JPS60199830A - モノクロ−ナル抗体 - Google Patents

モノクロ−ナル抗体

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JPS60199830A
JPS60199830A JP5558884A JP5558884A JPS60199830A JP S60199830 A JPS60199830 A JP S60199830A JP 5558884 A JP5558884 A JP 5558884A JP 5558884 A JP5558884 A JP 5558884A JP S60199830 A JPS60199830 A JP S60199830A
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cancer
human
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react
antigen
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Sanetoshi Akiyama
秋山 実利
Masayuki Kyoizumi
京泉 誠之
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  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、 [1] ヒト肺扁平上皮癌に含まれる分子量22万の抗
原及び分子量9.5万の抗原と抗原抗体反応をし、(1
)ヒト肺扁平上皮癌と反応し、■ヒト肺腺癌と反応しな
い、■腺癌型のヒトの大腸癌、胃癌。
直腸癌、甲状腺癌、乳癌、胆管癌、唾液l1g1癌と反
応しない及び(4)ヒトの肺胞、気管支粘膜、、甲状腺
腎11FFI膵、直腸、大腸、胃、牌、脳、末梢血リン
パ球の正常組織と反応しない性質を有するIgG1亜群
に属するモノクローナル抗体1−uCa3、[2] ヒ
ト肺扁平上皮癌に含まれる分子ω15万の抗原と抗原抗
体反応をし、(1)ヒト肺扁平上皮癌と反応し、■ヒト
肺腺癌と反応しない、(3)腺癌型のヒトの大腸癌、胃
癌、直腸癌、甲状腺癌、乳癌。
胆管癌、唾液腺癌と反応しない及び(It)ヒトの肺胞
気管支粘膜、甲状腺、腎、肝、膵、直腸、大腸。
胃、n、脳、末梢血リンパ球の正常4f7mと反応しな
い性質を有するICIG、亜群に属するモノクローナル
抗体1−uCa4、 [3] ヒト肺腺癌に含まれる抗原と抗原抗体反応をし
、(1)ヒト肺扁平上皮癌、ヒト肺腺癌、ヒト肺小細胞
癌と反応し、■腺癌型のヒトの大腸癌。
胃癌、直腸癌、乳癌、胆管癌、niu液腺癌及び扁平上
皮癌型の舌癌と反応し及び■ヒトの肺胞、気管支粘膜、
甲状腺、腎、肝、胃、脳の正常組織と反応しない性質を
有するItl1M亜群に属するモノクローナル抗体1u
Ca6、 [4] ヒト肺腺癌に含まれる抗原と抗原抗体反応をし
、(1)ヒト肺扁平上皮癌と反応しない、■ヒト肺腺癌
と反応し及び(3)ヒトの肺胞、気管支粘膜。
甲状腺、腎、皮崩、肝、膵、直腸、大腸、胃、脳。
牌、子宮頚部の正常組織と反応しない性質を有するI(
IG、亜群に属するモノクローナル抗体LUCa7、 に関−4るものである。
肺癌は近年増加傾向にあるにもかかわらず、確たる早期
診断法は確立され′Cいない。本発明者等は客観的でし
かも確瓜の高い組織及び細胞診の開発と早期診断への応
用を意図し、肺癌関連抗原に対するモノクローナル抗体
について種々検討を行なった結果、本発明を完成した。
なお、以下の説明において述べる細胞9組織等は特にこ
とわりのない限り全てヒ1−の細胞9組織等である。
肺癌の特徴の1つはそれが多様な細胞型1組織型からな
ることである。現在肺癌の組織型は大きく4つに分類さ
れている。即ち扁平上皮癌、腺癌。
小細胞癌及び大細胞癌である。肺癌の多様な組織型は臨
床的に極めて重要な意味を持つ。即ち肺癌の進行、転移
及び化学療法、放射線療法などの治療効果はその組織型
に依存するのである。このため肺癌組織型の正確な決定
はその治療計画を考える上で大きな比重を占めている。
しかしながら、1ili癌組織型の決定は病理学者の主
観的、形態学的判断に頼っているのが現状であり、客観
的な診断法2診断薬の開発が望まれている。
本発明において、本発明者等は客観的な組織型決定のた
めの診断薬としてのモノクローナル抗体を新しく開発し
た。
本発明のモノクローナル抗体1−uCa3及び1uCa
4は、後述する実施例に示すように、肺扁平上皮癌とは
反応するが肺腺癌とは反応せず、又腺癌型の大腸癌、胃
癌、直腸癌、甲状腺癌、乳癌、胆管癌、唾液腺癌とも反
応せず、更に肺(肺胞、気管支粘膜)、甲状腺、腎、肝
、膵、直腸、大腸。
胃、牌、脳、末梢血リンパ球の正常組織とも反応しない
。又、1−uCa3抗体は、扁平上皮癌組織である食道
癌及び舌癌とわずかに反応する。更に、1uCa3と1
−uCa4抗体は正常皮唐2食道、子宮頚部の扁平上皮
組織とも弱く反応する。
1、uCa3に反応する抗原は分子量22万と9.5万
の2つのタンパク分子であり、一方1uCa4に反応す
る抗原は15万のタンパク分子である。
1−uca3及び1uCa4に反応する抗原はタンパク
質であり、1−uCa3及び1−uQa4が認識する抗
原決定基はシアル酸を含んでいない。
1−uCa3及び1uCa4はいずれもJOG、亜群に
属するものである。
これらの抗体1u Ca3. lu Ca4を利用づれ
ば、得られた肺癌組織が扁平上皮癌か否かをほぼ100
%の確率で決定できる。また肺癌はしばしば真水により
細胞診断を行なうが、真水中の癌細胞は遊離細胞のため
、一定の形態をとらず、その[1m型の決定は困難を極
める。しかしながら、本抗体1−uCa3及び1−uC
a4を用いれば、真水中の癌細胞の組織型が扁平上皮癌
か否かを客観的に決定可能であり、真水の細胞診に画期
的な進歩をもたらした。
本発明の1−uCa6抗体はヒト肺扁平上皮癌、ヒト帥
腺癌、ヒト肺小細胞癌と反応づるが正常組織とは反応し
ない。又、1uCa7抗体は一部の肺腺癌と反応するが
他の組織型の肺癌及び正常肺組織とは反応しない。
LuCae抗体を用いれば、得られた肺組織に癌細胞が
存在するか否かを判定でき、LuCa7抗体により腺癌
の存在を判定できる。更【5luca6を用いれば真水
中の癌細胞の有無を判定でき、1−uCa7を用いれば
真水中の腺癌細胞の存在を!l’l定できる。1−uC
a6に反応する抗原はト1ノブシン及びプロナーゼに非
感受性で、しかも1−uCa6の認識する抗原決定基に
はシアル酸が含まれて(Xな0゜1uCa7に反応づる
抗原はタンパク質で1−uCa7の認識する抗原決定基
にシアル酸【よ含まれて(Xない。また、LIJCa6
抗体はIOM亜群に属し、LuCa7抗体は[1lIG
、亜群に属する。
本発明のモノクローナル抗体は例え(5次のようにして
製造することができる。即ち、ヒトIh1i癌細胞等で
マウス又はラット等の動物を免疫し、免疫された動物か
ら抗体産生細胞を得、これと骨髄腫細胞を融合し、得ら
れた融合細胞を91−」−ン化し、ヒト肺癌に対する抗
体を産生ずる融合細胞を選択し、これを培養し抗体を回
収づる。免疫法、融合法、融合細胞の選択等は公知の通
常の方法によって行なうことができる。
更に詳しくは、例えば次のようにして本発明のモノクロ
ーナル抗体を製造することができる。
先ず、マウスを肺癌細胞で免疫する。免疫する動物はマ
ウスに限らず、ラット等のネズミ科の動物又はその他の
動物を使用してもよいが、通常はマウスを用いるのが好
ましい。又、肺癌細胞の代りにその小モジネート又はそ
れから採取された抗原を用いてもよい。例えばBAL、
B/cマウスに肺癌細胞又はそのホモジネート又はそれ
から採取された抗原を数日〜数週間おきに数回接種する
接種量は11!!!当り1回につき10 〜10 個の
細胞を使うのが好ましい。その後マウスより稗臓を摘出
し、遠心分離により抗体産生細胞を得る。この細胞は増
殖していく能力を持たないのぐ、自己増殖能力を有づる
細胞と融合さゼる。自己増殖能力を有する細胞としては
骨髄腫細胞が特に好ましい。
骨髄腫細胞としては、同種の動物のものを用いるのが好
ましい。又、骨髄腫細胞としては、抗体を産生じないも
のを選択するのが好ましい。抗体産生細胞と骨髄腫細胞
をポリエチレングリコール等の細胞融合剤と混合し、細
胞融合を行なう。抗体産生細胞と骨髄腫細胞の使用割合
は、細胞数比で2:1〜10:1とするのが好ましい。
得られた融合細胞は限界希釈法により分離し、分離した
融合細胞は増殖させたのら、各穴(ウェル)において産
生される。抗体は公知の方法、例えば螢光抗体法又は酵
素抗体法等により、各種細胞組織等と反応さけ、その結
果から所望の抗体を産生Jるハイブリドーマを選択する
。選択したハイブリドーマをin VitrO培養法又
(よ in vivo移植法により増殖させ抗体を得る
。in vitro培養法としCは、例えば次のように
行なうことができる。即ち、ハイブリドーマを適当な培
養液(例えば完全RPMI培地)で増殖限界になるまで
培養し、その培養上清を回収する。上清中に分泌された
七ツクLl−ノ・ル抗体は一般には精製しないで用いら
れるが、例えば以下の方法によりI(IG分画、1(I
M分画等にしても使用できる。即ち、培養上清を40%
飽和硫安で沈澱させた後、pH7,8の20mMリン酸
!!J衝液で平衡化したジエチルアミノエヂルセルロー
ス力ラム又はセファデックス0200ノコラムを通過さ
せ不純物を除去して用いる。
又、 目+ vivo移植法としては、例えば次のにう
に行なうことができる。即ち、生体内、例えばヌードマ
ウス腹腔内にハイブリドーマを注入し、ヌードマウス体
内で腫瘍として生育させ、メートマウス血清あるいは腹
水から抗体を回収する。更に詳しくは、ハイブリドーマ
を移植するBALB/Cマウスにあらかじめ(5〜10
日前) 2,6,10.14−1トラメヂルペンタデカ
ンを腹腔内に0.57注射しく゛おき、次にハイブリド
ーマ5×10 〜107個を腹腔内に移植する。移植さ
れたマウスを適当な時間飼育づると、腹腔内にハイブリ
ドーマの腫瘍が形成され、腹部が肥大してくる。この結
果′、腹水及び血清中に高濃度のモノクローナル抗体が
生成され、それらを採取する。この腹水及び血清中には
目的のモノクローナル抗体以外に、マウス自身に由来す
る多クローン性抗体が含まれているが、それらはヒトの
組織とは反応しないために、1:Jに分離しないC゛用
いられる。又、in vttroj6養法の場合と同様
に、in vivo移植法においてもlX10分画、+
<JM分画等にして使用リ−ることもできる。
本発明のモノクローナル抗体を作るために免疫原として
使用する細胞としては、1IIb扁平上皮癌等の肺癌細
胞が使用できるが、肺癌#l胞は特定の株のものに限定
されす”、ll+癌11抱であればいずれも使用可能で
ある。なお、七ツク〔1−ナル抗体しUCa3及びLu
Ca4を作る場合は、肺扁平上皮癌細胞株が使用ぎれる
本発明のモノクローナル抗体を作るために用いる抗体産
生細胞はB細胞であり、B細胞は体内を循環するが牌臓
等に蓄積するので婢臓を摘出して使用するのが好ましい
が、必ずしも碑臓でなくてもよく、B細胞が多く存在す
る部分を使用すればよい。
本発明のモノクローナル抗体は、肺癌の診断薬として使
用することができ、又、本発明の七ツクローナル抗体と
抗癌剤を組合Uてミリノイル療法に用いることができる
X1(MJ 1 1)免疫 8週令のII Bへ1B/cマウスを9×10 個の肺
扁平」−皮癌山来の細胞株(以下SK−MES 1とい
う)で皮下に免疫し、その後2週間の間隔で2回腹腔内
に 1.4X 10 個の細胞を注入した。
2)細胞融合 最終免疫より3日後に牌臓を取り出し、ステンレスメツ
シュを通ずことにより細胞懸濁液を作製した。この2,
6x 10 個の牌細胞とg、ox io 個の8アザ
グアニン耐性骨髄腫細胞P3−NSr−A(14/1 
(NSI)を混合し、遠沈後沈渣に 1−の45%ポリ
エチレングリコール(平均分子ff16000)を加え
、2分間ゆるやかに撹拌した。洗浄後、細胞混合液を1
0%牛脂児血清を含むRPMIja地(完全RPMI培
地)に懸濁し、96穴マイクロ培養プレートに1穴当り
10 個の割合でo、i#!i!ずつまいた。24時間
後、ヒボキサンチン 100μM、アミノプテリン0.
4μM、チミジン16μMを含む完全RPMI培地(1
」A T培地)を0.1d加えた。
JR養開始後20目、 3日目、5し1目、 7日日、
 10日口に培養上清0.1/d、を捨C1+1 A 
T J1’i地0.1蔵を加えた。12日後に全Cの穴
にハイブリドーマを増殖するのが観察された。
3)ハイブリドーマの選択 SK−MESI細胞に対して抗体を産生じているハイブ
リドーマを酵素抗体法により選択した。
酵素抗体法は以下の如く行なった。
SK−MESI細胞を96穴マイクロ培養プレートに増
殖限界に達するまで培養し、0.25%グルタルアルデ
ヒドで5〜7分間固定し、5回洗浄した。
ハイブリドーマの培養上清0.1−を加え、室温で1時
間反応さゼた。5回洗浄した後、第2抗体どし”U30
dの西洋ワサビペルオキシダーゼ標識A7ギ抗マウス免
疫グロブリンを加え、1時間反応さけた。6〜7回洗っ
た後、1.1%過酸化水素水と150埒/mのアジノー
ビス(3−エチルベンゾチアゾリン−6−6−スルフォ
ン酸)(八〇TS)を含む50mMクエン酸緩衝液を1
00鱈加え、10分間室温で発色させた。停止液とし−
U10%シュウ酸を50成加え、405nIllの吸光
度をマイクロプレート用の分光光度晶1により測定し、
0.02以上吸光度のあるハイブリドーマを選択した。
選択されたハイブリドーマはあらかじめBALB/Cマ
ウスの胸腺細胞(フィーダー細胞)をまかれた24穴培
養プレートに移され、100μMヒボキザンチンと16
μMチミジンを含む完全RPMI培地(]」T培地)で
培養した。増殖限界に達した後、再び酵素抗体法により
SK−MES1111胞に対して抗体産生を行なってい
るハイブリドーマを選んだ。
次に、選択されたハイブリトーンを限界希釈法によりク
ローニングした。即I〕、細胞を50個/mflあるい
は10個/dに希釈し、あらかじめフィーダー細胞をま
かれた9G穴マイク1」J8養プレー1−に0.1dず
つ分注し、]−11−培地により 2週間培養した。1
穴に 1個のハイブリトーマコ1ニに一が形成された場
合をクローンとしで取り出した。酵素抗体法によりSK
−MES1細胞に対し゛(反応し、正常ヒト線紐刀細胞
に対して反応しない1iL(Aを分泌しているハイブリ
ドーマクローンを選択した。
更に、これらのクローンのうら、ヒト肺扁平上皮癌組織
にのみ反応づるクローンを凍結切片の免疫パーAキシタ
ーゼ染色により選択した。つまり、ヒトの肺・癌、その
他の臓器癌及び正常組織を手術材れによりi&、その4
JJM凍結切片を作製した。アセトン固定後、ハイブリ
ドーマクローンの培養上清を加え、室温30分反応させ
た。よく洗った後、ビオチン標識抗マウスIgG抗体(
γ鎖、λ鎖。
に鎖と反応する)と室温30分反応させた。更に洗浄後
、アビジンとビオチン標識西洋ワザビバーオ手シダーゼ
を加え室温1時間反応させ、よく洗ったtm質として0
.5IIIg/IR1のジアミノベンチジン(!: 0
 、01 % l−120,ヲ含む50111M トリ
ス−塩酸緩衝液(l1l−37,0)を加え発色させた
このようにして、ヒト肺扁平上皮癌とは反応するが、肺
腺癌とは反応せず、又、腺癌型の大腸癌胃癌、直腸癌、
甲状腺癌、乳癌、胆管癌、唾液腺癌及び肺(帥胞、気管
支粘膜)、甲状腺、腎、肝。
膵、直腸、大腸、胃、牌、脳、末梢血リンパ球の正常組
織と反応しないモノクローナル抗体を産生りるハイブリ
ドーマクローン2つが(りられ、これを1−uCa3’
及び1−uCa4’と名句けた。そして、これらハイブ
リドーマ1−uCa3’及び1uCa4が産生りるモノ
クローナル抗体をそれぞれLuQa3及び1uCa4と
命名した。後述づるように、1uca3は分子822万
と9.5万の2つの抗原と反応するが、1uCa4は分
子量15万の抗原と反応するものである。
3ンモノクロー)“ル抗体の作製 (a) in vitro培養法 10 個/dのハイブリドーマを培養液(完全RPMI
培地)で増殖限界(2X106個/Irdl)になるま
で培養し、その培養上清を回収した。上清中に分泌され
たモノクローナル抗体は精製しないで用いた。(但し、
以下の方法によりEgG分画にして使用することもでき
る。即ち、培養上清を40%飽和硫安で沈澱させた後、
pH7,8の20mMリン酸緩衝液で平衡化したジエチ
ルアミノエチルセルロースカラムを通過させ不純物を除
去して用いる。ン (b) in vivo移植法 ハイノリドーマを移植するBALB/cマウスにあらか
じめ(5〜10日前) 2,6,10゜14−テトラメ
チルペンタデカンを腹腔中に0.5m注射しておく。次
にハイブリドーマ5×10 個を腹腔内に移植づる。移
植されたマウスを3週間餌育すると、腹腔内にハイブリ
ドーマの腫瘍が形成され、腹部が肥大しでくる。この結
果、腹水及び血清中に^濃庶のモノクローナル抗体が生
成され、それらを採取した。この腹水及び血清中には目
的モノクロ−プル抗体以外に、マウス自身に由来覆る多
クローン性抗体が含まれCいるが、それらはヒトの組織
とは反応しないために、特に分離しないで用いた。
(また、4)の(a)に示した方法により1(IG分画
にして使用できる。) 5)モノクローナル抗体LuCa3及び1uCa4の特
性 (a)肺癌組織との反応性 肺癌手術により得られた癌組織の凍結切片18例との反
応性を免疫パーΔ4−シダーゼ染色により調べた。第1
表に示ずように、LuCa3抗体は肺扁平上皮1¥J8
例中7例と1uCa4抗体は8例中6例と反応した。し
かし、これらの抗体は肺腺癌や小細胞癌とは全く反応し
なかっに0また、扁平上皮癌と腺癌の混合型である腺扁
平上皮癌では扁平上皮癌の部分とのみ反応した。
(b)他の癌組織との反応性 1uCa3及びLuCa4と線以外の種々の臓器の癌組
織(10例)との反応性を凍結切片の免疫パーオキシダ
ー1染色により調べた。m2表に示すように1−uca
3抗体は扁平上皮癌組織である食道癌及び苦痛とわずか
に反応するのみで、他の癌とは全く反応しなかった。L
uCa4抗体は調べた全ての癌と反応しなかった。
(c)正常組織との反応性 1−uCa3及び1−uCa4抗体と様々の正常組織(
15例)の凍結切片との反応性を免疫パーAキシダーゼ
染色により調べた。第3表に示すように、LuCa3及
び1uCa4抗体は正常肺や多くの正常組織とは反応し
ないが、正常皮膚2食道、子富頚部の扁平上皮組織に対
して、弱陽性を示すことが判つIこ 。
(d)モノクローナル抗体LuCa3及び1−uCa4
と反応する可溶化抗原 1−uCa3及びLuCa4に反応する抗原を’946
 S−メヂオニン或いは+*g Iにより細胞表面タン
パク質を標識して調べた。 S−メチオニンによる標識
はSK−MISI細胞をah s−メチオニン0.51
11キユリーとともにメチオニン不含イーグル培地(1
0%牛脂児血清を含む)で20時間培養した。0.02
%EDTAで細胞をはがし、よく洗った。 ■による標
識はE D T AではがしたSK−MES1細胞をよ
く洗った後、0.5mキュリー(7)”51 ト−y’
y トム−1r*シ’J−セ0.1+11(l及び0.
003%H2O2を加え、30℃4分間、更に室温10
分間反応させ、よく洗つl〔。
細胞沈渣に0.5mの0.5%ノニデートP−40を加
え、氷上で10分間放置することにより細胞膜を可溶化
した。この混合液を27.0OOG、 20分間遠心し
、上清を集めた。
酉S或いは125Iで標識された可溶化タンパク質にL
uCa3或いは1uCa4の腹水を加え氷上で1時間反
応させ、その後ヤギ抗マウスIoG抗体を加え、更に1
時間反応させた。対照群としてlu Ca3. Lu 
Ca4の代わりに正常マウス血清より得られたIgG1
を用いた。この混合液にスタフィロコッカスアウレウス
の死菌を加え、30分間反応後よく洗い、菌に結合した
抗原をソデイウムードデシルースルフオネートーポリア
クリルアミドゲル電気泳動で還元条件下で分析した。
1uCa3に反応する抗原は Iで標識されず、 S−
メチオニンにより標識され、分子団22万と9.5万の
2つのタンパク分子である。LLICa4に反応づる抗
原は Iにより標識され15万のタンパク分子であるこ
とがわかった。このことは1−uCa3と1−uCa4
がSK−MES1細胞上の異なるタンパク抗原と反応す
ることを示している。
6)モノクローナル抗体による肺癌組織型の診断法 5)で示したように1uCa3及びLUCa4抗体は肺
扁平上皮癌と強く反応づるモノクローナル抗体である。
このことは肺癌の組織型の診断にこれら2つのモノクロ
ーナル抗体が応用できることを示している。
正常の扁平上皮組織にわずかに交叉反応を示1が、肺癌
の組織診断にはほとんど障害とならない。具体的な診断
法としては凍結切片の免疫パーAキシダーL染色と真水
中の癌細胞の免疫螢光染色の2つがある。
(a)凍結切片による診断法 肺癌或いはリンパ節転移組織が外科的手術により切除さ
れると、それをできるだけ早く凍結する。凍結は組織を
包埋剤に入れ、ドライアイスで冷7il+されたイソペ
ンクンの中で瞬時に行なう。こうしC凍結された組織は
一80℃で少なくとも1年は保存可能である。組織は凍
結切片(4岬)にされ、アセトンで一20℃、10分間
固定する。順1乾の後、非特異的染色を防ぐためにウマ
血清で20分室温処理する。5埒/dの1−uCa3或
いは[uCa4抗体を加え、室温30分反応さける。よ
く洗った後、3)で述べた免疫パー71キシダーゼ法で
染色する。第1表に承りように、肺扁平十皮癌は90%
以上の確率で1uCa3或いは1−uCa4のどちらか
に反応7る。一方、他の組織型の肺癌で1uCa3或い
は1uCa4のどちらかに染色される確率は0%である
。従つで、90%以上のMC率で扁平上皮癌を判定でき
る。
(b)真水による診断法 忠当より真水を採取し、抗凝固剤を加える。マクロファ
ージは非特異的に免役グロブリンを結合するために除去
づることが望ましい。真水にシリカを加え、37℃で・
1時間反応させる。この混合液の下にフィー1−ルーハ
イバーク(比重1.077i: 0.001)を重層し
、400Gで30分速心りる。中間細胞層を集め、よく
洗った後、間接免疫螢光法で染色する。即ち真水細胞5
×10 個に0.5Inflの1uCa3或いは1uC
a4抗体(5巧/d)を加え、氷上で1時間反応さける
よく洗った後、ノルAレッセインイソヂAシアネート標
識iアギ抗マウスIgGを加え、更に氷上で30分間反
応させる。よく洗った後、螢光顕微鏡で観察する。診断
例を第4表に示す。細胞診クラスVの腺癌及び小細胞癌
とはLU Ca3. LLI Ca4とも一例も反応し
Cいない。一方、細胞診クラスVの扁平上皮癌−例と反
応し、クラス1の扁平上皮癌とは反応し−Cいない。こ
のようにLLICa3及び1−uCa4は真水において
も肝癌組織と全く同様の特異性を示し、真水による組織
型の診断に有効であることが証明されlこ。
真水の螢光染色を定量化Jるためにセルソーターによる
測定が試みられた。セルソーターはFAC8420(ベ
タ1−ンデツキンソン社)が用いられた。第1図は細胞
診クラス■の扁平上皮癌を1−uCa3及びLIJCa
4で染色したものである。対照群(非免疫マウスfil
l G)に比してイj意に高い螢光強度が観察された。
即ち、第1図はヒルソーターを用いた 1uCa3及びl−u Ca4ニJ、る1性胸水(扁平
上皮癌)の診断結果を示したものであり、contro
lとし′では正常マウスIgGを用いた。真水は思考番
号UPL7(第4表)、扁平上皮癌、クラスVを用いた
。第1図(a)は1uCa3による螢光染色、第1図(
b)は1uCa4による螢光染色結果である。
友1」[と 1)免疫 8週令の雌BALB/cマウスに4×10 個のヒト肺
腺癌由来の細胞株(以下F erriansという)を
皮下に注入し、2週間後2×10 個、更に 1り月後
1,5X 10 個の細胞が腹腔内に注入された。
2)細胞融合 実施例1において、SK−MESlで免疫された2、6
X 10”個の牌細胞の代わりLL F errlan
s テ免疫された1、5x io 個の牌細胞を用い、
8.0×7 10 個のNSIの代わりに5×10 個のNSIを用
いた以外は実施例1と全く同様にして細胞融合を行なっ
た。実施例1の場合と同様に12日後に全ての穴にハイ
ブリドーマが増殖するのが観察されIこ 。
3)ハイブリドーマの選択 「errialls細胞に対して抗体を産生じているハ
イブリドーマの選択を実施例1の場合と全く同様にして
行なった。
次に実施例1と全く同様にして、選択されたハイブリド
ーマを限界希釈法によりクローニングした。そして、酵
素抗体法によりF errians細胞に対して反応し
、正常ヒトフィブロブラストに対して反応しない抗体を
分泌しているハイブリドーマクローンを選択した。
更に、これらのクローンのうちヒト肺癌組織及び他のヒ
ト癌組織と反応し、正常組織とはと/υど反応しないク
ローンを実施例1と同様にして選択した。
このようにして、ヒト肺扁平上皮癌、ヒト肺腺癌、ヒト
肺小細胞癌、腺癌型の大胆癌、胃癌、直賜癌、乳癌、胆
管癌、唾液腺癌及び扁平上皮癌型の苦痛と反応し、肺胞
、気管支粘膜、甲状腺、腎。
肝、胃、脳の正常組織と反応しないモノクローナル抗体
を産生ずるバイブリド−マク[]−ンL0CaM<得ら
れた。このハイブリドーマ1−uCa6が産生するモノ
クロ−プル抗体を1−uCa6と命名した。
又、ヒト肺扁平上皮癌どは反応せず、ヒ1−肺腺癌と反
応し、肺胞、気管支粘膜、甲状腺、腎、皮膚、肝、膵、
直腸、大腸、胃、脳、牌、子宮頚部の正常組織と反応し
ないモノクローナル抗体を産生ずるハイブリドーマクロ
ーン1−uCa7が得られ、このハイブリドーマが産生
Jるモノクローナル抗体をLuCa7と名付【プた。
4)モノクローナル抗体の作製 in VitrO培養及び in vivo移植ににる
増殖と抗体産生を実施例1と同様にして行なった。(尚
、in VitrO培養において、1uCa6抗体(1
(JM)の場合は、培養上清を40%飽和硫安で沈澱さ
Uた後セファデックス0200カラムを通過さu1最初
に流出りる分画を回収して用いることもできる。)こう
し゛(得られたモノクローナル抗体1−uCa6はIu
MdkJ!Yに、1−uCa7はI(IG、亜群に属り
る。
5)モノクローナル抗体の特性 (a)肺癌組織との反応性 1uCa6抗体は肺癌組織18例中16例と反応し、組
織型に対す−る特異性は見出せなかった。LuCa7は
肺腺癌8例中4例と反応したが、肺扁平J−皮癌及び小
細胞癌とは反応しなかった。
(b)伯の癌組織との反応性 LuCa6抗体は甲状腺癌を除く調べた全ての癌と反応
している。又、LUCa7抗体は腺癌である胃癌、乳癌
、唾液腺癌と反応しているが他の癌とは反応していない
(C)正常組織との反応性 1uCa6抗体は、直腸及び大腸の粘膜上皮に対して微
陽性、子宮頚部及び食道の扁平上皮組織に対して陽性を
示した。更に、LLICa7抗体は食道の扁平上皮に対
してのみ弱陽性を示した。
6)モノクローナル抗体による肺癌の組織診断法5)で
示しICように1uCa6はほとんどの肺癌組織と、1
uCa7は一部の腺癌と反応するモノクローナル抗体C
゛ある。−プj、これらの抗体は正常肺組織と反応しな
い。
このことは肺癌の組織診断にこれらの抗体が応用できる
ことを示している。これらの抗体は、他の正常組織とわ
ずかに反応するが、肺癌の組織診断にはほと/vど障害
にならない。具体的な診断法としては、肺癌組織凍結切
片の免疫パーオキシダーゼ染色と真水中の癌細胞の免疫
螢光染色の2つである。
(a)凍結切片による診断法 肺癌或いはリンパ節転移組織が外科的に切除されると、
それを速かに凍結する。凍結は組織を包埋剤に入れ、ド
ライアイスで冷Mlされたイソペンタンの中で瞬時に行
なう。こうして凍結込れた組織は一80℃で少なくとも
1年は使用可能である。組織は凍結切片(4〜6岬)に
され、アセトンで一20℃、 10分間固定する。風乾
の後、非特異的染色を防ぐために 1%ウマ血清で20
分間室温処理する。5N / mllの1uCa6或い
はLuCa7抗体を加え、室温30分反応さける。よく
洗った後、3)で述べた免疫パーオキシダーゼ法で染色
する。第1表に示すように、肺癌は約90%の確率でl
t+Ca6抗体に染色されるので、得られた肺組織が癌
か否かを決定できる。更に、1uCa7は約50%の肺
腺癌と反応するが、他の組織型で1uCa7によって染
色された組織は1例もない。従って、1qられた肺癌組
織が1uCa7に反応すれば腺鶴と決定でさる。しかし
、逆に1uCa7に染色されない場合には、その組織が
腺癌ではないと結論Jることはできない。
(b)真水による診断法 患者より真水を採取し、抗凝固剤(3%り上ン酸ソーダ
)を加える。肺マクロファージは非特異的に免疫グロブ
リンを結合するために除去する。真水にシリカ粒子を加
え、37℃で1時間反応さぼる。この混合液の下層にフ
ィコール−ハイバーク(比重1.077±0.001)
を重層し、400Gで30分遠心する。上清を集め、よ
く洗った後、間接免疫螢光法で染色する。即ち真水細胞
5×105個にしuCa6及びLuCa7(5N/d)
をそれぞれ0.5rdの加え、氷上で1時間反応させる
。よく洗った後、フルオレン[インイソチオシアネート
標識ヤギ抗マウスIUGを加え、更に氷上で30分間反
応させる。よく洗った後、螢光顕微鏡で観察ジーる。現
在までの診断例を第4表に示す。
1−uCa6は細胞診クラスv7例中4例と反応してい
るが、クラスIとは1例も反応していない。また、Lu
Ca7抗体はクラスVの腺癌5例中3例と反応している
が、クラスVの扁平上皮癌及び小細胞癌とは反応してい
ない。興味深いのは(JPL5 (クラス■)の例であ
る。この患者は真水の形態学的な細胞診によって癌と確
定できなかったにもかかわらず、1uCa6及び1uC
a7により染色された。4ケ月後試験切除により肺腺癌
であることが判明した。
このようにtツクa−ナル抗体しuCa6゜1uCa7
は真水中の癌細胞においても腫瘍組織と同様の特異性を
示し、真水による肺癌の細胞診及び組織型の診断に有効
であることが証明された。特にtJPL5の例は従来の
形態学的診断で見逃されるような場合でもこれらのモノ
クローナル抗体により癌細胞が発見できることを意味し
ている。
真水細胞の螢光染色を定量化するためにセルソーターに
よる測定が試みられた。セルソーターはFAC8420
(ベクトンデツキンソン社)が用いられた。第2図は、
細胞診クラス■の腺癌(第4表UPL5)をLLICa
6で染色したものである。非常に強い螢光強度が観察さ
れた。
第1表 免疫パーオキシダーゼ染色法による七ツクロープル抗体
の肺癌組織に対りる反応竹S4 + 十 → − 扁平上皮癌 C3−+ →−− 07十千十十− 85W −−−− 89+−−−1−1−−− 812++ →−−1−十− 82 − −− −+、 − LI32 −− − −− 腺 癌 IJ26 −’ −十− 1J64 − 〜 →−」− 014−−−(−十− U12 − −〜 ト W (注) a)扁平上皮癌の部分を染色している。
第2表 免役パーAキシター1染色法による[ツクU−ナル抗体
の種々の11;U械【こ対する反1芯1j[−−1−+
 − 大腸癌 腺 癌 − 胃癌一一一トW 11IIl瀞θ −’ −+−1−− 甲状腺癌 − 乳癌 −++( 口1]’7てr、#i; →−− −+−+−W 唾11kllIJl癌 − 3癌 扁平−L皮癌 l−−十十− 子宮頚部癌 −−W− 」単W T−−−−一一色−−二−− ト+°強陽性 1−;陽性 W:弱陽性 T;微陽性 
−:陰性第3表 免疫パーAキシダーL染色払にJ、るLツク1.l−ノ
ル抗体の止常絹械に対づる反応性 気風支粘膜 −−−一一一 甲状腺 −−−−一 肝 −−一−−− 膵 −−m= 直腸 ] − 大腸 −−−’l’ − 胃 −−−一−− 脳 −−−=− (注)a)扁平上皮組織が陽性 第4表 免疫螢光染L2仏にJ、るしツクローノル抗体の真水細
胞に対U反応性UI)12 n”) y − −十 W ()l)tJ 、、61 ■ − −++ W U))lft 、/’ン V − 1JPLI2 l+”l y − LJPLi3 lI ■ − (注)a)IIllI癌絹織型は組織後のリンパ節生検
・剖検・手術料オ′MにJ二り決定されlこ1゜b )
真水細胞診断により決定された。
C)真水中の細胞について V:確実に悪性 m:疑陽性1.たたし悪性の確徴はない。
1:陰性;全く異形性を認めず。
d)癌細胞が非1tに少ない。
友1」しL ILI(::a3及び1uCa4に反応Jる抗原の性状
抗原としC用いl:s S K −M E S 1 m
+胞を1〜リブシン或いはブUノーUで処理づるど1−
uca3及びLuCa4抗体はSK−MESIMIJ胞
とは結合しなくなることが間接螢光抗体法により証明さ
れた。
即ち、10 個のSK−MES1細胞を1n+g/+i
の1〜リプシン又はブロナーげで37℃、 30分間処
理した。よく洗った後、LuCa3或いは1−uCa4
抗体を加え、氷上で30分間反応した。洗浄後、フルΔ
レッセインイソチAシアネート標識A7ギ抗マウス10
Gを加え、更に氷上30分間反応させ、洗浄後螢光顕微
鏡で観察した。1〜リブシン或いはプロナーゼ非処理群
は強い螢光染色が観察されたが、トリプシン或いはプロ
ナーゼ処理すると全く螢光染色されないことが判った。
更ニ、10 (rjJ(DSK−MESI細mG o、
2:L二ツ]へのノイラミニダーゼで処理しても、l−
11Ca3゜1Uca4に対づ−る反応性は全く減弱し
ないことが間接螢光抗体法により証明された。
以上のことは、1−uCa3或いは1uCa4に反応7
る抗原がタンパク質であり、その抗原決定基にシアル酸
がaまれていないことを示し−Cいる。
実施例4 1uCa6及び1uCa7に反応する抗原の性状抗原と
して用いたFerrians細胞をトリプシン或いはプ
ロナーゼでLu Ca3. Lu Ca4の項で述へた
方法(実施例3)と同様の方法で処理すると、しuCa
6に対4°る反応性は全く減少しないが、しuCa7に
対する反応性は消失リ−ることか間接螢光抗体法により
証明された。
F errians細胞をノイラミニダーゼ処理しても
、Lu Ca6. l、−u Ca7に対りる反応性は
全く減少しなかった。
以上の事実は、1Uca7抗体【、二及応りる抗原はタ
ンパク質C,イの抗原決定基にシアル酸は含まれでいな
いごとを示しくいる。、 i /、二11Ca6に反応
Jる抗原は1−リゾシン及び111ノーげに非感受性で
その抗原決定基にはシ)フル酸が含J:れていないこと
を示し−Cいる。
実施例5 LuCa3及び1Uca4抗体のイムノグロブリン亜群
の決定: 1−uCa3及び1−UCa4抗体ど\7ギ抗マウスI
(IG、亜群、I(IG、、IIL亜群、IgG、、亜
f!T、IgM亜群との反応11をアガロースゲル内免
疫)ん陪反応により調べた。1−uCa3及びしuca
4抗体はいずれも抗マウスIgGイ亜群抗体と反応し沈
降線をつくったが、他の抗体とは全く沈降線を作らなか
った。
1uca6及び1−uCa7抗体のイムノグロブリン亜
群の決定: 1uCa6及び1−uCaγ抗体とヤギ抗マウス1gG
、!In群、1(IO2,亜群、ItlG2b亜群、[
(IM亜BYとの反応性をアカロースグル内免疫沈降反
応により調べた。1−uCa6抗体は抗マウス[M亜群
抗体と、1uCa7抗体は抗マウスI(IG1亜群抗体
と反応し沈ll?線をつくったが、他の抗体とは全く沈
降線を作らなかった。
【図面の簡単な説明】
第1図は、レルソーターを用いた1−uQa3及び1−
uCa4による癌性真水(扁平上皮癌)の診断結果を示
したしので、< a>は1uCa3による螢光染色結末
を、(b)は1uCa4による螢光染色結末を示したも
のぐある。 第2図は、レルソーターを用いた1uCa6による癌v
1胸水(腺癌)の診断結果を示したものである2゜ 第1図 螢ff151屓→

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1) ヒト肺扁平上皮癌に含まれる分子量22万の抗
    原及び分子量9.5万の抗原と抗原抗体反応をし、次の
    性質を有するNG、亜群に属するモノクローナル抗体し
    1Ica3゜ (1)ヒト肺扁平上皮癌と反応する。 ■ヒト肺腺癌と反応しない。 (3)腺癌型のヒトの大腸癌、胃癌、直腸癌、甲状腺癌
    、乳癌、胆管癌、唾液腺癌と反応しない(4)ヒトの肺
    胞、気管支粘膜、甲状腺、腎、肝。 膵、直腸、大腸、胃、牌、脳、末梢血リンパ球の正常組
    織と反応しない。 (2) ヒト肺扁平上皮癌に含まれる分7子量15万の
    抗原と抗原抗体反応をし、次の性質を有づるIgG、亜
    群に属するモノクローナル抗体[uCa4゜(1)ヒト
    肺扁平上皮癌と反応する。 ■ヒト肺腺癌と反応しない。 (3)腺癌型のヒトの大腸癌、胃癌、直腸癌、甲状腺癌
    、乳癌、胆管癌、唾液腺癌と反応しない。 (4)ヒトの肺胞、気管支粘膜、甲状腺、腎、肝。 膵、直腸、大腸、胃、牌、脳、末梢血リンパ球の正常組
    織と反応しない。 (3) ヒト肺腺癌に含まれる抗原と抗原抗体反応をし
    、次の性質を有する[QM亜群に属するモノクローナル
    抗体LuCa6ゎ (1)ヒト肺扁平上皮癌、ヒト肺腺癌、ヒl−肺小細胞
    癌と茨応づる。 ■腺癌型のヒ1への大腸癌、胃癌、直腸癌、乳癌。 胆管癌、唾液Jl*癌及び扁平上皮癌型の舌癌と反応す
    る。 ■ヒトのIIra胞、気管支粘膜、甲状腺、腎、肝、゛
    胃、脳の正常組織と反応しない。 (4) ヒト肺腺癌に含まれる抗原と抗原抗体反応をし
    、次の性質を有するIgG、亜群に属するモノクローナ
    ル抗体しuCa7゜ (1)ヒト肺扁平上皮癌と反応しない。 ■ヒト肺腺癌と反応する。 (3)ヒトの肺胞、気管支粘膜、甲状腺、腎、皮膚。 肝、膵、直賜、大腸、胃、脳、牌、子宮頚部の正常組織
    と反応しない。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61103837A (ja) * 1984-10-26 1986-05-22 Wakunaga Seiyaku Kk 抗ヒト癌モノクロ−ナル抗体
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