JPS60244904A - 光フアイバ−ケ−ブルの引抜きまたは引入れ方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は光ファイバ複合架空地線等において、上記架
空地線内に組み込まれた光フアイバーケーブルを交換す
る際等に用いられる元ファイバーケーブルの引抜きまた
は引入れ方法に関するものである。

〔従来技術とその問題点〕

近年、信号伝送ケーブルとしての光フアイバーケーブル
を送ｘｉと共に架設される架空地線内に組み入れること
により、光φ電力複合ケーブル線路を構成することが行
なわれている。

第２図は上述した光・電力複合ケーブル、つまり光ファ
イバ複合架空地線の一例を示すもので。

この光ファイバ複合架空地線１は、金属撚＃／１の中心
部にアルミパイプ等からなる保護筒３を設けて中空部３
ａを形成し、その中空部３ａ内に光フアイバーケーブル
４を挿通させた構成となっている。

そして上記光ファイバ複合架空地線１は、鉄塔などの支
持塔間に引き留められて送直線の上方に沿って架設され
ている。

ところで、このようにして上記保護筒３の中空部３ａ内
に布設されている光フアイバーケーブル４は、例えば容
量変更の要請があったり、損傷事故が生じたりした場合
等には新しい光ファイバーケーブル々交換する必要があ
る。従来このような場合には交換すべき区間を含む支持
塔間等において、既存の光フアイバーケーブル４の接続
を外し、その光フアイバーケーブルを一端部においてウ
ィンチ等の引取り装置によって牽引して保護筒３内から
引抜き、また同様に新たに布設すべき光フアイバーケー
ブルを保護筒３の中空部３ａ内に牽引走行させて引入れ
る方法が採られている。

しかして、この従来方法においては、引取り装置によっ
て光フアイバーケーブルを引張る（牽引走行させる）為
の所要荷重は、主として光フアイバーケーブルの外周面
と保護筒３の内周面との間に生じる摩擦力によって決定
される。一方、光フアイバーケーブルの許容引張力は、
その抗張力によって規制される。したがって、もし前記
摩擦力が前記抗張力よりも上回われば、元ファイバケー
ブルの引抜き、引入れが事実上不可能になるものであり
、そして一般には保護筒３内を一度に引抜き、あるいは
引入れることのできる光フアイバーケーブルの一連続長
さが上記２つの力のバランスによって決定され、所謂限
界区間長と呼ばれるものが存在する。そして斯かる従来
方法の場合は。

前述の摩擦力が大きいために、上記限界区間長が比較的
に短かいものとなり、そのため線路中に光伝送特性の損
失要因となる接続部が比較的多数存在することになる不
利を招く。そしてまた当然のことながら、上記限界区間
長以下の長さ範囲で元ファイバーケーブルの引抜きや引
入れを行なわねばならないので作業回数が多くなり、作
業の合理化を妨げる大きな要因ともなっている。

〔発明の目的〕

この発明は上記事情に鑑みてなされたもので、光フアイ
バーケーブルの引抜きまたは引入ｎ時の前記摩擦力が小
さく、したがって前記限界区間長を増大し得る光フアイ
バーケーブルの引抜きまたは引入れ方法を提供すること
を目的とするものである。

〔発明の構成〕

この発明の光フアイバーケーブルの引抜きまたは引入れ
方法は、光フアイバーケーブルの保護筒中空部内の牽引
走行と並行して、圧縮気体を上記保護筒の中空部に噴流
させるようにしたものである。

〔発明の具体的な構成及び作用〕

第１図はこの発明の一実施例を示すものであり、図中符
号５は保護筒３の中空部３ａ内に圧縮気体を噴流させる
圧縮気体の供給装置である。

この供給装置５は略円筒状の本体５ａの一端部に保護筒
３との嵌合リング６が、また他端部にシールリングユニ
ット７が設けられていると共に、上記本体５ａの外周壁
に圧縮空気の供給管８が連結固定されてなるものである
。

上記嵌合リング６はゴム等の弾力性に富む材料からなる
厚内円筒体であり、その内径はこの供給装置５が取り付
けられる上記光ファイバ複合架空地線１の保護筒３の外
径よりも僅かに小さいものとされている。また上記シー
ルリングユニット７は輪板状のディスタニスピース７ｂ
によって２組のシールリング７ａを間隔をｉｔいて直列
に配置させた構成を有するものである。ここで上記シー
ルリング７ａはゴム等の弾力性に富む材料からなる輪環
状のもので、その内周端部は上記供給装置５の内方へと
向けて屈曲した形状とされている。そしてこのシールリ
ング７ａの内径は光フアイバーケーブル４の外径よりも
やや小さいものとされている。さらに上記圧縮空気の供
給管８の他端部は図示されない圧縮空気供給源に連結さ
れている。

しかして以下にこのような圧縮気体の供給装置５を用い
て行なうこの発明の光フアイバーケーブルの引抜きまた
は引入れ方法の一実施例を説明する。

先ず予備的作業として、支持塔のジャンパ部等において
複合条空地Ｍｌの端部を解放状態にし、その解放された
自由端部を段剥ぎして金属撚線Ｊ−２の端面から保護筒
３および既設の光フアイバケーブル４をそれぞｎ適宜長
さにわたって段階的に露出させる。そして上記供給装置
５を、その内部に上記光フアイバーケーブル４を挿通さ
せるようにして、上記保護筒３の端部に配置し、上記嵌
合リング６を保護筒３の端部外周に嵌め込んで供給装置
５を保護筒３の端部に固定する。

そして本実施例では、既設の光フアイバケーブル４の引
抜きと新たな光フアイバケーブル１０の引入れとを同時
に行なうために、供給袋ｆ５内を貫挿してシールリング
ユニット７から外部に延出している既設の光フアイバー
ケーブル４の端部４ａに接続手段９を介して新たに引入
れるべき光フアイバーケーブル１０の一端部１０ａを接
続する。

さて、上述の準備作業が完了した後、供給管８を通して
供給装置５の本体５ａ内に圧縮空気を噴流させ、かつこ
れと並行して、光フアイバーケーブル４の図示されない
他端部を引取り装置によって引張りつつ図中矢印方向に
向って牽引走行させて保護ｔ＃ｉ３から引抜くと共ｌこ
、新たな光フアイバーケーブル１０を保護筒３内に引入
れて行く。この工程において、保護筒３内を走行する光
フアイバーケーブル４または１０と保護筒３の円周面と
の間には上記噴流する圧縮空気の薄い）―が形成される
。このため光フアイバーケーブル４または１０と保護筒
３の内周面との間の摩擦力が大巾に低減し、光フアイバ
ーケーブル４，１０の引抜きまたは引入れに要する引張
荷重が大巾に低減される。

これは、言い換えれば、前述した光フアイバーケーブル
の限界区間長を大巾に伸長することができることになる
。そして本実施例のように圧縮空気を光フアイバケーブ
ルの走行方向と周方向に噴流させれば、光フアイバーケ
ーブル４，１ｏを走行移動させる牽引力を荷担する力が
加わることになるので、上記効果を一層助長し得るこき
になる。

〔発明の他の構成〕

なお本発明は、圧縮気体を上記実施例のように光フアイ
バケーブルの走行不向と同方向に噴流させずに逆方向に
噴流させて実施してもよい。また光フアイバーケーブル
の引抜きあるいは引入れを　゛同時に行なわずに個別に
行なってもよ＜、、それらの場合においても同様の効果
が得られるこきは言うまでもない。さらに圧縮気体とし
て圧縮窒素等、空気以外の他の圧縮気体を用いても良い
。

〔発明の効果〕

以上説明したようにこの発明によれば、保護筒中空部内
の光フアイバケーブルの牽引走行と兼行して、該保護筒
の中空部内に圧縮気体を噴流させるので、保護筒内を走
行中の光フアイバーケーブルと保護筒内周面との間に圧
縮気体の層が形成され、これによって牽引走行時の元フ
ァイバケープ化が図られ、延いては限界区間長をより長
いものとすることができ、接続部の減少や上記引抜き。

引入れ作業の合理化を計ることが可能となる。

【図面の簡単な説明】 第１図はこの発明の方法を実施する場合に用いられる圧
縮気体の供給装置の一実施例を示す概略縦断面図、第２
図は光ファイバ複合架空地線を示す概略横断面図である
。 １・・・・・・光ファイバ複合架空地線、２・・・・・
・金属撚線層、３・・・・・・保護筒、３ａ・川・・中
空部、４・・・・・・光フ１イバーｔ−プル、５・・・
・・・圧縮気体の供給装置、８・・・・・・供給管、１
０・・・・・・光フアイバーケーブル。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 光フアイバーケーブルを、その保護筒の中空部内を牽引
   走行させて保饅筒内から引抜きまたは保繰筒内に引入ｎ
   る方法において、上記保ｄ筒中空部内の光ファイバ声ケ
   ーブルの牽引走行と並行して、該保護筒の中空部に圧縮
   気体を噴流させることを特徴とする光フアイバーケーブ
   ルの引抜きまたは引入れ方法。