JPS6023934Y2 - インダクタンス素子 - Google Patents

インダクタンス素子

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Publication number
JPS6023934Y2
JPS6023934Y2 JP5398380U JP5398380U JPS6023934Y2 JP S6023934 Y2 JPS6023934 Y2 JP S6023934Y2 JP 5398380 U JP5398380 U JP 5398380U JP 5398380 U JP5398380 U JP 5398380U JP S6023934 Y2 JPS6023934 Y2 JP S6023934Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case
core
inductance element
drum
shaped core
Prior art date
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Expired
Application number
JP5398380U
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English (en)
Other versions
JPS56155419U (ja
Inventor
広志 佐藤
忠勇 矢作
Original Assignee
ティーディーケイ株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はインダクタンス素子に関し、特に巻線を施こし
たドラム状コアを有底筒状のケース内に収容し、充填剤
にて固定する形式の小型固定インダクタンス素子に関す
る。
従来の小型固定インダクタンス素子は、第1図に示すよ
うに、巻線1を施こしたドラム状コア2を例えばプラツ
チツクの有底筒状ケース3内に挿入し、あらかじめケー
ス底部に注入されている所定量の充填剤5によりケース
3内に固定補強する構成をとっている。
4はコア2の底部に埋設され、巻線1の端末が接続され
た端子ピンを示す。
各種電子機器に取付け、使用されるインダクタンス素子
にあっては、できる限り小型なものが望ましく、寸法的
にも形状が制約されている。
一方、大きなインダクタンス値を得るためにはドラム状
コアの形状を大きくしなければならない。
従って、インダクタンス値の大きな小型インダクタンス
素子にあっては、ドラム状コア1の鍔外径がケース3に
挿入し得る限界までコアを大きくしているため、ケース
内周面とドラム状コア2の鍔外周開面との間に殆んど寸
法差がない。
また、このように寸法差が殆んどない状態にすることで
ケース3に対するコア2(巻線1および端子ピン4)の
位置のバラツキ(従ってケース3に対する偏心状態)を
最小に維持でき、特性が均一になる利点があるため、イ
ンダクタンス値の大小に関係なくケース内周面にコアの
鍔外周開面ができるだけぴったりと嵌合するように形成
することは非常に好ましいことである。
しかしながら、第1図に示すような従来の小型固定イン
ダクタンス素子の場合には、巻線1を施こしたドラム状
コア2をケース3内に挿入したときに、上記したように
ケース内周面とドラム状コア2の鍔外周開面との間に殆
んど寸法差がないため、あらかじめケース底面に注入さ
れている所定量の充填剤5がコア2の挿入によってケー
ス開口端方向へ流動し難く、従ってドラム状コアの挿入
に相当の時間を要し、極めて作業能率が悪い欠点があっ
た。
この欠点を除去するためにコア2の鍔外周開面に挿入方
向に1個以上の切溝を付け、この切溝を通じて充填剤5
をケース開口端方向へ流動させ、挿入時間を短縮するこ
とも考えられる。
しかしながら、上記したようにインダクタンス素子は小
型化されているため、ドラム状コア2に巻線1が鍔外径
に殆んど近い位まで巻回されるものが多く、この巻線1
によって充填剤5の開口端方向への流動が阻止されてし
まう。
従って、このような解決策は巻線1の巻数が少ない場合
には効果があるが、上記のようにコア2に巻線1が一杯
に巻回されている場合には、全くといってよい程効果が
なく、しかもコア2に巻線1が一杯に巻回されている素
子が多い現状を考えると、充填剤5のケース開口端方向
への流動性を改善したことにはならず、依然として上記
した欠点を有することになる。
本考案は上記欠点を除去するためになされたもので、そ
の目的とするところはドラム状コアをケース内に挿入し
たときにケース底面の充填剤がケース開口端方向へ容易
に流動するようにしたインダクタンス素子を提供するこ
とにある。
以下本考案の一実施例につき第2図および第3図を参照
して詳細に説明する。
第2図および第3図は本考案によるインダクタンス素子
の一実施例を示す断面図および分解斜視図で、図中11
はフェライトなどで作られたドラム状コアを示し、該コ
ア11は上鍔12および下鍔13を有し、これら上鍔1
2と下鍔13間の巻心部には巻線14が巻装されている
下鍔13には端子ピン15が値設されており、これら端
子ピン15には巻線14の端子14′がそれぞれからげ
られ、ろう付けなどにより接続されている。
本考案においては、第3図に明瞭に示すように、有底筒
状のケース16の内周面に、ケース底面から開口端に達
する少なくとも1つの切込溝17(本実施例では3個所
)を設けたものである。
このように構成すると、巻線14を施こしたドラム状コ
ア11をケース16内に挿入したときに、ケース底面に
あらかじめ注入された所定量の充填剤18(例えばエポ
キシ樹旨)が前記切込溝17を通じてケース底面から開
口端へ容易に流動する。
従って、ドラム状コア11のケース16内への挿入作業
に従来のように時間を要することがなくなり、作業能率
が一段と向上する。
作業能率の向上は製品のコストダウンにもつながり、非
常に効果的である。
上記実施例ではケース内周面に3つの切込溝を設けた場
合を例示したが、切込溝は1つでも従来のものに較べ、
コアの挿入時間が相当に短縮できることが分った。
従って、切込溝の数は1つ以上であればよい。
また、インダクタンス素子の各構成要素は図示の形状、
寸法に限定されるものではない。
上述したように、本考案によれば、単にケース内周面に
切込溝を形成するだけであるから、製造上の問題もなく
、コアをケース内に挿入する作業能率を一段と向上でき
、インダクタンス素子の小型化に大いに役立ち、その効
果は顕著なものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の小型固定インダクタンス素子の一例を示
す断面図、第2図は本考案による小型固定インダクタン
ス素子の一実施例を示す断面図、第3図は第2図のイン
ダクタンス素子の分解斜視図である。 11ニドラム状コア、12:コア上鍔、13:コア下鍔
、14;巻線、15:端子ピン、16:有底筒状ケース
、17:切込溝、18:充填剤。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 有底筒状のケース内に巻線を施こしたドラム状コアを挿
    入し、充填剤を注入して固定してなるインダクタンス素
    子において、前記有底筒状のケースの内周面にこのケー
    スの開口端から底面に達する少なくとも1つの切込溝を
    設けてなるインダクタンス素子。
JP5398380U 1980-04-22 1980-04-22 インダクタンス素子 Expired JPS6023934Y2 (ja)

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JP5398380U JPS6023934Y2 (ja) 1980-04-22 1980-04-22 インダクタンス素子

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JP5398380U JPS6023934Y2 (ja) 1980-04-22 1980-04-22 インダクタンス素子

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JPS56155419U JPS56155419U (ja) 1981-11-20
JPS6023934Y2 true JPS6023934Y2 (ja) 1985-07-17

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JP5154960B2 (ja) * 2008-01-24 2013-02-27 スミダコーポレーション株式会社 磁性素子およびその製造方法
JP6045102B2 (ja) * 2012-11-15 2016-12-14 新電元工業株式会社 コイル部品ユニット、その放熱構造、及びコイル部品ユニットの製造方法
JP7384328B2 (ja) * 2019-10-10 2023-11-21 甲神電機株式会社 変流器及び零相変流器

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