JPH06121320A - X線テレビジョン装置 - Google Patents

X線テレビジョン装置

Info

Publication number
JPH06121320A
JPH06121320A JP4286800A JP28680092A JPH06121320A JP H06121320 A JPH06121320 A JP H06121320A JP 4286800 A JP4286800 A JP 4286800A JP 28680092 A JP28680092 A JP 28680092A JP H06121320 A JPH06121320 A JP H06121320A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recursive filter
image
ray
fluoroscopy
filter circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4286800A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasumitsu Shimizu
保光 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP4286800A priority Critical patent/JPH06121320A/ja
Publication of JPH06121320A publication Critical patent/JPH06121320A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 X線被曝を増大させることなく、ラストイメ
ージホールド時にはS/N比の良好な滑らかな画像を表
示する。 【構成】 係数kの小さなリカーシブフィルタ回路72
と、係数k’の大きなリカーシブフィルタ回路75とを
透視オン時に並列的に動作させ、透視オン時にはスイッ
チ78で前者の出力を選択し、透視オフ時にはスイッチ
78で後者の出力を選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、医療用X線テレビジ
ョン装置に関し、とくにそのラストイメージホールド機
能の改善に関する。
【0002】
【従来の技術】X線テレビジョン装置は、X線透過像を
イメージインテンシファイアとテレビカメラとを用いて
画像信号に変換し、これをテレビジョンモニター装置に
送って、X線透視像を表示させるものであるが、その表
示画像を見やすいものとするため、画像信号の時間方向
加算によりノイズを減少させるリカーシブフィルタ回路
が備えられている。
【0003】一方、外科などにおけるX線透視では、患
者に対する余分なX線被曝を避けるため等の配慮から、
X線透視を最初から最後まで継続するのではなく、途中
で中断し、そのときにはそれまでの透視画像をホールド
してこれを静止画像として表示するというラストイメー
ジホールドがよく用いられる。従来のラストイメージホ
ールド機能付きのX線テレビジョン装置では、通常の透
視画像をそのまま単にメモリに記憶させて、ラストイメ
ージホールド機能を実現している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ように単に通常の透視画像をそのままメモリに記憶させ
ることによりラストイメージホールド機能を実現するの
では、そのホールド画像にはリカーシブフィルタ回路に
よる残像効果はかかっていないか、あるいは非常に微弱
にしかかかっていない状態で残像が少ない画像となって
いる。そのため、X線透視をオフにしてホールド画像を
表示させたとき、通常の透視画像程度のS/N比の悪い
ざらざらした画像しか表示できないという問題があっ
た。
【0005】また、これを避けるため、ラストイメージ
ホールド時にリカーシブフィルタ回路の係数を変えて大
きな係数とすることも考えられるが、その大きな係数で
リカーシブフィルタ回路をしばらくの間動作させなけれ
ばならないので、その期間、残像効果の大きなホールド
像を得るためだけに透視X線を余分に照射しなければな
らず、患者のX線被曝が増大するという別の問題が生じ
る。
【0006】この発明は上記に鑑み、X線被曝を増大さ
せることなく、ラストイメージホールド時にはS/N比
の良好な滑らかな画像をホールド像として表示すること
ができるように改善した、X線テレビジョン装置を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明によるX線テレビジョン装置では、X線を
被写体に照射するX線照射手段と、被写体を透過したX
線による画像を表す画像信号を得る撮像手段と、上記の
画像信号が入力される、リカーシブフィルタ係数の小さ
な第1のリカーシブフィルタ手段と、該第1のリカーシ
ブフィルタ手段と並列に上記の画像信号が入力されてX
線透視のオン時には上記第1のリカーシブフィルタ手段
とともに動作し、オフ時にはそれまでの画像信号を保持
する、リカーシブフィルタ係数の大きな第2のリカーシ
ブフィルタ手段と、X線透視のオン・オフに応じて切り
換え動作し、オン時には第1のリカーシブフィルタ手段
の出力を選択し、オフ時には第2のリカーシブフィルタ
手段の出力を選択する切り換え手段と、切り換えられた
信号が送られる画像表示手段とを有することが特徴とな
っている。
【0008】
【作用】リカーシブフィルタ手段は2系統設けられてお
り、その両方に並列的にX線画像信号が入力されて動作
している。その一方はリカーシブフィルタ係数が小さい
が、その出力がX線透視オン時に選択されて表示され
る。そのため、透視オン時には被写体の動きがあっても
画像がぼけない。他方のリカーシブフィルタ手段は大き
なリカーシブフィルタ係数を有し、その出力は透視オン
時には選択されないが、透視オフ時にそれまでの画像信
号を保持し、その画像信号が選択され、表示されること
になる。そのため、ラストイメージホールド像は、大き
な残像効果を受けたものとなり、S/N比の良好な滑ら
かな画像を表示することができる。この2系統のリカー
シブフィルタ手段を透視オン時に並列的に動作させてい
るため、余分なX線被曝は不要となる。
【0009】
【実施例】以下、この発明の好ましい一実施例について
図面を参照しながら詳細に説明する。図1において、X
線管1から被写体2に向けてX線の照射が行なわれ、被
写体2を透過したX線はイメージインテンシファイア3
に入射する。このイメージインテンシファイア3におい
て、X線像が増倍させられながら可視光の画像に変換さ
れて出力される。この可視像は光学系4を経てテレビカ
メラ5に入射し、カメラコントロールユニット6を経て
ビデオ信号が得られる。このビデオ信号は画像処理装置
7を経てテレビジョンモニター装置8に送られ、このテ
レビジョンモニター装置8の画面にX線透過像が表示さ
れる。
【0010】画像処理装置7は、A/D変換器71と、
2つのリカーシブフィルタ回路72、75と、スイッチ
(切り換え回路)78と、D/A変換器79とにより構
成される。リカーシブフィルタ回路72は加算器73と
フレームメモリ74とにより構成され、リカーシブフィ
ルタ回路75は加算器76とフレームメモリ77とによ
り構成されている。スイッチ78は加算器73の出力
と、フレームメモリ77の出力とを、外部からのフリー
ズ信号に応じて切り換えるものである。
【0011】カメラコントロールユニット6からのビデ
オ信号が画像処理装置7に1画面ずつ(1フレームず
つ)送られてくると、まずA/D変換器71でデジタル
信号に変換された後、2つのリカーシブフィルタ回路7
2、75に送られる。リカーシブフィルタ回路72で
は、加算器73により、A/D変換器71からの1フレ
ームのデジタル画像信号と、フレームメモリ74に格納
されていた1フレームのデジタル画像信号とを、前者に
(1/k)の係数を、後者に1−(1/k)の係数を乗
じた上で加算する。この加算器73から出力される、加
算後の1フレームのデジタル画像信号はフレームメモリ
74に格納される。リカーシブフィルタ回路75につい
ても同様で、加算器76により、A/D変換器71から
の1フレームのデジタル画像信号と、フレームメモリ7
7に格納されていた1フレームのデジタル画像信号と
を、前者に(1/k’)の係数を、後者に1−(1/
k’)の係数を乗じた上で加算し、その加算後の1フレ
ームのデジタル画像信号をフレームメモリ77に格納す
る。
【0012】A/D変換器71からデジタル画像信号が
順次1フレームずつ出力されるとき、フレームメモリ7
4、77にはその1フレーム前に加算器73、76から
出力された1フレームのデジタル画像信号が格納されて
いるので、これと今回の1フレームのデジタル画像信号
とが上記の係数に応じて加算され、ふたたびフレームメ
モリ74、77に格納される。これがフレームごとに繰
り返されるので、フレームメモリ74、77には直前の
過去の数フレームの画像成分が含まれた1フレームのデ
ジタル画像信号が格納されることとなり、残像効果が付
与されることになる。
【0013】このリカーシブフィルタ係数k、k’を大
きくすれば、過去の画像が含まれる度合いが大きくなっ
て残像効果が大きくなり、係数k,k’を小さくすれば
過去の画像が含まれる度合いが小さくなって残像効果が
少なくなる。残像効果を大きくしたときはノイズ除去効
果は大きくなるが、画像に動きがある場合、その画像の
動きに影響されてぼけが生じる。
【0014】この実施例では、リカーシブフィルタ回路
72の係数kは比較的小さく設定され、このリカーシブ
フィルタ回路72が通常透視時に用いられるようにして
いる。また、リカーシブフィルタ回路75の係数k’は
比較的大きくされ、この。リカーシブフィルタ回路75
がラストイメージホールド時に用いられるようにしてい
る。
【0015】通常透視時には、図2に示すようにスイッ
チ78はa側に切り換えられており、通常透視用のリカ
ーシブフィルタ回路72から出力される、残像効果の付
与されたデジタル画像信号がD/A変換器79でアナロ
グ信号に戻され、テレビジョンモニター装置8に送られ
て表示される。このとき、リカーシブフィルタ回路72
の係数kは上記のように比較的小さく設定されているた
め、被写体2の動き等によるぼけが避けられ、良好な画
像を表示することができる。透視は、通常、循環器検査
などにおいて胃などに関してバリウム(造影剤)の充満
状態等を追跡・確認するために行うので、バリウムに動
きがあるため、リカーシブフィルタ係数kを大きくして
残像効果を大きくするとぼけが生じてかえって見づらく
なってしまうという不都合を避けることができる。
【0016】また、このとき、リカーシブフィルタ回路
75も動作を行っており、係数k’が大きいため残像効
果の大きな(つまりS/N比の良好な)画像がフレーム
メモリ77に蓄積されている。このデジタル画像信号
は、スイッチ78がa側に切り換えられているため、D
/A変換器79、テレビジョンモニター装置8に送られ
ることはない。
【0017】透視をオフすると、いわゆるラストイメー
ジホールドのため、フリーズ信号が図2のように発生す
る。このフリーズ信号はフレームメモリ77に送られて
以後フレームメモリ77の書き換えが禁止され、そのと
きのデジタル画像信号が保持される。そして、フリーズ
信号によりスイッチ78がb側に切り換えられて、フレ
ームメモリ77から出力されるデジタル画像信号がD/
A変換器79、テレビジョンモニター装置8に送られ
る。透視のオフ時はX線管1からのX線曝射は遮断され
るため、その直前のX線画像がフレームメモリ77に保
持されることになるが、その保持される画像は大きな係
数k’のリカーシブフィルタ回路75によって大きな残
像が付与されたものであるから、S/N比の良好な滑ら
かなものとなっている。この残像が大きくS/N比の良
好なデジタル画像信号が、D/A変換器79でアナログ
信号に戻され、テレビジョンモニター装置8に送られ
て、良好な静止画が表示されることになる。
【0018】ふたたび透視をオンにすると、X線曝射が
開始され、スイッチ78はリカーシブフィルタ回路72
側へと切り換えられて、係数kの小さなリカーシブフィ
ルタ回路72の、残像効果が抑制され、被写体2の動き
等によるぼけが避けられた、良好なデジタル画像信号が
D/A変換器79でアナログ信号に戻され、テレビジョ
ンモニター装置8に送られて表示される。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のX線テ
レビジョン装置によれば、透視オフ時に、その直前にホ
ールドしたS/N比の良い滑らかなX線透視像を静止画
像として表示できる。しかも、ラストイメージホールド
用のリカーシブフィルタ回路は、通常透視用のリカーシ
ブフィルタ回路と並行して常に動作させておくことによ
り、透視オフと同時にただちにS/N比の良好なホール
ド像が得られ、余分なX線曝射は不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例のブロック図。
【図2】同実施例の動作説明のためのタイムチャート。
【符号の説明】
1 X線管 2 被写体 3 イメージインテンシファイア 4 光学系 5 テレビカメラ 6 カメラコントロールユニット 7 画像処理装置 71 A/D変換器 72、75 リカーシブフィルタ回路 73、76 加算器 74、77 フレームメモリ 78 スイッチ 79 D/A変換器 8 テレビジョンモニター装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X線を被写体に照射するX線照射手段
    と、被写体を透過したX線による画像を表す画像信号を
    得る撮像手段と、上記の画像信号が入力される、リカー
    シブフィルタ係数の小さな第1のリカーシブフィルタ手
    段と、該第1のリカーシブフィルタ手段と並列に上記の
    画像信号が入力されてX線透視のオン時には上記第1の
    リカーシブフィルタ手段とともに動作し、オフ時にはそ
    れまでの画像信号を保持する、リカーシブフィルタ係数
    の大きな第2のリカーシブフィルタ手段と、X線透視の
    オン・オフに応じて切り換え動作し、オン時には第1の
    リカーシブフィルタ手段の出力を選択し、オフ時には第
    2のリカーシブフィルタ手段の出力を選択する切り換え
    手段と、切り換えられた信号が送られる画像表示手段と
    を有することを特徴とするX線テレビジョン装置。
JP4286800A 1992-09-30 1992-09-30 X線テレビジョン装置 Pending JPH06121320A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4286800A JPH06121320A (ja) 1992-09-30 1992-09-30 X線テレビジョン装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4286800A JPH06121320A (ja) 1992-09-30 1992-09-30 X線テレビジョン装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06121320A true JPH06121320A (ja) 1994-04-28

Family

ID=17709214

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4286800A Pending JPH06121320A (ja) 1992-09-30 1992-09-30 X線テレビジョン装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06121320A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH02164184A (ja) X線診断装置
US6330302B1 (en) Method of and device for forming an image of an object from plurality of images
JP2871037B2 (ja) デジタルx線撮影装置
JP3435192B2 (ja) X線診断装置
JP2829056B2 (ja) 画像表示装置
JPH06121320A (ja) X線テレビジョン装置
JPH0654257A (ja) ディジタル・サブトラクション・アンジアグラフィ装置
JPH10118055A (ja) X線診断装置
JP3109105B2 (ja) デジタルアンギオグラフィ装置
JPH03277348A (ja) X線透視撮影装置
JPH05207997A (ja) X線透視撮影装置
EP0102592B1 (en) X-ray image producing system
JPH063542Y2 (ja) X線テレビジョン装置
JPH0223117B2 (ja)
JP3189385B2 (ja) X線透視撮影装置
JP2570081B2 (ja) X線撮像装置
JP2002237996A (ja) 医療用x線透視撮影装置
JP3221078B2 (ja) X線テレビジョン装置
JP3028626B2 (ja) X線透視画像処理装置
JP3432254B2 (ja) X線診断装置
JP3326885B2 (ja) X線テレビジョン装置
JPH0371778A (ja) X線診断装置
JPH0715652A (ja) X線tv装置
JPS6017900A (ja) X線テレビジヨン装置
JPH09173328A (ja) X線診断装置