JPH0715652A - Ｘ線ｔｖ装置 - Google Patents
Ｘ線ｔｖ装置Info
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- JPH0715652A JPH0715652A JP5147807A JP14780793A JPH0715652A JP H0715652 A JPH0715652 A JP H0715652A JP 5147807 A JP5147807 A JP 5147807A JP 14780793 A JP14780793 A JP 14780793A JP H0715652 A JPH0715652 A JP H0715652A
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- field
- ray
- signal
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- Radiography Using Non-Light Waves (AREA)
- Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
- Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
- Closed-Circuit Television Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】フィールド蓄積型インターレース走査を行うＣ
ＣＤを用いてフリッカがなくかつ解像度が高い画像をモ
ニターに表示可能なＸ線ＴＶ装置を提供する。 【構成】本発明のＸ線ＴＶ装置に備えた撮像部５は、フ
ィールド蓄積型インターレース走査を行うＣＣＤ１０と
それを制御するＣＣＵ１１とを備える。Ｘ線制御器２
は、電荷リセット信号およびフィールドシフト禁止信号
をＣＣＵ１１に送る一方、Ｘ線曝射時間が半分になった
とき、フィールドシフト信号をＣＣＵ１１に送る。ＣＣ
Ｕ１１は、電荷リセット信号に応答して電荷をリセット
し、フィールドシフト禁止信号に応答して第１のフィー
ルドに電荷の蓄積を行う一方、フィールドシフト信号に
応答して第２のフィールドにシフトさせる。ＣＣＵ１１
は、フィールドシフト信号に応答して奇数フィールドの
読出しを開始し、偶数フィールドに蓄積された電荷の読
出しを画像処理部６の同期信号に同期させる。
ＣＤを用いてフリッカがなくかつ解像度が高い画像をモ
ニターに表示可能なＸ線ＴＶ装置を提供する。 【構成】本発明のＸ線ＴＶ装置に備えた撮像部５は、フ
ィールド蓄積型インターレース走査を行うＣＣＤ１０と
それを制御するＣＣＵ１１とを備える。Ｘ線制御器２
は、電荷リセット信号およびフィールドシフト禁止信号
をＣＣＵ１１に送る一方、Ｘ線曝射時間が半分になった
とき、フィールドシフト信号をＣＣＵ１１に送る。ＣＣ
Ｕ１１は、電荷リセット信号に応答して電荷をリセット
し、フィールドシフト禁止信号に応答して第１のフィー
ルドに電荷の蓄積を行う一方、フィールドシフト信号に
応答して第２のフィールドにシフトさせる。ＣＣＵ１１
は、フィールドシフト信号に応答して奇数フィールドの
読出しを開始し、偶数フィールドに蓄積された電荷の読
出しを画像処理部６の同期信号に同期させる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、Ｘ線ＴＶ装置に係り、
特に、フィールド蓄積型インターレース走査を行うＣＣ
Ｄを備えたＸ線ＴＶ装置に関する。
特に、フィールド蓄積型インターレース走査を行うＣＣ
Ｄを備えたＸ線ＴＶ装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】Ｘ線ＴＶ装置は、被検体を透過したＸ線
をイメージインテンシファイアで光信号に変換し、これ
をさらにＴＶカメラで映像信号に変換した後モニターに
表示することにより、被検体のＸ線像をモニター上で観
察可能になっている。
をイメージインテンシファイアで光信号に変換し、これ
をさらにＴＶカメラで映像信号に変換した後モニターに
表示することにより、被検体のＸ線像をモニター上で観
察可能になっている。
【０００３】かかる構成においては、まず、低線量のＸ
線で透視像をモニター上に表示し、所望の診断領域がＸ
線撮影範囲になるようにＸ線管、イメージインテンシフ
ァイア、寝台等を位置決めする。
線で透視像をモニター上に表示し、所望の診断領域がＸ
線撮影範囲になるようにＸ線管、イメージインテンシフ
ァイア、寝台等を位置決めする。
【０００４】次いで、位置決め終了後、Ｘ線曝射スイッ
チを操作し、Ｘ線撮影用の強度を持つＸ線でＸ線撮影を
行い、Ｘ線フィルム上にＸ線像を作成する。
チを操作し、Ｘ線撮影用の強度を持つＸ線でＸ線撮影を
行い、Ｘ線フィルム上にＸ線像を作成する。
【０００５】最近では、Ｘ線フィルムに撮影すると同時
にあるいはＸ線フィルムに代わってＴＶカメラでも１シ
ョット撮影が可能なＸ線ＴＶ装置が開発されており、特
に、フィールド蓄積型インターレース走査を行うＣＣＤ
をＴＶカメラに備えたタイプのＸ線ＴＶ装置がある。
にあるいはＸ線フィルムに代わってＴＶカメラでも１シ
ョット撮影が可能なＸ線ＴＶ装置が開発されており、特
に、フィールド蓄積型インターレース走査を行うＣＣＤ
をＴＶカメラに備えたタイプのＸ線ＴＶ装置がある。
【０００６】フィールド蓄積型インターレース走査を行
うＣＣＤは、奇数フィールドおよび偶数フィールドに相
当する画素に蓄積された電荷を交互に読出すとともに、
読出しの際は、画素に蓄積された電荷を１フィールドご
とにすべて読み出すようになっており、ＴＶ用としては
一般的なものである。
うＣＣＤは、奇数フィールドおよび偶数フィールドに相
当する画素に蓄積された電荷を交互に読出すとともに、
読出しの際は、画素に蓄積された電荷を１フィールドご
とにすべて読み出すようになっており、ＴＶ用としては
一般的なものである。
【０００７】このようなＣＣＤを用いる際、Ｘ線パルス
の曝射時間が一方のフィールド期間だけに含まれるよう
なタイミングでＸ線曝射を行うと、次のフィールドを読
み出す際に電荷がなくなっているため、結果として解像
度が低下する。
の曝射時間が一方のフィールド期間だけに含まれるよう
なタイミングでＸ線曝射を行うと、次のフィールドを読
み出す際に電荷がなくなっているため、結果として解像
度が低下する。
【０００８】このため、Ｘ線パルスの曝射時間が奇数フ
ィールド期間および偶数フィールド期間の両方にまたが
るようにするのが望ましい。
ィールド期間および偶数フィールド期間の両方にまたが
るようにするのが望ましい。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ＣＣＤ
のフィールドシフトのタイミングは、通常、プロセッサ
ーに同期しており、一方、Ｘ線曝射のタイミングは、Ｘ
線技師等が透視画面を見ながら任意に設定する。
のフィールドシフトのタイミングは、通常、プロセッサ
ーに同期しており、一方、Ｘ線曝射のタイミングは、Ｘ
線技師等が透視画面を見ながら任意に設定する。
【００１０】そのため、Ｘ線パルスの曝射時間は、必ず
しも奇数フィールド期間および偶数フィールド期間の両
方に均等にまたがるようにはならない。
しも奇数フィールド期間および偶数フィールド期間の両
方に均等にまたがるようにはならない。
【００１１】そのため、奇数フィールドと偶数フィール
ドとで光量が異なってしまい、画像の解像度の低下やフ
リッカを招いてしまう。
ドとで光量が異なってしまい、画像の解像度の低下やフ
リッカを招いてしまう。
【００１２】本発明は、上述した事情を考慮してなされ
たもので、フィールド蓄積型インターレース走査を行う
ＣＣＤを用いてフリッカがなくかつ解像度が高い画像を
モニターに表示することができるＸ線ＴＶ装置を提供す
ることを目的とする。
たもので、フィールド蓄積型インターレース走査を行う
ＣＣＤを用いてフリッカがなくかつ解像度が高い画像を
モニターに表示することができるＸ線ＴＶ装置を提供す
ることを目的とする。
【００１３】なお、類似の技術が特開平２−１５２３６
８号公報に開示されている。
８号公報に開示されている。
【００１４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のＸ線ＴＶ装置は請求項１に記載したよう
に、Ｘ線照射手段と、前記Ｘ線照射手段を制御するＸ線
制御手段と、前記Ｘ線照射手段から照射され被検体を透
過したＸ線を光信号に変換する変換手段と、前記変換手
段で変換された光信号を映像信号に変換する撮像手段
と、前記撮像手段で変換された映像信号を画像処理する
画像処理手段と、前記画像処理手段で処理された画像デ
ータを表示する表示手段とを備え、前記撮像手段は、第
１のフィールドおよび第２のフィールドを交互に読み出
すフィールド蓄積型インターレース走査を行うＣＣＤを
内蔵したＸ線ＴＶ装置において、前記Ｘ線制御手段は、
Ｘ線曝射時間がほぼ２分の１だけ経過したとき、フィー
ルドシフト信号を前記撮像手段に送り、前記撮像手段
は、前記フィールドシフト信号に応答して電荷蓄積の対
象となるフィールドを第１のフィールドから第２のフィ
ールドにシフトさせるようにしたものである。
め、本発明のＸ線ＴＶ装置は請求項１に記載したよう
に、Ｘ線照射手段と、前記Ｘ線照射手段を制御するＸ線
制御手段と、前記Ｘ線照射手段から照射され被検体を透
過したＸ線を光信号に変換する変換手段と、前記変換手
段で変換された光信号を映像信号に変換する撮像手段
と、前記撮像手段で変換された映像信号を画像処理する
画像処理手段と、前記画像処理手段で処理された画像デ
ータを表示する表示手段とを備え、前記撮像手段は、第
１のフィールドおよび第２のフィールドを交互に読み出
すフィールド蓄積型インターレース走査を行うＣＣＤを
内蔵したＸ線ＴＶ装置において、前記Ｘ線制御手段は、
Ｘ線曝射時間がほぼ２分の１だけ経過したとき、フィー
ルドシフト信号を前記撮像手段に送り、前記撮像手段
は、前記フィールドシフト信号に応答して電荷蓄積の対
象となるフィールドを第１のフィールドから第２のフィ
ールドにシフトさせるようにしたものである。
【００１５】また、本発明のＸ線ＴＶ装置は、前記撮像
手段を、前記フィールドシフト信号に応答して第１のフ
ィールドに蓄積された電荷の読出しを開始する一方、第
２のフィールドに蓄積された電荷の読出しを前記画像処
理手段の同期信号に同期させて開始するように構成した
ものである。
手段を、前記フィールドシフト信号に応答して第１のフ
ィールドに蓄積された電荷の読出しを開始する一方、第
２のフィールドに蓄積された電荷の読出しを前記画像処
理手段の同期信号に同期させて開始するように構成した
ものである。
【００１６】また、本発明のＸ線ＴＶ装置は、前記撮像
手段を、フィールドシフト信号に応答して第１のフィー
ルドに蓄積された電荷の読出しを行った後、引き続いて
第２のフィールドに蓄積された電荷の読出しを行い、第
１および第２のフィールドから読み出したデータを前記
画像処理手段の同期信号に同期させて前記画像処理手段
に転送するように構成したものである。
手段を、フィールドシフト信号に応答して第１のフィー
ルドに蓄積された電荷の読出しを行った後、引き続いて
第２のフィールドに蓄積された電荷の読出しを行い、第
１および第２のフィールドから読み出したデータを前記
画像処理手段の同期信号に同期させて前記画像処理手段
に転送するように構成したものである。
【００１７】
【作用】本発明のＸ線ＴＶ装置においては、まず、低線
量のＸ線で透視像を表示手段上に表示し、所望の診断領
域がＸ線撮影範囲になるようにＸ線照射手段、変換手段
等を位置決めする。
量のＸ線で透視像を表示手段上に表示し、所望の診断領
域がＸ線撮影範囲になるようにＸ線照射手段、変換手段
等を位置決めする。
【００１８】位置決め終了後、例えばＸ線曝射スイッチ
を操作することにより、Ｘ線撮影要求信号をＸ線制御手
段に送る。
を操作することにより、Ｘ線撮影要求信号をＸ線制御手
段に送る。
【００１９】Ｘ線曝射時間がほぼ２分の１だけ経過した
とき、Ｘ線制御手段は、フィールドシフト信号を撮像手
段に送る。
とき、Ｘ線制御手段は、フィールドシフト信号を撮像手
段に送る。
【００２０】撮像手段は、フィールドシフト信号に応答
して電荷蓄積の対象となるフィールドを第１のフィール
ドから第２のフィールド例えば偶数フィールドにシフト
させ、第２のフィールドに電荷の蓄積を行う。
して電荷蓄積の対象となるフィールドを第１のフィール
ドから第２のフィールド例えば偶数フィールドにシフト
させ、第２のフィールドに電荷の蓄積を行う。
【００２１】また、本発明のＸ線ＴＶ装置においては、
撮像手段は、フィールドシフト信号に応答して第１のフ
ィールドに蓄積された電荷の読出しを開始する。
撮像手段は、フィールドシフト信号に応答して第１のフ
ィールドに蓄積された電荷の読出しを開始する。
【００２２】また、第２のフィールドに蓄積された電荷
の読出し開始は、画像処理手段の同期信号に同期させて
行う。
の読出し開始は、画像処理手段の同期信号に同期させて
行う。
【００２３】また、本発明のＸ線ＴＶ装置においては、
撮像手段は、フィールドシフト信号に応答して第１のフ
ィールドに蓄積された電荷の読出しを行った後、引き続
いて第２のフィールドに蓄積された電荷の読出しを行
い、第１および第２のフィールドから読み出したデータ
を前記画像処理手段の同期信号に同期させて前記画像処
理手段に転送する。
撮像手段は、フィールドシフト信号に応答して第１のフ
ィールドに蓄積された電荷の読出しを行った後、引き続
いて第２のフィールドに蓄積された電荷の読出しを行
い、第１および第２のフィールドから読み出したデータ
を前記画像処理手段の同期信号に同期させて前記画像処
理手段に転送する。
【００２４】
【実施例】以下、本発明のＸ線ＴＶ装置の実施例につい
て、添付図面を参照して説明する。
て、添付図面を参照して説明する。
【００２５】図１は、本実施例のＸ線ＴＶ装置をブロッ
ク図で示したものである。
ク図で示したものである。
【００２６】同図でわかるように、本実施例のＸ線ＴＶ
装置は、Ｘ線照射手段としてのＸ線管１と、Ｘ線管１を
制御するＸ線制御手段としてのＸ線制御器２と、Ｘ線管
１から照射され被検体３を透過したＸ線を光信号に変換
する変換手段としてのイメージインテンシファイア４
と、イメージインテンシファイア４で変換された光信号
を映像信号に変換する撮像部５と、撮像部５で変換され
た映像信号を画像処理する画像処理手段としての画像処
理部６と、画像処理部６で処理された画像データを表示
する表示手段としてのモニター７とを備える。
装置は、Ｘ線照射手段としてのＸ線管１と、Ｘ線管１を
制御するＸ線制御手段としてのＸ線制御器２と、Ｘ線管
１から照射され被検体３を透過したＸ線を光信号に変換
する変換手段としてのイメージインテンシファイア４
と、イメージインテンシファイア４で変換された光信号
を映像信号に変換する撮像部５と、撮像部５で変換され
た映像信号を画像処理する画像処理手段としての画像処
理部６と、画像処理部６で処理された画像データを表示
する表示手段としてのモニター７とを備える。
【００２７】Ｘ線制御器２には、透視操作を行う透視ボ
タン８、Ｘ線撮影操作を行う撮影ボタン９をそれぞれ接
続してある。
タン８、Ｘ線撮影操作を行う撮影ボタン９をそれぞれ接
続してある。
【００２８】イメージインテンシファイア４と撮像部５
との間には、光学系１３とともにミラー１４を配置して
あり、イメージインテンシファイア４からの光を光電子
増倍管（ＰＭＴ）１５に供給するようになっている。
との間には、光学系１３とともにミラー１４を配置して
あり、イメージインテンシファイア４からの光を光電子
増倍管（ＰＭＴ）１５に供給するようになっている。
【００２９】一方、Ｘ線制御器２にはフォトタイマー１
２を内蔵してあり、光電子増倍管１５が検出したイメー
ジインテンシファイア４からの光信号を積分し、光量の
累積値として出力するようになっている。
２を内蔵してあり、光電子増倍管１５が検出したイメー
ジインテンシファイア４からの光信号を積分し、光量の
累積値として出力するようになっている。
【００３０】撮像部５は、フィールド蓄積型インターレ
ース走査を行うＣＣＤ１０と、ＣＣＤ１０を制御するＣ
ＣＵ（Camera Control Unit ）１１とを備える。
ース走査を行うＣＣＤ１０と、ＣＣＤ１０を制御するＣ
ＣＵ（Camera Control Unit ）１１とを備える。
【００３１】図２は、ＣＣＵ１１を詳細ブロック図で示
したものである。
したものである。
【００３２】同図でわかるように、ＣＣＵ１１は、ＣＣ
Ｄ１０を制御してＣＣＤ１０の奇数フィールドおよび偶
数フィールドの画素に蓄積された電荷を１フィールドご
とに交互に読み出し可能な制御部２４と、ＣＣＤ１０か
ら読み出された両フィールドの信号をデジタルデータに
変換するＡ／Ｄコンバーター２１と、透視時と撮影時と
の切り換えを行うスイッチ２２ａおよび２２ｂと、２フ
ィールド分、すなわち１フレームに相当する画像データ
を格納するフレームメモリー２３とを備える。
Ｄ１０を制御してＣＣＤ１０の奇数フィールドおよび偶
数フィールドの画素に蓄積された電荷を１フィールドご
とに交互に読み出し可能な制御部２４と、ＣＣＤ１０か
ら読み出された両フィールドの信号をデジタルデータに
変換するＡ／Ｄコンバーター２１と、透視時と撮影時と
の切り換えを行うスイッチ２２ａおよび２２ｂと、２フ
ィールド分、すなわち１フレームに相当する画像データ
を格納するフレームメモリー２３とを備える。
【００３３】再び、図１を参照して、Ｘ線制御器２は、
撮影ボタン９を押すことによって発生するＸ線撮影要求
信号に応答して電荷リセット信号およびフィールドシフ
ト禁止信号をＣＣＵ１１に送る一方、Ｘ線曝射時間がほ
ぼ２分の１だけ経過したとき、フィールドシフト信号を
ＣＣＵ１１に送るようになっている。
撮影ボタン９を押すことによって発生するＸ線撮影要求
信号に応答して電荷リセット信号およびフィールドシフ
ト禁止信号をＣＣＵ１１に送る一方、Ｘ線曝射時間がほ
ぼ２分の１だけ経過したとき、フィールドシフト信号を
ＣＣＵ１１に送るようになっている。
【００３４】ＣＣＵ１１は、電荷リセット信号に応答し
てＣＣＤ１０に蓄積された電荷をリセットし、続いてフ
ィールドシフト禁止信号に応答して第１のフィールド例
えば奇数フィールドに電荷の蓄積を行う一方、フィール
ドシフト信号に応答して電荷蓄積の対象となるフィール
ドを第１のフィールドから第２のフィールド例えば偶数
フィールドにシフトさせるようになっている。
てＣＣＤ１０に蓄積された電荷をリセットし、続いてフ
ィールドシフト禁止信号に応答して第１のフィールド例
えば奇数フィールドに電荷の蓄積を行う一方、フィール
ドシフト信号に応答して電荷蓄積の対象となるフィール
ドを第１のフィールドから第２のフィールド例えば偶数
フィールドにシフトさせるようになっている。
【００３５】また、ＣＣＵ１１は、フィールドシフト信
号に応答してＣＣＤ１０の奇数フィールドに蓄積された
電荷の読出しを開始する一方、偶数フィールドに蓄積さ
れた電荷の読出しを画像処理部６の同期信号に同期させ
て開始可能になっている。
号に応答してＣＣＤ１０の奇数フィールドに蓄積された
電荷の読出しを開始する一方、偶数フィールドに蓄積さ
れた電荷の読出しを画像処理部６の同期信号に同期させ
て開始可能になっている。
【００３６】図３は、本実施例のＸ線ＴＶ装置を用いて
１ショット撮影を行う際のタイムチャートを示したもの
である。同図において、“画像処理部ＶＤ”は画像処理
部６の同期信号、“ＣＣＤ ＶＤ”は、ＣＣＤ１０の同
期信号を示す。
１ショット撮影を行う際のタイムチャートを示したもの
である。同図において、“画像処理部ＶＤ”は画像処理
部６の同期信号、“ＣＣＤ ＶＤ”は、ＣＣＤ１０の同
期信号を示す。
【００３７】本実施例のＸ線ＴＶ装置においては、ま
ず、低線量の透視Ｘ線３４を被検者に照射し、得られた
透視像をモニター７上に表示する。
ず、低線量の透視Ｘ線３４を被検者に照射し、得られた
透視像をモニター７上に表示する。
【００３８】オペレーターは、モニター７に表示された
透視像を見ながら、所望の診断領域がＸ線撮影範囲にな
るようにＸ線管１、イメージインテンシファイア４等を
位置決めする。
透視像を見ながら、所望の診断領域がＸ線撮影範囲にな
るようにＸ線管１、イメージインテンシファイア４等を
位置決めする。
【００３９】位置決め終了後、撮影ボタン９を操作して
撮影状態３３にし、Ｘ線撮影要求信号を発生させる。な
お、この時点では、ＣＣＤ１０は、画像処理部６と同期
しているが、Ｘ線曝射タイミングとは非同期である。
撮影状態３３にし、Ｘ線撮影要求信号を発生させる。な
お、この時点では、ＣＣＤ１０は、画像処理部６と同期
しているが、Ｘ線曝射タイミングとは非同期である。
【００４０】Ｘ線制御器２は、Ｘ線撮影要求信号に応答
して電荷リセット信号３７およびフィールドシフト禁止
信号３８をＣＣＵ１１に送る。
して電荷リセット信号３７およびフィールドシフト禁止
信号３８をＣＣＵ１１に送る。
【００４１】ＣＣＵ１１は、電荷リセット信号３７に応
答してＣＣＤ１０に蓄積された電荷をリセットする。リ
セット操作は、高速電荷掃き出し機能を備えたＣＣＤで
あればその機能を利用して行ってもよいし、１フレーム
空送りして行ってもよい。
答してＣＣＤ１０に蓄積された電荷をリセットする。リ
セット操作は、高速電荷掃き出し機能を備えたＣＣＤで
あればその機能を利用して行ってもよいし、１フレーム
空送りして行ってもよい。
【００４２】ＣＣＵ１１は、引き続いてフィールドシフ
ト禁止信号３８に応答して奇数フィールドの電荷蓄積を
開始し、後述するフィールドシフト信号がくるまでＣＣ
Ｄ１０のフィールドシフトを禁止する。
ト禁止信号３８に応答して奇数フィールドの電荷蓄積を
開始し、後述するフィールドシフト信号がくるまでＣＣ
Ｄ１０のフィールドシフトを禁止する。
【００４３】Ｘ線曝射が開始された後、Ｘ線曝射時間が
ほぼ２分の１だけ経過したとき、すなわち撮影用Ｘ線の
パルス幅３５ａが撮影用Ｘ線のパルス幅３５ｂと等しく
なったとき、Ｘ線制御器２は、フィールドシフト信号３
６をＣＣＵ１１に送る。
ほぼ２分の１だけ経過したとき、すなわち撮影用Ｘ線の
パルス幅３５ａが撮影用Ｘ線のパルス幅３５ｂと等しく
なったとき、Ｘ線制御器２は、フィールドシフト信号３
６をＣＣＵ１１に送る。
【００４４】Ｘ線曝射時間がほぼ２分の１だけ経過した
かどうかは、光電子増倍管１５およびフォトタイマー１
２によって知ることができる。
かどうかは、光電子増倍管１５およびフォトタイマー１
２によって知ることができる。
【００４５】図４は、光電子増倍管１５の出力強度、そ
の出力の積分値であるフォトタイマー１２の波形および
フィールドシフト信号３６のタイミングを示したタイム
チャートである。
の出力の積分値であるフォトタイマー１２の波形および
フィールドシフト信号３６のタイミングを示したタイム
チャートである。
【００４６】同図でわかるように、フォトタイマーの出
力値が所定の目標値の半分になったときにフィールドシ
フト信号３６を発生させればよい。
力値が所定の目標値の半分になったときにフィールドシ
フト信号３６を発生させればよい。
【００４７】再び図３を参照して、ＣＣＵ１１は、フィ
ールドシフト信号３６に応答して電荷蓄積の対象となる
フィールドを奇数フィールドから偶数フィールドにシフ
トさせ、偶数フィールドに電荷の蓄積を行う。この時点
で、ＣＣＤ１０は、Ｘ線曝射タイミングと同期し、画像
処理部６と非同期となる。
ールドシフト信号３６に応答して電荷蓄積の対象となる
フィールドを奇数フィールドから偶数フィールドにシフ
トさせ、偶数フィールドに電荷の蓄積を行う。この時点
で、ＣＣＤ１０は、Ｘ線曝射タイミングと同期し、画像
処理部６と非同期となる。
【００４８】また、ＣＣＵ１１は、フィールドシフト信
号３６に応答してＣＣＤの同期信号３９を発生させ、奇
数フィールドに蓄積された電荷の読出しを開始する。
号３６に応答してＣＣＤの同期信号３９を発生させ、奇
数フィールドに蓄積された電荷の読出しを開始する。
【００４９】次いで、読み出した電荷をＡ／Ｄコンバー
ター２１でデジタル変換し、画像データとしてフレーム
メモリー２３に書き込む。このとき、スイッチ２２ａ，
２２ｂを撮影時の位置に切り換えておく。
ター２１でデジタル変換し、画像データとしてフレーム
メモリー２３に書き込む。このとき、スイッチ２２ａ，
２２ｂを撮影時の位置に切り換えておく。
【００５０】一方、偶数フィールドに蓄積された電荷の
読出し開始は、画像処理部６の同期信号４１に同期させ
て行い、同様にしてフレームメモリー２３に書き込む。
読出し開始は、画像処理部６の同期信号４１に同期させ
て行い、同様にしてフレームメモリー２３に書き込む。
【００５１】この時点で、ＣＣＤ１０は再び、画像処理
部６と同期する。
部６と同期する。
【００５２】最後に、フレームメモリー２３に格納され
た１フレームの画像データを画像処理部６に転送し、所
定の画像処理を行った後、アナログ信号に変換してモニ
ター７に表示する。
た１フレームの画像データを画像処理部６に転送し、所
定の画像処理を行った後、アナログ信号に変換してモニ
ター７に表示する。
【００５３】以上説明したように、本実施例のＸ線ＴＶ
装置は、Ｘ線曝射が開始される前にフィールドシフト禁
止信号をＣＣＵに送っておき、Ｘ線曝射時間が２分の１
だけ経過したとき、フィールドシフト信号をＣＣＵに送
るようにしたので、画像処理部と非同期な１ショット撮
影を行うことが可能となり、Ｘ線曝射時間は、奇数フィ
ールドと偶数フィールドとにほぼ均等にまたがり、ＣＣ
Ｄに照射される光量は両フィールド間でほぼ均等にな
る。
装置は、Ｘ線曝射が開始される前にフィールドシフト禁
止信号をＣＣＵに送っておき、Ｘ線曝射時間が２分の１
だけ経過したとき、フィールドシフト信号をＣＣＵに送
るようにしたので、画像処理部と非同期な１ショット撮
影を行うことが可能となり、Ｘ線曝射時間は、奇数フィ
ールドと偶数フィールドとにほぼ均等にまたがり、ＣＣ
Ｄに照射される光量は両フィールド間でほぼ均等にな
る。
【００５４】したがって、２フィールドのデータを１フ
レームデータとして飛び越し走査でモニターに表示すれ
ば、フリッカが少なくかつ高解像度の画像が得られ、Ｘ
線診断を効率よく行うことが可能となる。
レームデータとして飛び越し走査でモニターに表示すれ
ば、フリッカが少なくかつ高解像度の画像が得られ、Ｘ
線診断を効率よく行うことが可能となる。
【００５５】上述の実施例では、Ｘ線曝射時間が２分の
１だけ経過したタイミングを光電子増倍管およびフォト
タイマーで検出したが、Ｘ線パルス幅を予め定めておく
ような撮影モードであれば曝射時間自体を監視するよう
にしてもよい。
１だけ経過したタイミングを光電子増倍管およびフォト
タイマーで検出したが、Ｘ線パルス幅を予め定めておく
ような撮影モードであれば曝射時間自体を監視するよう
にしてもよい。
【００５６】また、上述の実施例では、奇数フィールド
の読出しおよびメモリーへの書込みをＸ線曝射タイミン
グに同期させて行い、引き続く偶数フィールドの読出し
およびメモリーへの書込みを画像処理部に同期させて行
うように構成したので、奇数フィールドの読出し終了か
ら偶数フィールドの読出し開始まで、Δｔ（最大16.6ｍ
ｓｅｃ程度）の空白時間が生じる。この間、ＣＣＤは電
荷蓄積状態にあり、暗電流を画像情報に加え続けてい
る。
の読出しおよびメモリーへの書込みをＸ線曝射タイミン
グに同期させて行い、引き続く偶数フィールドの読出し
およびメモリーへの書込みを画像処理部に同期させて行
うように構成したので、奇数フィールドの読出し終了か
ら偶数フィールドの読出し開始まで、Δｔ（最大16.6ｍ
ｓｅｃ程度）の空白時間が生じる。この間、ＣＣＤは電
荷蓄積状態にあり、暗電流を画像情報に加え続けてい
る。
【００５７】そのため、これが問題となる場合には、偶
数フィールドの読出し書込みを奇数フィールドの読出し
書込みに続いて連続して行うに構成してもよい。
数フィールドの読出し書込みを奇数フィールドの読出し
書込みに続いて連続して行うに構成してもよい。
【００５８】図５は、かかる変形例を示したタイムチャ
ートである。
ートである。
【００５９】同図でわかるように、本変形例では、フィ
ールドシフト禁止信号３８´を上述の実施例よりもさら
に１フィールド長く設定するとともに、偶数フィールド
の読出し書込みを行うためのフィールドシフト信号３６
´を追加発生させている。また、メモリーから画像処理
部へ転送するタイミングは、同期信号４１´にて画像処
理部６との同期をとるようにする。
ールドシフト禁止信号３８´を上述の実施例よりもさら
に１フィールド長く設定するとともに、偶数フィールド
の読出し書込みを行うためのフィールドシフト信号３６
´を追加発生させている。また、メモリーから画像処理
部へ転送するタイミングは、同期信号４１´にて画像処
理部６との同期をとるようにする。
【００６０】かかる構成により、上述の暗電流の問題を
回避することができる。
回避することができる。
【００６１】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のＸ線ＴＶ装
置は、フィールド蓄積型インターレース走査を行うＣＣ
Ｄを用いてフリッカがなくかつ解像度が高い画像をモニ
ターに表示することができる。
置は、フィールド蓄積型インターレース走査を行うＣＣ
Ｄを用いてフリッカがなくかつ解像度が高い画像をモニ
ターに表示することができる。
【図１】本実施例のＸ線ＴＶ装置のブロック図。
【図２】撮像部の詳細ブロック図。
【図３】本実施例のＸ線ＴＶ装置の作用を示すタイムチ
ャート。
ャート。
【図４】光電子像倍管の出力、フォトタイマーの波形お
よびフィールドシフトタイミングとの関係を示すグラ
フ。
よびフィールドシフトタイミングとの関係を示すグラ
フ。
【図５】変形例に係るＸ線ＴＶ装置の作用を示すタイム
チャート。
チャート。
１ Ｘ線管（Ｘ線照射手段） ２ Ｘ線制御器（Ｘ線制御手段） ４ イメージインテンシファイア（変換手段） ５ 撮像部（撮像手段） ６ 画像処理部（画像処理手段） ７ モニター（表示手段） ９ 撮影ボタン １０ ＣＣＤ １１ ＣＣＵ １２ フォトタイマー １５ 光電子像倍管 ２３ フレームメモリー ３６ フィールドシフト信号 ３７ 電荷リセット信号 ３８ フィールドシフト禁止信号
Claims (3)
- 【請求項１】 Ｘ線照射手段と、前記Ｘ線照射手段を制
御するＸ線制御手段と、前記Ｘ線照射手段から照射され
被検体を透過したＸ線を光信号に変換する変換手段と、
前記変換手段で変換された光信号を映像信号に変換する
撮像手段と、前記撮像手段で変換された映像信号を画像
処理する画像処理手段と、前記画像処理手段で処理され
た画像データを表示する表示手段とを備え、前記撮像手
段は、第１のフィールドおよび第２のフィールドを交互
に読み出すフィールド蓄積型インターレース走査を行う
ＣＣＤを内蔵したＸ線ＴＶ装置において、前記Ｘ線制御
手段は、Ｘ線曝射時間がほぼ２分の１だけ経過したと
き、フィールドシフト信号を前記撮像手段に送り、前記
撮像手段は、前記フィールドシフト信号に応答して電荷
蓄積の対象となるフィールドを第１のフィールドから第
２のフィールドにシフトさせるようになっていることを
特徴とするＸ線ＴＶ装置。 - 【請求項２】 前記撮像手段は、前記フィールドシフト
信号に応答して第１のフィールドに蓄積された電荷の読
出しを開始する一方、第２のフィールドに蓄積された電
荷の読出しを前記画像処理手段の同期信号に同期させて
開始するようになっている請求項１記載のＸ線ＴＶ装
置。 - 【請求項３】 前記撮像手段は、前記フィールドシフト
信号に応答して第１のフィールドに蓄積された電荷の読
出しを行った後、引き続いて第２のフィールドに蓄積さ
れた電荷の読出しを行い、第１および第２のフィールド
から読み出されたデータを前記画像処理手段の同期信号
に同期させて前記画像処理手段に転送するようになって
いる請求項１記載のＸ線ＴＶ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5147807A JPH0715652A (ja) | 1993-06-18 | 1993-06-18 | Ｘ線ｔｖ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5147807A JPH0715652A (ja) | 1993-06-18 | 1993-06-18 | Ｘ線ｔｖ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0715652A true JPH0715652A (ja) | 1995-01-17 |
Family
ID=15438664
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5147807A Pending JPH0715652A (ja) | 1993-06-18 | 1993-06-18 | Ｘ線ｔｖ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0715652A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH09294229A (ja) * | 1996-02-26 | 1997-11-11 | Canon Inc | 光電変換装置及び該装置の駆動方法 |
| WO2004059267A1 (ja) * | 2002-12-25 | 2004-07-15 | Japan As Represented By The President Of The University Of Tokyo | 光分配型撮像装置および撮像方法 |
| CN107147840A (zh) * | 2017-03-31 | 2017-09-08 | 上海品臻影像科技有限公司 | 一种x射线影像系统图像获取方法及装置 |
-
1993
- 1993-06-18 JP JP5147807A patent/JPH0715652A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH09294229A (ja) * | 1996-02-26 | 1997-11-11 | Canon Inc | 光電変換装置及び該装置の駆動方法 |
| WO2004059267A1 (ja) * | 2002-12-25 | 2004-07-15 | Japan As Represented By The President Of The University Of Tokyo | 光分配型撮像装置および撮像方法 |
| CN107147840A (zh) * | 2017-03-31 | 2017-09-08 | 上海品臻影像科技有限公司 | 一种x射线影像系统图像获取方法及装置 |
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