JPH09236507A - 地中埋設管の漏水箇所検出方法,漏水箇所検出用ケーブル,及び地中埋設管 - Google Patents

地中埋設管の漏水箇所検出方法,漏水箇所検出用ケーブル,及び地中埋設管

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JPH09236507A
JPH09236507A JP34540196A JP34540196A JPH09236507A JP H09236507 A JPH09236507 A JP H09236507A JP 34540196 A JP34540196 A JP 34540196A JP 34540196 A JP34540196 A JP 34540196A JP H09236507 A JPH09236507 A JP H09236507A
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conductor
leak
cable
water
water leakage
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Katsufumi Ko
勝文 高
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SUMIEI KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業者個人の技能・経験・聴覚能力に左右さ
れることなく、周辺の雑音や振動の影響を受けることも
なく、漏水の規模が小さい漏水発生当初にもその箇所を
精度良く検出することができる地中埋設管の漏水箇所検
出方法の提供。 【解決手段】 地中埋設管に添設された漏水箇所検出用
ケーブル9の一端側において、非防水性絶縁層3で被覆
された導体2aと大地Eとの間に電源30を接続し、こ
の際に流れる電流の電流値を測定し、次いで、漏水箇所
検出用ケーブル9の他端側において前記導体2aと大地
Eとの間に電源30を接続し、この際に流れる電流の電
流値を測定し、前記測定された電流値と、漏水箇所検出
用ケーブル9の一端から他端までの導体2aの電気抵抗
値と、電源30の電圧とに基づいて漏水箇所を特定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地中埋設管の漏水
箇所を検出する方法と、前記方法の実施に使用する漏水
箇所検出用ケーブル及び地中埋設管に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に各市町村単位で広範囲にわたって
地中に埋設されている上水道や工業用水等の導水管(以
下「地中埋設管」という)は、埋設後の年数の経過に伴
う腐食や材質劣化、地上を走行する車両からの重量や振
動等によって損傷し、漏水に至る例が多い。そこで、水
道局内に「漏水対策室」等を設置し、音波式の漏水検出
機を導入して地上から漏水箇所を検出し、該当箇所の早
期修復を試みている市町村もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来の漏水検出機は、地中埋設管の漏水箇所で発生し
地中を伝播する漏水音を地面上から集音センサ(マイク
ロフォン)で捉えて判別する方式であるため、 (1)損傷部位の大・小による漏水の規模 (2)水圧の高・低 (3)地中埋設管の材質 (4)地中埋設管周辺の土質 (5)地面への舗装の有無又は舗装の種類 (6)地中埋設管内を流れる水の通常の水音 (7)下水道を下水が流れる水音 (8)冷暖房機からの騒音 (9)地上を走行する車両からの騒音 等の影響で漏水音の判別が困難となり、作業者個人の技
能・経験・聴覚能力にもよるが、特に漏水の規模が小さ
い漏水発生当初に漏水箇所を検出することは極めて困難
であった。
【0004】したがって、漏水が長期間放置される結果
となって、貴重な水資源の浪費を招き、しかも、漏水分
を補填するために送水量を増やすことによる電力の浪費
をも招くこととなっていた。
【0005】本発明は以上のような問題点に鑑みてなさ
れたものであって、作業者個人の技能・経験・聴覚能力
に左右されることなく、周辺の雑音や振動の影響を受け
ることもなく、漏水の規模が小さい漏水発生当初にもそ
の箇所を精度良く検出することができる地中埋設管の漏
水箇所検出方法と、前記方法の実施に使用する漏水箇所
検出用ケーブル及び地中埋設管とを提供することを目的
とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る地中埋設管の漏水箇所検出方法は、水
に濡れると電気的絶縁性が低下する非防水性絶縁層で被
覆された少なくとも1本の導体を有する漏水箇所検出用
ケーブルを地中埋設管に沿って配設し、地中埋設管の漏
水箇所を検出するにあたっては、漏水箇所検出用ケーブ
ルの一端側において前記導体と大地との間に電源を接続
し、この際に流れる電流の電流値を測定し、次いで、漏
水箇所検出用ケーブルの他端側において前記導体と大地
との間に電源を接続し、この際に流れる電流の電流値を
測定し、前記測定された電流値と、漏水箇所検出用ケー
ブルの一端から他端までの導体の電気抵抗値と、前記電
源の電圧とに基づいて漏水箇所を特定することを特徴と
するものである。
【0007】また、水に濡れると電気的絶縁性が低下す
る非防水性絶縁層で隔てられた2本の導体と防水性絶縁
層で被覆された1本の導体とを有する漏水箇所検出用ケ
ーブルを地中埋設管に沿って配設し、地中埋設管の漏水
箇所を検出するにあたっては、漏水箇所検出用ケーブル
の一端側において、非防水性絶縁層で隔てられた2本の
導体の一方と防水性絶縁層で被覆された導体との間に電
源を接続するとともに、漏水箇所検出用ケーブルの他端
側において、非防水性絶縁層で隔てられた2本の導体の
他方と防水性絶縁層で被覆された導体とを短絡させ、こ
の際の導体相互間の電圧を漏水箇所検出用ケーブルの一
端側及び/又は他端側の複数箇所で測定し、少なくとも
前記測定された電圧と、漏水箇所検出用ケーブルの一端
から他端までの導体の電気抵抗値とに基づいて、漏水箇
所検出用ケーブルの一端から漏水箇所までの導体の電気
抵抗値と、漏水箇所から漏水箇所検出用ケーブルの他端
までの導体の電気抵抗値と、非防水性絶縁層で隔てられ
た2本の導体相互間の漏水による短絡部の電気抵抗値と
を未知数とする連立方程式を立て、この連立方程式の解
に基づいて漏水箇所を特定することを特徴とするもので
ある。
【0008】また、水に濡れると電気的絶縁性が低下す
る非防水性絶縁層で隔てられた2本の導体と防水性絶縁
層で被覆された1本の導体とを有する漏水箇所検出用ケ
ーブルを地中埋設管に沿って配設し、地中埋設管の漏水
箇所を検出するにあたっては、漏水箇所検出用ケーブル
の一端側において、非防水性絶縁層で隔てられた2本の
導体の一方と防水性絶縁層で被覆された導体との間に電
源を接続するとともに、漏水箇所検出用ケーブルの他端
側において、非防水性絶縁層で隔てられた2本の導体の
一方と防水性絶縁層で被覆された導体とを短絡させ、こ
の際の導体相互間の電圧を漏水箇所検出用ケーブルの一
端側及び/又は他端側の複数箇所で測定し、前記測定さ
れた電圧から、漏水箇所検出用ケーブルの一端から漏水
箇所までの導体の電気抵抗値と、漏水箇所から漏水箇所
検出用ケーブルの他端までの導体の電気抵抗値との比を
導出し、この比に基づいて漏水箇所を特定することを特
徴とするものである。
【0009】また、水に濡れると電気的絶縁性が低下す
る非防水性絶縁層で被覆された少なくとも1本の導体を
有する漏水箇所検出用ケーブルを地中埋設管に沿って配
設し、地中埋設管の漏水箇所を検出するにあたっては、
漏水箇所検出用ケーブルの一端側において前記導体と大
地との間に電源を接続し、この際に漏水箇所検出用ケー
ブルの周囲に発生する磁界の分布を地上から測定し、前
記磁界の消滅地点の近傍に漏水箇所を特定することを特
徴とするものである。
【0010】また、水に濡れると電気的絶縁性が低下す
る非防水性絶縁層で隔てられた2本の導体を有する漏水
箇所検出用ケーブルを地中埋設管に沿って配設し、地中
埋設管の漏水箇所を検出するにあたっては、漏水箇所検
出用ケーブルの一端側において前記2本の導体間に電源
を接続し、この際に漏水箇所検出用ケーブルの周囲に発
生する磁界の分布を地上から測定し、前記磁界の消滅地
点の近傍に漏水箇所を特定することを特徴とするもので
ある。
【0011】また、本発明に係る漏水箇所検出用ケーブ
ルは、水に濡れると電気的絶縁性が低下する非防水性絶
縁層で隔てられた2本の導体と防水性絶縁層で被覆され
た1本の導体とを備えたことを特徴とするものである。
【0012】また、本発明に係る地中埋設管は、所定長
さの管本体の外周面に、管本体の一端近傍から他端近傍
まで延びる漏水箇所検出用ケーブルが添設され、この漏
水箇所検出用ケーブルと管本体の外周面の両端近傍まで
とが防水性被覆層で一体的に被覆され、漏水箇所検出用
ケーブルの両端部が防水性被覆層から外方へ突出してい
ることを特徴とするものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1〜図3は、本発明方法の実施に
用いられる漏水箇所検出用ケーブルを示している。図1
に示す漏水箇所検出用ケーブル1は、銅線材やアルミニ
ウム線材等からなる3本の導体2a,2b,2cを有す
る3芯ケーブルである。前記のうち2本の導体2a,2
bはガラス繊維を編組してなる非防水性絶縁層3で被覆
され、他方、1本の導体2cはゴムや合成樹脂などから
なる防水性絶縁層4で被覆されている。そして、これら
の被覆された導体2a,2b,2cが並列に配置される
とともに、その周囲に合成樹脂からなる公知の配線保護
材(所謂ポリエチレンシース)5が適宜の隙間5aが生
じる状態に螺旋状に巻き付けられ、これにより導体2
a,2b,2cが一体化されて、1本の漏水箇所検出用
ケーブル1となっている。この漏水箇所検出用ケーブル
1は、水に濡れると、隙間5aから配線保護材5の内方
に入った水が非防水性絶縁層3に浸透して導体2a,2
bに達し、この水を介して導体2a,2bが相互に短絡
されるもので、このような導体2a,2b相互間の短絡
を利用した漏水箇所の検出方法に主として用いられる。
【0014】図2に示す漏水箇所検出用ケーブル6も3
本の導体2a,2b,2cを有する3芯ケーブルであっ
て、2本の導体2a,2bを被覆する非防水性絶縁層7
が、ゴムや合成樹脂などの被覆物に導体2a,2bの長
手方向に適宜の間隔で多数の剥離部8を形成したものと
なっている点のみが、前記漏水箇所検出用ケーブル1と
異なっている。剥離部8では各導体2a,2bが露出し
ていて、漏水箇所検出用ケーブル6が水に濡れると、水
は剥離部8から各導体2a,2bに達し、これにより導
体2a,2bが相互に短絡されるようになっている。用
途は漏水箇所検出用ケーブル1と同様である。
【0015】図3に示す漏水箇所検出用ケーブル9は、
2本の導体2a,2cを有する2芯ケーブルである。導
体2aは漏水箇所検出用ケーブル1と同様の非防水性絶
縁層3で、導体2cは防水性絶縁層4で、それぞれ被覆
されている。そして、被覆された2本の導体2a,2c
が並列に配置されるとともに、その周囲に漏水箇所検出
用ケーブル1と同様の配線保護材5が螺旋状に巻き付け
られている。この漏水箇所検出用ケーブル9は、主とし
て水に濡れた際の導体2aと大地との短絡を利用した漏
水箇所の検出方法に用いられる。
【0016】なお、例えば非防水性絶縁層は、水の浸透
を許容するものとしては前記図1に示したガラス繊維の
編組材以外に、石綿繊維や綿糸や絹糸を編んだり織った
りして形成した布状のものでもよく、紙材でもよい。ま
た、元来防水性の絶縁材の一部を剥離させたり孔を空け
たりして非防水性絶縁層とする場合も図2に示した形態
に限られず、例えば適宜の間隔を隔てて平行に配置した
複数本の裸導線(導体)を多孔状の合成樹脂シートで上
下から挟み、前記合成樹脂シートを相互に熱溶着するよ
うな形態も考えられる。さらに、水溶性の物質で非防水
性絶縁層を形成し、水で濡れた時に非防水性絶縁層が軟
化溶解して、導体相互間もしくは導体と大地との間が短
絡するように構成することも考えられる。
【0017】また、図1に示したものでは、3本の導体
のうち防水性絶縁層4で被覆された1本を除いた2本の
導体2a,2bをそれぞれ非防水性絶縁層3で被覆した
が、このような3芯ケーブルの場合、例えば導体2aの
みを非防水性絶縁層3で被覆し、導体2bは何によって
も被覆されない裸導線の状態としても、乾燥状態におい
ては導体2a,2b間の絶縁が確保されるとともに、水
で濡れたときには導体2a,2b間が短絡されることに
なるため、図1の漏水箇所検出用ケーブル1とほぼ同様
に使用することができる。
【0018】さらに、図1では非防水性絶縁層3を導体
2a,2bの全長にわたって連続して設けたが、非防水
性絶縁層は、例えばゴムや合成樹脂などからなる防水性
の絶縁層と、導体の長手方向に適宜間隔をおいて交互に
配されていてもよい。なお、漏水箇所検出用ケーブルが
複数本の導体を有するものである場合、各導体の単位長
さ当たりの電気抵抗値が互いに等しいことが望ましい。
【0019】図4は、本発明方法の実施に用いられる地
中埋設管11を示している。この地中埋設管11は、所
定長さ(例えば5m)の管本体12の外周面に、管本体
12の一端近傍から他端近傍にわたって漏水箇所検出用
ケーブル(ここでは前記漏水箇所検出用ケーブル1)が
螺旋状に巻き付けられている。そして、漏水箇所検出用
ケーブル1と管本体12の外周面の両端近傍までとが、
所定温度以上に加熱すると収縮する合成樹脂製のチュー
ブ(以下「熱収縮チューブ」という)からなる防水性被
覆層13で一体的に被覆されている。また、管本体12
の両端にはフランジ14が形成されており、このフラン
ジ14を用いて、複数の地中埋設管11が直列に連結で
きるようになっている。
【0020】因みに、防水性被覆層13と管本体12と
の間の隙間が大きいと、この隙間に充満した空気中の水
蒸気が温度変化によって結露し、この結露した水が漏水
箇所検出用ケーブルを濡らし、これによって漏水の誤検
出を招く虞が生じるので、防水性被覆層13は管本体1
2との間の隙間ができるだけ小さくなるように、略密着
状に被覆するのが望ましい。この点、熱収縮チューブで
あれば、管本体12に被せた後に加熱して収縮させるこ
とにより、極めて容易に略密着状の防水性被覆層13を
形成することが可能である。
【0021】地中埋設管11の両端部では、図5に示す
ように漏水箇所検出用ケーブル1の先端部分が各導体2
a,2b,2cに分岐させられるとともに、それぞれの
先端部では非防水性絶縁層3及び防水性絶縁層4が適宜
の長さで除去されて、各導体2a,2b,2cが剥き出
しにされている。そして、導体2a,2bは、剥き出し
になった部分の基部から非防水性絶縁層3の先端部まで
が熱収縮チューブからなる防水カバー15で一体的に覆
われている。また、防水性被覆層13の開口端と管本体
12の外周面及び導体2a,2b,2cとの隙間を埋め
るため、シリコン系接着剤等からなるコーキング16が
施されている。
【0022】なお、本発明に用いる地中埋設管は前記に
限定されず、例えば図6に示すように、漏水箇所検出用
ケーブル1が管本体12の長手方向と平行な直線状に添
設されていてもよい。また、管本体12に添設する漏水
箇所検出用ケーブルは前記した漏水箇所検出用ケーブル
1に限定されず、適用する検出方法に応じて、図2に示
した漏水箇所検出用ケーブル6又はこれ以外の3芯ケー
ブルであってもよく、図3に示した漏水箇所検出用ケー
ブル9又はこれ以外の2芯ケーブルであってもよく、さ
らにまた、非防水性被覆層3で被覆された1本の導体2
aのみからなる1芯の漏水箇所検出用ケーブル18(図
7参照)であってもよい。
【0023】また、防水性被覆層13の開口端にコーキ
ング16を施す代わりに、防水性被覆層13の端部内周
面と管本体12の外周面との間を塩化ビニル系その他の
接着剤で接着したり、防水性被覆層13の端部外周面と
管本体12の外周面との間にまたがって粘着テープを巻
き付けたりして、この部分の防水性を確保するようにし
てもよい。
【0024】また、防水性被覆層13は熱収縮チューブ
からなるものに限定されず、例えば適宜の寸法の合成樹
脂製シート材を管本体12の外周面のほぼ全体を覆うよ
うに巻き付け、このシート材の両端縁の重なった部分を
粘着テープや接着剤等で水密状に封着して防水性被覆層
としてもよく、さらに、漏水箇所検出用ケーブルを添設
した管本体12の外周面のほぼ全体に防水性塗料を厚め
に塗布して防水性被覆層を形成してもよい。
【0025】図8は、地中埋設管11を相互に連結した
場合の連結部を示している。このように、左右の地中埋
設管11は、互いに突き合わせたフランジ14をボルト
及びナットで締め付けて連結される。また、左右の地中
埋設管11にそれぞれ添設された漏水箇所検出用ケーブ
ル1は、以下のようにして接続される。すなわち、非防
水性絶縁層3で被覆された導体2a,2bは、同じく非
防水性絶縁層3で被覆された適宜の長さの導体2a’,
2b’をそれぞれ介して相互に接続される。また、防水
性絶縁層4で被覆された導体2cは、同じく防水性絶縁
層4で被覆された適宜の長さの導体2c’を介して相互
に接続される。
【0026】図8及び図9からわかるように、導体2
a’の両端近傍部には前記防水カバー15と同様の防水
カバー19が予め設けられており、この防水カバー19
から突き出した導体2a’の先端部と、防水カバー15
から突き出した導体2aの先端部とを金属製円筒状の接
続スリーブ20に両側から挿入し、圧着工具(不図示)
を用いて接続スリーブ20をかしめることにより、導体
2aと導体2a’とが連結される。さらに、この接続ス
リーブ20の全部及び防水カバー15,19の一部が、
別の防水カバー21で覆われる。
【0027】なお、図9には導体2a’の一端側のみを
示したが、導体2a’の他端と導体2aとの間、及び導
体2b’の両端と導体2bとの間も、これと同様に連結
される。また、図示は省略するが、導体2c’の両端と
導体2cとの間も接続スリーブを用いて連結されるとと
もに、接続スリーブ及びその左右の防水性絶縁層4の端
部が防水カバー22で一体的に覆われる。
【0028】さらに、地中埋設管11相互の連結部の外
周が熱収縮チューブからなる防水性被覆層23で覆われ
るとともに、防水性被覆層23の両開口端と左右の地中
埋設管11の防水性被覆層13外周面との隙間は、シリ
コン系接着剤等からなるコーキング24によってそれぞ
れ埋められる。
【0029】図10は、多数の地中埋設管11を相互に
連結して地中に埋設した状態を示しており、GLは地面
である。このように、接続された一連の漏水箇所検出用
ケーブル1の両端部1a,1bは、防水性被覆層13又
は23の適宜箇所から引き出して、予め地面GL上に突
出させておくのが望ましい。こうすれば、両端部1a,
1bに配設される、後述する各導体の測定端子(A,
B,C,a,b,c等)に、電源や電圧計,電流計など
の測定機器が地上から接続できる。両端部1a,1b間
の距離は特に限定されないが、例えば数十メートル〜数
百メートルといった距離とする。
【0030】なお、以上では主として漏水箇所検出用ケ
ーブル1が螺旋状に添設された地中埋設管11について
説明したが、漏水箇所検出用ケーブル1が直線状に添設
されている場合も、また、漏水箇所検出用ケーブル1以
外の1芯〜3芯の漏水箇所検出用ケーブルが螺旋状又は
直線状に添設されている場合も、漏水箇所検出用ケーブ
ル相互の接続のしかたや、地中埋設管相互の連結及び地
中への埋設のしかたは前記に準ずるものとする。
【0031】ところで、詳細は後述するが、本発明に係
る漏水箇所検出方法は、地中埋設管から漏れた水で漏水
箇所用ケーブルの導体相互間又は導体と大地との間が短
絡されることを利用して漏水箇所を検出するものである
ため、例えば地面から浸透した雨水,地下水,下水道か
ら漏れた下水等が漏水箇所用ケーブルを濡らすと誤検出
を招くことになるが、以上のように防水性被覆層13,
23で覆うことによって地中埋設管からの漏水以外の水
で漏水箇所用ケーブルが濡れることが防止されるので、
本発明方法が極めて好適に実施できる。
【0032】また、仮に地中埋設管11相互の連結部か
ら漏れた水が、管本体12と防水性被覆層13との間に
流入して、管本体12の長手方向に広がってしまうと、
漏水箇所の検出精度が低下することになる。しかし、図
8のように防水性被覆層13,23の開口端部を主とし
て外方から押さえるようにコーキング16,24を施せ
ば、防水性被覆層13,23外部からの水圧には優れた
防水性を発揮できる反面、内部からの水圧を受けるとコ
ーキング16,24が容易に破壊される。すなわち、例
えば連結部から漏れて防水性被覆層23内部の空間に充
満した水は、防水性被覆層13と防水性被覆層23との
間を通じて、水圧によりコーキング24を内方から押し
開けて外部へ流出する。したがって、水がコーキング1
6を越えて防水性被覆層13内に流入することがなく、
現実には最も多発する連結部からの漏水が極めて精度良
く検出できる。
【0033】また、管本体12の中間部分から漏れた水
は、水圧により管本体12の長手方向のいずれか一方の
コーキング16を内方から押し開けて防水性被覆層23
内部の空間に流入し、さらにコーキング24を押し開け
て外部へ流出する。しかし、この水が連結部を越えて、
隣接する地中埋設管11の管本体12と防水性被覆層1
3との間に流入することはない。したがって、管本体1
2の中間部分からの漏水も、概ね1本の管本体12の長
さ単位で精度良く検出できる。
【0034】そして、以上のような防水性被覆層13,
23を設けた場合でも、漏水箇所検出用ケーブルの導体
相互間の短絡を利用した本発明の漏水箇所検出方法が実
施できるのは勿論のこと、導体はコーキング24を押し
開けて外部へ漏れ出す水を介して大地と短絡するので、
導体と大地との短絡を利用した本発明の漏水箇所検出方
法も支障なく実施できる。
【0035】次いで、本発明の実施形態に係る地中埋設
管の漏水箇所検出方法を説明する。 実施形態1.この実施形態では、水に濡れると電気的絶
縁性が低下する非防水性絶縁層で被覆された1本の導体
と、防水性絶縁層で被覆された1本の導体とを有する2
芯の漏水箇所検出用ケーブルを用いる。このような2芯
の漏水箇所検出用ケーブルは特に限定されないが、ここ
では前記漏水箇所検出用ケーブル9を用いた場合につい
て説明する。
【0036】漏水箇所検出用ケーブル9を予め管本体1
2に螺旋状又は直線状に添設し防水性被覆層13で被覆
した多数の地中埋設管11を、図8と同様に連結し、図
10と同様に地中に埋設して、上水道や工業用水等の水
を通して使用する。
【0037】以下、図11を参照しながら、この実施形
態に係る漏水箇所検出方法を説明する。なお、地中埋設
管11の図示は省略してある。(このことは、以降の実
施形態に係る各図も同様である。)また、図中、A及び
Cは漏水箇所検出用ケーブル9の一端側において導体2
a,2cにそれぞれ設けられた接続端子を、a及びcは
漏水箇所検出用ケーブル9の他端側において導体2a,
2cにそれぞれ設けられた接続端子を示している。
【0038】地中埋設管11の漏水箇所を検出するにあ
たっては、先ず漏水箇所検出用ケーブル9の全長L0
求める。すなわち、 〔1〕漏水箇所検出用ケーブル9の一端側において、導
体2aの接続端子Aと導体2cの接続端子Cとの間に電
源30を接続する。 〔2〕漏水箇所検出用ケーブル9の他端側において、導
体2aの接続端子aと導体2cの接続端子cとを短絡さ
せる。 〔3〕この際に流れる電流の電流値i0 を電流計40で
測定するとともに、接続端子AとCとの間の電圧V0
電圧計50で測定する。 〔4〕電流値i0 及び電圧V0 を次式に当てはめ、漏水
箇所検出用ケーブル9の一端から他端までの導体2a,
2cの1本当たりの電気抵抗値r0 を求める。 r0 =(V0 /i0 )/2 〔5〕電気抵抗値r0 と、予めわかっている導体2a,
2cの単位長さ当たりの電気抵抗値ra (Ω/m)とを
次式に当てはめ、漏水箇所検出用ケーブル9の全長L0
を求める。 L0 =r0 /ra
【0039】以上のように漏水箇所検出用ケーブル9の
全長L0 を求めたのち、以下の方法で漏水箇所Pを特定
する。 〔6〕接続端子aとcとの短絡と、電源30と接続端子
Cとの間の接続とを開放するとともに、電源30と大地
Eとの間に設けたスイッチ60を閉じる。 〔7〕この際に、漏水箇所Pにおける水濡れで非防水性
絶縁層3の電気的絶縁性が低下して導体2aと大地Eと
が短絡されることにより形成される、電源30〜接続端
子A〜導体2aの一部〜漏水箇所P〜大地E〜電源30
という回路を流れる電流の電流値i1 を電流計40で測
定するとともに、接続端子Aと大地Eとの間の電圧V1
を電圧計50で測定する。 〔8〕電源30,電流計40,電圧計50を漏水箇所検
出用ケーブル9の他端側に移動し、接続端子aと大地E
との間に接続して、スイッチ60を閉じる。
〔9〕この際に、漏水箇所Pにおける導体2aと大地E
との短絡により形成される、電源30〜接続端子a〜導
体2aの一部〜漏水箇所P〜大地E〜電源30という回
路を流れる電流の電流値i2 を電流計40で測定すると
ともに、接続端子aと大地Eとの間の電圧V2 を電圧計
50で測定する。
【0040】〔10〕ここで、導体2aと大地Eとの短絡
抵抗値すなわち接地抵抗値をrx 、接続端子Aから漏水
箇所Pまでの導体2aの電気抵抗値をr1 、漏水箇所P
から接続端子aまでの導体2aの電気抵抗値をr2 とす
ると、次の2式が成り立つ。 r1 +rx =V1 /i12 +rx =V2 /i2 よって、各数値をこれらの式に当てはめ、(r1
x )の値と(r2 +rx)の値とをそれぞれ求める。 〔11〕また、電気抵抗値r1 とr2 との和は、漏水箇所
検出用ケーブル9の一端から他端までの導体2aの電気
抵抗値r0 と等しいことから、次の式が成り立つ。 rx =〔(r1 +rx )+(r2 +rx )−r0 〕/2 よって、各数値を上の式に当てはめ、接地抵抗値rx
求める。 〔12〕接地抵抗値rx と〔10〕で求めた(r1 +rx
及び(r2 +rx )の値とを次の2式に当てはめ、電気
抵抗値r1 とr2 とを求める。 r1 =(r1 +rx )−rx2 =(r2 +rx )−rx
【0041】こうして求められた電気抵抗値r1 とr2
との比は、接続端子Aから漏水箇所Pまでの漏水箇所検
出用ケーブル9の長さL1 と漏水箇所Pから接続端子a
までの漏水箇所検出用ケーブル9の長さL2 との比に等
しいので、この比に基づいて漏水箇所Pを特定すること
ができる。
【0042】また、電気抵抗値r1 (又はr2 )と前記
した導体2aの単位長さ当たりの電気抵抗値ra とを次
の2式 L1 =r1 /ra2 =r2 /ra のいずれかに当てはめてL1 (又はL2 )の長さを求
め、このL1 (又はL2 )の長さと、地上から測定した
接続端子Aから接続端子aまでの距離(地中埋設管の布
設距離)と、漏水箇所検出用ケーブル9の全長L0 とに
基づいて、接続端子A(又はa)から漏水箇所Pまでの
距離を具体的に求めることもできる。
【0043】なお、地中埋設管11を埋設した際の記録
などから、漏水箇所検出用ケーブル9の全長L0 が予め
わかっている場合には、前記〔1〕〜〔5〕の作業が不
要となる。そして、この場合は防水性絶縁層4で被覆さ
れた導体2cが使われないため、漏水箇所検出用ケーブ
ルは、非防水性被覆層で被覆された1本の導体のみから
なる1芯の漏水箇所検出用ケーブルでもよいことにな
る。
【0044】また、電源30が、接続される回路の電気
抵抗値に関わらず所定電圧を概ね安定して出力できるも
のである場合は、前記電圧V0 ,V1 ,及びV2 をあら
ためて測定する必要がなくなるため、電圧計50は不要
となる。
【0045】ところで、接地抵抗値rx は、地中埋設管
周辺の土質によって、大きく変化する。例えば塩分の多
い干拓地や鉄鉱石を多く含んだ地層などでは接地抵抗値
xが通常よりも大幅に低下する。しかし、この実施形
態では、接地抵抗値rx が異なる場合でも、その影響で
漏水箇所の検出精度が低下することはない。
【0046】実施形態2.この実施形態では、水に濡れ
ると電気的絶縁性が低下する非防水性絶縁層で隔てられ
た2本の導体と、防水性絶縁層で被覆された1本の導体
とを有する3芯の漏水箇所検出用ケーブルを用いる。こ
のような3芯の漏水箇所検出用ケーブルは特に限定され
ないが、ここでは前記漏水箇所検出用ケーブル1を用い
た場合について説明する。
【0047】漏水箇所検出用ケーブル1を予め管本体1
2に螺旋状又は直線状に添設し防水性被覆層13で被覆
した多数の地中埋設管11を、図8と同様に連結し、図
10と同様に地中に埋設して、上水道や工業用水等の水
を通して使用する。
【0048】以下、図12を参照しながら、この実施形
態に係る漏水箇所検出方法を説明する。なお、図中、
A,B,Cは漏水箇所検出用ケーブル1の一端側におい
て導体2a,2b,2cにそれぞれ設けられた接続端子
を、a,b,cは漏水箇所検出用ケーブル1の他端側に
おいて導体2a,2b,2cにそれぞれ設けられた接続
端子を示している。
【0049】地中埋設管11の漏水箇所を検出するにあ
たっては、先ず漏水箇所検出用ケーブル1の全長L0
求める。この作業は、接続端子AとCとの間に電源3
0,電流計40,電圧計50を図のように接続するとと
もに、接続端子aとcとの間を短絡させて、前記実施形
態1と同様の方法で行なうものであるため、説明を省略
する。また、予め全長L0 がわかっている場合はこの作
業を省略できるのも前記実施形態1と同様である。
【0050】漏水箇所検出用ケーブル1の全長L0 がわ
かれば、以下の方法で漏水箇所Pを特定する。 〔1〕漏水箇所検出用ケーブル1の一端側において、導
体2aの接続端子Aと導体2cの接続端子Cとの間に電
源30を接続するとともに、漏水箇所検出用ケーブル1
の他端側において、導体2bの接続端子bと導体2cの
接続端子cとの間を短絡させる。(接続端子aと接続端
子b及びcとの間は開放状態とする。) 〔2〕この際に、漏水箇所Pにおける水濡れで非防水性
絶縁層3の電気的絶縁性が低下して導体2aと2bとが
短絡されることにより形成される、電源30〜接続端子
A〜導体2aの一部〜漏水箇所P〜導体2bの一部〜接
続端子b〜接続端子c〜導体2c〜接続端子C〜電源3
0という回路を流れる電流の電流値i1 を電流計40で
測定するとともに、接続端子AとBとの間の電圧V1
電圧計51で、接続端子aとbとの間の電圧V2 を電圧
計52で、それぞれ測定する。
【0051】〔3〕ここで、接続端子A,Bから漏水箇
所Pまでの導体2a,2bの電気抵抗値をr1 、漏水箇
所Pから接続端子a,bまでの導体2a,2bの電気抵
抗値をr2 、漏水による導体2a,2b間の短絡部の電
気抵抗値をry とすると、前記電圧計51で測定した電
圧V1 は(r1 +ry )の値に、電圧計52で測定した
電圧V2 は(r2 +ry )の値に、それぞれ対応してい
るので、次の2式が成り立つ。 r1 +ry =V1 /i1 ・・・(ア) r2 +ry =V2 /i1 ・・・(イ) また、電気抵抗値r1 とr2 との和は、例えば漏水箇所
検出用ケーブル9の全長L0 と各導体の単位長さ当たり
の電気抵抗値とから求められる各導体の一端から他端ま
での電気抵抗値r0 と等しいことから、次の式が成り立
つ。 ry =〔(r1 +ry )+(r2 +ry )−r0 〕/2 ・・・(ウ) そこで、わかっている各数値を代入し、r1 とr2 とr
y とを未知数とする前記ア〜ウの3式からなる連立方程
式を解く。
【0052】こうして求められた電気抵抗値r1 とr2
との比は、接続端子Aから漏水箇所Pまでの漏水箇所検
出用ケーブル1の長さL1 と漏水箇所Pから接続端子a
までの漏水箇所検出用ケーブル1の長さL2 との比に等
しいので、この比に基づいて漏水箇所Pを特定すること
ができる。
【0053】また、電気抵抗値r1 (又はr2 )と、各
導体の単位長さ当たりの電気抵抗値ra とを次の2式 L1 =r1 /ra2 =r2 /ra のいずれかに当てはめてL1 (又はL2 )の長さを求
め、このL1 (又はL2 )と、地上から測定した接続端
子Aから接続端子aまでの距離と、漏水箇所検出用ケー
ブル1の全長L0 とに基づいて、接続端子A(又はa)
から漏水箇所Pまでの距離を具体的に求めることもでき
る。
【0054】なお、前記〔2〕において、接続端子Aと
Bとの間の電圧V1 を電圧計51で測定したのち、接続
端子bとcとの短絡を開放し、代わりに接続端子BとC
とを短絡させるとともに、図12に点線で示すように電
源30と電流計40とを漏水箇所検出用ケーブル1の他
端側に移動して接続端子aとcとの間に接続し、この際
の接続端子aとbとの間の電圧を電圧計52で測定して
電圧V2 とするとともに、電流計40で電流値i2 (前
記電流値i1 にほぼ等しい)を測定しても、前記と同様
の結果が得られる。
【0055】また、前記では電流値i1 と、接続端子A
とBとの間の電圧V1 と、接続端子aとbとの間の電圧
2 とを用いて連立方程式を立てたが、連立方程式がこ
れに限定されるものではない。例えば、前記〔2〕にお
ける測定の際に、電圧計53を用いて接続端子BとCと
の間の電圧V3 も測定し、電圧V1 ,V2 ,V3 と各導
体の一端から他端までの電気抵抗値r0 とを用いて、r
1 とr2 とry とを未知数とする、次のエ〜カの3式か
らなる連立方程式を立て、これを解くことによっても、
漏水箇所Pを特定できる。 (r1 +ry )/(r2 +ry )=V1 /V2 ・・・(エ) (r1 +ry )/(r1 +2r2 )=V1 /V3 ・・・(オ) r1 +r2 =r0 ・・・(カ) これによれば、電流計40の接続が不要となる。
【0056】ところで、導体相互間の短絡部の電気抵抗
値をry は、非防水性絶縁層の材質や形状及び地中埋設
管から漏れた水の水質(例えば塩分を含むか否か)によ
って変化する。しかし、この実施形態では、短絡部の電
気抵抗値をry が異なる場合でも、その影響で漏水箇所
の検出精度が低下することはない。
【0057】実施形態3.この実施形態では、水に濡れ
ると電気的絶縁性が低下する非防水性絶縁層で隔てられ
た2本の導体と、防水性絶縁層で被覆された1本の導体
とを有する3芯の漏水箇所検出用ケーブルを用いる。こ
のような3芯の漏水箇所検出用ケーブルは特に限定され
ないが、ここでは前記漏水箇所検出用ケーブル1を用い
た場合について説明する。
【0058】なお、漏水箇所検出用ケーブル1の地中埋
設管11への添設方法及び地中埋設管11を地中へ埋設
しての使用方法は前記実施形態2と同様であり、かつ、
漏水箇所検出用ケーブル1の全長L0 の求める作業及び
予め全長L0 がわかっている場合はこの作業を省略でき
ることも前記実施形態2と同様であるので、説明を省略
する。
【0059】以下、図13を参照しながら漏水箇所Pの
検出方法を説明する。 〔1〕漏水箇所検出用ケーブル1の一端側において、導
体2aの接続端子Aと導体2cの接続端子Cとの間に電
源30を接続するとともに、漏水箇所検出用ケーブル1
の他端側において、導体2aの接続端子aと導体2cの
接続端子cとを短絡させる。これにより、電流i0 は、
電源30〜接続端子A〜導体2a〜接続端子a〜接続端
子c〜導体2c〜接続端子C〜電源30という回路を流
れる。 〔2〕この際の導体2aの接続端子Aと導体2bの接続
端子Bとの間の電圧V1を電圧計51で測定するととも
に、導体2aの接続端子aと導体2bの接続端子bとの
間の電圧V2 を電圧計52で測定する。
【0060】〔3〕ここで、電圧計51は、漏水箇所P
における導体2aと導体2bとの短絡部と、漏水箇所P
から接続端子Bまでの導体2bとを介して、接続端子A
から漏水箇所Pまでの導体2aにかかる電圧を測定して
いることになる。また、電圧計52は、漏水箇所Pにお
ける導体2aと導体2bとの短絡部と、漏水箇所Pから
接続端子bまでの導体2bとを介して、漏水箇所Pから
接続端子aまでの導体2aにかかる電圧を測定している
ことになる。したがって、接続端子Aから漏水箇所Pま
での導体2aの電気抵抗値をr1 、漏水箇所Pから接続
端子aまでの導体2aの電気抵抗値をr2 とすると、次
の式が成り立つ。 V1 :V2 =r1 :r2 これにより、r1 とr2 との比が導出され、かつ、この
比は漏水箇所検出用ケーブル1の、接続端子Aから漏水
箇所Pまでの長さL1 と漏水箇所Pから接続端子aまで
の長さL2 との比にも等しいので、この比に基づいて漏
水箇所Pを特定することができる。
【0061】また、ここで図13に点線で示したように
電圧計50を接続して接続端子AとCとの間の電圧(す
なわち、導体2a及び導体2cの全部にかかる電圧)V
0 を測定し、この電圧V0 と漏水箇所検出用ケーブル1
の全長L0 及び前記電圧V1,V2 とを用いて、次式に
よりL1 及びL2 の長さを具体的に求めることもでき
る。 L1 =L0 ×〔V1 /(V0 /2)〕 L2 =L0 ×〔V2 /(V0 /2)〕
【0062】なお、前記では接続端子AとBとの間の電
圧V1 と、接続端子aとbとの間の電圧V2 を用いた
が、導体相互間の電圧は、必ずしも前記の2箇所で測定
しなくてもよい。例えば、図13に点線で示したよう
に、接続端子BとCとの間に接続した電圧計53で測定
した電圧をV3 とすると、前記電圧V1 との間には次の
式が成り立つ。 V1 :V3 =r1 :(r1 +2r2 ) この式からr1 とr2 との比を導出できるので、V1
3 とを測定することによっても漏水箇所Pを特定でき
ることになる。
【0063】実施形態4.この実施形態では、水に濡れ
ると電気的絶縁性が低下する非防水性絶縁層で被覆され
た1本の導体を有する1芯の漏水箇所検出用ケーブルを
用いる。このような1芯の漏水箇所検出用ケーブルは特
に限定されないが、ここでは前記図7に示した漏水箇所
検出用ケーブル18を用いた場合について説明する。な
お、漏水箇所検出用ケーブル18の管本体12への添設
方法及び地中埋設管11を地中へ埋設しての使用方法は
前記実施形態と同様であるので、説明を省略する。
【0064】以下、図14を参照しながら漏水箇所Pの
検出方法を説明する。 〔1〕漏水箇所検出用ケーブル18の一端側において、
導体2aの接続端子Aと大地Eとの間に電源31とスイ
ッチ60とを接続する。なお、電源31は直流電源でも
交流電源でもよいが、後述する磁界の検出を容易かつ確
実に行なうためには、商用電源周波数である50Hzや6
0Hzとは異なる周波数(例えば70Hz)の交流電源であ
ることが望ましい。 〔2〕スイッチ60を閉じ、漏水箇所Pにおける水濡れ
で非防水性絶縁層3の電気的絶縁性が低下して導体2a
と大地Eとが短絡されることにより形成される電源31
〜接続端子A〜導体2aの一部〜漏水箇所P〜大地E〜
電源31という回路に電流を流して、漏水箇所検出用ケ
ーブル18の周囲に磁界Φを発生させる。 〔3〕地上から磁界Φを測定可能な磁界測定装置70
を、地中埋設管11の布設経路上を接続端子Aの側から
接続端子aの側に向かって移動させつつ、磁界Φの強度
を測定する。
【0065】ここで、接続端子Aから漏水箇所Pまでの
導体2aには電源31からの電流が流れているため、図
15に示すように、この区間では磁界測定装置70は所
定強度の磁界Φを検出する。しかし、漏水箇所Pから接
続端子aまでの導体2aには電流が流れていないため、
磁界測定装置70が漏水箇所Pを通過したのちは、磁界
Φは検出されなくなる。したがって、磁界Φの消滅地点
の近傍に漏水箇所Pを特定できることになる。
【0066】なお、漏水箇所Pをさらに精度良く特定す
るには、前記に加えて、図14に点線で示したように電
源31を漏水箇所検出用ケーブル18の他端側に移動し
て接続端子aと大地Eとの間に接続し、磁界測定装置7
0を接続端子aの側から接続端子Aの側に向かって移動
させつつ、前記と同様に磁界Φの強度を測定する。そし
て、図15に示すように、両側からそれぞれ測定した磁
界Φの強度が互いに等しくなる位置に、漏水箇所Pを特
定する。このようにすれば、磁界測定装置70が漏水箇
所Pを通過したのちの磁界Φの減衰のしかたに影響され
ることなく、一層精度良く漏水箇所Pを特定することが
できる。
【0067】なお、例えば接続端子Aの側に電源31を
接続して、磁界測定装置70を接続端子aの側から接続
端子Aの側に向かって移動させたような場合には、測定
開始当初には磁界Φが検出されず、磁界測定装置70が
漏水箇所P近傍に差しかかった時点から磁界Φが検出さ
れることになる。このように磁界Φが出現する地点の近
傍に漏水箇所Pを特定することもできるので、前記磁界
Φの出現地点も本発明にいう磁界の消滅地点に含まれる
ものとする。
【0068】実施形態5.前記実施形態4では1芯の漏
水箇所検出用ケーブルを用い、導体と大地との間の短絡
によって形成される回路からの磁界を検出したが、漏水
による2本の導体相互間の短絡によって形成される回路
からの磁界を検出することもできる。この場合は、水に
濡れると電気的絶縁性が低下する非防水性絶縁層で隔て
られた2本の導体を有する漏水箇所検出用ケーブル(不
図示)を地中埋設管に沿って配設する。
【0069】そして、地中埋設管の漏水箇所を検出する
にあたっては、漏水箇所検出用ケーブルの一端側におい
て前記2本の導体間に前記実施形態4と同様の電源を接
続し、漏水により非防水性絶縁層の電気的絶縁性が低下
して2本の導体が相互に短絡されることにより形成され
る、電源〜一方の導体の一部〜漏水箇所〜他方の導体の
一部〜電源という回路に電流を流して、漏水箇所検出用
ケーブルの周囲に磁界Φを発生させる。そして、この磁
界Φの分布を地上から磁界測定装置で測定し、その消滅
地点の近傍に漏水箇所を特定する。このような方法によ
っても、前記実施形態4とほぼ同様の結果が得られる。
【0070】なお、以上の実施形態では管本体と漏水箇
所検出用ケーブルとが防水性被覆層で被覆された地中埋
設管を用いて本発明方法を実施したが、例えば工場等広
い面積の建物の床下のように地面からの雨水の浸透がな
く、かつ、下水や地下水が浸透してくる可能性も低い場
所に地中埋設管を設置する場合には、管本体が防水性被
覆層で被覆されていなくても、本発明方法の実施は可能
である。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る地中
埋設管の漏水箇所検出方法によれば、作業者個人の技能
・経験・聴覚能力に左右されることなく、周辺の雑音や
振動の影響を受けることもなく、漏水の規模が小さい漏
水発生当初にもその箇所を精度良く検出することが可能
である。
【0072】また、本発明に係る漏水箇所検出用ケーブ
ルにあっては、水に濡れると電気的絶縁性が低下する非
防水性絶縁層で隔てられた2本の導体と防水性絶縁層で
被覆された1本の導体とを備えているので、これを地中
埋設管に添設することで、非防水性絶縁層で隔てられた
2本の導体相互間の短絡を利用した本発明方法が容易に
実施できる。
【0073】さらに、本発明に係る地中埋設管にあって
は、所定長さの管本体の外周面に、管本体の一端近傍か
ら他端近傍まで延びる漏水箇所検出用ケーブルが添設さ
れ、この漏水箇所検出用ケーブルと管本体の外周面の両
端近傍までとが防水性被覆層で一体的に被覆され、漏水
箇所検出用ケーブルの両端部が防水性被覆層から外方へ
突出しているので、これを地中に埋設することで本発明
方法が容易に実施でき、しかも、雨水や地下水等による
誤検出が防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】漏水箇所検出用ケーブルを示す図であって、
(a)は要部側面図、(b)は要部拡大断面図である。
【図2】別の漏水箇所検出用ケーブルを示す図であっ
て、(a)は要部側面図、(b)は要部拡大断面図であ
る。
【図3】さらに別の漏水箇所検出用ケーブルを示す図で
あって、(a)は要部側面図、(b)は要部拡大断面図
である。
【図4】漏水箇所検出用ケーブルを螺旋状に添設した地
中埋設管の一部切欠側面図である。
【図5】図4の地中埋設管の要部拡大側面図である。
【図6】漏水箇所検出用ケーブルを直線状に添設した地
中埋設管の一部切欠側面図である。
【図7】1芯の漏水箇所検出用ケーブルを添設した地中
埋設管の要部拡大側面図である。
【図8】地中埋設管相互の連結部を示す断面図である。
【図9】図8のI−I線断面図である。
【図10】地中埋設管の埋設状態を説明する説明図であ
る。
【図11】本発明の実施形態1に係る地中埋設管の漏水
箇所検出方法を説明する説明図である。
【図12】本発明の実施形態2に係る地中埋設管の漏水
箇所検出方法を説明する説明図である。
【図13】本発明の実施形態3に係る地中埋設管の漏水
箇所検出方法を説明する説明図である。
【図14】本発明の実施形態4に係る地中埋設管の漏水
箇所検出方法を説明する説明図である。
【図15】実施形態4における測定位置と磁界強度との
関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1,6,9,18 漏水箇所検出用ケーブル 2a,2b,2c,2a’,2b’,2c’ 導体 3,7 非防水性絶縁層 4 防水性絶縁層 11 地中埋設管 12 管本体 13,23 防水性被覆層 30,31 電源 E 大地

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水に濡れると電気的絶縁性が低下する非
    防水性絶縁層で被覆された少なくとも1本の導体を有す
    る漏水箇所検出用ケーブルを地中埋設管に沿って配設
    し、 地中埋設管の漏水箇所を検出するにあたっては、漏水箇
    所検出用ケーブルの一端側において前記導体と大地との
    間に電源を接続し、この際に流れる電流の電流値を測定
    し、次いで、漏水箇所検出用ケーブルの他端側において
    前記導体と大地との間に電源を接続し、この際に流れる
    電流の電流値を測定し、 前記測定された電流値と、漏水箇所検出用ケーブルの一
    端から他端までの導体の電気抵抗値と、前記電源の電圧
    とに基づいて漏水箇所を特定することを特徴とする地中
    埋設管の漏水箇所検出方法。
  2. 【請求項2】 水に濡れると電気的絶縁性が低下する非
    防水性絶縁層で隔てられた2本の導体と防水性絶縁層で
    被覆された1本の導体とを有する漏水箇所検出用ケーブ
    ルを地中埋設管に沿って配設し、 地中埋設管の漏水箇所を検出するにあたっては、漏水箇
    所検出用ケーブルの一端側において、非防水性絶縁層で
    隔てられた2本の導体の一方と防水性絶縁層で被覆され
    た導体との間に電源を接続するとともに、漏水箇所検出
    用ケーブルの他端側において、非防水性絶縁層で隔てら
    れた2本の導体の他方と防水性絶縁層で被覆された導体
    とを短絡させ、この際の導体相互間の電圧を漏水箇所検
    出用ケーブルの一端側及び/又は他端側の複数箇所で測
    定し、 少なくとも前記測定された電圧と、漏水箇所検出用ケー
    ブルの一端から他端までの導体の電気抵抗値とに基づい
    て、漏水箇所検出用ケーブルの一端から漏水箇所までの
    導体の電気抵抗値と、漏水箇所から漏水箇所検出用ケー
    ブルの他端までの導体の電気抵抗値と、非防水性絶縁層
    で隔てられた2本の導体相互間の漏水による短絡部の電
    気抵抗値とを未知数とする連立方程式を立て、この連立
    方程式の解に基づいて漏水箇所を特定することを特徴と
    する地中埋設管の漏水箇所検出方法。
  3. 【請求項3】 水に濡れると電気的絶縁性が低下する非
    防水性絶縁層で隔てられた2本の導体と防水性絶縁層で
    被覆された1本の導体とを有する漏水箇所検出用ケーブ
    ルを地中埋設管に沿って配設し、 地中埋設管の漏水箇所を検出するにあたっては、漏水箇
    所検出用ケーブルの一端側において、非防水性絶縁層で
    隔てられた2本の導体の一方と防水性絶縁層で被覆され
    た導体との間に電源を接続するとともに、漏水箇所検出
    用ケーブルの他端側において、非防水性絶縁層で隔てら
    れた2本の導体の一方と防水性絶縁層で被覆された導体
    とを短絡させ、この際の導体相互間の電圧を漏水箇所検
    出用ケーブルの一端側及び/又は他端側の複数箇所で測
    定し、 前記測定された電圧から、漏水箇所検出用ケーブルの一
    端から漏水箇所までの導体の電気抵抗値と、漏水箇所か
    ら漏水箇所検出用ケーブルの他端までの導体の電気抵抗
    値との比を導出し、この比に基づいて漏水箇所を特定す
    ることを特徴とする地中埋設管の漏水箇所検出方法。
  4. 【請求項4】 水に濡れると電気的絶縁性が低下する非
    防水性絶縁層で被覆された少なくとも1本の導体を有す
    る漏水箇所検出用ケーブルを地中埋設管に沿って配設
    し、 地中埋設管の漏水箇所を検出するにあたっては、漏水箇
    所検出用ケーブルの一端側において前記導体と大地との
    間に電源を接続し、この際に漏水箇所検出用ケーブルの
    周囲に発生する磁界の分布を地上から測定し、前記磁界
    の消滅地点の近傍に漏水箇所を特定することを特徴とす
    る地中埋設管の漏水箇所検出方法。
  5. 【請求項5】 水に濡れると電気的絶縁性が低下する非
    防水性絶縁層で隔てられた2本の導体を有する漏水箇所
    検出用ケーブルを地中埋設管に沿って配設し、 地中埋設管の漏水箇所を検出するにあたっては、漏水箇
    所検出用ケーブルの一端側において前記2本の導体間に
    電源を接続し、この際に漏水箇所検出用ケーブルの周囲
    に発生する磁界の分布を地上から測定し、前記磁界の消
    滅地点の近傍に漏水箇所を特定することを特徴とする地
    中埋設管の漏水箇所検出方法。
  6. 【請求項6】 水に濡れると電気的絶縁性が低下する非
    防水性絶縁層で隔てられた2本の導体と防水性絶縁層で
    被覆された1本の導体とを備えたことを特徴とする漏水
    箇所検出用ケーブル。
  7. 【請求項7】 所定長さの管本体の外周面に、管本体の
    一端近傍から他端近傍まで延びる漏水箇所検出用ケーブ
    ルが添設され、この漏水箇所検出用ケーブルと管本体の
    外周面の両端近傍までとが防水性被覆層で一体的に被覆
    され、漏水箇所検出用ケーブルの両端部が防水性被覆層
    から外方へ突出していることを特徴とする地中埋設管。
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