JPH03282268A - 電力ケーブル防食層不良箇所位置検出方式 - Google Patents

電力ケーブル防食層不良箇所位置検出方式

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JPH03282268A
JPH03282268A JP8318490A JP8318490A JPH03282268A JP H03282268 A JPH03282268 A JP H03282268A JP 8318490 A JP8318490 A JP 8318490A JP 8318490 A JP8318490 A JP 8318490A JP H03282268 A JPH03282268 A JP H03282268A
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JP
Japan
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power cable
potential gradient
corrosion
layer
pipeline
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Pending
Application number
JP8318490A
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English (en)
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Shiyouhei Hanato
花登 庄平
Junhei Sakagami
阪上 旬平
Yasuhiro Tawara
田原 康博
Yoshiaki Maruhashi
丸橋 良昭
Minoru Kurita
栗田 稔
Koichi Watanabe
浩一 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kansai Electric Power Co Inc
Original Assignee
Kansai Electric Power Co Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は電力ケーブル防食層不良箇所位置検出方式に
関し、特に、管路に布設した電力ケーブルの防食層に絶
縁不良が発生した場合に、その位置を人孔で測定するよ
うな電力ケーブル防食層不良箇所位置検出方式に関する
[従来の技術] 管路電力ケーブルは地中に埋設されたAP管路やPFP
管路内に布設されている。ところが、蟻害、鼠害および
外傷等により電力ケーブルの防食層か損傷され、絶縁不
良を生じて金属遮蔽層が大地に接地することがある。金
属遮蔽層が接地した場合、その位置を標定する方法とし
て、従来より電位法が知られている。この方法は、電力
ケーブルの金属遮蔽層に電圧を印加し、接地箇所から大
地帰路で電流を流したときに発生する大地表面電位勾配
を、地表からの電極棒により測定し、電流流出箇所の真
上の電位勾配変動か最も大きくなることを利用して位置
を求めるものである。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、従来の電位法は、地表に電極棒を打込む
必要があり、未舗装の場合は適用が容易であるが、舗装
道路では舗装面を傷めるため、補修が必要であり、コス
トがかかることと交通量が多い道路では作業が困難であ
るという問題点があった。
それゆえに、この発明の主たる目的は、人孔がら空孔ま
たはケーブル入線孔に電位勾配検出装置を挿入し、その
装置を該当管路内の必要な区間に順次移動させて金属遮
蔽層の接地箇所を容易に検出し得る電力ケーブル防食層
不良箇所位置検出方式を提供することである。
[課題を解決するための手段] この発明は管路に布設した電力ケーブルの防食層に絶縁
不良が発生した場合に、その位置を人孔で測定する電力
ケーブル防食層不良箇所位置検出方式であって、電力ケ
ーブルの遮蔽層に電圧を印加するとともに、人孔から電
位勾配検出手段を挿入し、防食層の絶縁不良により接地
した遮蔽層から大地に電流が流れる結果生じる大地の電
位勾配を電位勾配検出手段によって測定し、その電位勾
配から電流の流出位置を求めることにより、防食層の不
良箇所の位置を特定するように構成したものである。
[作用] この発明に係る電力ケーブル防食層不良箇所位置検出方
式は、電力ケーブルの遮蔽層に電圧を印加するとともに
、人孔から電位勾配検出手段を挿入し、電位勾配検出手
段を該当管路必要区間に順次移動させて電位勾配により
電流の流出位置を求めるようにしたので、舗装道路にお
いて舗装面を傷めることがなく、しかも交通量が多い道
路上であっても容易に不良箇所の位置を特定することが
できる。
[発明の実施例コ 第1図はこの発明の詳細な説明するための図であり、第
2図は発生電位と電位勾配との関係を示す図である。
まず、第1図および第2図を参照して、この発明の原理
について説明する。電力ケーブル1は金属遮蔽層2の上
に防食層3が形成されていて、管路4内に布設されてい
る。今、管路4内の防食層3が防食層不良箇所10で絶
縁不良を生じ、電力ケーブル1の金属遮蔽層2が管路4
の内壁に比較的低い抵抗で接していると、この部分から
大地に電流が流れ、付近の大地に電圧が発生する。この
発生電圧は、第2図に示すように、電流の流出している
絶縁不良箇所の部分が最も大きくなる。第2図において
、直線aは変化割合の積分値で表わした電位であり、点
線すは変化割合を示している。
ところで、通常、地中に管路4を埋設するとき、電力ケ
ーブル1が不良になったときに代わりの電力ケーブルを
布設することを想定して、管路4から一定の間隔を隔て
て別の管路6が埋設されている。この管路6は空孔にさ
れている。この空孔になっている管路6内に2個の電極
7,8からなる電位勾配検出装置を挿入するとともに、
電力ケーブル1の金属遮蔽層2に電源5を接続する。電
位勾配検出装置11を管路6内を移動させながら、電極
7,8の間に生じる電位差を電圧計9によって測定する
と、第2図に示した電位勾配の近似曲線すが得られる。
これを積分すると、発生電圧の近似曲線aが得られるの
で、これから電流の流入値を判別することができ、防食
層3の絶縁不良箇所10を特定できる。
第3図は第1図に示した管路的電位法の測定等価回路図
である。第3図において、検知電極P I +P2の間
には検出電極支持動抵抗Riか存在し、検出電極p、、
p2と管路6の内壁との間には、金属遮蔽層2および管
路内面の接触抵抗Rcl 。
Rc2と管路抵抗Rpが存在し、二つの電極P1と管路
内面および検知電極P2と回路内面との間には管路内面
抵抗Rsが存在する。一方、絶縁不良の生じた電力ケー
ブル側では、防食層絶縁不良点F、、F2と管路内面と
の間に検知電極と管路内面との接触抵抗Rdおよび管路
抵抗Rpか存在する。
次に、この発明を実施した実験結果について説明する。
第4図はこの発明を実施するに際して用いられた模擬管
路の一例を示す図であり、第5図は同じく電位勾配検出
装置の一例を示す図であり、第6図は防食層不良ケーブ
ルの一例を示す図である。
第4図を参照して、地中に埋設される管路を想定して、
4本の長さ4mの管路12. 13. 14および15
をそれぞれ225mm間隔を隔てて配置し、それぞれの
周囲をコンクリート16で固めた。管路12.13とし
ては、150φのAP管を用い、管路14,15として
150φのPFP管を用いた。また、電位勾配検出装置
11は、第5図に示すように、たとえば直径80mmφ
の鉛球からなる検知電極7,8を可撓PEパイプ17で
結合したものであり、検知電極7.8には測定リード線
18.19を接続した。電力ケーブル1は第6図に示す
ように、金属遮蔽層2として直径60mmφの鉛被覆を
有し、防食層3としてビニールで被覆したものを用い、
防食層不良箇所を10として模擬的に3mmφの釘孔を
空けて形成した。
第7A図〜第7C図はこの発明の測定原理を確認するた
めに行なった試験結果を示す図であり、特に、第7A図
は測定状態を示し、第7P図は測定データを示し、第7
C図は測定データをグラフで示したものである。
第7A図を参照して、管路12内に防食層不良箇所10
を有する電力ケーブル1を布設し、金属遮蔽層2の一端
に電源5を接続し、空孔となっている管路13内に電位
勾配検出装置11を挿入し、検知電極7.8に電圧計9
を接続して、検知電極7と8との間に生じる電圧を測定
した。このとき、防食層不良箇所10から流れる電流が
約10mA程度となるように、電源5から1500〜2
000vの電圧を金属遮蔽層2と接地管に印加した。
その測定データを第7B図に示す。また、検知電極7と
8との間に発生した電位をグラフで表わしたのが第7C
図である。
第7B図および第7C図から明らかなように、発生電位
は管路13の一端から1.7mの部分で最も高くなって
おり、この部分で防食層3が不良を生じていることを容
易に標定できる。
第8A図〜第8C図は、実際の管路で防食層に一箇所の
不良を生じている電力ケーブルの実験例を示す図であり
、特に、第8A図は測定状態を示し、第8B図は測定デ
ータを示し、第8C図は測定データをグラフで示す。
第8A図を参照して、AP管21は前述の第4図と同様
にして、直径150mmφのものを地中で3列4段に並
べ、それぞれの周囲をコンクリート20で固めた。そし
て、電力ケーブル1を3段目中央の管路21に布設し、
隣の空管路22に電位勾配検出装置11を挿入した。な
お、電位勾配検出装置11の検知電極7と8との間隔を
1mに設定した。電力ケーブル1の防食層不良箇所10
から約30mAの電流が大地に流れるように、電源5か
ら人孔25を介して電圧を間欠的に印加した。その測定
データは第8B図に示すようになり、これをグラフに表
わすと第8C図に示すようになった。
第8B図から明らかなように、発生電位は管路22の一
端から50.5mの位置で最も高くなった。実際の防食
層不良箇所10の位置を実測すると50mであり、その
誤差は0.5mであり、十分に高い精度で測定できた。
第9A図〜第9C図は実際の管路て防食層に2箇所の不
良を生じている電力ケーブルの実験例を示す図であり、
特に、第9A図は測定状態を示し、第9B図は測定デー
タを示し、第9c図は測定データをグラフで示す。
この例では、防食層3に2箇所の不良を生じている電力
ケーブル1を第8A図と同様にして、管路21に挿入し
、電位勾配検出装置11によって電位勾配を測定した。
その測定データは第9B図に示すように、管路22の一
端から50mおよび45mの位置の発生電位か最も高く
なり、測定データをグラフに示すと第9C図に示すよう
に二つのピークとして表わされた。この結果から、防食
層不良箇所10が2箇所あることが容易に標定できた。
実際の防食層不良箇所を測定すると、45゜0mと50
.2mであり十分な測定精度を得ることができた。
[発明の効果] 以上のように、この発明によれば、電力ケープルの遮蔽
層に電圧を印加し、防食層の絶縁不良により接地した遮
蔽層から大地に電流が流れる結果生じる大地の電位勾配
を、人孔から挿入した電位勾配検出手段によって測定し
、その電位勾配から電流の流出位置を求めるようにした
ので、容易に防食層の不良箇所の位置を特定することが
できる。
しかも、従来のように地表に電極棒を打込む必要がなく
、舗装道路において舗装面を傷めることがなく、交通量
の多い道路上においても容易に作業することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の詳細な説明するための図である。第
2図は発生電位と電位勾配との関係を示す図である。第
3図は管路的電位法の測定等価回路図である。第4図は
この発明を実施するに際して用いられた模擬管路の一例
を示す図である。第5図は同じく電位勾配検出装置の一
例を示す図である。第6図は防食層不良ケーブルの一例
を示す図である。第7A図〜第7C図はこの発明の測定
原理を確認するために行なった試験結果を示す図である
。第8A図〜第8C図は実際の管路で防食層に一箇所の
不良を生じている電力ケーブルの実験例を示す図である
。第9A図〜第9C図は実際の管路で防食層に二箇所の
不良を生じている電力ケーブルの実験例を示す図である
。 図において、1は電力ケーブル、2は金属遮蔽層、3は
防食層、4,6.12〜15. 21. 22は管路、
5は電源、7,8は検知電極、9は電圧計、10は防食
層不良箇所、11は電位勾配検出装置を示す。 孔1図 篤4図 蔓5図 第677

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 管路に布設した電力ケーブルの防食層に絶縁不良が発生
    した場合に、その位置を人孔で測定する電力ケーブル防
    食層不良箇所位置検出方式であって、 前記電力ケーブルの遮蔽層に電圧を印加するとともに、
    前記人孔から電位勾配検出手段を挿入し、前記防食層の
    絶縁不良により接地した遮蔽層から大地に電流が流れる
    結果生じる大地の電位勾配を前記電位勾配検出手段によ
    って測定し、その電位勾配から電流の流出位置を求める
    ことにより、前記防食層の不良箇所の位置を特定するこ
    とを特徴とする、電力ケーブル防食層不良箇所位置検出
    方式。
JP8318490A 1990-03-29 1990-03-29 電力ケーブル防食層不良箇所位置検出方式 Pending JPH03282268A (ja)

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