JP2010194046A - X線診断装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】カテーテル手技における手技効率の向上を可能とするX線診断装置の提供。
【解決手段】記憶部48は、被検体の血管領域に関する3次元血管画像のデータと、3次元血管画像上における注目領域の位置情報とを記憶する。観察画像発生部28は、3次元血管画像に基づいて所定の観察角度に関する観察画像のデータを発生する。ロードマップ画像発生部32は、発生された観察画像上における注目領域の表示態様と注目領域以外の非表示領域の表示態様とが異なるロードマップ画像のデータを観察画像のデータから発生する。撮影機構10は、所定の観察角度に略一致する撮影角度に関する被検体のライブ画像のデータを発生するためにCアーム15を制御する。表示部46は、ライブ画像とロードマップ画像とを合成表示する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、カテーテル術を支援するためのX線診断装置に関する。
X線造影検査やX線血管内治療において医師等は、X線透視下で、カテーテルやガイドワイヤを目的部位まで進める。透視画像は、造影剤等で強調しない限り、血管が描出されない。そこで、過去に造影剤を流して撮影された画像(血管画像)とライブ画像とを重ね合わせて表示するロードマップ機能がある。ロードマップは、血管走行を把握できるという長所を有する。しかし、寝台が移動された場合や、ライブ画像の観察方向を変更するためにアームを回転する場合、血管画像を発生しなおさなければならない。頻繁な血管画像の発生しなおしは、検査・治療時間の増加や使用する造影剤の増加を惹起する。その結果、患者の負担は増加してしまう。
近年、3次元の血管情報を利用した3次元ロードマップ機能が開発されている(例えば、特願2008―179337号)。3次元ロードマップ機能を利用すれば、寝台が移動されたり、ライブ画像の観察角度が変更されたりした場合でも、3次元の血管情報を移動、回転することにより、ライブ画像とロードマップとの位置ずれを補正することができる。そのため、上記の問題点は解決される。
動静脈奇形(AVM:arteriovenous malformation)は、ナイダス(塊、nidus)とそれに対する大量の流入血管と流出血管とから構成される。これらの中で目標の流入血管にガイドワイヤやカテーテルを挿入したいが、大量の流入血管と流出血管との中から目標の血管を探すのは、非常に難しい。目標までのルートのみを表示すると、目的の血管は分かりやすい。しかし、間違った血管に入ったことを認識するのが困難となる上、血管を突いて出血させてしまった場合でも認識し難い。そのため、カテーテル手技における手技効率が非常に悪い。
本発明の目的は、カテーテル手技における手技効率の向上を実現するX線診断装置を提供することにある。
本発明のある局面に係るX線診断装置は、被検体の血管領域に関する3次元血管画像のデータと前記3次元血管画像上における注目領域の位置情報とを記憶する記憶部と、前記3次元血管画像に基づいて所定の観察角度に関する観察画像のデータを発生する観察画像発生部と、前記発生された観察画像上における前記注目領域の表示態様と前記注目領域以外の領域の表示態様とが異なるロードマップ画像のデータを前記観察画像のデータから発生するロードマップ画像発生部と、前記所定の観察角度に略一致する撮影角度に関する前記被検体のX線画像のデータを発生するためにアーム機構部を制御する撮影部と、前記X線画像と前記ロードマップ画像とを合成表示する表示部と、を具備する。
本発明によれば、カテーテル手技における手技効率の向上を実現するX線診断装置を提供することが可能となる。
本発明の実施形態に係わるX線診断装置のブロック図。 図1の撮影機構の斜視図。 図1の制御部の制御により行なわれる、ロードマップ画像と観察画像との合成表示処理の流れを示す図。 図3のステップS11における合成表示の一例を示す図。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態に係わるX線診断装置を説明する。
図1は、本実施形態に係るX線診断装置1のブロック図である。図1に示すようにX線診断装置1は、撮影機構10と画像処理装置20とを有する。図2は、撮影機構10の斜視図である。図2に示すように、撮影機構10は、X線管11とX線検出器13とを搭載するCアーム15を有する。X線管11は、高電圧発生装置(図示せず)から高電圧が印加されることによりX線を発生する。X線検出器13は、X線管11から発生され被検体を透過するX線を検出する。X線検出器13は、マトリクス状に配置された複数の半導体検出素子を有するフラットパネルディテクタ(FPD)で構成される。なおFPDに代えて、X線検出器13は、イメージインテンシファイアとTVカメラとの組み合わせから構成されてもよい。
Cアーム15は、被検体に対する撮影角度を自由に変更できるように、XYZ直交3軸各々に関して矢印A,B,Cに回転可能に支持部17によって支持される。典型的には、撮影角度は、XYZ直交3軸に対する撮影軸の交差角として定義される。撮影軸は、X線管11のX線焦点からX線検出器13の検出面中心を通る直線として定義される。典型的には、Z軸は、被検体の体軸に略一致するものとして定義される。そして、Z軸に対して撮影軸に一致するY軸とX軸とは、アイソセンタ(撮影不動点)で交差する。Cアーム15には、駆動部19が接続される。駆動部19は、制御部52からの制御信号に応じた駆動信号をCアーム15に供給し、Cアーム15を駆動信号に応じた撮影角度に移動する。換言すれば、駆動部19は、所定の撮影角度に関するX線画像のデータを発生するようにCアーム15を移動制御する。
画像処理装置20は、A/D変換部22、インタフェース部24、抽出部26、観察画像発生部28、領域同定部30、ロードマップ画像発生部32、位置ずれ量計算部34、画像合成部36、フィルタリング部38、アフィン変換部40、LUT部42、D/A変換部44、表示部46、記憶部48、入力部50、及び制御部52を有する。
A/D変換部22は、X線検出器13に接続されている。A/D変換部22は、X線検出器13から出力される画像信号をデジタル化し、X線画像のデータを発生する。なお、実時間で発生されるX線画像は、ライブ画像と呼ばれている。ライブ画像のデータは、記憶部48に記憶される。
インタフェース部24は、LAN(local area network)等のネットワークに接続される。ネットワークには他のX線診断装置100やX線コンピュータ断層撮影装置200、磁気共鳴イメージング装置300、画像サーバ400が接続されている。インタフェース部24は、X線診断装置100やX線コンピュータ断層撮影装置200、磁気共鳴イメージング装置300、画像サーバ400から3次元血管画像のデータをロードする。3次元血管画像は、造影された血管領域が含まれる3次元血管画像である。3次元血管画像のデータは、ボリュームデータとして扱う。なお、ネットワークに接続されるモダリティは、上記のみに限定されない。例えば、ネットワークにSPECT(single photon emission computed tomography)やPET(positron emission tomography)等の核医学診断装置が接続されていてもよい。インタフェース部24は、ネットワークに接続されたこれら装置100.200、300、400とデータ通信する。ロードされた3次元血管画像のデータは、記憶部48に記憶される。
3次元血管画像には様々な種類がある。例えば、X線診断装置により発生され、造影剤により血管が強調された3次元DA(デジタルアンギオ)画像である。他の3次元画像は、抽出された血管領域に関する3次元DSA(デジタルサブトラクションアンギオ)画像等がある。さらに他の3次元血管画像としては、CTA(CTアンギオ)画像やMRA(MRアンギオ)画像がある。
抽出部26は、3次元DA画像や、CTA画像、MRA画像から血管領域を抽出する。血管領域を抽出することにより血管領域のみを含む3次元血管画像のデータが発生される。抽出方法としては、例えば、閾値処理による方法、始点を指定してリージョングローイングする方法等がある。抽出処理の履歴(同じ抽出処理が再現するための情報)は、記憶部48に記憶される。また、抽出部26は、位置ずれ量の計算のために、解剖学的な不動点、例えば骨領域を抽出する。
観察画像発生部28は、3次元血管画像のデータを3次元画像処理し、合成するマーカが描出されたX線画像の撮影角度に略一致する観察角度に関する2次元の観察画像のデータを発生する。発生された観察画像には、血管領域が描出されている。また、観察画像発生部28は、任意の観察角度に関する観察画像のデータを発生することも可能である。発生された観察画像のデータは、記憶部48に記憶される。
領域同定部30は、観察画像上に入力部50を介して指定された関心領域(ROI:region of interest)に対応する3次元画像上でのROIを同定する。3次元画像上でのROIの位置情報は、記憶部48に記憶される。
位置ずれ量計算部34は、撮影機構10により所定の撮影角度で収集されたライブ画像と、この撮影角度に略一致する観察角度で3次元画像処理されたことにより発生された観察画像との解剖学的な位置ずれ量を計算する。具体的には、位置ずれ量計算部34は、抽出部により3次元血管画像から抽出された骨領域とライブ画像上の骨領域との位置ずれ量を計算する。計算された位置ずれ量は、ライブ画像と3次元血管画像から発生された観察画像との位置ずれ量に利用される。
画像合成部36は、計算された位置ずれ量に従ってライブ画像とロードマップ画像との解剖学的な位置が一致するように、ライブ画像とロードマップ画像と位置整合して合成する。
フィルタリング部38は、ライブ画像や観察画像等に高周波強調フィルタリングを行なう。アフィン変換部40は、ライブ画像や観察画像を画像拡大や移動するためにアフィン変換を行なう。LUT(ルック・アップ・テーブル)部42は、ライブ画像や観察画像に階調変換を行なう。
D/A変換部44は、表示部46に接続されている。D/A変換部44は、種々の画像のデータをアナログ化して、表示部46を駆動させるために画像信号を得る。表示部46は、D/A変換部44から出力される画像信号が表す画像を表示デバイスに表示する。表示デバイスとしては、例えばCRTディスプレイや、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、プラズマディスプレイ等の表示デバイスが適宜利用可能である。
記憶部48は、3次元血管画像、観察画像、及びライブ画像のデータを記憶する。また、記憶部48は、3次元ロードマップ情報として、血管抽出処理の履歴に関する情報、及び3次元血管画像内での注目領域の位置情報を記憶する。
入力部50は、キーボードやマウス等の既知の入力デバイスを有する。入力部は、ユーザからの種々の指示を入力する。具体的には、入力部は、注目領域を観察画像上で指定したりする。
制御部52は、X線画像の撮影(透視)のようなX線診断装置1が一般的に備える各種の動作を実現するように各部を制御する。また、制御部52は、本実施形態に特有な、ロードマップ画像と観察画像との合成表示処理を制御する。
次に、制御部52の制御のもとに行われるロードマップ画像と観察画像との合成表示処理の処理手順を、動静脈奇形の治療に関するカテーテル術の状況のもとで説明する。図2は、合成表示処理の流れを示す図である。
なお、動静脈奇形とは、動脈と静脈とが毛細血管を介さずに直接吻口されたものをいう。吻合部は、複雑に絡み合っている異常な血管の集団である。この吻合部は、ナイダスと呼ばれている。すなわち、動静脈奇形は、ナイダスとそれに対する大量の流入血管及び流出血管とから構成されている。動静脈奇形の治療は、例えば、塞栓術により行なわれる。塞栓術においてユーザ(医師や技師)は、ライブ画像を観察しながらナイダスの直前までカテーテルを導き、ナイダスに塞栓物質を注入する。これにより、ナイダスへの血流が遮断される。
(ステップS1) まず、ライブ画像収集前において、ユーザにより3次元ロードマップボタンが押されると、制御部52は、ライブ画像に重ね合わせる画像を選択するための画面を表示部46に表示する。選択画面が表示部に表示されるとユーザは、入力部50を介して選択画面上で、重ね合わせる3次元血管画像を選択する。3次元血管画像は、動静脈奇形を発症している被検体に関するものであるとする。3次元血管画像は、3次元DSA画像、3次元DA画像、CTA画像、MRA画像等がある。選択された3次元血管画像は、記憶部48から読み出される。読み出された3次元血管画像のデータは、抽出部26に送信される。
(ステップS2) 抽出部26に送信された3次元血管画像には、抽出部26により閾値処理やリージョングローイング処理等の既存の抽出処理がなされる。この抽出処理により3次元血管画像から血管領域が抽出される。これにより血管領域のみを含む3次元血管画像のデータが発生される。発生された血管領域のみを含む3次元血管画像のデータは、観察画像発生部28に送信される。なお、ステップS1において3次元血管画像として3次元DSA画像が選択された場合、ステップS2は不要である。すなわち。ステップS1において読み出された3次元DSA画像(3次元血管画像)のデータは、抽出部26ではなく、観察画像発生部28に送信される。
(ステップS3) 観察画像発生部28に送信された3次元血管画像には、観察画像発生部28により3次元画像処理がなされる。3次元画像処理としては、最大値投影処理、最小値投影処理、平均値投影処理等の画素値投影処理だけでなく、MPR処理やボリュームレンダリング処理、サーフェスレンダリング処理等が採用される。この3次元画像処理により所定の観察角度に関する2次元の観察画像のデータが発生される。所定の観察角度とは、注目領域を同定するのに適切な観察角度である。発生された観察画像のデータは、制御部52によりD/A変換部44に送信される。観察画像には、造影剤により強調された血管領域が含まれている。この血管領域には、ナイダスに関するナイダス領域と、ナイダスに接続する流入血管に関する流入血管領域と、流出血管に関する流出血管領域とが含まれる。
(ステップS4) D/A変換部44に送信された観察画像のデータは、D/A変換部44によりデジタル化され、表示部46により表示される。観察画像の表示中において制御部52は、3次元血管画像上の注目領域の位置を同定するために、ユーザにより入力部50を介して注目点が指定されることを待機している。例えば、観察画像に描出されている血管領域上の始点と終点とが、マウス等により指定される。始点と終点とは、例えば、カテーテルやガイドワイヤを注入しようとしている血管領域上の両端点に指定される。指定された始点と終点との位置情報は、制御部52により領域同定部30に送信される。
(ステップS5) 領域同定部30に送信された始点と終点との位置情報は、領域同定部30による注目領域の同定処理に用いられる。同定処理は、具体的には、以下のように行なわれる。まず、領域同定部30は、観察画像の表示面上の始点を通る、3次元画像処理における投影軌跡(レイ)を算出する。算出される投影軌跡は、表示されている(注目領域の指定が行なわれた)観察画像に対して行なわれた3次元画像処理における投影軌跡である。次に、領域同定部30は、3次元血管画像において、算出した投影軌跡を通り、血管領域が有するボクセル値以上のボクセル値を有するボクセルを特定する。特定されたボクセルは、始点に対応する。終点に対しても同様の処理を行い、領域同定部30は、終点に対応するボクセルを特定する。始点に対応するボクセルと終点に対応ボクセルとが特定されると領域同定部30は、始点に対応するボクセルから終点に対応するボクセルまで血管領域をトラッキングする。トラッキングにより始点から終点までの血管領域、すなわち注目領域が決定される。
(ステップS6) 入力部50等に設けられたセーブボタンがユーザにより押されることを契機として、同定された注目領域に関する位置情報は、記憶部48に3次元ロードマップ情報として記憶される。3次元ロードマップ情報は、観察画像に由来する3次元血管画像のデータや、血管抽出処理の履歴に関する情報、3次元血管画像内での注目領域の位置情報を含む。3次元ロードマップ情報は、一意に特定可能な識別番号と関連付けて記憶される。
なお、セーブ完了後、次に3次元ロードマップ表示を実施しない場合、入力部50に設けられた3次元ロードマップOFFボタンがユーザにより押されることを契機として、制御部52は、一旦表示処理を中断してもよい。
(ステップS7) 3次元ロードマップ情報の記憶が完了すると、制御部52は、ユーザにより入力部50を介してライブ画像の収集開始指示がなされることを待機している。
(ステップS8) ライブ画像の収集開始指示がなされると制御部52は、撮影機構10を制御してライブ画像のデータを収集する。ライブ画像の収集は、カテーテル術(塞栓術)中に行なわれる。そのため、ライブ画像には、カテーテルやガイドワイヤが描出されている。収集されたライブ画像のデータは、記憶部48に記憶される。また、収集されたライブ画像のデータは、制御部52によりロードマップ画像発生部32に送信される。
ライブ画像の収集が始まり、3次元ロードマップが必要になった時、ユーザは、入力部50に設けられた、又は、画面上に表示された3次元ロードマップボタンを押す。制御部52は、3次元ロードマップボタンが押されたことを契機として、3次元ロードマップ情報を選択するための選択画面を表示部46に表示する。ユーザは、入力部50を介して選択画面上で3次元ロードマップ情報を選択する。選択された3次元ロードマップ情報は、記憶部48から読み出され、制御部52により抽出部26に送信される。抽出部26は、送信された3次元ロードマップ情報の抽出処理の履歴情報に基づいて、3次元血管画像に含まれる血管領域以外の領域のボクセル値をゼロ値に置き換える。この処理により、血管領域のみが含まれる3次元血管画像のデータが再び発生される。発生された3次元血管画像のデータと3次元ロードマップ情報とは、制御部52によりロードマップ画像発生部32に送信される。
(ステップS9) ロードマップ画像発生部32に送信された観察画像と3次元ロードマップ情報とは、ロードマップ画像発生部32によるロードマップ画像発生処理に用いられる。ロードマップ画像発生部32は、3次元ロードマップ情報のうちの注目領域の位置情報に基づいて、観察画像上の注目領域の位置と注目領域以外の非注目領域とを特定する。そしてロードマップ画像発生部32は、特定された注目領域と非注目領域とで異なる画像処理を施し、注目領域の表示態様と非注目領域の表示態様とが異なる観察画像、すなわちロードマップ画像のデータを発生する。発生されるロードマップ画像の観察角度は、ライブ画像収集中におけるCアーム15の撮影角度に略一致している。発生されたロードマップ画像のデータは、制御部52により画像合成部36に送信される。
表示態様とは、透明度や色、輝度のことである。表示態様の一例としては、例えば、注目領域の透明度は、非注目領域の透明度に比して高く設定される。また、注目領域の色は、目立つ色、例えば赤に設定され、非注目領域の色は、目立たない色、例えば青に設定されてもよい。注目領域と非注目領域とを同じ色に設定した場合、注目領域の輝度は、非注目領域の輝度に比して高く設定される。
また、注目領域の境界の表示態様と非注目領域の境界の表示態様とを異ならせてもよい。具体的には、注目領域の境界の透明度や色、輝度と非注目領域の透明度や色、輝度とが異なるように設定される。また、注目領域の境界を実線に設定し、非注目領域の境界を点線や破線に設定してもよい。
(ステップS10) 画像合成部36に送信されたロードマップ画像とライブ画像とは、解剖学的な位置が略一致するように、予め位置ずれ量計算部34により算出された位置ずれ量に従って位置整合して合成される。これにより合成画像のデータが発生される。合成画像は、D/A変換部44によりデジタル化され、表示部46に表示される。
図4は、ロードマップ画像とライブ画像との合成表示の一例を示す図である。図4に示すように、合成画像60は、ロードマップ画像に由来する血管領域とライブ画像に由来するガイドワイヤ領域62(カテーテル領域を含んでいてもよい)とを含む。血管領域は、注目領域64と非注目領域66とを含んでいる。注目領域64は、全血管領域のうちの注目血管領域67とナイダス領域68とに設定されている。この注目領域64の境界は、実線で表示されている。一方、非注目領域66の境界は、点線で表示されている。このように、注目領域64と非注目領域66とが異なる表示態様で表示されることにより、ユーザは、カテーテルが目的の血管に入ったのか、それとも別の血管に入ってしまったのかを容易に判断できる。
ライブ画像収集中、Cアーム15の撮影角度が変更される場合がある。このように撮影角度が変更された場合、変更後の撮影角度に略一致するロードマップ画像のデータが発生され、ロードマップ画像とライブ画像とが表示部46に合成表示される。このようにCアーム15の撮影角度が変更された場合にも、変更後の撮影角度に応じたロードマップ画像とライブ画像とを合成表示することができる。
かくして本実施形態によれば、カテーテル手技における手技効率の向上を可能とするX線診断装置1を提供することが可能となる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
以上本発明によれば、カテーテル手技における手技効率の向上を可能とするX線診断装置の提供を実現することができる。
1…X線診断装置、10…撮影機構、11…X線管、13…X線検出器、15…Cアーム、17…支持部、19…駆動部、20…画像処理装置、22…A/D変換部、24…インタフェース部、26…抽出部、28…観察画像発生部、30…領域同定部、32…ロードマップ画像発生部、34…位置ずれ量計算部、36…画像合成部、38…フィルタリング部、40…アフィン変換部、42…LUT部、44…D/A変換部、46…表示部、48…記憶部、50…入力部、52…制御部

Claims (5)

  1. 被検体の血管領域に関する3次元血管画像のデータと前記3次元血管画像上における注目領域の位置情報とを記憶する記憶部と、
    前記3次元血管画像に基づいて所定の観察角度に関する観察画像のデータを発生する観察画像発生部と、
    前記発生された観察画像上における前記注目領域の表示態様と前記注目領域以外の領域の表示態様とが異なるロードマップ画像のデータを前記観察画像のデータから発生するロードマップ画像発生部と、
    前記所定の観察角度に略一致する撮影角度に関する前記被検体のX線画像のデータを発生するためにアーム機構部を制御する撮影部と、
    前記X線画像と前記ロードマップ画像とを合成表示する表示部と、
    を具備するX線診断装置。
  2. 前記3次元血管画像上における前記注目領域をユーザからの指示に従って同定する同定部をさらに備える、請求項1記載のX線診断装置。
  3. 前記ロードマップ画像は、前記注目領域と前記注目領域以外の領域との表示色、透過度、及び輝度の少なくとも1つが異なる、請求項1記載のX線診断装置。
  4. 前記ロードマップ画像は、前記注目領域の境界と前記注目領域以外の領域の境界との表示態様が異なる、請求項1記載のX線診断装置。
  5. 前記X線画像と前記ロードマップ画像との位置ずれ量を計算する計算部をさらに備え、
    前記表示部は、前記計算された位置ずれ量に従って位置整合された前記X線画像と前記ロードマップ画像とを合成表示する、請求項1記載のX線診断装置。
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