JPS6143200A - モノクロ−ナル抗体 - Google Patents

モノクロ−ナル抗体

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JPS6143200A
JPS6143200A JP16430484A JP16430484A JPS6143200A JP S6143200 A JPS6143200 A JP S6143200A JP 16430484 A JP16430484 A JP 16430484A JP 16430484 A JP16430484 A JP 16430484A JP S6143200 A JPS6143200 A JP S6143200A
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JP
Japan
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cancer
human
reacts
epithelium
monoclonal antibody
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Application number
JP16430484A
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English (en)
Inventor
Akio Hirohashi
説雄 廣橋
Yukio Shimozato
下里 幸雄
Tetsuji Yamada
哲司 山田
Heiichi Yano
矢野 平一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Kayaku Co Ltd
Original Assignee
Nippon Kayaku Co Ltd
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  • Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)
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  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ヒトの癌の診断等に有用なモノクローナル抗
体に関するものである。
(従来の技術) 肺癌の腫瘍マーカーとして、CBA、TPA等が知られ
ているが、これらは必らずしも腫瘍特異的ではな(、悪
性疾患のみならず種々の良性疾患、健康者でもみられる
Milstein及びに;hlerの発明以来、癌に対
するモノクローナル抗体について研究が行なわれている
が、肺癌に対するモノクローナル抗体で臨床的に有用な
ものはまだない。
近年、種々の固型癌組織特に腺癌中に、A型類似の抗原
が出現していることが分って来た。
これは血液型A型患者以外にもみられ、腺癌の腫瘍マー
カーとして有望である。lli’orssman抗原は
この人型類似の抗原の一つである。又、腫瘍細胞膜から
抽出された糖脂質中に、Forssman抗原以外のA
型類似の抗原がみられたとも報告されている。今迄にF
orssman抗原以外のA型類似の抗原に対するモノ
クローナル抗体の作製の報告はない。
(発明が解決しようとする問題点) 現在のところ、肺癌の組織診断及び血清診断に臨床的に
有用なモノクローナル抗体はまだない。
(問題を解決するための手段) 本発明者らは、癌特に肺癌の組織診断及び血清診断に有
効な実用化しうるモノクローナル抗体について鋭意研究
を行なった結果本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、 「1.  分子量100万以上(ゲル濾過法)の糖蛋白
質抗原と反応し、認識する抗原決定基は末端にN−アセ
チルガラクトサミンをもっ糖鎖である、次の性質を有す
るIgMのクラスに属するモノクローナル抗体35−L
u65゜(1)  ヒト肺非小細胞癌と反応する。
(2)  ヒト肺小細胞癌では上皮様分化を示す部分に
のみ反応する。
(3)  ヒトの胃癌、膵癌、結腸癌、乳癌と反応する
(4)正常のヒトの気管支上皮及び血液型A型のヒトの
気管支腺、唾液腺、腎尿細管、膵外分泌腺、直腸を除く
消化管上皮、移行上皮、扁平上皮表層、赤血球膜、血管
内皮と反応する。
(5)  ヒトの腸上皮化生胃粘膜と反応する。
(6)正常のヒトの白血球、精巣、膵ラ氏島、心筋、横
紋筋、平滑筋、肝、脾、肺胞上皮、神経組織と反応しな
い。
2、分子量100万以上(ゲルを適法)の糖蛋白質抗原
と反応し、認識する抗原決定基は末端にN−アセチルガ
ラクトサミンをもっ糖鎖である。次の性質を有するIg
Mのクラスに属するモノクローナル抗体81−Lu65
゜(1)  ヒト肺゛非小細胞癌と反応する。
(2)  ヒト肺小細胞癌では上皮様分化を示す部分に
のみ反応する。
(3)  ヒトの胃癌、膵癌、結腸癌、乳癌と反応する
(4)正常のヒトの気管支上皮及び血液型A型のヒトの
気管支腺、唾液腺と反応し、正常のヒトの腎尿細管、膵
外分泌腺、直腸を除く消化管上皮、赤血球膜、血管内皮
と反応しない。
(5)  ヒトの腸上皮化生胃粘膜と反応する。
(6)正常のヒトの白血球、精巣、膵ラ氏島、心筋、横
紋筋、平滑筋、肝、脾、肺胞上皮、神経組織と反応しな
い。
3、分子量100万以上(ゲルf適法)の糖蛋白質抗原
と反応し、認識する抗原決定基は末端にN−アセチルガ
ラクトサミンをもつ糖鎖である、次の性質を有するIg
Mのクラスに属するモノクローナル抗体165−Lu6
5゜(1)  ヒト肺非小細胞癌と反応する。
(2)  ヒト肺小細胞癌では上皮様分化を示す部分に
のみ反応する。
(3)  ヒトの胃癌、膵癌、結腸癌、乳癌と反応する
(4)  正常のヒトの気管支上皮及び血液型A型のヒ
トの気管支腺、唾液腺、膵外分泌腺、直腸を除く消化管
上皮、移行上皮、腎尿細管、扁平上皮表層と反応し、正
常のヒトの赤血球膜、血管内皮と反応しない。
(5)  ヒトの腸上皮化生胃粘膜と反応する。
(6)正常のヒトの白血球、精巣、膵ラ氏島、心筋、横
紋筋、平滑筋、肝、脾、肺胞上皮、神経組織と反応しな
い。」 に関するものである。
なお、以下の説明において述べる細胞、組織等は特にこ
とわりのない限り全てヒトの細胞、組織等である。
本発明のモノクローナル抗体35−Lu65+iA型赤
血球膜と交叉反応し、A型類似の抗原を認識し、又、本
発明のモノクローナル抗体81−Lu65及び165−
Lu65もA型光血球とは反応しないがA型類似の抗原
を認識する。
本発明のモノクローナル抗体は、いずれもA型類似のF
orssman抗原とは異なる糖鎖を認識する。
本発明のモノクローナル抗体はいずれも後述する実施例
に示す様に、肺非小細胞癌、特に腺癌と高率に反応し、
肺小細胞癌では上皮様分化を示す部分にのみ反応する。
又、胃癌、膵癌、結腸癌、乳癌にも反応する。
本発明のモノクローナル抗体はいずれも腸上皮化生胃粘
膜と反応する。
本発明のモノクローナル抗体はいずれも正常の白血球、
精巣、膵ラ氏島、心筋、横紋筋、平滑筋、肝、脾、肺胞
上皮、神経組織と反応しな()。
又、本発明の3種のモノクローナル抗体は次のような異
なる反応性を示す。
(1)モノクローナル抗体35−Lu65は、正常のヒ
トの気管支上皮及び血液型A型のヒトの気管支腺、唾液
腺、腎尿細管、膵外分泌腺、直腸を除く消化管上皮、移
行上皮、扁平上皮表層、赤血球膜、血管内皮と反応する
(2)モノクローナル抗体81−Lu65は、正常のヒ
トの気管支上皮及び血液型A型のヒトの気管支腺、唾液
腺と反応し、正常のヒトの腎尿細管、膵外分泌腺、直腸
を除く消化管上皮、赤血球膜、血管内皮と反応しない。
(3)モノクローナル抗体165−Lu65は、正常の
ヒトの気管支上皮及び血液型A型のヒトの気管支腺、唾
液腺、膵外分泌腺、直腸を除く消化管上皮、移行上皮、
腎尿細管、扁平上皮表層と反応し、正常のヒトの赤血球
膜、血管内皮と反応しない。
本発明の3種のモノクローナル抗体35−Lu65.8
1−Lu65及び165−Lu65が反応する肺巨細胞
癌組織パラフィン切片を0.5%過ヨウ素酸で処理した
ところ、これらの抗体の反応性が消失した。
又、モノクローナル抗体35−Lu65.81−Lu6
5.165−LL+65が反応する肺巨細胞癌ヌードマ
ウス移植腫瘍のリン酸緩衝食塩水抽出液−ゼ、ヌラミニ
ダーゼ、アクチナーゼ等の酵素で処理したところ、グリ
コシダーゼ、N−アセチルガラクトサミニダーゼやアク
チナーゼで処理した場合はこれらの抗体の反応性が低下
し、フコシダーゼやヌラミニダーゼで処理した場合はこ
れらの抗体の反応性に変化がなかった。
これらのことから、モノクローナル抗体35−Lu65
.81−Lu65及び165−Lu65の反応する抗原
は糖蛋白質であり、これらの抗体の認識する抗原決定基
は末端にN−アセチルガラクトサミンをもつ糖鎖である
ことが分った。
本発明のモノクローナル抗体35−Lu65.81−L
u65及び165−LLI65の認識する抗原決定基は
、末端にフコース及びシアル酸を持たない。
本発明のモノクローナル抗体が認識する抗原の分子量は
100万以上(ゲル濾過法)である。
本発明のモノクローナル抗体35−Lu65.81−L
u65及び165−Lu65は1gMクラスに属し、モ
ノクローナル抗体35−Lu65及び165−Lu65
のL鎖はKである。
モノクローナル抗体35−Lu65.81−Lu65及
び165−Lu65の認識する抗原の癌細胞内での分布
を酵素抗体法を用いて電顕、電顕で検索したところ、細
胞膜の表面のみならず、多くの癌では細胞質内にも存在
することが分った。
モノクローナル抗体35−Lu65.81−Lu65及
び165−Lu65と反応する抗原は、肺腺癌組織中に
正常肺組織に比べ多量に存在する他、肺巨細胞癌無血清
培地上清中、肺巨細胞癌又は腺癌の担癌ヌードマウスの
血清中及び肺癌患者の血清中にも存在する。
本発明のモノクローナル抗体は例えば次のようにして製
造することが出来る。本発明のモノクローナル抗体が認
識する抗原でマウス又はラット等の動物を免疫する。(
この場合通常抗原を含む癌細胞が用いられるが、本発明
者らはその他に分化、増殖、転移等の癌細胞の生物学的
特性に重要な癌細胞の細胞膜成分を分離してこれを用い
て動物を免疫する方法及び癌関連抗原が分泌されている
担癌ヌードマウスの血清を用いて動物を免疫する方法も
採用した。)免疫された動物から抗体産生細胞を得、こ
れと骨髄腫細胞を融合し、得られた融合細胞をクローン
化し、本発明のモノクローナル抗体を産生ずる融合細胞
を選択し、これを培養し抗体を回収する。
免疫法、融合法、融合細胞の選択等は通常の方法によっ
て行なうことが出来る。
更に詳しくは、例えば次のようにして本発明のモノクロ
ーナル抗体を製造することが出来る。
先ず、マウスを肺癌細胞(又はその細胞膜成分又は肺癌
担癌動物の血清)で免疫する。免疫する動物はマウスに
限らずラット等のネズミ科の動物又はその他の動物を使
用してもよいが、通常はマウスを用いるのが好ましい。
例えばBALB/Cマウスに肺癌細胞(又はその細胞膜
成分又は肺癌担癌動物の血清)を数日〜数週間おきに数
回接種する。その後マウスより牌臓を摘出し遠心分離に
より抗体産生細胞を得る。この細胞は増殖する能力を持
たないので、自己増殖能力を有する細胞と融合させる。
自己増殖能力を有する細胞としては骨髄腫細胞が特に好
ましい。骨髄腫細胞としては、同種の動物のものを用い
るのが好ましく、又、抗体を産生じないものを選択する
のが好ましい。抗体産生細胞と骨髄腫細胞をポリエチレ
ングリコール等の細胞融合剤と混合し細胞融合を行なう
。抗体産生細胞と骨髄腫細胞の使用割合は、細胞数比で
2:1〜10:1とするのが好ましい。得られた融合細
胞は限界希釈法により分離し、分離した融合細胞は増殖
させたのち、各穴(ウェル)において産生される抗体は
公知の方法例えば螢光抗体法又は酵素抗体法等により、
各種細胞組織等と反応させ、その結果から所望の抗体を
産生ずるハイプリドーマを選択する。選択したハイプリ
ドーマを培養器中で培養し上清液から抗体を得ることも
出来るが、生体内例えばヌードマウス腹腔内にハイブリ
ドーマを注入し、マウスの腹腔内でハイブリドーマを増
殖させ、マウスの血清又は腹水から抗体を回収する方法
によることも出来る。
本発明の化ツクローナル抗体を作るために免疫原として
使用する癌細胞は特定の株のものに限定されな℃・。
(実施例) 実施例1 (1)モノクローナル抗体の製造 3つの独立した細胞融合法により3種のモノクローナル
抗体を作製した。
免疫はり下のとおり3種類の方法で行なった。
八 癌細胞膜粗分画を用いる方法 男性の肺巨細胞癌患者の鎖骨上席リン パ節転移巣から腫瘍組織を摘出し、組織病理検索に用い
た残りの組織を2〜3爺大に細切し、胸腺欠損ヌードマ
ウス(BALB/Cnu/nu)の皮下1(移植した。
腫瘍は局所で増殖し固型腫瘍を形成しマウスからマウス
への継代移植が可能な移植株として確立された。
この腫瘍(移植株)を摘出し、■eltriらの方法に
従って細胞膜粗分画を採取した。即ち、前記腫瘍(セ植
株)Igを、5 mlのHank’s balance
d 5alt 5olution(pi−(6,6)中
で゛細切しポリトロンにて30秒ホモジェナイズした後
4°c、8000gで15分間遠沈した。この沈渣を5
培量の5 mMtris−2mM EDTA Buff
er(pH7,2)に浮遊し、再度ポリトロンでホモジ
ェナイズした後遠沈(4℃、8000g、15分間)し
た。その上清を超遠心 (1ooo0g)して得られた沈渣を癌細胞膜粗分画と
した。免疫には1回あたりこの300I1gを、初回に
ばFreund’s comp −1ete adju
vant O,2mlと、2,3回目にはFreund
’s incomplete adjuvant Q、
2 mlと混和し、マウス(B A、 T、 T3 /
 Cnu/十)(7)腹腔内に2週間隔で投与した。最
終免疫には30μgを静注した。
(B)  担活:マウス血清を用いる方法。
前記(A+における胸腺欠損ヌードマウス(BALB/
Cnu/nu)の腫瘍か2〜3[有]犬に増殖した所で
、このヌードマウスをエーテル麻酔し、全採血を行なっ
た。これを5000rpm、5分間遠沈し、その上清と
して血清を得た。血清は使用まで −70’Cで凍結保存された。免疫には1回02m1の
血清に同量の初回にはF rcund’scomple
te adjuvanlを、2,3回目にはFreun
d’s  incomplete  adjuvant
を混合してマウス(BA、LB/Cnu/+)の腹腔内
に2週間隔で投与した。最終免疫には0.1mlの血清
を静注した。
(q 癌細胞を用いる方法 前記穴における腫瘍(移植株)から 10%FC8を加えたRPM11640培地、37°C
15%CO□の環境下で増殖する培養細胞株を樹立した
この細胞を1回につき107個を0.2m1F) ad
juvaniと共に?ウス(BA、LB/Cn u/−
1−)の腹腔内に2週間隔で゛3回投力した。最終免疫
には106個の細胞を静注した。
上記三種類の方法で免疫した各マウスは、それぞれ癌に
対する抗体価の上昇を確かめた後、各マウスからそれぞ
れ牌臓を摘出した。
この摘出した3つの牌臓を用い、それぞれについて独立
した細胞融合を行なった。
細胞融合の方法は、いずれの場合も渡辺等の方法(免疫
実験操作法VII、2963〜2967.1978)に
準じて行なった。
即ち、摘出した牌臓を細切したのち、ステンレスメツシ
ュを通し7.1500 rpm、 200 gで遠沈し
て得た沈渣に50m1の07%Nl−14C1を加え赤
血球を除き、RPMI 1640で2回洗浄して得た牌
細胞xio’個に、マウス骨髄腫細胞(P3−X 63
−Ag 8−U 1. ) (以下F’3U1という)
をR,1)MI 1 G /I Oで2回洗浄して得た
P3U1 2X107個(5:1)を混合し、200O
rpm、200gで10分間遠沈した。沈殿細胞をよく
ときほぐした後、45%(W/V)のポリエチレングリ
コール4000 (メルク社)を含有した37℃、pH
7,4ノRPMI 1.640、l mlを加え8分間
処理した。
反応1分後からRPM11640を徐々に加え総量40
 mlとして細胞融合を終了した。1000叩1η、1
00gで遠沈後10%牛脂児血清を含んだRPM116
40を40 ml加えて細胞浮遊液を作ノプテリン、チ
ミジン10%牛脂児血清)に入れ換え、Co5tar 
m1cro culture plateに、1ウエル
あたり02m1ずつ分注培養した。10日目に上清を取
り出し、肺癌組織のホルマリン固定、パラフィン切片を
酵素抗体法で染色することにより癌と反応する抗体産生
の有無を確かめ、抗体産生が陽性を示したウェル中のノ
・イブリドーマを1ウエルあたり03〜0.6個となる
よう限界希釈法によりクローニングを行なった。培地ハ
最初f■T (ヒボキサンチン、チミジン、10%牛脂
児血清)を用い、feede r  l ayerとし
てBALB/Cnu/+マウスの胸腺細胞5×105/
ウエルを加えた。次に]O%牛脂児血清を加えたR、P
M11640培地に置換した。
限界希釈法によるクローニングは2回行なった。
又、大量培養には1ウエルのノ・イブリドーマを5ウエ
ル、24つxル(Falcon 3008)と増量しな
がら、最終的には25(支)2.40 ml 、Nun
ctissue culture flask  を用
いた。flask培養で得た上清にNaN3を01%加
え4℃にて保存した。
(2)本発明のモノクローナル抗体の選定及びモノクロ
ーナル抗体による各種組織の染色本発明のモノクローナ
ル抗体選定のための各種組織の染色及び本発明のモノク
ローナル抗体による各種組織の染色は、l−l5u 、
 S0M等の方法(J、 )listochem9、C
ytochem、 、 29.577〜580.198
1)に準じてアビジン−ビオチン−ペルオキシダーゼ複
合体法(A B C法)によるホルマリン固定、パラフ
ィン切片の染色により行なった。即ち、広く一般的に用
いらオtている10%ホルマリン固定後パラフィン包埋
、薄切されたヒト肺癌組織、他のヒト癌組織及びヒト正
常組織を脱パラフイン後、03%H2O2を含むメタノ
ールにて20分間処理した。その後リン酸緩衝食塩水(
1) B S )で洗った後、10%正常豚血清を含む
l) B Sにて30分間処理した。次(・で、抗体を
含む溶液と室温で2時間反応させ、更に4°Cで一夜反
応さぜた。そしてPBSで15分間洗った後、ビオチン
化抗マウス免疫グロブリン(75μg/m1)にて30
分間処理した。これをPBSで15分間洗った後、アビ
ジンDH−ビオチ/化ベルオキンダーゼ複合体と室温で
30分間処理した。これをPBSで15分間洗った後ジ
アミノベンチジン溶液(50mgジアミノベンチジン、
0006%H20□、トリスバッファーpH7,6)に
て5〜10分間反応させた。細胞核をヘマトキシリンに
て染色後、通常の方法で封入し検鏡した。
(3)結 果 1) 前記(1)の囚の方法により免疫し、たマウスの
胸臆を用いて細胞融合を行なった実験においては、38
4ウエル中349ウエルについて産生抗体の反応性を調
べ、その中から前記モノクローナル抗体35−Lu65
の反応性を有するモノクローナル抗体を産生ずるハイブ
リドーマ1株を選択した。この選択したハイブリドーマ
の産生ずるモノクローナル抗体を35−Lu65と名付
げた。
11)前記(1)の(I3)の方法により免疫したマウ
スの胸臆を用いて細胞融合を行なった実験においては、
480ウエル中180ウエルについて産性抗体の反応性
を調べ、その中から前記モノクローナル抗体165−L
u65の反応性を有するモノクローナル抗体を産生ずる
ハイブリドーマ1株を選択した。この選択したハイブリ
ドーマの産生ずるモノクローナル抗体を165−Lu6
5と名付けた。
:iり  前記(1)の(qの方法により免疫したマウ
スの胸腺を用いて細胞融合を行なった実験においては、
480ウエル中380ウエルにつ℃・て産生抗体の反応
性を調べ、その中から前記モノクレーナル抗体81−L
u65の反応性を有するモノクローナル抗体を産生ずる
ハイブリドーマ1株を選択した。この選択したハイブリ
ドーマの産生ずるモノクローナル抗体を81.−Lu6
5と名付けた。
上記三種のハイブリドーマが産生ずる三種のモノクロー
ナル抗体を用℃・て、各種肺癌組織、その他の癌組織及
び正常組織との反応試験を上記(2)の方法に従って行
った。三種のモノクローナル抗体の各種肺癌組織、その
他の癌組織及び正常組織に対する反応性試験結果をそれ
ぞれ表−1、表−2及び表−3に示し5た。
表−1各種肺癌組織に対する各モノクレーナル抗体の反
応性 ※上皮様分化を示す部分にのみ反応 表中、()内は陽性例数/症例数を示し、係はその百分
率を示す。
このように、三種のモノクローナル抗体はいずれも肺非
小細胞癌特に肺腺癌と高率に反応したか、肺小細胞癌で
は上皮様分化を示す部分にのみ反応した。このうち、高
分化型腺癌では細胞膜に強く染色され、中等度ないし低
分化腺癌、扁平上皮癌、太細胞癌では細胞膜及び細胞質
内に染色された。
このことは、本発明のモノクローナル抗体は肺癌の小細
胞51モリと非小細胞癌との鑑別に有用であることを示
している。
表−2その他の各種癌組織に対する各モノクローナル抗
体の反応性 表中、()内は陽性例数/症例数を示し、%はその百分
率を示す。
正常組織では、本発明のモノクローナル抗体   13
5TJLI65はA型の赤血球膜、血管内皮と反応する
か、この反応は抗Aモノクローナル抗体(1) A、]
(O社製、I)enmark )と比べ弱く、腫瘍組織
に極めて強く反応し、又、ヒツジ赤血球と本発明のモノ
クローナル抗体35−Lu65の認識する抗原ばi+”
 Or s s m a n抗原以外のA型類似抗原と
考えられる。
本発明のモノクローナル抗体のイムノグロブリンのクラ
スを知るため、本発明のモノクローナル抗体を寒天ゲル
内で、マウス1gの各クラス(1,gA、、 ]−、g
M、、 IgCr+、1gG2a、Ig G2b 、 
Ig G3fgD、IgE、に鎖、ヌ鎖)に対するウサ
ギ抗血清に対1〜で沈降反応を行なった。
その結果、本発明のモノクローナル抗体35−Lu65
.81.−Lu65及び+ 65−Lu 65はいずれ
も1gMと判明しブー。              
  (一実施例3 (1)本発明のモノクローナル抗体35−Lu65.8
1−Lu 65及び165−:[、u 65を産生ずる
ハイブリドーマを、それぞれ、プリスタン処理後のBA
LB/Cnu/+マウス三匹の腹腔内に別々に107個
投与した。1週間後、約5mlの腹水を各マウスから採
取し、それぞれ5epharose CL −6Bによ
る濾過を行なった。
各分画から実施例2と同様にオフタロニー法で抗IgM
血清と反応する分画をそれぞれについて得、これを鈍化
された抗体35−Lu65.81−LL+ 65及び1
65−Lu 65とした。
上記鈍化された各抗体は、Quesdon 等の方法(
+L HistochemCytocem、 27.1
131〜1139.1979)K従ってそれぞれヒオチ
ン化した。
2) 一方、肺巨細胞癌ヌードマウス移植株の腫瘍組織
1gを5 mlの生理的食塩水中で、ポリトoンを用い
てホモジェナイズした。
これを100 Orpm、1o分間遠沈後、上清を5e
pharose CL−6Bカラムによりゲル濾過し、
各分画をそれぞれ96ウエルマイクロタイタープレート
にo、imiずつ分注、24時間後、各ウェルを5%牛
血清アルブミン化1) B Sにてブロッキング後、(
1)の項で作製したビオチン化抗体5μg/mlを加え
、それぞれについてアビジンーヒオチンーペルオキシダ
ーゼ複合体法を行なった。反応は、1■/m1のオルノ
フェニルジアミンを含む01Mクエン酸バッファー(I
)H4,5)に0015%lI20□を加えて行ない、
その反応結果を0、D、 450でDynatech 
Autoreader (MR。
580)を用心・て測定した。本発明の三種のモノクロ
ーナル抗体の認識する抗原はいずれの場合も■。付近に
検出され、その分子量は106ダルトン以上であった。
実施例4 (1)  本発明のモノクローナル抗体35−Lu65
.81−Lu 65及び165−Lu65のいずれもが
反応することが分っている肺巨細胞癌組織のパラフィン
切片を脱バラ後、0.2U/mlのヌラミニダーゼで3
7℃、2時間処理した。
又、一方、05%の過ヨウ素酸で37°C,1時間処理
した後、実施例1の(2)に示したアビジン−ビオチン
−ペルオキシダーゼ複合体法による酵素抗体法で染色し
た所、本発明のモノクローナル抗体35−Lu 65.
81−Lu65及び165−Lu 65は05%過ヨウ
素酸で処理したものではいずれの場合も反応性が消失し
た。一方、ヌラミニダーゼで処理したものでは、いずれ
の場合も反応性に変化はなかった。
(2)  実施例3の(2)で得られた■。分画を抗原
の粗分側としてその1 mlを20倍にPBSで希釈し
、96ウエルマイクロタイタープレートに100μm/
ウェル分注した。24時間後各ウェルなヌラミニダーゼ
、ミックストグリコシダーゼ、α−フコシダーゼ、α−
N−アセチルガ2クトサミニダーゼ、アクチナーセの各
酵素で37°C,2時間処理した。
即ち、ヌラミニダーゼは0.2U/ml及び0.04 
U/ml Kなるよう[0,2mMのPMSTを含むリ
ン酸緩衝液(PB ) (pH6,4)  で希釈し、
グリコ/ダーゼは1rtv、/ml及び0.1mg/m
1になるように0.2 mM PMS Fを含むPB(
pi−I 6.4 )で希釈し、アクチナーゼは2.5
 +11g/ml及び0.25 mg / mlになる
ようにPB(pI−16,4)−c−希釈L 、α−フ
コシダーゼとα−N−アセチルガラクトザミニダーゼは
0.2mMPMSFを含むPI3 (pH6,4)で5
0mU/ml及び10+nU7’mlに希釈し、それぞ
れ1ooμl/ウェル加えた。
2時間後、P]3S (pI−I7.5 ) テ数回洗
浄L5%NSSでブロッキングした後、ビチオン化した
モノクローナル抗体35−Lu 65.8 j−Lu 
65及び165−Lu 65を5 itg/mlに5%
NSSで希釈したものを、各ウェルに50μm/m1加
えた。
実施例3の(2)と同様にしてABC法を行ない1mg
/mJのOPDを反応させ、O,D、 450の吸光度
をDynatech Autoreader MR58
0で測定した。
その結果、フコシダーゼ、ヌラミニダーゼで処理したも
のでは、本発明のモノクローナル抗体35−Lu65.
81−Lu65及び165−Lu 65のいずれも反応
性に変化がなかったが、N−アセチルガラクトサミニダ
ーゼ、アクチナーゼ、ミクストグリコシダーゼにて処理
した場合は、(・ずれの抗体も反応性が低下した。
以上の結果より、本発明のモノクローナル抗体35−L
u 65.81−Lu 65及び165−Lu 65の
認識する抗原は糖蛋白で、その抗原決定基は本発明のい
ずれのモノクローナル抗体の場合も末端にN−アセチル
ガラクトサミンを持っ糖錯であることがわかる。
本発明の三つのモノクローナル抗体が認識する抗原決定
基はシアル酸及びフコースを持たないこともわかる。
実施例5 (1)実施例3の(2)で得られた腫瘍組織ホモジエネ
ートの上清5mlに2MPCA (過塩素酸)を5 m
l加え、よく混和し、2時間後遠沈(2000rpm、
20分)し、上清をセルロース透析膜で水道水に対し2
日間、0.1%のNaN3を含むPBS(pH7,4)
に対し1日間透析を行なった。
寒天ゲル内にて、こうして得られた腫瘍組織ホモジエネ
ート上清とそのPCA抽出液に対し、本発明のモノクロ
ーナル抗体35−Lu 65.81−Lu 65及び1
65−Lu65で沈降反応を行なった。
その結果、35−Lu65.81−Lu 65及び16
5−Lu65の3抗体は、ホモジエネート上清に対して
も、PCA抽出液に対しても、互いに部分的に融合する
沈降線を作った。
(2)  ビオチン化した35−Lu65.81−Lu
65及び165−Lu65の3抗体5μg/m1lc、
ビオチン化されていな〜・35−Lu65.81−Lu
65或いは165−Lu65を0.5mg/ml、0.
05mg/ml及び5 μg /ml加え、実施例3の
(2)で得られた■。分割に対し、EIAを行ったとこ
ろ、ビオチン化抗体35−Lu 65は抗体35−LL
+ 65のみによって、ビオチン化抗体81−Lu 6
5は抗体35−4u 65及び81−Lu65によって
、又、ビオチン化抗体165−Lu65は抗体35−L
u 65.81−Lu65及び165−Lu65によっ
て抗原との結合が阻害された。
(3196ウエルマイクロタイタープレートにビオチン
化してない35−Lu65.81−Lu65及び165
−Lu 65の各抗体を5μg/m1の濃度で、100
μl/ウェル分注し、24時間後5%NSSで30分間
ブロック後、腫瘍組織ホモジエネート上清を100μm
/ウェル加え2時間反応させ、更にプレートに固着した
抗体とは異なるビオチン化抗体5μg/m1を50μl
/ウェル加えABC法にてoPD(0−フエニレンジア
ミンニ塩酸塩)全反応させた。その結果、35−LL+
65.81−Lu65及び165−L+465の3抗体
間では固着した抗体とビオチン化抗体をどのように組み
変えても陽性であった。
上記(1)〜(3)の結果より、本発明のモノクローナ
ル抗体35−Lu65.81−Lu65及び165−L
u65が認識する抗原決定基は同−分子上に存在し、か
つ、それらの間には共通部分があることがわかる。
実施例6 96ウエルマイクロタイタープレートに固相化したモノ
クローナル抗体と、ビオチン化抗体で、二抗体サンドイ
ッチELISAで、様々のサンプルの抗原活性を測定し
た。
(1)肺癌手術材料から肺癌の腫瘍組織と、同一患者の
正常肺組織を得、−20’ににて保存した。解凍後、5
倍量の生食水を加えポリトロンでホモジェナイズし、遠
沈(2000rpm、10m1n ) (flその上清
の抗原活性を測定した。
すると肺腺癌では9例中5例で正常肺に比し2倍以上の
高い抗原活性がみられたが、肺扁平上皮癌組織では5例
中5例とも抗原活性は正常肺と差がなかった。
との二抗体法サンドイッチELISAの実施において、
プレートに固着する無標織抗体に81−Lu65抗体を
用いビオチン化抗体に35−Lu65を用いた場合は、
35−Lu65.81−Lu65及び165−Lu65
の抗体を組み合わせた9種の内地の8種の組み合わせて
比べ、感度、腫瘍特異性とも高く、以下のELISAで
はもっばらこの組合わせを用いた。
(2)二種類の肺巨細胞癌、肺扁平上皮癌、肺腺癌及び
二種類の肺小細胞癌のヌードマウス移植肺癌の担癌マウ
ス血清中の抗原活性を測定したところ、一種類の肺巨細
胞癌及び肺腺癌につ℃・ては、担癌マウス血清中に正常
マウスに比べ著しく高い抗原活性がみられた。、しかし
、扁平上皮癌、小細胞癌で養した後の培養」二清中にも
、対照の無血清培地に比べ高い抗原活性がみられた。ま
た、10%FC8を加えた培地でも同様な結果を得た。
(4)肺腺癌患者の血清中にも14例中6例で高い抗原
活性かみら7tた。一方、肺扁平上皮癌患者の血清中に
は、4例中4例とも抗原活性が検出できなかった。又、
A型血液型を含む健康人の血清中には、10例中10例
とも抗原活性を検出できなかった。
実施例7 ポリビニールクロライド96ウエルマルチタイタープレ
ートに1mg/mlのポリ−l−リジンを501tl/
A−注し30分後人1、A2.0、■3各型赤血球及び
ヒツジ赤血球(S R,B C)、肺巨細胞癌細胞をそ
れぞれPBS (pH7,4)に浮遊したものを4×1
05個150μl/ウェルとなるように分注した。05
%カグルタールアルデヒドで固定し、これらに対し35
−Lu65.81−LL+65及び165−L1165
の各抗体と抗Aモノクローナル抗体(DAKO)、抗F
orssman抗血清(DIFCO)で実施例3の(2
)と同様なEIAを行なった。
その結果、モノクローナル抗体35−Lu65はA、血
球、5RBCと弱く反応し、肺巨細胞癌細胞と強く反応
した。モノクローナル抗体81−Lu65及び165−
Lu 65は肺巨細胞癌細胞のみと強く反応した。抗A
モノクローナル抗体はA。
血球と強く反応し、A2血球、5RBC1肺巨細胞癌細
胞と弱く反応した。又、抗Forssman血清は、S
IR,BCと強く反応したがA1血球、肺巨細胞癌細胞
とも弱く反応した。
以上のとおり、本発明のモノクローナル抗体35−I、
u65.81−Lu 65及び165−Lt165はF
orssmanとは異なるA型類似の抗原を認識してい
る。
81、−Lu65.165−Lu65は実施例5で示さ
れる様に35−Lu65と部分的に共通の抗原決定基を
認識しておりA型の正常組織の一部と反応するが、抗フ
ォルスマン血清、抗Aモノクローナル抗体と各種赤血球
に対する反応性が異なり、同様にフォルスマン抗原とは
異なるA型類似の抗原を認識している。
(発明の効果)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、分子量100万以上(ゲル濾過法)の糖蛋白質抗原
    と反応し、認識する抗原決定基は末端にN−アセチルガ
    ラクトサミンをもつ糖鎖である、次の性質を有するIg
    Mのクラスに属するモノクローナル抗体35−Lu65
    。 (1)ヒト肺非小細胞癌と反応する。 (2)ヒト肺小細胞癌では上皮様分化を示す部分にのみ
    反応する。 (3)ヒトの胃癌、膵癌、結腸癌、乳癌と反応する。 (4)正常のヒトの気管支上皮及び血液型A型のヒトの
    気管支腺、唾液腺、腎尿細管、膵 外分泌腺、直腸を除く消化管上皮、移行上 皮、扁平上皮表層、赤血球膜、血管内皮と 反応する。 (5)ヒトの腸上皮化生胃粘膜と反応する。 (6)正常のヒトの白血球、精巣、膵ラ氏島、心筋、横
    紋筋、平滑筋、肝、脾、肺胞上皮、神経組織と反応しな
    い。 2、分子量100万以上(ゲル濾過法)の糖蛋白質抗原
    と反応し、認識する抗原決定基は末端にN−アセチルガ
    ラクトサミンをもつ糖鎖である、次の性質を有するIg
    Mのクラスに属するモノクローナル抗体81−Lu65
    。 (1)ヒト肺非小細胞癌と反応する。 (2)ヒト肺小細胞癌では上皮様分化を示す部分にのみ
    反応する。 (3)ヒトの胃癌、膵癌、結腸癌、乳癌と反応する。 (4)正常のヒトの気管支上皮及び血液型A型のヒトの
    気管支腺、唾液腺と反応し、正常 のヒトの腎尿細管、膵外分泌腺、直腸を除 く消化管上皮、赤血球膜、血管内皮と反応 しない。 (5)ヒトの腸上皮化生胃粘膜と反応する。 (6)正常のヒトの白血球、精巣、膵ラ氏島、心筋、横
    紋筋、平滑筋、肝、脾、肺胞上皮、神経組織と反応しな
    い。 3、分子量100万以上(ゲル濾過法)の糖蛋白質抗原
    と反応し、認識する抗原決定基は末端にN−アセチルガ
    ラクトサミンをもつ糖鎖である、次の性質を有するIg
    Mのクラスに属するモノクローナル抗体165−Lu6
    5。 (1)ヒト肺非小細胞癌と反応する。 (2)ヒト肺小細胞癌では上皮様分化を示す部分にのみ
    反応する。 (3)ヒトの胃癌、膵癌、結腸癌、乳癌と反応する。 (4)正常のヒトの気管支上皮及び血液型A型のヒトの
    気管支腺、唾液腺、膵外分泌腺、 直腸を除く消化管上皮、移行上皮、腎尿細 管、扁平上皮表層と反応し、正常のヒトの 赤血球膜、血管内皮と反応しない。 (5)ヒトの腸上皮化生胃粘膜と反応する。 (6)正常のヒトの白血球、精巣、膵ラ氏島、心筋、横
    紋筋、平滑筋、肝、脾、肺胞上皮、神経組織と反応しな
    い。
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