JPS5850575Y2 - 電力ケ−ブル導体 - Google Patents
電力ケ−ブル導体Info
- Publication number
- JPS5850575Y2 JPS5850575Y2 JP16894279U JP16894279U JPS5850575Y2 JP S5850575 Y2 JPS5850575 Y2 JP S5850575Y2 JP 16894279 U JP16894279 U JP 16894279U JP 16894279 U JP16894279 U JP 16894279U JP S5850575 Y2 JPS5850575 Y2 JP S5850575Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cable conductor
- layer
- charging current
- cable
- power cable
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Insulated Conductors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
背景と目的
分割導体の交流実効抵抗の低減方法として、素線絶縁が
ある。
ある。
しかしこの方法によると、たとえばエナメル被覆の場合
、かなりのコスト上昇となる。
、かなりのコスト上昇となる。
そこで、ケーブル導体をいくつかのセグメントに分割す
るとともに、各セグメントを同心構造にしかつそれらの
各層間に絶縁テープを介在させることによって、より経
済的に表皮効果を低減させるということが提案されてい
る(特開昭第54−119688号)。
るとともに、各セグメントを同心構造にしかつそれらの
各層間に絶縁テープを介在させることによって、より経
済的に表皮効果を低減させるということが提案されてい
る(特開昭第54−119688号)。
しかし、そのように各層間を絶縁してしまうと、ケーブ
ルの充電電流が、セグメントの最外層だけに流れるよう
になる。
ルの充電電流が、セグメントの最外層だけに流れるよう
になる。
なおこのことは第2図から容易に理解できる。
すなわち第2図において、20は接地電極、22は絶縁
体(ケーブル絶縁体に相当)を示す。
体(ケーブル絶縁体に相当)を示す。
また24と26は導体(ケーブル導体に相当)で、それ
らの間に絶縁体28が設けである。
らの間に絶縁体28が設けである。
そのような間を絶縁体で分離した導体24と26とに高
電圧を加えると、充電電流iは絶縁体22に接する導体
24にだけ流れる。
電圧を加えると、充電電流iは絶縁体22に接する導体
24にだけ流れる。
これと同じことがケーブルの場合にも起きる。
たとえば500 kV、2000mm2ケ一ブルノ場合
、充電電流は25A/kmで、30 kmの長距離ケー
ブルの場合は、750Aにもなり、それがセグメントの
最外層だけに流れるようになるとケーブルの温度を過度
に上昇させることになる。
、充電電流は25A/kmで、30 kmの長距離ケー
ブルの場合は、750Aにもなり、それがセグメントの
最外層だけに流れるようになるとケーブルの温度を過度
に上昇させることになる。
この考案は、各セグメントの素線の層の間に半導電層を
設けることによって、はぼ素線絶縁に近い交流実効抵抗
の低減効果をあけるとともに、充電電流がケーブル導体
の一部にかたよって流れることを防いだものである。
設けることによって、はぼ素線絶縁に近い交流実効抵抗
の低減効果をあけるとともに、充電電流がケーブル導体
の一部にかたよって流れることを防いだものである。
考案の構成(第1図)
10はケーブル導体、12はセグメント、13は素線。
14は素線13の各層間に設けた半導電層。これはたと
えば、固有抵抗が1〜1104Q−C程度のカーボン紙
、または半導電処理したプラスチックフィルムなどを巻
いて作る。
えば、固有抵抗が1〜1104Q−C程度のカーボン紙
、または半導電処理したプラスチックフィルムなどを巻
いて作る。
すなわちこの半導電層14は固有抵抗を、OFケーブル
の導体じゃへいや絶縁しゃへいに使うカーボン紙などの
固有抵抗(105〜108108Qよりも相当小さくし
て、充電電流がケーブル導体10の全体に分流できるよ
うにすると同時に、表皮効果の低減もできるようにして
いる。
の導体じゃへいや絶縁しゃへいに使うカーボン紙などの
固有抵抗(105〜108108Qよりも相当小さくし
て、充電電流がケーブル導体10の全体に分流できるよ
うにすると同時に、表皮効果の低減もできるようにして
いる。
すなわち、半導電層14の固有抵抗が1Ωcrnより小
さいと表皮効果低減の作用をすることがでないし、また
10104Qよりも大きいと充電電流を分流させること
ができないので、半導電層14の固有抵抗は上記のよう
にそれらの間ということになる。
さいと表皮効果低減の作用をすることがでないし、また
10104Qよりも大きいと充電電流を分流させること
ができないので、半導電層14の固有抵抗は上記のよう
にそれらの間ということになる。
16はセパレータ紙。
これは従来から使われている絶縁紙でも、上記の半導電
性のものでも良い。
性のものでも良い。
16はセパレータ紙。
これは従来から使われている絶縁紙でも、上記の半導電
性のものでも良い。
性のものでも良い。
作用効果
各層間に固有抵抗が1〜10’47cmの半導電層14
を設けたので、充電電流をケーブル導体10の全体に分
流させることができ、充電電流による過度な温度上昇を
防ぐことができる。
を設けたので、充電電流をケーブル導体10の全体に分
流させることができ、充電電流による過度な温度上昇を
防ぐことができる。
また表皮効果を低減して交流実効抵抗を低減させる効果
を持っている。
を持っている。
第1図はこの考案の実施例の断面の説明図、第2図はケ
ーブル導体10の各層間を絶縁したときの充電電流の流
れ方の説明図。 10・・・・・・ケーブル導体、12・・・・・・セグ
メント、13・・・・・・素線、14・・・・・・半導
電層、16・・・・・・セパレータ紙。
ーブル導体10の各層間を絶縁したときの充電電流の流
れ方の説明図。 10・・・・・・ケーブル導体、12・・・・・・セグ
メント、13・・・・・・素線、14・・・・・・半導
電層、16・・・・・・セパレータ紙。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 分割導体において、 各セグメントの素線の層の間に、固有抵抗が1〜10’
47cmの半導電層を設けることを特徴とする電カケー
プル導体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16894279U JPS5850575Y2 (ja) | 1979-12-05 | 1979-12-05 | 電力ケ−ブル導体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16894279U JPS5850575Y2 (ja) | 1979-12-05 | 1979-12-05 | 電力ケ−ブル導体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5685306U JPS5685306U (ja) | 1981-07-09 |
JPS5850575Y2 true JPS5850575Y2 (ja) | 1983-11-17 |
Family
ID=29679785
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16894279U Expired JPS5850575Y2 (ja) | 1979-12-05 | 1979-12-05 | 電力ケ−ブル導体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5850575Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-12-05 JP JP16894279U patent/JPS5850575Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5685306U (ja) | 1981-07-09 |
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