JP2530097Y2 - 雷インパルス試験用端末 - Google Patents
雷インパルス試験用端末Info
- Publication number
- JP2530097Y2 JP2530097Y2 JP7853590U JP7853590U JP2530097Y2 JP 2530097 Y2 JP2530097 Y2 JP 2530097Y2 JP 7853590 U JP7853590 U JP 7853590U JP 7853590 U JP7853590 U JP 7853590U JP 2530097 Y2 JP2530097 Y2 JP 2530097Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- cable
- tip
- covers
- lightning impulse
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Testing Relating To Insulation (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、ゴム、プラスチック電力ケーブルの雷イ
ンパルス耐電圧・破壊試験用の終端に関するもので、特
に2000〜2400kVの超高電圧の試験用終端に関するもので
ある。
ンパルス耐電圧・破壊試験用の終端に関するもので、特
に2000〜2400kVの超高電圧の試験用終端に関するもので
ある。
[従来の技術] 従来、2000kVを超える高電圧の雷インパスル試験に
は、油浸紙とアルミ箔からなるコンデンサ型補強絶縁体
を碍管に挿入し、その中を絶縁油で満たした終端を用い
ていた。
は、油浸紙とアルミ箔からなるコンデンサ型補強絶縁体
を碍管に挿入し、その中を絶縁油で満たした終端を用い
ていた。
[考案が解決しようとする課題] そのために、組立に人手と時間を多く必要とした。
また、油浸紙・アルミ箔絶縁油を多量に必要とした。
さらに、碍管の長さは5.4mもあり、立ち上げ・据え付
けには、クレーンを使用し、多くの労力を必要とした。
けには、クレーンを使用し、多くの労力を必要とした。
[課題を解決するための手段] 第1図のように、 (1) ケーブル端部の露出したケーブル絶縁体14上
に、その先端Aからケーブル半導電層16側に至る全長に
わたつて、一層または複数層の高抵抗層20を設ける。
(2) その外側に、低抵抗層30を、複数層、次のよう
に設ける。すなわち、 1) 最も内側の第1層31は、前記高抵抗層20を全面を
覆い、 2) その外側の第2層32は、ケーブル絶縁体の先端A
より下方(図の右方)のBの位置から始まってケーブル
半導電層16側に至るまでの間を覆い、 3) その外側の第3層33は、前記第2層32の先端Bよ
り下方のCの位置から始まってケーブル半導電層16側に
至るまでの間を覆い、 4) 以下同様にして、外側の層の先端D,E,−−−−
が、それぞれ、その内側の層を先端C,D,−−−−より下
方の位置からから始まってケーブル半導電層16側に至る
までの間を覆うようにする。
に、その先端Aからケーブル半導電層16側に至る全長に
わたつて、一層または複数層の高抵抗層20を設ける。
(2) その外側に、低抵抗層30を、複数層、次のよう
に設ける。すなわち、 1) 最も内側の第1層31は、前記高抵抗層20を全面を
覆い、 2) その外側の第2層32は、ケーブル絶縁体の先端A
より下方(図の右方)のBの位置から始まってケーブル
半導電層16側に至るまでの間を覆い、 3) その外側の第3層33は、前記第2層32の先端Bよ
り下方のCの位置から始まってケーブル半導電層16側に
至るまでの間を覆い、 4) 以下同様にして、外側の層の先端D,E,−−−−
が、それぞれ、その内側の層を先端C,D,−−−−より下
方の位置からから始まってケーブル半導電層16側に至る
までの間を覆うようにする。
5) 上記高抵抗層20及び低抵抗層30は、カーボン入り
プラスチックにより形成する。
プラスチックにより形成する。
[作用] 上記の構成をとることにより、2200kV以上の雷インパ
ルス耐電圧・破壊試験の実施に耐えることを、試験によ
り確認している(後記の実施例参照)。
ルス耐電圧・破壊試験の実施に耐えることを、試験によ
り確認している(後記の実施例参照)。
[実施例] 275kVCVケーブルの試験用に、次の終端を製作した。
ケーブル絶縁体14の口出し長さは7000〜7500mm、高抵
抗層20は、カーボンを配合して体積抵抗率を1014〜1015
Ω・cmとしたポリエチレンテープを巻き、さらに109〜1
012Ω・cmを有するカーボン入りポリエチレンテープを
巻いた形成した。
抗層20は、カーボンを配合して体積抵抗率を1014〜1015
Ω・cmとしたポリエチレンテープを巻き、さらに109〜1
012Ω・cmを有するカーボン入りポリエチレンテープを
巻いた形成した。
低抵抗層30には、カーボンを配合して体積抵抗率を10
3〜412Ω・cmとしたポリエチレンテープを用い、 第1の層31は全長にわたって、 第2の層32は3500〜3700mmにわたって、 第3の層33は1700〜1900mmにわたって、 第4の層34は800〜900mmにわたって、 それぞれ設けた。
3〜412Ω・cmとしたポリエチレンテープを用い、 第1の層31は全長にわたって、 第2の層32は3500〜3700mmにわたって、 第3の層33は1700〜1900mmにわたって、 第4の層34は800〜900mmにわたって、 それぞれ設けた。
また下端に遮蔽リング40を設けた。
以上の終端で雷インパルス耐電圧・破壊試験を実施
し、2200kV以上に耐えることを確認した。
し、2200kV以上に耐えることを確認した。
[考案の効果] 碍管を用いるコンデンサ型を使う必要が無くなるの
で、終端の製作に人手と時間が少なくてすむし、碍管立
ち上げ用のクレーンも不要になる。
で、終端の製作に人手と時間が少なくてすむし、碍管立
ち上げ用のクレーンも不要になる。
第1図はこの考案の実施例の説明図。 12:ケーブル導体 14:ケーブル絶縁体 16:ケーブル半導電層 18:ケーブル遮蔽層 20:高抵抗層 30:低抵抗層 31:第1層 32:第2層 33:第3層 40:遮蔽リング
Claims (1)
- 【請求項1】ケーブル端部の露出したケーブル絶縁体上
に、その先端からケーブル半導電層側に至る全長にわた
つて、カーボン入りプラスチックからなる高抵抗層の一
層または複数層を設け;その外側に、カーボン入りプラ
スチックからなる低抵抗層を、複数層、次のように、す
なわち、内側の第1層は、前記高抵抗層の全面を覆い、
その外側の第2層は、前記ケーブル絶縁体の先端より下
方の位置から始まってケーブル半導電層側に至るまでの
間を覆い、その外側の第3層は、前記第2層の先端より
下方の位置から始まってケーブル半導電層側に至るまで
の間を覆い、以下同様にして、外側の層の先端がその内
側の層の先端より下方の位置から始まってケーブル半導
電層側に至るまでの間を覆うようにした、雷インパルス
試験用端末。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7853590U JP2530097Y2 (ja) | 1990-07-24 | 1990-07-24 | 雷インパルス試験用端末 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7853590U JP2530097Y2 (ja) | 1990-07-24 | 1990-07-24 | 雷インパルス試験用端末 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0436477U JPH0436477U (ja) | 1992-03-26 |
JP2530097Y2 true JP2530097Y2 (ja) | 1997-03-26 |
Family
ID=31621896
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7853590U Expired - Lifetime JP2530097Y2 (ja) | 1990-07-24 | 1990-07-24 | 雷インパルス試験用端末 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2530097Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6237663B2 (ja) * | 2015-02-04 | 2017-11-29 | 住友電気工業株式会社 | 電力ケーブルのインパルス試験方法、および電力ケーブルのインパルス試験設備 |
-
1990
- 1990-07-24 JP JP7853590U patent/JP2530097Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0436477U (ja) | 1992-03-26 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |