JPS596573Y2 - 同軸型電力ケ−ブル - Google Patents

同軸型電力ケ−ブル

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JPS596573Y2
JPS596573Y2 JP1097877U JP1097877U JPS596573Y2 JP S596573 Y2 JPS596573 Y2 JP S596573Y2 JP 1097877 U JP1097877 U JP 1097877U JP 1097877 U JP1097877 U JP 1097877U JP S596573 Y2 JPS596573 Y2 JP S596573Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductor
power cable
phase
coaxial power
conductors
Prior art date
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Expired
Application number
JP1097877U
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English (en)
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JPS53107881U (ja
Inventor
信雄 増岡
広美 河野
俊一 榎並
利之 大堀
Original Assignee
日立電線株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、多相多線式線路の各相を構戒する導体を互い
に同軸的に且つ相互に絶縁して配置して或る所謂同軸型
電力ケーブルの改良に係わるものである。
たとえば、三相三線式線路の所謂R,S及びT各相を構
戒する導体を互いに同軸的に且つ相互に絶縁して配置し
て或る三相同軸型電力ケーブルは、上記各相をそれぞれ
独立した単心型電カケーブルの撚合せを以って構戊する
三相撚合型電カケーブルに比較してインピーダンスが大
幅に小さくなることから、特に低インピーダンス及び低
電圧降下が要求される線路用として極めて有利であり、
その需要は今後益々伸びることが予想される。
然るに、この三相同軸型電力ケーブルにも全く問題がな
い訳ではない。
つまり、この種電カケーブルにおいては、各相のインピ
ーダンスが不均等とならないように当該各相を構或する
各導体の抵抗絶対値を同一にすることを要し、而してこ
れら各導体の抵抗絶対値を同一にする最も一般的な手段
としては、当該各導体の断面積を同一にする手段がある
このことに鑑がみ、これまでは添付図面の第1図に示す
如く、最も内側の第一導体10を必要断面積の普通の素
線11で構威したならば、この外周に順次設けられる第
二、第三の導体20 .30としては相対的に順に小な
る断面積の細小素線21,31の多数本を密に配置せし
めることで構戊されていた。
尚、図中40は第一導体10の表皮効果を期待して中心
に設けられたプラスチック芯、50.60はそれぞれ第
一と第二導体相互及び第二と第三導体相互を絶縁すべく
これら相互間に設けられた第一及び第二のプラスチック
絶縁被覆層、70は第三導体30の外周を絶縁すべく当
該部分に設けられた第三のプラスチック絶縁被覆層、8
0は最外層を構或するプラスチック保護シースである。
ところが、このように第二、第三の導体を構或するのに
多数の細小素線を使用する場合には、それだけその製造
が面倒となることは必至で、従ってその生産性は低下し
、その価格は上ってしまう等の難点があった。
本考案は、上述の点に鑑がみて為されたものであって、
上述の難点を一掃し得る有用なる同軸型電力ケーブルの
提供を目的とし、その要旨とするところは、多相多線式
線路の各相を構或する撚線導体を互いに同軸的に且つ相
互に絶縁して配置して戊り、上記各撚線導体は相対的に
外側層となるに従い当該導体を構威する素線の配置間隔
を大ならしめることでその全体断面積をほぼ同一とし且
つ一相当りの撚線導体ではその導体における各素線の配
置間隔を均等化ならしめた点にある。
次に添付の図面の第2図を参照し乍ら本考案の実施例を
説明するが、本考案が本実施例を以って限定的に解釈さ
れるものでないことは言うまでもない。
本実施例以外にも幾つかの実施例が想到されようが、そ
れらが本質的に本考案の技術範囲内に属する限り、勿論
それらは本考案の一部である。
さて、図において、1はそれ自身の表皮効果を考慮して
、中心に所定のプラスチック芯2を有して所定数の丸銅
素線100を互いに接触させて撚合わせて或る第一導体
にして、本実施例ケーブルの通電使用に際してはこれが
R相を構或する。
3は上記第一導体2の周上に第一のプラスチック絶縁被
覆層4を介して、該第一導体2と、同数の且つ同一の丸
銅素線300をそれぞれが均等な間隔を置いて並列配置
され、更にこれを撚合わせられて戊る第二導体にして、
これはS相を構戊する。
5は上記第二導体3の周上に設けられた押えテープ巻層
、6は該押えテープ巻層5の周上に設けられた第二のプ
ラスチック絶縁被覆層、7は該第二のプラスチック絶縁
被覆層6の周上に設けられた第三導体にして、これは上
記第二導体3と同様第一導体2と同数の且つ同一の丸銅
素線700を上記第二導体3の各素線100の間隔より
大きくしつつそれぞれが均等な間隔を置いて並列配置さ
れ、更にこれを撚合わせられて或る。
尚、これがT相を構或する。
8は上記第三導体7の周上に設けられた押えテープ巻層
、9は該押えテープ巻層8の周上に設けられた第三のプ
ラスチック絶縁層、91は該第三のプラスチック絶縁被
覆層9の周上に設けられたプラスチック保護シースであ
る。
斯様に構戒する本実施例同軸型電力ケーブルによれば、
第一、第二及び第三の各導体はいずれも同数の且つ同一
の素線を用い、そして相対的に外側層となるに従い当該
導体を構戒する素線相互の配置間隔を大ならしめること
でその全体断面積を同一としていることから、従来のこ
の種同軸型電力ケーブルに比較して第二及び第三の導体
の素線数を大幅に少なくすることができ、従ってそれだ
けその製造を容易なものとすることができる。
また本考案同軸型電力ケーブルは、一相当りの撚線導体
では各素線の配置間隔を均等化ならしめたので、特に第
二、第三の各導体の素線数を減少することにより生ずる
素線間の隙がそれ程大きくならず、従って隙への特別な
介在物を要することなく所定の絶縁被覆構戒を得ること
ができ、材料ロスを小さくして仕上げられる為経済的も
のにできるさらに各素線の配置間隔が均等化されつつ外
側層となるに従い、次第に大きくなる為最内層の第一導
体よりみて外側へ向かうに従い均等に拡大された隙が形
威され、これが為導体の通電熱を一分に籠らせるような
ことがなく均一に効率よく放散でき、通電ロスの低減化
に一層寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の同軸型電力ケーブルの説明図、第2図は
本考案同軸型電力ケーブルの一実施例説明図である。 1:第一導体、2:プラスチック芯、3:第二導体、4
:第一のプラスチック絶縁被覆層、5:押えテープ巻層
、6:第二のプラスチック絶縁被覆層、7:第三導体、
8:押えテープ巻層、9:第三のプラスチック絶縁被覆
層、91:プラスチック保護シース、100,300,
700 :丸銅素線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 多相多線式線路の各相を構或する撚線導体を互いに同軸
    的に且つ相互に絶縁して配置して戊り、上記各撚線導体
    は相対的に外側層となるに従い当該導体を構戊する素線
    の間隔を大ならしめることでその全体断面積をほぼ同一
    とし且つ一相当りの撚線導体ではその導体における各素
    線の配置間隔を均等化ならしめたことを特徴とする同軸
    型電力ケーブル。
JP1097877U 1977-02-01 1977-02-01 同軸型電力ケ−ブル Expired JPS596573Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1097877U JPS596573Y2 (ja) 1977-02-01 1977-02-01 同軸型電力ケ−ブル

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JP1097877U JPS596573Y2 (ja) 1977-02-01 1977-02-01 同軸型電力ケ−ブル

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Publication Number Publication Date
JPS53107881U JPS53107881U (ja) 1978-08-30
JPS596573Y2 true JPS596573Y2 (ja) 1984-02-29

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ID=28824559

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JP1097877U Expired JPS596573Y2 (ja) 1977-02-01 1977-02-01 同軸型電力ケ−ブル

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JPS53107881U (ja) 1978-08-30

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