JPH0533917Y2 - - Google Patents

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JPH0533917Y2
JPH0533917Y2 JP10469587U JP10469587U JPH0533917Y2 JP H0533917 Y2 JPH0533917 Y2 JP H0533917Y2 JP 10469587 U JP10469587 U JP 10469587U JP 10469587 U JP10469587 U JP 10469587U JP H0533917 Y2 JPH0533917 Y2 JP H0533917Y2
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air
drying
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、熱風送風室内に外気を余分に取り入
れて大風量からなる均等温度の乾燥熱風を効率よ
く発生させて竪流下する穀物を能率よく均一乾燥
させると共に熱風送風室内に取り入れた外気を使
用して乾燥作業中において熱風送風室の外側壁が
相当温度以上に昇温しないよう冷却して安全な乾
燥作業を長期に亘り継続させることができる穀物
乾燥機に関する。
従来の技術 従来、吸引排風機が一定回転するものであつて
も、熱風室内に大風量からなる均等温度の乾燥熱
風を効率的に発生させて、乾燥熱風の流通作用に
より穀物を均一に乾燥させることができる穀物乾
燥機は本出願前例えば実開昭60−28388号公報に
記載されて知られており、その内容を第4図につ
いて説明する。すなわち、乾燥機本体1内に設け
た乾燥通路2の左右両側に熱風室3と排風室4と
を対向して設ける。そして熱風室3の一側壁には
バーナ6を収納したバーナダクト5を、又排風室
4の一側壁には一定回転する吸引排風機8を収蔵
軸架した排風ダクト7を夫々設ける。
前記バーナダクト5が設けられていない熱風室
3の他の側壁9には熱風室3内部に通ずる乾燥空
気取り入れ窓10を設けたバーナダクト5以外か
らも外気を熱風室3内に吸気させて、バーナダク
ト5内を流通する乾燥空気の流通速度を極力遅く
し、もつてバーナダクト5及び乾燥空気取り入れ
窓10より熱風室3内に吸気された乾燥空気が共
に燃焼焔と良好に攪拌混合され、均等温度の乾燥
熱風が起成されるようにして乾燥ムラを発生させ
ることなく穀物を均一に乾燥させるは勿論のこ
と、吸引排風機の回転数が例え一定であつても、
より多くの乾燥熱風を適確に得さしめ、乾燥能率
の促進を図つたものである。
考案が解決しようとする問題点 ところで、従前のこの種穀物乾燥機において
は、穀物の乾燥作業中においては乾燥空気を得る
ためにバーナの燃焼焔を熱風室内に勢いよく噴焔
せしめているので、熱風室の外側壁は前記燃焼焔
により加熱されて相当温度以上に昇温される。
その結果、作業者が手に触れると危険である許
りか、薄い板材により塑成された外側壁が熱のた
め彎曲されたり或は焼損され長期の使用に耐えな
いは勿論のこと火災発生の原因ともなり、乾燥作
業を安全な状態のもとで長期に亘り継続させるこ
とができない欠点が生じた。
問題点を解決するための手段 本考案は、前記問題点を解決するものであつ
て、以下にその内容を実施例に対応する第1図な
いし第3図を用いて説明する。
すなわち、乾燥機本体101内の左右両側に蒸
気発生装置121を一側に設けた熱風室102と
排風装置123を一側に設けた排塵風室103と
を対称的に設ける。
そして上記熱風送風室102と排塵風室103
との間には、上段より下段に向けて、調質槽10
4、通風乾燥部105及び取出し室107を順次
立体的に重設する。前記熱風送風室102を形成
する外側壁125の内側には仕切壁126を間隔
をおき装着して、外側壁125と仕切壁126と
の間に外気流通路127を形成せしめる。
上記外側壁125と仕切壁126とには、外気
流通路127内を排風装置123の吸引作用で冷
却用外気が流通できる取り入れ窓128と供給窓
129とを夫々開口して構成したものである。
作 用 今、被乾燥穀物を、調質槽104、及び通風乾
燥部105内に所定量充填する。上記のようにし
て被乾燥穀物が充填されたらその供給を停止する
と共に、被乾燥穀物を通風乾燥部105において
乾燥熱風により乾燥させるために、熱気発生装置
121及び排風装置123を運転させる。
さすれば、排風装置123の運転による吸引作
用で熱風送風室102内は負圧状態となつて熱気
発生装置121を経て外気が熱風送風室102内
に吸引導入されると共に熱気発生装置121内を
流通する外気の一部を燃焼用空気として熱気発生
装置121に供給された燃料を燃焼せしめると共
にその完全燃焼焔を熱風送風室102内に勢いよ
く噴焔せしめ、吸引導入した外気と攪拌混合せし
め、これにより適当温度の乾燥熱風を起成せしめ
る。
そして熱風送風室102内において起成された
乾燥熱風は排風装置123の吸引作用で、通風乾
燥部105を流通する際に、通風乾燥部105を
流下する穀物に浴びせられ乾燥せしめた後排塵風
室103内に入り、最後に排風装置123により
機外へ排風せられる。一方乾燥熱風により乾燥さ
れた穀物は取出し槽107内に排出された後、循
環昇降機119により再び調質槽104へ循環返
流され再度乾燥される。
したがつて、複数回の循環乾燥作業により穀物
は所期含水率に仕上げ乾燥せられる。
ところで、上述の如き循環乾燥作業中において
は、排風装置123の吸引作用で熱風送風室10
2内は負圧状態となつているので、冷たい外気は
前記負圧作用により取り入れ窓128より外気流
通路127内に吸引導入され、さらに外気流通路
127内を通り供給窓129より熱風送風室10
2内を円滑に流通するため、外側壁125は冷却
用外気により冷却され、如何に熱風送風室102
内において熱気発生装置121を運転して高温の
燃焼焔を焔上せしめても外側壁125が異常な温
度になるのを防止し安全な乾燥作業を容易に達成
できると同時に熱風送風室102内には多量の冷
却用外気が吸引導入されるため、熱風送風室10
2内において起成される乾燥熱風の風量も自然多
くなると同時に熱風温度もより均一化され穀物を
速かに乾燥せしめることができる。
実施例 本考案に係る穀物乾燥機の一実施例を図面につ
いて説明する。
図面において、101は、前後方向に長い横長
角筒を呈する乾燥機本体であつて、該乾燥機本体
101内の左右両側には下向に向かうに従い順次
幅長さを大きくした相似形の熱風送風室102と
排塵風室103とを対称的に配設する。そして上
記熱風送風室102と排塵風室103との間に
は、上段より下段に向けて、調質槽104、通風
乾燥部105、交差流下部106及び取出し室1
07を順次立体的に重設せしめる。上記通風乾燥
部105は、横長方向と直交する方向に向け、一
側が熱風送風室102と送風窓109を介し接続
した先止め状の複数からなる熱風室108……
と、一側が排塵風室103と排風窓111を介し
接続した先止め状の複数からなる排風室110…
…を、熱風室108と排風室110との間に乾燥
通路112が形成せられるよう交互に架設して構
成したものであり、上記乾燥通路112の上端側
は調質槽104に接続せしめると共にその下端側
は熱風室108……及び排風室110の直下に配
設した交差流下部106に接続されている。上記
交差流下部106は横長方向に沿い複数列に亘り
配設した山形仕切壁114……により複数の交差
流下繰出し室113……が形成されている。熱風
室108及び排風室110は乾燥通路112に面
する側面を共に通風面に形成してある。したがつ
て、上記のような構成としたことで、熱風室10
8、排風室110及び乾燥通路112の長さが短
かく形成できると同時にその数を多くして、調質
槽104内に充填された穀物の堆積圧が大きくて
も、熱風室108及び排風室110が彎曲するこ
となく、その耐久性を大きくできる許りか、送風
窓109及び排風窓111の数も増加させて熱風
送風室102より送風される熱風の送風抵抗を減
少させ、熱風送風室102よりの送風量を多くで
きる。
又、熱風室108……及び排風室110……の
直下に複数の山形仕切壁114……により複数の
交差流下繰出し室113……が形成されているた
め、乾燥通路112……において前後方向に分け
られた穀物の流れを乾燥通路112……を通過し
たあと、今度は左右方向に流れを変向して交差流
下せしめ、初期含水値の異なる穀物を効率よく攪
拌混合せしめると同時に穀物の流動性を向上させ
て、穀物の乾燥ムラ及び流下ムラを無くして均一
に乾燥させることができる。
なお上記交差流下繰出し室113……内には、
乾燥通路112……を経て流下した穀物が常に充
満しているので、熱風や排塵風の漏出を未然に防
止できる。
山形仕切壁114……の各谷部には横長方向に
沿つて繰出し口115……が開口されており、こ
の繰出し口115……位置には間欠回転される繰
出しロール116……が回転自在に軸架されてい
る。上記のように形成された交差流下繰出し室1
13……の下部には、周囲を熱風送風室102、
排塵風室103、交差流下繰出し室113及び乾
燥機本体101の前後壁板により囲まれた取出し
室107が配設されており、熱風送風室102と
排塵風室103の下部間隔中には搬出樋117を
横長方向に沿つて設けて、これが搬出樋117を
取出し室107と接続せしめる。搬出樋117の
内部には搬出スクリユー118が回転自在に横架
されており、しかも前記搬出樋117の一端は乾
燥機本体101の一側に立設した循環昇降機11
9の下部には接続せしめると共に循環昇降機11
9の上部は、乾燥機本体101の頂部に横長方向
に沿い横設した搬入樋120の供給始端側へ接続
せしめてある。
熱風送風室102の前面側及び排塵風室103
の後面側には、内部にバーナ122を収蔵した熱
気発生装置121と、内部に吸引排風機124を
回転自在に収蔵した排風装置123を夫々装着せ
しめて、熱気発生装置121と熱風送風室102
を、又排風装置123と排塵風室103とを接続
せしめ、排風装置123の吸引作用で熱気発生装
置121を通して外気を熱風送風室102内に吸
気し、熱気発生装置121のバーナ122の穀焼
焔により乾燥熱風を起成せしめる。
上述のように構成された熱風送風室102の外
側壁125の内側には間隔をおいて仕切壁126
を装着して外側壁125と仕切壁126との間に
密封状の外気流通路127を形成せしめると共に
前記外側壁125の下部と仕切壁126の上部と
に夫々取り入れ窓128及び供給窓129を開口
して、排風装置123の吸引作用で冷却用外気が
取り入れ窓128より外気流通路127内に入
り、次いで外気流通路127を通つた後、供給窓
129より熱風送風室102内に供給されるよう
に構成されている。
したがつて、冷却用外気が吸引作用で熱気発生
装置121以外よりも熱風送風室102内に吸引
されることで熱風送風室102内に多くの外気が
吸入され、バーナ122の燃焼焔との攪拌混合を
良好ならしめて均一温度の乾燥熱風を多量に亘り
起成せしめると同時に冷却用外気が外気流通路1
27中を乾燥作業の継続中流通することで、バー
ナ122の燃焼焔により外側壁125が異常高温
に加熱するのを未然に防止し、乾燥作業の安全化
と外側壁125の彎曲防止を図ることができる。
考案の効果 要するに本考案は、排塵風室103に設けた排
風装置123の吸引作用により熱気発生装置12
1を通して熱風送風室102内に吸気した外気を
熱気発生装置121の運転作動で乾燥熱風とな
し、これが乾燥熱風を通風乾燥部105に沿つて
流下する穀物に浴びせて乾燥するものであつて
も、熱風送風室102の外側壁125内側に仕切
壁126を間隔をおき装着して、外側壁125と
仕切壁126との間に外気流通路127を形成せ
しめると共に上記外側壁125及び仕切壁126
とには外気流通路127内を排風装置123の吸
引作用で冷却用外気が流通できる取り入れ窓12
8と供給窓129とを夫々開口して冷却用の外気
が乾燥作業の継続中、常に外気流通路127中を
円滑に流通せしめて、外側壁125を冷却したか
ら、熱気発生装置121の燃焼焔により外側壁1
25が異常温度に加熱されるのを未然に防止し乾
燥作業の安全化と外側壁125の変形及び火災発
生を未然に防止できると共に外側壁125の冷却
外気を使用して均一温度の乾燥熱風を大量に起成
せしめ、もつて乾燥作業の促進を図ることができ
る効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る穀物乾燥機の一実施例を示
すものであつて、第1図は縦断正面図、第2図は
縦断側面図、第3図は一部を切欠した要部の拡大
斜視図、第4図は従来例の斜視図である。 101……乾燥機本体、102……熱風送風
室、103……排塵風室、104……調質槽、1
05……通風乾燥部、107……取出し室、12
1……熱気発生装置、123……排風装置、12
5……外側壁、126……仕切壁、127……外
気流通路、128……取り入れ窓、129……供
給窓。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 乾燥機本体内の左右両側に、熱気発生装置を一
    側に設けた熱風送風室と排風装置を一側に設けた
    排塵風室とを対称的に設け、上記熱風送風室と排
    塵風室との間には上段より下段に向け調質槽、通
    風乾燥部及び取出し室を順次配設したものにおい
    て、前記熱風送風室の外側壁内側に仕切壁を間隔
    をおき装着して、外側壁と仕切壁との間に外気流
    通路を形成せしめると共に上記外側壁及び仕切壁
    とには外気流通路内を排風装置の吸引作用で冷却
    用外気が流通できる取り入れ窓と供給窓とを夫々
    開口したことを特徴とする穀物乾燥機。
JP10469587U 1987-07-07 1987-07-07 Expired - Lifetime JPH0533917Y2 (ja)

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JP10469587U JPH0533917Y2 (ja) 1987-07-07 1987-07-07

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JP10469587U JPH0533917Y2 (ja) 1987-07-07 1987-07-07

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JPS6412195U JPS6412195U (ja) 1989-01-23
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JP2557406Y2 (ja) * 1991-10-21 1997-12-10 金子農機株式会社 穀物乾燥機

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JPS6412195U (ja) 1989-01-23

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