JPS6023861Y2 - 熱風循環式エナメル線焼付炉 - Google Patents
熱風循環式エナメル線焼付炉Info
- Publication number
- JPS6023861Y2 JPS6023861Y2 JP4252779U JP4252779U JPS6023861Y2 JP S6023861 Y2 JPS6023861 Y2 JP S6023861Y2 JP 4252779 U JP4252779 U JP 4252779U JP 4252779 U JP4252779 U JP 4252779U JP S6023861 Y2 JPS6023861 Y2 JP S6023861Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- solvent
- amount
- baking furnace
- hot air
- enameled wire
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Drying Of Solid Materials (AREA)
- Coating Apparatus (AREA)
- Tunnel Furnaces (AREA)
- Processes Specially Adapted For Manufacturing Cables (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、熱効率の改善された熱風循環式エナメル線焼
付炉に関する。
付炉に関する。
従来から、焼付炉本体の加熱帯をヒーターを設置した蒸
発帯と熱風を循環させる硬化帯とに区分し、蒸発帯でエ
ナメル塗膜から蒸発された溶剤蒸気を排風ブ陥ワーによ
り触媒へ導いて燃焼させ、この熱風を硬化帯へ導いてエ
ナメル塗膜を加熱硬化させる熱風循環式エナメル線焼付
炉が多用されている。
発帯と熱風を循環させる硬化帯とに区分し、蒸発帯でエ
ナメル塗膜から蒸発された溶剤蒸気を排風ブ陥ワーによ
り触媒へ導いて燃焼させ、この熱風を硬化帯へ導いてエ
ナメル塗膜を加熱硬化させる熱風循環式エナメル線焼付
炉が多用されている。
このような焼付炉においては排風出口に可調節のダンパ
ーが配置され、熱風の一部が排出されている。
ーが配置され、熱風の一部が排出されている。
而して、この排風出口ダンパーの開度は、従来炉内の溶
剤ガス濃度を爆発下限界以下に抑えるという安全上の観
点から概算的に設定され、必要に応じて手動により調節
されていた。
剤ガス濃度を爆発下限界以下に抑えるという安全上の観
点から概算的に設定され、必要に応じて手動により調節
されていた。
このため従来の焼付炉においては、往々にして安全率が
過大にとられがちで必要以上の空気を炉内に吸い込み熱
損失が大きいという欠点があった。
過大にとられがちで必要以上の空気を炉内に吸い込み熱
損失が大きいという欠点があった。
本考案はかかる従来の欠点を解消すべくなされたもので
、炉内において蒸発した溶剤を完全燃焼するに必要かつ
充分な量の空気を炉内へ吸入するようにしすこ熱風循環
式エナメル線焼付炉を提供しようとするものである。
、炉内において蒸発した溶剤を完全燃焼するに必要かつ
充分な量の空気を炉内へ吸入するようにしすこ熱風循環
式エナメル線焼付炉を提供しようとするものである。
以下図面に示す一実施例につきその詳細を説明する。
図面は本考案の熱風循環式エナメル線焼付炉の概略晧面
図であって、エナメル線１が下方から上方へ走行する加
熱帯Ｈは、ヒーター２が配置させられた蒸発帯Ｈｖと熱
風の循環する硬化帯Ｈｃとに区分されている。
図であって、エナメル線１が下方から上方へ走行する加
熱帯Ｈは、ヒーター２が配置させられた蒸発帯Ｈｖと熱
風の循環する硬化帯Ｈｃとに区分されている。
蒸発帯Ｈｖの上端近傍には、蒸発帯Ｈｖでエナメル線１
の塗膜から蒸発した溶剤蒸気をモーターＭ１で駆動され
る排風ブロアー３の吸引力により吸引し触媒４へ案内す
る溶剤ガス通路５が設けられている。
の塗膜から蒸発した溶剤蒸気をモーターＭ１で駆動され
る排風ブロアー３の吸引力により吸引し触媒４へ案内す
る溶剤ガス通路５が設けられている。
触媒４により燃焼された燃焼ガスは燃焼ガス通路６に沿
って矢印方向に硬化帯Ｈｃへ送入され、エナメル線１の
塗膜を加熱硬化させた後溶剤蒸気と共に再び触媒４へ案
内される。
って矢印方向に硬化帯Ｈｃへ送入され、エナメル線１の
塗膜を加熱硬化させた後溶剤蒸気と共に再び触媒４へ案
内される。
また燃焼ガス通路６の頂部には、排風出ロアが設けられ
ており、この排風出ロアには、ステッピングモーターＭ
２により開度の調節されるダンパー８が設置されている
。
ており、この排風出ロアには、ステッピングモーターＭ
２により開度の調節されるダンパー８が設置されている
。
また、コンピュータＣＰＵには、焼付けるべきワニスの
種類、線サイズ、掛本数、線速その他経験的に求められ
るスタックロス等の諸元に基いて単位時間当りの溶剤蒸
発量を求め、この溶剤蒸発量と溶剤の種類等の諸元から
この溶剤を完全燃焼させるに必要な単位時間当りの理論
空気量を算出するプログラムが記憶されており、その出
力データは、制御装置Ｃ□、Ｃ２へ送られ、制御装置Ｃ
□。
種類、線サイズ、掛本数、線速その他経験的に求められ
るスタックロス等の諸元に基いて単位時間当りの溶剤蒸
発量を求め、この溶剤蒸発量と溶剤の種類等の諸元から
この溶剤を完全燃焼させるに必要な単位時間当りの理論
空気量を算出するプログラムが記憶されており、その出
力データは、制御装置Ｃ□、Ｃ２へ送られ、制御装置Ｃ
□。
Ｃ２は、前記の算出された量の空気を炉内へ吸入するよ
う、それぞれ排風ブロワ−３を駆動させるモーターＭ１
およびダンパー８の開度を調節するステッピングモータ
ー鳩を制御する。
う、それぞれ排風ブロワ−３を駆動させるモーターＭ１
およびダンパー８の開度を調節するステッピングモータ
ー鳩を制御する。
ナオ、コンピュータＣＰＵには、ワニス消費量、排風温
度その他線速、仕上り外径等のオンラインで入力される
実測データに基いて、前述の空気量を補正する補正プロ
グラムが記憶されており、前記諸元についての各入力デ
ータと実測データとの対応関係が一定の範囲を越えた場
合には適正な空気吸入量となるよう出力信号を補正する
。
度その他線速、仕上り外径等のオンラインで入力される
実測データに基いて、前述の空気量を補正する補正プロ
グラムが記憶されており、前記諸元についての各入力デ
ータと実測データとの対応関係が一定の範囲を越えた場
合には適正な空気吸入量となるよう出力信号を補正する
。
以上のように構成された本考案の焼付炉においては、焼
付作業に先立って、コンピュータＣＰＵへ、ワニスの種
類、線サイズ、掛本数、線速その他の必要データを入力
すれば、ダンパーの開度および／又は排風ブロワ−の回
転数は、エナメル線の塗膜から蒸発する溶剤蒸気を完全
燃焼するに必要かつ充分な量の空気を炉内に吸入するよ
う設定されるので、溶剤蒸気は完全に燃焼し、しかも熱
のロスは最少限に抑えられる。
付作業に先立って、コンピュータＣＰＵへ、ワニスの種
類、線サイズ、掛本数、線速その他の必要データを入力
すれば、ダンパーの開度および／又は排風ブロワ−の回
転数は、エナメル線の塗膜から蒸発する溶剤蒸気を完全
燃焼するに必要かつ充分な量の空気を炉内に吸入するよ
う設定されるので、溶剤蒸気は完全に燃焼し、しかも熱
のロスは最少限に抑えられる。
また前述のように、実測データにより出力信号を補正す
る補正機構を具備させれば、熱効率は更に向上する。
る補正機構を具備させれば、熱効率は更に向上する。
図面は本考案の一実施例を示す概略断面図である。
Ｈｖ・・・・・・蒸発帯、Ｈｃ・・・・・・硬化帯、３
・・・・・・排風ブロワ−４・・・・・・触媒、７・・
・・・・排風出口、訃・・・・・ダンパー、ＣＰＵ・・
・・・・コンピュータ。
・・・・・・排風ブロワ−４・・・・・・触媒、７・・
・・・・排風出口、訃・・・・・ダンパー、ＣＰＵ・・
・・・・コンピュータ。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 １ ワニスの種類、線サイズ、掛本数、線速その他の諸
元から焼付炉内における単位時間あたりの溶剤蒸発量を
求め、この溶剤蒸発量と溶剤の種類その他の諸元からこ
の溶剤を完全燃焼させるに必要な単位時間当りの理論空
気量を求める演算機構と、この演算機構で算出された量
の空気が炉内へ送入されるよう排風ブロワ−および／又
は排風出口のダンパー開度を調節する制御機構とを具備
することを特徴とする熱風循環式エナメル線焼付炉。 ２ 仕上り外径、溶剤の消費量その他の実測値から、理
論空気量を補正する補正機構を具備する実用新案登録請
求の範囲第１項記載の熱風循環式エナメル線焼付炉。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4252779U JPS6023861Y2 (ja) | 1979-03-31 | 1979-03-31 | 熱風循環式エナメル線焼付炉 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4252779U JPS6023861Y2 (ja) | 1979-03-31 | 1979-03-31 | 熱風循環式エナメル線焼付炉 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS55143490U JPS55143490U (ja) | 1980-10-14 |
| JPS6023861Y2 true JPS6023861Y2 (ja) | 1985-07-16 |
Family
ID=28915198
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4252779U Expired JPS6023861Y2 (ja) | 1979-03-31 | 1979-03-31 | 熱風循環式エナメル線焼付炉 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6023861Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-03-31 JP JP4252779U patent/JPS6023861Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS55143490U (ja) | 1980-10-14 |
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