JPS60233150A - 白色に着色されたガラス繊維強化ポリエチレンテレフタレ−ト系樹脂組成物 - Google Patents

白色に着色されたガラス繊維強化ポリエチレンテレフタレ−ト系樹脂組成物

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JPS60233150A
JPS60233150A JP9077684A JP9077684A JPS60233150A JP S60233150 A JPS60233150 A JP S60233150A JP 9077684 A JP9077684 A JP 9077684A JP 9077684 A JP9077684 A JP 9077684A JP S60233150 A JPS60233150 A JP S60233150A
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JP
Japan
Prior art keywords
polyethylene terephthalate
white
zinc sulfide
weight
glass fiber
Prior art date
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Pending
Application number
JP9077684A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihisa Aoki
義久 青木
Tomohiko Yoshida
吉田 友彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、白色に着色されたガラス繊維強化ポリエチレ
ンテレフタレート系樹脂組成物に関する。
〔従来技術〕
ガラス繊維強化ポリエチレンテレフタレート −樹脂は
、優れた機緘的特性及び耐薬品性等を有していることか
ら、各棟の電気部品、熱器具などに使用されている。そ
して通常無着色で使用されることはほとんど無く、一般
に黒や白、あるいは青・赤などの有彩色に着色されて使
用される。
したがって、白あるいは白系統に着色する場合、通常は
、代表的な白色顔料である酸化チタンが用いられる。
ところが、このようなガラス繊維強化ポリエチレンテレ
フタレート樹脂に酸化チタンを添加すると、成形物の機
械的強度の低下や熱変形温贋が低下する傾向がある。こ
の傾向は、主成分であるポリエチレンテレフタレートの
分子量が比較的小さい場合には、特に強く現われる。
これは、酸化チタンを添加して、ガラス繊維とポリエチ
レンテレフタレートを供に押出、射出成形等により溶融
、混錬操作を行なうと含有されるガラス繊維の繊維長が
非常に短かくなり、この結果、カラス繊維長の依存度が
比較的高い引張強度、衝撃強度等の根株的強度や、熱変
形温度が低下する。この原因としては、熱可塑性ポリエ
ステル用に使われるガラス繊維(Eガラス)のモース硬
度が65であるのに対し、酸化チタンのモース硬度が6
〜7とかなり高いため、ガラス繊維と酸化チタンをポリ
エチレンテレフタレート中で溶融混錬されると、酸化チ
タンによりカラス繊維表面にキズが付き、ガラス繊維が
極めて折れやすい状態になるためと推定される0 したがって、この現象を最小限にするため、マスターバ
ンチ方式(酸化チタンとポリエチレンテレフタレート、
ガラス繊維とポリエチレンテレフタレートをそれぞれ別
々に混錬押出し、ペレット化した後、射出成形時に両者
のペレット化した後、射出成形時に両者のベレツトを混
合し着色する。)が用いられる場合があるが、該方式は
、二系列の押出を必要とすること、あるいは、顔料の混
錬が、比較的混錬効果が小さい射出成形時に行なわれる
ため、色むらが発生しやすい寺の問題点があった。
〔究明の目的〕
不発明の目的は、機椋的強度や熱変形温度を低下させる
ことなくかつガラス繊維強化ポリエチレンテレフタレー
ト樹脂組成物を白色に着色する方法を提供することにあ
る。
〔発明の構成〕
本発明は に)ポリエチレンテレフタレート系樹脂;35〜95重
量% (B)ガラス繊維; 5〜60重量% (C)硫化亜鉛系顔料;0.1〜20重′!7にチかう
なり、且つ(ト)〜((1’)の各成分の合計量が10
0重量%になるようにに)〜(C)の各成分を配合して
なる白色に着色されたガラス繊維強化ポリエチにンテレ
7タレート系樹脂組成物である。
本発明で用いられるポリエチレンテレフタレート系樹脂
(ト)とは、エチレンテレフタレートを構成単位とする
線状ポリエチレンテレフタレートのホモポリマー;該単
位成分と他の共重合し得る成分とのコポリマー;又は、
これらのホモポリマーとコポリマーとの混合樹脂等を言
うが、格別これらに限定されるわけではない。ここで、
共重合し得る成分としては、従来公知の酸成分及びグリ
コール成分が使用可能であり、具体的には、例えば、フ
タル酸、イソフタル酸、アジピン酸、セバシン酸、ナフ
タレン−1,4−もしくは−2,6−ジカルボン酸、ジ
フェニルエーテル−4,4′−ジカルボン酸等の酸成分
;プロピレンクリコール、フテレンクリコール、ネオペ
ンチルグリコール、シクロヘキサンジメタツール、2.
2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)フロパン等のグリ
コール成分;p−オキシ安息香酸、p−ヒドロキシ安息
香tR1p−ヒドロキシエトキシ安息香酸等のオキシ酸
が挙げられる。該樹脂は、エステル交換反応、又は直接
のエステル化反応によりテレフタル酸とエチレングリコ
ールとを重縮合させる等、通常の重合法によって得るこ
とができるが、この際樹脂の固有粘度〔η〕を0.4〜
t4の範囲に設定することが好ましい。
ここで、固有粘度の大きい樹脂は、固有粘度の比較的低
いものをさらに通常の固相重合法により得ることもでき
る。
尚、ここに官5固有粘度とは、フェノール/テトラクロ
ロエタン=50150 (重量比)の溶媒中、25℃で
測定した溶液の粘度からめた値である。かかるポリエチ
レンテレフタレート系樹脂は、全樹脂組成物中35〜9
5重量−の範囲で配合される。35重量%未滴の場合は
、流動加工性が低下するため不適当である。また、95
重量%を超える場合は、得られる樹脂組成物中のガラス
繊維の含有量が非常に少なくなり、カラス繊維長の影響
が非常に小さくなるため、本発明の効果はほとんど期待
できない。
本発明で用いられるガラス繊維としては、ローピングタ
イプ又はチョツプドストランドタイプ等いかなる種類の
ものも使用可能であるが、生産性の面からは、チョツプ
ドストランドタイプが好ましい。また、本発明の効果と
しては、ガラス繊維長が長いものが効果が顕著に現われ
るが、本発明の樹脂組成物の混合時の作業性、成形機の
摩耗ケ考慮すると、約04〜6ml+1の長さを有する
カラス繊維が好ましい。かかるガラス繊維としCは各種
の処理が施されている市販品をそのまま使用することが
でき、その混合方法は特に限定されない。尚カラス繊維
は、全樹脂組成物中5〜60重量%の範囲で配合される
配合量が60重量%を超えると、流動加工性が低下し、
5重量%未満では、本発明の効果はほとんど期待できな
い。
本発明で用いられる硫化亜鉛系顔料は特に限定されるも
のではないが、好ましくは化学式Zn8で示される硫化
亜鉛を50重i%以上含有する白色系顔料であり、着色
力から考えて、硫化亜鉛濃度が95重i%以上のものが
特に好ましい。かかる硫化亜鉛系顔料は、全樹脂組成物
中0.1〜20重jt%の範囲で配合される。配合量が
01重量%未満では、着色効果は不充分であり、20重
量%以上は、着色効果の面から不必要である。
尚、本発明のガラス繊維強化ポリエチレンテレフタレー
ト樹脂組成物には、必要に応じて核剤、光又は熱に対す
る安定剤;タルクウオラストナイト、マイカ、ガラス箔
、クレー又はカオリン等の充填剤;染料又は、酸化チタ
ンを除く他の顔料前の種々の添加剤を加えることも可能
である。
本発明の樹脂組成物は、通常の樹脂組成物から成形品を
得る場合と同様にして、ガラス繊維と顔料を含む所定量
の組成物成分な押出機等の適宜の混線機に投入し、これ
を混融混練してベレット化した後、射出成形又は加圧成
形に供することにより成形品を得ることができる。
〔発明の効果〕
本発明により、比較的低い分子量のポリエチレンテレ7
タレートを用いる場合においても、マスターバンチ方式
などによる射出成形時に着色する方法等(ガラス繊維と
顔料が接触する機会を出来るだけ少なくする)の方法を
用いることなく、通常の押出工程→射出工程を経ても、
充分な強度と高い熱変形温度を持つ着色された成形品を
得ることが出来る。
〔発明の実施例〕
実施例1〜8、比較例1〜8 固有粘度〔η〕が0.72 、 Q、 80 、1.0
0の3種類のポリエチレンテレフタレートを用い、3填
長のチョツプドストランドガラス繊維(表中これをGF
と略記する)の含有量30重量%と15重量%のそれぞ
れの場合について(C)成分の硫化亜鉛(V/L化亜鉛
亜鉛濃度97重量%び、比較例として、酸化チタン(ル
チル型)をそれぞれ添加し、さらに、結晶核剤として安
息香酸ナトリウムを添加し、これらを同時にvMジブレ
ンダ−中5分間混合して均一化した。得られた混合物を
直径65鵡のベント式溶融押出機に投入し、シリンダ一
温度260〜280℃にて押して、樹脂組成物のベレッ
トを得た。
ここで得られたベレットを用いて、8オンス(227F
)、直径45.のスクリュ一式射出成形機を用い、シリ
ンダ一温度280℃、金型温度140℃、成形サイクル
60秒にて、ASTM−1号ダンベルと、127X12
7X12rmの短冊試片を成形した。そして、ASTM
−1号ダンベルを用いて、AS’I’M D63Bによ
り、引張試片を行なうとともに、短冊試片を用いて、A
STM D64a(′/B”、264psi )による
熱変形温度(表中これをHDTと略記する。)を測定し
た。
また、成形されたASTM−1号ダンベルの一部をカン
トし、燃焼させ、成形品中のガラス繊維の平均長を測定
した。
結果を表に示した。
〔発明の効果〕
表の結果から明らかなように、本発明の硫化亜鉛を用い
た場合には、全てHDTは220℃以上を示し、引張伸
度は2チ以上を示す。これに対し、酸化チタンを用いた
系は、成形品中のGF長が大巾に低下していることから
も明らかなように、引張伸度及びHDTが大巾に低下し
ている。この傾向は、ポリエチレンテレフタレートの〔
η〕が低いほど、また、GF含有量が多いものほど強い
すなわち、本発明で示されるように硫化亜鉛系顔料を用
いることにより、比較的低い分子量のポリエチレンテレ
7タレートを用いた場合においても、良好な機械的強度
と、高い熱変形温度を得ることができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 t (A)ポリエチレンテレフタレート系樹脂35〜9
    5重量% (B)ガラス繊維 5〜60重量% (C’)硫化亜鉛系顔料 CL1〜20重量%からなり
    且つ(ト)〜(C)の各成分の合計量が100重量%に
    なるように(ト)〜C)の各成分を配合してなる白色に
    着色されたガラス繊維強化ポリエチレンテレフタレート
    系樹脂組成物。 2 硫化亜鉛系顔料(C)が、化学式Zn8で示される
    硫化亜鉛を50重量−以上含有する白色系顔料である特
    許請求の範囲第1項記載の白色に着色されたガラス繊維
    強化ポリエチレンテレフタレート系樹脂組成物。
JP9077684A 1984-05-07 1984-05-07 白色に着色されたガラス繊維強化ポリエチレンテレフタレ−ト系樹脂組成物 Pending JPS60233150A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63278959A (ja) * 1987-05-12 1988-11-16 Kuraray Co Ltd ポリエステル樹脂
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