JPH063542Y2 - X線テレビジョン装置 - Google Patents
X線テレビジョン装置Info
- Publication number
- JPH063542Y2 JPH063542Y2 JP10131888U JP10131888U JPH063542Y2 JP H063542 Y2 JPH063542 Y2 JP H063542Y2 JP 10131888 U JP10131888 U JP 10131888U JP 10131888 U JP10131888 U JP 10131888U JP H063542 Y2 JPH063542 Y2 JP H063542Y2
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- Japan
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- Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
- Closed-Circuit Television Systems (AREA)
- Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はX線テレビジョン装置、特にX線透視映像系
によって得たX線透視像の映像信号に残像効果を与える
画像処理手段を有するX線テレビジョン装置に関する。
によって得たX線透視像の映像信号に残像効果を与える
画像処理手段を有するX線テレビジョン装置に関する。
〔従来技術〕 X線テレビジョン装置では、被検体に対するX線被曝を
抑える必要からX線量を増大できずその結果得られる透
視画像にノイズが含まれることが避けられない。
抑える必要からX線量を増大できずその結果得られる透
視画像にノイズが含まれることが避けられない。
そこで従来では、映像信号をリカーシブフィルタに通し
て残像効果を与えるという画像処理によるノイズリダク
ションを行なうようにしている。
て残像効果を与えるという画像処理によるノイズリダク
ションを行なうようにしている。
リカーシブフィルタは第2図に示すように、1フレーム
分の画像を蓄えるフレームメモリ(1)を使用し、これに
蓄えた以前のフレームの画像を各画素の値B(t-1)を乗
算器(2)で(1-1/K)倍したものを加算器(3)において、現
時点で得られた画像の各画素I(t)を乗算器(4)で1/K倍
したものに加えて 1/K×I(t)+(1−1/K)B(t−1) の演算(加重平均)を行い、その結果でフレームメモリ
(1)を書き換えることによりリカーシブフィルタが構成
される。
分の画像を蓄えるフレームメモリ(1)を使用し、これに
蓄えた以前のフレームの画像を各画素の値B(t-1)を乗
算器(2)で(1-1/K)倍したものを加算器(3)において、現
時点で得られた画像の各画素I(t)を乗算器(4)で1/K倍
したものに加えて 1/K×I(t)+(1−1/K)B(t−1) の演算(加重平均)を行い、その結果でフレームメモリ
(1)を書き換えることによりリカーシブフィルタが構成
される。
ここでkはリカーシブの次数とも言われ、kの値を小さ
くする程リカーシブフィルタの効果が弱く残像が短かく
なり(k=1なら残像は付加されない)、逆に大きくす
る程リカーシブフィルタの効果が強く残像が長くなりノ
イズリダクション作用が増大する。
くする程リカーシブフィルタの効果が弱く残像が短かく
なり(k=1なら残像は付加されない)、逆に大きくす
る程リカーシブフィルタの効果が強く残像が長くなりノ
イズリダクション作用が増大する。
上記のリカーシブフィルタにおいてkの値を大きくし、
リカーシブフィルタの効果を強くする程ノイズが少なく
なるが、動きのある画像に対しては、残像効果が画像の
ずれ(ボケ)となって現われ、分解能やコントラストを
低下させるので、かえって見ずらくなる。
リカーシブフィルタの効果を強くする程ノイズが少なく
なるが、動きのある画像に対しては、残像効果が画像の
ずれ(ボケ)となって現われ、分解能やコントラストを
低下させるので、かえって見ずらくなる。
一方、被検体の動きは部位により異なるのでその部位の
動きに適切な残像効果が付与されるように残像効果の度
合を設定する必要がある。
動きに適切な残像効果が付与されるように残像効果の度
合を設定する必要がある。
したがってTVモニタに映出された透視像を見ながら、
観察者の好みも加味して、部位に適切な残像を付加する
ようにリカーシブフィルタのkの値を調整している。
観察者の好みも加味して、部位に適切な残像を付加する
ようにリカーシブフィルタのkの値を調整している。
しかしながらkの値を調整し適切な残像効果の度合を設
定したとしても、位置決め等により天板を動かして被検
体とX線管を含む透視映像系を相対移動させると、その
動きに対して残像がつき、分解能やコントラストの低下
を招き、画像が見ずらくなるという問題があった。
定したとしても、位置決め等により天板を動かして被検
体とX線管を含む透視映像系を相対移動させると、その
動きに対して残像がつき、分解能やコントラストの低下
を招き、画像が見ずらくなるという問題があった。
この考案は上記に鑑み、被検体とX線透視映像系の相対
移動時は残像効果を弱めるか、残像を付加しないように
し、静止時には適切な残像効果によるノイズリダクショ
ンが行なえるようにしたX線テレビジョン装置を提供す
ることを目的とする。
移動時は残像効果を弱めるか、残像を付加しないように
し、静止時には適切な残像効果によるノイズリダクショ
ンが行なえるようにしたX線テレビジョン装置を提供す
ることを目的とする。
この考案によるX線テレビジョン装置は、リカーシブフ
ィルタ等の残像効果を与える画像処理機構の残像効果の
度合を被検体とX線透視映像系の相対移動速度に基づい
て変化させるようにしたことを特徴とする。
ィルタ等の残像効果を与える画像処理機構の残像効果の
度合を被検体とX線透視映像系の相対移動速度に基づい
て変化させるようにしたことを特徴とする。
この考案の作用は次の通りである。
被検体とX線透視映像系が相対移動しない静止時は映像
信号は残像効果を与える画像処理機構によりそれ以前の
複数の画像との間での所定の残像効果を得ることがで
き、最適なノイズリダクションを行なうことができる。
信号は残像効果を与える画像処理機構によりそれ以前の
複数の画像との間での所定の残像効果を得ることがで
き、最適なノイズリダクションを行なうことができる。
他方、被検体とX線透視映像系の相対移動時は移動速度
に応じて残像効果の度合を弱めるかまたは残像効果を与
えないようにするので、残像に影響されない透視画像が
得られる。
に応じて残像効果の度合を弱めるかまたは残像効果を与
えないようにするので、残像に影響されない透視画像が
得られる。
以下この考案の一実施例のブロツク図を示す第1図に基
づいて説明する。
づいて説明する。
図において(10)は被検体、(11)は被検体(10)を保持する
天板、(12)は天板(11)を矢印で示すように水平移動する
移動手段、(13)は天板(11)の移動速度を検出する速度検
出手段、(14)はX線透視映像系で、被検体(10)に向けて
X線を曝射するX線管(15)、被検体(10)の透過X線像を
検出するイメージ管(16)、イメージ管(16)の出力像を撮
像し映像信号に変換するテレビカメラ(17)などから構成
されている。
天板、(12)は天板(11)を矢印で示すように水平移動する
移動手段、(13)は天板(11)の移動速度を検出する速度検
出手段、(14)はX線透視映像系で、被検体(10)に向けて
X線を曝射するX線管(15)、被検体(10)の透過X線像を
検出するイメージ管(16)、イメージ管(16)の出力像を撮
像し映像信号に変換するテレビカメラ(17)などから構成
されている。
本実施例では、X線透視映像系(14)を固定し、天板(11)
を水平移動させることによって被検体(10)とX線透視映
像系(14)とを相対移動可能に構成しているが、これは天
板(11)を固定し、X線透視映像系(14)を点線矢印で示す
ように水平移動させるように構成してもよい。
を水平移動させることによって被検体(10)とX線透視映
像系(14)とを相対移動可能に構成しているが、これは天
板(11)を固定し、X線透視映像系(14)を点線矢印で示す
ように水平移動させるように構成してもよい。
(18)はカメラ制御器、(19)はリカーシブフィルタ(20)は
リカーシブフィルタ(19)のkの値の切換え手段で、実施
例ではリカーシブフィルタ(19)に接続するタップ(20′)
と、前記速度検出手段(13)で制御される切換片(20″)と
なりなるロータリスイッチ(S)で構成されている。なお
(21)はTVモニタである。
リカーシブフィルタ(19)のkの値の切換え手段で、実施
例ではリカーシブフィルタ(19)に接続するタップ(20′)
と、前記速度検出手段(13)で制御される切換片(20″)と
なりなるロータリスイッチ(S)で構成されている。なお
(21)はTVモニタである。
次に本実施例の動作を説明する。
天板(11)が静止している状態では、ロータリスイッチ
(S)の切換片(20″)はリカーシブフィルタ(19)に所定の
k値(例えばk=4)を与えるタップ(20′)に接続され
ており、テレビカメラ(17)で変換された映像信号はリカ
ーシブフィルタ(19)による残像効果が強調され、残像効
果によるノイズリダクションが行なわれる。
(S)の切換片(20″)はリカーシブフィルタ(19)に所定の
k値(例えばk=4)を与えるタップ(20′)に接続され
ており、テレビカメラ(17)で変換された映像信号はリカ
ーシブフィルタ(19)による残像効果が強調され、残像効
果によるノイズリダクションが行なわれる。
移動手段(12)が作動し天板(11)が水平方向に移動すると
その移動速度は速度検出手段(13)で検出され、検出速度
に応じてロータリスイッチ(S)の切換片(20″)が移動速
度が速くなる程図中上方のkの値が小さくなるタップ(2
0′)に切換えられる。したがって天板の移動速度が速い
程リカーシブフィルタ(19)による残像効果が抑えられる
ので、天板(11)の移動中であっても分解能やコントラス
トの低下を招くことなく、残像に影響されない透視像が
得られ、位置決めが容易に行なえる。
その移動速度は速度検出手段(13)で検出され、検出速度
に応じてロータリスイッチ(S)の切換片(20″)が移動速
度が速くなる程図中上方のkの値が小さくなるタップ(2
0′)に切換えられる。したがって天板の移動速度が速い
程リカーシブフィルタ(19)による残像効果が抑えられる
ので、天板(11)の移動中であっても分解能やコントラス
トの低下を招くことなく、残像に影響されない透視像が
得られ、位置決めが容易に行なえる。
なお、実施例では天板とX線透視撮影系を水平方向に相
対移動させたが、X線透視撮影系を被検体の体軸のまわ
りに回転または傾斜させる場合にも適用できる。
対移動させたが、X線透視撮影系を被検体の体軸のまわ
りに回転または傾斜させる場合にも適用できる。
また、実施例では残像効果を与える画像処理機構として
リカーシブフィルタを用いたが、例えば数フレームの画
像を積分することにより残像効果を与えるものであって
もよい。この場合は天板の移動速度に応じ、積分するフ
レーム数を変えるようにすればよい。
リカーシブフィルタを用いたが、例えば数フレームの画
像を積分することにより残像効果を与えるものであって
もよい。この場合は天板の移動速度に応じ、積分するフ
レーム数を変えるようにすればよい。
さらに実施例においては、天板の移動速度に応じてリカ
ーシブフィルタの残像効果の度合を規定するkの値を順
次切換えるようにしたが、天板の移動を検出し、天板の
移動中は残像効果を与えないようにするか、あるいは残
像効果を弱くするようにしてもよい。
ーシブフィルタの残像効果の度合を規定するkの値を順
次切換えるようにしたが、天板の移動を検出し、天板の
移動中は残像効果を与えないようにするか、あるいは残
像効果を弱くするようにしてもよい。
さらにまた、実施例ではkの値の切換手段をロータリス
イッチで構成したが、移動速度に関連するkの値を出力
するルック・アップテーブルを設け、速度検出器の出力
でアドレスし、それより読み出されたk値をリカーシブ
フィルタに与えるようにしてもよい。
イッチで構成したが、移動速度に関連するkの値を出力
するルック・アップテーブルを設け、速度検出器の出力
でアドレスし、それより読み出されたk値をリカーシブ
フィルタに与えるようにしてもよい。
〔効果〕 この考案によれば、被検体とX線透視映像系の静止状態
では画像処理機構による残像効果により、部位に最適な
ノイズリダクションを行なうことができ、ノイズの少な
い鮮明なX線透視画像を得ることができ、被検体とX線
透視映像系の移動時には画像処理機構による残像効果が
抑えられるか、残像効果が与えられないので、移動中に
おいても動きに影響されないX線透視画像が得られるの
で、位置決めが容易且つ正確に行なえるので診断能が著
じるしく向上する。
では画像処理機構による残像効果により、部位に最適な
ノイズリダクションを行なうことができ、ノイズの少な
い鮮明なX線透視画像を得ることができ、被検体とX線
透視映像系の移動時には画像処理機構による残像効果が
抑えられるか、残像効果が与えられないので、移動中に
おいても動きに影響されないX線透視画像が得られるの
で、位置決めが容易且つ正確に行なえるので診断能が著
じるしく向上する。
第1図はこの考案の一実施例のブロツク図、第2図はリ
カーシブフィルタの構成を示すブロツク図である。 10:被検体、11:天板、12:移動手段 13:速度検出手段、14:X線透視映像系 (15…X線管、16…イメージ管、17…テレビカメラ) 18:カメラコントローラ 19:リカーシブフィルタ 20:k値切換手段、21:TVモニタ
カーシブフィルタの構成を示すブロツク図である。 10:被検体、11:天板、12:移動手段 13:速度検出手段、14:X線透視映像系 (15…X線管、16…イメージ管、17…テレビカメラ) 18:カメラコントローラ 19:リカーシブフィルタ 20:k値切換手段、21:TVモニタ
Claims (1)
- 【請求項1】X線透視映像系からの映像信号をリカーシ
ブフィルタ等の画像処理手段に導き、残像効果を与える
ようにしたシステムにおいて、 前記X線透視映像系と被検体とを相対移動させる移動手
段と、前記移動手段による移動速度を検出する速度検出
手段と、この速度検出手段からの信号に基づいて前記画
像処理手段の残像効果の度合を変化させる手段とを備え
たことを特徴とするX線テレビジョン装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10131888U JPH063542Y2 (ja) | 1988-07-30 | 1988-07-30 | X線テレビジョン装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10131888U JPH063542Y2 (ja) | 1988-07-30 | 1988-07-30 | X線テレビジョン装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0223514U JPH0223514U (ja) | 1990-02-16 |
JPH063542Y2 true JPH063542Y2 (ja) | 1994-02-02 |
Family
ID=31330200
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10131888U Expired - Lifetime JPH063542Y2 (ja) | 1988-07-30 | 1988-07-30 | X線テレビジョン装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH063542Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002272724A (ja) * | 2001-03-21 | 2002-09-24 | Toshiba Corp | ノイズ低減フィルタ及びx線診断システム |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005176965A (ja) * | 2003-12-17 | 2005-07-07 | Shimadzu Corp | 外科用x線tv装置 |
WO2016098591A1 (ja) * | 2014-12-15 | 2016-06-23 | 株式会社島津製作所 | ヘッドマウントディスプレイ用の動画像処理装置、ヘッドマウントディスプレイ用の動画像処理方法およびヘッドマウントディスプレイシステム |
-
1988
- 1988-07-30 JP JP10131888U patent/JPH063542Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002272724A (ja) * | 2001-03-21 | 2002-09-24 | Toshiba Corp | ノイズ低減フィルタ及びx線診断システム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0223514U (ja) | 1990-02-16 |
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