JPS61236798A - モノクロ−ナル抗体 - Google Patents

モノクロ−ナル抗体

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JPS61236798A
JPS61236798A JP7802885A JP7802885A JPS61236798A JP S61236798 A JPS61236798 A JP S61236798A JP 7802885 A JP7802885 A JP 7802885A JP 7802885 A JP7802885 A JP 7802885A JP S61236798 A JPS61236798 A JP S61236798A
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JP
Japan
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antibody
cells
pancreatic cancer
cell
human
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JP7802885A
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English (en)
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Sanetoshi Akiyama
秋山 実利
Masayuki Kyoizumi
京泉 誠之
Masayuki Hakoda
箱田 雅之
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Individual
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  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はヒトの、特に膵癌の診断に有用なモノクローナ
ル抗体に関する。
[従来の技術] 膵癌は近年増加傾向にあるにもかかわらず、確たる早期
診断法は確立されていない。
[発明が解決しようとする問題点] 膵癌の悪性度は高く、早期にリンパ節や他臓器へ転移し
、予後は不良である。従って、膵癌の早期発見が可能な
診断法の確立が望まれている。
[問題を解決するための手段] 本発明者等は早期診断と治療への応用を意図し、膵癌関
連抗原に対するモノクローナル抗体について種々検討を
行なった結果、本発明を完成した。
即ち、本発明は、 [1,ヒト膵癌に含まれる分子量10万の抗原と抗原抗
体反応をし、次の性質を有するIgG1亜群に属するモ
ノクローナル抗体AP−2゜(1)  ヒト膵癌と反応
する。
■ ヒト肺腺癌、胆管路、十二指腸乳頭部癌と弱く反応
する。
(3)  ヒトの膵臓2食通、胃、十二指腸、肝、胆管
、大腸、肺、甲状腺、耳下腺、子宮頚部。
赤血球、末梢血リンパ球の正常組織と反応しない。
次の性質を有するIgG1亜群に属するモノクローナル
抗体AP−9゜ (1)  ヒト膵癌と反応する。
■ ヒト耳下腺腫瘍と反応する。
(3)  ヒト大腸癌、胆管路、十二指腸乳頭部癌。
肺小細胞層、肺腺癌と弱く反応する。
(11)  ヒトの膵臓2食道、胃、十二指腸、肝、胆
管、大腸、肺、甲状腺、耳下腺、子宮頚部。
赤血球、末梢血リンパ球の正常組織と反応しない。」 に関するものである。
なお、以下の説明において述べる細胞2組織等は特にこ
とわりのない限り全てヒトの細胞2組織等である。
本発明のモノクローナル抗体AP−2及びAP−〇は、
後述する実施例に示すように、膵癌とは反応するが、正
常膵臓や、慢性膵炎の膵臓と反応せず、更に食道、胃、
大腸、肝臓、胆管、十二指腸、子宮頚部、甲状腺、肺、
耳下腺、末梢血リンパ球、赤血球の正常組織と反応しな
い。又、AP−2抗体は肺腺癌、胆管路、十二指腸乳頭
部癌と弱く反応する。AP−9抗体は耳下腺肺癌と反応
し、肺腺癌や肺小細胞病、十二指腸乳頭部癌、胆管癌、
大腸癌とも非常に弱く反応する。
AP−2抗体と反応する抗原は分子量10万のタンパク
分子である。一方AP−9抗体に反応する抗原は糖質で
ある。又、AP−2,AP−9抗体によって認識される
抗原決定基にはシアル酸は含まれていない。
AP−2及びAP−9抗体はいずれもIaG1亜群に属
するものである。
本発明のモノクローナル抗体は例えば次のようにして製
造することができる。即ち、ヒト膵癌細胞等でマウス又
はラット等の動物を免疫し、免疫された動物から抗体産
生細胞を得、これと骨髄腫細胞を融合し、得られた融合
細胞をクローン化し、ヒト膵癌に対する抗体を産生する
融合細胞を選択し、これを培養して抗体を回収する。免
疫、融合。
融合細胞の選択等は公知の通常の方法によって行なうこ
とができる。
更に詳しくは、例えば次のようにして本発明のモノクロ
ーナル抗体を製造することができる。
先ず、マウスを膵癌細胞で免疫する。免疫する動物はマ
ウスに限らず、ラット等のネズミ科の動物又はその他の
動物を使用してもよいが、通常はマウスを用いるのが好
ましい。又、膵癌細胞の代りにそのホモジネート又はそ
れから採取された抗原を用いてもよい。例えばBALB
/cマウスに膵癌細胞又はそのホモジネート又はそれか
ら採取された抗原を数日〜数週間おきに数回接種する。
接種量は1匹当り1回につき105〜108個の細胞を
使うのが好ましい。
その後マウスより牌臓を摘出し、遠心分離により抗体産
生細胞を得る。この細胞は増殖していく能力を持たない
ので、自己増殖能力を有する細胞と融合させる。自己増
殖能力を有する細胞としては骨髄腫細胞が特に好ましい
。骨髄腫細胞としては、同種の動物のものを用いるのが
好ましい。又、骨髄腫細胞としては、抗体を産生じない
ものを選択するのが好ましい。抗体産生細胞と骨髄腫細
胞をポリエチレングリコール等の細胞融合剤と混合し、
細胞融合を行なう。抗体産生細胞と骨髄腫細胞の使用割
合は、細胞数比で2:1〜10:1とするのが好ましい
得られた融合細胞は限界希釈法により分離し、1個の細
胞に由来する細胞の集団、すなわちクローンとする。
抗体は公知の方法、例えば螢光抗体法又は酵素抗体法等
により各種細胞組織等と反応させ、その結果から所望の
抗体を産生するハイブリドーマを選択する。
選択したハイブリドーマをin  vitro培養法又
はin  ■別移植法により増殖させ抗体を得る。
in  vitro培養法としては、例えば次のように
行なうことができる。即ち、ハイブリドーマを適当な培
養液(例えば完全RPMI培地)で増殖限界になるまで
培養し、その培養上清を回収する。
上清中に分泌されたモノクローナル抗体は一般には精製
しないで用いられるが、例えば以下の方法によりIgG
分画にしても使用できる。即ち、培養上清を40%飽和
硫安で沈澱させた後、p)−17,8の20 mMリン
酸緩衝液で平衡化したジエチルアミノエチルセルロース
カラム又はセファデックスG200カラムを通過させ不
純物を除去して用いる。
又、in  ■籾移植法としては、例えば次のように行
なうことができる。即ち、生体内、例えばヌードマウス
腹腔内にハイブリドーマを注入し、ヌードマウス体内で
腫瘍として生育させ、ヌードマウス血清あるいは腹水か
ら抗体を回収する。更に詳しくは、ハイブリドーマを移
植するBALB/Cマウス腹腔内にあらかじめ(5〜1
0日前)  2,6゜10.14−テトラメチルペンタ
デカンを0.5ml注射しておき、次にハイブリドーマ
5×106〜107個を腹腔内に移植する。移植された
マウスを適当な時間飼育すると、腹腔内にハイブリドー
マの腫瘍が形成され、腹部が肥大してくる。この結果、
腹水及び血清中に高濃度のモノクローナル抗体が生成さ
れるので、それらを採取する。この腹水及び血清中には
目的とするモノクローナル抗体以外に、マウス自身に由
来する多クローン性抗体が含まれているが、それらはヒ
トの組織とは反応しないため、特に分離しないで用いら
れる。又、知vitro培養法の場合と同様に、in 
 ■独移植法においてもIgG分画にして使用すること
もできる。
[実施例] 。
実施例1 1)免疫 8週令の#1BALB/Cマウスを5×106個の膵癌
由来の細胞株(以下Pa Ca−2という)で皮下に免
疫し、その後2週間の間隔で2回腹腔内に5X106個
の細胞を注入した。
2)細胞融合 最終免疫より3日後に牌臓を取り出し、ステンレスメツ
シュを通すことにより細胞懸濁液を作製した。この1.
3X10  個の牌細胞と4.lX107個の8−アザ
グアニン耐性骨髄腫細胞p3−NSI−Aa4/1  
(NSI>を混合し、遠沈後沈渣に1dの45%ポリエ
チレングリコール(平均分子量6000 )を加え、1
分間ゆるやかに撹拌した。洗浄後、細胞混合液を10%
牛脂児血清を含むRPMI培地(完全RPMI培地)に
懸濁し、96穴マイクロ培養プレートに1穴当り106
個の割合で0.1rnlずつ分注した。24時間後、ヒ
ボキサンチン100μM、アミノプテリン0.4μM、
チミジン16μMを含む完全RPMI培地(HAT培地
)を0.1d加えた。
培養開始後2日目、3日目、5日目、7日日。
10日日目培養上清o、 imlを捨て、HAT培地0
.1戒を加えた。12日後全ての穴にハイブリドーマが
増殖するのが観察された。
3)ハイブリドーマの選択 pa Ca−2細胞に対して抗体を産生じているハイブ
リドーマを酵素抗体法により選択した。酵素抗体法は以
下の如く行なった。
Pa Ca−2細胞を96穴マイクロ培養プレートに増
殖限界に達するまで培養し、0.25%グルタルアルデ
ヒドで5〜7分間固定し、5回洗浄した。
ハイブリドーマの培養上清0.17を加え、室温で1時
間反応させた。5回洗浄した後、第2抗体として50成
の西洋ワサビペルオキシダーゼ標識ヤギ抗マウス免疫グ
ロブリンを加え、1時間反応させた。6〜7回洗った後
、1.1%過酸化水素水と15011!i/rrdlの
アジノービス(3−エチルベンゾチアゾリン−6−6−
スルフォン酸)(ABTS)を含む50mMクエン酸緩
衝液をi ooy加え、10分間室温で発色させた。停
止液として10%シュウ酸を50g加え、405nmの
吸光度をマイクロプレート用の分光光度計により測定し
、0.02以上吸光度のあるハイブリドーマを選択した
選択されたハイブリドーマはあらかじめBALB/Cマ
ウスの胸腺細胞(フィーダー細胞)をまかれた24穴培
養プレートに移され、100μMヒポキサンチンと16
μMチミジンを含む完全RPMI培地(HT培地)で培
養した。増殖限界に達した後、再び酵素抗体法によりP
a Ca−2細胞に対して抗体産生を行なっているハイ
ブリドーマを選んだ。
次に、選択されたハイブリドーマを限界希釈法によりク
ローニングした。即ち、細胞を50個/rIJ!あるい
は10個/Inlに希釈し、あらかじめフィーダー細胞
をまかれた96穴マイクロ培養プレートにo、imfi
ずつ分注し、HT培地により2週間培養した。1穴に1
個のハイブリドーマコロニーが形成された場合をクロー
ンとして取り出した。酵素抗体法によりPa Ca−2
細胞に対して反応し、正常ヒト線維芽細胞に対して反応
しない抗体を分泌しているハイブリドーマクローンを選
択した。
更に、これらのクローンのうち、ヒト正常膵組織と反応
せず、膵癌と反応するクローンを凍結切片の免疫パーオ
キシダーゼ染色により選択した。
つまり、ヒトの膵癌及び正常組織を手術材料から得、そ
の4IJ!rt凍結切片を作製した。アセトン固定侵、
バイブリド7マクローンの培養上清を加え、室温で30
分反応ざぜた。よく洗った後、ビオチン標識抗マウスI
(IIG抗体(γ鎖、λ鎖、に鎖と反応する)と室温で
30分反応させた。更に洗浄後、アビジンとビオチン標
識西洋ワサビパーオキシダーゼを加え室温で1時間反応
させ、よく洗った後基質として0.5mM milのジ
アミノベンチジンと0、01%町02を含む50mM 
+−リス−塩酸緩衝液(pl−17,0)を加え発色さ
せた。
このようにして、ヒト膵癌とは反応するが、膵臓2食道
、胃、十二指腸、肝、胆管、大腸、肺(肺胞、気管支粘
膜)、甲状腺、耳下腺、子宮頚部、赤血球、末梢血リン
パ球の正常組織と反応しないモノクローナル抗体を産生
するハイブリドーマクローンが得られ、これをAP−2
’ と名付けた。そして、これらハイブリドーマAP−
2’が産生するモノクローナル抗体をAP−2と命名し
た。後述するように、AP−2は分子量10万の抗原と
反応する。
4)モノクローナル抗体の作製 (a)  in  vitro培養法 1培養法1威5 (完全RPMI培地)で増殖限界(2X106個/rn
l>になるまで培養し、その培養上清を回収した。上清
中に分泌されたモノクローナル抗体は精製しないで用い
た。(但し、以下の方法によりIgG分画にして使用す
ることもできる。即ち、培養上清を40%飽和硫安で沈
澱させた後、l)H 7.8の20mMリン酸緩衝液で
平衡化したジエチルアミノエチルセルロースカラムを通
過させ不純物を除去して用いる。) (b)  肋 ■叩移植法 ハイブリドーマを移植するBALB/Cマウスにあらか
じめ(5〜10日前>2.6。
10、14−テトラメチルペンタデカンを腹腔中に6.
幽注射しておく。次にハイブリドーマ5X106個を腹
腔内に移植する。移植されたマウスを3週間飼育すると
、腹腔内にハイブリドーマの腫瘍が形成され、腹部が肥
大してくる。この結果、腹水及び血清中に高濃度のモノ
クローナル抗体が生成され、それらを採取する。この腹
水及び血清中には目的とするモノクローナル抗体以外に
、マウス自身に由来する多クローン性抗体が含まれてい
るが、それらはヒトの組織とは反応しないために、特に
分離しないで用いる。(また、4)の(a)に示した方
法によりIQG分画にしても使用できる。)5)モノク
ローナル抗体AP−2の特性以下の例においては、前記
4) (a)で得られた培養上清をそのまま用い反応性
を調べた。
(a)  膵癌組織との反応性 手術により切除された癌組織7例の凍結切片との反応性
を免疫パーオキシダーゼ染色により調べた。後掲の第1
表に示すように、AP−2抗体は膵癌7例中5例と反応
した。反応しなかった2例のうち1例は膵ランゲルハン
ス島由来の腫瘍であった。
(b)  他の癌組織との反応性 AP−2抗体と膵以外の9種類の臓器の癌組織(20検
体)の凍結切片との反応性を免疫パーオキシダーゼ染色
により調べた。
後掲の第2表に示すようにAP−2抗体は肺腺癌の一部
、胆管癌の一部、十二指腸乳頭部癌の一部と弱く反応し
たが、他の癌とは反応しなかった。
(C)  正常組織との反応性 AP−2抗体と膵臓をはじめとする11種の正常組織(
21検体)の凍結切片との反応性を免疫パーオキシダー
ゼ染色により調べた。また末梢血リンパ球に対する反応
性を間接蛍光抗体法によって、また赤血球に対する反応
性を間接凝集試験によって調べた。
後掲の第3表に示すようにAP−2抗体はいずれの正常
組織,細胞とも反応しなかった。
(d)  モノクローナル抗体AP−2と反応する可溶
化抗原 AP−2抗体に反応する抗原を125■により細胞表面
タンパク質を標識して調べた。
4°CのPBSにて機械的にPANC−1細胞をはがし
、0.5mキューリーの1251とラクトパーオキシダ
ーゼo、img及び0.003%H202を加え30℃
で4分間、更に室温で10分間反応させ、よく洗った。
細胞沈渣に0.5mlの0.5%ノニデートP−40を
加え、氷上で10分間放置することにより細胞膜を可溶
化した。この混合液を27000G、20分間遠心し、
上清を125■標識可溶化タンパク質とした。   ■
標識可溶化タンパク質に約50倍に濃縮したAP−2培
養上清を加え、氷上で1時間反応せき、その後ヤギ抗マ
ウスIgG杭体を加え、更に1時間反応させた。対照と
して、 l0G1産生マウス骨髄腫MOPC21の培養上清を5
0倍に濃縮したものを用いた。この混合液にスタフィロ
コッカスアウレウス(旦」坦曵幻ヱ二匹犯長−aure
us)の死菌を加え、30分間反応後よく洗い、菌に結
合した抗原をソディウムードデシルースルフォネートー
ポリアクリルアミドゲルディスク電気泳動で還元条件下
で分析した。
AP−2抗体が反応する抗原は125■で標識され、1
0万のタンパク分子であることがわかった。
尚、AP−2抗体はオフタロニー法により調べた結果I
gG1亜群に属するものであることがわかった。
叉簾■2 1)免疫 8週齢の雌BALB/cマウスに5X106個のヒト膵
癌由来の細胞株(以下PANG−1という)を皮下に注
入し、2週間後6X106個、更に5力月後5X106
個の細胞が腹腔内に注入された。
2)m胞融合 実施例1において、Pa Ca−2で免疫された1、3
X108個の牌細胞の代わりにPANC−1で免疫され
た5X 10’個の牌細胞を用い、4.1×10  個
のNSIの代わりに4.9X 107個のNSIを用い
た以外は実施例1と全く同様にして細胞融合を行なった
。実施例1の場合と同様に12日後に全ての穴にハイブ
リドーマが増殖するのが観察された。
3)ハイブリドーマの選択 PANC−1細胞に対して抗体を産生しているハイブリ
ドーマの選択を実施例1の場合と全く同様にして行なっ
た。
次に実施例1と全く同様にして、選択されたハイブリド
ーマを限界希釈法によりクローニングした。そして、酵
素抗体法によりPANC−1細胞に対して反応し、正常
ヒトフィブロブラストに対して反応しない抗体を分泌し
ているハイブリドーマクローンを選択した。
更に、これらのクローンのうちヒト膵癌組織と反応し、
正常組、#!と反応しないクローンを実施例1と同様に
して選択した。
このようにして、ヒト膵癌、耳下腺腫瘍と反応し、肺腺
癌、肺小細胞癌、十二指腸乳頭部癌、胆管癌の一部と弱
く反応し、肺胞、胃、大腸2食道。
十二指腸、甲状腺、耳下腺、肝等の正常組織と反応しな
いモノクローナル抗体を産生するハイブリドーマクロー
ンAP−9’が得られた。このハイブリドーマAP−9
’が産生するモノクローナル抗体をAP−9と命名した
。そして実施例1の4)(a)と同様にしてモノクロー
ナル抗体AP−9を含む培養上清を得た。
4)モノクローナル抗体AP−9の特性以下の例におい
ては、前記3)で得られた培養土清をそのまま用い実施
例1の5)と同様にして反応性を調べた。
(a)  膵癌組織との反応性 AP−9抗体は膵癌組織1例中6例と反応し、ランゲル
ハンス島由来の腫瘍とも反応した。
(b)  他の癌組織との反応性 AP−9抗体は耳下腺腫瘍3例中2例と反応し、又、大
腸癌、胆管層、肺腺癌の一部と弱く反応した。又、−二
指腸乳頭部癌。
肺小細胞筋とも非常に弱く反応した。
(C)  正常組織との反応性 AP−9抗体は検索したすべての正常組織に対し、反応
しなかった。
上記(a)〜(C)の結果は後掲の第1表〜第3表に示
した。
(d)  AP−9抗体の認識する抗原の性状AP−9
抗体のPANC−Ill[1胞に対する反応性を間接蛍
光抗体法による染色で検討したところ、AP−9抗体の
反応性はPANC−1細胞を0.25%トリプシンやプ
ロナーゼで処理しても変化しなかった。又、ノイラミニ
ダーゼ処理に対しても抵抗性であった。しかし、PAN
C−1細胞をNaIO4で処理したあとの反応性を  
■−ヤギ抗マウスIgGを使った結合試験で検討すると
反応性の低下を見た。以上の結果、AP−9抗体の結合
部位は、シアル酸を含まない糖鎖であると考えられる。
尚、AP−9抗体はオフタロニー法により調べた結果I
gG1亜群に属するものでおることがわかった。
第1人 表中Wは弱く反応したことを示す。
第2人 モノクローナル抗体の種々の癌組織に対する反応性表中
Wは弱く反応したことを示す。
第旦人 免疫パーオキシダーゼ染色による モノクローナル抗体の正常組織に対する反応性「発明の
効果J AP−2及びAP−9抗体を用いた診断により、特に膵
癌の診断を的確に行うことが出来る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ヒト膵癌に含まれる分子量10万の抗原と抗原抗体
    反応をし、次の性質を有するIgG_1亜群に属するモ
    ノクローナル抗体AP−2。 (1)ヒト膵癌と反応する。 (2)ヒト肺腺癌、胆管癌、十二指腸乳頭部癌と弱く反
    応する。 (3)ヒトの膵臓、食道、胃、十二指腸、肝、胆管、大
    腸、肺、甲状腺、耳下腺、子宮頚部、赤血球、末梢血リ
    ンパ球の正常組織と反応 しない。 2、ヒト膵癌に含まれる抗原と抗原抗体反応をし、次の
    性質を有するIgG_1亜群に属するモノクローナル抗
    体AP−9。 (1)ヒト膵癌と反応する。 (2)ヒト耳下腺腫瘍と反応する。 (3)ヒト大腸癌、胆管癌、十二指腸乳頭部癌、肺小細
    胞癌、肺腺癌と弱く反応する。 (4)ヒトの膵臓、食道、胃、十二指腸、肝、胆管、大
    腸、肺、甲状腺、耳下腺、子宮頚部、赤血球、末梢血リ
    ンパ球の正常組織と反応 しない。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01202289A (ja) * 1988-02-08 1989-08-15 Sapporo Res Lab:Kk 新規モノクローナル抗体

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH01202289A (ja) * 1988-02-08 1989-08-15 Sapporo Res Lab:Kk 新規モノクローナル抗体

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