JPH0633690A - 推進鋼管の塗覆装損傷検知方法 - Google Patents

推進鋼管の塗覆装損傷検知方法

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JPH0633690A
JPH0633690A JP19068492A JP19068492A JPH0633690A JP H0633690 A JPH0633690 A JP H0633690A JP 19068492 A JP19068492 A JP 19068492A JP 19068492 A JP19068492 A JP 19068492A JP H0633690 A JPH0633690 A JP H0633690A
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JP
Japan
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steel pipe
coating
wall
propulsion
propelling
Prior art date
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JP19068492A
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English (en)
Inventor
Takeshi Koike
武 小池
Tadashi Teramoto
正 寺本
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】工期を長期化させることなく、推進鋼管の防蝕
性が保たれているかを、その推進途中であっても検知す
ることのでき、かつ推進鋼管の損傷箇所も検知できる推
進鋼管の塗覆装損傷検知方法を提供する。 【構成】先導鋼管の外壁を覆う塗覆装と保護層の間に導
電性ワイヤもしくは導電体メッシュ等を備え、先導鋼管
の途中及び/又は推進後に導電性ワイヤの電気的特性を
モニタする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地中に推進された推進
鋼管の塗覆装損傷検知方法に関する。
【0002】
【従来の技術】水道管やガス管などの鋼管を地中に敷設
する際、敷設される地点を地上から所定の深さまで開削
して敷設する開削工法が採用される場合がある。しか
し、鋼管が敷設される地点に道路や構造物などがあるこ
とにより開削工法を採用できない場合もある。この場
合、鋼管が敷設される地点の両端に立坑を掘り、一方の
立坑の側面に他の立坑に向かって先導鋼管が横坑を掘
り、この先導鋼管の後端に長手方向に連結された推進鋼
管を推進させる推進工法が採用されることがある。この
推進工法では、通常、推進鋼管が地中を土に接しながら
推進されるため、地中の石や岩石などにより推進鋼管の
外壁を覆う防蝕のための塗覆装や管本体までも損傷を受
けて推進鋼管が腐食することがある。これを防止するた
め、推進鋼管より径の大きい鞘管と呼ばれる管をあらか
じめ先導鋼管の後端に推進し、この推進された鞘管の内
部に推進鋼管をあらためて推進する鞘管推進工法が用い
られることが多い。また、推進鋼管の外壁を覆う塗覆装
を硬質化したり塗覆装を厚肉化する等して損傷が防止さ
れた推進鋼管に、上記鞘管推進工法を用いることなく、
推進力を作用させて地中を推進させる直押し推進工法が
用いられることもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術の鞘管
推進工法には、鞘管を推進させた後にあらためて推進鋼
管を推進させなければならないため、工数が増加して工
期が長期化するという問題がある。また直押し推進工法
に用いられる推進鋼管は、その外壁を覆う塗覆装を硬質
化、厚肉化すること等により損傷の防止が図られてお
り、また推進鋼管が敷設された後に塗覆装に損傷がある
か否かについては、推進鋼管と地面との間に電圧をかけ
管路真上の地表面2点間の電位差を連続的に計測するこ
とにより損傷の有無及び損傷の箇所を検査する推進鋼管
コーティング損傷検査法が知られている。しかし、この
検査法はコーティングが完全に損傷して鋼管が一部むき
出しになって始めて損傷が検知されるものであり、その
防蝕性が十分に保たれているか否か、即ち塗覆装が十分
な厚さに保たれているか否かについてはその検査を行う
ことができないという問題がある。
【0004】本発明は、上記事情に鑑み、工期を長期化
させることがないように直押し推進工法を採用した場合
において、推進鋼管の防蝕性が保たれているかをその推
進途中あるいは推進後であっても検知することができ、
かつ推進鋼管の損傷箇所も検知することができる推進鋼
管の塗覆装損傷検知方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の推進鋼管の第1の塗覆装損傷検知方法は、外壁を被覆
する塗覆装と、該塗覆装の外周に巻回された導電性ワイ
ヤと、該導電性ワイヤが巻回された塗覆装の外壁を被覆
する保護層とが設けられた先導鋼管を推進鋼管の先頭部
に装着し、導電性ワイヤの電気的特性をモニタしながら
地中に推進することを特徴とするものである。
【0006】また上記目的を達成するための推進鋼管の
第2の塗覆装損傷検知方法は、外壁を被覆する塗覆装
と、該塗覆装の外壁を被覆する導電体と、該導電体に覆
われた塗覆装の外壁を被覆する保護層とが設けられた推
進鋼管を地中に推進し、該推進の途中及び/又は推進後
に導電体の電気的特性をモニタすることを特徴とするも
のである。
【0007】
【作用】本発明の第1の塗覆装損傷検知方法は、先導鋼
管の外壁を覆う塗覆装と保護層の間に導電性ワイヤを備
え、先導鋼管を地中に推進し、この推進の途中で導電性
ワイヤの電気的特性をモニタするものであるため、この
先導鋼管の保護層が損傷すると導電性ワイヤも損傷して
その電気的特性の変化を検知することができる。これに
より、推進の途中で先導鋼管に連結された推進鋼管の防
蝕性が十分に保たれているかが検知できるとともに、電
気的特性が変化した際の先導鋼管の位置により推進鋼管
の損傷箇所も検知できる。
【0008】本発明の第2の塗覆装損傷検知方法は、推
進鋼管の外壁を覆う塗覆装と保護層との間に、上記導電
性ワイヤに代えて導電体を備え、推進鋼管を地中に推進
し、この推進の途中及び/又は推進後に導電体の電気的
特性をモニタするため、推進鋼管の保護層が損傷すると
導電体から電気が地中に漏し、この漏れだした電気を地
上から検知する。これにより、推進の途中であっても推
進鋼管の防蝕性が保たれているかが検知できるととも
に、推進の途中で推進鋼管を停止させもしくは推進後に
推進鋼管の損傷箇所も検知できる。
【0009】
【実施例】以下、実施例について説明する。図1は、本
発明の一例に係る先導鋼管の一部を断面して示す側面図
である。先導鋼管5は、鋼管1の外壁が塗覆装としての
ポリエチレン2により覆われ、このポリエチレン2の外
壁には導電性ワイヤとしての健全性監視ワイヤ3が巻回
され、この健全性監視ワイヤ3が巻回されたポリエチレ
ン2の外壁が保護層としてのコンクリート4に覆われた
構成となっている。
【0010】図2は、図1に示す健全性監視ワイヤが巻
回されてたポリエチレンの外壁の一部を示す側面図であ
る。健全性監視ワイヤ3は、所定の間隔を保ってポリエ
チレン2の外壁に巻回され、電源装置(図示せず)から
通電され、かつモニタ装置(図示せず)に接続されてい
る。
【0011】先導鋼管5が推進される場合、所定の推進
される基準距離毎に健全性監視ワイヤ3の電気的特性が
モニタされる。このモニタされた電気的特性の変化、例
えば電流の導通の有無により、地中の岩石などによる先
導鋼管5のポリエチレン2の損傷が検知される。また健
全性監視ワイヤ3の電気的特性が変化した際の先導鋼管
5の位置によりポリエチレン2が損傷を受けた箇所も検
知される。
【0012】ここで、先導鋼管5のみを、推進鋼管が推
進される所定の距離だけ推進させることにより、推進さ
れる位置に岩石などの存在を前もって調査することも有
効である。図3は、本発明の他の例に係る推進鋼管の一
部断面を示す側面図である。上記実施例(図1,図2参
照)と同様の構成の要素には、同一の番号を付して示
す。
【0013】推進鋼管7は、鋼管1の外壁が塗布層とし
てのポリエチレン2に覆われ、このポリエチレン2の外
壁が導電体としてのワイヤメッシュ6に覆われ、このワ
イヤメッシュ6に被覆されたポリエチレン2の外壁が保
護層としてのコンクリート4に覆われる構成となってい
る。図4は、図3に示すワイヤメッシュに被覆されたポ
リエチレンの外壁の一部を示す側面図である。
【0014】ポリエチレン2を覆うワイヤメッシュ6
は、図4における縦横方向に所定の間隔を保って編まれ
た導電性のワイヤからなり、電源装置(図示せず)によ
り地面の間に電圧が印加される。また推進鋼管7の接続
部では、ワイヤメッシュ6どうしを接続する構成とする
ことによりその電気的な連続性を保つことができる。推
進鋼管7が推進されてポリエチレン2が損傷した場合、
この損傷した箇所のワイヤメッシュ6から電気が地中に
漏れだす。この漏れだした電気が、地上から、前述した
推進鋼管コーティング損傷検査法と同様にして検知され
る。これにより推進鋼管7がむき出しにならなくてもポ
リエチレン2の損傷が検知できる。この方法は、推進鋼
管7の推進中あるいは推進鋼管7が推進されて敷設が終
了した後のいずれにも適用でき、検知されたポリエチレ
ン2の損傷の数やその箇所に応じて、推進鋼管7の部分
修理や推進鋼管7の推進のやり直しなどの判定ができ
る。
【0015】なお、この実施例ではワイヤメッシュ6が
用いられたがワイヤメッシュ6に代え導電性の板、被膜
等であってもよい。ここで、導電性ワイヤや導電体が備
えられるのは、塗覆装の外壁一層のみに限定されるもの
ではなく、塗覆装の中や保護層の中にも多層に備えられ
てもよい。塗覆装の中や保護層の中にも導電性ワイヤや
導電体が備えられ、導電性ワイヤや導電体が多層化され
ると、どの導電性ワイヤや導電体の電気的特性が変化し
たかにより、損傷の程度が検知できより効果的である。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第1の塗
覆装損傷検知方法は、先導鋼管の塗覆装と保護層の間に
導電性ワイヤを備え、先導鋼管の推進中に導電性ワイヤ
の電気的特性をモニタするため、このモニタした電気的
特性の変化により、推進の途中で先導鋼管に連結された
推進鋼管の防蝕性が保たれているかが検知できるととも
に推進鋼管の損傷箇所も検知できる。また先導鋼管のみ
を推進させ、岩石などの存在を前もって調査することも
効果的である。
【0017】さらに、先導鋼管に連結された推進鋼管を
直接推進することにより工期が短くて済む。また本発明
の第2の塗覆装損傷検知方法は、上記導電性ワイヤに代
えて導電体を推進鋼管に備え、推進鋼管の推進の途中及
び/又は推進後に導電体の電気的特性をモニタするもの
であるため、損傷箇所の導電体から地中に電気が漏れだ
すと、この漏電を地上から測定することにより、推進の
途中であってももしくは推進後に推進鋼管の防蝕性が保
たれているかが検知できるとともに推進鋼管の損傷箇所
も検知できる。
【0018】さらに、上記第1の塗覆装損傷検知方法の
場合と同様に、推進鋼管を直接推進するものであるため
工期が短くて済むこととなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例に係る先導鋼管の一部を断面して
示す側面図である。
【図2】図1に示す健全性監視ワイヤが巻回されてたポ
リエチレンの外壁の一部を示す側面図である。
【図3】本発明の他の例に係る推進鋼管の一部を断面し
て示す側面図である。
【図4】図3に示すワイヤメッシュに被覆されたポリエ
チレンの外壁の一部を示す側面図である。
【符号の説明】
1 鋼管 2 ポリエチレ
ン 3 健全性監視ワイヤ 4 コンクリー
ト 5 先導鋼管 6 ワイヤメッ
シュ 7 推進鋼管

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外壁を被覆する塗覆装と、該塗覆装の外
    周に巻回された導電性ワイヤと、該導電性ワイヤが巻回
    された塗覆装の外壁を被覆する保護層とが設けられた先
    導鋼管を推進鋼管の先頭部に装着し、前記導電性ワイヤ
    の電気的特性をモニタしながら地中に推進することを特
    徴とする推進鋼管の塗覆装損傷検知方法。
  2. 【請求項2】 外壁を被覆する塗覆装と、該塗覆装の外
    壁を被覆する導電体と、該導電体に覆われた塗覆装の外
    壁を被覆する保護層とが設けられた推進鋼管を地中に推
    進し、該推進の途中及び/又は推進後に前記導電体の電
    気的特性をモニタすることを特徴とする推進鋼管の塗覆
    装損傷検知方法。
JP19068492A 1992-07-17 1992-07-17 推進鋼管の塗覆装損傷検知方法 Withdrawn JPH0633690A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0767509A1 (fr) * 1995-10-06 1997-04-09 Thomson-Csf Indicateur d'usure, en particulier pour radome thermoplastique et procédé de fabrication
DE102009048863A1 (de) 2008-10-09 2010-04-22 Fanuc Ltd. Werkstück-Umsetz-Robotersystem
CN110915081A (zh) * 2017-06-06 2020-03-24 莱尼电缆有限公司 智能波纹软管

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Effective date: 19991005