JPS60230785A - Ｘ線テレビジヨン透視装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 この発明はＸ線テレビジョン透視装置に関する。

（ロ）従来技術 Ｘ線テレビジョン透視装置は、テーブルに乗せられた被
写体（患者などＸ線検査を受ける人）にＸ線を照射する
Ｘ線照射装置と、この被写体を透過したＸ線による透過
像をビデオ信号に変換するイメージインテンシファイア
および撮像管と、このビデオ信号が送られて上記のＸ線
透過像を表示する表示装置とから構成されるが、画像の
画質を改善するためリカーシブフィルタ＠路を有するビ
デオメモリ装置を接続することがある。すなわち、この
リカーシブフィルタ回路は、時間的に先行する何フレー
ムかの画像を残像として残しておいて現在のフレームの
画像に重ねるもので、これにより画像の積分作用が行な
われノイズリダクション効果が生じて画質が改善される
。

しかしながら、このようなリカーシブフィルタ回路を用
いる場合たしかに画質改善効果は大きいが１反面、被写
体が動く場合には、この残像効果によって画像が尾を引
いたようになり、きわめて見に〈〈なってしまう、特に
、実際にＸ線透視検査をする場合には、テーブルを移動
させて検査部佼を変えたり、テーブルの角度を変えて検
査方向を変えたりすることが頻繁に行なわれ、その都度
被写体自体が動かされて画像が動くことになり、そのた
め残像による見づらさが問題になる。そのため、従来で
は、リカーシブフィルタの作用を大きくすることができ
ず、したがってノイズリダクション効果が小さい状態で
使用することに甘受しなければならなかった。

（ハ）目的 この発明は、テーブルが動く場合などに備えてリカーシ
ブフィルタの作用係数を変えることができ、これによっ
て通常はリカーシブフィルタの作用を大きくしてノイズ
リダクション効果を最大限に生かすようにしたＸ線テレ
ビジョン透視装置を提供することを目的とする。

（ニ）構成 この発明によるＸ線テレビジョン透視装置では、リカー
シブフィルタの作用係数を外部信号で指示することがで
きるリカーシブフィルタ回路を愉えるビデオメモリ装置
を、上記撮像管と表示装置との間に挿入したことを＃徴
とする。

（ホ）実施例 第１図において、被写体ｌがテーブル？に乗せられてお
り、このテーブル２は撮影台３によって支持され、テー
ブル制御・装置４の制御に基づいて矢印方向に移動させ
られたり、矢印方向に起倒回転させられるようになって
いる。この撮影台３には支持フレームによってＸ線管５
が支持されており、このＸ＆！管５はＸ線制御波Ｎ６に
よって制御され、被写体ｌに対してＸ線照射する。また
、テーブル２の下部にイメージインテンシファイアおよ
び撮像管７が納められて被写体１を透過したＸ線による
透過像がビデオ信号に変換されるようになっている。こ
のビデオ信号はビデオメモリ装置８を経てモニタ装Ｗ９
に送られる。ビデオメモリ装置８は、リカーシブフィル
タ回路１０を備えており、このリカーシブフィルタ回路
ｌＯは、加算回路ｉｆと、画像メモリ１２と、画像メモ
リ１２から読み出した各画素の信号に大きな係数を掛け
る掛算回路１３と、小さな係数を掛ける掛算回路１４と
、これら奢切り換えて加算回路１１に接続する切換回路
１５とから構成されている。そして、この切換回路１５
は、テーブル制御装置４からケーブルで導いてきたテー
ブル動作信号で制御されるよう構成されている。

この構成において、テーブル制御装置４からのテーブル
動作信号は第２図に示すように、テーブル２が移動させ
られているときは動作中を示す高い信号レベルとなって
おり、テーブル２が停止しているときはテーブル動作信
号は停止中を示す低い信号レベルとなっている。そして
切換回路１５はこのテーブル動作信号に応じて自動的に
切り換えられ、信号レベルが高いときａ側に、信号レベ
ルが低いときｂ＠に切り換えられる。

したがって、テーブル２が停止中には、前フレームにお
いて画像メモリ１２に蓄えられた各画素の信号が大きな
係数を掛算された後加算回路１１に送られて、現フレー
ムの各画素の信号に加えられ、その加算結果としての信
号が再び画像メモリ１２の対応する各画素に書き込まれ
る。つまりリカーシブフィルタの作用係数が大きくなっ
て残像成分が多くなり、それだけ積分作用によるノイズ
リダクション効果が大きくなり、画質做善効果の著しい
透過像をモニタ装置９で観察することができる。これに
対してテーブル２が動作中には、画像メモリ１２から読
み出された信号には小さな係数が掛算され、この掛算後
の信号が加算回路１１に送られる。そのためこのときに
は、新たに画像メモリ１２に記憶される信号のうち前フ
レームの成分は現フレームの成分に対し相対的に小さな
ものとなり、リカーシブフィルタの作用が小さくなる。

その結果、ノイズリダクション効果は歩なくなるが、残
像が少なくなることにより、残像が少なくなって見易く
なったテーブル動作中の動く透過像をモニタ装置９で観
察することができる。

このように、テーブル２の動作中および停止中に応じて
リカーシブフィルタの作用を自動的に切り換えるように
しているので、通常の停止中の画像の画質は大きなりカ
ーシブフィルタ作用により良好としながら、動作中の画
像の残像を少なくして見易いものとすることができる。

なお、上記ではりカーシブフィルタの作用係数を大小２
つに切り換えるようにしているが、大から小まで連続的
に変化させるよう構成することも可使である。また、そ
の場合、テーブル制御装置４からテーブル２の動くスピ
ードに比例したテーブル動作信号を得、これにより、た
とえばテーブル２のスピードが速いときりカーシブフィ
ルタの作用係数を小さくして残像を少なくし、中程度の
ときは中位の係数とし、遅いときは係数を大きくすると
いうようにスピードに反比例するようにする等、スピー
ドに関連するリカーシブフィルタ作用係数を選択するよ
う構成すればどのような動きの場合でも常に見易い透過
像を表示することができる。

上記ではテーブル制御装置からのテーブル動作信号によ
りリカーシブフィルタの作用係数を変化したが、この構
成以外に外部からの信号によってリカーシブフィルタの
作用係数を変えることができるよう構成することも勿論
可能である。この場合には操作者が任意にリカークズ２
イル２作用係数を指示でき、その操作者の好みの画像を
表示できる利点がある。

（へ）効果 この発明によれば、リカーシブフィルタの作用係数を変
えることができるので、残像効果およびノイズリダクシ
ョン効果を被写体の動・きに応じて変えることができ、
被写体の停止中は残像効果を大きくしてノイズリダクシ
ョン効果を大きくし画質改善し、被写体の動作中は残像
効果を少なくして画像を見易くすることができる。した
がって、テーブルの動作が頻繁に行なわれることを考慮
に入れてリカーシブフィルタの作用係数を大きくできな
いことが理由となって、リカーシブフィルタ回路による
停止中の画質改善効果を生かしきれないということを解
消できる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例のプロ、り図、第２図は第
１図の実施例の動作を示すタイムチャートである。 ｌ・・・被写体　２・・−テーブル ３−・・撮影台　４・・・テーブル制御装置５・・−Ｘ
線管　６・・・Ｘ線制御装置７・・・イメージインテン
シファイアおよび撮像管８・−・ビデオメモリ装置　９
・・・モニタ装置１０・・・リカーシブフィルタ回路 １１・・・加算回路　１２・・・画像メモリ１３．１４
・・・掛算回路　１５・・・切換回路出願人　株式会社
島津製作所 代理人　弁理士　佐原　祐介 洛１目

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）テーブルに乗せられた被写体にＸ＠を照射するＸ
   線照射装置と、この被写体を透過したＸ線による透過像
   をビデオ信号に変換するイメージインテンシファイアお
   よび撮像管と、このビデオ信号が送られて上記のＸ線透
   過像を表示する表示装置とを有するＸ線テレビジョン透
   視装置において、リカーシブフィルタの作用係数を外部
   信号で指示することができるリカーシブフィルタ回路を
   備えるビデオメモリ装置を、上記撮像管と表示装置との
   間に挿入したことを特徴とするＸ線テレビジョン透視装
   置。