JPS60238432A - 連続鋳造鋳型用Cu合金 - Google Patents

連続鋳造鋳型用Cu合金

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JPS60238432A
JPS60238432A JP27852984A JP27852984A JPS60238432A JP S60238432 A JPS60238432 A JP S60238432A JP 27852984 A JP27852984 A JP 27852984A JP 27852984 A JP27852984 A JP 27852984A JP S60238432 A JPS60238432 A JP S60238432A
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thermal fatigue
wear
resistance
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JP27852984A
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Hideaki Yoshida
秀昭 吉田
Masaki Morikawa
正樹 森川
Takuro Iwamura
岩村 卓郎
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Mitsubishi Metal Corp
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Mitsubishi Metal Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、すぐれた高温強度、熱伝導性、耐摩耗性、
耐熱疲労割れ性、および耐相大割れ性を有し、特に連続
鋳造鋳型における溶湯と直接接触する内壁材として使用
するのに適したCu合金に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、一般に、鉄鋼の連続鋳造鋳型の内壁材として、純
銅や、Ag : 0.1%含有の低合金銅やSn : 
0.1%含有の低合金銅などの固溶体強化型Cu合金(
以上重量%、以下%の表示は重量%を意味する)が使用
されているが、これら鋳型においては、使用開始後早期
に、鋳型内面の蒔塊メニスカス部に熱疲労による割れや
、熱軟化による鋳型変形が発生し、比較的短期間で使用
寿命に至る; ものであった。
そこで、近年、連続鋳造鋳型用として、高い熱疲労強度
および降伏点を有し、かつ耐熱疲労割れ性や耐熱変形性
にすぐれた析出硬化型Cu合金、例えばCr : 0.
5〜0.8%含有のCr合金銅や、Cr : 0.5〜
0.6%およびZr : 0.1〜0.2%含有のCr
−Zr合金銅などが多く実用に供され、この析出硬化型
Cu合金の使用によって使用寿命のかなりの延命化が可
能になっている。
(発明が解決しようとする問題点) しかし、上記の従来析出硬化型Cu合金で製造された連
続鋳造鋳型においても、フラックス中に不可避不純物と
して含有する硫黄(S)によって結晶粒界が侵食される
ことに原因すると思われる深く大きい割れ(粗大割れ)
が発生し、この粗大割れによって使用不能となるなど必
ずしも満足する使用寿命を示さないものであった。
一方、このようなことから、鋳型内面に、耐熱疲労割れ
性のすぐれたNiや、Sによる粒界侵食に対してすぐれ
た抵抗を有するcrをメッキあるいは爆着する試みもな
されたが、前者の場合には粗大割れが発生しやすく、ま
た後者の場合には熱疲労割れが早期に発生するばかりで
なく、この割れ先端部に応力集中が起りやすいために割
れが内命の延命化をはかることは困難であった。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで、本発明者等は、上述のような観点から、鋳型内
面にメッキや爆着を施すことなく、連続鋳造鋳型の内壁
材に要求される高温強度、熱伝導性、耐摩耗性、耐熱疲
労割れ性、および耐相大割れ性を具備した材料を得べく
研究を行なった結果、CrはCuに比して著しく高い約
1850℃の高融点をもつばかりでなく、きわめて活性
があるために酸化しやすく、かつCrのCuに対する固
溶限、すなわち析出硬化作用に有効に作用する最大固溶
限は約1%であることから、従来Cuにおける合金元素
としてのCrの含有量はせいぜい1%までしか考えられ
ていないものであったが、ここに従来考えられていたc
rの最大含有量である約1%をはるかに越えて多量のC
rをQuに含有させ、素地に多量のCrを分散させた組
織とすると、この結果のCu合金は、強度が高く、かつ
耐熱疲労割れ性、耐相大割れ性、および耐摩耗性にすぐ
れ、しかも良好な熱伝導性を保持するという知見を得た
のである。
この発明は、上記知見にもとづいてなされたものであっ
て、 Cr: 2.5〜17%。
P : 0.005〜0,25%。
を含有し、さらに必要に応じて、 Zr : 0.02 〜 1.5% 。
を含有し、残りがCuと不可避不純物からなる組成を有
し、かつ連続鋳造鋳型の長期に亘る使用を可能ならしめ
るのに必要な上記の特性を兼ね備えたCu合金に特徴を
有するものである。
つぎに、この発明のCu合金において、成分組成範囲を
上記の通りに限定した理由を説明する。
(a)Cr Or酸成分は、上記のように合金強度を向上させ、かつ
耐熱疲労割れ性、耐−粗大割れ性、および耐摩耗性を改
善する作用があるが、その含有量が2.5%未満では前
記作用に所望の効果が得られず、一方17%を越えて含
有させると、合金の熱伝導性および延性が低下するよう
になるばかりでなく、溶解が困難になることから、その
含有量を25〜17%と定めた。
(b) P P成分には、鋳塊偏析を抑制するほか、初晶として晶出
するC「を塩−微細に分散させ、もって合金の機械的強
度を改善する作用があるが、その含有量が、0.005
%未満では前記作用に所望の効果が得られず、一方0.
25%を越えて含有させると、熱伝導性が低下するよう
になることから、その含有量を0.005〜0.25%
と定めた。
(C)Zr Zr成分には、合金の高温延性、特に200−・600
℃の温度範囲における延性を改善すると共に、高温強度
を向上させる作用があるので、これらの特性が要求され
る場合に必要に応じて含有されるが、その含有量が0.
02%未満では前記作用に所望の改善効果が得られず、
一方1.5%を越えて含有させてもより一層の改善効果
は現われず、逆に溶解が困難になると共に、合金の塑性
加工性が低下するようになることから、その含有量を0
.02〜1,5%と定めた。
なお、この発明のCu合金において、強度改善をはかる
目的で、いずれも0.05〜0.5%のFe。
Ni、Co、Cd、Sn、A(+、およびlnのうちの
1種または2種以上、並びに0.01〜0.1%のC2
また耐熱性の一層の向上をはかる目的で、いずれも0.
05〜0.5%のAlMg、Tt。
Si 、 Be 、B、Hf 、および希土類のうちの
1種または2種以上、ざらに鋳塊清浄化のための脱酸剤
として、いずれも0.01〜0.2%のCa。
Li、およびM(+のうちの1種または2種以上を含有
させても、何ら上記の特性がそこなわれるものではない
〔実施例および効果の確認〕
つぎに、この発明のC1合金を実施例により具体的に説
明する。
実施例 1 高周波誘導加熱炉を用い1.真空雰囲気中、黒鉛るつぼ
内でそれぞれ第1表に示される成分組成をもったCu合
金溶湯をそれぞれ58yづつ調整し、金型鋳造し、面側
し、鍛造し、熱間圧延して板厚:22mmの熱延板とし
lc後、温度+1000℃に1時間保持復水焼入れの熱
処理を行ない、引続いて約40%の圧下率にて冷間圧延
を行なって板厚:13mmの冷延板とし、最終的に温度
:480℃に1時間保持の熱処理を行なうことによって
本発明Cu合金板1〜16および比較Cu合金板1,2
をぞれぞれ製造した。なお、比較Cu合金板1゜2は、
いずれも従来連続鋳造鋳型の内壁材として使用されてい
るものである。
ついで、この結果得られた本、発明C1合金板1〜16
および比較Cu合金板1,2について、常温引張試験、
500℃での高温引張試験、電気伝導度測定試験、大越
式摩耗試験、および粗大割れの原因と考えられている硫
黄による影響を見る目的で溶融硫黄浸漬試験をそれぞれ
行なった。なお、大越式摩耗試験は、水平に設置した試
験片に対して、上方より直径:30amX幅:3m+の
寸法をもったCr−Mo鋼製回転体を、おしつけカニ1
Kg、回転速度: 4 r、p、tの条件でおしつけ、
5分経過後における試験片の摩耗幅を測定することによ
り行ない、また、溶融硫黄浸漬試験は、25I!IIl
+×25m++X10mmの寸法に切り出した試験片を
軟鋼製治具に嵌め込んでその一面だけが露出した状態と
し、この状態で温度:300℃に加熱した溶融硫黄中に
10分間浸漬後取出して板厚減を測定Jることにより行
なった。これらの測定結果を第1表に合せて示した。
第1表に示される結果から、本発明Cu合金板1〜16
は、いずれも比較Cu合金板1,2に比して、多少電気
伝導度は劣るが、常温および高温における強度が高く、
かつ耐摩耗性および耐溶融硫黄侵食性にもすぐれている
ことが明らかである。
実施例 2 高周波誘導加熱炉を用い、真空雰囲気中、黒鉛るつぼ内
でそれぞれ第2表に示される成分組成をもったCu合金
溶湯をそれぞれ250 K’lづつ溶製し、インゴット
とし、熱間鍛造にて両面:17゜履 ×長さニア50a
mの寸法に加工した後、温度:第 2 表 1000℃に1時間保持接水焼入れ、および温度:48
0℃に2時間保持の熱処理を施し、引続いて内径:13
5aX外径:155mX長さ=690aの寸法に削り出
すことによってチューブラタイプの本発明Cu合金製鋳
型1〜11および従来Cu合金製鋳型1,2をそれぞれ
製造した。
ついで、上記本発明GO合金製鋳型1〜11および従来
Cu合金製鋳型1,2を用い、1チヤージの鋳込みI:
30tonの条件で炭素鋼の連続鋳造を行ない、その使
用寿命に至るまでのチャージ数を測定した。この測定結
果を第2表に合せて示した。
第2表に示されるように、本発明00合金製鋳型1〜1
1は、いずれも従来Qu合金製鋳型1゜2に比して一段
とすぐれた使用寿命を示すことが明らかである。
なお、本発明Cu合金製鋳型1〜11は、(a)鋳塊メ
ニスカス部相当位置に発生した熱疲労割れおよび鋳型下
部の摩耗による寸法不良。
(b)鋳型下部の摩耗による寸法不良。
上記(a)または(b)が原因で使用寿命に至り、一方
従来C1合金製鋳型1,2は上記(a)が原因で使用寿
命に至るものであった。
〔総括的効果〕
上述のように、この発明のCLI合金は、きわめて高い
常温および高温強度を有し、かつ耐摩耗性、耐熱疲労割
れ性、および耐相大割れ性にもすぐれているので、これ
らの特性が要求される連続鋳造鋳型として使用した場合
に、きわめて長期に亘ってすぐれた性能を発揮するので
ある。
出願人 三菱金属株式会社 代理人 富 1)和 夫 外2名

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) Cr : 2.5〜17%。 P : 0.005〜0,25%。 を含有し、残りがCuと不可避不純物からなる組成(以
    上重量%)を有することを特徴とする澗続鋳造鋳型用C
    u合金。
  2. (2) Cr : 2.5〜17%。 P : 0.005〜0.25%。 を含有し、さらに、 Zr : 0.02〜1.5%。 を含有し、残りがCuと不可避不純物からなる組成(以
    上重量%)を有することを特徴とする連続鋳造鋳型用C
    LJ合金。
JP27852984A 1984-12-27 1984-12-27 連続鋳造鋳型用Cu合金 Granted JPS60238432A (ja)

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JPS62182239A (ja) * 1986-02-06 1987-08-10 Mitsubishi Metal Corp 連続鋳造鋳型用Cu合金
JPS6324028A (ja) * 1986-06-20 1988-02-01 カ−ベル−ウント・メタルウエルケ・グ−テホフヌングスヒユツテ・アクチエンゲゼルシヤフト 銅合金および連続鋳造鋳型用工作材料としてのその用途

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JPH0711030U (ja) * 1993-07-23 1995-02-14 東光株式会社 セラミックフィルタ

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS508729A (ja) * 1973-04-13 1975-01-29

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