JPS60243011A - パ−マネントウエ−ブ用第1剤 - Google Patents

パ−マネントウエ−ブ用第1剤

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JPS60243011A
JPS60243011A JP10024084A JP10024084A JPS60243011A JP S60243011 A JPS60243011 A JP S60243011A JP 10024084 A JP10024084 A JP 10024084A JP 10024084 A JP10024084 A JP 10024084A JP S60243011 A JPS60243011 A JP S60243011A
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hair
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polypeptide
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吉岡 一成
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洋一 上村
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野〕 本発明は毛髪や頭皮を損傷させることなく、すぐれたウ
ェーブ効果を付与しうる新規なパーマネントウェーブ用
第1剤に関する。
〔背景技術〕
従来のパーマネントウェーブ用剤は、チオグリコール酸
、システィンなどの還元剤を主剤とする水溶液に、アン
モニア、モノエタノールアミン、トリエタノールアミン
などの塩基性物質を加えてpH8〜10に調整したもの
を第1剤とし、臭素酸ナトリウム、過酸化水素などの酸
化剤の水溶液を第2剤としてなるものである。
そして、かかるパーマネントウェーブ用剤によって毛髪
にウェーブをかけるメカニズムは、毛髪をロッドなどに
固定して毛髪をカールした状態で、第1剤により毛髪中
のケラチン蛋白質に含まれているシスチンのジスルフィ
ド結合を還元することによってメルカプト基として切断
して毛髪中の蛋白鎖をほぐし、ついで、第2剤によって
メルカプト基を酸化して毛髪に新たな位置でジスルフィ
ド結合を生成させ、ウェーブを固定化させようとするも
のである。
しかしながら、このような従来の薬剤によるパーマネン
トウェーブでは、第1剤による還元剤で切断されたシス
チンのジスルフィド結合が、つづく第2剤による酸化で
完全にもとどおりにジスルフィド結合を形成してシスチ
ンを再生するとは限らず、第1剤による処理によってシ
スチンより生じたメルカプト基の一部は、第2剤によっ
て過剰酸化を受け、あるいは毛髪中に残存しているチオ
グリコール酸またはシスティンのメルカプト基と反応し
てジスルフィド結合を生成するなどの副反応を生じ、そ
のため毛髪中のケラチン蛋白質の一部が熔離し、また毛
髪中の残存部分も物理的、化学的変化を受けるなどの損
傷が生じる。その結果、毛髪に異和感やパサパサした感
じを与えるばかりでなく、毛髪が多大な損傷を受けるこ
とになる。このような毛髪の損傷の度合はウェーブ効果
と関連性を有しており、たとえばチオグリコール酸また
はその塩を主剤とする第1剤では、ウェーブ効果がすぐ
れているが、毛髪の損傷も非常に太き(、システィンを
主体とする第1剤では、毛髪の損傷は少ないがウェーブ
効果がそれほど大きくない。
また過去において亜硫酸塩または亜硫酸水素塩を主剤と
するパーマネントウェーブ用第1剤も用いられていたが
、これらによる還元反応は、下記に示されるように、 ケラチン−5−S−ケラチン4−+lSO3−dケラチ
ン−5H+ケラチン−5so3−であって、ジスルフィ
ド結合は一方はメルカプト基に、他方はSSO3−基に
切断されるため、酸化によるジスルフィド結合の再生が
むつかしく、また上記還元−酸化反応が遅いため〜一般
に毛髪を加熱するので、毛髪の損傷がさらに著しいもの
となる。
〔発明の目的〕
本発明は上述のような事情に鑑み、毛髪や頭皮を損傷さ
せることなく、すぐれたウェーブ効果を付与しうるパー
マネントウェーブ用第1剤を提供することを目的とする
〔発明の構成〕
本発明は上述のごとき従来のパーマネントウェーブ用第
1剤の欠点を解消するためになされたものであり、一般
式(1) (式中、Rは動物性蛋白質より誘導されるポリペブタイ
ドを構成するアミノ酸の側鎖であり、nは3〜20であ
る)で示される第4級トリメチルアンモニウム誘導ポリ
ペブタイドを、チオグリコール酸、チオグリコール酸塩
、システィン、亜硫酸塩および亜硫酸水素塩よりなる群
から選ばれた少なくとも1種の還元剤と併用するように
したものである。
上記一般式(1)で示される第4級トリメチルヱンモニ
うム誘導ポリペブタイドは、そのポリペブタイド部分が
コラーゲン、ケラチン、絹(シルク)を構成する蛋白質
(絹蛋白質)などの動物性蛋白質から誘導されたもので
あって、毛髪と同様の化学構造を有し、そのアミノ基や
カルボキシル基、さらには各種アミノ酸の側鎖の作用に
よって毛髪に吸着し、毛髪を保護し、また損傷した毛髪
を再生する作用を有するうえに、第4級化により毛髪へ
の吸着性が非常に向上していて、毛髪に高度の柔軟性と
自然の光沢を与える。そこで、この第4級トリメチルア
ンモニウム誘導ポリペブタイドをパーマネントウェーブ
用第1剤中に配合すると、第4級トリメチルアンモニウ
ム誘導ポリペブタイドが毛髪に吸着し、この毛髪に吸着
した第4級トリメチルアンモニウム誘導ポリペブタイド
は第2剤処理前のかるいすすぎによっても洗い流される
ことがなく毛髪上に残り、第2剤による過剰酸化や、チ
オグリコール酸などの還元剤との副反応を抑制し、毛髪
の損傷を大巾に減少させる。
前記一般式(I)におけるポリペブタイド部分はコラー
ゲン、ケラチン、絹蛋白質、エラスチン、アクチン、ミ
オシンなどの動物性蛋白質より誘導されるものであり、
また前記一般式(I)においてその側鎖がRで示される
アミノ酸としては、アラニン、グリシン、バリン、d′
イシン、イソロイシン、プロリン、フェニルアラニン、
チロシン、セリン、トレオニン、メチオニン、テルギニ
ン、ヒスチジン、リジン、アスパラギン酸、アスパラギ
ン、グルタミン酸、グルタミン、シスチン、システィン
酸、トリプトファン、ヒドロキシプロリン、ヒドロキシ
リジンなどがあげられる。そして、これらのアミノ酸の
組成比の一例を示すと第1表のとおりである。
このような一般式(I)゛で示される第4級トリメチル
アンモニウム誘導ポリペプクィドは、3−クロロ−2−
ヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウムクロライド
と動物性蛋白質誘導ポリペブタイドとの反応によって得
られる。
上記反応に使用される3−クロロ−2−ヒドロキシプロ
ピルトリメチルアンモニウムクロライド(以下、CTA
という)は、既存化学物質(21−181として公知の
ものであり、濃度50%(重量%、以下同様)程度の水
溶液が市販されていて容易に入手可能であり、一方、動
物性蛋白質誘導ポリペブタイドは、コラーゲン、ケラチ
ン、総蛋白質などの動物性蛋白質を酸、アルカリ、ある
いは蛋白質分解酵素などを用い加水分解することによっ
て得られる。そして加水分解に際して、添加する酸、ア
ルカリ、あるいは酵素の量、反応温度、反応時間を適宜
選択することによって、得られる動物性蛋白質誘導ポリ
ペブタイドのnの値を3〜20すなわち分子量を約30
0〜約2.000の好ましいものにすることができる。
めの動物性蛋白質の加水分解の詳細はつぎの通りである
原料の動物性蛋白質としては、コラーゲン、ケラチン、
総蛋白質、エラスチン、アクチン、ミオシンなどがあげ
られる。これらはいずれも動物起源の蛋白質であり、植
物性蛋白質とは異なり、炭水化物や脂質な・どの不純物
に悩まされることがなく、また大量に得ることができる
。これらの原料から誘導される動物性ポリペブタイドは
、毛髪に吸着する性質があり、また、天然物誘導の安全
な化粧品原料として、毛髪の損傷防止、毛髪の損傷回復
、皮膚の湿潤、界面活性剤による皮膚蛋白質の変性防止
などにおいて有用である。
原料のコラーゲンとしては獣皮、ll建、骨などがあげ
られるが、これらのコラーゲン抽出物であるゼラチンを
用いるのが便利である。ゼラチンには、粉末状、板状、
顆粒状などの形態があるが、いずれも温水に容易に熔解
し、不純物も少ない。
原料のケラチンとしては、たとえば獣毛、毛髪、羽毛、
爪、角、蹄、鱗などがあげられるが、特に羊毛、毛髪、
羽毛が好ましい。これらケラチンはそのまま加水分解に
供することができるが、必要に応じて適当な大きさに切
断または粉砕するか、洗浄、脱脂、高温加圧処理などの
前処理を行なってもよい。
原料の総蛋白質としては、カイコ(蚕)のマユ(繭)、
絹糸、絹布などが挙げられるが、特に加工は必要ないの
でカイコのマユあるいは紡績前の綿状、荒茶状のものを
用いるのが経済的に有利である。同じ繊維状蛋白質であ
るケラチンと同様に必要に応して適当な大きさに切断ま
たは粉砕するか、洗浄、高温加圧処理を行なってもよい
。また総蛋白質は、リチウムブロマイド、塩化カルシウ
ムなど、ハロゲン化アルカリ金属塩またはアルカリ土類
金属塩の40%以上の高濃度水溶液に溶解せしめること
ができるので、総蛋白質をいったん溶解せしめ、この熔
解液について加水分解を行なうこともできる。
そのほかに、コラーゲンとともに皮膚に存在して、皮膚
に弾力を与える蛋白質として知られるエラスチンや筋肉
の蛋白質であるアクチン、ミオシンなども利用すること
ができる。
動物性蛋白質の酸加水分解、アルカリ加水分解、酵素加
水分解はつぎに示すようにして行なわれる。
(1)酸による加水分解 酸としては、たとえば塩酸、硫酸、リン酸、硝酸、臭化
水素酸などの無機酸、酢酸、ギ酸などの有機酸があげら
れる。また塩酸と酢酸などを混合して用いてもよい。こ
れらは一般に5〜85%の濃度で使用されるが、加水分
解の反応が常にpH4以下となるようにするのが望まし
い。酸を必要以上に使用すると、加水分解物溶液の色相
が褐色〜黒色となるので好ましくない。反応温度は、4
0〜100℃が好ましいが、加圧下では160℃まで上
げることもできる。反応時間は2〜24時間が好適であ
る。反応物は水酸化ナトリウム、水酸化カルシウム、炭
酸ナトリウムなどのアルカリで中和し、そのまま使用で
きるが、反応物または中和物をゲル濾過、イオン交換樹
脂;限外濾過、透析、電気透析などによって精製して使
用することもできる。
(2)アルカリによる加水分解 アルカリとしては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム
、水酸化リチウム、水酸化バリウム、炭酸ナトリウム、
炭酸カリウム、炭酸リチウムなどの無機アルカリが使用
される。これらは一般に1〜20%の濃度が適切である
。アルカリを必要以上に使用すると、加水分解物溶液の
色相が褐色〜黒色となるので好ましくない。反応は、室
温〜100℃の温度で30分〜24時間行なうのが好ま
しく、必要以上に温度を上げすぎたり、反応時間を長く
しないよう注意する必要がある。反応後、前出の酸で中
和するか、あるいはゲル濾過、イオン交換樹脂、限外濾
過、透析、電気透析などにより精製を行なうのが好まし
い。
(3)酵素による加水分解 酵素としては、ペプシン、プロクターゼA、プロクター
ゼBなどの酸性蛋白質分解酵素、パパイン、プロメライ
ン、サーモライシン、トリプシン分解酵素が使用される
。またスブチリン、スタフィロコカスブロテアーゼなど
の閉度性の中性蛋白質分解酵素も使用できる。加水分解
時のpHはペプシンなどの酸性蛋白質分解酵素の場合に
はp H1〜4の範囲、パパインなどの中性蛋白質分解
酵素の場合にはpH4〜10の範囲に調整するのが好ま
しい。pHは一般に酢酸/酢酸ナトリウム緩衝液、リン
酸緩衝液などの緩衝液により、あるいは酸、アルカリな
どの添加によって適切に調整するのが好ましい。反応温
度は30〜45℃が好ましく、反応時間としては一般に
3〜24時間が採用される。
酵素による加水分解反応では、酵素の使用量、反応温度
、反応時間により加水分解物の分子量は大きく影響され
る。従って、目的とする分子量の動物性蛋白質加水分解
物を得るためには、酵素使用量、反応温度、反応時間の
各条件について、得られた加水分解物の分子量分布をゲ
ル濾過法により調べ、経験的に最適条件を決定する必要
がある。
酵素による加水分解物は、酸、アルカリによる加水分解
物に比較して分子量分布がせまく、遊離のアミノ酸の生
成も少ないので、化粧品配合用としては非常に好適であ
る。
これら加水分解反応によって得られる加水分解物の平均
分子量は、300以上2,000以下であることが望ま
しい。これは動物性蛋白質加水分解物の毛髪に対する吸
着性はその分子量によって決まり、分子量300〜60
0程度のものが最も吸着しやすく、かつ水に溶けやすく
て取扱いが容易であり、分子量が2,000を超えるも
のは毛髪に対する吸着性が少なくかつ取扱いに(いから
である。
本発明において一般式(1)で示される第4級トリメチ
ルアンモニラJ・誘導ポリペブタイドにおいてnを3〜
20とするのは、nが3未満では毛髪への吸着が充分で
なく、またnが20を超えると毛髪への吸着が弱くなり
、かつゲル化することなどにより取扱いが困難になるか
らである。
そして、動物性蛋白質誘導ポリペブタイドとCTAの反
応は動物性蛋白質誘導ポリペブタイドの水溶液にCTA
の水溶液を滴下し、動物性蛋白質誘導ポリペプクイドと
C’TAを水中で接触させることによって行なわれる。
反応に際して、反応系内のpHを8〜12、とくに9〜
11に保つことが望ましく、そのため水酸化ナトリウム
、水酸化カリウムなどのアルカリ水溶液を必要に応じて
反応液中に滴下することが行なわれる。反応時、反応系
内のpHを前記のごとき範囲に維持するのは、動物性蛋
白質誘導ポリペブタイドのアミノ基がCTAと反応する
にはp H8以上のアルカリ側であることが望ましく、
またpHが12を超えるとCTAや動物性蛋白質誘導ポ
リペブタイドが加水分解を起すからである。反応は常温
でも進行するが、温度が高いほど反応がはやくなる。し
かしpHが高い状態では温度が高くなると動物性蛋白質
誘導ポリペブタイドやCTAの加水分解が促進され、低
分子量のものしか得られなくなるので高くても60℃以
下にするのが好ましい。反応に際して動物性蛋白質誘導
ポリペブタイドは、濃度が高いと粘度が高くなり均一な
反応がむつかしくなるので、濃度30〜50%程度の水
溶液にするのが好ましく、CTAは市販の濃度約50%
の水溶液をそのまま使用すればよい。
動物性蛋白質誘導ポリペブタイドへのCTAの滴下は3
0分〜6時間で終るのが好ましい。CTAを滴下すると
、下記の式に示すような反応が進行し、 塩化水素が生成して反応液のpHが低下するので、アル
カリをCTAの滴下と同時に滴下し、攪拌して液中のp
Hを反応に滴するpHに維持するのが好ましく、そのた
め滴下に少なくとも30分間程度の時間をかけるのが好
ましい。CTAの滴下後、約2〜6時間攪拌を続け、か
つpHを9〜11にまで加温して反応を完了させるのが
好ましい。そして、反応の進行と終了はファンスレーク
(VanSlyke )法によりポリペブタイド中のア
ミノ態チッ素を測定することによって確認される。
一般式(1)で示される第4級トリメチルアンモニウム
誘導ポリペブタイドを用いパーマネントウェーブ用第1
剤を調製するには、水にチオグリコール酸、チオグリコ
ール酸塩、システィン、亜硫酸塩および亜硫酸水素塩よ
りなる群から選ばれた少なくとも1種の還元剤とともに
該第4級トリメチルアンモニウム誘導ポリペブタイドを
配合し、要すればこの種のパーマネントウェーブ用第1
剤に通常配合されるアンモニア、モノエタノールアミン
、ジェタノールアミン、トリエタノールアミンなどの塩
基性物質、炭酸アンモニウム、炭酸ナトリウム、炭酸水
素ナトリウムなどの炭酸塩、乳化剤、浸透剤、キレート
剤、養毛剤、着色剤、香料、酸化防止剤などの添加剤を
適宜添加すればよい。
上記還元剤のチオグリシール酸塩としては、チオグリコ
ール酸アンモニウム、チオグリコール酸ナトリウム、チ
オグリコール酸カリウム、チオグリコール酸モノエタノ
ールアミン、チオグリコール酸ジェタノールアミン、チ
オグリコール酸トリエタノールアミンなどが用いられる
。またシスティンとしては、通常システィン塩酸塩φ−
水和物の状態で用いられる。また亜硫酸塩または亜硫酸
水素塩としては、亜硫酸または亜硫酸水素のナトリウム
塩、カリウム塩、アンモニウム塩、モノエタノールアミ
ン塩、ジェタノールアミン塩、トリエタノールアミン塩
、モノイソプロパツールアミン塩、ジイソプロパツール
アミン塩、トリイソプロパツールアミン塩などが用いら
れる。
本発明のパーマネントウェーブ用第1剤における還元剤
の濃度は従来のパーマネントウェーブ用第1剤における
と同様に2〜20%の範囲が好ましく、一般式(I)で
示される第4級トリメチルアンモニウム誘導ポリペブタ
イドは0.2〜20%の範囲、特に2〜10%の範囲と
するのが好ましい。これは一般式(I)で示される第4
級トリメチルアンモニウム誘導ポリペブタイドの使用量
が前記範囲より少ないと、毛髪を保護する効果が充分に
発揮されず、また使用量が前記範囲より多くなると粘度
が高くなり取り扱いが困難になるとともに、毛髪がベト
ツクようになるからである。
〔実施例〕
つぎに参考例(動物性蛋白質誘導ポリペブタイドの製造
例および第4級トリメチルアンモニウム誘導ポリペブタ
イドの製造例)および実施例をあげて本発明をさらに詳
細に説明する。
参考例1 コラーゲン誘導ポリペブタイド参考例1−1
 (酸加水分解) 粉末状ゼラチン300gに水700gを加え、加温しな
がら溶解し、70℃で濃塩酸60gを加え、攪拌しなが
ら1時間加水分解を行なったのち、反応混合物を濾過し
、濾液を水で2βに希釈し、弱塩基性アニオン交換樹脂
ダイヤイオンWA20(商品名、三菱化成工業(株))
290mj+の樹脂塔に通液して中和した。これを減圧
濃縮後、濾過して、濃度40%のコラーゲン誘導ポリペ
ブタイドの水溶液を得た。このようにして得られたコラ
ーゲン誘導ポリペブタイドの分子量をゲル濾過法により
測定したところ平均分子量900であった。
参考例1−2 (アルカリ加水分解) 6%水酸化ナトリウム水溶液700gを加温しながら板
状ゼラチン500gを熔解し、80℃で攪拌しながら1
時間加水分解を行なったのち、反応混合物を濾過し、濾
液を水で2ρに希釈し、弱酸性カオチン交換樹脂アンバ
ーライトIRC−50(商品名、オルガノ (株) )
 500 mβの樹脂塔に通液して中和した。これを減
圧濃縮後、濾過して濃度35%のコラーゲン誘導ポリペ
ブタイドの水溶液を得た。このようにして得られたコラ
ーゲン誘導ポリペブタイドの分子量をゲル濾過法により
測定したところ平均分子量500であった。
参考例1−3 (酵素分解) 顆粒状ゼラチン350gに水650gを加え、50℃に
加温してゼラチンを溶解したのち、中性蛋白質分解酵素
パパイン20mgを加え、50℃で攪拌しながら3時間
加水分解を行なったのち、反応混合物を濾過し、濃度3
5%のコラーゲン誘導ポリペブタイドの水溶液を得た。
このようにして得られたコラーゲン誘導ポリペブタイド
の分子量をゲル濾過法により測定したところ平均分子[
1,700であった。
参考例2 ケラチン誘導ポリペブタイドの製造参考例2
−1 (酸加水分解) 三ツロフラスコ中で羊毛500gに35%塩酸450g
を加え80℃で16時間攪拌下に加水分解を行なった。
加水分解後、反応混合物を濾過し、濾液を弱塩基性アニ
オン交換樹脂ダイヤイオンWA20 (前出) 1,4
00 m IIにより中和したのち、濃縮し、濾過して
イオン交換樹脂を除いて、濃度40%のケラチン誘導ポ
リペブタイドの水溶液を得た。このようにして得られた
ケラチン誘導ポリペブタイドの分子量をゲル濾過により
測定したところ平均分子量800であった。
参考例2−2(アルカリ加水分解) 豚毛500 gに水酸化ナトリウム100gと水3kg
を加え、40℃で24時間放置して加水分解を行な−た
のち、反応混合物を濾過し、濾液を弱酸性カチオン交換
樹脂アンバーライトIRC−50(前出)600mlに
より中和した。これを濃縮後、濾過してイオン交換樹脂
を除去し、濃度40%′のケラチン誘導ポリペブタイド
の水溶液を得た。このようにして得られたケラチン誘導
ポリペブタイドの分子量をゲル濾過法により測定したと
ころ平均分子量1 、200であった。
参考例2−3 (酵素加水分解) 羽毛500gを高圧容器中、10 kg / ci、2
00”C(7)過熱水蒸気で30分間処理したのち、大
気中に放出して羽毛の多孔質膨化物を得た。これに水3
kgを加え、パパイン30gを加えて40”Cで24時
間加水分解を行なった。加水分解後、反応混合物を濾過
し、濾液を減圧濃縮して濃度40%のケラチン誘導ポリ
ペブタイドを得た。このようにして得られたケラチン誘
導ポリペブタイドの分子量をゲル濾過法により測定した
ところ平均分子量600であった。
参考例3 総量白質誘導ポリペブタイド参考例3−1 
(アルカリ加水分解) 21ビーカに2N水酸化ナトリウム1.51を入れ、こ
れに乾燥したカイコのマユ500 g (予め洗浄して
カイコのフンやゴミを除いたもの)の一部を入れられる
だけ加え、80℃に加熱し、攪拌を行ないつつ、加水分
解によりマユを溶解させ、残部のマユを追加して加えた
。30分間でマユ全量を投入後、さらに1時間80°C
に加熱するとともに攪拌し、加水分解を終了した。反応
生成物に水1℃を加え希釈したのち、減圧濾過した。濾
液を弱酸性カチオン交換樹脂アンバーライトIRC−5
0(前出) 1,300 mβの樹脂塔に通液すること
により中和したのち、減圧濃縮し、濾過して、濃度30
%の絹螢白質誘導ポリペブタイドの水溶液を得た。この
ようにして得られた総量白質誘導ポリペプクイドの分子
量をゲル濾過法により測定したところ平均分子量500
であった。
参考例3−2(酸加水分解) 市販の55%リチウムブロマイド水溶液1.0kgに5
0℃で紡績前の絹繊維200 gを加え、溶解させたの
ち、この溶液をイオン交換水で計2.0 kgに希釈し
た。この液を2β三ツロフラスコにて80’Cに加熱す
るとともに攪拌し、濃塩酸25gを加え2時間加水分解
した。冷却後20%水酸化ナトリウム水溶液48gを加
えて中和したのち、減圧濾過した。濾液に電気遇析を行
ない、脱塩ののち減圧濃縮−濾過して濃度35%の絹蛋
白質誘導ポリペブタイドの水溶液を得た。このようにし
て得られた総量白質誘導ポリペプクィドの分子量をゲル
濾過法により測定したところ平均分子ttl、800で
あった。
参考例3−3 (酵素加水分解) 洗浄したカイコのマユ300 gを高圧容器中、10k
g / ct 、 200℃の過熱水蒸気で1時間処理
して膨潤させたのち、2βビーカに入れ、0.IN酢酸
ナトリウム緩衝液(pH6)1j2を加え、40℃とし
、中性蛋白質分解酵素パパイン20mgを加えた。40
℃で12時間加水分解を行なった。反応混合物を濾過し
て未分解残査を除去後、濾液を減圧濃縮して濃度30%
の総量白質誘導ポリペブタイドの水溶液を得た。このよ
うにして得られた総量白質誘導ポリペブタイドの分子量
をゲル濾過法により測定し参考例4 第4級トリメチル
アンモニウム誘導コラーゲンポリペブタイドの製造 参考例4−1 参考例1−1で得られた濃度40%のコラーゲン誘導ポ
リペブタイド水溶液700 g (コラーゲン誘導ポリ
ペブタイドの平均分子量900、アミノ態チソ素の総量
310ミリモル)を反応容器に入れ、35℃で攪拌しな
がら濃度51%のCTA水溶液103 g(コラーゲン
誘導ポリペブタイドのアミノ態チッ素の08g当量)を
30分間かけて滴下し、かつその間20%水酸化ナトリ
ウム水溶液を適宜滴下して反応液のpHを10,0に維
持した。CTAの滴下終了後、pHを10.0に維持し
ながら2時間攪拌を続け、ついで24時間放置したのち
、アミノ態チノ素を測定したところ、アミノ態チッ素の
総量は42ミリモルであり、アミノ態チッ素の84%が
反応していた。つぎに反応液に弱酸性カチオン交換樹脂
アンバーライトIRC−50(前出)170m#を加え
、pH6,5に中和し、反応液中のナトリウムイオンと
わずかに残存している未反応のCTAをイオン交換樹脂
に吸着させ、ついでイオン交換樹脂を除去シて濃度30
%の第4級トリメチルアンモニウム誘導コラーゲンポリ
ペブタイドの水溶液を得た。
得られた水溶液について第4級アンモニウム塩の呈性反
応を行なったところ、テトラフェニルボウ素ナトリウム
により白色の沈澱を生じ、またドラーゲンドルフ試薬に
より赤色の沈殿を生じ、陽性を示した。
さらに、コラーゲン誘導ポリペブタイドとCTAとが結
合していることを確認するために、得られた水溶液を用
い、ゲル濾過(G−25、ファルマシア社N)t−行な
い、各分子量フラクションについて、上記の呈性反応を
行ったところ、各フラクションはいずれも第4級アンモ
ニウム塩の呈性反応が陽性であり、コラーゲン誘導ポリ
ペブタイドとCTAとが結合していることが確認された
参考例4−2 参考例1−2で得られた濃度35%のコラーゲン誘導ポ
リペブタイド水溶液1kg(コラーゲン誘導ポリペブタ
イドの平均分子量500、アミノ態チノ素の総量697
ミリモル)を反応容器に入れ、攪拌しながら、濃度49
%のCTA水溶液228 g (コラーゲン誘導ポリペ
ブタイトのアミノ態チッ素の0゜85当量)を30分間
かけて滴下し、かつ、その間20%水酸化ナトリウム水
溶液を適宜滴下して反応液のpHを9,5に維持した。
CTAの滴下終了後、pHを9.5に維持しながら5時
間攪拌を続け、ついで24時間放置したのち、アミノ態
ヂッ素を測定したところ、アミノ態チッ素の総量は14
7 ミリモルであり、アミノ態チノ素の79%が反応し
ていた。つぎに反応液を強酸性カチオン交換樹脂ダイヤ
イオン5K−IB (商品名、三菱化成工業(株)) 
320 mβの樹脂塔に通液し、p H6,9に中和し
、反応液中のナトリウムイオンとわずかに残存している
未反応のCTAをイオン交換樹脂に吸着させ、ついでイ
オン交換樹脂を除去して濃度30%の第4級トリメチル
アンモニウム誘導コラーゲンポリペブタイドの水溶液を
得た。
得られた水溶液について参考例4−1と同様に第4級ア
ンモニウム塩の呈性反応を行なったところ、いずれも陽
性であった。
また、得られた水溶液を用い、参考例4−1と同様にゲ
ル濾過し、各分子量フラクションについて第4級アンモ
ニウム塩の呈性反応を行なったところ、各フラクション
とも陽性で、コラーゲン誘導ポリペブタイドとCTAと
が結合していることが確認された。
参考例4−3 参考例1−3で得られた濃度35.0%のコラーゲン誘
導ポリペブタイド水溶液800 g (コラーゲン誘導
ポリペブタイドの平均分子量1,700 、アミノ態チ
ノ素の総量140ミリモル)を反応容器に入れ、30℃
で攪拌しながら、濃度49%のCTAzk/8液63.
1g (コラーゲン誘導ポリペブタイドのアミノ態チッ
素の1.0当量)を1時間かけて滴下し、かつ、その間
20%水酸化ナトリウム水溶液を適宜滴下して反応液の
pHを11.0に維持した。CTAの滴下終了後、pH
を11.0に維持しながら3時間攪拌を続け、ついで2
4時間放置したのち、アミノ態は14ミリモルであり、
アミノ態チッ素の90%が反応していた。つぎに反応液
に弱酸性カチオン交換樹脂アンバーライトJRC−50
(前出) 120 m Eを加え、反応液中のナトリウ
ムイオンとわずかに残存している未反応のCTAをイオ
ン交換樹脂に吸着させ、ついでイオン交換樹脂を除去し
て濃度30%の第4級トリメデルアンモニウム誘導コラ
ーゲンポリペブタイドの水溶液を得た。
得られた水溶液について参考例4−1と同様に第4級ア
ンモニウム塩の呈性反応を行なったところ、いずれも陽
性であった。
また、得られた水溶液を用い、参考例4−1と同様にゲ
ル濾過し、各分子量フラクションについて第4級アンモ
ニウム塩の呈性反応を行なったところ、各フラクション
とも陽性で、コラーゲン誘導ポリペブタイドとCTAと
が結合していることが確認された。
参考例5 第4級トリメチルアンモニウム誘導ケラチン
ポリペブタイドの製造 参考例5−1 参考例2−1で得られた濃度40%のケラチン誘導ポリ
ペブタイド水溶液900 g (ケラチン誘導ポリペブ
タイドの平均分子量800、アミノ態ヂッ素の総量43
0ミリモル)を反応容器に入れ、攪拌しながら濃度49
%のCTA水溶液148 g (ケラチン誘導ポリペブ
タイドのアミノ態チン素の0.g当量)を30分間かけ
て滴下し、かつその間20%水酸化ナトリウム水溶液を
適宜滴下して反応液のp Hを10.0に維持した。C
TAの滴下終了後、pHを10.0に維持しながら2時
間攪拌を続け、ついで24時間放置したのち、アミノ態
チッ素を測定したところ、アミノ態チッ素の総量は52
ミリモルであり、アミノ態チッ素の88%が反応してい
た。つぎに反応液に弱酸性カチオン交換樹脂アンバーラ
イト■RC−50(前出)220mAを加え、p H6
,5に中和し、反応液中のナトリウムイオンとわずかに
残存している未反応のCTAをイオン交換樹脂に吸着さ
せ、ついでイオン交換樹脂を除去して濃度30%の第4
級トリメチルアンモニウム誘導ケラチンポリペブタイド
の水溶液を得た。
得られた水溶液について、参考例4−1と同様に第4級
アンモニウム塩の呈性反応を行なったところ、いずれも
陽性であった。
また、得られた水溶液を用い、参考例4−1と同様にゲ
ル濾過し、各分子量フラクションについて第4級アンモ
ニウム塩の呈性反応を行なったところ、各フラクション
とも陽性で、ケラチン誘導ポリペブタイドとCTAとが
結合していることが確認された。
参考例5−2 参考例2−2で得られた濃度40%のケラチン誘導ポリ
ペブタイド水溶液900 g (ケラチン誘導ポリペブ
タイドの平均分子i1,200 、アミノ態チノ素の総
量272ミリモル)を反応容器に入れ、攪拌しながら、
濃度49%のCTA水溶液88.7g (ケラチン誘導
ポリペブタイドのアミノ態チノ素の0.85当量)を3
0分間かけて滴下し、かつ、その間20%水酸化ナトリ
ウム水溶液を適宜滴下して反応液のpHを10.5に維
持した。CTAの滴下終了後、pHを10.5に維持し
なから゛2時間攪拌を続け、ついで24時間放置したの
ち、アミノ態チッ素を測定したところ、アミノ態チッ素
の総量は61ミリモルであり、アミノ態チッ素の78%
が反応していた。つぎに反応液に強酸性カチオン交換樹
脂ダイヤイオン5K−IB(前出) 200 m j+
を加え、pH6,9に中和し、反応液中のナトリウムイ
オンとわずかに残存している未反応のCTAをイオン交
換樹脂に吸着させ、ついでイオン交換樹脂を除去して濃
度30%の第4級トリメチルアンモニウム誘導ケラチン
ポリペブタイドの水溶液を得た。
得られた水溶液について参考例4−1と同様に第4級ア
ンモニウム塩の撃性反応を行なったところ、いずれも陽
性であった。
また、得られた水溶液を用い、参考例4−1と同様にゲ
ル濾過し、各分子量フラクションについて第4級アンモ
ニウム塩の撃性反応を行なったところ、各フラクション
とも陽性で、ケラチン誘導ポリペブタイドとCTAとが
結合していることが確認された。
参考例2−3で得られた濃度40%のケラチン誘導ポリ
ベプクイド水溶液700 g (ケラチン誘導ポリペブ
タイドの平均分子量600、アミノ態チソ素の総量43
1ミリモル)を反応容器に入れ、攪拌しナカラ、濃度4
9% (7) CT A水溶1165 g <’rうf
ン誘導ポリペブタイドのアミノ態チッ素の1.0当M)
を1時間かけて滴下し、かつ、その間20%水酸化ナト
リウム水溶液を適宜滴下して反応液のpHを11.0に
維持した。CTAの滴下終了後、p Hを11.0に維
持しながら2時間攪拌を続け、ついで24時間放置した
のち、アミノ態チッ素を測定したところ、アミノ態チッ
素の総量は40ミリモルであり、アミノ態チッ素の93
%が反応していた。つぎに反応液に弱酸性カチオン交換
樹脂アンバーライ)IRC−50(前出)100mff
を加え、反応液中のナトリウムイオンとわずかに残存し
ている未反応のCTAをイオン交換樹脂に吸着させ、つ
いでイオン交換樹脂を除去して濃度30%の第4級トリ
メチルアンモニウム誘導ケラチンポリペブタイドの水溶
液を得た。
得られた水溶液について参考例4−1と同様に第4級ア
ンモニウム塩の撃性反応を行なったところ、いずれも陽
性であった。
また、得られた水溶液を用い、参考例4−1と同様にゲ
ル濾過し、各分子量フラクションについて第4級アンモ
ニウム塩の撃性反応を行なったところ、各フラクション
とも陽性で、ケラチン誘導ポリペブタイドとCTAとが
結合していることが確認された。
参考例6 第4級トリメチルアンモニウム誘導シルクポ
リペブタイドの製造 参考例6−1 参考例3−1で得られた濃度30%の絹張白質誘導ポリ
ペブタイド1,200 g (絹張白質誘導ポリペブタ
イドの平均分子量500、アミノ態チ・)素の総量73
0ミリモル)を反応容器に入れ、40℃に加温して攪拌
しながら濃度50%のCTA水溶液247g(絹張白質
誘導ポリペブタイドのアミノ態チ・)素の01g当量)
を30分間かけて滴下し、かつその間20%水酸化ナト
リウム水溶液を適宜滴下して反応液のpHを10.0に
維持した。CTAの滴下終了後、pHを10.0に維持
しながら2時間攪拌を続け、ついで24時間放置したの
ち、アミノ態チノ素を測定したところ、アミノ態チッ素
の総量は81ミリモルであり、アミノ態チッ素の89%
が反応していた。つぎに反応液に弱酸性カチオン交換樹
脂アンノ\−ライトIRC−50(前出)100mAを
加え、pH6,7に中和し、反応液中のす1−リウムイ
オンとわずかに残存している未反応のCTAをイオン交
換樹脂に吸着させ、ついでイオン交換樹脂を除去して濃
度30%の第4級トリメチルアンモニウム誘導シルクポ
リペブタイドの水溶液を得た。
得られた水溶液について参考例4−1と同様に第4級ア
ンモニウム塩の撃性反応を行なったところ、いずれも陽
性であった。
また、得られた水溶液を用い、参考例4−1と同様にゲ
ル濾過し、各分子量フラクションについて第4級アンモ
ニウム塩の撃性反応を行なったところ、各フラクション
とも陽性で、絹蛋白質誘導ポリペブタイドとcTA’h
が結合していることが確認された。
参考例6−2 参考例3−2で得られた濃度35%の総量白質誘導ポリ
ペブタイド水溶液500 g (絹張白質誘導ポリペブ
タイドの平均分子量1,800 、アミノ態チッ素の総
量95ミリモル)を反応容器に入れ、攪拌しながら、濃
度49%のCTA水溶液30.4g (絹張白質誘導ポ
リペブタイドのアミノ態チッ素の0.85当量)を1時
間かけて滴下し、かつ、その間20%水酸化ナトリウム
水溶液を適宜滴下して反応液のpHを10.0に維持し
た。CTAの滴下終了後、pHを10.0に維持しなが
ら2時間攪拌を続け、ついで24時間放置したのち、ア
ミノ態チッ素を測定したところ、アミノ態チッ素の総量
は17ミリモルであり、アミノ態チッ素の82%が反応
していた。つぎに反応液に強酸性カチオン交換樹脂ダイ
ヤイオン5K−IB (前出)80m#を加え、p H
6,9に中和し、反応液中のナトリウムイオンとわずか
に残存している未反応のCTAをイオン交換樹脂に吸%
の第4級トリメチルアンモニウム誘導シルクポリペブタ
イドの水溶液を得た。
得られた水溶液について参考例4−1と同様に第4級ア
ンモニウム塩の呈性反応を行なったところ、いずれも陽
性であった。
また、得られた水溶液を用い、参考例4−1と同様にゲ
ル濾過し、各分子量フラクションについて第4級アンモ
ニウム塩の呈性反応を行なったところ、各フラクション
とも陽性で、絹張白質誘導ポリペブタイドとCTAとが
結合していることが確認された。
参考例6−3 参考例3−3で得られた濃度30%の総量白質誘導ポリ
ペブタイド水溶液800 g (絹張白質誘導ポリペブ
タイドの平均分子量1,050 、アミノ態チッ素の総
量226ミリモル)を反応容器に入れ、攪拌しながら、
濃度49%のCTA水溶液87.7g (絹張白質誘導
ポリペブタイドのアミノ態チッ素の1.0当量)を1時
間かけて滴下し、かつ、その間20%水酸化ナトリウム
水f6液を適宜滴下して反応液のpHを11.0に維持
した。CTAの滴下終了後、pHを11.0に維持しな
がら2時間攪拌を続け、ついで24時間放置したのち、
アミノ態チッ素を測定したところ、アミノ態チッ素の総
量は18ミリモルであり、アミノ態チッ素の92%が反
応していた。つぎに反応液に弱酸性カチオン交換樹脂ア
ンバーライトJRC−50(前出) 150 m lを
加え、反応液中のナトリウムイオンとわずかに残存して
いる未反応のCTAをイオン交換樹脂に吸着させ、つい
でイオン交換樹脂を除去して濃度30%の第4級トリメ
チルアンモニウム誘導シルクポリペブタイドの水溶液を
得た。
得られた水溶液について参考例4−1と同様に第4級ア
ンモニウム塩の呈性反応を行なったところ、いずれも陽
性であった。
また、得られた水溶液を用い、参考例4−1と同様にゲ
ル濾過し、各分子量フラクションについて第4級アンモ
ニウム塩の呈性反応を行なったところ、各フラクション
とも陽性で、絹張白質誘導ポリペブタイドとCTAとが
結合していることが確認された。
実施例1〜9 参考例4〜6で得た第4級トリメチルアンモニウム誘導
ポリペブタイドを用いて第2表に示す処方のパーマネン
トウェーブ用第1剤を調製した。
なお各成分の配合量は重量部で示す。以下においても同
様である。また表中において第4級トリメチルアンモニ
ウム誘導ポリペブタイドの種別は参考側番号で示す。
比較例1 比較のため、第4級トリメチルアンモニウム誘導ポリペ
ブタイドを用いなかったほかは実施例1と同様にして、
第2表に示す処方のパーマネントウェーブ用第1剤を調
製した。
上記のようにして調製された実施例1〜9および比較例
1のパーマネントウェーブ用第1剤を用い、10名の専
門の女性パネルにパーマネントウェーブを施術し、第3
表に示す各項目にしたがって10段階評価を行ない、そ
の結果を第3表に示した。なお、上記パーマネントウェ
ーブの施術に際し、第2剤としては臭素酸ナトリウム7
%水溶液を使用した。
またパーマネントウェーブ処理を行なった毛髪について
アミノ酸分析を行ない、パーマネントウェーブ処理によ
って生じたシスティン酸を定量した。なお、システィン
酸の生成量は毛髪の損傷度を示し、生成量が大きいほど
毛髪の損傷が大きいとされる。その結果(平均値)を第
3表に示す。
実施例10〜12 参考例4〜6で得た第4級トリメチルアンモニウム誘導
ポリペブタイドを用いて第4表に示す処方のパーマネン
トウェーブ用第1剤を調製した。
比較例2 第4級トリメチルアンモニウム誘導ポリペブタイドを用
いなかったほかは実施例10と同様にして第4表に示す
処方のパーマネントウェーブ用第1剤を調製した。
上記のように調製した実施例10〜12および比較例2
のパーマネントウェーブ用第1剤を用い、実施例1と同
様に10名の専門の女性パネルにパーマネントウェーブ
を施術し、比較試験を行なった。
その結果を第5表に示す。
また、パーマネントウェーブ処理を行なった毛髪中のシ
スティン酌量を測定した。その結果を第5表に示す。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明のパーマネントウェーブ用
第1剤によれば毛髪や頭皮に損傷を与えることなく、す
ぐれたウェーブ効果を付与できる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) チオグリコール酸、チオグリコール酸塩、シス
    ティン、亜硫酸塩および亜硫酸水素塩よりなる群から選
    ばれた少なくとも1種の還元剤を2〜20重量%含有し
    、かつ一般式(1)(式中、Rは動物性蛋白質より誘導
    されるポリペプクイドを構成するアミノ酸の側鎖であり
    、nは3〜20である)で示される第4級トリメチルア
    ンモニウム誘導ポリペブタイドを0.2〜20重量%含
    有したことを特徴とするパーマネントウェーブ用第1剤
JP10024084A 1984-05-17 1984-05-17 パ−マネントウエ−ブ用第1剤 Granted JPS60243011A (ja)

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