JPH0540462Y2 - - Google Patents

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JPH0540462Y2
JPH0540462Y2 JP7472689U JP7472689U JPH0540462Y2 JP H0540462 Y2 JPH0540462 Y2 JP H0540462Y2 JP 7472689 U JP7472689 U JP 7472689U JP 7472689 U JP7472689 U JP 7472689U JP H0540462 Y2 JPH0540462 Y2 JP H0540462Y2
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cable
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carbon
low resistance
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  • Testing Relating To Insulation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、直流+逆極性インパルス重畳耐圧
試験ならびに同破壊試験に使用する直流CVケー
ブル試験用端末に関するものである。
[従来の技術] 従来、この種の試験端末には、 (1) 油浸紙によるコンデンサコーン型終端部や、 (2) エポキシ樹脂などのベルマウスを用いた電界
遮蔽型の終端、 が用いられている。
[考案が解決しようとする課題] しかし、 (1) 上記のコンデンサコーン型は作業性が悪く
(製作が困難)、 (2) 上記の電界遮蔽型はインパルス重畳時の電界
制御が不十分、 という欠点を持つている。
[課題を解決するための手段] 第1〜3図のように、 (1) 直流CVケーブル端部の露出したケーブル絶
縁体18を長さ方向に二分し、 ケーブルシース12側の一方にはカーボン
入り半導電体32を被覆して形成した低抵抗
部分30を設け、 露出したケーブル絶縁体18の端部側の他
方にはセラミツクス線条体42を巻きつけた
形成した高抵抗部分40を設ける。
(2) 上記(1)の構成に加えて、高抵抗部分40と並
列に放電ギヤツプ50を設ける。
(3) 上記(1)の構成に加えて、低抵抗部分30と高
抵抗部分40との間にストレスコーン60を設
ける。
[第1実施例](第1図) [1] 構成 10は直流CVケーブルの全体、 12はシース、 14は遮蔽層、 16はケーブル外部半導電層、 18はケーブル絶縁体で、ケーブル外部半導電
層16を剥ぎとつて露出させたもの、 20はケーブル導体である。
(1) 露出したケーブル絶縁体18を長さ方向に二
分し(必ずしも二等分でない)、下側(ケーブ
ルシース12側)には、たとえばシート状のカ
ーボン入り半導電体32を巻いて形成した低抵
抗部分30を設ける。
この低抵抗部分30は、逆極性インパルス重
畳時における、インパルス電圧を分担するため
のものである。
カーボン入り半導電体32としては、たとえ
ば抵抗率が103〜106Ω・cm程度のものを用い
る。
その長さaは、103〜104Ω程度の抵抗値が得
られるように適宜決める。
一例を示すと、カーボン入り半導電体32の
抵抗率が105Ω・cmのとき、低抵抗部分30の
長さaは2500mmである。
(2) また、露出したケーブル絶縁体18の上側
(端部側)には、セラミツクス線条体42を巻
いて形成した高抵抗部分40を設ける。
この高抵抗部分40は、逆極性インパルス重
畳時における、直流電圧を分担するためのもの
である。
セラミツクス線条体42としては、たとえば
SiCをフイラメント状にしたものを紡いで抵抗
率が103〜107Ω・cm程度の紐状にしたもの(た
とえば商品名ニカロン:日本カーボン社)など
を用いる。
また、その巻き方は、上下で巻きピツチを変
更し、下方が疎で上方に行くほど密になるよう
にする。
その長さbは、印加する直流電圧により適宜
決める。
一例を示すと、抵抗率が103〜107Ω・cmのセ
ラミツクス線条体42を組合せ、ピツチを上記
のようにして巻いたとき(その他の条件は上記
と同じ)の、高抵抗部分40の長さaは1500mm
である。
[2] 作用 直流+逆極性インパルス重畳試験において、直
流だけが印加されているとき、その分は主として
高抵抗部分40が分担する。
そしてインパルス電圧が重畳されたとき、その
分は主として低抵抗部分30が分担する。
[第2実施例](第2図) [1] 構成 高抵抗部分40と並列に、すなわち高抵抗部分
40の上下両端間に、放電ギヤツプ50を設け
る。
この間隔cは、直流電圧印加時にフラツシユオ
ーバーしない長さとする。
この場合の寸法例を示すと、カーボン入り半導
電体32およびセラミツクス線条体42およびそ
の他の条件が上記第1実施例の場合と同じで、低
抵抗部分30の長さaが2700mm、高抵抗部分40
の長さaが1300mm、放電ギヤツプ50の間隔cが
105mmである。
[2] 作用 直流電圧に逆極性インパルス電圧を重畳したと
き、インパルス電圧は主として低抵抗部分30が
分担するのであるが、高抵抗部分40の分担する
電圧が、それまでの直流値より大きくなつたと
き、放電ギヤツプ50でフラツシユオーバーし、
高抵抗部分40における閃絡を防ぐ。
したがつて、直流+逆極性インパルス重畳時の
電界を安定して制御できる。
[第3実施例](第3図) [1] 構成 低抵抗部分30と高抵抗部分40との間を離
し、そこに弾性ゴム製のストレスコーン60を設
ける。
この場合の寸法例を示すと、カーボン入り半導
電体32およびセラミツクス線条体42およびそ
の他の条件が上記第1実施例の場合と同じで、低
抵抗部分30の長さaが2700mm、高抵抗部分40
の長さaが1000mmである。
[2] 作用 上記第1図の場合は、高抵抗部分40の下部に
電界の集中があつたが、この場合のようにストレ
スコーン60を設けることにより、それが緩和さ
れる。
[考案の効果] (1) 直流CVケーブル端部の露出したケーブル絶
縁体上を長さ方向に二分し、ケーブルシース1
2側の一方にはカーボン入り半導電体を被覆し
て形成した低抵抗部分30を設け、露出したケ
ーブル絶縁体18の端部側の他方にはセラミツ
クス線条体を巻きつけた形成した高抵抗部分4
0を設けて試験用端末とするので。
1 低抵抗部分30と高抵抗部分40の長さ
a,bの調整により印加電圧の調整が可能で
あり、 2 製作が容易である。
(2) 高抵抗部分40と並列に放電ギヤツプ50を
設けたので、 1 低抵抗部分30と高抵抗部分40の長さ
a,bおよび放電ギヤツプ50の間隔cの調
整をすることにより印加電圧を調整すること
ができ、 2 直流+逆極性インパスル重畳時の電界を安
定して制御できる。
(3) 低抵抗部分30と高抵抗部分40との間にス
トレスコーン60を設けたので、直流+逆極性
インパルス重畳試験用端末として、安定した電
界制御をすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図、第3図は、この考案の異なる
実施例の説明図。 10……直流CVケーブル、12……シース、
14……遮蔽層、16……ケーブル外部半導電
層、18……ケーブル絶縁体、20……ケーブル
導体、30……低抵抗部分、32……カーボン入
り半導電体、40……高抵抗部分、42……セラ
ミツクス線条体、50……放電ギヤツプ、60…
…ストレスコーン。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 直流CVケーブル端部の露出したケーブル絶
    縁体18上を長さ方向に二分し、ケーブルシー
    ス12側の一方にはカーボン入り半導電体32
    を被覆して形成した低抵抗部分30を設け、露
    出したケーブル絶縁体18の端部側の他方には
    セラミツクス線条体42を巻きつけて形成した
    高抵抗部分40を設けた、直流CVケーブル試
    験用端末。 (2) 高抵抗部分40と並列に放電ギヤツプ50を
    設けた、請求項1記載の直流CVケーブル試験
    用端末。 (3) 低抵抗部分30と高抵抗部分40との間にス
    トレスコーン60を設けた、請求項1記載の直
    流CVケーブル試験用端末。
JP7472689U 1989-06-26 1989-06-26 Expired - Lifetime JPH0540462Y2 (ja)

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JP7472689U JPH0540462Y2 (ja) 1989-06-26 1989-06-26

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JPH0314471U JPH0314471U (ja) 1991-02-14
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JP6237663B2 (ja) * 2015-02-04 2017-11-29 住友電気工業株式会社 電力ケーブルのインパルス試験方法、および電力ケーブルのインパルス試験設備

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JPH0314471U (ja) 1991-02-14

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