JP2000196959A - X線映像装置 - Google Patents

X線映像装置

Info

Publication number
JP2000196959A
JP2000196959A JP10373635A JP37363598A JP2000196959A JP 2000196959 A JP2000196959 A JP 2000196959A JP 10373635 A JP10373635 A JP 10373635A JP 37363598 A JP37363598 A JP 37363598A JP 2000196959 A JP2000196959 A JP 2000196959A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
ray
video signal
rays
imaging
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10373635A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuya Shimizu
達也 清水
Takeshi Shiomi
剛 塩見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP10373635A priority Critical patent/JP2000196959A/ja
Publication of JP2000196959A publication Critical patent/JP2000196959A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 被写体に対するX線被曝の問題を軽減しなが
らDSAを行う。 【解決手段】 X線管球11からパルス状にX線を発生
して被写体20に透過させ、その透過像の光学像をイメ
ージインテンシファイア13から出力させ、これを画像
モニター装置18に送って表示させてX線透視を行うと
き、その終了時に、X線制御装置19によって電極電圧
を切り換えることによってピンぼけの画像をイメージイ
ンテンシファイア13から出力させ、これをマスク像と
して画像処理装置17に取り込み、後に、造影剤を被写
体20に注入し、撮影条件によってライブ像を得ると
き、これと上記のマスク像との引き算を画像処理装置1
7において行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、X線により診断
用の画像を得るX線映像装置に関し、とくにDSA(デ
ジタル・サブトラクション・アンギオグラフィ)機能を
有するX線映像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】DSA機能を有するX線映像装置では、
被写体を透過したX線をイメージインテンシファイアに
入射してX線透過像を光学像に変換し、さらにこれをテ
レビカメラで電気的な映像信号に変換し、この映像信号
をデジタル化した後、減算処理してサブトラクション像
を得る。血管中に造影剤を注入する前の画像をマスク像
として記憶しておき、注入時の画像(ライブ像)からマ
スク像を引き算することにより、背景画像がキャンセル
され血管像のみが鮮明に現れている画像を得ることがで
きる。
【0003】このX線映像装置において、テレビカメラ
から得た映像信号を画像プロセッサで引き算処理するこ
となしにそのまま画像モニター装置に送ってX線透過像
を表示すれば、いわゆるX線透視を行うことができる。
通常、このX線透視によって観察部位の特定などを行
う。
【0004】X線透視時には、管電流の小さいX線条件
(いわゆる透視条件)でX線を発生させ、DSAを行う
場合には管電流を大きくして線量を増大させたX線条件
(いわゆる撮影条件)でX線を発生させるのが普通であ
る。透視条件で得た画像は線量が少ない状態で得たもの
で画質に劣るので、DSA時に画像プロセッサで処理す
るデータとしては撮影条件で得たものを使用するように
している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
X線映像装置でDSAを行う場合、マスク像の記憶時に
も線量の多い撮影条件で撮像を行っているので、被写体
(患者)に多くのX線被曝を与える問題がある。
【0006】この発明は、上記に鑑み、DSA時にでき
るだけ被写体(患者)のX線被曝を避けるように改善し
た、X線映像装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明によるX線映像装置においては、X線発生
手段と、被写体を透過したX線が入射させられ、X線透
過像を光学像に変換する手段と、該光学像を電気的な映
像信号に変換する撮像手段と、該映像信号をデジタル化
して画像処理を行う画像処理手段と、映像信号が入力さ
れる画像モニター手段と、上記の撮像手段への入射光量
を調整する絞り手段と、DSAにおいて、マスク像撮像
時に、X線発生手段を透視条件に設定してX線を発生
し、絞り手段を開いてマスク像の映像信号を得るようX
線発生手段および絞り手段を制御するとともに、ライブ
像撮像時にX線発生手段を撮影条件に設定してX線を発
生し、絞り手段を絞ってライブ像の映像信号を得るよう
X線発生手段および絞り手段を制御する制御手段とが備
えられることが特徴となっている。
【0008】X線映像装置を用いてDSAを行う場合、
通常、それに先立って、撮影部位の位置決めなどのため
にX線透視を必ず行う。そこで、この透視の最後の画像
データをマスク像データとして取り込むこととする。こ
の場合、透視条件では管電流が小さく線量が少ないの
で、S/N比が悪く画質的に劣るが、マスク像としての
用途には使用可能である。DSAのマスク像の撮像を透
視条件で行うため、被写体(患者)に対するX線被曝を
減少させることができる。
【0009】透視条件でDSAのマスク像を撮像する
と、そのマスク像はS/N比が悪く画質的に劣るものと
なるが、撮像手段などを操作していわゆるピンぼけの画
像が得られるようにすれば、高周波成分が少なく低周波
成分主体の画像となり、粒状性のノイズなども低減され
るので、S/N比が改善され、マスク像として適切なも
のとなる。このマスク像とライブ像との間のサブトラク
ションを行うことにより、DSA像に現われる粒状性の
ノイズを抑制し、画質を改善することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明の実施の形態に
ついて図面を参照しながら詳細に説明する。図1におい
て、X線管球11から発生したX線はコリメータ12に
よってコリメーションされ、検診台21上に載置された
被写体(患者)20に照射される。この被写体20を透
過したX線はイメージインテンシファイア13に入射
し、X線透過像が光学像に変換されて出力される。この
出力される光学像は光学系14を経るとともに、絞り
(テレビカメラのオートアイリス)15によって適正光
量にまで減光されてテレビカメラ16に導かれる。テレ
ビカメラ16から得られる映像信号は画像処理装置17
に入力され、デジタルデータに変換された後サブトラク
ション処理等を受け、さらにアナログ映像信号に変換さ
れて画像モニター装置18に送られ表示される。X線管
球11、コリメータ12およびイメージインテンシファ
イア13はX線制御装置19によってコントロールされ
る。またこのX線制御装置19は画像処理装置17と情
報のやり取りを行い、必要な情報を共有している。
【0011】X線管球11はX線制御装置19によって
制御されることにより、図2の(a)に示すようにパル
ス状にX線曝射を行っている(なお、ここでは後述のよ
うに透視時もライブ像撮影時もパルス状にX線曝射を行
っているが、いずれの場合も連続曝射でもよく、とくに
透視時には連続曝射とすることも多い)。一方、イメー
ジインテンシファイア13の電極電圧がX線制御装置1
9によって制御されて、図2の(b)に示すようにファ
ジー電圧とノーマル電圧とに切り換えられるようになっ
ている。電極にファジー電圧が加えられると、イメージ
インテンシファイア13の出力画像のピントが緩くなっ
てぼけた画像が出力されるようになり、ノーマル電圧の
ときは通常のシャープな画像が得られる。
【0012】まず、X線制御装置19の操作卓(図示し
ない)を操作してDSAのテクニックを予め選択してお
く。そして、通常の検査と同様に、操作卓を操作してX
線透視を行う。このとき、X線管球11は、管電流の少
ない透視条件で、テレビカメラ16の垂直同期信号に同
期してパルス状に駆動される。X線管球11から照射さ
れるX線の線量は少ないので、イメージインテンシファ
イア13によって変換された光学像は暗いものとなる。
そこで、X線制御装置19等のコントロールにより絞り
15を開いた状態とし、またテレビカメラ16(および
その出力系)のゲインは高ゲインにセットする。このと
きテレビカメラ16から得られる映像信号は、画像処理
装置17ではほとんど処理を受けずにそのまま画像モニ
ター装置18に送られてX線透過像が表示される。この
ようにしてX線透視を行うことにより検査部位を特定す
る。
【0013】検査部位の特定ができたとき、X線制御装
置19(の操作卓)を操作して透視スイッチをオフにす
るとともにイメージインテンシファイア13の内部電極
の電圧をジャストピントのノーマル電圧から、ピントの
ぼけた状態を作るファジー電圧へと切り換える。絞り1
5の開度やテレビカメラ16のゲインは変化させない。
この状態で得られる1フレームまたは数フレームの映像
信号を画像処理装置17に送り、デジタル化して記憶さ
せる。この記憶された画像データは以降、DSAのため
のマスク像として利用される。このマスク像の取り込み
が終了した時(図2の時点t2)、透視のためのX線曝
射が停止させられる。
【0014】つぎに、被写体20に造影剤を注入した
後、時刻t2において、X線制御装置19(の操作卓)
を操作して、撮影条件によるDSAのライブ像撮像用ス
イッチをオンにする。このときX線管球11は、管電流
の多い撮影条件で、テレビカメラ16の垂直同期信号に
同期してパルス状に駆動される。X線管球11から照射
されるX線の線量は多いので、イメージインテンシファ
イア13によって変換された光学像は明るいものとな
る。そこで、X線制御装置19等のコントロールにより
絞り15をより閉じた状態とし、またテレビカメラ16
(およびその出力系)のゲインは低ゲインにセットす
る。
【0015】こうして時刻t2からライブ像がつぎつぎ
にテレビカメラ16から出力されて画像処理装置17に
取り込まれて記録される。このライブ像は、線量の多い
X線によって得られたものであるため、S/N比の良好
な優れた画質の画像となっている。
【0016】画像処理装置17では、先に記憶していた
マスク像と、このつぎつぎに入力されるライブ像とのサ
ブトラクションを行い、そのサブトラクション後の画像
データをアナログ映像信号に変換して画像モニター装置
18に送る。そこで、画像モニター装置18により、D
SA像の表示がなされることになる。なお、ここではラ
イブ像が得られるごとにリアルタイムでDSA像の作成
・表示を行っているが、いったん記録したライブ像を後
に読み出してオフタイムでDSA像の作成・表示を行う
こともできる。
【0017】この場合、透視条件でDSAのマスク像を
撮像しているので、通常ならそのマスク像はS/N比が
悪く画質的に劣るものとなるのであるが、イメージイン
テンシファイア13の電極電圧をファジー電圧に切り換
えてピンぼけの画像を出力させるようにしているため、
高周波成分が少なく低周波成分主体の画像となって、粒
状性のノイズなども低減されており、S/N比が改善さ
れ、マスク像として適切なものとなる。このようにノイ
ズの低減されたマスク像とライブ像との間のサブトラク
ションが行われるので、DSA像としては、粒状性のノ
イズが抑制され、画質の改善されたものを得ることがで
きる。そして、透視条件でマスク像を得るため、被写体
20に与える被曝線量を軽減することができる。
【0018】なお、このようなピンぼけのマスク像を得
るには、上記のようにイメージインテンシファイア13
の電極電圧を切り換えるだけでなく、光学系14を操作
してピントのぼけた状態とした光学像をテレビカメラ1
6に導くようにすることによっても可能である。
【0019】また、DSA像としてそれほどのS/N比
が要求されないような用途においては、このようなピン
ぼけ状態のマスク像を得ること自体必ずしも必要ではな
い。このとき、通常の透視時と同様にピントの合った状
態の透視画像をマスク像として画像処理装置17に記憶
させることになる。この場合には、イメージインテンシ
ファイア13として内部電極電圧の変化によってピント
を切り換える機能を有していないものや、光学系14と
してピントを変化できるような機能を有していないもの
を使用でき、構成がより簡単になる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のX線映
像装置によれば、X線透視時にマスク像を取り込んで、
これとその後に撮影条件で得られるライブ像と引き算し
てDSA像を得るようにしているため、被写体(患者)
に対するX線被曝の問題を軽減しながらDSAを行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示すブロック図。
【図2】動作を説明するためのタイムチャート。
【符号の説明】
11 X線管球 12 コリメータ 13 イメージインテンシファイア 14 光学系 15 絞り 16 テレビカメラ 17 画像処理装置 18 画像モニター装置 19 X線制御装置 20 被写体 21 検診台
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C093 AA24 CA04 CA34 EA02 FA15 FA16 FA43 FA59 FF34 5C024 AA12 AA14 CA00 CA05 DA04 HA18 HA24 HA27 5C054 AA06 CA02 CB05 CB07 CC04 EA01 EB05 ED02 EJ05 FC01 GB01 GB12 HA12

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X線発生手段と、被写体を透過したX線
    が入射させられ、X線透過像を光学像に変換する手段
    と、該光学像を電気的な映像信号に変換する撮像手段
    と、該映像信号をデジタル化して画像処理を行う画像処
    理手段と、映像信号が入力される画像モニター手段と、
    上記の撮像手段への入射光量を調整する絞り手段と、D
    SAにおいて、マスク像撮像時に、X線発生手段を透視
    条件に設定してX線を発生し、絞り手段を開いてマスク
    像の映像信号を得るようX線発生手段および絞り手段を
    制御するとともに、ライブ像撮像時にX線発生手段を撮
    影条件に設定してX線を発生し、絞り手段を絞ってライ
    ブ像の映像信号を得るようX線発生手段および絞り手段
    を制御する制御手段とを備えることを特徴とするX線映
    像装置。
JP10373635A 1998-12-28 1998-12-28 X線映像装置 Pending JP2000196959A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10373635A JP2000196959A (ja) 1998-12-28 1998-12-28 X線映像装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10373635A JP2000196959A (ja) 1998-12-28 1998-12-28 X線映像装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000196959A true JP2000196959A (ja) 2000-07-14

Family

ID=18502503

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10373635A Pending JP2000196959A (ja) 1998-12-28 1998-12-28 X線映像装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000196959A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100441145C (zh) * 2002-04-03 2008-12-10 株式会社东芝 减影血管造影术用的x-射线成象设备
JP2011155997A (ja) * 2010-01-29 2011-08-18 Shimadzu Corp X線撮影方法およびx線撮影装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100441145C (zh) * 2002-04-03 2008-12-10 株式会社东芝 减影血管造影术用的x-射线成象设备
JP2011155997A (ja) * 2010-01-29 2011-08-18 Shimadzu Corp X線撮影方法およびx線撮影装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3172180B2 (ja) X線透視法におけるダイナミックパルス制御
JPS6116371A (ja) デジタルフルオログラフイ装置
JPS5940834A (ja) パルスx線診断装置
JP3410778B2 (ja) リカーシブフィルタ、x線診断装置
JP2003230555A (ja) X線透視撮影診断装置
JP2000196959A (ja) X線映像装置
JPH0654257A (ja) ディジタル・サブトラクション・アンジアグラフィ装置
JP2005198975A (ja) X線診断装置及びその方法
JP2570081B2 (ja) X線撮像装置
JP2005245761A (ja) X線診断装置
JPH11299766A (ja) X線診断装置
JP2000354593A (ja) X線テレビジョン装置
JPH05207997A (ja) X線透視撮影装置
EP0102592B1 (en) X-ray image producing system
JPH04279153A (ja) X線条件の自動制御機構
JPH06189947A (ja) X線tv装置
JPH09220217A (ja) X線診断装置
JPH1147122A (ja) X線画像診断装置
JP2005027913A (ja) X線撮像装置
JPH03277348A (ja) X線透視撮影装置
JP3465612B2 (ja) X線映像装置
JPH10179561A (ja) X線透視撮影装置
JP3162446B2 (ja) X線tv装置
JPH08191829A (ja) X線診断装置
JPH0838465A (ja) X線診断装置