JPS6023281Y2 - 防蟻性テ−プ - Google Patents

防蟻性テ−プ

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Publication number
JPS6023281Y2
JPS6023281Y2 JP9474581U JP9474581U JPS6023281Y2 JP S6023281 Y2 JPS6023281 Y2 JP S6023281Y2 JP 9474581 U JP9474581 U JP 9474581U JP 9474581 U JP9474581 U JP 9474581U JP S6023281 Y2 JPS6023281 Y2 JP S6023281Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
termite
tape
nylon
copper
thick
Prior art date
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Expired
Application number
JP9474581U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS584601U (ja
Inventor
忠之 植松
博則 松葉
Original Assignee
古河電気工業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 古河電気工業株式会社 filed Critical 古河電気工業株式会社
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Publication of JPS584601U publication Critical patent/JPS584601U/ja
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  • Catching Or Destruction (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は防蟻性が向上された防蟻性テープに関するもの
である。
従来、例えば電線、ケーブルは布設現場にて白蟻等の昆
虫による食害を防止するため、防蟻処置が施されること
がある。
この防蟻処置としては電線、ケーブル類の被覆材料中に
防蟻効果を発揮するアルドリン、アルドリンなどの薬剤
を混練させ、これにより、白蟻等による食害を防止する
薬理的防止方法と、被覆材料層を金属、あるいはナイロ
ンなどの硬質物質で包被して物理的防止方法が知られて
いる。
しかし、前者の薬理的防止方法は人蓄に対する毒性など
の点で公害問題発生の恐れがあり、今後はその使用が不
可能視されている。
一方、後者の物理的防止方法は防蟻効果の点で十分でな
いことに加えて電線、ケーブル上に0.57rL/77
1.以下の如く薄く押出被覆することが困難であること
から、押出被覆法よる場合は比較的厚く被覆せねばなら
ず、その結果得られる電線、ケーブルが可撓性に乏しく
なるという問題に加えて素材的にも高価となるなどの問
題があった。
そこで、これらの素材を薄いテープとなし、これを電線
、ケーブル上に纏巻して防蟻性を付与する方法も提案さ
れているが、この場合には、これら素材がもたらす硬く
、滑らかであるため、蟻の歯が立たないことによる防蟻
効果が半減するという問題があった。
本考案はかかる点に着目し優れた防蟻効果を発揮する防
蟻性テープを開発すべく、鋭意検討を進めて来た結果、
薄い銅テープの少くとも片面にナイロンテープをラミネ
ートしたテープが夫々単独の素材からなるテープに比べ
て数段と優れた防蟻効果を発揮すると共に適用物品に防
水性をも付与できるなど極めて有用な効果を発揮するこ
とを見いだし本考案を遠戚したものである。
即ち、本考案の防蟻性テープを図面を用いて説明すると
10〜100μ程度の銅テープ1の少くとも片面ニ10
〜100μ程度のナイロンテープ2をラミネートしたも
のである。
本考案の防蟻性テープが夫々単独の素材のテープより優
れた防蟻効果を発揮する理由は次のように考える。
ナイロンは、プラスチック材料の内では吸湿性が極めて
大きい、又銅は湿潤雰囲気下では容易に銅イオンとなり
易い。
従って、ナイロンと銅テープをラミネートした場合、ナ
イロンの吸湿に伴ない銅テープ中から防蟻的薬効を有す
る銅イオンがナイロンテープ中に溶出拡散し、ナイロン
テープ中に銅が充填した形態となる。
従って、ナイロン単体では水、酸、アルカリに対して、
短時間にて劣化し、このため、本来の防蟻効果が殆んど
失効するのに対して、銅とラミネートしたものでは銅が
これらの環境下でナイロン中に積極的に溶出するため、
ナイロンの防蟻効果を飛躍的に向上させることによるも
のと考える。
なお、銅テープ及びナイロンテープの厚さは10μ以下
ではフィルム形成が困難であるばかりでなく得られる相
剰効果も薄いためである。
一方100μ以上であると得られるテープが可撓性に乏
しくなり好ましくない。
更に本考案の防蟻性テープはナイロンテープに銅テープ
がラミネートされていることからテープとしての機械的
性能も向上腰かつ防水性防食性をも期待できるものであ
る。
次に本考案の効果を実施例にて示す。
実施例 1 外径14rrrAの導体上に厚さ4mmの架橋ポリエチ
レン絶縁体層、厚さ0.877Fのポリ塩化ビニルシー
ス層を順次設けたケーブルの該シース層上に、ナイロン
(30μ厚)/銅(10μ厚)/ナイロン(30μ厚)
からなる両面ラミネートテープを縦添え包被し、重なり
部を接着させて防蟻層を形成した防蟻性ケーブルを製造
した。
実施例 2 銅−ナイロンラミネートテープとして、銅(20μ厚)
/ナイロン(30μ厚)の片面ラミネートテープを用い
、その網側をケーブル側にして縦添え包被し重なり部を
接着させて防蟻層を形成した以外は実施例1と同様にし
て防蟻性ケーブルを製造した。
比較例 1 防蟻層を50μ厚のナイロンテープのラップ巻キにより
形成した以外は実施例1と同様にして防蟻性ケーブルを
製造した。
比較例 2 防蟻層をアルミナープ(20μ厚)/ナイロン(30μ
厚)からなる片面ラミネートテープを、そのアルミ側に
して、縦添え包被し重なり部を接着させて防蟻層を形成
した以外は実施例1と同様にして防蟻性テープを製造し
た。
而して製造した実施例1〜2及び比較例1〜2の防蟻性
ケーブルから長さ30cmの試料を10本づつ採取し、
これらを白蟻の棲息する地中に1ケ年間埋めて、白蟻に
よる食害を調べた。
得られた結果を下表に示す。
*ナイロン防蟻層がかなり劣化していた。
以上実施例からも明らかな如く、本考案の防蟻性テープ
は、ナイロンの劣化環境下でも優れた防蟻効果を発揮す
るばかりでなく、適用物品に防水性、防食性をも付与で
きるものであり、その実用的価値は極めて大きいもので
ある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の防蟻性テープの構成を説明するための一
実施例品の断面図である。 1・・・・・・銅テープ、2・・・・・・ナイロンテー
プ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 銅テープの少くとも片面にナイロンをラミネートしたこ
    とを特徴とする防蟻性テープ。
JP9474581U 1981-06-26 1981-06-26 防蟻性テ−プ Expired JPS6023281Y2 (ja)

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JP9474581U JPS6023281Y2 (ja) 1981-06-26 1981-06-26 防蟻性テ−プ

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JP9474581U JPS6023281Y2 (ja) 1981-06-26 1981-06-26 防蟻性テ−プ

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Publication Number Publication Date
JPS584601U JPS584601U (ja) 1983-01-12
JPS6023281Y2 true JPS6023281Y2 (ja) 1985-07-11

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ID=29889666

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2542284Y2 (ja) * 1992-06-02 1997-07-23 帝国ピストンリング株式会社 白蟻防止材

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JPS584601U (ja) 1983-01-12

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