JP2002237996A - 医療用x線透視撮影装置 - Google Patents

医療用x線透視撮影装置

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JP2002237996A
JP2002237996A JP2001035224A JP2001035224A JP2002237996A JP 2002237996 A JP2002237996 A JP 2002237996A JP 2001035224 A JP2001035224 A JP 2001035224A JP 2001035224 A JP2001035224 A JP 2001035224A JP 2002237996 A JP2002237996 A JP 2002237996A
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JP
Japan
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image
fluoroscopic
blood vessel
ray
vascular
Prior art date
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Application number
JP2001035224A
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English (en)
Inventor
Kazuji Imamura
和司 今村
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Hitachi Healthcare Manufacturing Ltd
Original Assignee
Hitachi Medical Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 血管造影撮影においてカテーテルの視認性を
低下させることなく血管分岐点を容易に確認できる医療
用X線透視撮影装置を提供する。 【解決手段】 透視像にマスク血管像を重ね合わせるロ
ードマップ処理を行うX線透視撮影装置であって、任意
の時間間隔で透視像にマスク血管像を重ね合わせる演算
制御手段(乗算器9)を設ける。通常の透視像をベース
に、間欠的にマスク血管像が重ね合わされて表示される
ので、カテーテル操作のための見易い透視像と、マスク
血管像の重ね合わせによる血管の分枝点の確認性を両立
させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、血管造影撮影など
に好適な医療用X線透視撮影装置に関し、特に、血管造
影撮影におけるカテーテルの視認性を低下させることな
く血管分岐点を容易に確認できる医療用X線透視撮影装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】血管造影撮影では、カテーテルを血管内
に挿入し造影剤を患者の血管内に注入する。複雑に分岐
した血管内にカテーテルを送り込むためには、血管の分
枝点を正確に把握してカテーテルを操作する必要があ
る。このとき、少量の造影剤を注入し(以下これをフラ
ッシュという)、一瞬造影される血管像(以下フラッシ
ュ像という)を目安に血管の分枝点を見極めカテーテル
を送り込む技術がある。さらに画像処理装置によりこの
フラッシュ像を記憶し、以後の透視像に重ね合わせて表
示するロードマップ像を使用することで、カテーテル操
作が一層容易となる。
【0003】一般的な透視像ではX線吸収の大きな部分
を黒、小さな部分を白として表示する。従って、透視画
像上ではカテーテルが黒く表示されるので、造影剤をフ
ラッシュした時の画像を記憶して透視像と重ね合わせる
ロードマップ像では、フラッシュ時の血管像を白く表示
し、その中を黒いカテーテルが進むように表示するのが
一般的である。
【0004】実際の処理としては、まずフラッシュ直前
または造影剤流出後の透視像(これをマッピングライブ
像という)を収集しておき、この画像からフラッシュ像
を減算すると、骨などの陰影のないフラッシュした造影
剤だけの画像(これをマスク血管像という)が得られ
る。このマスク血管像を透視像と加算すると、透視像上
にマスク血管像が重ね合って表示される。
【0005】これをまとめると、次のようになる。 マスク血管像=マッピングライブ像−フラッシュ像 ロードマップ像=透視像+マスク血管像=透視像+マッ
ピングライブ像−フラッシュ像 あるいは、マッピングライブ像を用いずに下記のように
してもよい。 ロードマップ像=透視像×2−フラッシュ像
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のロード
マップ処理を行った場合、3枚の画像を加減算すること
により処理結果であるロードマップ像上のX線のカンタ
ムノイズが増大し、全体に見にくい画像となり、カテー
テルの視認性が低下するという不具合があった。
【0007】また、白く描出された血管像と透視像を重
ね合わせるため、血管像と重なった部分のカテーテルが
白っぽく描出され、これもカテーテルの視認性を低下さ
せているという不具合があった。従って、本発明の目的
は、カテーテルの視認性を低下させることなく血管分岐
点を容易に確認できる医療用X線透視撮影装置を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、透視像とマス
ク血管像とを常に重ね合わせるのではなく、透視像を表
示しながら間欠的にマスク血管像を重ね合わせることで
上記の目的を達成する。
【0009】すなわち、本発明による医療用X線透視撮
影装置は、X線を発生するためのX線発生手段と、被検
体を透過したX線を映像信号に変換する撮像手段と、こ
の映像信号を記憶するための記憶手段と、現在の映像信
号と記憶した映像信号とを加減算することのできる演算
手段と、演算結果として得られる映像信号を画像として
表示する表示手段とを備える医療用X線透視撮影装置に
おいて、演算手段に入力される2つの映像信号の加算割
合を任意の時間間隔で可変できる演算制御手段を備える
ことを特徴とする。
【0010】ここで、撮像手段では、血管造影撮影の段
階に応じて、透視像、マッピングライブ像、フラッシュ
像を撮像する。記憶手段には、マッピングライブ像やマ
スク血管像の映像信号を記憶する。演算手段では、マッ
ピングライブ像とフラッシュ像の減算や透視像とマスク
血管像の加算を行う。
【0011】ロードマップに要求される血管分枝点の確
認のためには血管像が常に表示されている必要はなく、
適当な時間間隔で血管分枝点が確認できればカテーテル
操作を行う術者にとっては十分である。従って、通常は
透視像を表示し、カテーテルの先端の視認性が十分確保
できる画像の表示を行う。また、適当な時間間隔で透視
像にマスク血管像を重ね合わせたロードマップ像を間欠
的に表示することにより、血管分枝点の確認性を両立す
ることができる。
【0012】透視像とロードマップ像との切り替えは、
単に演算手段に入力される透視像とマスク血管像の映像
信号の加算を適当な時間間隔でするかしないかで実現で
きるが、マスク血管像の映像信号に所定の係数を乗算す
ることでも実現できる。所定の係数を乗算する場合、こ
の係数は連続的または多段階的に変化することが好まし
い。これは、いきなり透視像とマスク血管像を重ねあわ
せた場合、目にうるさく感じるため、マスク血管像をフ
ェードイン/フェードアウトすることで見易さの改善を
図るためである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1は本発明によるX線透視撮影装置の画像処理
系を主に示した機能ブロック図である。
【0014】図1において、X線発生手段は、X線高電
圧装置1とX線管装置2とを備える。図示しない回路から
の信号によりX線高電圧装置1はX線管装置2に高電圧を
印加し、X線を発生させる。このX線は被検体3を通過
し、イメージインテシファイア4(以下I.I.という)に
より光学像になる。この光学像をX線TVカメラ5によ
り映像信号に変換する。I.I.4とX線TVカメラ5が撮像
手段に相当する。映像信号はA/D変換器6でデジタル
データに変換される。演算器7(演算手段)は、A/D
変換器6からのデジタルデータと乗算器9(演算制御手
段)からのデジタルデータとをCPU回路12の指示に従
い加算・減算する。フレームメモリ8(記憶手段)は、
演算器7の演算結果を記憶するためのメモリである。乗
算器9は、フレームメモリ8に記憶された画像にCPU回
路12から指示された値を乗じ演算器7に出力する。D/
A変換器10は、デジタルデータを再び映像信号に変換す
る。この映像信号をTVモニタ11(表示手段)に表示す
る。
【0015】通常の透視を行う場合は、A/D変換器6
で得られたデジタルデータは、演算器7では何も演算せ
ずにそのままD/A変換器10に送られ、TVモニタ11に
表示される。
【0016】ロードマップ処理を行う場合には、図2に
示すように、まず、フラッシュを行う前の透視像をマッ
ピングライブ像としてフレームメモリ8に記憶する(ス
テップ21)。
【0017】次に、造影剤をフラッシュし、その時の映
像をフラッシュ像としてA/D変換器6から出力する
(ステップ22)。そして、フレームメモリ8より読み出
したマッピングライブ像からフラッシュ像を演算器7で
減算することによりマスク血管像を作成し、フレームメ
モリ8に記憶する(ステップ23)。このとき乗算器9では
マッピングライブ像をそのまま演算器7に出力する。
【0018】ロードマップ処理を行うとき、CPU回路
12は乗算器9に対し、フレームメモリ8から読み出したマ
スク血管像のデータに所定の係数を乗算するように指令
する(ステップ24)。そして、演算器7ではA/D変換
器6からの透視像と係数を乗算後のマスク血管像とを加
算し、透視像に血管像を重ね合わせる(ステップ25)。
【0019】ここでは乗算の係数を図3に示すように所
定間隔で0と1とに変化させる。すると係数が0の期間は
演算器7に入力されるマスク血管像のデータも0となるた
め、A/D変換器6からの透視像がそのまま出力され
る。従って、カテーテル先端の視認性に優れた透視像を
見ながら作業を行うことができる。
【0020】一方、係数が1の期間は、マスク血管像が
そのまま演算器7に入力されるため、透視像とマスク血
管像が重ね合わされて表示される。従って、血管分枝点
の確認を容易に行うことができる。
【0021】図3では、係数が0である期間と1である期
間をいきなり切換えるのではなく、係数を連続的に変化
させるようにしている。これは、いきなり画像を重ねあ
わせた場合、目にうるさく感じるため、マスク血管像を
フェードイン/フェードアウトすることで見易さの改善
を図ったものである。係数の変化は、連続的とする代わ
りに多段階的に行っても良い。
【0022】さらに、図示しない操作器により図3の係
数変化曲線を調整できるようにすれば、カテーテル操作
者の好みに合わせた表示が行える。例えば、係数1の時
間間隔、係数0の時間間隔、連続的に係数を0から1に変
化させる場合の変化割合または多段階的に係数を0から1
に変化させる場合の段階数などを変更できるように構成
しておき、これらを操作者の好みに応じて選択すること
で、操作者に最適な視認性を実現することができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明X線透視撮
影装置によれば、通常は透視像を表示し、間欠的にマス
ク血管像を重ね合わせることで透視像の見易さを損なう
ことなく、血管分枝点の確認を容易に行うことができ
る。
【0024】また、マスク血管像を重ね合わせる際の係
数を連続的または多段階的に変化させることで、透視像
とロードマップ像との切替時における目のなじみやすさ
を改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の画像処理系を主に示した機能ブロ
ック図である。
【図2】本発明装置の画像処理手順を示すフローチャー
トである。
【図3】ロードマップ時に透視像とマスク血管像とを重
ね合わせる割合を示すグラフである。
【符号の説明】
1 X線高電圧装置 2 X線管装置 3 被検体 4 イメージインテンシファイヤ 5 X線TVカメラ 6 A/D変換器 7 演算器 8 フレームメモリ 9 乗算器 10 D/A変換器 11 モニタ 12 CPU回路 21〜25 ステップ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X線を発生するためのX線発生手段と、 被検体を透過したX線を映像信号に変換する撮像手段
    と、 この映像信号を記憶するための記憶手段と、 現在の映像信号と記憶した映像信号とを加減算すること
    のできる演算手段と、 演算結果として得られる映像信号を画像として表示する
    表示手段とを備える医療用X線透視撮影装置において、 演算手段に入力される2つの映像信号の加算割合を任意
    の時間間隔で可変できる演算制御手段を備えることを特
    徴とする医療用X線透視撮影装置。
JP2001035224A 2001-02-13 2001-02-13 医療用x線透視撮影装置 Pending JP2002237996A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009045284A (ja) * 2007-08-21 2009-03-05 Toshiba Corp X線診断システム
US7822241B2 (en) 2003-08-21 2010-10-26 Koninklijke Philips Electronics N.V. Device and method for combining two images
CN103565455A (zh) * 2012-07-24 2014-02-12 株式会社东芝 医用图像处理装置、医用图像诊断装置以及医用图像处理方法
JP2015211914A (ja) * 2010-08-17 2015-11-26 株式会社東芝 医用画像診断装置
JP7509030B2 (ja) 2020-12-23 2024-07-02 株式会社島津製作所 X線撮影装置、および、画像処理方法

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