続して形
成された突起20に当接している。この突起20はこの
軸受ハウジング1と一体に形成されており、第2軸受7
の第2外輪13aがこの突起20に当接しており、この
軸8の端部8a側から同軸状にねじ部21を介して螺合
された軸受抑え体12は第2軸受13の第2内輪に当接
している。なお、この突起20は輪状に連続することな
く、間欠的に形成することもできる。
転機軸受構造の好適な実施の形態について詳細に説明す
る。なお、従来例と同一又は同等部分には同一符号を付
して説明する。図1において符号1で示されるものは所
要の肉厚(図2の従来構成よりは薄い)を有する軸受ハ
ウジングであり、この軸受ハウジング1の軸心に形成さ
れた中空部2内には1対の第1,第2軸受4,7が設け
られている。前記第1軸受4の第1内輪5aは前記軸8
の溝9に設けられたCリング等の係止体10に当接し、
第1外輪5に中空部2内に形成された輪状に連続して形
成された突起20に当接している。この突起20はこの
軸受ハウジング1と一体に形成されており、第2軸受7
の第2外輪13aがこの突起20に当接しており、この
軸8の端部8a側から同軸状にねじ部21を介して螺合
された軸受抑え体12は第2軸受13の第2内輪に当接
している。なお、この突起20は輪状に連続することな
く、間欠的に形成することもできる。
【0010】従って、各軸受4,7の各内輪5aと13
を係止体10と軸受抑え体12とにより予圧を与えるこ
とにより各軸受4,7の予圧が達成され、各軸受4,7
の隙間におけるガタが除去されている。なお、この第1
軸受4は軸受ハウジング1の一端面1aにほぼ面一に近
い状態となり、第2軸受7も軸受ハウジング1の他端面
1bにほぼ面一であるため、図2の従来構成に比べる
と、軸受ハウジング1の肉厚を著しく薄い構成とするこ
とができる。また、図1では図示していないが、この軸
受ハウジング1は、モータ、シンクロ又はエンコーダの
軸受として用いられるもので、軸8が短軸の場合には、
エンコーダに適用でき、長軸の場合にはモータに適用で
き、図示しないケースを装着することができる。なお、
前述の係止体10はCリングに限ることなく、例えば、
図2で示す軸8の段部8Aとした場合も前述と同様の作
用を得ることができる。
を係止体10と軸受抑え体12とにより予圧を与えるこ
とにより各軸受4,7の予圧が達成され、各軸受4,7
の隙間におけるガタが除去されている。なお、この第1
軸受4は軸受ハウジング1の一端面1aにほぼ面一に近
い状態となり、第2軸受7も軸受ハウジング1の他端面
1bにほぼ面一であるため、図2の従来構成に比べる
と、軸受ハウジング1の肉厚を著しく薄い構成とするこ
とができる。また、図1では図示していないが、この軸
受ハウジング1は、モータ、シンクロ又はエンコーダの
軸受として用いられるもので、軸8が短軸の場合には、
エンコーダに適用でき、長軸の場合にはモータに適用で
き、図示しないケースを装着することができる。なお、
前述の係止体10はCリングに限ることなく、例えば、
図2で示す軸8の段部8Aとした場合も前述と同様の作
用を得ることができる。
【0011】
【発明の効果】本発明による回転機軸受は、以上のよう
に構成されているため、従来構造に比べると、軸受の構
造が簡単となり、かつ、部品点数が減少し、大幅なコス
トダウンを達成でき、エンコーダやモータの構造を簡素
化できる。
に構成されているため、従来構造に比べると、軸受の構
造が簡単となり、かつ、部品点数が減少し、大幅なコス
トダウンを達成でき、エンコーダやモータの構造を簡素
化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による回転機軸受を示す断面図である。
【図2】図1の要部の他倒を示す断面図である。
【図3】従来構成を示す断面図である。
1 軸受ハウジング 2 中空部 4,7 第1,第2軸受 8 軸 8A 段部(係止体) 10 係止体 12 軸受抑え体 5a 第1内輪 13 第2内輪 20 突起
Claims (4)
- 【請求項1】 軸受ハウジング(1)の中空部(2)内に設け
られた1対の第1、第2軸受(4,7)により軸(8)を回転自
在に保持するようにした回転機軸受構造において、前記
中空部(2)内の突起(20)を挟むように前記各軸受(4,7)を
設け、前記軸(8)に設けた係止体(10)を前記第1軸受(4)
の第1内輪(5a)に当接させ、前記軸(8)に設けた軸受抑
え体(12)を前記第2軸受(7)の第2内輪(13)に当接さ
せ、前記係止体(10)と軸受抑え体(12)により前記各軸受
(4,7)に予圧をかける構成としたことを特徴とする回転
機軸受構造。 - 【請求項2】 前記係止体(10)はCリング又は前記軸
(8)の段部(8A)よりなり、前記軸受抑え体(12)は前記軸
(8)に螺合されていることを特徴とする請求項1記載の
回転機軸受構造。 - 【請求項3】 前記軸受ハウジング(1)には、ケースが
設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の
回転機軸受構造。 - 【請求項4】 前記突起(20)は、輪状に連続して形成さ
れていることを特徴とする請求項1ないし3の何れかに
記載の回転機軸受構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33314895A JPH09182358A (ja) | 1995-12-21 | 1995-12-21 | 回転機軸受構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33314895A JPH09182358A (ja) | 1995-12-21 | 1995-12-21 | 回転機軸受構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09182358A true JPH09182358A (ja) | 1997-07-11 |
Family
ID=18262837
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33314895A Pending JPH09182358A (ja) | 1995-12-21 | 1995-12-21 | 回転機軸受構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09182358A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020218505A1 (ja) * | 2019-04-26 | 2020-10-29 | ミネベアミツミ株式会社 | 減速機及び駆動装置 |
CN112072829A (zh) * | 2019-06-11 | 2020-12-11 | 上海博泽电机有限公司 | 旋转传递组件及电机 |
-
1995
- 1995-12-21 JP JP33314895A patent/JPH09182358A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020218505A1 (ja) * | 2019-04-26 | 2020-10-29 | ミネベアミツミ株式会社 | 減速機及び駆動装置 |
JP2020180670A (ja) * | 2019-04-26 | 2020-11-05 | ミネベアミツミ株式会社 | 減速機及び駆動装置 |
CN112072829A (zh) * | 2019-06-11 | 2020-12-11 | 上海博泽电机有限公司 | 旋转传递组件及电机 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20040601 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20040907 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050125 |