JPS60243026A - モノクロ−ナル抗体 - Google Patents

モノクロ−ナル抗体

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JPS60243026A
JPS60243026A JP59097549A JP9754984A JPS60243026A JP S60243026 A JPS60243026 A JP S60243026A JP 59097549 A JP59097549 A JP 59097549A JP 9754984 A JP9754984 A JP 9754984A JP S60243026 A JPS60243026 A JP S60243026A
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human
cancer
monoclonal antibody
epithelium
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説雄 廣橋
Yukio Shimozato
下里 幸雄
Masahiko Watanabe
昌彦 渡辺
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  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
  • Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、 [分子量100万以上(ゲル濾過法)の糖蛋白質抗原と
反応し、認識する抗原決定基は末端にシアル酸が存在す
る糖鎖である1次の性質を有するIfMのクラスに属す
るモノクローナル抗体。
(1) ヒト胃癌、ヒト大腸癌、ヒト膵癌、ヒト乳癌、
ヒト肺癌、ヒト胆管癌、ヒト子宮癌、ヒト食道癌と反応
する。
(2) 正常のヒト顎下腺、ヒト近位尿細管上皮、ヒト
気管支線、ヒト扁平上皮角化層、ヒト膵う成鳥(ヒト膵
うンゲルハンス氏島)%ヒト肝細胞膜、ヒト十二指腸腺
と反応する。
(3) ヒトの腸上皮化生胃粘膜と反応する。
(4) 正常のヒト前立腺、ヒト胆管上皮、ヒト膵管上
皮とは反応しない。」 に関するものである。
細胞融合法を用いたモノクローナル抗体の作製が確立さ
れつつある現在、多くの研究者の手によって、癌の診断
、治療に役立つ癌関連抗原を認識する新しい抗体の作製
が試みられている。
本発明者らは、モノクローナル抗体について種種検討の
結果、ヒト胃癌を含む多種の癌と高率に反応するモノク
ローナル抗体を見出し7本発明を完成した。
なお、以下の説明において述べる細胞、組織等は特にこ
とわりのない限り全て人の細胞、組織等である。
現在までに報告された多くのモノクローナル抗体の中で
も、コブロフスキーらが開発したモノクローナル抗体C
A19−9は、癌の血清診断に実用化されつつある。こ
のモノクローナル抗体CA19−9の認識する抗原決定
基は、 5ialylated −Lθwis である
ことも報告されている。本発明のモノクローナル抗体が
認識する抗原決定基も末端にシアル酸残基を持つ糖鎖で
ある。しかし、同一検体を、両者で免疫染色し比較する
と、ちるものは本発明の抗体と強く反応し、CA19−
9とは反応せず、またある検体はその逆であった。そし
て、ヒト正常組織における両抗体の反応性を比較した所
1本発明のモノクローナル抗体は、肝細胞膜、腎の近位
尿細管上皮、膵う成馬細胞、扁平上皮角化層と反応した
が、CAj9−9はこれらと反応しなかった。又、CA
19−9は前立腺、胆管上皮、膵管上皮と反応したが、
本発明のモノクローナル抗体は反応しなかった。従って
両者は異なる抗原決定基を認識している。
本発明のモノクローナル抗体は、後述する実施例に示す
ように胃癌、大腸癌、膵癌、乳癌、肺癌、胆管癌、子宮
癌1食道癌に反応する。
本発明のモノクローナル抗体は、正常の顎下腺、近位尿
細管上皮、気管支線、扁平上皮角化層、膵う成馬、肝細
胞膜、十二指腸線と反応する。
本発明のモノクローナル抗体は腸上皮化生冑粘膜と反応
する。
本発明のモノクローナル抗体は正常の前立腺、胆管上皮
、膵管上皮とは反応しない。
胃癌組織をシアル酸分解酵素であるニューラミニダーゼ
で処理したところ、該胃癌組織に対する本発明のモノク
ローナル抗体の反応性は消失した。
このことは1本発明のモノクローナル抗体の認識する抗
原部位(抗原決定基)にシア尤酸が存在することを示し
ている。
又、胃癌組織を過沃素酸で処理したところ、該胃癌組織
に対する本発明のモノクローナル抗体の反応性が消失し
た。このことは1本発明のモノクローナル抗体の認識す
る抗原部位(抗原決定基)は糖鎖であることを示してい
る。
本発明のモノクローナル抗体が反応する抗原の分子量は
100万以上(ゲル濾過法)である。
又、本発明のモノクローナル抗体が反応する抗原はグル
コースアミンをとりこむ能力を有し、従ってこの抗原は
糖蛋白質である。
即ち1本発明のモノクローナル抗体が反応する抗原は分
子量100万以上(ゲル濾過法)の糖蛋−白質であり、
本発明のモノクローナル抗体が認識する抗原決定基は末
端にシアル酸が存在する糖鎖である。
本発明のモノクローナル抗体はIrMクラスに属するも
ので、そのL鎖はに鎖である。
本発明のモノクローナル抗体と反応する抗原は、癌組織
中のみならず、胃癌患者、大腸癌患者及び膵癌患者の血
清中にも多量に存在する場合が多い。
本発明のモノクローナル抗体は例えば次のようにして製
造することができる。即ち、本発明のモノクローナル抗
体が認識する抗原(抗原を単離して用いてもよいが、該
抗原を含む癌細胞又はそのホモジネート等を用いてもよ
い。)でマウス又はラット等の動物を免疫し、免疫され
た動物から抗体産生細胞を得、これと骨髄腫細胞を融合
し、得られた融合細胞をクローン化し1本発明のモノク
ローナル抗体を産生ずる融合細胞を選択し、これを培養
し抗体を回収する。免疫法、融合法、融合細胞の選択等
は通常の方法によって行うことが出来る。
更に詳しくは、例えば次のようにして本発明のモノクロ
ーナル抗体を製造することが出来る。
先ず、マウスを胃癌細胞等の癌細胞等で免疫する。免疫
する動物はマウスに限らずラット等のネズミ科の動物又
はその他の動物を使用してもよいが1通常はマウスを用
いるのが好ましい。又、癌細胞の代りにそのホモジネー
ト又は単離された抗原を用いてもよい。例えばBALB
/Cマウスに癌細胞又はそのホモジネート又は単離され
た抗原を数日〜数週間おきに数回接種する。接種量は1
匹あたり1回につき105〜108個の細胞を使うのが
好ましい。その後マウスより#[を摘出し遠心分離によ
り抗体産生細胞を得る。この細胞は増殖していく能力を
持たないので、自己増殖能力を有する細胞と融合させる
。自己増殖能力を有する細胞としては骨髄腫細胞が特に
好ましい。骨髄腫細胞としては、同種の動物のものを用
いるのが好ましい。又、骨髄腫細胞としては、抗体を産
生しないものを選択するのが好ましい。抗体産生細胞と
骨髄腫細胞をポリエチレングリコール等の細胞融合剤と
混合し細胞融合を行なう。抗体産生細胞と骨髄腫細胞の
使用割合は、細胞数比で2:1〜10;1とするのが好
ましい。得られた融合細胞は限界希釈法により分離し1
分離した融合細胞は増殖させたのち、各穴(ウェル)に
おいて産生される抗体は公知の方法例えば螢光抗体法又
は酵素抗体法等により、各種細胞組織等と反応させ、そ
の結果から所望の抗体を産生ずる・・イブリドーマを選
択する。選択したハイプリドーマを培養器中で培養し上
清液から抗体を得ることも出来るが、生体内例えば(ヌ
ード)マウス腹腔内にハイプリドーマを注入し、(ヌー
ド)マウス体内で腫瘍として生育させ、(ヌード)マウ
ス血清あるいは腹水から抗体を回収する方法によること
も出来る。
本発明のモノクローナル抗体を作るだめに免疫原として
使用する細胞としては胃癌細胞等の癌細胞等が使用出来
るが、これら癌細胞等は特定の株のものに限定されない
本発明のモノクローナル抗体を作るために用いる抗体産
生細胞はB細胞であ#)、 ゛h:B細胞は体内を循環
するが牌)藏等に蓄積するの七層成を摘出して使用する
のが好ましいが、必ずしも層成でなくてもよく、B細胞
が多く存在する部分を使用すればよい。
又1本発明のモノクローナル抗体は上記の方法以外に、
次のようにして製造することも出来る。
即ち、本発明のモノクローナル抗体と反応する抗原を含
む癌組織例えば胃癌組織を胸腺欠損マウス例えばB A
 L B / Cnu/nuヌードマウスの皮下に移植
する。移植する癌組織としては1例えば2〜3問角の癌
組織を数個用いる。癌組織を移植した後1〜1゜5ケ月
後に腫瘍最大径が1cm位に成長した所で、胸腺を持つ
マウス例えばBALB/Cnu/+ヌードマウスの層成
に含まれるリンパ球(T細胞とB細胞)を前述の担癌マ
ウス(約1crn径の1顕瘍を持った胸腺欠損マウス)
の腹腔内に投与する。投与量はマウス1匹分の層成に含
まれるリン牌臓(抗体産生細胞)を摘出し、これを骨髄
腫細胞と融合する。融合の方法及びその後の融合細胞の
選択1選択した融合細胞の培養及び本発明の七ツクロー
ナル抗体の回収法は前記の方法と全く同様にして行なう
ことが出来る。
本発明のモノクローナル抗体が反応する抗原は癌患者の
血清中にも多く出現するので1本発明のモノクローナル
抗体は、癌患者の血清診断に用いることが出来る。特に
本発明のモノクローナル抗体の認識する抗原が血清中に
多量に出現した患者の場合、治療効果や再発予知に使用
することが出来る。又、放射性同位元素を本発明のモノ
クローナル抗体に付加することにより釉の局在診断に用
いたり、あるいは、抗癌剤と本発明のモノクローナル抗
体を組合わせることによりミサイル療法に用いることが
出来る。更に1組織学的に癌と区別し難い病変に本発明
のモノクローナル抗体を用いることで、鑑別可能となり
得る。
実施例1 (1) モノクローナル抗体の製造 ヒト胃低分化型腺癌のヌードマウス移植株(st−4)
 を2〜5闘に細切しB A L B / Cnu/n
u(胸腺欠損ヌードマウス)の皮下に移植し、約1ケ月
半後、腫瘍最大径が10闘となった。一方。
B A L B / Cnu/+ヌードマウスの1匹の
牌11@を細切後、ステンレスメツンユを通し生理食塩
水0.5dを用い細胞浮遊液としこれを前述のB A 
L B / Cnu/nu担癌マウス(約1oimのa
瘍を持ったB A L B / Cnu/nu )の腹
腔内に投与した。
投与後1t月で腫瘍は消失した。そこで5t−4のホモ
ジエネート0.−2 tyl t−B A ’L B 
/ C、nll/nu ノ腹腔に投与した。
その3日後にマウスから!I#:を摘出した。
細胞融合の方法は、渡辺等の方法(免疫実験操作法■、
2965〜2967.1978)に準じて行なった。
即ち、摘出した層成を細切したのち、ステンレスメソシ
ュを通し、1500rpm、200Gで遠沈して得た沈
渣に50dの0.7%NH4Clを加え赤血球を除き、
RPMニー1640で2回洗浄して得た牌細胞1X10
 個に、マウス骨髄腫細胞(P5−16!r−Ag8−
Ul)(以下P3(T1という)をRPMニー1640
で2回洗浄して得た25Uj 2X107個 (571
)を混合し。
20GOrpm、200Gで10分間遠沈した。沈殿細
胞をよくときほぐした後、45%(’W/V)のポリエ
チレングリコール4ooo(メルク社)を含有した37
℃、pH7,4のRPMニー1640゜1dを加え8分
間処理した。
反応1分後からRPM工1640を徐々に加え総量40
dとして細胞融合を終了した。11000rp、100
Gで遠沈後10%牛脂児血清を含んだRPMニー164
0 4’Odを加えて細胞浮遊液を作抄37℃、5チC
02充填培養器中で培養した。24時間後、HAT培地
(ヒボキサンチン。
アミノプテリン、チミジン10チ牛脂児血清)に入れ換
え、Costarmicro culture pla
te K 。
1ウエルあだり0.2dずつ分注培養した。10日目上
上清を取り出し、胃癌組織のホルマリン固定。
パラフィン切片を酵素抗体法で染色することにより抗体
産生の有無を確かめ、抗体産生が陽性を示したウェル中
のハイプリドーマを1ウエルあだり0.6個となるよう
限界希釈法によりクローニングを行なった。培地は最初
HT(ヒボキサンチン。
テミジ/、10%牛脂児血清)を用い、feede r
layerとしてB A L B / Cnu74− 
rウスの胸腺細胞5 X 105/ウエルを加えた。次
に10%牛脂児血清を加えたRPMニー1640培地に
置換した。
限界希釈法によるりp−ニングは2回行った。
又、大量培養には1ウエルの−・イブリドーマを5ウエ
ル、24つx /l/ (Falcon 300 B 
)と増量しながら、最終的にはFalcon tiss
ue cul七ure fl−aek培養で得た上清に
N aN 3を0.1%加え4℃にて保存した。
(2) 本発明のモノクローナル抗体の選定及びモノク
ローナル抗体による各種組織の染色。
Cytochem、、 29.577−580.198
1 )に準じてアビジ−ビオチン−ペルオキシダーゼ複
合体法によるホルマリン固定、パラフィン切片の染色に
より行なった。即ち、広く一般的に用いられている10
チホルマリン固定後パラフイン包埋、薄切されたヒト胃
癌組織、他のヒト癌組織及びヒト正常組織を脱パラフイ
ン後% 0.3%H2O2を含むメタノールにて20分
間処理した。その後リン酸緩衝食塩水(FB!3 )で
洗った後、10%正常豚血清を含むPBSにて30分間
処理した。
次いで、抗体を含む溶液と室温で2時間反応させ、更に
4℃で一夜反応させた。そしてPBBで15分間洗った
後、ビオチン化抗マウス免疫グロブリン(7,5Pft
/ld )にて30分間処理した。これをPBEIで1
5分間洗った後、アビジンDH−ビオチン化ペルオキシ
ダーゼ複合体と室温で30分間処理した。これをPBE
Iで15分間洗あた後ジアミノペンチジン溶液(sot
vジアミノペンテジン。
0.0064 H2O2,)リスバッフ7−pH7゜6
)にて5〜10分間反応させた。細胞核をヘマトキシリ
ンにて染色後1通常の方法で封入し検鏡した。
(3) 結 果 400ウエル中78ウエルについて産生抗体の反応性を
調べ、その中から、胃癌、大腸癌、膵癌、乳癌、肺癌、
胆管癌、子宮癌、食道癌と反応し。
又、正常の顎下線、近位尿細管上皮、気管支線、扁平上
皮角化層、膵う成鳥、肝細胞膜、十二指腸腺と反応し、
腸上皮化生胃粘膜とも反応するが。
正常の前立腺、胆管上皮、膵管上皮とは反応しないモノ
クローナル抗体を産生ずるハイプリドーマ1株を選択し
た。
選択したハイブリドーマの産生ずる本発明のモノクロー
ナル抗体を用いて、各種癌組織又は正常組織との反応試
験を上記(2)の方法に従って行った。
(A)表−1に本発明のモノクローナル抗体の各種癌組
織に対する反応性試験結果を示した。
表−1癌組織との反応性 癌 組 織 陽性例数 陽性例数/すyfh総数 陽性
率十十a) +b) (チ) 胃癌 55 29 62/102 60.7大腸癌 1
7 9 26/26 100膵癌 21 7 28/2
8 100 肺腺癌 11 5 16/17 94.1肺扁平上皮癌
 6 B 、14/19 73.7肺大細胞癌 7 3
 10/18 55.6肺小細胞癌 0 4 4/19
 21.1乳癌 15 7 22727 81.5a)
十十 癌細胞の173以上が陽性 b)十 癌細胞の1/3未満が陽性 上記のとおり、大戦癌、膵癌では100%、胃癌60.
7%、乳癌81.5%、肺癌では特に腺癌で94.1%
が本発明のモノクローナル抗体と反応した。腺癌の陽性
例では、しばしば粘液、細胞膜で強く本発明のモノクロ
ーナル抗体と反応した。又、扁平上皮癌の陽性例は、角
質層のみに強く反応を示した。その他胆管癌1例中1例
、子宮癌3例中2例、食道癌1例中1例、胃癌2例中1
例に反応陽性であった。
(B) 表−2に、本発明のモノクローナル抗体の各種
正常組織に対する反応性試験結果を示した。
表−2正常組織との反応性 正常組織 陽性例数/サンプル例数 顎下腺 515 近位尿細管上皮 515 気管支腺 10/10 扁平上皮角化層 10/10 膵う成鳥 10/1゜ 肝細胞膜 10/10 十二指腸腺 515 正常組織 陽性例数/サンプル例数 前立腺 015 胆管上皮 015 膵管上皮 0/10 膵腺房 0/10 O15 神経組織 0/10 平滑筋 0/10 横紋筋 0/10 脂肪組織 0/10 結合組織 0/10 血管 0/10 リンパ節 0/10 胃正常粘膜 0710 大腸粘膜 0/10 小腸粘膜 0/10 牌臓 015 甲状、腺 015 乳腺 0/10 皐丸 0/3 膀胱粘膜 015 骨 015 骨髄 015 軟骨 015 又、本発明のモノクローナル抗体は腸上皮化生胃粘膜と
25例中11例に反応した。
実施例2 実施例1の(2)において、アビジンービオテンーベル
オキクダーゼ複合体法による染色をほどこす前に、胃癌
組織サンプルをニューラミニダーゼ0.2U/dにより
67℃2時間処理した。一方、別の胃癌組織サンプルを
同様に0.5%過沃素酸にて37℃1時間処理した。か
くして得られた胃癌組織2例に対する本発明のモノクロ
ーナル抗体の反応試験を実施例1と同様にして行った所
1両者共に染色性は消失した。
以上のことにより1本発明のモノクローナル抗体の認識
する部位(抗原決定基)は末端にンアル酸が存在する糖
鎖であることがわかる。
実施例3 本発明のモノクローナル抗体のイムノグロブリンクラス
を知るため、本発明のモノクローナル抗体と抗マウス各
種工V血清と寒天ゲル内沈降反応による試験を実施した
本発明のモノクローナル抗体は、抗マウスエ1M血清及
び抗マウスに鎖血清と明らかな沈降線を示したが、エク
G、工? A+工fD+ニゲE及びλ鎖に対するどの血
清とも反応せず1本発明のモノクローナル抗体カ19M
KHlイムノグロブリンであることが判明した。
実施例4 (1) 実施例1で得られた本発明のモノクローナル抗
体を産生ずる・・イブリドーマをプリスタン処理後(7
) B A L B / Cnu/+ffウスの腹腔内
に1×107個投与した。1週間後、約5dの腹水を採
取し。
5epharose CL −6Bによるゲルp過を行
なった。
各分画から実施例3と同様にしてオフタロニー法により
工1Mと反応する分画を得、これを純化された抗体とし
た。
純化された抗体は、Gueedon等の方法(J、Hi
eしochem、CYtochem、27.1151−
1139.1979 )に従ってビオチン化した。
(2) 一方、膵癌患者血清5dを5epharoee
 CL6Bカラムによりゲル濾過し、各分画をそれぞ9
6ウエルマイクロタイタープレートに0・11Leずつ
分注、24時間後、各ウェルを5チ牛血清アルブミン化
FBEIにてブロッキング後、(1)の項で作製したピ
オチン化抗体5μf/4eを加え、アビジン−ビオチン
−ベルオキシダーゼ複合体法を行なった。
反応は、1wl/mlのオルソフェニルジアミンヲ含む
0.1Mクエン酸バッファー(pHa、5)に0.01
5% H2O2を加えて行ない、その反応結果をO,D
450で1)Ynatech Autoreader 
(M R580)を用いて測定した。本発明のモノクロ
ーナル抗体の認識する抗原は■0付近に検出され、その
分子量は10 ダルトン以上であった。
実施例5 カトウ■(胃印環癌)の培養培地にH3−グルコースア
ミンを151tci/ldの濃度に添加し、3日間培養
し、その培養上清をとり、透析により遊離のH6−グル
コースアミンを排除した。
この上清液を本発明のモノクローナル抗体によるアフイ
ニテイカラムを通すと、H3の放射活性を有する抗原が
得られた。
このことは、本発明のモノクローナル抗体が反応する抗
原は@蛋白質であることを示している。
実施例6 正常人及び胃癌患者、膵癌患者、大腸癌患者の血清を1
本発明のモノクローナル抗体を用いてエンザイムイムノ
アツセイの固相サンドイツチ法によ抄測定した所、正常
人の血清では5例中1例において弱陽性(残りの4例は
陰性)であったのに対し、胃癌患者血清の場合7例中3
例、膵癌患者血清の場合8例中4例、大腸癌患者血清の
場合8例中3例が強陽性であった。
特許出願人 浅 橋 説 雄 特許出願人 下 里 幸 雄 特許出願人 渡 辺 昌 彦 特許出願人 日本化薬株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 分子量100万以上(ゲル濾過法)の糖蛋白質抗原
    と反応し、認識する抗原決定基は末端にシアル酸が存在
    する糖鎖である、次の性質を有するIPMのクラスに属
    するモノクローナル抗体。 (1) ヒト胃癌、ヒト大腸癌、ヒト膵癌、ヒト乳癌、
    ヒト肺癌、ヒト胆管癌、ヒト子宮癌、ヒト食道癌と反応
    する。 (2) 正常のヒト顎下腺、ヒト近位尿細管上皮、ヒト
    気管支線、ヒト扁平上皮角化層、ヒト膵う成鳥、ヒト肝
    細胞膜、ヒト十二指腸線と反応する。 (3) ヒトの腸上皮化生胃粘膜と反応する。 (4) 正常のヒト前立腺、ヒト胆管上皮、ヒト膵管上
    皮とはy応しない。
JP59097549A 1984-05-17 1984-05-17 モノクロ−ナル抗体 Granted JPS60243026A (ja)

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JP59097549A JPS60243026A (ja) 1984-05-17 1984-05-17 モノクロ−ナル抗体
US06/732,406 US4683200A (en) 1984-05-17 1985-05-09 Monoclonal antibody to human cancer antigen and method for producing same
KR1019850003312A KR930003912B1 (ko) 1984-05-17 1985-05-15 모노클로날 항체 및 제조방법
DE8585303481T DE3586440T2 (de) 1984-05-17 1985-05-17 Zur diagnose von menschlichem magen- oder brustkrebs zu verwendender monoklonaler antikoerper.
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6321562A (ja) * 1986-07-15 1988-01-29 Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd 抗ヒト胃癌単クロ−ン性抗体amc−462
JPH0347089A (ja) * 1989-03-09 1991-02-28 Meiji Seika Kaisha Ltd 膵癌細胞に対するモノクローナル抗体及び該抗産生ハイブリドーマ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6321562A (ja) * 1986-07-15 1988-01-29 Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd 抗ヒト胃癌単クロ−ン性抗体amc−462
JPH0347089A (ja) * 1989-03-09 1991-02-28 Meiji Seika Kaisha Ltd 膵癌細胞に対するモノクローナル抗体及び該抗産生ハイブリドーマ

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JPH0152400B2 (ja) 1989-11-08

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