JPS633535B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS633535B2 JPS633535B2 JP54149883A JP14988379A JPS633535B2 JP S633535 B2 JPS633535 B2 JP S633535B2 JP 54149883 A JP54149883 A JP 54149883A JP 14988379 A JP14988379 A JP 14988379A JP S633535 B2 JPS633535 B2 JP S633535B2
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- JP
- Japan
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- layer
- metal
- cross
- power cable
- bond
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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- 238000009413 insulation Methods 0.000 claims description 11
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- 239000004020 conductor Substances 0.000 claims description 6
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Landscapes
- Cable Accessories (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、電力ケーブルの金属しやへい層誘起
電圧低減方法に係り、特に誘起電圧の低減をはか
るためのクロスボンドを簡単に行なうのに好適な
電力ケーブルの金属しやへい層誘起電圧低減方法
に関するものである。
電圧低減方法に係り、特に誘起電圧の低減をはか
るためのクロスボンドを簡単に行なうのに好適な
電力ケーブルの金属しやへい層誘起電圧低減方法
に関するものである。
単心電力ケーブルの金属しやへい層の接地は、
多くの場合片端接地とする。これは両端を接地す
ると、電力ケーブルの通電電流によつて生ずる金
属しやへい層の誘起電圧で金属しやへい層に循環
電流が流れて発熱し、電力ケーブルの許容電流が
小さくなるからである。
多くの場合片端接地とする。これは両端を接地す
ると、電力ケーブルの通電電流によつて生ずる金
属しやへい層の誘起電圧で金属しやへい層に循環
電流が流れて発熱し、電力ケーブルの許容電流が
小さくなるからである。
一方、片端接地の場合には、電力ケーブルが長
くなると、非接地側に生ずる金属しやへい層誘起
電圧が大きくなり過ぎるという欠点がある。した
がつて、長尺電力ケーブルを片端接地する場合
は、第1図に示すように金属しやへい層のクロス
ボンドを行なう。
くなると、非接地側に生ずる金属しやへい層誘起
電圧が大きくなり過ぎるという欠点がある。した
がつて、長尺電力ケーブルを片端接地する場合
は、第1図に示すように金属しやへい層のクロス
ボンドを行なう。
第1図において、1は3条並列に布設されてい
る単心電力ケーブルの導体、2は単心電力ケーブ
ルの金属しやへい層で、各単心電力ケーブルは普
通接続部3と普通接続部1個所について2個所の
割合で設けた絶縁接続部4とで接続されていて、
普通接続部3では、各相のケーブルの金属しやへ
い層2をそれぞれ接地し、絶縁接続部4では、各
相のケーブルの金属しやへい層2間をクロスボン
ドリード線5でクロスボンドをしてある。
る単心電力ケーブルの導体、2は単心電力ケーブ
ルの金属しやへい層で、各単心電力ケーブルは普
通接続部3と普通接続部1個所について2個所の
割合で設けた絶縁接続部4とで接続されていて、
普通接続部3では、各相のケーブルの金属しやへ
い層2をそれぞれ接地し、絶縁接続部4では、各
相のケーブルの金属しやへい層2間をクロスボン
ドリード線5でクロスボンドをしてある。
ところで、従来、クロスボンドは単心電力ケー
ブルの絶縁接続部4で行なわれていたため、収納
スペースその他の制約によつて、絶縁接続部4の
間隔が不均衡となることがあり、完全なクロスボ
ンドの効果を発揮することができず、金属しやへ
い層2に循環電流が流れ、それにともない単心電
力ケーブルの許容電流がそれに対応する分だけ小
さくなることが避けられないことがあつた。
ブルの絶縁接続部4で行なわれていたため、収納
スペースその他の制約によつて、絶縁接続部4の
間隔が不均衡となることがあり、完全なクロスボ
ンドの効果を発揮することができず、金属しやへ
い層2に循環電流が流れ、それにともない単心電
力ケーブルの許容電流がそれに対応する分だけ小
さくなることが避けられないことがあつた。
本発明は上記に鑑みてなされたもので、その目
的とするところは、クロスボンド効果を出すのに
最適の位置でクロスボンドを容易に行なうことが
でき、かつ、電力ケーブルの金属しやへい層の誘
起電圧を効果的に低減できる電力ケーブルの金属
しやへい層誘起電圧低減方法を提供することにあ
る。
的とするところは、クロスボンド効果を出すのに
最適の位置でクロスボンドを容易に行なうことが
でき、かつ、電力ケーブルの金属しやへい層の誘
起電圧を効果的に低減できる電力ケーブルの金属
しやへい層誘起電圧低減方法を提供することにあ
る。
本発明の特徴は、単心電力ケーブルのクロスボ
ンド効果を出すのに最適の位置の長手方向所定長
さの部分の防食層と金属しやへい層とを取り去
り、この部分に保護箱を水密構造になるように取
り付け、この保護箱の内部の上記金属しやへい層
の両端にそれぞれクロスボンドリード線の先端を
接続し、このクロスボンドリード線を上記保護箱
を通して外部へ引き出し、このクロスボンドリー
ド線を用いて並列に布設された3条の単心電力ケ
ーブルの金属しやへい層間をクロスボンドするよ
うにした点にある。
ンド効果を出すのに最適の位置の長手方向所定長
さの部分の防食層と金属しやへい層とを取り去
り、この部分に保護箱を水密構造になるように取
り付け、この保護箱の内部の上記金属しやへい層
の両端にそれぞれクロスボンドリード線の先端を
接続し、このクロスボンドリード線を上記保護箱
を通して外部へ引き出し、このクロスボンドリー
ド線を用いて並列に布設された3条の単心電力ケ
ーブルの金属しやへい層間をクロスボンドするよ
うにした点にある。
以下本発明の方法の一実施例を第2図を用いて
詳細に説明する。
詳細に説明する。
第2図は本発明の方法を実施するためのクロス
ボンドリード線引き出し法の一例を示す単心電力
ケーブルの断面図である。第2図において、6は
単心電力ケーブルで、導体1、導体1の外周を絶
縁している絶縁体7、絶縁体7の外周に設けた半
導電層8、半導電層8の外周を取り巻く金属しや
へい層2、金属しやへい層2の外周を被覆してい
る防食層9とより構成されている。
ボンドリード線引き出し法の一例を示す単心電力
ケーブルの断面図である。第2図において、6は
単心電力ケーブルで、導体1、導体1の外周を絶
縁している絶縁体7、絶縁体7の外周に設けた半
導電層8、半導電層8の外周を取り巻く金属しや
へい層2、金属しやへい層2の外周を被覆してい
る防食層9とより構成されている。
ところで、本発明においては、単心電力ケーブ
ル6のクロスボンド効果を出すのに最適の位置の
長手方向所定間隔の部分の防食層9と金属しやへ
い層2とを取り去り、この部分に保護箱10を水
密構造となるように、すなわち、周囲を防水層1
1で固着して取り付け、保護箱10の内部の金属
しやへい層2の両端にそれぞれクロスボンドリー
ド線5の先端を接続し、クロスボンドリード線5
は保護箱10を通して外部へ引き出し、このクロ
スボンドリード線5を用いて、第1図に示すよう
に、並列に布設された3条の単心電力ケーブルの
金属しやへい層2間をクロスボンドするようにし
た。
ル6のクロスボンド効果を出すのに最適の位置の
長手方向所定間隔の部分の防食層9と金属しやへ
い層2とを取り去り、この部分に保護箱10を水
密構造となるように、すなわち、周囲を防水層1
1で固着して取り付け、保護箱10の内部の金属
しやへい層2の両端にそれぞれクロスボンドリー
ド線5の先端を接続し、クロスボンドリード線5
は保護箱10を通して外部へ引き出し、このクロ
スボンドリード線5を用いて、第1図に示すよう
に、並列に布設された3条の単心電力ケーブルの
金属しやへい層2間をクロスボンドするようにし
た。
なお、第2図において、絶縁体7上の半導電層
8を除去しないことが重要で、このため、金属し
やへい層2を除去した部分で絶縁体7に加わる電
界の集中を避けることができ、金属しやへい層2
の電気的処理が不要となる。このように、第2図
によれば、従来の単心電力ケーブルの絶縁接続部
(詳細図示省略)の構造に比較して極めて簡単で、
しかも、クロスボンド効果を出すのに最適の位置
からクロスボンドリード線5を出してクロスボン
ドを行なうことができ、金属しやへい層2に誘起
電圧を効果的に低減することができる。
8を除去しないことが重要で、このため、金属し
やへい層2を除去した部分で絶縁体7に加わる電
界の集中を避けることができ、金属しやへい層2
の電気的処理が不要となる。このように、第2図
によれば、従来の単心電力ケーブルの絶縁接続部
(詳細図示省略)の構造に比較して極めて簡単で、
しかも、クロスボンド効果を出すのに最適の位置
からクロスボンドリード線5を出してクロスボン
ドを行なうことができ、金属しやへい層2に誘起
電圧を効果的に低減することができる。
絶縁体7上の半導電層8を除去しない場合、金
属しやへい層2の端部間の電位差により半導電層
8に電流が流れるが、単心電力ケーブル6の導体
1に流れる電流に対して金属しやへい層2の長手
方向の除去長さの関係を適切に選ぶと、半導電層
8に流れる電流を実用上問題を生じない値にする
ことができる。例えば、絶縁体7の外径が30mmの
とき、金属しやへい層2の除去長さを100mmとす
ると、半導電層8の固有抵抗が100Ωcmのときは、
金属しやへい層2を除去した部分の半導電層8の
抵抗は約10kΩとなる。一方、金属しやへい層2
の端部間の電位差は最大10V以下であるから、半
導電層8に流れる電流は最大1mA程度となり、
実用上何ら問題を生ずることがない。
属しやへい層2の端部間の電位差により半導電層
8に電流が流れるが、単心電力ケーブル6の導体
1に流れる電流に対して金属しやへい層2の長手
方向の除去長さの関係を適切に選ぶと、半導電層
8に流れる電流を実用上問題を生じない値にする
ことができる。例えば、絶縁体7の外径が30mmの
とき、金属しやへい層2の除去長さを100mmとす
ると、半導電層8の固有抵抗が100Ωcmのときは、
金属しやへい層2を除去した部分の半導電層8の
抵抗は約10kΩとなる。一方、金属しやへい層2
の端部間の電位差は最大10V以下であるから、半
導電層8に流れる電流は最大1mA程度となり、
実用上何ら問題を生ずることがない。
なお、第2図に示すように、半導電層8を残す
考え方は、電力ケーブルの接続部にも適用可能で
あり、金属しやへい層端部の電界集中を緩和し、
その部分の電気的処理を簡単化できる。
考え方は、電力ケーブルの接続部にも適用可能で
あり、金属しやへい層端部の電界集中を緩和し、
その部分の電気的処理を簡単化できる。
以上説明したように、本発明によれば、クロス
ボンド効果を出す最適の位置でクロスボンドを容
易に行なうことができ、かつ、電力ケーブルの金
属しやへい層の誘起電圧を効果的に低減できると
いう効果がある。
ボンド効果を出す最適の位置でクロスボンドを容
易に行なうことができ、かつ、電力ケーブルの金
属しやへい層の誘起電圧を効果的に低減できると
いう効果がある。
第1図は従来の電力ケーブルの金属しやへい層
クロスボンド説明図、第2図は本発明の方法の一
実施例を説明するためのクロスボンドリード線引
き出し法の一例を示す単心電力ケーブルの断面図
である。 1……導体、2……金属しやへい層、5……ク
ロスボンドリード線、6……単心電力ケーブル、
7……絶縁体、8……半導電層、9,11……防
水層、10……保護箱。
クロスボンド説明図、第2図は本発明の方法の一
実施例を説明するためのクロスボンドリード線引
き出し法の一例を示す単心電力ケーブルの断面図
である。 1……導体、2……金属しやへい層、5……ク
ロスボンドリード線、6……単心電力ケーブル、
7……絶縁体、8……半導電層、9,11……防
水層、10……保護箱。
Claims (1)
- 1 導体の外周に絶縁体、半導電層並びに金属し
やへい層を順次設け、最外層を防食層で被覆して
なる単心電力ケーブルの長手方向所定間隔の部分
の前記防食層と金属しやへい層とを取り去り、こ
の部分に保護箱を水密構造になるように取り付
け、該保護箱の内部の前記金属しやへい層の両端
にそれぞれクロスボンドリード線の先端を接続
し、該クロスボンドリード線を前記保護箱を通し
て外部へ引き出し、前記クロスボンドリード線を
用いて前記単心電力ケーブル3条を並列布設して
なる電力ケーブル線路での金属しやへい層間をク
ロスボンドして前記金属しやへい層に誘起する誘
起電圧を低減することを特徴とする電力ケーブル
の金属しやへい層誘起電圧低減方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14988379A JPS5674009A (en) | 1979-11-19 | 1979-11-19 | Method of reducing metallic shielding layer induced voltage for power cable |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14988379A JPS5674009A (en) | 1979-11-19 | 1979-11-19 | Method of reducing metallic shielding layer induced voltage for power cable |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5674009A JPS5674009A (en) | 1981-06-19 |
JPS633535B2 true JPS633535B2 (ja) | 1988-01-25 |
Family
ID=15484714
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14988379A Granted JPS5674009A (en) | 1979-11-19 | 1979-11-19 | Method of reducing metallic shielding layer induced voltage for power cable |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5674009A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5862441B2 (ja) * | 2012-05-09 | 2016-02-16 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | ワイヤハーネス |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5459178U (ja) * | 1977-09-30 | 1979-04-24 |
-
1979
- 1979-11-19 JP JP14988379A patent/JPS5674009A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5674009A (en) | 1981-06-19 |
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