JPS6024145Y2 - 両軸受型リ−ル - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は両軸受型リールに関する。

フィッシングにおいて何種類もの釣糸を必要とする場合
は、釣糸の種類の数だけリールを用意するか、或いは、
種類毎に釣糸を巻き付けたスプールを何個も用意して、
必要に応じリールのスプールを交換するのが一般的であ
る。

しかしながら、釣糸の種類の数だけリールを用意するの
は不便であり、又、経済的ではない。

また、スプールの交換を釣現場のような場所において簡
単、かつ、迅速に行なえる構造のリールはまだ存在しな
い。

本考案は上記従来の不具合を解消した、スプールの交換
がワンタッチで行なえるリールを提供することを目的と
する。

以下図面によって本考案の一実施例を説明する。

第１図において１はスプールであり、２は糸の端末固定
用の孔である。

３は従動ギヤで、４はスプール軸である。

第２図においてハンドル５を回転させれば、アーム６を
介して駆動ギヤ７が回転する。

８は前記スプール１の駆動側軸受メタルであって、軸受
メタルＡ８ａと軸受メタルＢ８ｂとに２分割されている
。

前記軸受メタルＡ８ａは可動フレーム９に、同じく軸受
メタルＢ８ｂは固定フレーム１０にそれぞれ嵌着されて
いる。

１１は止金具であり、１２は止ピンである。

１３はリール脚である。

スプール１は装着するには、まず前記スプール軸４の反
駆動側をドラグ穴１４に挿入し、次に駆動側を前記軸受
メタルＢ８ｂに嵌合させるとともに、前記従動ギヤ３を
前記駆動ギヤ７に噛み合せる。

前記可動フレーム９を閉じることにより、軸受メタルＡ
８ａは軸受メタルＢ８ｂとともにスプール軸４と嵌合す
る。

可動フレーム９はその一端はピン９ａで、他端は前記止
金具１１及び該止金具１１と係合する前記止ピン１２に
よって、固定フレーム１０と連結されている。

したがって止金具１１と止ピン１２を係合すればスプー
ル１の装着は完了する。

１５はドラグ、１６は軸受である。

１７はストップツメであり、１８はクリックツメである
。

スプール１の停止等はリングツマミ１９を回転して、該
リングツマミ１９と係合しているチェンジレバー２０を
連動させることによって行なう。

２１はツバであり、２２はスプール支柱である。

第３図において２３は制動ギヤで、２４はドラグパネで
ある。

前記ドラグ穴１４とスプール軸４反駆動側のハメアイは
十分隙間があるので、スプール１の前述の装着は容易に
行ない得る。

本考案は上記構成であるから、必要に応じてスプールを
別の予備のスプールと迅速に交換することが可能であり
、又、その交換は片手にても行ない得るものであり、当
然ながらリールをサオから取外す必要はない。

以上本考案によれは、釣現場において糸が切れた場合、
或いは別の種類の糸と交換したい場合などにおいて実益
がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はスプールの斜視図、第２図は本考案の一実施例
を示すリールであって、スプール装着前の可動フレーム
を開いた状態の斜視図、第３図はスプールの反駆動側の
軸受部分を示す断面図、第４図は本考案の一実施例を示
すリールであって、スプール装着状態における斜視図で
ある。 １・・・・・・スプール、８・・・・・・駆動側軸受メ
タル、８ａ・・・・・・軸受メタルＡ、８ｂ・・・・・
・軸受メタルＢ、 ９・・・・・・可動フレーム、９ａ
・・・・・ゼン１．１０・・・・・・固定フレーム、１
１・・・・・・止金具、１２・・・・・・止ピン。

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. （１）スプールの一端の軸受メタルが２分割されそれぞ
   れ可動フレーム固定フレームとに嵌着されているととも
   に、可動フレームが開閉可能に固定フレームと連結され
   ていることを特徴とする両軸受型リール
2. （２）前記可動フレームはその一端はピンで、他端は止
   金具及び該止金具と係合する止ピンとによって、前記固
   定フレームと連結されている実用新案登録請求の範囲第
   １項記載の両軸受型ＩＪ−ル