JP2588057Y2 - 地中埋設管 - Google Patents

地中埋設管

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JP2588057Y2
JP2588057Y2 JP1992014989U JP1498992U JP2588057Y2 JP 2588057 Y2 JP2588057 Y2 JP 2588057Y2 JP 1992014989 U JP1992014989 U JP 1992014989U JP 1498992 U JP1498992 U JP 1498992U JP 2588057 Y2 JP2588057 Y2 JP 2588057Y2
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JP
Japan
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pipe
resistor
buried
conductor
control box
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Application number
JP1992014989U
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JPH0577680U (ja
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彰 正木
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Mitsubishi Plastics Inc
Original Assignee
Mitsubishi Plastics Inc
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、地中に埋設された配管
ラインが破損したときに、破損箇所を簡単に検知するこ
とができる地中埋設管に関する。
【0002】
【従来の技術とその課題】土木工事、埋設管の敷設工事
等の際に、地中に埋設されているガス管、給水管等の配
管位置が確認できないために、シャベル等で既設の埋設
管を引っかけて破損してしまうことがある。このとき、
管が大きく破損してガス等の管内流体が噴出している場
合には、管内流体の噴出位置から管の破損箇所を確認で
きるが、管に亀裂・ひび割れ等が生じた程度の軽微な破
損では管の破損を確認することができず、また管の破損
箇所を簡単に検知できる手段もなかった。このため、工
事の際にできた亀裂・ひび割れ等を起点として管の破損
が進行し、大きな漏洩事故が発生するという問題があつ
た。
【0003】本考案はかかる課題を解決したものであつ
て、シャベル等で埋設管を破損したときに、配管ライン
の管表面に沿って長手方向に配線した二本の導線に電流
を流してその抵抗値を計測するだけで管の破損箇所を検
知できる地中埋設管を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、地中に埋設さ
れる配管ラインの管表面に沿って長手方向に二本の導線
を並列に配線し、それぞれの導線の一端部をコントロー
ルボックスの電源に接続すると共に、それぞれの導線同
志を長手方向に亘って所定の間隔毎に抵抗体を介して並
列に接続したことを特徴とするものである。
【0005】
【作 用】埋設管の破損に伴なって導線が破断したと
き、二本の導線に電流を流すと導線の破損箇所まで並列
に接続された抵抗体の全抵抗値を測定することができ、
この抵抗値から埋設管の破損箇所を検知することができ
る。
【0006】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は本考案の一実施例を示す配管ライン
の概略図、図2は配管の管表面に導線を配線した状態を
示す斜視図であつて、図中符号1は合成樹脂管、鋳鉄管
等の配管、2は導線、3はニクロム線等の抵抗体であ
る。
【0007】配管1はガス、給水等の輸送管として地中
に埋設配管されるものであって、この配管ラインの一端
部は図1に示した如くガス、給水等の流体源5と接続し
ており、該配管ラインの本管から分岐した枝管の各端部
はそれぞれの住宅に設置されている機器と接続してい
る。この配管ラインにおいて、配管1を地中に埋設する
際に、図2に示した如くその管表面に沿って長手方向に
二本の導線2を並列に配線する。そして、それぞれの導
線2、2の一端部をコントロールボックス4の電源に接
続すると共に、それぞれの導線2、2同志を長手方向に
亘って所定の間隔毎に抵抗体3を介して並列に接続す
る。
【0008】抵抗体3、3の間隔Lは、管の埋設区域、
埋設場所等に応じて適宜間隔に設定することができる
が、通常は数メートルから数十メートルの間隔毎に抵抗
体3を配設するとよい。また、それぞれの抵抗体3は全
て同一の抵抗値を有するものを使用するのが好ましい
が、異なる抵抗値を有する抵抗体3を使用してもよい。
この場合には、コントロールボックス4から遠ざかるに
つれて抵抗体3の抵抗値が大きくなるように設定するの
が好ましい。
【0009】また、配管1の管表面に導線2及び抵抗体
3を固定する場合、透明な合成樹脂テープ等を用いて導
線2と抵抗体3とを一体的に覆った状態で固定するとよ
い。このようにすると、透明なテープ等を透して配線状
態を目視できると共に、導線2あるいは抵抗体3が雨
水、地下水等の影響を受けることによる誤動作を確実に
防止することができる。配管1の管表面に導線2及び抵
抗体3を固定した後、土砂等を埋め戻して配管工事が完
了する。
【0010】一方、コントロールボックス4に配管1の
配管ラインとそれぞれの抵抗体3の抵抗値とを入力し、
該コントロールボックス4の配線盤に配管ラインとそれ
ぞれの抵抗体3の位置を表示させる。
【0011】地中に埋設した配管1が破損したとき、破
損箇所の検知は次のようにして行なわれる。例えば、コ
ントロールボックス4の配線盤に表示された配管ライン
において、n番目の抵抗体3の後方位置で配管1が破損
し、これと同時に導線2が破断したと仮定すると、コン
トロールボックス4の電源と接続した導線2の一端部か
ら破断箇所まで並列に接続した各抵抗体3の抵抗値R1
、R2 …Rnを加算した全抵抗値Rは次のようにな
る。 R=1/(1/R1+1/R2+……+1/ Rn)
【0012】上記の全抵抗値Rは、予めコントロールボ
ックス4に入力されている各抵抗体3の抵抗値R1、R
2…Rnから算出されるものであり、この抵抗値Rから
n番目の抵抗体3が設けられ位置と、その次のn+1番
目の抵抗体3が設けられた位置との間で導線2が破断
し、埋設管が破損したことをコントロールボックス4の
配線盤から検知することができる。そこで、埋設管が破
損した箇所の地面を掘り起こして破損した埋設管の補修
工事を行う。
【0013】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の地中埋設
管は配管ラインの管表面に沿って長手方向に二本の導線
を並列に配線し、それぞれの導線同志を長手方向に亘っ
て所定の間隔毎に抵抗体を介して並列に接続したので、
コントロールボックスと接続した導線の一端部に電流を
流してその抵抗値を計測するだけで、埋設管の破損箇所
を簡単に検知することができ、ガス等の管内流体の漏洩
事故を未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案の一実施例を示す配管ラインの概
略図である。
【図2】図2は配管の管表面に導線を配線した状態を示
す斜視図である。
【符号の説明】
1 配管 2 導線 3 抵抗体 4 コントロールボックス

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地中に埋設される配管ラインの管表面に
    沿って長手方向に二本の導線を並列に配線し、それぞれ
    の導線の一端部をコントロールボックスの電源に接続す
    ると共に、それぞれの導線同志を長手方向に亘って所定
    の間隔毎に抵抗体を介して並列に接続したことを特徴と
    する地中埋設管。
JP1992014989U 1992-03-23 1992-03-23 地中埋設管 Expired - Lifetime JP2588057Y2 (ja)

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KR100888392B1 (ko) * 2007-07-05 2009-03-13 한국가스공사 매설 가스배관 케이싱의 가스누설 검지용 파이프 설치구조
JP5257585B2 (ja) * 2008-06-23 2013-08-07 横浜ゴム株式会社 高圧ホースの寿命検知装置

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