JPS6316093Y2 - - Google Patents
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- JPS6316093Y2 JPS6316093Y2 JP7609882U JP7609882U JPS6316093Y2 JP S6316093 Y2 JPS6316093 Y2 JP S6316093Y2 JP 7609882 U JP7609882 U JP 7609882U JP 7609882 U JP7609882 U JP 7609882U JP S6316093 Y2 JPS6316093 Y2 JP S6316093Y2
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Landscapes
- Insulated Conductors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は改良された電気ケーブルに関するもの
である。電気ケーブルが埋設場所に樓息する白蟻
により食害を受けることが知られており、この白
蟻による食害を防ぐ方法として、電気ケーブルの
最外層にナイロンを被覆することが有効であるこ
とが知られている。
である。電気ケーブルが埋設場所に樓息する白蟻
により食害を受けることが知られており、この白
蟻による食害を防ぐ方法として、電気ケーブルの
最外層にナイロンを被覆することが有効であるこ
とが知られている。
一方、地中に埋設して用いられる電気ケーブル
は、土中の水分による劣化が多くなり、この水分
による電気ケーブルの絶縁破壊あるいはOFケー
ブルにおける金属シース層上の防食層の劣化によ
る金属シースの腐食、ピンホールの発生による漏
油などの事故を事前に予知するため、シースの絶
縁抵抗を測定することが有効な診断技術であるこ
とが知られている。このシースの絶縁抵抗の測定
は電気ケーブルの導体と土との電位差を測定する
ことにより行なわれるものであるが、この方法で
はシース表面の破損部位が接触していないと、ケ
ーブル導体と土との間に電位差の変化が現われ
ず、破損あるいは劣化の検知ができない。
は、土中の水分による劣化が多くなり、この水分
による電気ケーブルの絶縁破壊あるいはOFケー
ブルにおける金属シース層上の防食層の劣化によ
る金属シースの腐食、ピンホールの発生による漏
油などの事故を事前に予知するため、シースの絶
縁抵抗を測定することが有効な診断技術であるこ
とが知られている。このシースの絶縁抵抗の測定
は電気ケーブルの導体と土との電位差を測定する
ことにより行なわれるものであるが、この方法で
はシース表面の破損部位が接触していないと、ケ
ーブル導体と土との間に電位差の変化が現われ
ず、破損あるいは劣化の検知ができない。
このため通常、電気ケーブルのシース上にグラ
フアイト等の導電性物質をトルエンなどの有機溶
剤に分散させて導電性塗料を塗布することが行な
われているが、この導電性塗料塗布方式を白蟻に
よる食害防止のためシース上にナイロンを被覆し
た防蟻性ケーブルに応用しようとすると、平滑で
摩擦係数の小さいナイロン層上には強固に塗着せ
ず、短期間にて剥落したりして、シース絶縁測定
に支障をきたしたりした。
フアイト等の導電性物質をトルエンなどの有機溶
剤に分散させて導電性塗料を塗布することが行な
われているが、この導電性塗料塗布方式を白蟻に
よる食害防止のためシース上にナイロンを被覆し
た防蟻性ケーブルに応用しようとすると、平滑で
摩擦係数の小さいナイロン層上には強固に塗着せ
ず、短期間にて剥落したりして、シース絶縁測定
に支障をきたしたりした。
本考案はかかる点に着目し、防蟻性を損うこと
なく、長期間に亘つて、シース絶縁測定に支障を
もたらすことのない電気ケーブルを考案したもの
で、ケーブルコアー上にプラスチツクシースを施
した電気ケーブル或いはケーブルコアー上に金属
シースを施し、この上にプラスチツク防食層など
を設けた電気ケーブルの最外層７上に、体積固有
抵抗101〜107Ω・cmの導電性ナイロン層８を設け
たことを特徴とするものである。
なく、長期間に亘つて、シース絶縁測定に支障を
もたらすことのない電気ケーブルを考案したもの
で、ケーブルコアー上にプラスチツクシースを施
した電気ケーブル或いはケーブルコアー上に金属
シースを施し、この上にプラスチツク防食層など
を設けた電気ケーブルの最外層７上に、体積固有
抵抗101〜107Ω・cmの導電性ナイロン層８を設け
たことを特徴とするものである。
この導電性ナイロン被覆層は導電体としての機
能を付与する為体積固有抵抗101〜107Ω・cm程度
のものがよくこの値にする為にはナイロン樹脂
100重量部に対して導電性カーボンブラツクを10
〜30重量部配合するのがよい。又ナイロン樹脂と
カーボンブラツクのバインダーとしての充填剤の
配合量は余り多いと体積固有抵抗に影響を与え
又、少ないとバインンダーとしての機能を果さな
いところから３〜８重量部程度とするのがよい。
能を付与する為体積固有抵抗101〜107Ω・cm程度
のものがよくこの値にする為にはナイロン樹脂
100重量部に対して導電性カーボンブラツクを10
〜30重量部配合するのがよい。又ナイロン樹脂と
カーボンブラツクのバインダーとしての充填剤の
配合量は余り多いと体積固有抵抗に影響を与え
又、少ないとバインンダーとしての機能を果さな
いところから３〜８重量部程度とするのがよい。
又、ナイロン樹脂としてはアグイタン−オルガ
ニコ・カンパニーから市販されているナイロン
11，12などを用いるのが適当である。導電性カー
ボンブラツクとしてはケツチエンブラツク、フア
ーネスブラツク、アセチレンブラツク、チヤンネ
ルブラツク等がよく、これら導電性カーボンブラ
ツクの代りに金属フアイバーを配合してもよい。
又、バインダーとしての充填剤は塩素化ポリエチ
レン或いはエチレンビニル共重合体、或いはこれ
らのいづれかに炭酸カルシウム、水酸化カルシウ
ム等を配合したものを用いることが出来る。
ニコ・カンパニーから市販されているナイロン
11，12などを用いるのが適当である。導電性カー
ボンブラツクとしてはケツチエンブラツク、フア
ーネスブラツク、アセチレンブラツク、チヤンネ
ルブラツク等がよく、これら導電性カーボンブラ
ツクの代りに金属フアイバーを配合してもよい。
又、バインダーとしての充填剤は塩素化ポリエチ
レン或いはエチレンビニル共重合体、或いはこれ
らのいづれかに炭酸カルシウム、水酸化カルシウ
ム等を配合したものを用いることが出来る。
本考案における導電性ナイロン被覆層は上記の
様な配合組成物を加熱溶融混練して電気ケーブル
のシース工程後、OFケーブルでは防食層押出被
覆後タンデム或いは別工程でその外周上に押出被
覆することによつて形成することが出来る。
様な配合組成物を加熱溶融混練して電気ケーブル
のシース工程後、OFケーブルでは防食層押出被
覆後タンデム或いは別工程でその外周上に押出被
覆することによつて形成することが出来る。
次に本考案の一実施例を示す。
実施例
第１図は本考案の電気ケーブルの一実施例品で
導体１上にポリエチレン絶縁被覆層２を設けた線
芯３本を撚り合わせ介在ジユート３を添わせ、こ
れらを押さえテープ４で一括巻きし、遮蔽銅テー
プ５を纒巻し、押えテープ６を巻きその外周上を
軟質ポリ塩化ビニル組成物のシース７によつて被
覆し更にその外周上に導電性ナイロン被覆層８を
設けた。
導体１上にポリエチレン絶縁被覆層２を設けた線
芯３本を撚り合わせ介在ジユート３を添わせ、こ
れらを押さえテープ４で一括巻きし、遮蔽銅テー
プ５を纒巻し、押えテープ６を巻きその外周上を
軟質ポリ塩化ビニル組成物のシース７によつて被
覆し更にその外周上に導電性ナイロン被覆層８を
設けた。
この電気ケーブルを白蟻の棲息する土地に埋設
し、３年間放置したのち堀り起しシース層の状態
を観察したところ白蟻による実質的な障害となる
如き食跡はほとんど認められなかつた。
し、３年間放置したのち堀り起しシース層の状態
を観察したところ白蟻による実質的な障害となる
如き食跡はほとんど認められなかつた。
また、埋設後１年目及び３年目にシース絶縁劣
化測定試験を行つたが何ら支障なく絶縁測定を行
なうことが出来た。
化測定試験を行つたが何ら支障なく絶縁測定を行
なうことが出来た。
以上述べた如く本考案の電気ケーブルは最外周
が防蟻性と導電性を有する導電性ナイロン被覆層
で覆われている為に白蟻による食害に抵抗性を示
し、又、絶縁被覆層の欠陥検知のためのシース絶
縁抵抗測定も容易に行なえるなどの性能を兼備す
るものであり、実用上極めて有用なものである。
が防蟻性と導電性を有する導電性ナイロン被覆層
で覆われている為に白蟻による食害に抵抗性を示
し、又、絶縁被覆層の欠陥検知のためのシース絶
縁抵抗測定も容易に行なえるなどの性能を兼備す
るものであり、実用上極めて有用なものである。
第１図は本考案の電気ケーブルの一実施例の断
面図である。 １……導体、２……（ポリエチレン）絶縁被覆
層、３……介在ジユート、４……押さえテープ、
５……遮蔽銅テープ、６……押さえテープ、７…
…シース、８……導電性ナイロン被覆層。
面図である。 １……導体、２……（ポリエチレン）絶縁被覆
層、３……介在ジユート、４……押さえテープ、
５……遮蔽銅テープ、６……押さえテープ、７…
…シース、８……導電性ナイロン被覆層。
Claims (1)
- プラスチツク材によるシース或いは防食層を最
外層に有する電気ケーブルの前記最外層上に体積
固有抵抗101〜107Ω・cmの導電性ナイロン被覆層
を設けたことを特徴とする電気ケーブル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7609882U JPS58178224U (ja) | 1982-05-24 | 1982-05-24 | 電気ケ−ブル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7609882U JPS58178224U (ja) | 1982-05-24 | 1982-05-24 | 電気ケ−ブル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58178224U JPS58178224U (ja) | 1983-11-29 |
| JPS6316093Y2 true JPS6316093Y2 (ja) | 1988-05-09 |
Family
ID=30085423
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7609882U Granted JPS58178224U (ja) | 1982-05-24 | 1982-05-24 | 電気ケ−ブル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58178224U (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6151716A (ja) * | 1984-08-18 | 1986-03-14 | 日立電線株式会社 | 防蟻電線・ケ−ブル |
| JP4968749B2 (ja) * | 2009-08-28 | 2012-07-04 | 昭和電線ケーブルシステム株式会社 | 電力ケーブル防食層被覆用導電性樹脂組成物および電力ケーブル |
-
1982
- 1982-05-24 JP JP7609882U patent/JPS58178224U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58178224U (ja) | 1983-11-29 |
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